JPH0654968U - ポペット弁 - Google Patents

ポペット弁

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Publication number
JPH0654968U
JPH0654968U JP14293U JP14293U JPH0654968U JP H0654968 U JPH0654968 U JP H0654968U JP 14293 U JP14293 U JP 14293U JP 14293 U JP14293 U JP 14293U JP H0654968 U JPH0654968 U JP H0654968U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
poppet valve
pressure
fluid
poppet
Prior art date
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Pending
Application number
JP14293U
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English (en)
Inventor
敏昌 酒寄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Three Bond Co Ltd
Original Assignee
Three Bond Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Three Bond Co Ltd filed Critical Three Bond Co Ltd
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Publication of JPH0654968U publication Critical patent/JPH0654968U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力の大小及び圧力変化に対応でき、各種塗
布剤の塗布に用いて有用なポペット弁を提供する。 【構成】 ポペット弁21のシート26及びシート27
の接触部の外径と、弁棒22の受圧外径とを一致させ、
弁棒22が加圧流体より受ける圧力の影響を避けるよう
に構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液状シリコン、エポキシ樹脂、高粘度グリス、低粘度材料等の塗布 を行う際使用される塗布用バルブ装置に用いるポペット弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
液状接着剤等の流体を圧送して塗布等を行う場合、従来、図2に示すような構 造のポペット弁が用いられてきた。
【0003】 図2において、ハウジング1内に形成されたエアシリンダ2は、シリンダ3及 びピストン4からなり、シリンダ3に設けられたエア供給口5より圧縮空気が供 給されると、該圧縮空気圧により、ピストン4は下方へ移動するとともに、ピス トン4に結合されたポペット弁7を下方へ移動させるようになっている。ポペッ ト弁7は、弁棒8の先端に弁体9を備えて成る。弁体9の背面には、シート面1 0が形成される。一方、このシート面10と対応するハウジング1側にはシート 11が形成され、流体投入口12により投入された加圧塗布剤がシート面10及 びシート11間を介して流体排出口13に案内するようになっている。シート1 1には、Oリング等から成るシール14が設けられる。流体投入口12は、弁棒 8の回りに形成された流体チャンバ15に導入される。
【0004】 以上の構成により、ポペット弁7の弁体9のシート面10が、シール材14の 装着されたシート11を離れることにより、ポペット弁7は、開口状態となり、 流体投入口12より投入され、前記チャンバ15内に停留された流体は流体排出 口13より流出する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記ポペット弁において、ポペット弁7の弁体9のシート面10が シート11に着座し、ポペット弁が閉じられた状態となった時、前記流体圧送圧 力は前記弁体9のシート面10の上部にかかるため、前記流体圧送圧力はポペッ ト弁7を押し下げる力となって、前記弁体9のシート面10に一方的に作用する 。
【0006】 そのため、前記ポペット弁7を開かれた状態から閉じられた状態にするために は、前記流体圧送圧力を超えるエアシリンダ2内のピストン上昇圧力、すなわち ポペット弁7を押し上げる力が必要とされる。
【0007】 しかしながら、上記ポペット弁は、従来耐圧性の低いものが多く、高圧ポンプ 等で液状接着剤等の流体を圧送した場合、ポペット弁7を閉じられた状態にする ためには、流体投入圧力を超えるエア圧を要し、該エア圧を流体投入圧力が超え たとき、前記ポペット弁7は押し下げられて開かれた状態となり、流体の流出が 止まらないという事態も生じた。
【0008】 したがって、従来のポペット弁は、ポペット弁を閉じることにより、流体を引 き込むため液切れが良いという特徴を持ちながら、流体の高圧圧送時には使用す ることができない等の問題点があった。
【0009】 本考案は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その 目的とするところは、前記流体投入圧力の影響を無くし、高圧圧送時におけるポ ペット弁の使用を可能にすることである。
【0010】 また、高圧圧送時におけるポペット弁の使用を可能とすることにより、他の型 式のバルブを使用する必要はなく、ポペット弁のもつ液切れが良いという機能を 十分発揮させることができ、特に、ドライで使用する際の液だまりの発生を防止 し、製品の品質を向上させることである。ドライとは、塗布剤の硬化をまってシ ールを行う場合をいい、硬化時の塗布物精度が要求される場合をいう。
【0011】 また、ポペット弁を、高圧圧送時及び低圧圧送時のいずれの場合でも使用可能 なものとすることにより、従来のポペット弁を用いた施設を廃棄することなく利 用することができ、その効率を維持させることである。
【0012】 更に、流体投入圧の影響を無くすことにより、ポペット弁をエア圧のみで作動 させ、ポペット弁の耐久性を向上させることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載の通りの ポペット弁を構成した。
【0014】
【作用】
本考案のポペット弁は、上記構成であり、ポペット弁の弁体シート面がシート に着座しポペット弁が閉じられ加圧流体の流出が遮断されたとき、前記加圧流体 による弁棒押し下げ力を打ち消す弁棒押し上げ力を得るための受圧面を形成した ので、流体投入圧力は、流体加圧力の変化に拘らずポペット弁の弁棒押し下げ圧 力と弁棒押し上げ圧力とに等分され、流体投入圧力の影響が無くなり、前記流体 投入圧力によりポペット弁が開くことによる流体の流出は防止される。
【0015】 また、流体投入圧の影響を無くすことにより、高圧圧送時においてもポペット 弁を使用することができるので、他のバルブを使用する必要はなく、ポペット弁 の有する液切れが良いという機能を十分発揮させることができ、特にドライで使 用する際の液だまりを防止し、製品の品質の向上が図られる。
【0016】 また、本考案に係るポペット弁は、液体材料等の高圧圧送、低圧圧送のいずれ においても適用できるので、従来の施設を廃棄する必要はなく、その効率は維持 される。
【0017】 更に、流体投入圧が、前記両受圧面部に等分されるため、ポペット弁は、エア 圧のみにより作動し、その耐久性も向上する。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明する。図1において、本考案の一実施例に係るポ ペット弁は、液状接着材等を圧送して塗布等を行う場合に使用されるもので、ハ ウジング20内に、図省略のエアシリンダにより駆動されるポペット弁21と、 前記ポペット弁21の弁棒22を案内するガイド部23と、前記弁棒22の周り で前記ガイド部23の内側に設けた流体チャンバ24と、該チャンバ24を介し て前記ポペット弁21の弁体25のシート面26の背部側より加圧流体を流入す る流体投入口28と、前記ポペット弁21の弁体25のシート面26がシート2 7から離れたとき前記チャンバ24と連通し前記加圧流体を流出する流体排出口 29とを備えている。27Aは、シート27に設けられたシール材を示す。
【0019】 前記チャンバ24上部の、ガイド部23内側と弁棒22との隙間には、チャン バ24の上部から弾性材料よりなる平ワッシャー30とOリング31とが交互に 適宜の位置まで挿入され、それらパッキン類を圧縮すべく、ナット部材32が螺 着され、該ナット部材32を固定するためロックナット33が螺着されている。 これにより、前記チャンバ24内の加圧流体の漏れが防止される。
【0020】 前記チャンバ24内の弁棒22の周りには、加圧流体による弁棒押し下げ力に 対応する弁棒押し上げ力を得るための受圧面部が形成されている。即ち、上記の 構成において、チャンバ24内に導入された加圧流体は、弁棒22の回りでシー ト面26を押圧している。このとき弁棒に加わる流体による押し下げ力は、シー ト面26とシート27(シール材27A)との接触時点における受圧面積に比例 する。従って、本例では、この受圧面積と均等な上方受圧面積を得べく、前記平 ワッシャ30及びOリング31から成るシール材の外周半径を、シール材27A の半径と一致させている。チャンバ24内における弁棒22のくびれ部分の受圧 面積は上下打ち消し合うので関係がない。
【0021】 従って、本例のポペット弁では、ポペット弁21の弁体シート面26がシート 27に着座し、前記加圧流体の流出が遮断されたとき、加圧流体によって弁棒2 2に作用する上下の力が均衝し、加圧流体による影響を受けることはなくなる。 したがって、従来のように、加圧流体によりポペット弁が押し下げられ、流体が 、流体排出口より流出するという問題を回避することができる。
【0022】 また、ポペット弁21の弁棒22は、流体投入圧の影響を受けず、エアシリン ダのエア圧のみにより、ポペット弁の開閉が行なわれるのでポペット弁の耐久性 の向上にもつながる。
【0023】 上記構造のポペット弁は、低圧圧送及び高圧圧送を問わず使用することができ 、従来のポペット弁の施設をそのまま利用でき、しかも、ポペット弁のもつ液切 れがよいという本来の機能を発揮することができ、液だまりを防止し、安定した 品質の製品を製造することができる。
【0024】 なお、前記チャンバ24内の弁棒22周りに形成される受圧面部は、本実施例 に限定されるものではなく、加圧流体による弁棒押し下げ力に見合った弁棒押し 上げ力を生ぜしめるものであれば、その形状はいかなるものであってもさしつか えない。
【0025】
【考案の効果】
以上の通り、本考案は、ポペット弁の弁体シート面がシートに着座し加圧流体 の流出が遮断されたとき、前記加圧流体による弁棒押し下げ力を打ち消す弁棒押 し上げ力を得るための受圧面を形成したことにより、流体投入圧の影響を無くし たので、低圧圧送時ばかりでなく、高圧圧送時においてもポペット弁を使用する ことができる。
【0026】 また、高圧圧送時においても、他の型式のバルブを使用する必要はないため、 ポペット弁の有する液切れが良いという機能を十分発揮させることができ、特に ドライで使用する際の液だまりの発生を防止し、製品の品質を向上させることが できる。
【0027】 また、従来のポペット弁を用いた施設を廃棄することなく利用することができ るので、その効率を維持することができる。
【0028】 更に、流体投入圧の影響を無くしたことにより、ポペット弁は、エアシリンダ のエア圧のみにより開閉されるので、その耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るポペット弁の断面図で
ある。
【図2】従来のポペット弁の断面図である。
【符号の説明】
20 ハウジング 21 ポペット弁 22 弁棒 23 ガイド部 24 チャンバ 25 弁体 26 シート面 27 シート 27A シール材 28 流体投入口 29 流体排出口 30 平ワッシャー 31 Oリング 32 ナット部材 33 ロックナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアシリンダにより駆動されるポペット
    弁と、前記ポペット弁の弁棒を案内するガイド部と、前
    記ガイド部内で前記弁棒の周りに設けられた流体チャン
    バとを有し、前記ポペット弁の弁体シート面の前記流体
    チャンバと連通されるシートへの着座動作により、前記
    チャンバに導入された加圧流体を前記シート及び前記弁
    体シート面間に流出又は停止させる塗布用バルブ装置に
    おいて、前記流体チャンバ内における前記弁棒回りに、
    前記加圧流体により前記ポペット弁の弁体シート面が前
    記シートに着座したとき受ける弁棒押し下げ力を打ち消
    すだけの均衝受圧面を形成したことを特徴とするポペッ
    ト弁。
JP14293U 1993-01-07 1993-01-07 ポペット弁 Pending JPH0654968U (ja)

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JP14293U JPH0654968U (ja) 1993-01-07 1993-01-07 ポペット弁

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01131383A (ja) * 1987-11-13 1989-05-24 Riken Seiki Kk 高速オンオフ弁
JPH0247480B2 (ja) * 1980-04-02 1990-10-19 Warner Lambert Co

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0247480B2 (ja) * 1980-04-02 1990-10-19 Warner Lambert Co
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