JPH0658895A - 氷分濃度計測装置 - Google Patents

氷分濃度計測装置

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JPH0658895A
JPH0658895A JP21518592A JP21518592A JPH0658895A JP H0658895 A JPH0658895 A JP H0658895A JP 21518592 A JP21518592 A JP 21518592A JP 21518592 A JP21518592 A JP 21518592A JP H0658895 A JPH0658895 A JP H0658895A
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ice
signal
high frequency
concentration
transmission line
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JP21518592A
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Noriyuki Akaha
紀之 赤羽
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Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】氷−水混合物が存在する領域(タンク2)にお
ける氷分濃度を計測する氷分濃度計測装置に関する。こ
の氷分濃度装置は、氷−水混合物が存在する領域に配置
される伝送線路102と、前記高周波線路に高周波信号
を供給する高周波発生源108と、前記高周波発生源1
08から送信され、伝送線路102を伝搬した高周波信
号を受信する受信機112,114と、前記受信機11
2,114で受信された受信信号を取り込んで、伝送線
路102の位相変化および損失のうち少なくとも一方を
求める信号処理器200とを有する。 【効果】氷−水混合物が存在する領域における氷分濃度
が、水に含まれる不純物の濃度を計ることなく、直接計
測できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体中に混在する固体
の濃度を計測する装置に係り、特に、水あるいは所定の
電解質、高分子溶質を含む溶液に含まれる氷分の割合を
計測する氷分濃度計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の氷分濃度計測装置として
は、例えば、図17に示すようなものがある。
【0003】近年、エネルギーの有効利用の観点から、
夜間の余剰電力を利用して、温水、あるいは冷水を多量
に製造、蓄積し、それを昼間の暖房、冷房に利用するシ
ステムが考案され、利用されている。特に、電力の需給
のひっぱくする夏期の冷房用電力需要のピーク期に対す
る対策として、種々の蓄冷システムが提案されている。
【0004】蓄冷システムでは、氷の潜熱を利用したシ
ステムの利用が検討され始めている。このシステムは、
従来利用されて来た冷水による蓄冷システムに比べ、タ
ンクの容量、冷媒の輸送系の装置等が小型でよいという
特徴がある。
【0005】図17は、この氷蓄冷システムの概略図を
示したものである。夜間は、製氷機を動作させ、タンク
内にある水あるいは溶液を冷却し、氷を製造する。製氷
機内で製造された氷は、溶液と共にタンクに送出され
る。タンク内では、氷と溶液は、それらの比重差により
分離し、タンクからは氷を含まない溶液のみが製氷機に
還流して来る。なお、製氷機にて生成される氷は、その
形状を制御したり、過冷却水の形でタンクに送り、タン
ク内で凝固するように、温度を制御する等の方法を用い
て、流動性を確保している。タンク内に氷が十分に蓄積
された後は、製氷機は停止する。また、昼間には、室内
の冷房に、この氷が使用される。氷の残量が少なくなる
と、製氷機を動作させ、氷を供給する。
【0006】このように、氷蓄冷システムでは、常時、
タンク内の氷分を定量的に測定し、全体の制御を行なう
必要があるため、信頼性の高い、氷分濃度計測装置を必
要とする。図17に示すシステムでは、溶液濃度計がこ
のための装置である。
【0007】溶液中より、固体となった水が液相から除
かれるため、液相での溶質の濃度を測定すれば、間接的
に氷分の濃度がわかる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の氷分濃度計にあっては、溶液全体の水と、溶
質の量があらかじめ明確であるとの前提に立った計測方
法であるため、氷分のない時の溶液全体の平均溶質濃度
を常に管理しておく必要がある。溶液の漏えい等による
量の管理とあわせて実行することになるが、管理の複雑
化は避けられない。
【0009】また、図18に示すように、製氷機1台に
対し、複数個のタンクが存在するシステムでは、溶液は
ポンプによって撹拌されるため、平均的な氷の生成状況
は把握できるが、タンク#1〜#3のそれぞれにどれだ
けの氷が存在するのかを計測することは不可能である。
この場合、仮りに、各タンクごとに溶液濃度計を設定し
ても、溶液は、システム全体を循環して平均化されるた
め、各タンクごとの濃度測定は、無意味である。
【0010】さらに、水に含まれる不純物が微少である
場合、氷の増減による、不純物の濃度変化が生じにく
い。このような場合、溶液濃度計による間接的な氷分濃
度計測は、きわめて困難である。
【0011】本発明の目的は、氷−水の混合物が存在す
る領域において、不純物の濃度を用いることなく、直接
的に氷分濃度の計測ができる氷分濃度計測装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、氷−水混合物が存在する領域にお
ける氷分濃度を計測する氷分濃度計測装置において、氷
−水混合物が存在する領域に配置される伝送線路と、前
記伝送線路に高周波信号を供給する高周波発生源と、前
記高周波発生源から送信され、伝送線路を伝搬した高周
波信号を受信する受信機と、前記受信機で受信された受
信信号を取り込んで、伝送線路の位相変化および損失の
うち少なくとも一方を求める信号処理器とを有すること
を特徴とする氷分濃度計測装置が提供される。
【0013】
【作用】上記装置は、電波の通路内に存在する媒質の複
素誘電率が氷の濃度の関数として変化することを利用し
たものである。溶液中に氷が存在しない場合には、溶液
そのものの複素誘電率によって伝送線路の損失、及び伝
搬位相遅延が決定される。氷が混在し始めると、伝送線
路の外壁の穴を通じて、その氷が伝送線路内に入ってく
るが、氷の複素誘電率は溶液のそれとは異なるため、伝
送線路の損失及び伝搬位相遅延が変化する。この変化
は、氷分の濃度に依存するため、損失および位相遅延の
いずれか一方又はその両方を測定することで、氷分の濃
度を知ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0015】図1に、本発明の氷分濃度計測装置が適用
される氷蓄冷システムの一例についての構成の概要を示
す。
【0016】図1に示すシステムは、例えば、粒状の氷
(粒状氷)が水中に混在する、氷−水混合物を貯溜する
タンク2と、このタンク2から水を取り込んで、粒状氷
を生成して、タンク2に供給する製氷機4と、タンク2
内に貯溜される氷−水混合物を取り込んで、熱交換を行
なって、被冷却系6を冷却する熱交換器8と、これらを
連通して、氷−水混合物および/または水を輸送するた
めのパイプP1−P4と、タンク2内の氷の濃度を検出
して氷分濃度を示す氷分濃度情報を出力する氷分濃度計
測装置10と、前記氷分濃度計測装置10から出力され
る氷分濃度情報に基づいて、製氷機4の製氷動作を制御
するシステム制御装置12とを有する。
【0017】図1に示す氷蓄冷システムは、上述したよ
うに動作する。ただし、このシステムは、本発明の氷分
濃度計測装置10を有することに特徴がある。
【0018】次に、本発明の氷分濃度計測装置の第1実
施例について、図2を参照して説明する。
【0019】図2に示す本実施例の氷分濃度計測装置
は、タンク2の貯溜水(氷を含む)内に布設される伝送
線路102と、この伝送線路102の両端に接続される
整合回路104、106と、例えば、50MHzの高周
波信号を発振して出力する高周波発振器108と、この
高周波発振器108に接続され、前記高周波信号を分岐
する分岐器110とを有する。分岐器110から出力さ
れる信号の一方は、前記整合回路104に供給される。
他方の信号は、基準信号として、後述する受信機114
に送られる。
【0020】なお、高周波信号の周波数は、50MHz
に限られない。本発明は、例えば、数MHz〜数GHz
で実用可能である。
【0021】伝送線路102は、タンク2の上下方向に
沿って、水中に没する状態となるように、布設される。
本実施例では、その上端に、整合回路106が接続さ
れ、下端に、整合回路104が接続される。この、伝送
線路102は、図3に、その一部を拡大して示すよう
に、パイプ状の導体からなる内導体124と、メッシュ
状の導体からなる外導体126とを有する。外導体12
6は内導体124の外側で、該内導体124と接触しな
いで、該内導体124を包むように配置される。また、
この外導体126のメッシュは、粒状氷が該外導体12
6を容易に通過できる大きさに形成される。
【0022】また、本実施例の氷分濃度計測装置は、前
記整合回路106と接続されて、該回路106から出力
される計測信号を受信する受信機112と、前記分岐器
110の後段側に接続されて、基準信号を受信する受信
機114と、これらの受信機112,114の受信出力
信号を受けて、処理し、氷分濃度を検出する信号処理器
200とを有する。
【0023】受信機112および114は、中間周波数
信号発振器116を共通に有すると共に、それぞれ、増
幅器118、周波数変換器120および増幅器122を
有する。
【0024】なお、前記基準信号は、後述するように、
位相遅延を測定する場合には必須である。しかし、損失
のみを測定する場合には不要である。従って、損失のみ
を測定する場合には、分岐器110および受信機114
を省略してもよい。
【0025】次に、本実施例の動作について、その測定
原理と共に説明する。
【0026】計測は、予め定めた周期で行なわれる。こ
の周期は、例えば、1分毎等のように、適用するシステ
ムごとに設定される。高周波発振器108を一定周期で
起動して、高周波信号を一定周期ごとに出力する方法、
連続的に高周波信号を出力させて、信号処理器200で
のサンプリングを周期的に行なう方法等が可能である。
本実施例では、後者の方法による。
【0027】高周波発振器108から出力される高周波
信号は、一部が分岐器110を介して整合回路104に
送られる。そして、高周波信号は、整合回路104を介
して伝送線路102を伝搬する。高周波信号は、伝送線
路102を伝搬する際に、線路が置かれている空間の媒
質の状態に応じた伝搬定数の影響を受ける。すなわち、
媒質の状態の影響を含む計測信号として整合回路106
に達し、該整合回路106を経て受信機112に送られ
る。また、高周波発振機108から出力される高周波信
号の他の一部は、分岐器110で分岐され、基準信号と
して受信機114に送られる。
【0028】受信機112および114は、それぞれ、
増幅、周波数変換および増幅を行なう。受信機112か
らの計測信号および受信機114からの基準信号の各出
力は、信号処理回路200に入力され処理される。
【0029】信号処理器200では、計測信号および基
準信号の位相差および振幅比を求め、これらから、氷分
濃度を計算して、出力する。なお、信号処理器200の
構成および動作の詳細については、後述する。
【0030】次に、本実施例の動作原理について説明す
る。
【0031】高周波領域(数百KHz以上)では、氷の
比誘電率εiは、ほぼ一定で、2.9〜3.2程度とな
ることが知られている。また、純水の比誘電率εwは、
波長で10cm以下の周波数帯で約80、波長1cm程
度の周波数領域で約20程度と、高周波領域で見た比誘
電率には、両者間に大きな差が存在している。
【0032】氷−水混合物では、氷が水中に微小な球と
して存在している時、その混合物の等価比誘電率をεs
とすると、ウイナー(Wiener)の混合誘電体理論
から、Pi,Pwを、それぞれ氷、水の体積比として、次
式で与えられる。
【0033】
【数1】
【0034】εi=3,εw=80とした時の等価誘電率
のPiに対する変化を、図4に示す。同図から明らかな
ように、等価誘電率を知れば、氷分の濃度がわかる。
【0035】高周波伝送線路内の電磁波の伝搬定数は、
線路内の誘電率の平方に比例するから、線路長が不変で
ある時、等価誘電率の変化を位相遅れの変化としてとら
え、氷分の濃度を間接的に測定することが可能となる。
【0036】図2に示した実施例では、図3の如く、氷
を含む水が伝送線路2の内外を自由に出入りできる構造
となっている。このため、氷分の濃度について、伝送線
路の内外では差を生じない。この結果、タンク2内の氷
分濃度が高くなるにつれて、伝送線路の電気長は短かく
なったように見える。すなわち、位相遅れが小さくなっ
てゆくことになる。予め氷分の濃度に対する位相遅れ変
化をデータとして取得しておくか、計算により求めてお
けば、逆に、位相遅れから氷分の濃度を知ることができ
る。
【0037】次に、上述した実施例において好適に用い
られる信号処理器の一実施例について図5を参照して説
明する。
【0038】図5において、本実施例の信号処理器20
0は、受信機112用入力端子202および受信機11
4用入力端子204を有する。また、内部には、入力端
子202、204に対応して接続される振幅制限増幅器
206および208と、これらの増幅器206、208
の後段に配置される直交検波回路210と、前記入力端
子202、204に接続される振幅比検出回路230
と、前記直交検波回路210および振幅比検出回路23
0の出力を取り込んで、氷分濃度を検出し、氷分濃度情
報を出力するコンピュータシステム250とを有してい
る。
【0039】直交検波回路210は、前記振幅制限増幅
器204の出力信号を等分配する電力分配器206と、
前記振幅制限増幅器208の出力信号を等分配する電力
分配器208と、電力分配器214の一方の出力信号の
位相を90°遅らせる移相器216と、電力分配器21
2の一方の出力信号および移相器216の出力信号を合
成するミキサ218と、電力分配器212の他方の出力
信号および電力分配器214の他方の出力信号を合成す
るミキサ220と、ミキサ218および220の出力側
に対応して接続されるローパスフィルタ222および2
24とを有する。ローパスフィルタ222および224
の出力信号は、コンピュータシステム250に送られ
る。
【0040】振幅比検出回路230は、入力端子202
および204に対応して接続され、それぞれ入力信号を
増幅する可変利得増幅器232および234と、可変利
得増幅器232および234に対応して接続される振幅
検波回路236および238と、振幅検波回路238の
出力信号を取り込んで、可変利得増幅器232、234
の利得を制御する自動利得制御回路(AGC回路)24
0とを有する。振幅検波回路238の出力信号は、コン
ピュータシステム250に送られる。
【0041】コンピュータシステム250は、前記ロー
パスフィルタ222、224および振幅検波回路236
の各出力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器
252、254および256と、これらの信号を取り込
むためのインタフェース回路258と、インタフェース
回路258を介して取り込んだ信号に基づいて、氷分濃
度の算出を行なう中央処理ユニット(CPU)260
と、CPU260の動作プログラム、予め与えられる各
種定数、係数等を記憶するリードオンリーメモリ(RO
M)262と、データ、演算結果等を格納するランダム
アクセスメモリ(RAM)264と、演算結果等を出力
するためのインタフェース回路266と、これらを接続
するバス268とを有する。
【0042】次に、本実施例の信号処理器200の動作
について説明する。
【0043】入力端子202、204に入力される信号
は、それぞれ対応して接続されている振幅制限増幅器2
06および可変利得増幅器232と、振幅制限増幅器2
08および可変利得増幅器234とに入力される。可変
利得増幅器234の出力信号は、振幅検波回路238で
その振幅が検出され、AGC回路240に入力される。
【0044】自動利得制御回路240は、検波振幅出力
回路238からの出力レベルが、入力端子204からの
入力信号レベルが変動しても一定となるように、可変利
得増幅器234の利得を変化させる。この変化は、可変
利得増幅器232についても同様に行なわれる。
【0045】今、入力端子202、204にそれぞれS
a、Sbなる振幅を持つ信号が加えられたとする。自動利
得制御回路240は、振幅検波回路238の出力を一定
値E0となるように、可変利得増幅器234の利得Gb
制御するから、 E0=Ka・Gb・Sb=定数 ………(2) となる。ここで、Kaは、回路によって定まる比例定数
である。よって Gb=E0/(Ka・Sb) ………(3) 一方、可変利得増幅器232の利得Gaは、同234と
同一となる。また、可変利得増幅器232側の回路の比
例定数をKbとすると、振幅検波回路236の出力E
は、 E=Kb・E0/(Ka・Sb)Sa ………(4) E={(Kb/Ka)・E0}・(Sa/Sb) ………(5) となり、これは、{(Kb/Ka)・E0}が定数である
ため、(Sa/Sb)という2つの入力の振幅比に比例し
た出力であることがわかる。定数部分は、調整時に測定
できるから、そのデータをもとにして、Eより振幅比が
得られる。
【0046】図2で、分波器110から受信機114に
加えられる信号は、タンク2内の水中領域の長さL中に
存在する氷と水の混合物の影響はうけない。一方、受信
機112に入力する信号は、L中の損失の変化をうけ
る。例えば、標準状態として、L中に氷のない状態を作
り、その時の振幅Erefを記憶しておく。
【0047】 Eref={(Kb/Ka)E0}・(Sa0/Sb0) ………(6) ここで、Sa0、Sb0は、標準状態での信号処理器7への
入力振幅である。
【0048】通常動作時には、L中に存在する混合物状
態によって、受信機112への入力振幅が変動する。標
準状態からのL中の損失の増加をαとすると、その時の
受信機112への入力S′aは、 S′a=α・Sao ………(7) また、受信機114への入力Sb0は不変である。この時
の振幅検波回路236の出力E′は、 E′={(Kb/Ka)・E0}(Sa′/Sb0) ………(8) E′のEref に対応する比をとると、 (E′/Eref)=(Sa′/Sa0)=α ………(9) となり、損失の変化分αが得られる。
【0049】以上の演算は、CPU260と、ROM2
62に格納されるソフトウェアを用いて実現できる。図
2の実施例では、このαの値は、後述するように、位相
からの濃度の解が複数存在してしまう場合の解決策に用
いられる。
【0050】氷分濃度の測定精度が粗くともよい場合
は、この値のみでもよい。
【0051】前記αと氷の体積%との関係は、予め実験
により求めることができる。この関係の一例を図7
(A)に示す。このグラフに示す関係は、ルックアップ
テーブルとして、ROM262中に格納しておく。
【0052】これにより、αから氷分濃度を求めること
ができる。
【0053】直交検波回路210への2つの入力信号
は、振幅制限増幅器206、208によって一定振幅に
制限される。直交検波回路210内では、それぞれの信
号は、電力分配器212、214により等分割されて、
図5に示す通り、ミキサ218、220に入力される。
そのうちの1つは、位相器216を通り、90°の位相
差が与えられている。
【0054】この結果、ローパスフィルタ222の出力
a は、2つの入力信号の位相差φの正弦に比例した電
圧となり、ローパスフィルタ223の出力Vbには、余
弦に比例した電圧となる。
【0055】Va=K′・sinφ Vb=K′・cosφ ………(10) ただし、K′は比例定数 Va、Vbは、ADコンバータ252、254を介して、
それぞれコンピュータシステム250に取り込まれる。
【0056】この後、CPU260による計算によっ
て、位相差φが求められる。ROM262には、図2の
実施例の場合、タンク2内が標準状態の時の位相差φ
refを測定して、記憶しておき、動作中の測定値φとの
差△φ(=φ−φref)を計算するプログラムが用意さ
れている。
【0057】標準状態として、タンク2中、全てが氷を
含まない水である場合を例にとって説明する。
【0058】区間L中で発生する位相遅延量は次の式で
定式化できる。図2中に示したように、1次元座標lを
とると、微小区間dlで生ずる位相遅れdφは、 dφ=(2π/λ0)・√εs(l)・dl ………(11) ここでεs(l)は、位置lでの等価誘電率、λ0は自由
空間波長、πは円周率である。
【0059】全区間にわたる位相変化φLは、
【0060】
【数2】
【0061】標準状態では、εs(l)は水の誘電率εw
なるから、その時の位相変化φ0は、上式より、 φ0=(2π/λ0)・L・√εw ………(13) この時、測定される位相差φrefは、φ0以外に、分波器
110から受信機112、114に到る2つの経路長に
起因する位相遅れφcを含んでいる。
【0062】 φref=(2π/λ0)・L・√εw+φc ………(14) 計測時には、このφcは、標準状態と同じと見てよいか
ら、この時、測定される位相差φmは、
【0063】
【数3】
【0064】ここで、両者の差をとると、
【0065】
【数4】
【0066】となり、φcは結果に影響しない。上式
を、変形すると、
【0067】
【数5】
【0068】となる。右辺第2項は、Lと、用いる溶液
(水)の誘電率の測定値から計算できる。第1項の
【0069】
【数6】
【0070】の部分は、Lにわたる平均等価誘電率av
εSである。
【0071】原理で示したように、εSと混合比Piの間
の関係式は与えられているから、以上の式を用いて、測
定値△φと混合比Piとを結びつけることができる。
【0072】実際の運用では、△φを測定し、Piを知
る。この操作は、Pと△φを結合する式群の逆演算を行
なうことになる。前述の式(17)、(1)より
【0073】
【数7】
【0074】と変形できる。各式の右辺は、測定で求め
られ、結局、区間Lに沿うみかけ濃度*Piが得られ
る。△φには、後述するように、360°の不確定さが
生じる場合がある。それゆえ、Piは、複数の値が得ら
れることになるが、振幅比の測定値による解との比較に
よって単一解とすることができる。
【0075】みかけ濃度*Piは、氷のLに沿った分布
によって影響を受ける。
【0076】このため、*Piをそのままタンク2内の
平均濃度とすることはできない。
【0077】みかけ濃度*Piは、真の平均濃度avPi
との間に一定の関係がある。特に、氷の粒状が大きな変
化をしない時には、水と氷の比重関係だけで決定される
ため、実験的にこの関係を決定することができる。
【0078】コンピュータシステム250では、この関
係を、多項式近似やルックアップテーブルとして、RO
M262に記憶しておき、*Piから、真の平均濃度a
vPiを計算する。
【0079】以上の動作をフローチャートとしたもの
を、図6に示す。
【0080】図6に示すように、本実施例の計測動作
は、初期設定モードと運用モードとがある。
【0081】初期設定モードでは、タンク2内をすべて
水の状態(標準状態)として、伝送線路102に高周波
信号を伝搬させ、これを受信機112で受信し、一方、
分岐器110で分岐された基準信号を受信機114で受
信して、両受信機112、114の出力を信号処理器2
00で処理する。信号処理器200において、CPU2
60は、位相差φrefと、振幅比Erefとを求め、結果を
RAM264に記憶させる(ステップ1001〜100
3)。これらの処理は、タンク2内に氷がなく、水のみ
の状態で氷蓄冷システムを起動する際に行なう。
【0082】運用モードは、氷が製氷機で作られて、タ
ンク2内に貯えられた状態を想定した動作モードであ
る。
【0083】このモードでは、信号処理器200は、受
信機112および114からの受信信号に基づいて、上
述したようにして、位相差φmを測定すると共に、振幅
比E′を測定する(ステップ1004,1005)。
【0084】ここで、得られた振幅比E′と、上述した
初期設定モードで得た振幅比Erefとを用いて、損失の
変化分αを求める(ステップ1006)。そして、予め
実験で求めてあるαについて、ROM262中のルック
アップテーブルを参照して氷濃度P′を求める(ステッ
プ1007)。なお、この氷分濃度の値は、位相差を用
いる場合より、大まかな値である。
【0085】一方、前記測定された位相差φmと、予め
初期設定モードで得たφrefより、Δφを求める(ステ
ップ1008)。ここで、Δφについて、ROM262
のルックアップテーブルを参照して、解として可能性の
ある全ての濃度Pの値を求める(ステップ1009)。
【0086】次に、上述したステップ1007で求めた
P′値に最も近いPを選択し*Piとする(ステップ1
010)。この理由については、後述する。そして、*
iより、avPiを計算し、出力する(ステップ101
1)。
【0087】この後、ステップ1004に戻り、上述し
た手順を繰り返す。この繰り返しは、予め定めたサンプ
リング周期に従って行なわれる。
【0088】なお、この手順は、コンピュータシステム
250がリセットされると、初期設定モードに戻るよう
に構成することができる。
【0089】位相測定では、360°の整数倍の変化に
ついては測定できないため、これを知るために別の手段
が必要となる場合がある。これは、使用する電波の波長
に比べてLが長い場合である。この場合を図7(B)に
示す。
【0090】この場合、氷と水の誘電率の虚数成分の差
に着目することで、解が得られる。0°付近の氷は、周
波数10MHz〜100GHzの範囲内で虚数成分とし
て、0.1〜0.001程度の値を持ち、比較的損失の
少ない誘電体と見なせる。一方、水は0°付近で、同じ
周波数範囲にて虚数分として2〜30という大きな値を
持っている。
【0091】誘電率の虚数部は、伝送線路の損失として
観測されるため、図3の装置で、損失の変化のみによっ
て氷分の濃度を知ることも可能である。図7(A)にこ
れを示す。
【0092】但し、精度において、位相測定による氷分
濃度計測がすぐれているため、両方式を併用し、損失変
化によって、位相の360°の整数倍に相当する程度の
荒い測定を行ない、位相によって、詳しい濃度を知るこ
とで、最善の結果を得ることができる。
【0093】図7(A)で、位相の測定値φ1からは、
a,b,c,dの4つの濃度が対応し、単一の結果とな
らない。しかし、損失の測定値L1を得ることにより、
この場合Cと言う単一の結果とすることができる。
【0094】次に、位相の整数倍を解く、別の方法を示
す。これは、測定に用いる周波数を複数用いる方法であ
る。2つの周波数を使用する場合を、図8を用いて説明
する。
【0095】同図は、周波数f=f1の時の氷分濃度に
対する位相変化と、f=f2≠f1の時のそれを重ねて示
したものである。周波数が異なるため、両者の傾きは異
なっている。
【0096】f=f1での位相測定結果φ1を得たとする
と、想定される濃度の解は、a1,b1,c1の3つであ
る。また、f=f2での結果φ2からは、a2,b2という
2つの可能な解が得られる。濃度は1つの値であるか
ら、図中でa2,b1の点によって示される濃度の値が正
解であることがわかる。
【0097】この方法は、3つ以上の周波数を用いて実
現することも可能であり、実現すべき精度の要求によっ
て選択される。
【0098】また、位相を計測する手段は、上記した直
交検波回路以外の回路でも実現することができる。
【0099】例えば、図9(A)に示す排他オア回路9
0を用いることができる。その入力端子91と入力端子
92とに、同図(B)に示すx1,x2のパルス波形が入
力されると、出力端子93に、位相差パルス波形yが出
力される。
【0100】また、図10(A)に示すS−Rフリップ
フロップ回路93によっても、位相差計測手段を実現す
ることができる。すなわち、このフリップフロップ回路
93のS(セット)端子およびR(リセット)端子に、
それぞれ同図(B)に示すx1,x2のトリガ波形が入力
されると、Q端子に、位相差パルス波形yが出力され
る。
【0101】図2において、受信機112,114とし
て、共通の局部発振器116をもつスーパーヘテロダイ
ン型受信機を用いる例を示した。しかし、使用される周
波数が低い場合には、単なる増幅器としてもよい。ま
た、信号処理器200では、2つの受信機出力間の相対
位相差と、振幅比が計測されるが、これらの実用回路と
しては、種々の方式が提案され、実用化されているの
で、その実現性については十分である。
【0102】次に、本発明の他の各種実施例について、
図面を参照して説明する。
【0103】図11に、本発明の第2実施例を示す。同
図で、伝送線路102の下端103は、高周波的にショ
ートされている。そして、高周波信号は、方向性結合器
150を介して伝送線路102に加えられる。方向性結
合器150は、整合回路106に、高周波電力を加える
とともに、整合回路106側から反射されて返って来た
電力のみを受信機112に供給するように接続されてい
る。方向性結合器150は、これと同等の機能を有する
高周波ブリッジに置きかえることも可能である。
【0104】方向性結合器150から伝送線路102に
加えられた電力は、伝送線路102内を下方に伝搬する
が、下端103がショートされているため、そこで反射
し、再び伝送線路102内を上方へ伝搬し、方向性結合
器150に戻って来る。この往復の間に、等価的な誘電
率変化を反映した位相遅れ、損失の変化を示すため、こ
れを計測することで、氷分の濃度を知ることが出来る。
【0105】この実施例によると、伝送路長Lが短かい
場合にも、その2倍の長さを利用できることになり、大
きな変化が得られる。
【0106】図12に、本発明の第3実施例を示す。本
実施例は、伝送線路102をU字状に形成して、高周波
信号を、計測域を往復させ、Lが小さい場合に大きな出
力変化が得られるようにした例である。言うまでもな
く、伝送線路102を複数回折り返して、2往復、3往
復するように、伝送線路102の長さを長くすれば、変
化は大きくなる。
【0107】図13に、本発明の第4実施例を示す。
【0108】この例は、損失の変化のみを計測して氷分
の濃度を知るためのシステムである。高周波発振器10
8は、常に一定の出力を生ずるものであるので、損失の
変化は、整合回路106の出力電力の変化となる。これ
を、高周波電力計61にて読みとり、その信号を信号処
理回路300に送出する構成である。この構成では、回
路規模が小さくなり、コストの点で有利となる。
【0109】図14に、本発明の第5実施例の構成を示
す。本実施例は、直接検波方式の受信機115を用いる
例である。本実施例は、高周波発振器108の電力が安
定している場合に、好適であって、構成の簡単な直接検
波方式の受信機115を用いることができる。受信機1
15の出力は、信号処理器200で、直接A/Dコンバ
ータを介してコンピュータシステム250に取り込まれ
る。コンピュータシステム250ではCPU260は、
取り込んだデータに基づいて、損失を求めて、氷分濃度
を求める。
【0110】次に、本発明の各実施例で用いられる伝送
線路のその他の構成例について説明する。
【0111】図15には、タンク中に布設される伝送線
路の実施例を示す。(a)は、平行2線伝送線路(レッ
ヘル線)である。(b)は、管壁に開口部を設けた導波
管である。図示のものは導波管からの電波の漏れを小さ
くするため、広面中央部に幅の狭いスロットを設けた例
である。漏れが許される場合には、スロットの穴の位
置、形状に制限はない。(c)は、外導体126壁面に
穴を設けた同軸線路の1例である。(d)は、2重の同
軸線路の例である。この伝送線路を用いると、外側の線
路126aを計測用として使用し、内側の線路124a
を、単なる信号伝送線として用いると、高周波信号のタ
ンクへの接続がタンクの上部又は下部のいずれか一方で
行なえる。
【0112】その他の構成は、上述した図2に示す実施
例と同様に構成される。
【0113】以上までの各実施例は、タンク中に鉛直方
向に伝送線路が設けられている例を示した。しかし、実
際には、タンクの深さによって氷分濃度は変化している
場合があると考えられる。この場合、以上の例では、深
さ方向に平均化した濃度が結果として得られることにな
る。このため、応用によっては、深さ方向での濃度分布
を計測する必要がある。
【0114】図16に、このために適用できる第6実施
例を示す。本実施例は、複数本(本実施例では3本)の
伝送線路102と、整合回路104および106とを、
タンク2内の異なる深さ位置で平行に配置されるよう
に、支持部材164で固定したものである。各伝送線路
102は、その一端側が選択スイッチ160を介して分
岐器110に接続され、他端側が選択スイッチ162を
介して受信機112に接続される。これらの選択スイッ
チ160,162は、連係して動作し、3本の伝送路1
02のうち、いずれかを選択して、分岐器110と受信
機112との間に接続する。
【0115】本実施例によれば、伝送線路102の存在
する深さごとに、位相差および損失を求めることがで
き、氷の濃度分布の深さ方向の変化に対応することがで
きる。
【0116】上述した各実施例では、位相情報を求め
て、氷分濃度を測定しているが、要求精度が厳くない場
合には、位相情報を用いる必要はなく、損失のみで氷分
濃度を求めてもよい。
【0117】上述した各実施例では、水と氷の形で、液
相と固相が混在する水を用いたシステムに適用する例を
示したが、本発明は、水と氷のみに限定されるものでは
ない。例えば、水と氷以外に、不凍液等の成分が含まれ
る場合、水以外の物質の液相と固相が混在するシステム
を用いる場合等を含むものである。すなわち、本明細書
における水と氷とは、狭義の水に限らず、広義の液体と
その固体の意味でも用いられるものである。
【0118】また、上記各実施例では、タンク内に存在
する氷分濃度を計測する例を示したが、本発明は、これ
に限定されない。例えば、大容量の貯水池、自然環境に
おける氷分濃度の計測にも用いることができる。
【0119】また、図18に示すように、タンクが複数
ある場合には、上述した各実施例の装置を、それぞれの
タンクごとに設置すればよい。この場合、信号処理器2
00は、共通に設けてもよい。本発明の場合、各タンク
において、氷−水混合物における氷分濃度を直接測定す
るので、水がシステム全体に循環しても、氷濃度の測定
に何ら影響を与えない。
【0120】また、上記各実施例の装置は、タンクが図
18に示すように複数ある場合、各タンクごとに本装置
を設置すれば、それぞれの氷分濃度を計測することがで
きる。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、氷−水混合物が存在す
る領域における氷分濃度が、水に含まれる不純物の濃度
を計ることなく、直接計測できる。従って、不純物の量
が微小な氷−水混合物の氷分濃度の計測が行えると共
に、氷−水混合物の存在する領域が、互いに連通した状
態で、複数箇所に存在していても、それぞれ独立に氷分
濃度を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される氷蓄冷システムの一例の構
成を示すブロック図。
【図2】本発明の氷分濃度計測措置の第1実施例の構成
を示す説明図。
【図3】本発明において用いることができる伝送線路の
構成の一例を示す部分斜視図。
【図4】等価誘電率と氷分濃度との関係を示すグラフ。
【図5】本発明の実施例において用いることができる信
号処理器の一実施例の構成を示すブロック図。
【図6】本発明の実施例において用いることができる信
号処理器に設けられるコンピュータシステムの計測手順
を示すフローチャート。
【図7】(A)本発明の実施例において計測される損失
と氷分濃度との関係を示すグラフ、(B)本発明の実施
例において計測される位相と氷分濃度との関係を示すグ
ラフ。
【図8】二つの周波数を用いる場合の、氷分濃度に対す
る位相変化を示すグラフ。
【図9】本発明の実施例において用いられる位相変化を
検出する他の手段を示す説明図。
【図10】本発明の実施例において用いられる位相変化
を検出する他の手段を示す説明図。
【図11】本発明の第2実施例の構成を示すブロック
図。
【図12】本発明の第3実施例の構成を示すブロック
図。
【図13】本発明の第4実施例の構成を示すブロック
図。
【図14】本発明の第5実施例の構成を示すブロック
図。
【図15】本発明の実施例において用いることができる
伝送線路の他の構成例を示す部分斜視図。
【図16】本発明の第6実施例の構成を示すブロック
図。
【図17】従来の氷分農度計測装置を有する氷蓄冷シス
テムの構成の概要を示すブロック図。
【図18】従来の氷分農度計測装置を有する氷蓄冷シス
テムの構成の概要を示すブロック図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 氷−水混合物が存在する領域における氷
    分濃度を計測する氷分濃度計測装置において、 氷−水混合物が存在する領域に配置される伝送線路と、 前記伝送線路に高周波信号を供給する高周波発生源と、 前記高周波発生源から送信され、伝送線路を伝搬した高
    周波信号を受信する受信機と、 前記受信機で受信された受信信号を取り込んで、伝送線
    路の位相変化および損失のうち少なくとも一方を求める
    信号処理器とを有することを特徴とする氷分濃度計測装
    置。
JP21518592A 1992-08-12 1992-08-12 氷分濃度計測装置 Pending JPH0658895A (ja)

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JP21518592A JPH0658895A (ja) 1992-08-12 1992-08-12 氷分濃度計測装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007071590A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Canon Inc 導波路、それを用いた装置及び検出方法
US8049522B2 (en) * 2008-08-26 2011-11-01 Evapco, Inc. Ice thickness probe, ice thickness probe assembly and ice thickness monitoring apparatus
WO2011158812A1 (ja) * 2010-06-17 2011-12-22 国立大学法人豊橋技術科学大学 土壌の水分状態特定装置及びその方法

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