JPH0661056U - 筒体状養豚用給餌器 - Google Patents

筒体状養豚用給餌器

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JPH0661056U
JPH0661056U JP894593U JP894593U JPH0661056U JP H0661056 U JPH0661056 U JP H0661056U JP 894593 U JP894593 U JP 894593U JP 894593 U JP894593 U JP 894593U JP H0661056 U JPH0661056 U JP H0661056U
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武行 関口
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株式会社セキネ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯槽を筒体にして設置面積を小さく且つ構造
を簡単にして安価に製作すると共に、飼料受板面及び貯
筒下端への飼料のこびりつきを防止する。 【構成】 筒体状の貯筒1の中間部に凹段部5を形成
し、該凹段部に懸垂棒10を上下調節可能且つ揺動可能
に懸垂し、飼料流出口3から突出する部分に回動自在に
飼料受板5を支持させる。飼料受板5は、豚が作動する
ことによって上面が貯筒下端と擦れ合い、懸垂棒10は
貯筒下端内周縁部を擦るので、これらの個所への飼料の
こびり付きを防止する。上方の飼料は傾斜面7で支えら
れ、貯筒下部の飼料にかかる圧力を緩和する。懸垂棒を
給水器の配管と兼用することもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、養豚用の給餌器、特に飼料受板を有し、貯槽が筒体状になっている 筒体状養豚用給餌器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、養豚用給餌器として、貯槽から飼料を一旦飼料受板に受けて、豚が鼻で 掻き落すことによって飼槽に落下するようにした給餌器が知られている。この給 餌器は、飼料が大量に流出せず飼料効率が良い点、且つ飼料受板が飼槽と離れて いるため飼槽内の湿気が直接飼料流出口に浸透せず、飼料の流出がスムーズであ る等の利点がある。 しかしながら、特に給水器付給餌器の場合、飼料流出口近傍の飼料が濡れて湿 り易く、湿った飼料が飼料流出シュート下部にこびりついてブリッジを形成した り、飼料受板の表面にこびりつく等して、飼料が円滑に流出しなくなる欠点があ った。
【0003】 一方、従来の養豚用給餌器は、貯槽が十分な量の飼料を貯留できるように角形 ホッパーもしくは円筒状ホッパーに形成され、該貯槽からシュートを介して飼槽 に飼料を供給できるようになっている。そして、貯槽への飼料の供給は、飼料搬 送パイプによる供給の場合は搬送パイプから長い落しパイプによって供給してい る。従って、従来の貯槽は設置面積が大きく、飼槽の上部空間を大きく占領する ので飼槽の清掃等に邪魔になると共に、構造が複雑であり、且つ飼料搬送装置の 落しパイプも長くしなければならず、コスト高になる欠点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の養豚用給餌器の上記問題点を解消しようとするものであり、 ブリッジの発生及び飼料受板面への飼料のこびりつきを防止して飼料の流出を円 滑にすると共に、従来の貯槽とシュートが一体となった新規な型の貯槽を得、設 置面積が小さくて必要量が貯留でき、且つ構造が簡単で落しパイプ等の長さも短 くすることができ、安価に製作することができる筒体状養豚用給餌器を得ること を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の養豚用給餌器は、中間部に内方に食い込む凹段部が形成された筒体か らなる貯筒、該貯筒の前記凹段部に支持された懸垂棒によって懸垂支持され、前 記筒体の下端に少なくとも揺動可能に設けられた飼料受板、前記懸垂棒を上下動 させることにより、前記飼料受板を上下動させ、貯筒下端の飼料流出間隙を調節 する調節具とを有することを特徴とする構成によって、上記課題を解決すること ができた。 前記懸垂棒の形態及び飼料受板の懸架形態として、懸垂棒を1本の直棒で構成 し、該懸垂棒に飼料受板を回動自在に懸架する形態、あるいは懸垂棒をU形ピン 状の棒で構成し、該懸垂棒に前記飼料受板が前後動できるように懸架する形態等 種々の形態が採用できる。さらに、懸垂棒を給水装置の配管で構成して、飼料受 板の懸架と給水器への配管の両機能を備えるようにすることもできる。そして、 これらの懸垂棒は、少なくとも貯筒下端内面に摺接でき、且つ飼料受板は貯筒下 端面に接触することができるようにすることが望ましい。 前記貯筒は、円筒状に限らず断面四角形筒やその他の多角形筒あるいは楕円筒 等も含むものである。
【0006】
【作用】
飼料搬送パイプから供給される飼料は貯筒下端と飼料受板との間隙量に応じて 飼料受板上に一定量の飼料が供給された状態を保って貯筒に貯留され、従来のホ ッパー型の不断給餌器と同様に不断給餌ができる。その際、本給餌器は貯筒の中 間部に凹段部が形成され内方に突出する傾斜面を有しているので、貯筒一杯に飼 料を貯留しても上方の飼料は傾斜面で支えられ、貯筒下部の飼料にかかる圧力が 緩和され下部の飼料が固まって流出が困難になるということはなく、貯筒が細長 い筒状体であっても円滑に不断給餌ができる。
【0007】 一方、豚が飼料受板を動かすことによって、飼料受板は、懸垂棒の円錐運動又 は揺動による回動及び揺動等の動きが複合された複雑な動きをし、その上面が部 分的に常に貯筒下端と擦れ合うため、飼料受板上面の飼料のこびり付きがなく、 飼料を円滑に流出させることができる。 また、懸垂棒が回動又は揺動することによって、最も飼料のこびり付きが発生 し易い個所である貯筒下端内周縁部を懸垂棒がこするので、該個所での飼料のこ びり付きを防止することができる。懸垂棒と給水器の配管を兼用することによっ て、省スペース・底コストに製作できるばかりでなく、給水器を最適位置に配置 することが可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案に係る養豚用給餌器の実施例を示す。図中、1は貯筒であり、 上端が豚房上部に配管された飼料搬送パイプ20から直接又は短い飼料落しパイ プ21を介して飼料を供給されるように、飼料搬送パイプ位置近くまで延び、下 端が飼槽25の喰口位置まで延びて飼槽に飼料を供給できるような長さであって 、且つその内部に従来のホッパー型の貯槽と同様に不断給餌に必要な量の飼料を 貯留できる大きさの直径断面を有する円筒形に形成されている。本実施例では、 貯筒の上端2は飼料落しパイプ21が嵌合できる孔が形成されて閉塞されており 、下端は若干下絞り状になって開口して飼料流出口3となっている。該貯筒1の 中間部は、図1及び図3に示すように、該貯筒の内部に食い込むように断面がほ ぼ半円状となるような凹段部5となっていて該凹段部の下端は後述する懸垂棒を 懸架するために円筒壁から水平に内部に食い込んで、懸垂棒懸架面6を形成して おり、上部は飼料が滞留しないで滑ることができる程度の角度に形成された傾斜 面7となっており、該傾斜面7を形成することによって、飼料を受けて後述する 飼料受板にかかる飼料の重さを軽減している。
【0009】 10は該懸垂棒懸架面に形成した懸架孔8に遊嵌状態で貫通して貯筒1の飼料 流出口から下方に突出する長さの1本の直棒からなる懸垂棒である。11は該懸 垂棒の上部に形成された螺子12に螺合して懸垂棒10を上下調節可能に懸垂棒 懸架面に懸架させるための調節具である。懸垂棒10の飼料流出口から下方位置 にはフランジ13が形成され、該フランジに円板状の飼料受板15が支持されて いる。該飼料受板15は、懸垂棒10に遊嵌してフランジ13に支持されており 、自由に回動及び嵌合孔の遊び分だけ傾動できるようになっている。16は、飼 料受板15の上面に支持されて懸垂棒に嵌合した針金で形成した円錐螺旋状のブ リッジ防止具である。
【0010】 本実施例の筒体状養豚用給餌器は、以上のように構成され、飼料搬送パイプ2 0から飼料落しパイプ21を介して飼料が貯筒1に供給される。貯筒1は、従来 のホッパー型の不断給餌器に供給される量に相当する量、例えば半日又は1日の 給餌量を十分に貯留できる容積を有し、不断給餌ができる。貯筒内に貯留された 飼料は下端の飼料流出口3から流出して、貯筒下端と飼料受板との間隙量に応じ て飼料受板15に一定量供給された状態を保っている。この状態で豚が、飼料受 板15を鼻で押圧する等して動かすと、飼料受板は回動・傾動及び懸垂棒と共に 揺動し、飼料受板上の飼料を飼槽に落下させ、採餌できるようになる。それによ り、少量づつ飼料を落下させることができ、効率的に給餌できる。
【0011】 飼料受板15は懸垂棒10に遊嵌されており、且つ懸垂棒10は懸垂棒懸架面 を支点として自由に回動及び揺動できるので、豚が飼料受板を動かすことによっ て、飼料受板は、懸垂棒を軸心とする回転、傾動、及び懸垂棒の円錐運動による 回動及び揺動等の複合された複雑な動きをし、その上面が常に貯筒下端と擦れ合 う。そのため、飼料受板15に湿った飼料のこびり付きが発生し易い状況にあっ ても、飼料のこびり付きがなく、常時円滑に飼料を流出させることができる。 また、懸垂棒が回動して円錐運動をすることによってその下端部に設けられた ブリッジ防止具が揺動して、貯筒下部の飼料を撹拌し、ブリッジの発生を防止す ると共に、最も飼料のこびり付きが発生し易い個所である貯筒下端内周縁部をブ リッジ防止具又は懸垂棒が擦るので、該個所での飼料のこびり付きを防止するこ とができる。
【0012】 図5は、本考案の他の実施例の筒体状養豚用給餌器を示している。本実施例の 筒体状養豚用給餌器は、貯筒30が四角筒状に形成されており、その中間部に前 記実施例と同様に凹段部が形成され、懸垂棒31が懸垂されている。本実施例の 懸垂棒31は、U形ピン状の棒からなり、該懸垂棒の下端に四角平板の飼料受板 33が遊嵌されている。従って、本実施例によれば、飼料受板33はそれ自体は 回転することができないが、揺動及び傾動することによって、貯筒下端とこすれ 飼料受板33への飼料のこびりつきを防止することができる。なお、34は貯筒 の中間部に形成された凹段部、35は懸垂棒懸架面、36は懸垂棒31の上部に 形成されたネジ37に螺合する調節具である。
【0013】 図6は本考案の筒体状養豚用給餌器のさらに他の実施例を示している。 本実施例の養豚用給餌器は、貯筒が直接飼料搬送パイプに連結され、飼料搬送 パイプから直接飼料を落下させることができるようになっている。即ち、貯筒4 0の上部に飼料搬送パイプが貫通できる飼料搬送パイプ挿入孔41が形成されて いる。また、本実施例における懸垂棒42は、給水器の配管を兼ねており、上端 部が給水用ホース43に接続され、下端部には給水器44が取付けられている。 なお、図中45は凹段部、46は懸垂棒懸架面、47は飼料流出量を調整するた めの調節具、48は飼料受板である。 本実施例は上記のように、懸垂棒が給水器の配管を兼ねているので、別に給水 用の配管を設ける必要がなく、装置がコンパクトで安価に製作できると共に、給 水器を最適位置に設けることができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、次のような格別の効果を奏する。 貯筒が細長い筒状に形成されているので、従来のホッパー型貯槽におけるよう なホッパー及びシュートを設ける必要がなく、構成が単純で、且つ飼料搬送装置 の落しパイプも不要又は短くて済み、大幅にコストの低減を図ることができる。 また、設置面積が従来のホッパー型貯槽に比べて特段に小さくコンパクトに形 成できるので、飼槽の上部空間を大きくとることができ、清掃等の管理が容易で ある。 中間部に凹段部を設けているので、筒状の貯筒であっても貯筒下部の飼料にか かる圧力が軽減され、飼料のかたまりを防止し、円滑に流出させることができる 。 懸垂棒が貯筒内を撹拌すると共に貯筒下端部に摺接し、且つ飼料受板の上面も 貯筒下端に摺接するので、湿潤飼料が貯筒下端及び飼料受板面にこびりつくこと が防止され、飼料を円滑に流出させることができる。 さらに懸垂棒と給水器の配管を兼用することによって、省スペース・底コスト に製作できるばかりでなく、給水器を最適位置に配置することが可能となり、豚 に効果的に給水できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る養豚用給餌器の要部断面
図である。
【図2】その平面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】他の実施例の養豚用給餌器の要部斜視図であ
る。
【図6】さらに他の実施例の養豚用給餌器の要部正面図
である。
【符号の説明】
1、30、40 貯筒 5、34、45
凹段部 6、35、46 懸垂棒懸架面 10、31、4
2 懸垂棒 11、36、47 調節具 15、33、4
8 飼料受板 20 飼料搬送パイプ 44 給水器

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部に内方に食い込む凹段部が形成さ
    れた筒体からなる貯筒、該貯筒の前記凹段部に支持され
    た懸垂棒によって懸垂支持され、前記筒体の下端に少な
    くとも揺動可能に設けられた飼料受板、前記懸垂棒を上
    下動させることにより、前記飼料受板を上下動させ、貯
    筒下端の飼料流出間隙を調節する調節具とを有すること
    を特徴とする筒体状養豚用給餌器。
  2. 【請求項2】 前記懸垂棒が1本の直棒からなり、該懸
    垂棒に前記飼料受板が回動自在に懸架されている請求項
    1の筒体状養豚用給餌器。
  3. 【請求項3】 前記懸垂棒がU形ピン状の棒からなり、
    該懸垂棒に前記飼料受板が前後動できるように懸架され
    ている請求項1の筒体状養豚用給餌器。
  4. 【請求項4】 前記懸垂棒が、少なくとも貯筒下端内周
    面に摺接でき、且つ前記飼料受板が貯筒下端面に接触す
    ることができるようになっている請求項2又は3項の筒
    体状養豚用給餌器。
  5. 【請求項5】 前記懸垂棒が給水装置の配管と兼用とな
    っており、下方に給水器を備えている請求項2、3又は
    4項の筒体状養豚用給餌器。
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