JPH0657353B2 - 液体処理装置 - Google Patents

液体処理装置

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JPH0657353B2
JPH0657353B2 JP1264591A JP26459189A JPH0657353B2 JP H0657353 B2 JPH0657353 B2 JP H0657353B2 JP 1264591 A JP1264591 A JP 1264591A JP 26459189 A JP26459189 A JP 26459189A JP H0657353 B2 JPH0657353 B2 JP H0657353B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、油分やゴミなどの浮遊物や土砂などの比重
の大きい固形物を多量に含み、しかも処理対象量が大き
く変動する液体から浮遊物と固形物を効率的に除去する
のに好適な液体処理装置に関する。
〔従来の技術〕
浮遊物や固形物を液体から分離する装置としては、例え
ば特公昭52−47185号公報、特開昭61−278
311号公報、特開平1−215315号公報等に記載
されるものが知られている。
この内、特開昭61−278311号公報及び特開平1
−215315号公報それぞれの技術は、閉鎖的な装置
内で液体に旋回流を生じさせ、この旋回流に伴って発生
する上下方向の二次流に乗せて固形物の分離を行うと共
に、旋回中の液体の液面(自由表面)に浮遊してくる浮
遊物を自由表面の表面勾配を利用して一定の範囲に集積
させて除去するか(特開昭61−278311号)、あ
るいは自由表面から遠心方向に取り出して除去するよう
にしている(特開平1−215315号)。つまり、こ
の両技術は、閉鎖的な装置内での液体の旋回を利用する
ことにより、浮遊物と固形物をそれぞれの特性に応じて
液体から分離するようにしたものである。
しかし、これら従来の技術には以下のような欠点があ
る。即ち、両技術は、何れも装置内への液体の流入力を
利用して旋回流を生じさせるようにしているので、その
処理状態に液体の流入量の変化が常に影響することにな
り、処理状態が不安定になり易い。
また、液体の流入力だけの旋回流であると自由表面の表
面勾配状態は、本願発明者の知見によると、外側では十
分な傾斜を生じるものの、中心部では旋回力の弱まりと
共に水平状態になってしまい、この結果、浮遊物が旋回
流の中心と外周との中間付近でリング状に集積してしま
い、例えば特開昭61−278311号が意図するよう
に中心部のオーバーフロー管に浮遊物を効果的に集める
ことは実際的に不可能になってしまう。
また、固形物分離のための二次流についても、この二次
流の状態が表面勾配の状態と比例的な関係にあることか
ら、中心部において二次流の流速が弱まり、この結果、
固形物も中心部の周辺にリング状に堆積してしまい、従
って、特開昭61−278311号のように装置の底に
大きな傾斜を与えて固形物を中心部に集める必要が生じ
る。そして、このことは装置の深さを底の傾斜分だけ深
くする必要に結びついて装置の大型化を招くし、また装
置の設計や設置工事の複雑化を招くことになる。
さらにまた、本願発明者が発明者であり、その内容を熟
知している特開平1−215315号には、二次流強制
回転体を設け、液体の流入力による旋回力に加えて、二
次流強制回転体による旋回力を与える技術が示されてい
るが、この技術の場合は、浮遊物を遠心方向外側に取り
出す考え方を採っており、二次流強制回転体による旋回
力の機能を有効に利用しておらず、結果として分離効率
を十分に向上させ得ていない。
一方、特公昭52−47185号公報の技術は、同じく
液体に旋回力を加えるようにしているが、この場合は加
えた旋回力で下方に吸引的な流れを生させる渦流を形成
し、この吸引的な流れに沿って浮遊物を一定の範囲に集
めて除去するようにしたもので、その原理からして固形
物の除去はなし得ないものである。さらに、羽根の回転
で渦流を形成するようにしているので、羽根の裏側に減
圧状態を生じ、これにより水から分離された溶存空気の
気泡が肥大化して破れ、その結果浮遊物を飛散させてし
まい、効率的な連続的除去をなし得ないということが既
に分かっている。
以上のように従来の技術はそれぞれ欠点を持っており、
例えば洪水時に下水処理場の能力を越えるために止むな
く放流される合流式下水道水のように、浮遊物や固形物
を多量に含み、またその処理対象量も大きく変動する汚
水の処理については、有効に機能させ得ないものであ
る。また、上記各従来技術では何れも分離した浮遊物や
固形物、特に油分を多く含むなどしてその処理がとかく
面倒になりがちな浮遊物の後処理についての技術が示さ
れておらず、この点でも前記のような汚水の処理などに
対し問題を残している。
〔発明が解決しようとする課題〕
本願発明は、以上のような従来の事情を背景になされた
もので、浮遊物や固形物を多量に含み、またその処理対
象量が大きく変動する液体についても浮遊物及び固形物
の分離を効率的に行え、しかも油分を多く含むなどして
その処理がとかく面倒になりがちな浮遊物の分離後の後
処理も有効に行える液体処理装置の提供を目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
具体的には、本発明による液体処理装置は、処理対象の
液体を接線方向から流入させる流入口が設けられた円筒
状の回転分離槽、及び上端部に浮遊物溜りが設けられ且
つ回転分離槽の中心部に回転自在に立設された回転円筒
を備えてなり、流入口からの流入に伴う回転分離槽内で
の液体の自力旋回力に加えて、回転円筒の回転による強
制旋回力を液体に与え、この両旋回力に基づいて液体を
回転分離槽内で旋回させることにより、回転分離槽の内
周面から回転円筒の外周面に向かう表面勾配を液面に形
成しつつ、回転円筒に沿った上昇と回転分離槽の内周面
に沿った下降を伴う上下方向の循環的な二次流を形成さ
せ、そして液面に浮遊する浮遊物を液面の表面勾配を利
用して回転円筒に向けて集積させつつ回転円筒上端部の
浮遊物溜りに一時的に収容すると共に、高比重固形物を
前記二次流を利用して回転分離槽の底の中心部に堆積さ
せるようにしてなる主処理装置と、主処理装置の浮遊物
溜りに一時的に収容された浮遊物を混ざった液体と共に
取り出して貯留させ、この貯留状態で液体からの浮遊物
の浮上分離と液体中の高比重固形物の沈降分離をなした
後、中間層の液体を補助処理装置外に排出できるように
した補助処理装置と、主処理装置の浮遊物溜りから浮遊
物を混ざった液体と共に取り出して補助処理装置に移す
ための取出し手段とを備えてなっている。
この液体処理装置の主処理装置は、上記特開平1−21
5315号の技術をさらに改良したものとして本願出願
人が先に提案した特願平1−85738号の技術を利用
したもので、流入に伴う自力旋回力に加えて回転円筒の
回転による強制旋回力を液体に与えるようにすると共
に、この両強制旋回力を有効に利用して固形物の底中心
部への分離集積と同時に浮遊物も中心部に集積させるよ
うにした点、及びこの中心部に集積する浮遊物を回転円
筒の先端部に設けた浮遊物溜りに一時的に収容するよう
にした点を主な特徴としている。そしてこのような構造
故に、旋回流及びこれに伴う二次流を処理対象液体の流
入量の変動に関係なく常に安定的に形成することがで
き、また表面勾配を回転分離槽の内周面から回転円筒の
外周面にわたってほぼ均一状にに傾斜すると共に回転円
筒の外周面に接する部分で急角度となるような状態とな
る状態で形成することができ、この結果、浮遊物や固形
物を多量に含み、またその処理対象量が大きく変動する
液体についても浮遊物及び固形物の分離・集積、さらに
は中心部に集まって来る浮遊物を回転円筒の上端部の浮
遊物溜りの外周に接する部分に生じる急角度な表面勾配
により加速させた状態で浮遊物溜りに効果的に収容する
ことができる。
また、この液体処理装置では、回転円筒の先端部の浮遊
物溜りに浮遊物を一時的に収容するようにしたのに伴っ
て、補助処理装置を設け、この補助処理装置により浮遊
物溜りの浮遊物を処理するようにしているので、油分を
多く含むなどしてその処理がとかく面倒になりがちな浮
遊物の分離後の後処理も比較的面倒なく行える。
本発明では上記のような液体処理装置の補助処理装置
を、所定高さの側壁を全周に有すると共に一定方向に傾
斜させて形成された底部を有し、さらに底部に連続的に
立設した区画壁で蛇行状態に形成され且つ底面の全面に
わたって乱流形成用の凸体が複数立設された導流路を有
してなるものとしている。
このような構造を補助処理装置に与えたのは、液体と混
ざった浮遊物及び固形物の液体との分離を終えて補助処
理装置内に蓄積した浮遊物や固形物を取り除く最終的な
後処理についての便宜を図ったものである。即ち、液体
を排出し終わった状態で導流路に洗浄水を流すと、導流
路の蛇行構造及び乱流形成用の凸体により激しく乱流状
態が洗浄水に発生し、この乱流状態により浮遊物や固形
物を簡単且つ効率的に流去することができ、最終的な後
処理も極めて楽に行える。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を説明する。
この実施例は、主処理装置Aと補助処理装置Cからなる
液体処理装置にさらに補助液体処理装置Bを付加する複
合構造とした例である。
先ず、第1図乃至第4図を参照して、主処理装置Aを説
明する。
図中1は回転分離槽で、その側壁2は略円形に形成され
ている。3は流入口で、回転分離槽1内に略接線方向か
ら液体4を供給するために回転分離槽1の側壁2に設け
られている。この流入口3より回転分離槽1内へ導入さ
れた液体4は、回転分離槽1内に接線方向から導入され
るため、後述のような旋回流5の形成に寄与する旋回力
を受ける。回転分離槽1の底面7には、後述のようにし
て液体4中に含まれている土砂6を沈降堆積させるため
の凹み形状の土砂溜り20が形成され、そこに土砂吸出
し用のパイプ21が臨ませてあり、回転分離槽1外へと
土砂6の取り出しを容易としている。パイプ21の終端
は後述する補助処理装置Cの貯留分離槽34に、又は図
示せぬ既知の液体サイクロンを利用する沈降分離式の固
液分離装置に、接続することができる。8は流出口で、
処理後の液体22を回転分離槽1外へと排出するための
ものである。尚、流入口3及び流出口8は、各々開閉自
在なゲートとしてある。
このような回転分離槽1の中央部には浮遊物溜り13を
上端部に備える回転円筒9が設けてある。回転円筒9
は、その底部が回転分離槽1の底面7より若干浮いた状
態に垂設され、またその回転軸23が可撓性のある自在
継手10を介して駆動源であるモータ11に接続され、
この駆動源により回転させられる。そして、この回転円
筒9の回転により生じる旋回力が上記流入口3からの液
体の流入に伴う旋回力と協働的に作用することにより、
土砂6を回転分離槽1の中心部に効率的に沈降堆積させ
るのに有効に働く上下方向の循環的な二次流12が形成
される。つまり、回転分離槽1の内周面に沿った下降と
回転円筒9の外周面に沿った上昇を伴なって液体4の旋
回断面の外周全体にわたる状態で循環するような二次流
12が形成される。一方、旋回状態にある液体4の表面
には回転分離槽1の内周面から回転円筒9の外周面近傍
にかけてほぼ均一状に傾斜すると共に回転円筒9の外周
面に接する部分で急角度となるような表面勾配が生じ、
この表面勾配により矢印Xの如き薄い表層流が生じる。
そして、この表層流に乗る状態で浮遊物が回転円筒9に
向けて集まり、浮遊物溜り13に収容される。
浮遊物溜り13は、回転円筒9の上部で液面14よりや
や下側に設けてあり、液面14に浮かんでいる浮遊物1
5を収容し易くしている。即ち、回転円筒9の上端に突
出させた状態の仕切り円筒部24の内側に、回転円筒9
の直径より小さな直径の仕切り筒18を配し、仕切り円
筒部24と仕切り筒18間を水平状の仕切り盤19で固
定して、仕切り円筒部24、仕切り筒18そして仕切り
盤19とで区画する区域を浮遊物溜り13としたもので
ある。
16は導流板で、液体4の表層流に乗っている浮遊物1
5の浮遊物溜り13への導入の助けとしたもので、液面
14よりやや下側に下端が位置し、且つ旋回流5の表面
流を回転円筒9側に流れるように傾斜させて回転円筒9
と側壁2間に二枚配置させてある。
17は浮遊物吸出し用のパイプで、浮遊物溜り13内に
一端を位置させ浮遊物溜り13に滞留する浮遊物15を
吸引して外部へ、具体的には補助処理装置Cの貯留分離
槽34へ取り出させるようにしてある。
以上の如き構成の主処理装置Aによれば、流入口3から
回転分離槽1内に導入された液体4は、その流入の際の
接線力により主に回転分離槽1の内周に近いほど大きく
なる旋回力を与えられると同時に回転円筒9の回転によ
り回転円筒9の外周面に近いほど大きくなる旋回力を与
えられ、この両旋回力により回転分離槽1内を旋回流5
となって旋回する。そして、この旋回に伴って上記の如
き二次流12を生じ、この二次流12により、液体4中
に含まれている土砂6が回転分離槽1の底部中心部、つ
まり土砂溜り20に沈降堆積する。また、同時に浮遊物
は上記の如く液体4の表面勾配による表層流に乗る状態
で回転円筒9上端部の浮遊物溜り13に収容される。
次に補助液体処理装置Bを第1図乃至第3図により説明
する。
この補助液体処理装置Bは、断面U字状を有し、処理対
象となる液体22、つまり回転分離槽1に接続した本実
施例の場合には、浮遊物・有機物や土砂を第1次的に分
離除去した後の液体22を導入・排出自在とする滞留分
離槽26内に、液体25の流れ方向に向き合う状態で棚
状の浮遊物溜り27を設けている。この浮遊物溜り27
の棚部27aより上位に液面28の高さを調整するため
の放流堰29を高さ調整自在にして滞留分離槽26の排
出側Oに配したものである。放流堰29には高さ調整自
在な堰板30が配してあり、また浮遊物溜り27の一番
奥まった位置には開閉自在なゲート31が設けてありこ
こより浮遊物32を取り出し容易としてある。尚、この
ゲート31は後述する貯留分離槽34の導入側Iのゲー
ト42と接続することができるものである。
この補助液体処理装置Bによれば、液体25は導入側I
より排出側Oへと流れるが、その間に液面28に浮かん
でいる浮遊物32は流れに乗って浮遊物溜り27に入り
込み、恰も掻きこまれるようにして受け止められ且つ其
処に集められた浮遊物32はゲート31から滞留分離槽
26外へと容易に取り出される。この間、堰板30は液
体25の表面流が滞留分離槽27の棚部27aより上方
位置に来るよう液面28の高さ位置の調整を行うもので
ある。尚、浮遊物32を除去した後の液体25は堰板3
0を越えて排出側Oよりそのまま放流・排出されてゆく
ことになる。
次に、補助処理装置Cにつき第1図、第2図及び第3図
を参照して説明する。
この補助処理装置Cは、主処理装置Aの浮遊物溜り13
に液体4が混ざった状態で一時的に収容された浮遊物1
5を液体4から分離し、また同時に液体4から固形物も
分離するためのもので、所定高さの側壁を全周に有する
貯留分離槽34を有している。この貯留分離槽34は、
所定の勾配が与えられた底面35を有し、この底面35
には区画壁36が蛇行的な導流路41を底面35のほぼ
全面にわたって形成するように立設され、且つこの導流
路41の底面は乱流形成用の凸体(図示せず)が複数立
設され全体として凹凸となるようにされている。また、
導流路41の導入側I及び排出側Oには、それぞれ開閉
自在なゲート42、43が設けられている。尚、この排
出側Oのゲート43は先に述べた滞留分離槽26の排出
側Oと接続することができる。
更に導流路41の最下流部には土砂、浮遊物等の吸出し
を行い易くするための溜部37を設け、浮遊物38や土
砂39の吸出し用のパイプ40を臨ませている。Pはポ
ンプを示しパイプ40と接続されている。
この補助処理装置Cは、前述のように主処理装置Aの浮
遊物溜り13から液体4に混ざった状態で移した浮遊物
15や固形物を液体4から分離するためのもので、具体
的には、浮遊物吸出し用のパイプ17により浮遊物溜り
13からそこに収容されている浮遊物15や固形物を液
体4と混ざった状態で貯留分離槽34に移して静止状態
で貯留しつつ、浮遊物の浮上分離と固形物の沈降分離を
行う。そして、中間層の液体は処理済み水Sとして取り
出し放流され、また浮遊物も適宜に掻き集めるなどして
大部分が取り出され、必要な廃棄処分にかけられる。
一方、この処理済み水Sの放流により最終的に貯留分離
槽34内に残留した浮遊物や固形物を処理する、つまり
貯留分離槽34の清掃を行う必要があるが、これは以下
のようにしてなされる。即ち、導入側Iのゲート42を
開いて補助液体処理装置Bの滞留分離槽26を介して洗
浄水を貯留分離槽34内に流すと、この洗浄水は、導流
路41に沿って流下し、その際に導流路41の蛇行構造
及び上記乱流形成用の凸体により乱流状態を生じる。そ
して、残留している浮遊物や固形物は、たとえ導流路4
1にこびりつくような状態になっていても、この乱流状
態により効率的に流去されて溜部37に集まり、そこで
パイプ40及びポンプを介して槽外へ取り出され、必要
な処分を施される。
〔発明の効果〕
本発明による液体処理装置は、以上説明した如きもので
あるので、浮遊物や固形物を多量に含み、またその処理
対象量が大きく変動する液体についても浮遊物及び固形
物の分離を効率的に行え、しかも油分を多く含むなどし
てその処理がとかく面倒になりがちな浮遊物の分離後の
後処理も有効に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例による複合構造の液体処理装
置の全体配置図、 第2図は、第1図の液体処理装置における各装置の接続
状態を示す全体の概略断面図、 第3図は、第2図の装置全体の概略平面図、そして 第4図は、回転円筒の要部を破断した状態の側面図であ
る。 A……主処理装置 C……補助処理装置 1……回転分離槽 3……流入口 9……回転円筒 13……浮遊物溜り 36……区画壁 41……導流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理対象の液体を接線方向から流入させる
    流入口が設けられた円筒状の回転分離槽、及び上端部に
    浮遊物溜りが設けられ且つ回転分離槽の中心部に回転自
    在に立設された回転円筒を備えてなり、流入口からの流
    入に伴う回転分離槽内での液体の自力旋回力に加えて、
    回転円筒の回転による強制旋回力を液体に与え、この両
    旋回力に基づいて液体を回転分離槽内で旋回させること
    により、回転分離槽の内周面から回転円筒の外周面に向
    かう表面勾配を液面に形成しつつ、回転円筒に沿った上
    昇と回転分離槽の内周面に沿った下降を伴う上下方向の
    循環的な二次流を形成させ、そして液面に浮遊する浮遊
    物を液面の表面勾配を利用して回転円筒に向けて集積さ
    せつつ回転円筒上端部の浮遊物溜りに一時的に収容する
    と共に、高比重固形物を前記二次流を利用して回転分離
    槽の底の中心部に堆積させるようにしてなる主処理装置
    と、主処理装置の浮遊物溜りに一時的に収容された浮遊
    物を混ざった液体と共に取り出して貯留させ、この貯留
    状態で液体からの浮遊物の浮上分離と液体中の高比重固
    形物の沈降分離をなした後、中間層の液体を補助処理装
    置外に排出できるようにした補助処理装置と、主処理装
    置の浮遊物溜りから浮遊物を混ざった液体と共に取り出
    して補助処理装置に移すための取出し手段とを備えてな
    る液体処理装置。
  2. 【請求項2】補助処理装置は、所定高さの側壁を全周に
    有すると共に、一定方向に傾斜させて形成された底部を
    有し、さらに底部に連続的に立設した区画壁で蛇行状態
    に形成され且つ底面の全面にわたって乱流形成用の凸体
    が複数立設された導流路を有してなるものである請求項
    1に記載の液体処理装置。
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