JPH0659651U - 安全スプロケット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 人間の指がローラーチェンとスプロケットの
間に挟まれた場合、第一図のスライドカバー３が空回り
して指を挟み込まないことを目的とする。 【構成】 上記目的を達成するために、スプロケット１
の両面に外径がスプロケットの外径より１〜３ｃｍ位大
きなドーナツ状で、内側が少し突出したサイドカバー２
を固定し、そのサイドカバーの外周にスライドカバー３
を取り付けするものである。この時ローラーチェンの最
大幅より２つのスライドカバーの内側寸法が大きくなけ
ればならない。又スライドカバーとサイドカバーの接触
面には前もってグリスを塗布しておく。

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ローラーチェンの駆動にはスプロケットを用いるが、ローラーチェ ンとスプロケットの歯の間に指や衣服が挟まれて危険であるので、駆動部分には 安全カバーを作成、取り付けするものであるが、装置が複雑な場合には取り付け が困難であるので、その代わりに安全カバーがなくても安全なスプロットに関す るものである。 〔従来の技術〕 各駆動部毎に安全カバーを設計、製作、取り付けしている。 又、複雑な部分や、近くに固定部分がない所には、安全カバーの取り付けが困 難である。 〔考案が解決しようとする課題〕 従来の技術で述べた中で、複雑な部分や近くに固定部分がない所には、大抵安 全カバーを付けていなくて危険である。ために、安全カバーがなくても危険のな いスプロケットを提供しようとするものである。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、スプロケットの両面に外径がスプロケットの外径 より１〜３ｃｍ位大きなドーナツ状で、内側が少し突出したサイドカバーを固定 し、そのサイドカバーの外周に、スライドカバーを取り付けするものである。こ の時ローラーチェンの最大幅より２つのスライドカバーの内側寸法が大きくなけ ればならない。又スライドカバーとサイドカバーの接触面には、前もってグリス を塗布しておく。 〔作用〕 第４図（作用説明図）に基づき説明すると、ローラーチェン（４）が矢印（Ａ ）方向へ動いているときに、指（５）が挟まれる位置にある場合、スライドカバ ー（３）はサイドカバー（２）やスプロケット（１）に対し、矢印（Ｂ）方向ヘ 回転する事となり、挟まれる事はない。 〔実施例〕 実施例について図面を参照して説明する。 ＳＣ等溶接可能材製のスプロケット（１）の両側面に、外径がスプロケットの 外径より十分大きく、内径がローラーチェンの連結板が当たらない位の大きさの ドーナツ型の円板で内側が少し突出した鋼板製のサイドカバー（２）を溶接し、 その外周に外径がサイドカバーより少し大きなドーナツ型の円板で外側がサイド カバー（２）の厚みと同じ程度９０゜に突出し、その先にツメ（６）を装着した 薄鋼板製のスライドカバー（３）を、（２）と（３）の接触面にグリスを塗布し た後に両外側よりはめ込み、ツメ（６）を第（３）図のように折り曲げ、（２） に（３）を取り付ける。 〔考案の効果〕 本考案は、上述の通り構成されているので、次の効果がある。 安全カバーの取り付けが困難な場所ではこの安全スプロケットを用いれば構造 がシンプルで安全カバーがなくても危険の少ないものとなる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本装置の縦断面図、第２図は左側面図、第３図
はＡ−Ａを表す部分図、第４図は作用を表す部分側面図
である。 １−−−スプロケット ２−−−サイドカバー ３−−−スライドカバー ４−−−ローラーチェン ５−−−−指 ６−−−−ツメ

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １．ローラーチェン用スプロケット（１）の両面に、外
   径がスプロケットの外径より十分大きいサイドカバー
   （２）を固定した安全スプロケット。 ２．実用新案登録請求の範囲第一項のサイドカバー
   （２）の外周にスライドカバー（３）を取り付けた安全
   スプロケット。