JPH0659418U - ネクタイ構造 - Google Patents

ネクタイ構造

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JPH0659418U
JPH0659418U JP93493U JP93493U JPH0659418U JP H0659418 U JPH0659418 U JP H0659418U JP 93493 U JP93493 U JP 93493U JP 93493 U JP93493 U JP 93493U JP H0659418 U JPH0659418 U JP H0659418U
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JP
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tie
hook
divided
longitudinal direction
neck
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JP93493U
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小林淳一
Original Assignee
小林 淳一
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脅迫等の犯罪に巻き込まれてネクタイによる
絞首を受けた場合に、容易かつ確実に致命的損傷を回避
できる防犯上有効なネクタイ構造を提供する。 【構成】 ネクタイ10を、ネクタイ着用時に首回部1
2を形成する部位において複数分割可能となるように構
成し、さらに、前記首回形成部に分割各部を係合すると
ともに該係合の解除がネクタイ長手方向の張力の大小に
より制御される係合部(互いに引き掛けられるように構
成された鉤止部材、衣服などの合わせ目を止める凸形と
凹形の対の小さい留め金(スナップ)、仮縫い、衣服な
どの合わせ目を引っかけて止める一対の金具(ホック)
など)を設けたことを特徴とするネクタイ構造は、通常
のネクタイを着用するときにかかる張力では何等支障な
く衣料品としての機能が発揮されるが、致命的損傷を与
えるような絞首によりネクタイ長手方向に大きな張力が
附加された場合には係合部の解除がなされ、容易かつ確
実に致命的損傷回避ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衣料品の一つであるネクタイに付加機能を与えるネクタイ構造に関 し、さらに詳細には、警察官をはじめとしてネクタイを着用した人が脅迫や殺人 等の目的で該ネクタイの首回部が締められても、一定以上の張力が加わった場合 には分割解除する係合部を該ネクタイ首回形成部に設け、致命的首締を回避する ことができる防犯上有効なネクタイ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
古今東西を問わず、殺人や窃盗等の事件は絶えることなく毎日のように発生し 、それぞれの国や時代の法律の下に、それらの事件は裁かれてきた。
【0003】 近年における日本は、治安のよい国として、国際的にも評価されていたが、組 織暴力団の拳銃保有、外国人流入に伴う該外国人の犯罪の増加等により、犯罪が 増大化・凶悪化する傾向が高まり、これらの中にあって、社会変化に追いつかな い警察の危機意識が高まっている。
【0004】 このように、治安が悪くなる一方のなかで一般庶民は、犯罪に巻き込まれない ように、また、巻き込まれそうになってもすぐに回避できるように、家屋に防犯 カメラや危険通報ブザーの設置等をして、自衛的な防御体制をとることが日常茶 飯事となってきている。
【0005】 この自衛的な防御体制の中でも、社交・営業上もしくは制服としてネクタイを 着用している人は、脅迫や強盗等の事件に遭遇した場合、該ネクタイを利用して 首を締められ致命的損傷を被ることが少なくないが、この場合の損傷回避のため には、以下に記すようなことが行われていた。
【0006】 Yシャツの開襟部にホック等で掛止する首回りがないネクタイを着用して、ネ クタイによる絞首ができないようにしていた。
【0007】 脅迫者等による絞首に勝る腕力等を使って、物理的・肉体的に絞首から逃れて いた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のネクタイ等においては、以下に記すような様々な問 題点があった。
【0009】 先ず、Yシャツの開襟部にホック等で掛止する首回りがないネクタイは、着用 した際に、ホック等の掛止部材が見えて外観・ファッション的に見栄えがよくな いとともに、Yシャツの開襟部のデザインによっては、ホックにより掛止できず 適用できるYシャツの種類が少ないという問題点があった。
【0010】 また、前記首回りのないネクタイは、その着用が、常に該ネクタイにあらかじ め設けられた結び目を持って行われるため、該結び目だけが手垢により非常に汚 れ易く、該汚れが目だってしまって不潔感を与えてしまうという問題点があった 。
【0011】 脅迫者等による絞首に勝る腕力等を使って物理的・肉体的に絞首から逃れるこ とは、当事者の腕力の大小という相対的関係で致命的損傷回避ができるか否かが 決まるので確実でないとともに、年輩者や婦女子等の弱者には不可能に近く、ま た、常に肉体の鍛錬が必要となるという問題点があった。
【0012】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、脅迫等の犯罪に巻き込まれ てネクタイによる絞首を受けた場合に、容易かつ確実に致命的損傷を回避できる とともに、衣料品に要求される衛生的、デザイン的側面をも併せ持つネクタイ構 造を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ネクタイを、ネクタイ着用時に首回部を形成する部位において複数 分割可能となるように構成し、さらに、前記首回形成部に分割各部を係合すると ともに該係合の解除がネクタイ長手方向の張力の大小により制御される係合部を 設けたことを特徴とするネクタイ構造を提供することにより上記目的を達成する ものである。
【0014】
【作用】
本考案におけるネクタイ構造は、ネクタイ着用時に首回部を形成する部位にお いて複数分割可能となるように構成されているので、分割されたネクタイの係合 部がYシャツの襟に隠れて見えず、ネクタイ着用時においては、従来のネクタイ と外観は変わらない。
【0015】 本考案におけるネクタイ構造は、分割されたネクタイの係合部の解除がネクタ イ長手方向の張力の大小により制御されるので、通常のネクタイを着用するとき にかかる張力では該係合部は解除されずに何等支障なく衣料品としての機能が発 揮されるが、致命的損傷を与えるような絞首によりネクタイ長手方向に大きな張 力が附加された場合には該係合部の解除がなされ、致命的損傷回避ができる。
【0016】
【実施例】
以下本考案に係わるネクタイ構造の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】 図1は本考案に係わるネクタイ構造において鉤止部材を使用した実施例を示す 斜視図である。図2は同実施例のネクタイを着用した状態を示す斜視図である。 図3は同実施例のネクタイの係合部が解除された状態を示す斜視図である。図4 はスナップを使用したネクタイ構造の実施例を示す斜視図である。図5は仮縫い を使用したネクタイ構造の実施例を示す斜視図である。図6はホックを使用した ネクタイ構造の実施例を示す斜視図である。
【0018】 本実施例におけるネクタイ構造は、図1〜図6に示されるように、ネクタイを 、ネクタイ着用時に首回部12を形成する部位において複数分割可能となるよう に構成し、さらに、前記首回形成部に分割各部を係合するとともに該係合の解除 がネクタイ長手方向の張力の大小により制御される係合部を設けることにより構 成されている。
【0019】 図1〜図3における実施例においては、ネクタイ10(長手方向の長さ135 cm)を、ネクタイ着用時に首回部12を形成する部分、すなわちネクタイ10 の長手方向一端部(幅広側)18から79cm、長手方向他端部(幅狭側)20 から56cmのところで短手方向に沿って裁断して分割し、該裁断端部は、布地 がほつれたりしないで綺麗にみえるようにするため、該裁断端部の布地を内側に 折って縫着している。
【0020】 分割各部14、16の裁断面側には、それぞれ互いに引き掛けられるように構 成された鉤止部材(マジックテープ)を縫いつけており、これにより係合部が形 成されるとともに、該分割各部14、16が係合されることにより一つのネクタ イが形成される。
【0021】 鉤止部材は、幅狭側分割部14の表側に綿糸で縫着された表面上に多数の鉤を 備えた支持体15と、幅広側分割部16の裏側に綿糸で縫着された表面上に多数 のループを備えた支持体17とにより構成されている。
【0022】 支持体15と支持体16を係合したときに、長手方向に一定以上の張力が作用 したときには、係合が解除されて分割各部14、16に解離し、該一定張力(し きい値)以下では係合が解除しないようになっている。
【0023】 支持体15は、ネクタイ長手方向が13mm、短手方向が17mmの長方形状 となっており、支持体17は、ネクタイ長手方向が56mm、短手方向が17m mの長方形状となっていて、支持体15を支持体17のどの位置に鉤止させるか によって形成されるネクタイの全長を変えることができ、首が太い人の場合には 長めにしたりといったように着用する人の大きさや体型等に応じて適切なネクタ イ全長にすることができる。
【0024】 また、支持体15や支持体16の大きさ、すなわち鉤止部分の接触面積を変え ることにより、前記しきい値の大きさを所望の値に変えることができ、ネクタイ の着用動作中に係合が解除されてしまうようであれば支持体15、16の大きさ を大きくして接触面積を大きくすることにより、着用動作中に係合が解除しない 程度のしきい値に設定することができる。
【0025】 つぎに、図4における実施例においては、ネクタイ10(長手方向の長さ13 5cm)を、ネクタイ着用時に首回部12を形成する部分、すなわちネクタイ1 0の長手方向一端部(幅広側)28から71cm、長手方向他端部(幅狭側)3 0から64cmのところで短手方向に沿って裁断して分割し、該裁断端部は、布 地がほつれたりしないで綺麗にみえるようにするため、該裁断端部の布地を内側 に折って縫着している。
【0026】 分割各部24、26の裁断面側には、衣服などの合わせ目を止める凸形と凹形 の対の小さい留め金(スナップ)をそれぞれ縫いつけており、これにより係合部 が形成されるとともに、該分割各部24、26が係合されることにより一つのネ クタイが形成される。
【0027】 スナップは、幅狭側分割部24の表側の裁断端部から10mmのところに綿糸 で縫着された凹形の留め金25と、幅広側分割部26の裏側の裁断端部から10 mmのところに綿糸で縫着された凸形の留め金27とにより構成されている。
【0028】 凹形の留め金25と凸形の留め金27とを係合したときに、長手方向に一定以 上の張力が作用したときには、係合が解除されて分割各部24、26に解離し、 該一定張力(しきい値)以下では係合が解除しないようになっている。
【0029】 凹形の留め金25や凸形の留め金27を長手方向に沿って複数設けて、複数の 留め金のうちどの位置の留め金と係合させるかによって、形成されるネクタイの 全長を変えることができ、首が太い人の場合には長めにしたりといったように着 用する人の大きさや体型等に応じて適切なネクタイ全長にすることができる。
【0030】 また、凹形の留め金25や凸形の留め金27を長手方向もしくは短手方向に沿 って複数設け、はめあわせて係合させるスナップ数を変えたり、スナップを縫い つける糸の引張強度や糸数等を変えることにより、前記しきい値の大きさを所望 の値に変えることができ、ネクタイの着用動作中に係合が解除されてしまうよう であれば、はめあわせて係合させるスナップ数を増やしたり、スナップを縫いつ ける糸の引張強度を強くしたり、糸数を増やしたりすることにより、着用動作中 に係合が解除しない程度のしきい値に設定することができる。
【0031】 つぎに、図5における実施例においては、ネクタイ10(長手方向の長さ13 5cm)を、ネクタイ着用時に首回部12を形成する部分、すなわちネクタイ1 0の長手方向一端部(幅広側)38から72cm、長手方向他端部(幅狭側)4 0から63cmのところで短手方向に沿って裁断して分割し、該裁断端部は、布 地がほつれたりしないで綺麗にみえるようにするため、該裁断端部の布地を内側 に折って縫着している。
【0032】 分割各部34、36の裁断面側は、仮縫いにより係合されて係合部が形成され るとともに、一つのネクタイが形成されている。
【0033】 仮縫いは、分割各部の裁断端部側を長手方向に1cm重ね合わせて、それを側 面2箇所31、33と中央部1箇所35を綿糸で縫製することにより行っており 、仮縫いした状態すなわち係合しているときに、ネクタイ長手方向に一定以上の 張力が作用したときには、係合が解除されて分割各部34、36に解離し、該一 定張力(しきい値)以下では係合が解除しないようになっている。
【0034】 仮縫い時において、分割各部の裁断端部の重ね合わせの長さを変えることによ り、形成されるネクタイの全長を変えることができ、首が太い人の場合には長め にしたりといったように着用する人の大きさや体型等に応じて適切なネクタイ全 長にすることができる。
【0035】 また、仮縫い箇所の数、糸の縫合の仕方、使用する糸自身の引張強度等を変え ることにより、前記しきい値の大きさを所望の値に変えることができ、ネクタイ の着用動作中に係合が解除されてしまうようであれば、仮縫い箇所の数を増やし たり、糸の縫合を強くしたり、使用する糸自身の引張強度を強くしたりすること により、着用動作中に係合が解除しない程度のしきい値に設定することができる 。
【0036】 つぎに、図6における実施例においては、ネクタイ10(長手方向の長さ13 5cm)を、ネクタイ着用時に首回部12を形成する部分、すなわちネクタイ1 0の長手方向一端部(幅広側)48から75cm、長手方向他端部(幅狭側)5 0から60cmのところで短手方向に沿って裁断して分割し、該裁断端部は、布 地がほつれたりしないで綺麗にみえるようにするため、該裁断端部の布地を内側 に折って縫着している。
【0037】 分割各部44、46の裁断面側には、衣服などの合わせ目を引っかけて止める 一対の金具(ホック)をそれぞれ縫いつけており、これにより係合部が形成され るとともに、該分割各部44、46が係合されることにより一つのネクタイが形 成される。
【0038】 ホックは、幅狭側分割部44の表側の裁断端部から12mmのところに綿糸で 縫着された鉤孔を形成する金具45と、幅広側分割部46の裏側の裁断端部から 8mmのところに綿糸で縫着された鉤形の金具47とにより構成されている。
【0039】 鉤孔を形成する金具45と鉤形の金具47とを係合したときに、長手方向に一 定以上の張力が作用したときには、係合が解除されて分割各部44、46に解離 し、該一定張力(しきい値)以下では係合が解除しないようになっている。
【0040】 鉤孔を形成する金具45や鉤形の金具47を長手方向に沿って複数設けて、複 数の金具のうちどの位置の金具と係合させるかによって、形成されるネクタイの 全長を変えることができ、首が太い人の場合には長めにしたりといったように着 用する人の大きさや体型等に応じて適切なネクタイ全長にすることができる。
【0041】 また、鉤孔を形成する金具45や鉤形の金具47を長手方向もしくは短手方向 に沿って複数設け、ひっかけて係合させるホック数を変えたり、ホックを縫いつ ける糸の引張強度や糸数等を変えることにより、前記しきい値の大きさを所望の 値に変えることができ、ネクタイの着用動作中に係合が解除されてしまうようで あれば、ひっかけて係合させるホック数を増やしたり、ホックを縫いつける糸の 引張強度を強くしたり、糸数を増やしたりすることにより、着用動作中に係合が 解除しない程度のしきい値に設定することができる。
【0042】 次に、本考案に係わるネクタイ構造の使用方法、使用状況について説明する。
【0043】 先ず、本考案に係わるネクタイを着用する人は、鉤止部材、スナップ、仮縫い 、ホック等の様々な係合部を有するネクタイのなかから、嗜好等に適合した係合 部を有するネクタイを選択し、該ネクタイの係合部が解除されて分割されたまま であるならば、係合させて一つのネクタイを形成してから、図2に示されるよう に従来のネクタイと同様の様々な結び方で着用する。
【0044】 該ネクタイの着用は、Yシャツの開襟部にホック等で掛止する首回りがない従 来のネクタイと異なり、ネクタイを均等に持って行うため、結び目となるところ などの特定の箇所が手垢等により特に汚れるということがなく、汚れが分散され て均一な汚れとなるので不潔感が低減されている。
【0045】 着用した際にネクタイが短かすぎたり長すぎたりする場合は、鉤止部材を使用 しているならば、支持体15と支持体17の鉤止位置を変えることによりネクタ イ全長を適正な長さに調節し、スナップを使用しているならば、複数ある凹形の 留め金25や凸形の留め金27のうち適切な留め金同士を係合させることにより ネクタイ全長を適正な長さに調節し、仮縫いを使用しているなら、分割各部の裁 断端部の重ね合わせの長さを変えて仮縫いすることによりネクタイ全長を適正な 長さに調節し、ホックを使用しているなら、複数の鉤孔を形成する金具45や鉤 形の金具47のうち適切な金具同士を係合させることによりネクタイ全長を適正 な長さに調節する。
【0046】 また、着用動作中に、係合部がはずれてしまうような場合は、鉤止部材を使用 しているならば、支持体15や支持体16の大きさ(鉤止部分の接触面積)を大 きくしてしきい値の大きさを大きめに設定することにより着用動作中の係合部の 解除を防ぐことができ、スナップを使用しているならば、はめあわせて係合させ るスナップ数を増やしたり、スナップを縫いつける糸の引張強度を強くしたり、 糸数を増やしたりすることにより着用動作中の係合部の解除を防ぐことができ、 仮縫いを使用しているなら、仮縫い箇所の数を増やしたり、糸の縫合を強くした り、使用する糸自身の引張強度を強くしたりすることにより着用動作中の係合部 の解除を防ぐことができ、ホックを使用しているならば、ひっかけて係合させる ホック数を変えたり、ホックを縫いつける糸の引張強度や糸数等を変えることに より着用動作中の係合部の解除を防ぐことができる。
【0047】 また、本考案に係わるネクタイを着用した時は、鉤止部材、スナップ、仮縫い 、ホック等の係合部が、襟に隠れて見えず、従来のネクタイと同様に外観・ファ ッション的に見栄えがよく、使用できるYシャツの種類が限られることもない。
【0048】 本考案に係わるネクタイを着用しているときに、脅迫等の犯罪に巻き込まれて ネクタイによる絞首を受けた場合(図2や図3に示す矢印方向にネクタイが引っ 張られるとともに結び目11が押された場合など)は、ネクタイ長手方向に一定 の張力(しきい値)を越える力が附加されると、図3に示すように鉤止部材、ス ナップ、仮縫い、ホック等の係合部が解除され、絞首による致命的損傷回避がで きる。
【0049】 この致命的損傷回避は、腕力を要せず肉体の鍛錬も必要ないため、被絞首者が 年輩者や婦女子等の弱者であっても容易かつ確実にできる。
【0050】 以上本考案を実施例に基づいて説明してきたが、本考案はこれらに限定される わけではない。
【0051】 例えば、ネクタイの裁断・分割は上記実施例において記載した寸法・比で行う 必要はなく、ネクタイ着用時に首回部を形成する部位に係合部が来るような寸法 ・比であればよい。
【0052】 また、係合部も鉤止部材、スナップ、仮縫い、ホックに限定されず、分割され たネクタイを係合するとともに該係合の解除がネクタイ長手方向の張力の大小に より制御されるものであればよい。
【0053】 さらに、上記実施例においては、ネクタイは2つに分割されているが、3つ以 上に分割してそれぞれに係合部を設け、少なくとも該係合部の一つがネクタイ着 用時に首回部を形成する部位に来るような構造のものであればよい。
【0054】
【考案の効果】
本考案に係わるネクタイ構造は、上記のように構成されているため、通常のネ クタイを着用するときにかかる張力では何等支障なく衣料品としての機能が発揮 されるが、致命的損傷を与えるような絞首によりネクタイ長手方向に大きな張力 が附加された場合には係合部の解除がなされ、被絞首者が年輩者や婦女子等の弱 者であっても容易かつ確実に致命的損傷回避ができるという優れた効果を有する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるネクタイ構造において鉤止部材
を使用した実施例を示す斜視図
【図2】同実施例のネクタイを着用した状態を示す斜視
図。
【図3】同実施例のネクタイの係合部が解除された状態
を示す斜視図。
【図4】スナップを使用したネクタイ構造の実施例を示
す斜視図。
【図5】仮縫いを使用したネクタイ構造の実施例を示す
斜視図。
【図6】ホックを使用したネクタイ構造の実施例を示す
斜視図。
【符号の説明】
10 ネクタイ 11 ネクタイ結び目 12 首回部 14 幅狭側分割部 15 支持体 16 幅広側分割部 17 支持体 18 長手方向一端部 19 ネクタイ縫合部 20 長手方向他端部 22 縫い目 24 幅狭側分割部 25 凹形留め金 26 幅広側分割部 27 凸形留め金 28 長手方向一端部 30 長手方向他端部 31 仮縫い 33 仮縫い 34 幅狭側分割部 35 仮縫い 36 幅広側分割部 38 長手方向一端部 40 長手方向他端部 44 幅狭側分割部 45 鉤孔形成金具 46 幅広側分割部 47 鉤形の金具 48 長手方向一端部 50 長手方向他端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネクタイを、ネクタイ着用時に首回部を
    形成する部位において複数分割可能となるように構成
    し、さらに、前記首回形成部に分割各部を係合するとと
    もに該係合の解除がネクタイ長手方向の張力の大小によ
    り制御される係合部を設けたことを特徴とするネクタイ
    構造。
JP93493U 1993-01-19 1993-01-19 ネクタイ構造 Pending JPH0659418U (ja)

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JP93493U JPH0659418U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 ネクタイ構造

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