JPH0657666A - パルパー - Google Patents
パルパーInfo
- Publication number
- JPH0657666A JPH0657666A JP4232605A JP23260592A JPH0657666A JP H0657666 A JPH0657666 A JP H0657666A JP 4232605 A JP4232605 A JP 4232605A JP 23260592 A JP23260592 A JP 23260592A JP H0657666 A JPH0657666 A JP H0657666A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- pulper
- tank
- paper
- raw material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21B—FIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
- D21B1/00—Fibrous raw materials or their mechanical treatment
- D21B1/04—Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres
- D21B1/12—Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by wet methods, by the use of steam
- D21B1/30—Defibrating by other means
- D21B1/34—Kneading or mixing; Pulpers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】従来のパルパーの離解力を強力にし、離解困難
であった古紙、損紙を短時間で離解し、操業性を短縮
し、省資源化に寄与するもの。 【構成】タンク１内の底部中央に設けたストレーナ２に
近接して主インペラー４を回転自在に設けると共に、さ
らにこの主インペラー４より高速回転する補助インペラ
ー５をタンク１の側壁に付設したもの。
であった古紙、損紙を短時間で離解し、操業性を短縮
し、省資源化に寄与するもの。 【構成】タンク１内の底部中央に設けたストレーナ２に
近接して主インペラー４を回転自在に設けると共に、さ
らにこの主インペラー４より高速回転する補助インペラ
ー５をタンク１の側壁に付設したもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、古紙、損紙から製紙原
料を回収するためのパルパーに関するものである。
料を回収するためのパルパーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】省資源、ひいては地球環境保全の見地か
ら、古紙、損紙から製紙原料を回収し、再生紙とする必
要性が高まっている。古紙、損紙から製紙原料を回収す
るには、まず古紙、損紙をパルパーで離解することが行
われている。しかるに、古紙、損紙の中には、各種樹脂
処理がされた耐水紙、湿潤強力紙、加工紙などのよう
に、パルパーではロープ状になったりして離解困難なも
のが混在しているため、従来はこれらを選別し、焼却処
分している場合が多かった。
ら、古紙、損紙から製紙原料を回収し、再生紙とする必
要性が高まっている。古紙、損紙から製紙原料を回収す
るには、まず古紙、損紙をパルパーで離解することが行
われている。しかるに、古紙、損紙の中には、各種樹脂
処理がされた耐水紙、湿潤強力紙、加工紙などのよう
に、パルパーではロープ状になったりして離解困難なも
のが混在しているため、従来はこれらを選別し、焼却処
分している場合が多かった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、離解困難な
古紙、損紙を再利用するためには強力なパルパーが必要
となる。しかるに、パルパー内のインペラーと原料の挙
動を観察すると、インペラー速度をＶ1 、原料回流速度
をＶ2 とすれば、（Ｖ1 −Ｖ2 ）≦０なれば離解力が少
なく、（Ｖ1 −Ｖ2 ）＞０で差が大きい程離解力が大き
くなる。しかしながら、インペラー速度Ｖ1 を大きくす
ると、原料も一緒に回わされて原料回流速度Ｖ2 も大き
くなり、動力が大きくなるばかりか、離解力は差程大き
くならない。また、インペラーを小さくして高速で回転
させることも試みられたが、パルパーが大きい場合には
パルパー内の原料の回流が悪くなり、仕込み原料の喰込
みが悪く、操業性の低下につながっていた。本発明は、
耐水紙等の離解が困難な古紙、損紙を強力に短時間で離
解し、操業時間を短縮し、生産性を向上することができ
るパルパーを提供しようとするものである。
古紙、損紙を再利用するためには強力なパルパーが必要
となる。しかるに、パルパー内のインペラーと原料の挙
動を観察すると、インペラー速度をＶ1 、原料回流速度
をＶ2 とすれば、（Ｖ1 −Ｖ2 ）≦０なれば離解力が少
なく、（Ｖ1 −Ｖ2 ）＞０で差が大きい程離解力が大き
くなる。しかしながら、インペラー速度Ｖ1 を大きくす
ると、原料も一緒に回わされて原料回流速度Ｖ2 も大き
くなり、動力が大きくなるばかりか、離解力は差程大き
くならない。また、インペラーを小さくして高速で回転
させることも試みられたが、パルパーが大きい場合には
パルパー内の原料の回流が悪くなり、仕込み原料の喰込
みが悪く、操業性の低下につながっていた。本発明は、
耐水紙等の離解が困難な古紙、損紙を強力に短時間で離
解し、操業時間を短縮し、生産性を向上することができ
るパルパーを提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンク内底部
中央に設けたストレーナに近接して主インペラーを回転
自在に配備すると共に、該主インペラーより高速回転す
る補助インペラーをタンク側壁に付設したことを特徴と
するパルパーである。
中央に設けたストレーナに近接して主インペラーを回転
自在に配備すると共に、該主インペラーより高速回転す
る補助インペラーをタンク側壁に付設したことを特徴と
するパルパーである。
【０００５】
【作用】タンク内に供給された古紙、損紙等の原料は、
主インペラーの回転によって攪乱されつつ回流し、離解
されるが、この時側壁に付設された補助インペラーを主
インペラーより高速で回転させることによって、補助イ
ンペラー速度と原料の回流速度との差が大きくなり、離
解力は強化され、従来離解困難とされていた原料を離解
することができる。
主インペラーの回転によって攪乱されつつ回流し、離解
されるが、この時側壁に付設された補助インペラーを主
インペラーより高速で回転させることによって、補助イ
ンペラー速度と原料の回流速度との差が大きくなり、離
解力は強化され、従来離解困難とされていた原料を離解
することができる。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明する
と、図１，２において、タンク１内底部中央には、丸孔
を多数形成した円板状のストレーナ２が設けられ、この
ストレーナ２に近接して回転軸３に連結されて回転する
主インペラー４が配備されており、さらにそのタンク側
壁には補助インペラー５が付設され、駆動装置６によっ
て回転されるようになっている。前記主インペラー４
は、タンク１内に大きな原料回流をつくるための公知の
ものが使用され、周速１０〜１８ｍ／ｓｅｃの比較的低
速回転により原料の回流を容易にし、補助インペラー５
は、例えば図３に示すように、タンク１の側壁外部に取
り付けられた駆動装置６と、駆動装置６に連結した回転
軸６1 に取り付けられてタンク１内に位置し、支持部材
５1 の片側に離解刃５2 を複数放射状に突設して構成さ
れたインペラー５とし、周速２０〜３５ｍ／ｓｅｃで主
インペラー４より高速回転する小型の原料の離解力を強
化するためのもので、これらの主インペラー４および補
助インペラー５の周速は可変とし、処理する原料によっ
て適宜選択される。図中、７はタンク１内の主インペラ
ー４の外周部の複数箇所に設けられた邪魔板で、８はス
トレーナ２の下部でタブ１に連結された処理原料室で排
出口９が設けられている。
と、図１，２において、タンク１内底部中央には、丸孔
を多数形成した円板状のストレーナ２が設けられ、この
ストレーナ２に近接して回転軸３に連結されて回転する
主インペラー４が配備されており、さらにそのタンク側
壁には補助インペラー５が付設され、駆動装置６によっ
て回転されるようになっている。前記主インペラー４
は、タンク１内に大きな原料回流をつくるための公知の
ものが使用され、周速１０〜１８ｍ／ｓｅｃの比較的低
速回転により原料の回流を容易にし、補助インペラー５
は、例えば図３に示すように、タンク１の側壁外部に取
り付けられた駆動装置６と、駆動装置６に連結した回転
軸６1 に取り付けられてタンク１内に位置し、支持部材
５1 の片側に離解刃５2 を複数放射状に突設して構成さ
れたインペラー５とし、周速２０〜３５ｍ／ｓｅｃで主
インペラー４より高速回転する小型の原料の離解力を強
化するためのもので、これらの主インペラー４および補
助インペラー５の周速は可変とし、処理する原料によっ
て適宜選択される。図中、７はタンク１内の主インペラ
ー４の外周部の複数箇所に設けられた邪魔板で、８はス
トレーナ２の下部でタブ１に連結された処理原料室で排
出口９が設けられている。
【０００７】このようなパルパーにおいて、原料は、主
インペラー４の周速１０〜１８ｍ／ｓｅｃの回転によっ
てほぼ周速度の大きな回流を生じるが、側壁の補助イン
ペラーの回転は周速２０〜３５ｍ／ｓｅｃで原料の回流
速度との差が大きくなり、離解力が強化される。しかし
て、有用繊維が離解された処理原料はストレーナを通過
して処理原料室８に至り、排出口９から排出される。
インペラー４の周速１０〜１８ｍ／ｓｅｃの回転によっ
てほぼ周速度の大きな回流を生じるが、側壁の補助イン
ペラーの回転は周速２０〜３５ｍ／ｓｅｃで原料の回流
速度との差が大きくなり、離解力が強化される。しかし
て、有用繊維が離解された処理原料はストレーナを通過
して処理原料室８に至り、排出口９から排出される。
【０００８】本発明の実験例を示せば次の通りである。
容量５ｍ3 の図示例のパルパー（本発明）と、補助イン
ペラー５を使用しないパルパー（従来型）との比較実験
を次の条件で行った。 原料： 紙おむつ（湿潤強力紙） インペラー周速： 主インペラー １６ｍ／ｓｅｃ 補助インペラー ３０ｍ／ｓｅｃ（本発明のみ） 実験結果は図４に示すように、従来型のパルパーで６０
分程度の離解度に、本発明のパルパーでは３０分で到達
し、従来型のパルパーで９０分の離解度に、本発明のパ
ルパーでは５０分で達した。
容量５ｍ3 の図示例のパルパー（本発明）と、補助イン
ペラー５を使用しないパルパー（従来型）との比較実験
を次の条件で行った。 原料： 紙おむつ（湿潤強力紙） インペラー周速： 主インペラー １６ｍ／ｓｅｃ 補助インペラー ３０ｍ／ｓｅｃ（本発明のみ） 実験結果は図４に示すように、従来型のパルパーで６０
分程度の離解度に、本発明のパルパーでは３０分で到達
し、従来型のパルパーで９０分の離解度に、本発明のパ
ルパーでは５０分で達した。
【０００９】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、従来
のパルパーに単に高速のインペラーを付設するのみでよ
く、従来、離解困難とされていた古紙、損紙を強力に短
時間で離解し、操業時間を短縮し、生産性を向上すると
共に、省資源化に寄与するところ大なるものがある。
のパルパーに単に高速のインペラーを付設するのみでよ
く、従来、離解困難とされていた古紙、損紙を強力に短
時間で離解し、操業時間を短縮し、生産性を向上すると
共に、省資源化に寄与するところ大なるものがある。
【図１】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】補助インペラーの一例を示す縦断面図である。
【図４】離解度の実験結果を示す線図である。
１ タンク ２ ストレーナ ３ 回転軸 ４ 主インペラー ５ 補助インペラー ６ 駆動装置
Claims (2)
- 【請求項１】 タンク内底部中央に設けたストレーナに
近接して主インペラーを回転自在に配備すると共に、該
主インペラーより高速回転する補助インペラーをタンク
側壁に付設したことを特徴とするパルパー。 - 【請求項２】 前記主インペラーを周速１０〜１８ｍ／
ｓｅｃの範囲で、前記補助インペラーを周速２０〜３５
ｍ／ｓｅｃの範囲で可変とした請求項１記載のパルパ
ー。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4232605A JPH0657666A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | パルパー |
| KR1019920024341A KR960004538B1 (ko) | 1992-08-10 | 1992-12-15 | 펄퍼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4232605A JPH0657666A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | パルパー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657666A true JPH0657666A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16941975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4232605A Pending JPH0657666A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | パルパー |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657666A (ja) |
| KR (1) | KR960004538B1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011219893A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Duplo Seiko Corp | 再生パルプ製造方法、再生パルプ製造装置および古紙再生処理装置 |
| JP2012162820A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Aikawa Iron Works Co Ltd | パルパー |
| CN111576068A (zh) * | 2020-05-28 | 2020-08-25 | 刘媛媛 | 一种能够内部清理的造纸用碎浆机 |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP4232605A patent/JPH0657666A/ja active Pending
- 1992-12-15 KR KR1019920024341A patent/KR960004538B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011219893A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Duplo Seiko Corp | 再生パルプ製造方法、再生パルプ製造装置および古紙再生処理装置 |
| JP2012162820A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Aikawa Iron Works Co Ltd | パルパー |
| CN111576068A (zh) * | 2020-05-28 | 2020-08-25 | 刘媛媛 | 一种能够内部清理的造纸用碎浆机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR940004144A (ko) | 1994-03-14 |
| KR960004538B1 (ko) | 1996-04-06 |
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