JPH065501U - 高所作業用履物 - Google Patents

高所作業用履物

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JPH065501U
JPH065501U JP5489491U JP5489491U JPH065501U JP H065501 U JPH065501 U JP H065501U JP 5489491 U JP5489491 U JP 5489491U JP 5489491 U JP5489491 U JP 5489491U JP H065501 U JPH065501 U JP H065501U
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JP
Japan
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electromagnet
sensor member
footwear
control unit
electric circuit
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Pending
Application number
JP5489491U
Other languages
English (en)
Inventor
國夫 管野
Original Assignee
國夫 管野
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Publication date
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Publication of JPH065501U publication Critical patent/JPH065501U/ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高所で作業する際の作業性及び安全性を確保
し、恐怖感を和らげられる地下足袋等の高所作業用履物
を提供する。 【構成】足袋本体1と、この足袋本体1に付設される安
全装置とから構成し、この安全装置を、足袋本体1の底
面に取り付けた電磁石2と、この電磁石2に通電して磁
力を帯びた状態にする電源3と、電源3から電磁石2へ
の電気回路の開閉の切替えをコントロールするコントロ
ール部4と、このコントロール部4と通電可能に接続す
るセンサ部材5とを備えたものとする。そして、押圧力
が加わるとそれを感知して作動するセンサ部材5を親指
で所定の力以上で踏むことにより電磁石2を鉄塔等に吸
着・取り外しできるものとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建設現場、鉄塔等の高所で作業する際等に使用する地下足袋等の高 所作業用履物の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、建設現場、鉄塔等の高所で作業する際には軽快に動ける地下足袋、あ るいは安全面を考慮した安全靴等の作業用履物を履き、細心の注意を払いつつ行 われる。又、高所での作業であることから落下防止のため、身体にロープを巻き 付ける等の安全策が取られている場合もある。 しかしながら、このような高所での作業は常時危険性を伴い、しかも精神的に も恐怖感を常時受けながら行わなければならない。そのため、作業者が熟練工で ないと恐怖感から作業効率が悪くなってしまい、しかも、熟練工であっても危険 を伴うことには変わりはなく、常時緊張感を持続しながら行わなければならない という課題を有する。この一方、常時身体にロープ等の巻付けを義務付けたので は作業性が悪くなってしまう。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、以上の実情に鑑み提案されたものでその目的とするところは、高所 で作業する際の作業性及び安全性を確保し、恐怖感を和らげられる地下足袋等の 高所作業用履物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以下の特徴を有する高所作業用履物を提供することにより上記課題 を解決する。 本考案の高所作業用履物は、履物本体と、この履物本体に付設される安全装置 とからなる。 この安全装置は、履物本体の底面に取り付けられる電磁石と、この電磁石に通 電して磁力を帯びた状態にする電源と、電源から電磁石への電気回路の開閉の切 替えをコントロールするコントロール部と、このコントロール部と通電可能に接 続されコントロール部に電気回路の開閉の切替えを指示するセンサ部材を備えて なる。 このセンサ部材は、押圧されることによってその押圧力を感知して作動するも のである。又、このセンサ部材は、履物本体の底面における足の指部下方に対応 する部分に配設されてなる。 そして、このセンサ部材が足の指によって所定の力で踏まれることによりコン トロール部に電気回路の開閉の切替えを指示できるようになされたものである。
【0005】
【作用】
本考案においては、履物本体の底面に電磁石を取り付けるため、この電磁石が 鉄塔等に吸着し身体にロープ等の巻付けることなく作業中における足の滑りや落 下等を防止することができる。これにより、高所で作業する際の作業性や安全性 を確保し、恐怖感を和らげることができる。 又、この電磁石は、押圧されることによってその押圧力を感知して作動するセ ンサ部材と、電気回路の開閉の切替えをコントロールするコントロール部とによ って電源から電磁石への通電を制御されるため、足の指部で適宜センサ部材を踏 むことにより電磁石の鉄塔等への吸着・取り外しを自在に行うことができる。こ れにより、作業に支障をきたすようなことを防止することができる。
【0006】
【実施例】
以下、図面を基に本考案の一実施例を具体的に説明する。 図1は、本考案の高所作業用履物の一実施例の部分断面側面図であり、図2は 、その底面図である。 この実施例の高所作業用履物は、建築現場等で使用される左右一対の地下足袋 とされたものである。
【0007】 この左右一対の地下足袋各々は、履物本体としての足袋本体1と、この足袋本 体1に付設される安全装置とから構成されている。以下、左右各々は同じ構成を 有しているので一方について説明する。
【0008】 足袋本体1は、従来と同様のもので、布生地15から形成され、後方側のかか と側には上下方向に沿う開口部11が備えられている。そして、この開口部11 を形成する布生地15の端部には、上下方向に沿って複数のこはぜ12…12が 取り付けられ、開口部11の開閉を行えるようになされている。また、底面には 滑り防止等を考慮して全面にゴム部材13が貼着されている。
【0009】 安全装置は、足袋本体1の底面に取り付けられる電磁石2と、この電磁石2に 通電して磁力を帯びた状態にする電源3と、電源3から電磁石2への電気回路の 開閉の切替えをコントロールするコントロール部4と、このコントロール部4と 通電可能に接続されるセンサ部材5とを備えてなる。
【0010】 電磁石2は、通電されることにより磁力を帯びるものからなり、この実施例で は足袋本体1の底面の足の土ふまずに対応する部分に設けられており、その吸着 面が露出した状態で、ゴム部材13に埋め込まれている。尚、電磁石の吸着が可 能なことを条件に、電磁石の吸着面をゴム等の適宜素材で被覆しておいてもよい 。
【0011】 電源3は、乾電池(図示せず)と、電磁石2及びコントロール部4に接続され 乾電池を通電可能に保持する保持部材(図示せず)とからなる。この実施例にお ける保持部材は、後述のコントロール部4と一体的に形成されたものからなり、 図3に示すように電磁石2とコントロール部4とに通電可能に接続されている。 そして、図1に示すように足袋本体1の後方側の下部に設けた収納部14に乾電 池を保持した状態で収納される。この収納部14は、上方に開口された取出口1 4aを有する袋状に形成され、乾電池の取替え等を容易にできるようになされて いるが、この態様のものに限らず、例えば足袋本体1の他の側部に、又は足袋本 体1の内周面に設け、あるいは、取出口14aにファスナーを設ける等適宜変更 できるものである。
【0012】 コントロール部4は、この実施例ではマイクロコンピューター4が使用されて いる。このマイクロコンピューター4は、センサ部材5の指令を受けて電気回路 の開閉を行い、電源3から電磁石2へ通電し又はその通電を停止するものである 。このマイクロコンピューター4は、図3に示すように電磁石2、電源3の保持 部材31及びセンサ部材5に通電可能に接続され、上述のように電源3の保持部 材31と共に足袋本体1の収納部14内に配設される。
【0013】 センサ部材5は、偏平状に形成され、厚さ方向に一定の押圧力が加わるとそれ を感知して作動しマイクロコンピューター4に電気回路の開閉を指令するもので 、一定の押圧力以下の場合に電気回路を閉じて電磁石2に通電し、一定の押圧力 を越えると電気回路を開いて電磁石2への通電を停止するものである。この実施 例ではセンサ部材5は、足袋本体1の底面のゴム部材13と布生地15との間に おける親指の下方に対応する部分に設けられ、親指で所定の力以上でセンサ部材 5を踏むとそれを感知できるようになされている。
【0014】 以上のように構成された本考案を使用するには、通常の地下足袋と同様に履い て使用するだけでよい。即ち、通常の状態で立っていると、足の親指にさほど力 が入らず、一定の押圧力以下となり、電気回路を閉じて電磁石2に通電する。こ れにより、電磁石2は、磁力を帯びた状態となり、鉄塔等に吸着できる。従って 、この吸着状態で作業を行えば、鉄塔等から落下する危険性のない安全なものと なる。また、落下する危険性がなくなるため、恐怖感も薄れ、熟練工でなくとも 容易に高所で作業をおこなうことができるものとなる。尚、電磁石2の鉄塔等へ の吸着力を比較的弱く設定した場合でも、滑りを防止して危険性の少ないものに することができるとともに、恐怖感を和らげ高所での作業効率を向上させること ができるものとなる。更に、従来のように身体にロープ等を巻き付けることによ る作業の煩わしさがなく、作業効率の低下を防止することができる。
【0015】 一方、吸着状態を解除するには、再度センサ部材5を足の親指で踏む。これに より、センサ部材5がマイクロコンピューター4に指令し、マイクロコンピュー ター4が電気回路を遮断して電源3から電磁石2への通電を停止させて解除する ことができる。従って、歩行の際には、歩行開始の時に足の親指に大きな力が加 わり、他の時にはさほど大きな力が加わらないため、自然に歩行するだけで、交 互にセンサ部材5を操作することとなり、片方の地下足袋を吸着状態を維持しつ つ自然な歩行を行うことができる。
【0016】 尚、本実施例においては、地下足袋に使用しているが、これに限らず、例えば 安全靴、あるいは高所専用靴として使用でき、適宜変更できるものである。 又、センサ部材5、電磁石2等の形状、位置等についても実施例で示した態様 のものに限らず、例えば電磁石2をセンサ部材5を除く底面全体に設ける等適宜 変更できるものである。一方、電磁石2の磁力の強さ等についても作業等に応じ て適宜なものを選択して使用すれば良く、適宜変更できるものである。
【0017】
【考案の効果】
以上、実施例で述べたように本考案は、電磁石が鉄塔等に吸着して作業中にお ける滑り、落下等を防止することができ、高所で作業する際の安全性を確保し、 恐怖感を和らげることができる。 これにより、高所における作業効率を向上させることができる。 又、この電磁石は、押圧されることによってその押圧力を感知して作動するセ ンサ部材と、電気回路の開閉の切替えをコントロールするコントロール部とによ って電源から電磁石への通電を制御されるため、足の指部で適宜センサ部材を踏 むことにより電磁石の鉄塔等への吸着・取り外しを自在に行うことができ、作業 に支障をきたすようなことを防止することができる。 これにより、高所における作業効率を向上させることができる。 以上本考案は、高所で作業する際の安全性を確保し、恐怖感を和らげられる地 下足袋等の作業用履物を提供しえたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の地下足袋の部分断面側面図
である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】本考案の一実施例の電気回路図である。
【符号の説明】
1 足袋本体 2 電磁石 3 電源 4 コントロール部 5 センサ部材 13 ゴム部材 14 収納部 15 布生地

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】履物本体と、この履物本体に付設される安
    全装置とからなり、 この安全装置が、履物本体の底面に取り付けられる電磁
    石と、この電磁石に通電して磁力を帯びた状態にする電
    源と、電源から電磁石への電気回路の開閉の切替えをコ
    ントロールするコントロール部と、このコントロール部
    と通電可能に接続されコントロール部に電気回路の開閉
    の切替えを指示するセンサ部材を備え、このセンサ部材
    が、押圧されることによってその押圧力を感知して作動
    するものであり、このセンサ部材が履物本体の底面にお
    ける足の指部下方に対応する部分に配設されてなり、 このセンサ部材が足の指によって所定の力で踏まれるこ
    とによりコントロール部に電気回路の開閉の切替えを指
    示できるようになされたものであることを特徴とする高
    所作業用履物。
JP5489491U 1991-06-18 1991-06-18 高所作業用履物 Pending JPH065501U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5489491U JPH065501U (ja) 1991-06-18 1991-06-18 高所作業用履物

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JP5489491U JPH065501U (ja) 1991-06-18 1991-06-18 高所作業用履物

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JPH065501U true JPH065501U (ja) 1994-01-25

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JP5489491U Pending JPH065501U (ja) 1991-06-18 1991-06-18 高所作業用履物

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