JPH0659082A - 使用済燃料集合体の燃焼度クレジット導入方法 - Google Patents

使用済燃料集合体の燃焼度クレジット導入方法

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JPH0659082A
JPH0659082A JP4215040A JP21504092A JPH0659082A JP H0659082 A JPH0659082 A JP H0659082A JP 4215040 A JP4215040 A JP 4215040A JP 21504092 A JP21504092 A JP 21504092A JP H0659082 A JPH0659082 A JP H0659082A
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JP
Japan
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multiplication factor
neutron
burnup
correlation
multiplication constant
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JP4215040A
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Teruaki Kitano
照明 北野
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 核燃料貯蔵設備の燃焼度を考慮した臨界安全
設計を行う上で一つの手法を提案することにある。 【構成】 使用済燃料集合体の中性子実効増倍率を測定
し、新燃料で確立している中性子実効増倍率と等価の燃
焼度の相関により、測定した中性子実効増倍率により燃
焼度を求め、燃焼度を考慮した輸送容器の臨界安全設計
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済燃料集合体を輸
送もしくは貯蔵する輸送容器及び貯蔵設備の燃焼度の影
響を考慮した臨界安全設計を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】使用済燃料の輸送若しくは貯蔵容器(キ
ャスク)の臨界安全設計における未臨界性の評価では、
中性子増倍率が最も高くなるような燃料を想定する必要
が有る。従来、この想定において未燃焼の燃料を前提と
した臨界安全設計が行われている。 実際には使用済燃
料は、燃焼によって実効的な核分裂性物質量が減少する
ことにより核分裂の確率が小さくなり、さらに、核分裂
生成物の蓄積により中性子吸収効果が増大するために、
中性子増倍率が低下している。使用済燃料の取扱い施設
の臨界安全設計及び臨界安全管理において、燃焼に伴う
燃料の中性子増倍率の低下を考慮することを燃焼度クレ
ジットといい、近年燃焼度クレジットの考え方を採用す
ることについての技術的検討が世界各国でなされてい
る。多数の原子力発電所を有する米国では、既に一部の
燃料貯蔵プールに燃焼度クレジットを取り入れ、貯蔵容
利用量を増加させている。
【0003】ANSI/ANS-57.7-1981は使用済燃料貯蔵プー
ルの臨界安全評価における燃料の想定を以下の二つの分
類のどちらかとしている。
【0004】a)燃焼による核分裂性物質量の減少は考
慮せず、プール中において中性子増倍率が最も高くなる
ような燃料とすること。
【0005】b)燃焼による核分裂性物質量の減少を考
慮する場合は、貯蔵する燃料の最小燃焼度を設定しそれ
に対応した中性子増倍率を設定すること、および実測に
より中性子増倍率の低下を確認すること。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】使用済燃料集合体の未
臨界度測定方法はいくつか提案されているが、それらの
手法は確立していない。
【0007】また、燃焼度データを基にして臨界安全設
計を行う手法もあるが、燃焼計算、臨界計算等の誤差が
不明のためこの手法も十分に確立していない。
【0008】このように従来、核燃料貯蔵設備の臨界安
全設計に燃焼度のフアクタを入れておらず、使用済燃料
集合体では反応度が低下しているにも拘らず燃料の反応
度を最も安全側の中性子未照射の状態即ち、新燃料の状
態として取り扱い、そのために収納可能な数よりも少な
い使用済燃料集合体に制限する過剰設計となっている。
本発明の目的は、核燃料貯蔵設備の燃焼度を考慮した
臨界安全設計を行う上で一つの手法を提案することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、使用済燃料
集合体の中性子実効増倍率を測定し、新燃料で確立して
いる解析手法を用いて予め集合体の中性子実効増倍率と
等価初期濃度の相関及び貯蔵体系の中性子実効増倍率と
等価初期濃度の相関を求めておき、前記測定した中性子
実効増倍率により貯蔵体系の中性子実効増倍率もしくは
集合体の制限中性子実効増倍率を求めることにより達成
される。
【0010】
【作用】上記構成によれば、使用済燃料集合体の中性子
実効増倍率測定体系と同じ単一体系の新燃料の等価濃縮
度と中性子実効増倍率の第1の相関と、核燃料貯蔵設備
を想定した複数体系の新燃料の等価濃縮度と中性子実効
増倍率の第2の相関とを予め求めておく。
【0011】まず、使用済燃料集合体の単一体系の中性
子実効増倍率K0を測定し、第1の相関により中性子実
効増倍率K0に対する等価初期濃縮度e0が得られる。ま
た、第2の相関により最終的に臨界安全評価が必要な複
数体系の等価初期濃縮度e0に対する中性子実効増倍率
Kcが得られる。
【0012】次に、単一体系の予め求めた初期濃縮度を
パラメータとする燃焼度と中性子実効増倍率Keffの第
3の相関を用い、測定した使用済燃料集合体の中性子実
効増倍率K0とパラメータの初期濃縮度e0から燃焼度b
0が得られる。
【0013】次に、複数体系の予め求めた初期濃縮度を
パラメータとする燃焼度と中性子実効増倍率Keffの第
4の相関を用い、第3の相関で得られた燃焼度b0とパ
ラメータの初期濃縮度から最終的に臨界安全評価が必要
な複数体系の中性子実効増倍率Kbが得られる。
【0014】予め、得られた複数体系の中性子実効増倍
率Kbが等価初期濃縮度換算で求めた中性子実効増倍率
Kcより小さいことを確認しておく。これにより最終的
に臨界安全評価が必要な複数体系の中性子実効増倍率は
Kcとすることができる。
【0015】また、逆にKcを制限中性子実効増倍率と
することにより、測定時受入れ可能な中性子実効増倍率
0を導くこともできる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図により説明する。
【0017】図1は一般的な使用済燃料集合体の輸送容
器の断面図である。
【0018】先ず、輸送容器の構造を説明する。
【0019】本図に示すように1は使用済燃料集合体、
2はそれぞれの使用済燃料集合体1を所定の位置・間隔
で保持する燃料バスケット、3は使用済燃料集合体から
放射される放射線を遮蔽する遮蔽体である。この外に図
示せざる内筒及び外筒が遮蔽体3の内側及び外側にあ
る。
【0020】次に本実施例の燃焼度クレジット導入方法
について説明する。
【0021】ステップ1 測定対象である使用済燃料集合体と同じ仕様の新燃料を
想定して濃縮度を変えて中性子実効増倍率Keffを新燃
料で確立している臨界安全解析手法を用いて第1の相関
を得る。
【0022】図2は第1の相関を示す図表である。
【0023】ステップ2 輸送容器等の貯蔵設備体系を想定し使用済燃料集合体と
同じ仕様の複数体系について、新燃料の濃縮度を変えて
中性子実効増倍率Keffをステップ1と同様な解析手法
を用いて第2の相関を得る。
【0024】図3は第2の相関を示す図表である。
【0025】ステップ3 ステップ1と同じ単一体系について、初期濃縮度をパラ
メータとして、燃焼度と中性子実効増倍率Keffの第3
の相関を得る。
【0026】図4は第3の相関を示す図表である。
【0027】ステップ4 ステップ2と同じ複数体系について初期濃縮度をパラメ
ータとして、燃焼度と中性子実効増倍率Keffの第4の
相関が得られる。
【0028】図5は第4の相関を示す図表である。
【0029】ステップ5 第3の相関を用い測定した使用済燃料集合体の中性子実
効増倍率K0とパラメータの初期濃縮度e0から単一体系
の燃焼度b0を得る。
【0030】ステップ6 第4の相関を用い、ステップ5で得られた燃焼度b0
パラメータの初期濃縮度から複数体系の中性子実効増倍
率Kbを得る。
【0031】ステップ7 ステップ6で得られた複数体系の中性子実効増倍率Kb
が前提とする燃焼度及び初期濃縮度のパラメータ範囲内
において中性子実効増倍率Kcより小さいことにより臨
界安全設計を確認しておく。
【0032】ステップ8 使用済燃料集合体の単一体系の中性子実効増倍率K0
測定し、第1の相関により中性子実効増倍率K0に対す
る等価初期濃縮度e0を得る。
【0033】ステップ9 第2の相関により臨界安全評価が必要な複数体系の初期
濃縮度e0に対する中性子実効増倍率Kcを得る。
【0034】また、逆の手順により第2の相関おいて貯
蔵設備体系の制限中性子実効増倍率を与えることによ
り、単一集合体系の受入可能な中性子実効増倍率を定め
ることが出来、それらの値を基にステップ1での測定時
に速やかに燃料を受入れるかどうかの判断が可能となる
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、核燃料貯蔵設備の臨界
安全設計に燃焼度を考慮することが出来、貯蔵量の増大
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な使用済燃料集合体の輸送容器の縦断面
図である。
【図2】本発明の実施例の第1の相関を示す図表であ
る。
【図3】本発明の実施例の第2の相関を示す図表であ
る。
【図4】本発明の実施例の第3の相関を示す図表であ
る。
【図5】本発明の実施例の第4の相関を示す図表であ
る。
【符号の説明】
1 使用済燃料集合体 2 燃料バスケット 3 遮蔽体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 使用済燃料集合体の燃焼度クレジット
導入方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済燃料集合体を輸
送もしくは貯蔵する輸送容器及び貯蔵設備の燃焼度の影
響を考慮した臨界安全設計を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】使用済燃料の輸送若しくは貯蔵容器(キ
ャスク)の臨界安全設計における未臨界性の評価では、
中性子増倍率が最も高くなるような燃料を想定する必要
が有る。従来、この想定において未燃焼の燃料を前提と
した臨界安全設計が行われている。 実際には使用済燃
料は、燃焼によって実効的な核分裂性物質量が減少する
ことにより1個の中性子に対して核分裂する割合が小さ
くなり、さらに、核分裂生成物の蓄積により中性子吸収
効果が増大するために、中性子増倍率が低下している。
使用済燃料の取扱い施設の臨界安全設計及び臨界安全管
理において、燃焼に伴う燃料の中性子増倍率の低下を考
慮することを燃焼度クレジットといい、近年燃焼度クレ
ジットの考え方を採用することについての技術的検討が
世界各国でなされている。多数の原子力発電所を有する
米国では、既に一部の燃料貯蔵プールに燃焼度クレジッ
トを取り入れ、貯蔵容利用量を増加させている。
【0003】ANSI/ANS-57.7-1981は使用済燃料貯蔵プー
ルの臨界安全評価における燃料の想定を以下の二つの分
類のどちらかとしている。
【0004】a)燃焼による核分裂性物質量の減少は考
慮せず、プール中において中性子増倍率が最も高くなる
ような燃料とすること。
【0005】b)燃焼による核分裂性物質量の減少を考
慮する場合は、貯蔵する燃料の最小燃焼度を設定しそれ
に対応した中性子増倍率を設定すること、および実測に
より中性子増倍率の低下を確認すること。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】使用済燃料集合体の未
臨界度測定方法はいくつか提案されているが、それらの
手法は確立していない。
【0007】また、燃焼度データを基にして臨界安全設
計を行う手法もあるが、燃焼計算、臨界計算等の誤差が
不明のためこの手法も十分に確立していない。
【0008】このように従来技術においては、核燃料貯
蔵設備の臨界安全設計に燃焼度のフアクタを入れておら
ず、使用済燃料集合体では反応度が低下しているにも拘
らず燃料の反応度を最も安全側の中性子未照射の状態即
ち、新燃料の状態として取り扱い、そのために例えば
納可能な数よりも少ない使用済燃料集合体に制限する過
剰設計となっている。
【0009】本発明の目的は、核燃料貯蔵設備の燃焼度
を考慮した臨界安全設計を行う上で一つの手法を提案す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、使用済燃料
集合体の中性子実効増倍率を測定し、新燃料で確立して
いる解析手法を用いて予め集合体の中性子実効増倍率と
等価初期濃度の相関及び貯蔵体系の中性子実効増倍率
と等価初期濃度の相関を求めておき、前記測定した中
性子実効増倍率により貯蔵体系の中性子実効増倍率もし
くは集合体の制限中性子実効増倍率を求めることにより
達成される。
【0011】
【作用】上記構成によれば、使用済燃料集合体の中性子
実効増倍率測定体系と同じ単一体系の新燃料の等価濃縮
度と中性子実効増倍率の第1の相関と、核燃料貯蔵設備
を想定した複数体系の新燃料の等価濃縮度と中性子実効
増倍率の第2の相関とを予め求めておく。
【0012】まず、使用済燃料集合体の単一体系の中性
子実効増倍率K0を測定し、第1の相関により中性子実
効増倍率K0に対する等価初期濃縮度e0が得られる。ま
た、第2の相関により最終的に臨界安全評価が必要な複
数体系の等価初期濃縮度e0に対する中性子実効増倍率
Kcが得られる。
【0013】次に、単一体系の予め求めた初期濃縮度を
パラメータとする燃焼度と中性子実効増倍率Keffの第
3の相関を用い、測定した使用済燃料集合体の中性子実
効増倍率K0とパラメータの初期濃縮度e0から燃焼度b
0が得られる。
【0014】次に、複数体系の予め求めた初期濃縮度を
パラメータとする燃焼度と中性子実効増倍率Keffの第
4の相関を用い、第3の相関で得られた燃焼度b0とパ
ラメータの初期濃縮度から最終的に臨界安全評価が必要
な複数体系の中性子実効増倍率Kbが得られる。
【0015】予め、得られた複数体系の中性子実効増倍
率Kbが等価初期濃縮度換算で求めた中性子実効増倍率
Kcより小さいことを確認しておく。これにより最終的
に臨界安全評価が必要な複数体系の中性子実効増倍率
価値はKcとすることができる。
【0016】また、逆にKcを制限中性子実効増倍率と
することにより、測定時受入れ可能な中性子実効増倍率
0を導くこともできる。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図により説明する。
【0018】図1は一般的な使用済燃料集合体の輸送容
器の断面図である。
【0019】先ず、輸送容器の構造を説明する。
【0020】本図に示すように1は使用済燃料集合体、
2はそれぞれの使用済燃料集合体1を所定の位置・間隔
で保持する燃料バスケット、3は使用済燃料集合体から
放射される放射線を遮蔽する遮蔽体である。この外に図
示せざる内筒及び外筒が遮蔽体3の内側及び外側にあ
る。
【0021】次に本実施例の燃焼度クレジット導入方法
について説明する。
【0022】ステップ1 測定対象である使用済燃料集合体と同じ仕様の新燃料を
想定して濃縮度を変えて中性子実効増倍率Keffを新燃
料で確立している臨界安全解析手法を用いて第1の相関
を得る。
【0023】図2は第1の相関を示す図表である。
【0024】ステップ2 輸送容器等の貯蔵設備体系を想定し使用済燃料集合体と
同じ仕様の複数体系について、新燃料の濃縮度を変えて
中性子実効増倍率Keffをステップ1と同様な解析手法
を用いて第2の相関を得る。
【0025】図3は第2の相関を示す図表である。
【0026】ステップ3 ステップ1と同じ単一体系について、初期濃縮度をパラ
メータとして、燃焼度と中性子実効増倍率Keffの第3
の相関を得る。
【0027】図4は第3の相関を示す図表である。
【0028】ステップ4 ステップ2と同じ複数体系について初期濃縮度をパラメ
ータとして、燃焼度と中性子実効増倍率Keffの第4の
相関が得られる。
【0029】図5は第4の相関を示す図表である。
【0030】ステップ5 第3の相関を用い測定した使用済燃料集合体の中性子実
効増倍率K0とパラメータの初期濃縮度e0から単一体系
の燃焼度b0を得る。
【0031】ステップ6 第4の相関を用い、ステップ5で得られた燃焼度b0
パラメータの初期濃縮度から複数体系の中性子実効増倍
率Kbを得る。
【0032】ステップ7 ステップ6で得られた複数体系の中性子実効増倍率Kb
前提とする燃焼度及び初期濃縮度のパラメータ範囲
内において中性子実効増倍率Kcより小さいこを確認し
ておく。
【0033】ステップ8 使用済燃料集合体の単一体系の中性子実効増倍率K0
測定し、第1の相関により中性子実効増倍率K0に対す
る等価初期濃縮度e0を得る。
【0034】ステップ9 第2の相関により臨界安全評価が必要な複数体系の初期
濃縮度e0に対する中性子実効増倍率Kcを得ることがで
きる
【0035】また、逆の手順により第2の相関おいて貯
蔵設備体系の制限中性子実効増倍率を与えることによ
り、単一集合体系の受入可能な中性子実効増倍率を定め
ることが出来、それらの値を基にステップ1での測定時
に速やかに燃料を受入れるかどうかの判断が可能とな
る。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、核燃料貯蔵設備の臨界
安全設計に燃焼度を考慮することが出来、貯蔵量の増大
を図ることが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な使用済燃料集合体の輸送容器の縦断面
図である。
【図2】本発明の実施例の第1の相関を示す図表であ
る。
【図3】本発明の実施例の第2の相関を示す図表であ
る。
【図4】本発明の実施例の第3の相関を示す図表であ
る。
【図5】本発明の実施例の第4の相関を示す図表であ
る。
【符号の説明】 1 使用済燃料集合体 2 燃料バスケット 3 遮蔽体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済燃料集合体の中性子実効増倍率を
    測定し、新燃料で確立している解析手法を用いて予め集
    合体の中性子実効増倍率と等価初期濃度の相関及び貯蔵
    体系の中性子実効増倍率と等価初期濃度の相関を求めて
    おき、前記測定した中性子実効増倍率により貯蔵体系の
    中性子実効増倍率もしくは集合体の制限中性子実効増倍
    率を求めることを特徴とする使用済燃料集合体の燃焼度
    クレジット導入方法。
JP4215040A 1992-08-12 1992-08-12 使用済燃料集合体の燃焼度クレジット導入方法 Withdrawn JPH0659082A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168801A (ja) * 2007-12-20 2009-07-30 Westinghouse Electric Co Llc 使用済み原子燃料の燃焼控除の改善方法
JP2011247854A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Central Res Inst Of Electric Power Ind 照射燃料集合体の未臨界増倍率測定方法、測定装置および測定用プログラム、並びに照射燃料集合体の核種組成の予測精度の確証方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168801A (ja) * 2007-12-20 2009-07-30 Westinghouse Electric Co Llc 使用済み原子燃料の燃焼控除の改善方法
JP2011247854A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Central Res Inst Of Electric Power Ind 照射燃料集合体の未臨界増倍率測定方法、測定装置および測定用プログラム、並びに照射燃料集合体の核種組成の予測精度の確証方法

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 19991102