JPH0660U

JPH0660U - 漁網

Info

Publication number: JPH0660U
Application number: JP3959992U
Authority: JP
Inventors: 徳三村井
Original assignee: 明邦株式会社
Priority date: 1992-06-10
Filing date: 1992-06-10
Publication date: 1994-01-11

Abstract

(57)【要約】【目的】作成作業を短時間に行なう。【構成】第１のロープ１に沈子２を所定間隔で取り付
け、第２のロープ３に網本体４の下端を掛け、第１のロ
ープ１と第２のロープ３とをＣリング６によって取り付
ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は刺し網等の漁網に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図１１は従来の刺し網の下部を示す概略図である。この刺し網においては、第１のロープ１に沈子２が所定間隔で取り付けられており、第２のロープ３に網本体４の下端が掛けられており、ひも５を結ぶことによりロープ１とロープ３とが所定間隔で取り付けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このような刺し網においては、ひも５を結ぶことによりロープ１とロープ３とを所定間隔で取り付けているから、作成の際にひも５を結ぶ作業を行なわなければならないから、作成作業に多くの時間を要する。

【０００４】この考案は上述の課題を解決するためになされたもので、作成作業を短時間に行なうことができる漁網を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するため、この考案においては、第１のロープと網本体が掛けられた第２のロープとが所定間隔で取り付けられた漁網において、上記第１のロープに上記第２のロープをホッグリングで取り付ける。

【０００６】また、ロープに網本体が取り付けられた漁網において、上記ロープに上記網本体をホッグリングで取り付ける。

【０００７】また、第１のロープと網本体が掛けられた第２のロープとが所定間隔で取り付けられた漁網において、上記第１のロープに上記第２のロープをＵ字形クリップで取り付ける。

【０００８】また、ロープに網本体が取り付けられた漁網において、上記ロープに上記網本体をＵ字形クリップで取り付ける。

【０００９】

【作用】

これらの漁網においては、作成の際にひもを結ぶ作業を行なう必要がない。

【００１０】

【実施例】

図１はこの考案に係る刺し網の下部を示す概略図、図２は図１のＡ−Ａ拡大断面図、図３は図１に示した刺し網の作成に使用するＣリングを示す図、図４は図３のＢ−Ｂ拡大断面図である。この刺し網においては、ロープ１とロープ３とがＣリング６によって取り付けられている。そして、Ｃリング６はステンレス鋼からなる芯線７にナイロン樹脂からなる被覆８が設けられている。

【００１１】この刺し網を作成するには、まずロープ１に所定間隔で沈子２を取り付けるとともに、ロープ３に網本体４の下端を掛ける。つぎに、ロープ１、３をＣリング締結装置（図示せず）に装填されたＣリング６内に位置させたのち、Ｃリング締結装置でＣリング６の両側部を締め付けて、ロープ１とロープ３とをＣリング６によって取り付ける。

【００１２】このような刺し網においては、作成の際にひもを結ぶ作業を行なう必要がないから、作成作業を短時間にたとえば従来の１／２０〜１／３０の時間で行なうことができる。また、Ｃリング６の芯線７に被覆８が設けられているから、Ｃリング６が腐食することがない。

【００１３】図５はこの考案に係る他の刺し網の下部を示す概略図である。この刺し網においては、ロープ１に網本体４の下端がＣリング６によって取り付けられている。

【００１４】この刺し網を作成するには、まずロープ１に所定間隔で沈子２を取り付ける。つぎに、ロープ１、網本体４の下端をＣリング締結装置（図示せず）に装填されたＣリング６内に位置させたのち、Ｃリング締結装置でＣリング６の両側部を締め付けて、ロープ１に網本体４の下端をＣリング６によって取り付ける。

【００１５】このような刺し網においては、作成の際にひもを結ぶ作業を行なう必要がないから、作成作業を短時間にたとえば従来の１／２０〜１／３０の時間で行なうことができる。

【００１６】図６はこの考案に係る他の刺し網の下部を示す概略図、図７は図６のＣ−Ｃ拡大断面図、図８は図６に示した刺し網の作成に使用するＵ字形クリップを示す一部切断正面図、図９は図８に示したＵ字形クリップを示す側面図である。この刺し網においては、ロープ１とロープ３とがＵ字形クリップ９によって取り付けられている。そして、Ｕ字形クリップ９はステンレス鋼からなる芯材１０にナイロン樹脂からなる被覆１１が設けられている。

【００１７】この刺し網を作成するには、まずロープ１に所定間隔で沈子２を取り付けるとともに、ロープ３に網本体４の下端を掛ける。つぎに、ロープ１、３をＵ字形クリップ締結装置（図示せず）に装填されたＵ字形クリップ９内に位置させたのち、Ｕ字形クリップ締結装置でＵ字形クリップ９の両側部を締め付けて、ロープ１とロープ３とをＵ字形クリップ９によって取り付ける。

【００１８】このような刺し網においては、作成の際にひもを結ぶ作業を行なう必要がないから、作成作業を短時間にたとえば従来の１／２０〜１／３０の時間で行なうことができる。また、Ｕ字形クリップ９の芯材１０に被覆１１が設けられているから、Ｕ字形クリップ９が腐食することがない。

【００１９】図１０はこの考案に係る他の刺し網の下部を示す概略図である。この刺し網においては、ロープ１に網本体４の下端がＵ字形クリップ９によって取り付けられている。

【００２０】この刺し網を作成するには、まずロープ１に所定間隔で沈子２を取り付ける。つぎに、ロープ１、網本体４の下端をＵ字形クリップ締結装置（図示せず）に装填されたＵ字形クリップ９内に位置させたのち、Ｕ字形クリップ締結装置でＵ字形クリップ９の両側部を締め付けて、ロープ１に網本体４の下端をＵ字形クリップ９によって取り付ける。

【００２１】このような刺し網においては、作成の際にひもを結ぶ作業を行なう必要がないから、作成作業を短時間にたとえば従来の１／２０〜１／３０の時間で行なうことができる。

【００２２】なお、上述実施例においては、刺し網について説明したが、他の漁網にもこの考案を適用することができる。また、上述実施例においては、ロープ１に沈子２を取り付けた場合について説明したが、第１のロープに浮子を取り付けた場合にもこの考案を適用することができる。また、上述実施例においては、ホッグリングとしてＣリング６を用いたが、他のホッグリングを用いてもよい。

【００２３】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案に係る漁網においては、作成の際にひもを結ぶ作業を行なう必要がないから、作成作業を短時間に行なうことができる。このように、この考案の効果は顕著である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１はこの考案に係る刺し網の下部を示す概略
図である。

【図２】図１のＡ−Ａ拡大断面図である。

【図３】図１に示した刺し網の作成に使用するＣリング
を示す図である。

【図４】図３のＢ−Ｂ拡大断面図である。

【図５】この考案に係る他の刺し網の下部を示す概略図
である。

【図６】この考案に係る他の刺し網の下部を示す概略図
である。

【図７】図６のＣ−Ｃ拡大断面図である。

【図８】図６に示した刺し網の作成に使用するＵ字形ク
リップを示す一部切断正面図である。

【図９】図８に示したＵ字形クリップを示す側面図であ
る。

【図１０】この考案に係る他の刺し網の下部を示す概略
図である。

【図１１】従来の刺し網の下部を示す概略図である。

【符号の説明】

１…第１のロープ３…第２のロープ４…網本体６…Ｃリング９…Ｕ字形クリップ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】第１のロープと網本体が掛けられた第２の
ロープとが所定間隔で取り付けられた漁網において、上
記第１のロープに上記第２のロープをホッグリングで取
り付けたことを特徴とする漁網。
【請求項２】ロープに網本体が取り付けられた漁網にお
いて、上記ロープに上記網本体をホッグリングで取り付
けたことを特徴とする漁網。
【請求項３】第１のロープと網本体が掛けられた第２の
ロープとが所定間隔で取り付けられた漁網において、上
記第１のロープに上記第２のロープをＵ字形クリップで
取り付けたことを特徴とする漁網。
【請求項４】ロープに網本体が取り付けられた漁網にお
いて、上記ロープに上記網本体をＵ字形クリップで取り
付けたことを特徴とする漁網。