JPH0655043A - 膜モジュール - Google Patents
膜モジュールInfo
- Publication number
- JPH0655043A JPH0655043A JP21104592A JP21104592A JPH0655043A JP H0655043 A JPH0655043 A JP H0655043A JP 21104592 A JP21104592 A JP 21104592A JP 21104592 A JP21104592 A JP 21104592A JP H0655043 A JPH0655043 A JP H0655043A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing seal
- separation membrane
- peripheral surface
- ring
- membrane tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 被処理液をろ過する分離膜チューブ11と分離
膜チューブ11を結束するヘッダ12とからなる膜モジュー
ルにおいて、前記分離膜チューブ11の端部とヘッダ12と
の間を弾性のリング状パッキンシール13でシールして組
み付け、このリング状パッキンシール13には外周面およ
び内周面の全周にわたって凹凸のヒダ16が周設されてい
る。 【効果】 容易に高い圧力までシールすることができ
る。また、独立に成型されたパッキンなので、組み立て
分解が容易で、かつ分離膜チューブに作用する力や振動
を低減できる。さらに、従来の接着剤によるシールより
も耐久性に優れている。
膜チューブ11を結束するヘッダ12とからなる膜モジュー
ルにおいて、前記分離膜チューブ11の端部とヘッダ12と
の間を弾性のリング状パッキンシール13でシールして組
み付け、このリング状パッキンシール13には外周面およ
び内周面の全周にわたって凹凸のヒダ16が周設されてい
る。 【効果】 容易に高い圧力までシールすることができ
る。また、独立に成型されたパッキンなので、組み立て
分解が容易で、かつ分離膜チューブに作用する力や振動
を低減できる。さらに、従来の接着剤によるシールより
も耐久性に優れている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、排水処理分野
や種々の産業分野における固液分離のために用いるＵＦ
（限外ろ過）ＭＦ（精密ろ過）ＲＯ（逆浸透装置）の膜
モジュールに関するものである。
や種々の産業分野における固液分離のために用いるＵＦ
（限外ろ過）ＭＦ（精密ろ過）ＲＯ（逆浸透装置）の膜
モジュールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図８は外圧式膜ろ過装置の概略の断面図
を示している。この膜ろ過装置は、外圧ろ過用ケーシン
グ１内に膜モジュール２が設置され、被処理液３で満た
されている。
を示している。この膜ろ過装置は、外圧ろ過用ケーシン
グ１内に膜モジュール２が設置され、被処理液３で満た
されている。
【０００３】膜モジュール２は、複数本の分離膜チュー
ブ４が平行に配され、この複数本の分離膜チューブ４の
先端開口が閉塞しないように前端部をヘッダ５で被包す
るとともに、複数本の分離膜チューブ４を結束してい
る。また、分離膜チューブ４の後端部はヘッダ６によっ
てシールされている。この分離膜チューブ４の先端部や
後端部を結束したり、シールする場合、従来はエポキシ
系の接着剤が使用されていた。
ブ４が平行に配され、この複数本の分離膜チューブ４の
先端開口が閉塞しないように前端部をヘッダ５で被包す
るとともに、複数本の分離膜チューブ４を結束してい
る。また、分離膜チューブ４の後端部はヘッダ６によっ
てシールされている。この分離膜チューブ４の先端部や
後端部を結束したり、シールする場合、従来はエポキシ
系の接着剤が使用されていた。
【０００４】なお、７は膜モジュール２内のろ過液を吸
引する吸引ポンプ、８は分離膜チューブ４内に逆洗エア
ーを送り込むコンプレッサー、９はエアー逃がし弁であ
る。
引する吸引ポンプ、８は分離膜チューブ４内に逆洗エア
ーを送り込むコンプレッサー、９はエアー逃がし弁であ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の膜モジュール２は、内圧、外圧の両側からシールす
る場合、分離膜チューブ４の外径寸法の精度（公差）を
高く（小さく）しないと漏れが発生してしまうという問
題点があった。また、接着剤では加工が難しく、工数も
多くなり、しかも高い圧力に対してシールが不十分とな
るという問題点もあった。
来の膜モジュール２は、内圧、外圧の両側からシールす
る場合、分離膜チューブ４の外径寸法の精度（公差）を
高く（小さく）しないと漏れが発生してしまうという問
題点があった。また、接着剤では加工が難しく、工数も
多くなり、しかも高い圧力に対してシールが不十分とな
るという問題点もあった。
【０００６】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたもので、シール性に優れて漏れが発
生しにくく、組み立てが容易な膜モジュールを提供する
ことを目的としている。
するためになされたもので、シール性に優れて漏れが発
生しにくく、組み立てが容易な膜モジュールを提供する
ことを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の膜モジュール
は、被処理液をろ過する分離膜チューブと分離膜チュー
ブを結束するヘッダとからなる膜モジュールにおいて、
前記分離膜チューブの端部とヘッダとの間を弾性のリン
グ状パッキンシールでシールして組み付け、このリング
状パッキンシールには外周面および内周面の全周にわた
って凹凸のヒダが周設されている。
は、被処理液をろ過する分離膜チューブと分離膜チュー
ブを結束するヘッダとからなる膜モジュールにおいて、
前記分離膜チューブの端部とヘッダとの間を弾性のリン
グ状パッキンシールでシールして組み付け、このリング
状パッキンシールには外周面および内周面の全周にわた
って凹凸のヒダが周設されている。
【０００８】
【作用】上記構成により、リング状パッキンシールの内
周と外周に形成された凹凸のヒダによって、容易に高い
圧力までシールすることができるとともに、組み立て分
解が容易にできる。また、リング状パッキンシールを弾
性にすることによって、分離膜チューブに作用する力や
振動を吸収する。
周と外周に形成された凹凸のヒダによって、容易に高い
圧力までシールすることができるとともに、組み立て分
解が容易にできる。また、リング状パッキンシールを弾
性にすることによって、分離膜チューブに作用する力や
振動を吸収する。
【０００９】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例の膜モジュールを用いた外圧式膜ろ過装
置も、従来の膜ろ過装置と同様に外圧ろ過用ケーシング
内に膜モジュールが設置され、被処理液を満たすように
構成されている。
する。本実施例の膜モジュールを用いた外圧式膜ろ過装
置も、従来の膜ろ過装置と同様に外圧ろ過用ケーシング
内に膜モジュールが設置され、被処理液を満たすように
構成されている。
【００１０】図１および図２は、本発明の第１の実施例
の膜モジュールの部分断面である。この第１の実施例の
膜モジュールも、複数本の分離膜チューブ１１が平行に
配され、この分離膜チューブ１１の前端開口が閉塞しな
いように前端部をヘッダ１２で覆うとともに、複数の分
離膜チューブ１１を結束している。分離膜チューブ１１
の前端部にはリング状パッキンシール１３が嵌め込まれ
て、ヘッダ１２に形成された嵌合孔１４に挿着してい
る。なお、図１において、嵌合孔１４の中央部には段部
１５が形成され、リング状パッキンシール１３が嵌め込
まれている。このリング状パッキンシール１３は、ゴム
などの弾性体で製作されたもので、全体はリング状に形
成され、その外周面および内周面に断面が三角形のヒダ
１６が全周にわたって周設されている。
の膜モジュールの部分断面である。この第１の実施例の
膜モジュールも、複数本の分離膜チューブ１１が平行に
配され、この分離膜チューブ１１の前端開口が閉塞しな
いように前端部をヘッダ１２で覆うとともに、複数の分
離膜チューブ１１を結束している。分離膜チューブ１１
の前端部にはリング状パッキンシール１３が嵌め込まれ
て、ヘッダ１２に形成された嵌合孔１４に挿着してい
る。なお、図１において、嵌合孔１４の中央部には段部
１５が形成され、リング状パッキンシール１３が嵌め込
まれている。このリング状パッキンシール１３は、ゴム
などの弾性体で製作されたもので、全体はリング状に形
成され、その外周面および内周面に断面が三角形のヒダ
１６が全周にわたって周設されている。
【００１１】また、分離膜チューブ１１を閉塞する場合
は、図２に示すように、シールする側のヘッダ１７に盲
穴１８を形成し、リング状パッキンシール１３の付いた
分離膜チューブ１１の他端部を嵌め込んでいる。
は、図２に示すように、シールする側のヘッダ１７に盲
穴１８を形成し、リング状パッキンシール１３の付いた
分離膜チューブ１１の他端部を嵌め込んでいる。
【００１２】図３、および図４はリング状パッキンシー
ルのヒダの一実施例を示す断面図である。図３のよう
に、リング状パッキンシール１３のヒダ１６の先端にＲ
を付けて鈍角に形成してもよいし、図４のように、鋭角
に形成してもよい。
ルのヒダの一実施例を示す断面図である。図３のよう
に、リング状パッキンシール１３のヒダ１６の先端にＲ
を付けて鈍角に形成してもよいし、図４のように、鋭角
に形成してもよい。
【００１３】このようなリング状パッキンシール１３の
構成のために、組み立てが非常の容易であって、分離膜
チューブ１１のシール性も完全で、しかも圧力が従来の
１〜２Kg/Cm2に対して２〜１０Kg/Cm2まで高めることが
できた。
構成のために、組み立てが非常の容易であって、分離膜
チューブ１１のシール性も完全で、しかも圧力が従来の
１〜２Kg/Cm2に対して２〜１０Kg/Cm2まで高めることが
できた。
【００１４】なお、パッキンシール１３の組み立てにお
ける圧縮歪はおおよそＳの隙間（図２）に対して１０〜
５０％とする。図５は本発明の第２実施例を示したもの
で、リング状パッキンシール２１は、第１実施例と同様
に、全体がリング状に形成され、その外周面および内周
面に断面が三角形のヒダ２２が全周にわたって周設され
ている。そして、リング状パッキンシール２１の一端側
に内向フランジ２３が張出形成され、パッキンシール２
１の抜け止めを図っている。このリング状パッキンシー
ル２１を分離膜チューブ２４の一端部に嵌め込み、嵌入
孔２５に挿着している。図５では、連結体２６の嵌入孔
２５の両サイドから分離膜チューブ２４を挿着し、分離
膜チューブ２４を連結して、分離膜チューブ２４を伸長
する場合を示している。
ける圧縮歪はおおよそＳの隙間（図２）に対して１０〜
５０％とする。図５は本発明の第２実施例を示したもの
で、リング状パッキンシール２１は、第１実施例と同様
に、全体がリング状に形成され、その外周面および内周
面に断面が三角形のヒダ２２が全周にわたって周設され
ている。そして、リング状パッキンシール２１の一端側
に内向フランジ２３が張出形成され、パッキンシール２
１の抜け止めを図っている。このリング状パッキンシー
ル２１を分離膜チューブ２４の一端部に嵌め込み、嵌入
孔２５に挿着している。図５では、連結体２６の嵌入孔
２５の両サイドから分離膜チューブ２４を挿着し、分離
膜チューブ２４を連結して、分離膜チューブ２４を伸長
する場合を示している。
【００１５】図６は本発明の第３実施例を示したもの
で、この実施例では第１、第２実施例と同様に全体がリ
ング状に形成され、その外周面および内周面に断面が三
角形のヒダ３１が全周にわたって周設されている。そし
て、リング状パッキンシール２８の一端側に内向フラン
ジ３３が張出形成され、他端側に外向フランジ３４が張
出形成されている。この内向フランジ３３と外向フラン
ジ３４によって分離膜チューブ３５の抜け止めが図られ
ている。
で、この実施例では第１、第２実施例と同様に全体がリ
ング状に形成され、その外周面および内周面に断面が三
角形のヒダ３１が全周にわたって周設されている。そし
て、リング状パッキンシール２８の一端側に内向フラン
ジ３３が張出形成され、他端側に外向フランジ３４が張
出形成されている。この内向フランジ３３と外向フラン
ジ３４によって分離膜チューブ３５の抜け止めが図られ
ている。
【００１６】図７は本発明の第４実施例を示したもの
で、この実施例ではパッキンシール４１は、ジャバラ状
に形成されている。このパッキンシール４１を分離膜チ
ューブに挿着し、膜モジュールの嵌入孔や盲穴に挿着す
る。この第４実施例ではジャバラ状のパッキンシール４
１が軸方向の伸びるので、嵌入孔や盲穴の隙間をあまり
開けずにすむ。
で、この実施例ではパッキンシール４１は、ジャバラ状
に形成されている。このパッキンシール４１を分離膜チ
ューブに挿着し、膜モジュールの嵌入孔や盲穴に挿着す
る。この第４実施例ではジャバラ状のパッキンシール４
１が軸方向の伸びるので、嵌入孔や盲穴の隙間をあまり
開けずにすむ。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リング状
パッキンシールの外周面および内周面にヒダを周設した
ことにより、容易に高い圧力までシールすることができ
る。また、独立に成型されたパッキンシールなので、組
み立て分解が容易で、しかも分離膜チューブに作用する
力や振動を低減できる。しかも、従来の接着剤によるシ
ールよりも耐久性に優れている。
パッキンシールの外周面および内周面にヒダを周設した
ことにより、容易に高い圧力までシールすることができ
る。また、独立に成型されたパッキンシールなので、組
み立て分解が容易で、しかも分離膜チューブに作用する
力や振動を低減できる。しかも、従来の接着剤によるシ
ールよりも耐久性に優れている。
【図１】本発明の第１実施例の膜モジュールの部分断面
図である。
図である。
【図２】本発明の第１実施例の膜モジュールの部分断面
図である。
図である。
【図３】本発明のリング状パッキンシールの一実施例の
部分断面図である。
部分断面図である。
【図４】本発明のリング状パッキンシールの他の実施例
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図５】本発明の第２実施例の膜モジュールの部分断面
図である。
図である。
【図６】本発明の第３実施例の膜モジュールの部分断面
図である。
図である。
【図７】本発明の第４実施例の膜モジュールの部分断面
図である。
図である。
【図８】外圧式膜ろ過装置の概略断面図である。
１１ 分離膜チューブ １３ リング状パッキンシール １６ ヒダ ２１ リング状パッキンシール ２２ ヒダ ２４ 分離膜チューブ ３１ ヒダ ３２ リング状パッキンシール ３３ 内向フランジ ３４ 外向フランジ ３５ 分離膜チューブ ４１ パッキンシール
Claims (2)
- 【請求項１】 被処理液をろ過する分離膜チューブと分
離膜チューブを結束するヘッダとからなる膜モジュール
において、前記分離膜チューブの端部とヘッダとの間を
弾性のリング状パッキンシールでシールして組み付け、
このリング状パッキンシールには外周面および内周面の
全周にわたって凹凸のヒダが周設されていることを特徴
とする膜モジュール。 - 【請求項２】 リング状パッキンシールの少なくとも一
端側に抜け防止用のフランジが張出形成されたことを特
徴とする請求項１記載の膜モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21104592A JPH0655043A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 膜モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21104592A JPH0655043A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 膜モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655043A true JPH0655043A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16599470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21104592A Pending JPH0655043A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 膜モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655043A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008007608A1 (fr) | 2006-07-10 | 2008-01-17 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Procédé de production de faisceaux de membranes à fibres creuses |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP21104592A patent/JPH0655043A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008007608A1 (fr) | 2006-07-10 | 2008-01-17 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Procédé de production de faisceaux de membranes à fibres creuses |
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