JPH065945U - ハニカムパネル - Google Patents
ハニカムパネルInfo
- Publication number
- JPH065945U JPH065945U JP5245892U JP5245892U JPH065945U JP H065945 U JPH065945 U JP H065945U JP 5245892 U JP5245892 U JP 5245892U JP 5245892 U JP5245892 U JP 5245892U JP H065945 U JPH065945 U JP H065945U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pores
- honeycomb
- honeycomb core
- core
- surface plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸放湿紙を用いたハニカムコアについて、外
部との空気の出し入れが促進され、温度変化等に対応し
て空気中の湿度を十分に吸収したり放出したりすること
が可能で、湿度コントロールを確実に行える、ハニカム
パネルを提案する。 【構成】 このハニカムパネル1は、芯材たるハニカム
コア2の両面に表面板3が接着されてなる。そしてハニ
カムコア2は、母材に吸放湿紙が用いられており、かつ
表面板3は、多数の細孔7が形成されると共に、その内
面に細孔7を避けて接着剤6が塗布されている。そこで
このハニカムパネル1では、まず多数の細孔7により、
ハニカムコア2の両面が表面板3で密閉されることは回
避され、又、細孔7およびハニカムコア2のセル5空間
の開口端面が、接着剤6にて閉鎖さすることも回避さ
れ、ハニカムコア2が外部の空気と確実に連通される。
部との空気の出し入れが促進され、温度変化等に対応し
て空気中の湿度を十分に吸収したり放出したりすること
が可能で、湿度コントロールを確実に行える、ハニカム
パネルを提案する。 【構成】 このハニカムパネル1は、芯材たるハニカム
コア2の両面に表面板3が接着されてなる。そしてハニ
カムコア2は、母材に吸放湿紙が用いられており、かつ
表面板3は、多数の細孔7が形成されると共に、その内
面に細孔7を避けて接着剤6が塗布されている。そこで
このハニカムパネル1では、まず多数の細孔7により、
ハニカムコア2の両面が表面板3で密閉されることは回
避され、又、細孔7およびハニカムコア2のセル5空間
の開口端面が、接着剤6にて閉鎖さすることも回避さ
れ、ハニカムコア2が外部の空気と確実に連通される。
Description
【0001】
本考案はハニカムパネルに関する。すなわち、芯材たるハニカムコアの両面に 表面板が接着されたハニカムパネルに関するものである。
【0002】
母材に吸放湿紙を用いたことにより、湿度コントロールを可能としたハニカム コアが開発されている。そして、このように吸放湿紙を用いたハニカムコアは、 単体では剛性が不足するので両面に表面板を接着し、ハニカムパネルとして使用 することを要していた。
【0003】
ところで、このような従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ ち、吸放湿紙を用いたハニカムコアの両面に表面板を接着してハニカムパネルと すると、第1に、表面板によりハニカムコアの両面が密閉されてしまうと共に、 第2に、表面板の内面全体に塗布された接着剤により、ハニカムコアの両面にお いて、セル空間の開口端面が閉鎖されてしまうことが多かった。このような第1 ,第2の密閉,閉鎖により、ハニカムコアは、外部の空気との連通,接触が阻害 され、外部との空気の出し入れが遮断されたり不足してしまい、結局、吸放湿紙 を用いた特性が生かされず、温度変化等に対応して空気中の湿度を吸収したり放 出したりすることが十分に行えなくなり、湿度コントロールが困難化するという 問題が指摘されていた。
【0004】 本考案は、このような実情に鑑み、上記従来例の問題点を解決すべくなされた ものであって、ハニカムコアに吸放湿紙を用い、かつ、表面板に多数の細孔を形 成すると共に細孔を避けて接着剤を塗布したことにより、吸放湿紙を用いたハニ カムコアについて外部との空気の出し入れが促進され、湿度コントロールが確実 に行える、ハニカムパネルを提案することを目的とする。
【0005】
この目的を達成する本考案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、こ のハニカムパネルは、芯材たるハニカムコアの両面に表面板が接着されてなる。 そして該ハニカムコアは、母材に吸放湿紙が用いられており、かつ該表面板は、 多数の細孔が形成されると共にその内面に該細孔を避けて接着剤が塗布されてい る。
【0006】
本考案は、このような手段よりなるので、次のように作用する。すなわち、こ のハニカムパネルは、芯材たるハニカムコアに吸放湿紙を用い、かつ、表面板に 多数の細孔を形成すると共に細孔を避けて接着剤を塗布してなる。そこで第1に 、表面板の多数の細孔により、ハニカムコアの両面が密閉されることは回避され る。第2に、表面板の内面の接着剤は、多数の細孔を避けるため例えば条線状, 点状等に塗布されており、細孔およびハニカムコアのセル空間の開口端面等を閉 鎖することはない。そこでこの第1,第2により、吸放湿紙を用いたハニカムコ アは、細孔およびセル空間の開口端面を介し外部の空気と確実に連通,接触する ようになり、外部との空気の出し入れが促進される。
【0007】
以下本考案を、図面に示すその実施例に基づいて、詳細に説明する。図1は、 本考案の実施例の概略分解斜視図である。図2は、同実施例の表面板の概略斜視 図であり、(1)図は、表面板の内面に条線状に接着剤を塗布したものを、(2 )図は、表面板の内面に点状に接着剤を塗布したものを示す。図3は、同実施例 の正断面図である。
【0008】 このハニカムパネル1は、芯材たるハニカムコア2の両面に表面板3が接着さ れてなる。まずハニカムコア2は、セル壁4により各々独立空間に区画され、正 六角形その他の形状をなす中空柱状の多数のセル5の平面的集合体よりなる。そ して、シート状の母材を所定のごとく切断,重積,接着,展張する展張方式か、 又は、シート状の母材とこれを波板加工したものとを積層,接着するコルゲート 方式等により、成形されており、一般的には重量比強度に優れ、整流効果,平面 精度,保温性,遮音性等にも優れ、単位容積当たりの表面積が大で、成形も容易 である等々の特性が知られ、各種の構造材その他の用途に広く使用されている。 さてこのハニカムコア2には、そのセル壁4を構成する母材に吸放湿紙が用いら れている。吸放湿紙は、温度変化等に対応して、空気中の湿度を吸収したり放出 したりするので、このような吸放湿紙を用いたハニカムコア2により、湿度コン トロールが可能となる。
【0009】 次に表面板3は、このような吸放湿紙を用いたハニカムコア2の上下両面に接 着剤6を用いて添着され、係る母材を用いたハニカムコア2の単体での剛性不足 を補強している。この表面板3は、各種プラスチック材やベニヤ材が用いられる と共に、パンチングメタル状,ポーラス状,多数の小スリット状等々をなす多数 の貫通穴である細孔7が形成された多孔板よりなる。又、表面板3の内面には接 着剤6が塗布され、もってハニカムコア2と接着されているが、この接着剤6は 、上述の細孔7を避け、例えば図2の(1)図に示したように条線状、又は図2 の(2)図に示したように点状等に塗布されている。
【0010】 本考案は、以上のように構成されている。そこで以下のようになる。すなわち 、このハニカムパネル1は、芯材たるハニカムコア2に吸放湿紙を用い、かつ、 その表面板3に多数の細孔7を形成すると共に、表面板3の内面にこの細孔7を 避けて接着剤6を塗布してなる。従って次の第1,第2のようになる。まず第1 に、表面板3に形成された多数の細孔7により、ハニカムコア2の両面が表面板 3にて密閉されることは回避される。そして吸放湿紙よりなるハニカムコア2は 、この多数の細孔7を介し外部の空気と連通,接触し、外部との空気の出し入れ が、遮断されたり不足したりすることなく促進される。
【0011】 第2に、更に表面板3の内面に塗布された接着剤6は、このような多数の細孔 7を避けるため、例えば条線状,点状等に塗布されている。このように接着剤6 が塗布されているので、表面板3の細孔7を閉鎖しないのは勿論のこと、ハニカ ムコア2の両面において、そのセル5空間の開口端面を閉鎖することもない。そ こでハニカムコア2は、この表面板3の多数の細孔7、およびこれらの細孔7と 連通したセル5空間の開口端面等を介し、外部の空気と確実に連通,接触するよ うになる。もってこの面からも、吸放湿紙を用いたハニカムコア2について、外 部との空気の出し入れが、遮断されたり不足したりすることなく促進される。
【0012】
本考案に係るハニカムパネルは、以上説明したように、ハニカムコアに吸放湿 紙を用い、かつ、表面板に多数の細孔を形成すると共に細孔を避けて接着剤を塗 布したことにより、次の効果を発揮する。
【0013】 すなわち、外部との空気の出し入れが遮断されたり不足したりすることがなく 、吸放湿紙を用いたハニカムコアについて、外部との空気の出し入れが促進され る。そこで吸放湿紙を用いた特性が生かされ、ハニカムコアは、温度変化等に対 応して空気中の湿度を十分に吸収したり放出したりすることが可能で、湿度コン トロールを確実に行えるようになり、この種従来例に存した問題点が一掃される 等、本考案の発揮する効果は顕著にして大なるものがある。
【図1】本考案に係るハニカムパネルの実施例を示し、
接着剤の図示を省略した概略分解斜視図である。
接着剤の図示を省略した概略分解斜視図である。
【図2】同実施例の表面板の概略斜視図であり、(1)
図は、表面板の内面に条線状に接着剤を塗布したもの
を、(2)図は、表面板の内面に点状に接着剤を塗布し
たものを示す。
図は、表面板の内面に条線状に接着剤を塗布したもの
を、(2)図は、表面板の内面に点状に接着剤を塗布し
たものを示す。
【図3】同実施例のハニカムパネルの正断面図である。
1 ハニカムパネル 2 ハニカムコア 3 表面板 4 セル壁 5 セル 6 接着剤 7 細孔
Claims (1)
- 【請求項1】 芯材たるハニカムコアの両面に表面板が
接着されたハニカムパネルであって、該ハニカムコア
は、母材に吸放湿紙が用いられており、かつ該表面板
は、多数の細孔が形成されると共にその内面に該細孔を
避けて接着剤が塗布されていること、を特徴とするハニ
カムパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5245892U JPH065945U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | ハニカムパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5245892U JPH065945U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | ハニカムパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065945U true JPH065945U (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=12915280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5245892U Pending JPH065945U (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | ハニカムパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065945U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6121225U (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-07 | シャープ株式会社 | 換気口開閉装置 |
JPH0278537A (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-19 | Nippon Filing Co Ltd | 物品保存用パネル |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP5245892U patent/JPH065945U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6121225U (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-07 | シャープ株式会社 | 換気口開閉装置 |
JPH0278537A (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-19 | Nippon Filing Co Ltd | 物品保存用パネル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100932381B1 (ko) | 허니컴 구조체를 포함하는 샌드위치 패널 및 그 제조방법 | |
CA2585352A1 (en) | Construction material and building | |
JPH065945U (ja) | ハニカムパネル | |
JPS6310258B2 (ja) | ||
KR20140072074A (ko) | 허니컴 구조체 | |
JPH09189494A (ja) | 熱交換器 | |
JPS6339294Y2 (ja) | ||
JPS5890909U (ja) | ハニカムコアパネル | |
JPS5936444Y2 (ja) | アコ−デオン式断熱材構造 | |
JPS6112361Y2 (ja) | ||
JPS626817U (ja) | ||
JPS60137U (ja) | 脱酸素剤用包装材料 | |
JPH0972012A (ja) | スチール住宅の壁パネル | |
JP3351813B2 (ja) | 熱交換機エレメントの製造法 | |
JPH034648Y2 (ja) | ||
JPS58104630U (ja) | シ−ル部材 | |
JPS5831129U (ja) | 透光性、断熱パネル | |
JP4129652B2 (ja) | 芯材 | |
JPS6119003Y2 (ja) | ||
JPH08178576A (ja) | 熱交換エレメント | |
JP3001050U (ja) | 畳 | |
JPH0719575U (ja) | 複層ガラス用のスペーサ構造 | |
JPH01161234U (ja) | ||
JPH0374936U (ja) | ||
JPS61204725U (ja) |