JPH0654418A - スイッチギヤ - Google Patents
スイッチギヤInfo
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- JPH0654418A JPH0654418A JP4197951A JP19795192A JPH0654418A JP H0654418 A JPH0654418 A JP H0654418A JP 4197951 A JP4197951 A JP 4197951A JP 19795192 A JP19795192 A JP 19795192A JP H0654418 A JPH0654418 A JP H0654418A
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- Japan
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- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】外形が小形で保守が容易なスイッチギヤを得
る。 【構成】各主回路電気機器を絶縁層10で一体に注型成形
する。各絶縁層10の上下端には凹部を形成し、外周に形
成されたフランジ部10a,10bで固定する。各凹部に
は、下部中心導体12,中心導体11Aや接触子18などで接
続部を構成し、各接続部は、凹部に注入されたフッ化炭
素で冷却する。
る。 【構成】各主回路電気機器を絶縁層10で一体に注型成形
する。各絶縁層10の上下端には凹部を形成し、外周に形
成されたフランジ部10a,10bで固定する。各凹部に
は、下部中心導体12,中心導体11Aや接触子18などで接
続部を構成し、各接続部は、凹部に注入されたフッ化炭
素で冷却する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、主回路電気機器
を三相分一体に絶縁成形したスイッチギヤに関する。
を三相分一体に絶縁成形したスイッチギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】受配電設備に設置された従来のスイッチ
ギヤの右側面図を図7に示す。図7において、外周を軟
鋼板で囲まれた箱体1の内部は、隔壁2で前後に区画さ
れ、この隔壁2の前方に遮断器室1aを、後方に母線室
1bを形成している。このうち、遮断器室1aには、真
空遮断器3が収納され、隔壁2には、絶縁スペーサ9が
上下に取り付けられている。真空遮断器3の後部の主回
路導体は、絶縁スペーサ9の前側端子にそれぞれ接続さ
れている。
ギヤの右側面図を図7に示す。図7において、外周を軟
鋼板で囲まれた箱体1の内部は、隔壁2で前後に区画さ
れ、この隔壁2の前方に遮断器室1aを、後方に母線室
1bを形成している。このうち、遮断器室1aには、真
空遮断器3が収納され、隔壁2には、絶縁スペーサ9が
上下に取り付けられている。真空遮断器3の後部の主回
路導体は、絶縁スペーサ9の前側端子にそれぞれ接続さ
れている。
【0003】一方、母線室1bの天井部には、断路器4
Aが、断路棒4aを前後方向にして三相分取り付けら
れ、母線室1bの底部にも、断路器4Aと同形式・同定
格の断路器4Bが三相分取り付けられている。このう
ち、断路器4Aの前側の端子部は、L字形の接続導体8
で上側の絶縁スペーサ9の後部端子に接続され、断路器
4Bの前側の端子部は、同じくL字形の接続導体8で下
側の絶縁スペーサ9の後部端子に接続されている。
Aが、断路棒4aを前後方向にして三相分取り付けら
れ、母線室1bの底部にも、断路器4Aと同形式・同定
格の断路器4Bが三相分取り付けられている。このう
ち、断路器4Aの前側の端子部は、L字形の接続導体8
で上側の絶縁スペーサ9の後部端子に接続され、断路器
4Bの前側の端子部は、同じくL字形の接続導体8で下
側の絶縁スペーサ9の後部端子に接続されている。
【0004】母線室1bの後壁には、がいし6を介して
母線5が紙面直交方向に設けられ、この母線5は、接続
導体8で断路器4Aの後部端子に接続されている。母線
室1bの床面後部には、ピット1cからケーブル7が立
ち上げられ、このケーブル7の上端のケーブルヘッド7
aは、接続導体8で断路器4Bの後部端子に接続されて
いる。
母線5が紙面直交方向に設けられ、この母線5は、接続
導体8で断路器4Aの後部端子に接続されている。母線
室1bの床面後部には、ピット1cからケーブル7が立
ち上げられ、このケーブル7の上端のケーブルヘッド7
aは、接続導体8で断路器4Bの後部端子に接続されて
いる。
【0005】遮断器室1aと母線室1bには、六フッ化
硫黄ガス(以下、SF6 ガスという)が封入され、この
SF6 ガスの封入で、母線室1bの断路器4A,4Bや
母線5の相間及び接地金属間の絶縁距離の縮小による、
箱体1の小形化と設置床面積の縮小化が図られている。
硫黄ガス(以下、SF6 ガスという)が封入され、この
SF6 ガスの封入で、母線室1bの断路器4A,4Bや
母線5の相間及び接地金属間の絶縁距離の縮小による、
箱体1の小形化と設置床面積の縮小化が図られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成されたスイッチギヤにおいては、断路器4A,4B
による無負荷時の充電電流の遮断時に発生する微弱なア
ークでSF6 ガスが分解して、分解ガスが生成し、断路
器4A,4Bや母線5の絶縁部に使われているエポキシ
樹脂の表面を侵すおそれがある。すると、断路器4A,
4Bや母線5の対接地間の耐電圧特性が低下し、設備の
長期に亘る稼働中にコロナ放電によるトラッキングが進
展して接地事故に至るおそれがある。
構成されたスイッチギヤにおいては、断路器4A,4B
による無負荷時の充電電流の遮断時に発生する微弱なア
ークでSF6 ガスが分解して、分解ガスが生成し、断路
器4A,4Bや母線5の絶縁部に使われているエポキシ
樹脂の表面を侵すおそれがある。すると、断路器4A,
4Bや母線5の対接地間の耐電圧特性が低下し、設備の
長期に亘る稼働中にコロナ放電によるトラッキングが進
展して接地事故に至るおそれがある。
【0007】そのため、箱体1には、分解ガスを吸着す
る吸着装置を取り付ける方法も採られているが、この方
法も吸着剤を定期的に取り換えなければならないので、
保守がめんどうになる。また、一部の電気機器で事故が
発生すると、事故の部分で発生したアークで、近接した
電気機器にも事故が波及するおそれもある。一方、SF
6 ガスは、不平等電界では極端に耐電圧特性が低下する
ので、断路器4A,4Bの充電部の露出部分の角部は、
曲率半径を大きくしなければならない。すると、製作に
時間がかかるだけでなく、電気機器の外形が大きくなる
おそれもある。
る吸着装置を取り付ける方法も採られているが、この方
法も吸着剤を定期的に取り換えなければならないので、
保守がめんどうになる。また、一部の電気機器で事故が
発生すると、事故の部分で発生したアークで、近接した
電気機器にも事故が波及するおそれもある。一方、SF
6 ガスは、不平等電界では極端に耐電圧特性が低下する
ので、断路器4A,4Bの充電部の露出部分の角部は、
曲率半径を大きくしなければならない。すると、製作に
時間がかかるだけでなく、電気機器の外形が大きくなる
おそれもある。
【0008】そこで、本発明の目的は、外形を小形化す
ることができ、主回路電気機器の温度上昇を抑え、事故
の波及・拡大を防ぐことのできるスイッチギヤを得るこ
とである。
ることができ、主回路電気機器の温度上昇を抑え、事故
の波及・拡大を防ぐことのできるスイッチギヤを得るこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、固体絶縁で三
相分一体化した主回路電気機器を主回路系統順に密着隣
接し、この主回路電気機器の隣接部に、この主回路電気
機器の中心導体を接続する連結部を設け、この連結部の
周りに六フッ化炭素を注入してなるスイッチギヤであ
る。
相分一体化した主回路電気機器を主回路系統順に密着隣
接し、この主回路電気機器の隣接部に、この主回路電気
機器の中心導体を接続する連結部を設け、この連結部の
周りに六フッ化炭素を注入してなるスイッチギヤであ
る。
【0010】
【作用】固体絶縁で各主回路機器の相間及び対接地電位
間は短縮され、そのため外形は小形化され、万一、事故
が発生しても、他の主回路機器への事故の波及・拡大は
阻止され、各連結部で発生した熱は、六フッ化炭素を介
して放熱される。
間は短縮され、そのため外形は小形化され、万一、事故
が発生しても、他の主回路機器への事故の波及・拡大は
阻止され、各連結部で発生した熱は、六フッ化炭素を介
して放熱される。
【0011】
【実施例】以下、本発明のスイッチギヤの一実施例を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0012】図1(a)は、本発明のスイッチギヤを示
す正面図である。図1(a)において、スイッチギヤ
は、外周を図3で後述する金属容器22で囲まれ、左右上
下にフランジ部22a,22bが形成されたケーブルヘッド
ユニット1と、このケーブルヘッドユニット1の上部に
積み重ねられ、外周をエポキシ樹脂で3台の断路器が一
体に注型成形され、ケーブルヘッドユニット1と外形が
略同形状の断路器ユニット2Aと、この断路器ユニット
2Aの上部に重ねられ、3本の真空バルブがエポキシ樹
脂で一体に注型成形された真空遮断器3と、この真空遮
断器3の上部に重ねられた断路器ユニット2Aと同形状
の断路器ユニット2Bと、この断路器ユニット2Bの上
部に重ねられ、計器用変圧器1台と計器用変流器2台が
エポキシ樹脂で注型成形された変成器ユニット4と、こ
の変成器ユニット4の上部に取り付けられた3本の母線
ユニット5で大略構成されている。図1(b)は、図1
(a)のように構成されたスイッチギヤの主回路単線結
線図を示し、母線ユニット5側が電源側で、ケーブルヘ
ッドユニット1(注;主回路単線結線図での符号CH
d)側が負荷側である。
す正面図である。図1(a)において、スイッチギヤ
は、外周を図3で後述する金属容器22で囲まれ、左右上
下にフランジ部22a,22bが形成されたケーブルヘッド
ユニット1と、このケーブルヘッドユニット1の上部に
積み重ねられ、外周をエポキシ樹脂で3台の断路器が一
体に注型成形され、ケーブルヘッドユニット1と外形が
略同形状の断路器ユニット2Aと、この断路器ユニット
2Aの上部に重ねられ、3本の真空バルブがエポキシ樹
脂で一体に注型成形された真空遮断器3と、この真空遮
断器3の上部に重ねられた断路器ユニット2Aと同形状
の断路器ユニット2Bと、この断路器ユニット2Bの上
部に重ねられ、計器用変圧器1台と計器用変流器2台が
エポキシ樹脂で注型成形された変成器ユニット4と、こ
の変成器ユニット4の上部に取り付けられた3本の母線
ユニット5で大略構成されている。図1(b)は、図1
(a)のように構成されたスイッチギヤの主回路単線結
線図を示し、母線ユニット5側が電源側で、ケーブルヘ
ッドユニット1(注;主回路単線結線図での符号CH
d)側が負荷側である。
【0013】これらの各ユニットは、詳細後述する各主
回路中心導体の雄雌嵌合部でそれぞれ接続され、ケーブ
ルヘッドユニット1を除いて、三相分一体にエポキシ樹
脂の絶縁層10で外周が覆われ、左右上下に形成されたフ
ランジ部10a,10bで互いに固定され、設置床に設置さ
れた図示しない取付ベースには、ケーブルヘッドユニッ
ト1の下端のフランジ部22aで固定される。また、真空
遮断器3の背面と断路器ユニット2A,2Bの背面に
は、図示しない操作部がそれぞれ取り付けられている。
回路中心導体の雄雌嵌合部でそれぞれ接続され、ケーブ
ルヘッドユニット1を除いて、三相分一体にエポキシ樹
脂の絶縁層10で外周が覆われ、左右上下に形成されたフ
ランジ部10a,10bで互いに固定され、設置床に設置さ
れた図示しない取付ベースには、ケーブルヘッドユニッ
ト1の下端のフランジ部22aで固定される。また、真空
遮断器3の背面と断路器ユニット2A,2Bの背面に
は、図示しない操作部がそれぞれ取り付けられている。
【0014】図2は、このうち真空遮断器3の縦断面拡
大詳細図を示す。図2において、各真空バルブ9の筒部
の外周には、ポリウレタン樹脂への浸漬で電界緩和層15
が形成され、真空バルブ9の可動側通電軸15aの下端に
は、操作管15bが接続されている。この操作管15bに
は、可撓導体13の上端が接続されている。この可撓導体
13の下端は、下部中心導体12の上端に接続され、この下
部中心導体12の下端は、後述する雌側接続部となってい
る。また、操作管15bには、紙面直交方向に設けられた
絶縁操作棒14の前端が連結され、この絶縁操作棒14の後
端は、真空遮断器3の後部に取り付けられた図示しない
操作部に連結されている。可撓導体13,可動側通電軸15
a及び操作管15bの周りには、円筒状の中空部10cが形
成されている。この中空部10cの底部には、下部中心導
体12と平行に、絶縁層10の下端に通じる一対の貫通穴10
dが形成されている。
大詳細図を示す。図2において、各真空バルブ9の筒部
の外周には、ポリウレタン樹脂への浸漬で電界緩和層15
が形成され、真空バルブ9の可動側通電軸15aの下端に
は、操作管15bが接続されている。この操作管15bに
は、可撓導体13の上端が接続されている。この可撓導体
13の下端は、下部中心導体12の上端に接続され、この下
部中心導体12の下端は、後述する雌側接続部となってい
る。また、操作管15bには、紙面直交方向に設けられた
絶縁操作棒14の前端が連結され、この絶縁操作棒14の後
端は、真空遮断器3の後部に取り付けられた図示しない
操作部に連結されている。可撓導体13,可動側通電軸15
a及び操作管15bの周りには、円筒状の中空部10cが形
成されている。この中空部10cの底部には、下部中心導
体12と平行に、絶縁層10の下端に通じる一対の貫通穴10
dが形成されている。
【0015】真空バルブ9の固定側には、固定側中心導
体11の下端が接続され、この固定側中心導体11の上端
は、詳細を図3で後述する雄側接続部となっている。外
周を電界緩和層15で覆われた各真空バルブ9は、エポキ
シ樹脂の注型で形成された絶縁層10に一体に埋め込ま
れ、この絶縁層10の左端には、この絶縁層10を上下に貫
通する循環穴16が形成されている。
体11の下端が接続され、この固定側中心導体11の上端
は、詳細を図3で後述する雄側接続部となっている。外
周を電界緩和層15で覆われた各真空バルブ9は、エポキ
シ樹脂の注型で形成された絶縁層10に一体に埋め込ま
れ、この絶縁層10の左端には、この絶縁層10を上下に貫
通する循環穴16が形成されている。
【0016】図3は、真空遮断器3の下端の雌側接続部
と断路器ユニット2Aの上端の雄側接続部、及び、この
断路器ユニット2Aの下端の雌側接続部とケーブルへッ
ドユニット1の上端の雄側接続部を示す拡大詳細図であ
る。図3において、真空遮断器3の絶縁層10の下端に
は、図示しない底面図では二辺が平行な長円状の凹部が
形成されている。下部中心導体12の下端の外周には、断
面弧状の溝が形成され、この溝には、下部中心導体12の
外周に縦に配置された複数の接触子18の上端に形成され
た弧状の接触部が当接している。
と断路器ユニット2Aの上端の雄側接続部、及び、この
断路器ユニット2Aの下端の雌側接続部とケーブルへッ
ドユニット1の上端の雄側接続部を示す拡大詳細図であ
る。図3において、真空遮断器3の絶縁層10の下端に
は、図示しない底面図では二辺が平行な長円状の凹部が
形成されている。下部中心導体12の下端の外周には、断
面弧状の溝が形成され、この溝には、下部中心導体12の
外周に縦に配置された複数の接触子18の上端に形成され
た弧状の接触部が当接している。
【0017】この接触子18の上部の外周には、弧状の凹
部にコイルばね18aが巻き付けられ、接触子18の上端の
弧状の接触部は、コイルばね18aによって下部中心導体
12の外周に所定の接触圧力で押圧されている。接触子18
の下端の外周にも、弧状の凹部にコイルばね18bが巻き
付けられ、これらの下部中心導体12の下端及び接触子1
8,コイルばね18a,18bで雌側接続部を構成してい
る。
部にコイルばね18aが巻き付けられ、接触子18の上端の
弧状の接触部は、コイルばね18aによって下部中心導体
12の外周に所定の接触圧力で押圧されている。接触子18
の下端の外周にも、弧状の凹部にコイルばね18bが巻き
付けられ、これらの下部中心導体12の下端及び接触子1
8,コイルばね18a,18bで雌側接続部を構成してい
る。
【0018】この雌側接続部には、真空遮断器3の下側
に重ねられた断路器ユニット2Aの上端に形成された雄
側接続部が嵌合している。この雄側接続部には、上方に
突き出た上部中心導体11Aの上端に、凸字状の段付部11
aが形成され、この段付部11aの外周には、接触子18の
下部がコイルばね18bによって所定の接触圧力で押圧さ
れている。
に重ねられた断路器ユニット2Aの上端に形成された雄
側接続部が嵌合している。この雄側接続部には、上方に
突き出た上部中心導体11Aの上端に、凸字状の段付部11
aが形成され、この段付部11aの外周には、接触子18の
下部がコイルばね18bによって所定の接触圧力で押圧さ
れている。
【0019】断路器ユニット2Aから下方に突き出た下
部中心導体12Aの下端にも、真空遮断器3の下部と同様
に、接触子18、コイルばね18a,18bでなる雌側接続部
が構成され、この雌側接続部には、ケーブルヘッドユニ
ット1の内部に取り付けられた各ケーブルヘッド21の上
端から突き出た雄側接続部24が嵌合している。この雄側
接続部24の下端には、スイッチギヤの設置面に形成され
たピット26から立ち上げられた高圧架橋ポリエチレンケ
ール23の上端に露出した芯線が嵌合しかしめられてい
る。
部中心導体12Aの下端にも、真空遮断器3の下部と同様
に、接触子18、コイルばね18a,18bでなる雌側接続部
が構成され、この雌側接続部には、ケーブルヘッドユニ
ット1の内部に取り付けられた各ケーブルヘッド21の上
端から突き出た雄側接続部24が嵌合している。この雄側
接続部24の下端には、スイッチギヤの設置面に形成され
たピット26から立ち上げられた高圧架橋ポリエチレンケ
ール23の上端に露出した芯線が嵌合しかしめられてい
る。
【0020】絶縁層10の外表面には、点線で示す接地層
17が施され、絶縁層10の下端の左右には、横に突き出た
フランジ10bが形成され、断路器ユニット2Aの上端に
も対称的にフランジ10aが形成されている。真空遮断器
3の下端に形成されたフランジ10bの下面には、図示し
ない平面図では二辺が平行な長円状のOリング溝が形成
され、このOリング溝には、Oリング19Aが挿着されて
いる。
17が施され、絶縁層10の下端の左右には、横に突き出た
フランジ10bが形成され、断路器ユニット2Aの上端に
も対称的にフランジ10aが形成されている。真空遮断器
3の下端に形成されたフランジ10bの下面には、図示し
ない平面図では二辺が平行な長円状のOリング溝が形成
され、このOリング溝には、Oリング19Aが挿着されて
いる。
【0021】同様に、断路器ユニット2A,2B及び変
成ユニット4の下端に形成されたフランジ10bの下面に
も、長円状のOリング溝が形成されて、Oリング19Aが
それぞれ挿着されている。これらの各ユニットの上下に
形成された凹部には、フッ化炭素(三井フロロカーボン
社製のフロリナート(商品名)の品番FC−77・分子式
C8F18)の液体が注入されている。
成ユニット4の下端に形成されたフランジ10bの下面に
も、長円状のOリング溝が形成されて、Oリング19Aが
それぞれ挿着されている。これらの各ユニットの上下に
形成された凹部には、フッ化炭素(三井フロロカーボン
社製のフロリナート(商品名)の品番FC−77・分子式
C8F18)の液体が注入されている。
【0022】これらの各ユニットの上下端に形成された
フランジ10a,10bには、上下に貫通する貫通穴が形成
され、これらの貫通穴にはボルト20Aが挿入され、ナッ
トや座金などで互いに締め付けられている。ケーブルヘ
ッドユニット1の金属容器22の底部には、略円椎台状の
ケーブルヘッド21が下側から挿着され、このケーブルヘ
ッド21の下端に形成されたフランジ部の上面には、詳細
省略したOリング溝にOリング19Bが挿着されている。
各ケーブルヘッド21は、金属容器22の底部に上方から挿
入された複数のボルト20Bで固定されている。
フランジ10a,10bには、上下に貫通する貫通穴が形成
され、これらの貫通穴にはボルト20Aが挿入され、ナッ
トや座金などで互いに締め付けられている。ケーブルヘ
ッドユニット1の金属容器22の底部には、略円椎台状の
ケーブルヘッド21が下側から挿着され、このケーブルヘ
ッド21の下端に形成されたフランジ部の上面には、詳細
省略したOリング溝にOリング19Bが挿着されている。
各ケーブルヘッド21は、金属容器22の底部に上方から挿
入された複数のボルト20Bで固定されている。
【0023】金属容器22の図3において左側面には、循
環パイプ6の下端が図示しないOリングを介して接続さ
れ、この循環パイプ6の上端は、図1に示すように変成
器ユニット4の上面に取り付けられた冷却器8の左側面
下部に接続されている。
環パイプ6の下端が図示しないOリングを介して接続さ
れ、この循環パイプ6の上端は、図1に示すように変成
器ユニット4の上面に取り付けられた冷却器8の左側面
下部に接続されている。
【0024】このように、ケーブルヘッドユニット1、
断路器ユニット2A,2B、真空遮断器3と変成器ユニ
ット4の積み重ねで構成されたスイッチギヤにおいて
は、各ユニットは、エポキシ樹脂の注型成形で一体に覆
われているので、各ユニットの外形を小形化することが
でき、スイッチギヤ全体の外形を減らすことができる。
また、各ユニットの接続は、各ユニットの積み重ねによ
る雄雌形接続部で連結することができ、この各雄雌形接
続部の周りには、フッ化炭素の液体が注入されているの
で、雄雌形接続部で発生する熱を吸収し、各絶縁層10に
伝達することができるので、最も温度上昇の著しい雄雌
形接続部の冷却効果を上げることができ、通電容量を上
げることができる。また、負荷の増加による通電電流の
増大で、上部に位置するユニット内のフッ化炭素液が気
化すると、上昇したガス状のフッ化炭素は、冷却器8で
冷却されて液化され、循環パイプ6を下って環流され
る。
断路器ユニット2A,2B、真空遮断器3と変成器ユニ
ット4の積み重ねで構成されたスイッチギヤにおいて
は、各ユニットは、エポキシ樹脂の注型成形で一体に覆
われているので、各ユニットの外形を小形化することが
でき、スイッチギヤ全体の外形を減らすことができる。
また、各ユニットの接続は、各ユニットの積み重ねによ
る雄雌形接続部で連結することができ、この各雄雌形接
続部の周りには、フッ化炭素の液体が注入されているの
で、雄雌形接続部で発生する熱を吸収し、各絶縁層10に
伝達することができるので、最も温度上昇の著しい雄雌
形接続部の冷却効果を上げることができ、通電容量を上
げることができる。また、負荷の増加による通電電流の
増大で、上部に位置するユニット内のフッ化炭素液が気
化すると、上昇したガス状のフッ化炭素は、冷却器8で
冷却されて液化され、循環パイプ6を下って環流され
る。
【0025】また、各ユニットは、エポキシ樹脂で覆わ
れているので、万一、一つのユニットに事故が発生して
も、他のユニットに波及するおそれがない。更に、事故
が発生したユニットを取り換えるときには、そのユニッ
トだけを取り換えればよく、SF6 ガス絶縁のスイッチ
ギヤのように、ガスの封入のための空気との置換は要ら
ないので、短時間に作業を終えることができる。さら
に、エポキシ樹脂の絶縁層10の外周には、接地層17が形
成されているので、設置後の塵埃などの付着にも、長期
に亘って絶縁特性を維持することができる。
れているので、万一、一つのユニットに事故が発生して
も、他のユニットに波及するおそれがない。更に、事故
が発生したユニットを取り換えるときには、そのユニッ
トだけを取り換えればよく、SF6 ガス絶縁のスイッチ
ギヤのように、ガスの封入のための空気との置換は要ら
ないので、短時間に作業を終えることができる。さら
に、エポキシ樹脂の絶縁層10の外周には、接地層17が形
成されているので、設置後の塵埃などの付着にも、長期
に亘って絶縁特性を維持することができる。
【0026】なお、上記実施例においては、上下のユニ
ットの雄雌嵌合部を、上側のユニットの下部を雌側と
し、下側のユニットの上部を雄側とした例で説明した
が、逆にしてもよい。また、各ユニットは、上下に重ね
た例で説明したが、横に並べてもよい。さらに、上下の
ユニットの雄雌嵌合部などの冷却効果を更に上げる必要
があるときには、変成器ユニット4の上面にポンプを設
けて、循環パイプ6を流下するフッ化炭素を強制循環さ
せてもよい。この場合、最上段のユニットにおいてもフ
ッ化炭素液が気化しないときには、循環方向を逆にして
もよい。また、図1(a)において、ケーブルヘッドユ
ニット1側が負荷側のときで説明したが、電源側にして
もよい。
ットの雄雌嵌合部を、上側のユニットの下部を雌側と
し、下側のユニットの上部を雄側とした例で説明した
が、逆にしてもよい。また、各ユニットは、上下に重ね
た例で説明したが、横に並べてもよい。さらに、上下の
ユニットの雄雌嵌合部などの冷却効果を更に上げる必要
があるときには、変成器ユニット4の上面にポンプを設
けて、循環パイプ6を流下するフッ化炭素を強制循環さ
せてもよい。この場合、最上段のユニットにおいてもフ
ッ化炭素液が気化しないときには、循環方向を逆にして
もよい。また、図1(a)において、ケーブルヘッドユ
ニット1側が負荷側のときで説明したが、電源側にして
もよい。
【0027】
【発明の効果】以上、本発明によれば、固体絶縁で三相
分一体化した主回路電気機器を主回路系統順に密着隣接
し、この主回路電気機器の隣接部に、この主回路電気機
器の中心導体を接続する連結部を設け、この連結部に六
フッ化炭素を注入することで、固体絶縁で各主回路機器
の相間及び対接地電位間を短縮し、外形を小形化し、万
一の事故発生時には、他の主回路機器への波及を阻止し
たので、連結部の冷却を促進し、外形を小形化し、事故
の拡大を抑えることのできるスイッチギヤを得ることが
できる。
分一体化した主回路電気機器を主回路系統順に密着隣接
し、この主回路電気機器の隣接部に、この主回路電気機
器の中心導体を接続する連結部を設け、この連結部に六
フッ化炭素を注入することで、固体絶縁で各主回路機器
の相間及び対接地電位間を短縮し、外形を小形化し、万
一の事故発生時には、他の主回路機器への波及を阻止し
たので、連結部の冷却を促進し、外形を小形化し、事故
の拡大を抑えることのできるスイッチギヤを得ることが
できる。
【図1】本発明のスイッチギヤの一実施例を示す図で、
(a)は正面図、(b)は(a)の主回路単線結線図。
(a)は正面図、(b)は(a)の主回路単線結線図。
【図2】本発明のスイッチギヤの一実施例を示す部分拡
大図。
大図。
【図3】本発明のスイッチギヤの要部を示す部分詳細
図。
図。
【図4】従来のスイッチギヤの一例を示す右側面図。
1…ケーブルユニット、2A,2B…断路器ユニット、
3…真空遮断器、4…変成器ユニット、5…母線ユニッ
ト、6…循環パイプ、8…冷却器、9…真空バルブ、10
…絶縁層、11,11A…固定側中心導体、12,12A…下部
中心導体、16…循環穴。
3…真空遮断器、4…変成器ユニット、5…母線ユニッ
ト、6…循環パイプ、8…冷却器、9…真空バルブ、10
…絶縁層、11,11A…固定側中心導体、12,12A…下部
中心導体、16…循環穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正木 信男 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 永田 恭文 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 和久 恵二 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内
Claims (1)
- 【請求項1】 固体絶縁で三相分一体化した主回路電気
機器を主回路系統順に密着隣接し、この主回路電気機器
の隣接部に、この主回路電気機器の中心導体を接続する
連結部を設け、この連結部の周りに六フッ化炭素を注入
してなるスイッチギヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4197951A JPH0654418A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | スイッチギヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4197951A JPH0654418A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | スイッチギヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654418A true JPH0654418A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16383023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4197951A Pending JPH0654418A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | スイッチギヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0654418A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000021106A1 (fr) * | 1998-10-05 | 2000-04-13 | Hitachi, Ltd. | Commutateur a vide et appareillage de commutation a vide comportant le commutateur |
US6628148B2 (en) | 2001-06-11 | 2003-09-30 | Oki Electric Industry Co, Ltd. | Sample and hold circuit having a single control signal |
JP2011200043A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Toshiba Corp | 固体絶縁スイッチギヤの放熱装置 |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4197951A patent/JPH0654418A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000021106A1 (fr) * | 1998-10-05 | 2000-04-13 | Hitachi, Ltd. | Commutateur a vide et appareillage de commutation a vide comportant le commutateur |
US6628148B2 (en) | 2001-06-11 | 2003-09-30 | Oki Electric Industry Co, Ltd. | Sample and hold circuit having a single control signal |
JP2011200043A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Toshiba Corp | 固体絶縁スイッチギヤの放熱装置 |
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