JPH0660093B2 - 気体輸送剤液体組成物 - Google Patents

気体輸送剤液体組成物

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JPH0660093B2
JPH0660093B2 JP58063522A JP6352283A JPH0660093B2 JP H0660093 B2 JPH0660093 B2 JP H0660093B2 JP 58063522 A JP58063522 A JP 58063522A JP 6352283 A JP6352283 A JP 6352283A JP H0660093 B2 JPH0660093 B2 JP H0660093B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は人工血液その他気体輸送剤として特定の有用性
をもつペルフルオロ環状炭化水素を含有する水性組成物
に関する。
幾年か前に、ペルフルオロ化液体の酸素運搬能力および
毒性の欠如が報告された。ペルフルオロ化炭化水素の乳
濁系も人工血液として使用された。手短かに言えば、ほ
とんどここ20年間にわたり、酸素移動剤としてまた人
工血液としてのペルフルオロ化炭化水素およびペルフル
オロ化炭化水素乳濁系の使用に関して少なからぬ研究が
なされて来た。現在人工血液は、特にそれらの使用に対
する要求と商業化がアメリカ合衆国における程必要とさ
れていない諸外国において現在商品化されつつある。こ
のような酸素輸送剤に対する重要な要望と自然血に勝る
このような薬剤の利点の理由から、人工血液が世界中隈
なく商品化され使用されるであろうことは避けられな
い。リーランド・シー・クラーク、ジュニアー(Leland
C.Clark,Jr.)に対して発行された米国特許第3,91
1,138号明細書は人工血液の種種な利点とそれに対
する要望を記載しており、本発明のこれ以上の背景とし
て引用されるかもしれない。このクラークの特許におい
ては、ペルフルオロ環状炭化水素を含む人工血液は有用
な代用血液として発表されている。ペルフルオロ環状炭
化水素の乳化粒子を含む乳濁系もまた実験動物の血管内
に注入され血管内的に酸素−二酸化炭素運搬剤として機
能化された。更に、ペルフロオロ環状炭化水素は驚くべ
きことに、組織、特に肺および皮膚を通して動物の身体
から排泄されることが見出された。このクラーク特許に
発表されたペルフルオロ環状炭化水素はRES疎外性であ
ると言われ、このことはペルフルオロ環状炭化水素が肝
臓または脾臓による一時的封鎖およびその後の動物の身
体による除去という独特な性質を発揮することを示して
いる。後にリーランド・C・クラークジュジアー等に対
して発行された米国特許第4,105.798号明細書
に、ある種の他のペルフルオロ多環式化合物が合成血液
および灌流媒質として有用であることが発表された。こ
の特許に発表されたペルフルオロ化多環式化合物は一般
にビシクロノナンおよびアダマンタンとして知られてい
る。ビシクロノナンおよびアダマンタンは高酸素溶解
性、非常に低い体内残留を有し、非常に安定な乳濁系を
形成し、そしてこれらが血液代用物および灌流化合物の
勝れた候補となりうる非常に申し分のない蒸気圧を有す
ることが判つた。
従つて、ペルフルオロデカリンのようなペルフルオロシ
クロ化合物からつくられた乳濁系は、環状ペルフルオロ
化炭化水素が皮膚および肺を通して身体により排出され
るので、代用血液として有用であることが見出された。
しかしこれら乳濁系を生物学的使用に対して特に適当な
ものとするためには、これらは安定でないので調製した
てでなければならない。即ち、これらは時間と共に不透
明さを増す傾向があり、ペルフルオロ化炭化水素液体の
粒度はかなり早く増加する傾向がある。この過程は冷却
することにより、あるいは凍結することによりおそくす
ることができる。ペルフルオロ化有機アミン、例えばペ
ルフルオロトリブチルアミンまたはペルフルオロトリプ
ロピルアミンは良好な安定性を有する乳濁系をつくるの
に対し、このような化合物はペルフルオロデカリンのよ
うなペルフルオロシクロ化合物と比較してかなりの長期
間身体の中に、例えば肝臓または脾臓に残留する傾向が
あることが知られている。それ故、最近では、安定性を
増したそして妥当な早さで身体から出て行く乳濁系を与
えるため、ペルフルオロデカリンとペルフルオロ化アミ
ン、例えばペルフルオロトリプロピルアミンを組み合わ
せることになつた。それにも拘らず、トリプロピルアミ
ンのようなペルフルオロアミンは非常にゆつくりと身体
から去る傾向があり、しかも依然としてかかる乳濁系で
も冷所にまたは冷凍状態にさえ保たねばならない。従つ
て、これらの組成物は多分用いたペルフルオロ化炭化水
素、即ちペルフルオロデカリンとペルフルオロトリプロ
ピルアミンとの両者の最良の性質を合わせることを試み
たのであろうが、未だ問題を残している。それにも拘ら
す、これら組成物は生命を救う手順としてかなり広くヒ
トに使用されており、非常に有用であることが証明され
ている。それ故、これらの進展は現在までの多大の研究
と共に、乳濁系の形にある高度にフツ素化された有機化
合物はそれを全血の代りに使用したとき生命を支える上
で非常に有用であることを強調するのに役立つ。
フルオロ化合物乳濁系における乳化粒子の安定性は、安
定性が大であればある程それを生体内で使用する前に長
く乳濁系を安全に貯蔵することができるという意味で非
常に重要である。更に、もし乳濁系が非常に安定である
ならば、一般市民に対しまた軍事目的に対して、特に殆
どあるいは全く冷蔵がない国において、酸素輸送剤とし
てあるいは人工血液としてのその可能な用途において、
冷蔵という非常に重要な因子なしに貯蔵できる。更にま
た、安定な乳濁系は医学的観点から時間が経つにつれて
劣化する傾向のあるものより一層有望である。通常の場
合には、動物への投与後、乳濁系は体温にさらされる
が、これはより大きい粒子へのその変換を増大させうる
因子である。血流および哺乳動物の組織中での粒子の安
定性に対してまた対抗して働く因子について学ぶべき多
くが残されている。試験管内安定性に寄与する因子はま
た生体内安定性にも寄与すると想像するのが妥当と思わ
れるが、ペルフルオロ化合物粒子のような外来の粒子の
生体内安定性の向上に関与する特別な考えもある。上記
のすべてが酸素輸送剤および人工血液における改良に対
する要望を指摘している。
本発明は気体輸送剤そして人工血液に特に適した輸送剤
に向けられている。本発明薬剤はペルフルオロ環状炭化
水素化合物およびオルガノアミンオキシドを含む。本発
明の一つの特徴は、ペルフルオロ環状炭化水素と水との
室温で安定な混合物が界面活性剤としてまたは可溶化剤
としてのオルガノアミンオキシドの添加により得られた
ことである。室温で安定な透明性をもつ乳濁系または溶
液ですら調整された。これら混合物は溶液、ミセル性溶
液、ミクロ乳濁系、小胞性懸濁系、乳濁系またはこれら
物理的状態のすべての混合物の何れかであると考えられ
るが、それにも拘らず、本発明の特に適当な具体例にお
いては、このような液体が長期にわたり室温で安定であ
ることが実証された。
水溶液または水性乳濁液において、水中50容量%まで
またはそれ以上のペルフルオロ環状炭化水素濃度あるい
は水中95重量%までの驚くほど高いペルフルオロ環状
炭化水素濃度が得られることも判つた。ペルフルオロ炭
化水素とオルガノアミンオキシド界面活性剤または可溶
化剤との組み合わせは水中で相乗的に行動するようにで
ある。過去においては、通常は10または20容量%あ
るいは高々30容量%のペルフルオロ炭化水素液体が濃
厚乳濁系と考えられた。更にまた、本発明に係る濃厚乳
濁系または溶液は幾月にもわたり何等目に見える変化を
起こすことなく室温安定性を有している。
ペルフルオロ化化合物の殆ど透明あるいは透明な水中乳
濁系または溶液も驚くべきことに得られた。このような
透明性は非常にわずかな音波処理で達成され、そしてこ
のような溶液または乳濁系は幾月もの間室温安定性を有
する。ペルフルオロ環状炭化水素化合物および界面活性
剤または乳化剤としてのオルガノアミンオキシドを水中
に含む本発明生成物は、酸化輸送剤として勝れた性質を
発揮する。これらは比較的無毒性かつ非溶血性でありこ
のため人工血液としての使用にかなうようになる。たと
え相当多量のペルフルオロ炭化水素を水中に濃縮したと
しても、生じた流体の粘度は人工血液としての使用に非
常に申し分ないことが判つた。それらの粘度は水の粘度
に近い。更にまた、混合物、即ち乳濁系またはミクロ乳
濁系、あるいはその物理的または化学的状態の如何なる
ものも低い圧力で0.22ミクロン過器を容易に通過
することが分つたが、このことはそれらが生きている組
織の毛細管を通過することを示し、従つてこのような知
見は生物学的および医学的応用に対し重要である。この
技術はまた混合物を滅菌するためにも使用できる。これ
とは対照的に、以前から知られる乳濁系はこのような
過器を高圧でごく一部分だけが通過するに過ぎないの
で、従つてこのような乳濁系は滅菌のためにオートクレ
ーブ処理をしなければならい。動物に注入すると、乳濁
系または溶液は酸素輸送剤として働く。更にまた、用い
たペルフルオロ環状炭化水素は体外に出て行くことが証
明され、また本発明の背景のところで述べた初期の特許
明細書中で従来特徴づけられているRES疎外性をもつ。
乳化剤自身は腎臓により排泄され体内に留まらない。
FC−47のようなペルフルオロ化誘導体についての以
前の経験は、約10から約30容量%までの乳濁系は濃
度が増すにつれて粘度が増加することを実証した。これ
ら乳濁系はより高い濃度で蜂蜜のコンシステンシイーを
もつ傾向があるであろう。これと比較して、アミンオキ
シドを含むペルフルオロ環状炭化水素、特にDAWN、50
容量%またはそれ以上のオーダーにある濃度の場合であ
さえ、水の粘度に近い粘度を有する傾向がある。これら
の結果は著しく意外なことである。手短かに言えば、本
発明に係る組成物および方法のこれらの、また他の有利
な性質は下記の詳細な記述を参照すれば一層よく理解さ
れるであろう。
本発明気体輸送剤または人工血液組成物は液体である。
ここで用いた「液体」という用語はどの成分も流体とし
て含む包括的な言い方である。上述のように液体の物理
的状態は変化することができ、溶液、ミセル溶液、ミク
ロ乳濁系、小胞性懸濁系、乳濁系、またはこれら何れか
の混合物を含む。上で展開したように、幾つかの特に抵
当な特徴において、場合場合によりオルガノアミンオキ
シド界面活性剤または可溶化剤の存在下にペルフルオロ
炭化水素を水と混合した透明な溶液、乳濁系、ミクロ乳
濁系、混合物または他の状態が驚くべきことに存在する
ことが見出された。「ペルフルオロ環状炭化水素」とい
う用語は炭素の環状化合物を意味し、これに対して「そ
の置換誘導体」という用語が非環式あるいはアルキル側
鎖、なるべくは低級アルキル側鎖を有する置換ペルフル
オロ環状炭化水素を特徴づける。また「ペルフルオロ環
状炭化水素」という用語は炭素原子鎖または環および炭
素側鎖基につくすべての水素原子をフツ素で置換するこ
とを表わすことも注目さるべきである。このような化合
物の製造においては、少量の実質的にフツ素化された誘
導体を完全にフツ素化された化合物と混合してもよいこ
とも考えられる。このことはすべての水素の完全置換の
欠如が本発明に係る液体ペルフルオロ炭化水素の本質的
特性に影響しない限り許される(特に、これらを動物に
おける酸素輸送剤に用いたとき活性水素が化合物の毒性
を臨界的に増進させる場合)使用することのできるペル
フルオロ環状炭化水素にはペルフルオロエンドテトラヒ
ドロジシクロペンタジエン、ペルフルオロアダマンタ
ン、ペルフルオロ−エキソ−テトラヒドロジシクロペン
タジエン、ペルフルオロジメチルビシクロ〔3.3.1.〕ノ
ナン、ペルフルオロ−1−メチルアダマンタン、ペルフ
ルオロデカヒドロアセナフテン、ペルフルオロトリメチ
ルビシクロ〔3.3.1.〕ノナン、ペルフルオロテトラデカ
ヒドロフエナントレン、ペルフルオロ−1,3,5,7
−テトラメチルアダマンタン、ペルフルオロドデカヒド
ロフルオレン、ペルフルオロ−1,3ジメチルアダマン
タンがある。
本発明の原理に従い有用であるペルフルオロ化炭化水素
は一般に「ペルフルオロ環状炭化水素」または「ペルフ
ルオロ炭素環式化合物」または「環状ペルフルオロ炭化
水素」と名付けうることも理解される筈である。本記述
中で主として用いる用語はペルフルオロ環状炭化水素で
あるが、環状ペルフルオロ炭化水素またはペルフルオロ
炭素環式化合物は別の表現と見做す。「炭素環式」また
は「環状炭化水素」という用語は炭素のホモ−環式化合
物、即ち炭素原子の一つの環または複数の環を意味す
る。本発明の炭素環式化合物は2つのクラスから誘導さ
れる。ペルフルオロ環状炭化水素化合物の第1クラス炭
素原子9−18個を有しかつ少なくとも1個の炭素原子を
有するブリッジを介して結合した少なくとも2つの橋頭
炭素原子を有する非芳香族性ペルフルオロ化多環化合物
である。「橋頭炭素原子」とは、2つ以上の環を有する
環状化合物中の他の3つの炭素原子に結合した炭素原子
を言う。「非芳香性」とは、どの環構造もその最初の炭
素−炭素環状結合を破壊せずに芳香化することができな
い多環状ペルフルオロ化合物を言う。すなわち、本発明
のペルフルオロ化合物は上記したペルフルオロデカリン
とさらに区別されるしまた芳香化しうる他の類似の化合
物とも区別される。したがって、本発明はビシクロノナ
ン(例えば、ビシクロ〔3.3.1〕ノナン、2,6−ジメチル
ビシクロ〔3.3.1〕ノナン)、アダマンタン、メチルお
よびジメチルアダマンタン、およびエチルアダマンタン
のよううなC9-C18多環状化合物のペルフルオロ誘導体
を使用する。後記するように、これらの組成物は米国特
許第3,911,138号明細書、第5欄第6〜8行に記載される。
ペルフルオロ環状炭化水素化合物の第2クラスはフェナ
ンスレンの場合のトリ環状ペルフルオロ環状炭化水素お
よびアダマンタンの場合の4環のペルフルオロ炭化水素
を含む。炭素環は、ペルフルオロ(メチルシクロヘキサ
ン)またはペルフルオロ(デカヒドロジメチルナフタレ
ン)の場合のように、メチルまたはエチルといつた低級
アルキル基または基群でアルキル化することができる。
本発明に係るペルフルオロ環状炭化水素は「混ぜ物のな
い」ペルフルオロ炭化水素液体または固体から形成しう
るが、しばしばそれらの製造様式により、ペルフルオロ
環状炭化水素の混合物である。例えば、ペルフルオロ−
1,3−ジメチルアダマンタンは常態で固体であるが、
ペルフルオロトリメチルビシクロ〔3.3.1〕ノナンとの
混合物では液体を生じ、この混合物は時には本明細書中
で単に「DAWN〕と呼ばれる。DAWNの呼び名は、ペルフル
オロ−1,3−ジメチルアダマンタンおよびペルフルオ
ロトリメチルビシクロ〔3.3.1〕ノナンの異性体を表わ
す幾つかの主および小ピークが観察されるガスクロマト
グラフイーにより示されるように、種々な量または割合
でこれら化合物を含んでいる。ガスクロマトグラフイー
の結果を後に表IIに示す。本発明における使用にかなつ
た型のペルフルオロ環状化合物は、上述の米国特許第3,
911,138号および第4,105,798号明細書に発表されてお
り、これら特許はここに参考として取り入れてある。
下記の表Iは幾つかの現在特に適したペルフルオロ炭化
水素液体をあげている。
上記ペルフルオロ炭化水素はよく知られた化学的または
電気化学的方法の何れかにより合成されうる。化学的方
法は十分明確な沸点を有する公知の構造のかなり純粋な
物質を生ずる。電気化学的方法は異性体混合物を生ずる
傾向があるが、それら液体は十分に明確な沸点をもつ。
ガスクロマトグラフイーに関して、各液体は充填カラム
または毛細血管カラム法の何れかによりよく限定されう
る。ガスクロマトグラフイーにおいて、各化合物を明確
にするための標準は次のように調製される:2マイクロ
リツトルの純粋な液体をシールしたびん中で120ミリ
リツトルの空気へ加え、気化させて原標準をつくる。気
化させて、原標準からの蒸気の120マイクロリツトル
をシールしたびん中で他の空気120ミリリツトルへ加
えることにより使用標準をつくる。この手順により測定
される試料は使用標準から引き出すので典型的試料は標
準1ミリリツトル当り16.7ピコリツトルのペルフルオロ
炭化水素を含むであろう。しかし、毛細管カラム法にお
いては、試料を23:1の比に分割するので、実際には
1/23だけの試料を測ることになる。表IIに示したよう
に、保持時間は本発明で用いた各液体について高度に限
定的である。更に、毛細管法は各化合物の追加の特徴的
ピークを定義することにより充填カラム法より一層特定
的である。このように、化合物の一層精確な定義は毛細
管カラム法により得られる。
上記のペルフルオロ炭化水素はすべて、前に展開したよ
うに、共通して酸素および二酸化炭素に対する高い溶解
度、不活性さ、およびRES疎外性を有する。本発明に係
るペルフルオロ化炭化水素が他のフツ素含有化合物に勝
る優先性に一般に通じる一つの主な性質はそれらにRES
疎外性を与えるこれらの化学構成である。本発明の背景
において展開した通り、RES疎外性フツ素化液体は動物
体内に、主として肝臓に、そして程度はより小さいが脾
臓および腎臓に蓄積するが受け入れることのできる時間
で排出される傾向かある。このことは、かかる液体が器
官細胞内に無限に固定されるようにはならないので重要
である。ペルフルオロ環状炭化水素またはその混合物
は、約35℃で約1から約25トルの範囲内の蒸気圧を
有するものを用いるのがよい。従つて、このような液体
または混合物はRES疎外性であるだけでなく、細胞から
都合よく逃げるとき、これらは動物組織中に不利な気体
集収を起こさないであろう。
「オルガノアミンオキシド」という用語は環式または非
環式アミンオキシドおよびその置換誘導体を定義するた
めの包括的表現である。「オルガノ」という用語は、そ
の最も広い意味において、非環式ならびに炭素環式有機
部分を、それがその構造の中に他の原子、例えば酸素、
臭素または窒素を含もうが、あるいは置換基または側鎖
を有しようが、包含するものとする。本発明の特に適当
な一面において、オルガノアミンアキシドはフツ素化ま
たはポリフツ素化オルガノアミンオキシドである本発明
における使用に適するかもしれない広い部類のオルガノ
アキンオキシドは米国特許第3,194,840号、3,547,995
号、第3,600,415号、第3,778,381号、および第3,828,08
5号明細書に一般的な仕方で記載されている。オルガノ
アミンオキシドまたはN−オシキドについての詳細な議
論は参考文献、エム・エツチ・ビツケル(M.H.Bickel)
著、「The Pharmacology and Biochemistry of N-Oxide
s」、Pharmacological Reviews,21巻、4号、1969
年、325〜355頁に出ている。現在では、これら特
許明細書に記載のアミンオキシドの化合物をこの広い部
類から排除する理由はないと考えられるが、それは本発
明のより広い面がアミンオキシド基を有する有機化合物
の使用を含むからである。このようにして、記述した特
許明細書におけるアミンオキシドの発表を、この点に関
して本発明の企図した範囲を当業者が理解するように参
考としてここに含める。アミドアミンオキシドのような
アミンオキシドのあるものがジエイ・シー・ノルマン
(J.C.Norman)の1968年版、Organ Perfusion and
Preservation中に記述された型のペルフルオロ化炭化水
素輸送剤における界面活性剤として示唆されたことも指
摘されるべきである(米国特許第3,828,085号明細書参
照)。しかし、有利な酸素輸送剤を形成するために水中
でアミンオキシドをペルフルオロ環状炭化水素化合物と
共に用いうることはこれまでに示唆されたことがなく、
あるいは良さを認められたことはなく、この記述の全体
から考えて理解されるように、本発明組成物のこれ以上
の有利なかつ予想外の性質を有することは言わずもがな
である。本発明の特に適当な形式においては、特に式: を有するフルオロアミドアミンオキシドが使われる。以
後この化合物を時として「XMO 10」と呼ぶ。
本発明はその実施を説明する下記の詳細な例に関して更
に理解されるであろうがこのような例は制限とは見做さ
れない。
例1 2グラムのXMO10を200mの無菌蒸留水に溶か
す。この1%(W/V)XMO10溶液9mを1mのDAWN
ペルフルオロ化炭化水素液体に加え、ブランソン(Bran
son)ソニケーターを用いて10秒間音波処理する。生
じた溶液はきれいで透明であり、ある光の中では幾分ピ
ンクまたは青味がかかつた色をもつ。
目方25.6グラムのマウスに1ccのDAWN/XMO10乳濁液
(これは39.0cc/Kgの用量と等価である)を注射する。
マウスは良好な健康状態に留まる。
例2 例1の1%XMO10調製物1ccを9ccの蒸留水で希釈
し、これにより0.1%XMO10の濃度を得る。DAWN1ccを
この0.1%XMO10混合物9ccと合わせる。DAWN1ccをXM
O10混合物に加えたとき何ら層変化が見られなかつ
た。その後約20秒間音波処理後乳濁液は温まりくもつ
た。これは冷却すると透明な溶液または乳濁液に戻つ
た。例1と同様にマウスへ1ccを血管内注射した。
例3 例1および2と同様な仕方で調製した他の乳濁液をつく
り、1年間に及ぶ後もこの乳濁液は依然として透明ある
いは殆ど透明であり、室温に保つた後で化学的に変化し
たようには見えない。更にまた、例1および例2に示し
た量のオーダーの用量で注射された他のマウスは依然と
して良好な健康状態にあり、身体全体を通過した空気の
試料において2×10−15リツトルといつた少量を測
定できる電子捕捉検知技術によるガスクロマトグラフイ
ーによれば、もしあつたとしても極く微量の過フツ化炭
化水素を示すのみであつた。これと比較して、本発明の
背景のところで展開したように、大量の他のペルフルオ
ロ化炭化水素、例えばF−トリブチルアミンおよび測定
可能な量のF−トリプロピルアミンが1年後も依然とし
て残留したことは当然である。XMO10およびDAWNの乳
濁液を繰り返し加熱、冷却するとその乳濁液は一層透明
となるが、冷時では系が完全に可逆的であるとも見出さ
れた。従つて、このことはこれら独特の乳濁液の安定性
をも実証するものである。
例4〜13 一連の10m試験管に後述の表IIIに示したペルフル
オロ炭化水素液50容量%とXMO10の2%(水100c
c中2グラムのXMO10)水溶液50容量%とを含むよう
に構成する。混合物を音波処理し、結果を表に報告し
た。
表IIIに関して、DAWNおよびXMO10(この両方とも前に
明らかにした)を除き、次のペルフルオロ化合物が示さ
れている:ペルフルオロトリブチルアミン(FC47)、
ペルフルオロデカリン(PP5)、ペルフルオロ1−メチ
ルデカリン(PP9)、ペルフルオロテトラヒドロフラン
(PP80)、ペルフルオロエーテル(PID)〔(CF3)2CFO
CF2(CF2)2CF2OCF(CF3)〕、ペルフルオロエーテル(PI
ID) 〔(CF3)2CFOCF2(CF2)6CF2OCF(CF3)〕、ペルフルオロ
重合体 ペルフルオロ重合体 臭化オクチル(オクチルbr)、およびペルフルオロエー
テル重合体(ホムブリンY/01)。
驚くべきことに、50容量%のペルフルオロ炭化水素液
体の濃度でも、DAWN/XMO10液体は殆ど音波処理なし
に得られた殆ど透明な乳濁液または溶液であつた。本発
明に係るDAWN/XMO10の特に適当な組成物は数ケ月の
間目に見える変化なしに留まつた。表IIIにより試験し
た他のペルフルオロ炭化水素のすべては外観上大いに相
違する乳状の乳濁系を生じた。他の時間でつくつたDAWN
およびXMO10の他の乳濁系または溶液も透明であり、
同様な安定性を示した。上に示したXMO10の構造を分
析してその化学的成分を証明した。
例14〜78 次のデータの表はペルフルオロ炭化水素と比較して本発
明の原理を更に証明するものである。接頭辞「F」はペ
ルフルオロ化されたの意味である。固体を用いた場合ペ
ルフルオロ化炭化水素は容量または重量で表わしてあ
る。XMO10の%は初めの方の例におけるように重量/
水の容量で表わした。光学密度は室温で540λで測定
した。約10〜90秒の短時間の音波処理の終りで光学
密度の最初の測定を行ない(最小)、表IVに示したよう
に幾日かの後にのちの測定(最大)を行なつた。他の商
業的呼び名をDAWNと同様に上に示した。
前の表に括めたデータは、オルガノアミンオキシドと組
み合わせたペルフルオロシクロ誘導体から極めて安定な
乳濁系がつくられそしてこのような安定性が他のペルフ
ルオロ炭化水素液体と比較して長時間にわたり存在する
ことを極めてはつきりと実証している。約10から50
%までのペルフルオロ炭化水素と約1から10%までの
XMO 10の量を用いうるが、実質的に透明な混合物を得る
には1〜2%といつた少量でも用いられる。更に詳しく
言えば、特に適当なDAWN組成物は試験したペルフルオロ
炭化水素の何れの安定性もずつと超える安定性を示す。
本組成物は比較的無毒性であり非溶血性である。
光学密度の測定に関連して、光学密度(2マイナス透過
の対数)が比色法で普通使用されるが、それは増加しつ
つある光学密度と増加しつつある着色物質の濃度との間
に普通は直線関係があるからである。上記データにおい
て、それは溶液または乳濁液、またはその状態がどんな
ものでも不透明さの測定値である。粒子が小さい程その
溶液、乳濁系またはミクロ乳濁系はますます透明とな
り、その場合場合により、例えば非常に透明なので水と
区別できなくなる点まで透明になる。「透過」とうい用
語は余り使われないが、100%透過(光学密度=2−
log100=2−2=0)でその試料は水様透明である
という仕方で容易に理解される。もし完全に透明でない
ならば、しばしば装置を100%透過で読むようにセッ
トし、色または不透明さ(牛乳のように)が増加するに
つれて透過はそれが0に達するまで減少する。この点に
おける光学密度は2−0の対数=2−0=2である。こ
の点を越えた乳濁系の不透明度を読むには、それらを希
釈するか、あるいは、例えば1cm光路より短かい光路を
用いる必要がある。粒子の大きさを変化させるかもしれ
ない希釈因子により導入される混乱のため、光学密度の
測定にはより短い光路を用いるのがよい。もしある溶液
が1cmセル中で1.7の光学密度を有するならばそれは0.1
cmセルでは0.17の光学密度を有するであろう。このた
め、もし0.1cmセルで1.7が測定されればこの方法による
光学密度は17になる。実験室での日常作業としては0.
05cmまであるいは0.01cmまでの光路を用いるのが実際的
である。それ故に上記表IVに示した光学密度測定は種々
な光路を用いて行いそれらの結果は数学的に比較しうる
ものとした。例えば、F−デカリンと本発明のF−ジメ
チルビシクロノナンの光学密度の差は、その粒度が実質
的に小さいことを示すものであり、それにより安定性が
増大するわけである。本発明組成物は前述したように人
工血液に特に有用である。しかしこれらはまた身体にお
ける他の酸素または気体移動剤としての効用および種々
な症状、例えば局所貧血、シヨツク、心臓発病、卒中、
および組織への酸素供給が重要となる他のこのような症
状の治療に対する利用性を有する。更にまた、最も広い
意味において、酸素、二酸化炭素および他の気体に対す
るこれらの高い溶解度から考えて、気体移動剤としての
これら液体に対し他の用途が明白となるであろう。更に
また、動物における気体輸送剤として上で用いたペルフ
ルオロ炭化水素の可能性は本記述中に引用された上の特
許明細書を参照することにより更に理解できるかもしれ
ない。
上記の詳細な記述から考えて、本発明の主旨と範囲から
離れることなく、他の変法を行ないうることは当業者に
とつて明白であろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−147218(JP,A) 特開 昭47−2416(JP,A) 実開 昭49−117611(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水、ペルフルオロ環状炭化水素およびオル
    ガノアミンオキシドを含む気体輸送剤液体組成物であっ
    て、このペルフルオロ環状炭化水素は9−18個の炭素原
    子を有しかつ少なくとも1つの炭素原子を有するブリッ
    ジを介して結合する少なくとも2つの橋頭炭素原子を有
    する非芳香族性ペルフルオロ化多環化合物であることを
    特徴とする、上記液体組成物。
  2. 【請求項2】水、ペルフルオロ環状炭化水素およびオル
    ガノアミンオキシドを含む気体輸送剤液体組成物であっ
    て、このペルフルオロ環状炭化水素は少なくとも12個の
    炭素原子を有するオルソ縮合型多環状ペルフルオロ炭化
    水素であることを特徴とする、上記液体組成物。
JP58063522A 1982-04-12 1983-04-11 気体輸送剤液体組成物 Expired - Lifetime JPH0660093B2 (ja)

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