JPH065606A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH065606A
JPH065606A JP15708692A JP15708692A JPH065606A JP H065606 A JPH065606 A JP H065606A JP 15708692 A JP15708692 A JP 15708692A JP 15708692 A JP15708692 A JP 15708692A JP H065606 A JPH065606 A JP H065606A
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JP
Japan
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bump
layer portion
upper layer
bumps
lead
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JP15708692A
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English (en)
Inventor
Yoshibumi Kikuchi
義文 菊池
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、半導体チップ上に形成されたバンプ
のボンディング工程を含む半導体装置の製造方法に関
し、リードをバンプに接続する場合のバンプ同士の短絡
を防止するとともに、形状不良に対するマージンを大き
くすることを目的とする。 【構成】下層部9bが上層部9aよりも硬質に形成され
たバンプ2を、半導体チップ2の上に形成する工程と、
前記バンプ2の上層部の上にリード12を載せる工程
と、前記リード12を前記バンプ2に押圧することによ
り前記リード12と前記バンプ2を接続する工程とを含
み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、より詳しくは、半導体チップ上に形成されたバ
ンプのボンディング工程を含む半導体装置の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体回路が形成された半導体チップの
リード線の引出し方法としてTAB(tape automated bo
nding)アッセンブリが採用されている。
【0003】このボンディング法は、図3(a),(b) に示
すように、半導体チップ31上の複数のバンプ32と、
絶縁性シート33上の複数のリード34とを重ね合わせ
てから、これらをボンディングツール35の平坦面で熱
圧着し、これにより複数のバンプ32とリード34を一
括して接続するもので、ギャングボンディングとも呼ば
れている。
【0004】ところで、半導体チップ31上にバンプ3
2を形成する場合には電解メッキ法が多く使用されてお
り、これによればバンプ32の形状が崩れたり高さが不
均一になり易く、その後のアッセンブリ工程でのボンデ
ィング性に大きく影響する。
【0005】例えば、バンプ32の形状が崩れたり、そ
の高さがばらつくと、図3(c) に示すように、リード3
4とバンプ32との接続不良が生じてボンディング性が
悪化し、歩留りを低下させることになるが、現状の技術
では複雑なメッキ反応を完璧に制御することは難しく、
形状不良は避けられない。
【0006】この対策として、バンプ32の材料となる
金属の硬度を低下させれば、それだけボンディングの際
にバンプ32がリード34を受入れ易くなり、バンプ3
2の高さのバラツキや形状不良に対してはマージンが上
がる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バンプ23の
硬度を低下させると、図3(d) に示すようにボンディン
グの際のリード34の沈み込みが大きくなり、バンプ3
2との合金反応が進み過ぎて、その押圧力による合金3
6のはみ出し量も多くなり、これによりバンプ32同士
がショートし易くなると言った問題がある。
【0008】つまり、バンプ32全体の硬度を小さくす
れば、ボンディング条件そのものに対してマージンが少
なくなり、このことはバンプ32の数が増加してその間
隔が狭くなるにしたがって顕著になる。
【0009】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、リードをバンプに接続する場合のバンプ
同士の短絡を防止するとともに、形状不良に対するマー
ジンを大きくすることができる半導体装置の製造方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1、
2に例示するように、下層部9aが上層部9bよりも硬
質に形成されたバンプ2を、半導体チップ2の上に形成
する工程と、前記バンプ2の上層部の上にリード12を
載せる工程と、前記リード12を前記バンプ2に押圧す
ることにより前記リード12と前記バンプ2を接続する
工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法
により達成する。
【0011】または、前記バンプ2は、電解メッキによ
って形成された金から構成され、かつ、前記下層部9a
と上層部9bは、該電解メッキの際に電極に流す電流密
度を相違させることにより区分されていることを特徴と
する半導体装置の製造方法により達成する。
【0012】または、前記バンプ2は、電解メッキによ
って形成された金より構成され、かつ、前記下層部9a
と上層部9bは、該電解メッキに用いるメッキ液の金の
含有量を相違させることにより区分されていることを特
徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法によって
達成する。
【0013】
【作 用】本発明によれば、バンプ2の硬度を2層つに
分け、上層部9bを軟らかく、下層部9aを硬く形成し
ている。
【0014】この構造では、ボンディングの際の反応が
上層部9bで柔軟に進むため、バンプ2の形状のバラツ
キに対してマージンが上がり、かつ、下層部9aが基盤
の役割を果して反応が異常に進行するのを抑え、ボンデ
ィングのプロセスマージンを向上させる。
【0015】この結果、バンプ2とリード12との合金
物のはみ出し量が少なくり、バンプ2同士のショートが
なくなる。このようにバンプ2の硬度を相違させる方法
としては、電解メッキの際のメッキ用電極の電流密度を
変える方法や、メッキ液の金の含有量を変える方法など
がある。
【0016】
【実施例】そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。 (a)本発明の第1実施例の説明 図1、2は、本発明の一実施例の工程を示す断面図であ
る。
【0017】図2において符号1は、半導体回路が形成
された半導体チップで、その上には半導体回路に繋がる
バンプ2が複数形成され、バンプ2は、次に述べるよう
な工程により形成される。
【0018】図1は、そのバンプの製造工程の一例を示
す断面図である。まず、図1(a) に示すように、ダイシ
ングされる前の半導体チップ1上の絶縁膜1aの上に形
成された電極3を絶縁性保護膜4の開口部5から露出し
た後に、スパッタ法等により二層構造のパラジウム/チ
タン(Pd/Ti)膜6を全体に積層し、ついで、フォトレ
ジスト7を塗布する。
【0019】次に、フォトレジスト7を露光・現像して
電極3の上に窓8を形成する(図1(b))。そして、亜硫
酸ナトリウムのような亜硫酸系メッキ液を使用して、電
解メッキ法によりフォトレジスト7の窓8の中に厚さ2
0μmの金(Au)膜9を形成する(図1(c))。なお、メ
ッキ用電極としてPd/Ti膜6を使用する。
【0020】この場合、Au膜9を成長する工程の前半の
10μmの厚さまでは、メッキ用電極となるPd/Ti膜6
に流す電流密度の大きさを0.8A/cm2 とし、残りの1
0μmの成長時にはその電流密度を0.2A/cm2 とすれ
ば、Au膜9の下層部9aの硬度は120Hkとなり、ま
た、上層部9bの硬度は60Hkとなって下層部9aより
も小さくなる。
【0021】この後に、フォトレジスト7を除去してか
ら、Au膜9をマスクにしてPd/Ti膜6を選択的に除去
し、半導体チップ1の電極3の上にのみPd/Ti膜6を残
存させる(図1(d))。この場合、電極3の上に残ったAu
膜9をバンプ2とする。
【0022】次に、図2に示すように、半導体チップ1
のバンプ2をポリイミドテープ11上のリード12に接
続することになる。リード12は、銅箔よりなるフィン
ガーパターンを錫で被覆して形成したものである。
【0023】バンプ2とリード12とを接続する場合に
は、まず、バンプ2の上にリード12を載せ(図2
(a))、これをボンディングツール13の平坦面により一
括して加熱押圧すると(図2(b))、バンプ2とリード1
2が共晶により接続する(図2(c))。
【0024】この場合、バンプ2の高さがばらついた
り、バンプ2の形状が崩れていることも多いので、全て
のリード12がその下のバンプ2に確実に接続する程度
の力を加えることになるが、バンプ2の上層部9bの硬
度は小さいのでリード12との合金化は容易であるが、
下層部9aは硬質なので、それ以上の合金化は進みにく
く、それだけ合金10の横方向へのはみ出し量は少なく
なり、これによりバンプ2同士のショートが避けられ
る。
【0025】なお、バンプ2のうち硬質層(下層部9
a)と軟質層(上層部9b)を同一の厚さにしている
が、軟質層の厚さは、少なくともバラツキによるバンプ
2の高さの高低差程度あれば十分である。 (b)本発明の他の実施例の説明 上記した実施例では、電解メッキの際にPd/Ti膜6に流
す電流密度の大小によってバンプ2の硬軟を決定してい
るが、メッキ液の組成を変えることにより硬軟を変化さ
せることもできる。例えば、下層部9aを形成する場合
にはメッキ液中のAuの濃度を低くすれば硬質化し、上層
部9bの成長時にはその濃度を高くすれば軟質化する。
【0026】また、上記した実施例では、亜硫酸系メッ
キ液を使用してAu膜9を成長しているが、シアン金、そ
の他のメッキ液を使用してもよい。なお、バンプ2の材
料は、Auに限るものではなく、Cu、半田等を使用しても
良く、少なくともバンプの上層部が軟らかく、下層部が
硬ければよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、バン
プの硬度を2層つに分け、上層部を軟らかく、下層部を
硬く形成しているので、この構造では、ボンディングの
際の反応が上層部で柔軟に進むため、バンプの形状のバ
ラツキに対してマージンが上がり、かつ、その下層部が
基盤の役割を果して反応が異常に進行するのを抑えて、
ボンディングのプロセスマージンを向上させることが可
能になる。
【0028】この結果、バンプとリードとの合金物のは
み出し量が少なくなり、バンプ同士のショートの発生を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバンプ形成工程を示す断面
図である。
【図2】本発明の一実施例のバンプのアッセンブリを示
す側面図である。
【図3】従来の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ 2 バンプ 3 電極 4 保護膜 5 開口部 6 Pd/Ti膜 7 フォトレジスト 8 窓 9 Au膜 10 合金 11 ポリイミドテープ 12 リード 13 ボンディングテープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下層部(9a)が上層部(9b)よりも硬
    質に形成されたバンプ(2)を、半導体チップ(2)の
    上に形成する工程と、 前記バンプ(2)の上層部の上にリード(12)を載せ
    る工程と、 前記リード(12)を前記バンプ(2)に押圧すること
    により前記リード(12)と前記バンプ(2)を接続す
    る工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】前記バンプ(2)は、電解メッキによって
    形成された金から構成され、かつ、前記下層部(9a)
    と上層部(9b)は、該電解メッキの際に電極に流す電
    流密度を相違させることにより区分されていることを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記バンプ(2)は、電解メッキによって
    形成された金より構成され、かつ、前記下層部(9a)
    と上層部(9b)は、該電解メッキに用いるメッキ液の
    金の含有量を相違させることにより区分されていること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
JP15708692A 1992-06-16 1992-06-16 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH065606A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006086532A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Samsung Electronics Co Ltd ハイブリッド金バンプを含む微細電子素子チップ、これのパッケージ、これを含む液晶ディスプレー装置及びこのような微細電子素子チップの製造方法
CN103915406A (zh) * 2013-01-02 2014-07-09 国际商业机器公司 信号路径和制造多重图案化的半导体器件的方法
JPWO2019150825A1 (ja) * 2018-02-01 2020-02-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 半導体装置

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