JPH0659488U - 導電性を有する伸縮性ニット - Google Patents

導電性を有する伸縮性ニット

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JPH0659488U
JPH0659488U JP999393U JP999393U JPH0659488U JP H0659488 U JPH0659488 U JP H0659488U JP 999393 U JP999393 U JP 999393U JP 999393 U JP999393 U JP 999393U JP H0659488 U JPH0659488 U JP H0659488U
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JP
Japan
Prior art keywords
conductive
present
fiber
conductive fibers
electrodes
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Application number
JP999393U
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English (en)
Inventor
彰洋 佐藤
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Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、生体用電極や圧力センサー用電極
等の各種電極用の素材として幅広く適用でき、しかも断
線等のトラブルの発生を抑えた伸縮性、可撓性の良好な
導電性を有する伸縮性ニットを提供することである。 【構成】 本考案は、導電部が一定方向に規則性を持っ
た配列となるよう、且つ近接する導電性繊維が互いに接
触しないよう、線径0.01〜1mmの導電性繊維と、
繊度5〜1500デニールの非導電性繊維により一定の
割合で交編されて成る、もしくは繊度5〜1500デニ
ールの非導電性繊維により編成された基布に線径0.0
1〜1mmの導電性繊維がインレイされて成ることを特
徴とする導電性を有する伸縮性ニットに関するものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、導電性を有する伸縮性ニットに関するものであり、生体用電極や圧 力センサー用電極等の各種電極用の素材として、幅広く適用可能としたものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来から導電性繊維を用いた織編物は、例えば合成繊維等の静電気を帯び易い 衣料品の帯電防止材として、あるいは衣料品の保温用ヒーターとして利用されて いる。しかしながら、かかる織編物は、単にその導電部に電気が流れることによ って静電気を除去したり、あるいは電気を熱的に利用したりするものであり、こ れらは単に、導電部を電気が縦横無尽に導通するだけのものである。
【0003】 また、従来から各種電極には、ガラス繊維をエポキシ樹脂で固めた平板や、あ るいは、図1に示すような電極1が用いられている。すなわち、ポリイミドフィ ルム2の基板上に蒸着やプリントによってメッキ3を施し、更に、コネクター4 を接続した電極である。しかしながら、前記した平板のような硬質基板を用いた 電極では、可撓性が悪いためにその利用範囲が限られてしまうといった問題があ った。また、ポリイミドフィルムやポリエステルフィルム等の可撓性の良い基板 を用いた電極では、屈曲や摩擦、疲労等により断線等のトラブルが発生し易いと いった問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、生体用電極や圧力センサー用電極等の各種電極用の素材として、幅広く適用 可能とし、且つ断線等のトラブルの発生を抑えた伸縮性、可撓性の良好な導電性 を有する伸縮性ニットを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、導電部が一定方向に規則性を持った配列となるよう、且 つ近接する導電性繊維が互いに接触しないよう、線径0.01〜1mmの導電性 繊維と繊度5〜1500デニールの非導電性繊維により一定の割合で交編されて 成る、もしくは繊度5〜1500デニールの非導電性繊維により編成された基布 に線径0.01〜1mmの導電性繊維がインレイされて成ることを特徴とする導 電性を有する伸縮性ニットに関する。
【0006】
【作用】
前記構成において、導電性繊維と非導電性繊維とを交編する際には、導電性繊 維間には少なくとも1コース以上の非導電性繊維を編成することにより、近接す る導電性繊維が互いに接触しないようにする。また、非導電性繊維により編成さ れた基布に導電性繊維をインレイする際にも、導電性繊維間には少なくとも1コ ース以上の非導電性繊維が存在するように導電性繊維をインレイし、近接する導 電性繊維が互いに接触しないようにする。ただし、上記した導電性繊維と非導電 性繊維との編成比率については任意である。これらは、本考案を電極として用い る際、電極間が短絡しないようにするためのものである。
【0007】 更に、前記構成において本考案を構成するインレイは、挿入することが目的で あるので、タック挿入のような部分的な留めが入った挿入方法でも何ら問題はな い。 更に、本考案では、その使用目的や用途により使い分けが可能となる。すなわ ち、本考案を一方向のみに伸縮性があればよいという電極へ応用する時には、非 導電性繊維により編成された基布に導電性繊維をインレイして得た本考案を適用 できる。また、本考案を二方向に伸縮性を必要とする電極へ応用する時には、導 電性繊維と非導電性繊維とを交編して得た本考案を好適に適用できる。 更に、本考案ではあらゆる編み組織、すなわち3原組織である平編、ゴム編、 パール編の基本組織、並びにかかる3原組織の変化組織を適用することができ、 編組織による限定は受けないものである。
【0008】 次に、前記構成において、本考案を構成する導電性繊維としては、例えば、ス チール繊維、ステンレス繊維、チタン繊維、銅繊維等の金属繊維の単体、もしく は2以上のかかる金属繊維を合糸した繊維、あるいは非導電性繊維にニッケルや 金等によってメッキを施すことにより導電性を持たせた繊維や、更には、炭素繊 維等の導電性を有する繊維が挙げられるが、本考案を構成する導電性繊維は、上 記繊維に限定されるものではない。
【0009】 また、かかる導電性繊維の線径を0.01〜1mmと限定したのは、それが0 .01mmより小さければ、導電性繊維中を流れる電流が少なくなりすぎ、且つ 断線の恐れがあるためであり、電極用途には適さないからである。また、それが 1mmより大きければ、本考案の構成要件である伸縮性やフレキシブル性が失わ れ、形なじみや可撓性が悪くなるからである。
【0010】 更に、前記構成において、本考案を構成する非導電性繊維としては、例えば、 天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維が挙げられるが、本考案を構成する 非導電性繊維は、上記繊維に限定されるものではない。また、かかる非導電性繊 維の繊度を5〜1500デニールと限定したのは、それが5デニールより小さけ れば、糸切れ等の強度的な問題があるためであり、また、それが1500デニー ルより大きければ、編成するのが困難となってくるからである。
【0011】 以下、実施例を挙げて本考案を説明する。
【実施例1】 図2に示すように酒井伸線(株)製の線径0.08mmのステンレス繊維糸5 を導電部として1本使用し、更に、帝人(株)製の繊度70デニールのポリエス テルフィラメント糸6を絶縁部として2本使用し、釜径6inch、針本数16 8本のシングル編機により編成し、幅34cmに拡布し、タテ度目60目/in ch、ヨコ度目8目/inchの3口リピートによる天竺生地を得た。近接する ステンレス繊維糸5は、ポリエステルフィラメント糸6,6を介して互いに接触 することなく一定方向に規則性を持った配列となっている。更に、本ニットは二 方向に伸縮性を有するものである。
【0012】
【実施例2】 図3に示すように、帝人(株)製の繊度50デニールのポリエステルフィラメ ント糸7を釜径17inch、針本数996本のフライス編機により編成し、1 コースおきに酒井伸線(株)製の線径0.5mmのステンレス繊維糸8をインレ イして本考案のニットを得た。近接するステンレス繊維糸8は、ポリエステルフ ィラメント糸7を介して互いに接触することなく、一定方向に規則性を持った配 列となっている。更に、本ニットは一方向のみに伸縮性を有するものである。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように本考案は、導電性を有する伸縮性ニットに関するものであ り、その特徴である良好な伸縮性、可撓性を生かして断線等のトラブルの発生を 抑え、且つ、特に例えば図1の電極におけるポリイミドフィルム2、メッキ部3 の代用として本考案を用いる時、かかる伸縮性、可撓性により三次元的にフレキ シブルであるため、各種形状になじみやすく、また、フィットしやすい特徴が付 与され、かかる機能が求められる生体用電極や圧力センサー用電極等の各種電極 用の素材として幅広く適用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフィルム電極の平面図。
【図2】実施例1の編組織図。
【図3】実施例2の編組織図。
【符号の説明】
1 電極 2 ポリイミドフィルム 3 メッキ部 4 コネクター 5 ステンレス繊維糸(0.08mm) 6 ポリエステルフィラメント糸(70d) 7 ポリエステルフィラメント糸(50d) 8 ステンレス繊維糸(0.5mm)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電部が一定方向に規則性を持った配列
    となるよう、且つ近接する導電性繊維が互いに接触しな
    いよう、線径0.01〜1mmの導電性繊維と繊度5〜
    1500デニールの非導電性繊維により一定の割合で交
    編されて成る、もしくは繊度5〜1500デニールの非
    導電性繊維により編成された基布に線径0.01〜1m
    mの導電性繊維がインレイされて成ることを特徴とする
    導電性を有する伸縮性ニット。
JP999393U 1993-01-27 1993-01-27 導電性を有する伸縮性ニット Pending JPH0659488U (ja)

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JPH0659488U true JPH0659488U (ja) 1994-08-19

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011074537A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toyota Boshoku Corp 編物
JP2020505120A (ja) * 2017-01-19 2020-02-20 バイオセレニティBioserenity 被検者の電気生理学的活動を測定するためのテキスタイルデバイス
CN113383219A (zh) * 2019-02-06 2021-09-10 鹰野株式会社 压敏传感器

Cited By (4)

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