JPH0655685U - 遊技機の回転ドラム用給電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ドラムと共に発光体を回転させながら回
転ドラム外周の絵柄を常時照明する。 【構成】 基板１に設けた回転軸１３に複数種の絵柄を
外周に配列した回転ドラム１４を取付けるとともに該基
板１に２組の環状伝導部１７、１８を前記回転軸１３と
同心に配設し、前記環状伝導部１７、１８の一方及び他
方をそれぞれ電源１９の一方及び他方に接続し、前記回
転ドラム１４に前記絵柄に対応する発光体２４を取付
け、発光体２４を集電ブラシ２５、２６を介して発光可
能に前記各電導部１７、１８と接続する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、複数種の、絵柄を外周に配列した複数組の回転ドラムと、各回転ド ラムをそれぞれ停止される停止装置を備え、各回転ドラムの停止により整列され る前記絵柄の組み合わせにより遊戯を行う遊技機の回転ドラム用給電装置に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

従来の回転ドラム表示式パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機においては 、図６に示すように遊技機の基板１に設けたモータ２の回転軸３に、外周に複数 種の絵柄を配列した回転ドラム４が取付けてあり、この回転ドラム４の絵柄に対 応して所定数の発光体５が基板１に固定配設され、電源６よりの給電により発光 させている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような給電装置では各絵柄は発光体の前面を通過するのみ で十分な照明効果は得られず、また、各絵柄ごとに異なった色の発光をさせるこ とができないので、照明が単調で平凡なものとなるというような課題がある。本 考案は、回転ドラム側に発光体を取付可能として、各絵柄に十分な照明効果を与 え得るようにした遊技機の回転ドラム用給電装置を提供することを目的としてい る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の遊技機の回転ドラム用給電装置において は、基板に設けた回転軸に複数種の絵柄を外周に配列した回転ドラムを取付ける とともに該基板に２組の環状伝導部を前記回転軸と同心に配設し、前記環状伝導 部を一方及び他方をそれぞれ電源の一方及び他方に接続し、前記回転ドラムに前 記絵柄に対応する発光体を複数個取付け、各発行体を集電ブラシを介して発光可 能に前記各環状伝導部と接続したものである。

【０００５】

【作用】

上記のように構成された遊技機の回転ドラム用給電装置において、図示されな いスイッチにより電源を入れてモータへ通電させると、回転軸を介して回転ドラ ムが回転を開始し、その集電ブラシもブラシ端子を環状伝導部面へ摺動接触させ て回転する。同時に電源よりリード線を経て環状伝導部へ通電されるので、これ より集電ブラシ、リード線を経て各発光体へ給電され、これら発光体は対応する 絵柄とともに回転しながら発光する。

【０００６】

【実施例】

実施例について図１〜５を参照して説明すると、図１において、遊技機の基板 １１に設けたモータ１２の回転軸１３には、外周に複数種の絵柄を所定間隔で配 列した図４に示す回転ドラム１４が取付けてある。また、基板１１と回転ドラム １４との間には、図３に示す取付板１５がボルト１６により基板１１と平行に固 定されており、該取付板１５のリング板よりなる大小２組の環状伝導部１７、１ ８がそれぞれ回転軸１３と同心に配設してあり、環状伝導部１７は電源１９の一 方の端子に、環状伝導部１８は電源１９の他方の端子にそれぞれリード線２０、 ２１により接続されている。

【０００７】 回転ドラム１４の側面には、図５に示す保持盤２２がボルト２３、２３により 一体状に固定され、これには回転ドラム１４に配列した絵柄に対応した発光体２ ４（各種ランプ、ＬＥＤ或はＥＬ素子等）が各絵柄を照明可能に複数個取付けて ある。また、保持板２２の取付板１５側には、板状のリン青銅製アームの先端に カ−ボンブラシを取付けた集電ブラシ２５、２６が、それぞれのカーボンブラシ を環状伝導部１７、１８に摺動接触可能に取付けてあり、各集電ブラシ２５、２ ８の基板はそれぞれ保持板２２表面に突設したブラシ端子２７、２８に電気的に 接続されている。そして各発光体２４の保持板２２表面上に突出した端子２９、 ３０のうち一方の端子２９は、リード線３１を介してブラシ端子２７と接続され 、他方の端子３０はリード線３２を介してブラシ端子２８と接続してあって、各 発光体２４は集電ブラシ２５、２６を経て電源１９と接続されることとなって、 常時給電可能な構成となっている。

【０００８】 この実施例の給電装置では、図示されないスイッチが入ると、電源１９よりの 電流によりモータ１２が始動して回転ドラム１４が回転を開始するとともにリー ド線２０、２１を経て環状伝導部１７、１８に給電され、更に、集電ブラシ２５ 、２６およびブラシ端子２７、２８を介し、リード線３１、３２、端子２９、３ ０を経て発光体２４へ給電され、発光が行われる。

【０００９】 なお、発光体２４としてはＬＥＤやランプを使用せずに、回転ドラム１４の周 囲に可撓性帯状のＥＬ素子を付着して発光体とすることもでき、また、取付板１ ５を使用せずに基板１に環状伝導部１７、１８を直接取付けることもでき、同様 に、保持板２２に取付けられる発光体２４その他も回転ドラム１４に直接取り付 けてもよい。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案においては、発光体が発光しながら回転ドラムと 共に回転するので、回転ドラムの各絵柄は常時発光体による十分な照明を受ける こととなってイルミネーション効果が向上し、また、回転ドラムの各絵柄に異っ た色の発光体を組み合わせれば多彩な照明効果が得られる。しかも、各発光体に 対する給電方式は、リード線により直接行うのではなく、環状伝導部および集電 ブラシを介して行われるので、支障なく確実に給電が行われ、また電気信号を伝 達することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す縦断図面である。

【図２】図１のII−II線による側面図である。

【図３】環状伝導部を取付けた取付板の実施例を示す側
面図である。

【図４】回転ドラムの実施例を示す側面図である。

【図５】保持板の実施例を示す側面図である。

【図６】従来の遊技機の回転ドラム用給電装置の断面図
である。

【符号の説明】

１１ 基板 １３ 回転軸 １４ 回転ドラム １７，１８ 環状電導部 １９ 電源 ２４ 発光体 ２５，２６ 集電ブラシ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 基板に設けた回転軸に複数種の絵柄を外
   周に配列した回転ドラムを取付けるとともに該基板に複
   数の環状電導部を前記回転軸と同心に配設し、前記環状
   電導部の一方および他方に接続し、前記回転ドラムに前
   記絵柄に対応する発光体を取付け、該発光体を集電ブラ
   シを介して発光可能に前記各環状電導部と接続した遊技
   機の回転ドラム用給電装置。