JPH065394Y2 - 高炉内への固形物投入装置 - Google Patents
高炉内への固形物投入装置Info
- Publication number
- JPH065394Y2 JPH065394Y2 JP469788U JP469788U JPH065394Y2 JP H065394 Y2 JPH065394 Y2 JP H065394Y2 JP 469788 U JP469788 U JP 469788U JP 469788 U JP469788 U JP 469788U JP H065394 Y2 JPH065394 Y2 JP H065394Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- blast furnace
- pipe
- capsule
- furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、高炉々内へＲＩ（ラジオアイソトープ）等の
固形物を投入する投入装置に関するものである。
固形物を投入する投入装置に関するものである。
（従来の技術） 高炉の炉内炉床部における溶銑の湯流れ状況を把握する
ことは、高炉操業上重要な事柄である。炉内状況把握の
一手段として従来から用いられている方法の一つにコバ
ルト６０などの放射性同位元素（以下ＲＩ（ラジオアイ
ソトープ）という）を羽口から投入し、時間の経過と共
に移動するＲＩの状況を検知することで湯流れ炉況を把
握するものがある。
ことは、高炉操業上重要な事柄である。炉内状況把握の
一手段として従来から用いられている方法の一つにコバ
ルト６０などの放射性同位元素（以下ＲＩ（ラジオアイ
ソトープ）という）を羽口から投入し、時間の経過と共
に移動するＲＩの状況を検知することで湯流れ炉況を把
握するものがある。
このような場合、第２図に示す高炉１の羽口２に設けら
れた送風支管３を介してＲＩを人力で投入するのが一般
的である。
れた送風支管３を介してＲＩを人力で投入するのが一般
的である。
第３図はその模様を示し送風支管３の端部に設けた逆止
弁４を介して、その先端にＲＩカプセル１４を装着した
鋼棒５を挿入し炉内に投入するものであった。
弁４を介して、その先端にＲＩカプセル１４を装着した
鋼棒５を挿入し炉内に投入するものであった。
その他、本考案に関わると思われるものに特開昭５５−
４０１１５号、特開昭５９−１７３２１１号がある。
４０１１５号、特開昭５９−１７３２１１号がある。
（考案が解決しようとする問題点） しかしながら前述の従来方法には以下に示す難点を有す
る。
る。
第２図、第３図に示した従来の方法は、鋼棒５を逆止弁
４から挿入する際、炉内の圧力が３Kg/cm2程度の高圧で
ある為、内容物の飛散が予想され、この為、ＲＩ投入作
業時は炉内を減圧、減風する必要が生じ操業能率の低下
を招く。又、高熱環境下での人力作業であり非能率的で
作業時間が長い。
４から挿入する際、炉内の圧力が３Kg/cm2程度の高圧で
ある為、内容物の飛散が予想され、この為、ＲＩ投入作
業時は炉内を減圧、減風する必要が生じ操業能率の低下
を招く。又、高熱環境下での人力作業であり非能率的で
作業時間が長い。
一方、前記特開昭５５−４０１１５号に示される技術は
パイプ内を空気圧によりカブセルを輸送するものであり
本願の目的とする高炉内への固形物投入とは技術分野を
異にする。更に、特開昭５９−１７３２１１号は、高炉
内へ粉末状の固体燃料を吹込む際空気圧を利用するもの
であるが、対象物が固体ではあるが粉末状であり、本願
の意図する固形物とは別異のものである。
パイプ内を空気圧によりカブセルを輸送するものであり
本願の目的とする高炉内への固形物投入とは技術分野を
異にする。更に、特開昭５９−１７３２１１号は、高炉
内へ粉末状の固体燃料を吹込む際空気圧を利用するもの
であるが、対象物が固体ではあるが粉末状であり、本願
の意図する固形物とは別異のものである。
（問題点を解決するための手段） 本考案は前記の状況に鑑みなされたもので、高炉の送風
支管に第１バルブ６、投入管７、第２バルブ８を順に設
けて構成した高炉内への固形物投入装置である。
支管に第１バルブ６、投入管７、第２バルブ８を順に設
けて構成した高炉内への固形物投入装置である。
（実施例） 次に図を用いて本考案の実施例を詳細に説明する。
第１図(a),(b),(c)は本考案の説明図であり、第１図(a)
は全体図、第１図(b),(c)は一部詳細図である。
は全体図、第１図(b),(c)は一部詳細図である。
第１図(a)において、３は送風支管の炉外端部を示し、
これに第１バルブ６を連結する。該第１バルブ６は後述
のＲＩを投入する投入管７の内径とほぼ等しい内径で内
部を開放、閉止自在であればどんな形式のものでも良い
が、コックが最も簡便である。
これに第１バルブ６を連結する。該第１バルブ６は後述
のＲＩを投入する投入管７の内径とほぼ等しい内径で内
部を開放、閉止自在であればどんな形式のものでも良い
が、コックが最も簡便である。
第１バルブ６に続けてＲＩカプセルを収めるＲＩカプセ
ルの投入管７を連結し、その先には第１バルブ６と同機
能をもつ第２バルブ８を取付ける。但し、内径について
は特に限定は必要ない。第２バルブ８には、高圧気体の
導入管９を連結する。該導入管９は鋼管、フレキシブル
ホースなど１０Kg/cm2程度の高圧気体を導入できるもの
であれば形状は特に限定されない。導入管９の端部に
は、流量計１８流量制御弁１０を介して高圧気体本管１
１につないでおく。
ルの投入管７を連結し、その先には第１バルブ６と同機
能をもつ第２バルブ８を取付ける。但し、内径について
は特に限定は必要ない。第２バルブ８には、高圧気体の
導入管９を連結する。該導入管９は鋼管、フレキシブル
ホースなど１０Kg/cm2程度の高圧気体を導入できるもの
であれば形状は特に限定されない。導入管９の端部に
は、流量計１８流量制御弁１０を介して高圧気体本管１
１につないでおく。
ここで前記ＲＩカプセルを投入する投入管７の一例につ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
ＲＩカプセル投入管７はＲＩのは入ったカプセルを収め
た後、高圧気体の作用で高炉内に送り込むものであるの
で、ＲＩカプセルの外径よりわずかに大きな内径にする
と共に、第１図(b)に示すごとく本管１２と枝管１３で
構成する。枝管１３はＲＩカプセル１４の挿入口を形成
するもので、本管１２と同一の内径を持ち本管に対して
傾斜させて設ける。又端部にはストップバルブ１５を取
り付けるものとし、該ストップバルブ１５はＲＩカプセ
ルの挿入時全開することで挿入を可能とすると共に挿入
後は閉止し高圧気体の洩れを防ぐことができるものとす
る。更に本管１２と枝管１３の間にはその接点よりやや
第２バルブ側にバイパス路１６を設けておく。又、本管
１２の枝管１３との交点より第２バルブ８側に、ＲＩサ
ンプルの逆送防止バー１７を設けておく。逆送防止バー
１７は本管１２の断面に対して、水平、上下、斜め等に
単独又は複合させて細径丸棒を設けておく。
た後、高圧気体の作用で高炉内に送り込むものであるの
で、ＲＩカプセルの外径よりわずかに大きな内径にする
と共に、第１図(b)に示すごとく本管１２と枝管１３で
構成する。枝管１３はＲＩカプセル１４の挿入口を形成
するもので、本管１２と同一の内径を持ち本管に対して
傾斜させて設ける。又端部にはストップバルブ１５を取
り付けるものとし、該ストップバルブ１５はＲＩカプセ
ルの挿入時全開することで挿入を可能とすると共に挿入
後は閉止し高圧気体の洩れを防ぐことができるものとす
る。更に本管１２と枝管１３の間にはその接点よりやや
第２バルブ側にバイパス路１６を設けておく。又、本管
１２の枝管１３との交点より第２バルブ８側に、ＲＩサ
ンプルの逆送防止バー１７を設けておく。逆送防止バー
１７は本管１２の断面に対して、水平、上下、斜め等に
単独又は複合させて細径丸棒を設けておく。
本考案装置はＲＩ投入時のみ設置すれば良く、通常は取
外しておくのが良い。
外しておくのが良い。
本考案はこのように構成されているので以下に示す作用
を生じさせる。
を生じさせる。
第１図(a)(b)において、高炉内にＲＩを投入する必要が
生じた際、まず第１バルブ６を閉じて、炉内圧（３Kg/c
m2）による熱風の逆流を防ぎ、又、第２バルブ８高圧本
体の流量制御弁１０を閉止しておく。この状態で枝管１
３のストップバルブ１５を開放しＲＩサンプル１４を挿
入する。ＲＩサンプル１４は枝管１３が傾斜しており、
自重で本管１２に到達する。もし何かの原因でＲＩカプ
セル１４−１が破線で示す位置に停止した時は、第２バ
ルブ８を開とし、流量計１８をみながら流量調節弁１０
をわずかに開けることで少量の気体が本管１２に入り矢
印で示す方向に入る。本管１２の内部はＲＩカプセル１
４−１の先端部が閉塞しており気体はバイパス路１６を
通ってＲＩカプセル１４−１の背面に到達して、これを
押し込み正常の位置のＲＩカプセル１４の状態に修正で
きる。
生じた際、まず第１バルブ６を閉じて、炉内圧（３Kg/c
m2）による熱風の逆流を防ぎ、又、第２バルブ８高圧本
体の流量制御弁１０を閉止しておく。この状態で枝管１
３のストップバルブ１５を開放しＲＩサンプル１４を挿
入する。ＲＩサンプル１４は枝管１３が傾斜しており、
自重で本管１２に到達する。もし何かの原因でＲＩカプ
セル１４−１が破線で示す位置に停止した時は、第２バ
ルブ８を開とし、流量計１８をみながら流量調節弁１０
をわずかに開けることで少量の気体が本管１２に入り矢
印で示す方向に入る。本管１２の内部はＲＩカプセル１
４−１の先端部が閉塞しており気体はバイパス路１６を
通ってＲＩカプセル１４−１の背面に到達して、これを
押し込み正常の位置のＲＩカプセル１４の状態に修正で
きる。
ＲＩカプセルが正常状態になったならば第２バルブ８、
流量調節弁１０及びストップバルブ１５を閉止し、その
後第１バルブ６を開放する。この時、炉内からの圧力に
よりＲＩカプセルが後退（図において右方へ移動）して
も逆送防止バー１７により停止できる。逆送防止バーは
細径丸棒を本管１２内の断面方向に差し渡したものであ
るので気体の通過には全く支障をきたさない。
流量調節弁１０及びストップバルブ１５を閉止し、その
後第１バルブ６を開放する。この時、炉内からの圧力に
よりＲＩカプセルが後退（図において右方へ移動）して
も逆送防止バー１７により停止できる。逆送防止バーは
細径丸棒を本管１２内の断面方向に差し渡したものであ
るので気体の通過には全く支障をきたさない。
次に流量調節弁１０を全開にして少なくとも炉内圧を上
回る圧力５Kg/cm2〜１０Kg/cm2の気体を導入し、その後
第２バルブ８を一気に開くことでＲＩサンプル１４は、
炉内に投入される。投入後は、第１バルブ６、第２バル
ブ８、流量調節弁１０とも閉止し、始めの状態に戻る。
高圧気体は、空気、Ｎ２ガス等を用いる。
回る圧力５Kg/cm2〜１０Kg/cm2の気体を導入し、その後
第２バルブ８を一気に開くことでＲＩサンプル１４は、
炉内に投入される。投入後は、第１バルブ６、第２バル
ブ８、流量調節弁１０とも閉止し、始めの状態に戻る。
高圧気体は、空気、Ｎ２ガス等を用いる。
第１図(c)は投入管７の他の実施例を示すものである。
１９は投入管７の本管１２の一部に開口しているＲＩの
投入口である。投入口１９はスライド蓋２０により常時
閉塞されている。ＲＩの投入時は該スライド蓋２０を矢
印ａの方向に摺動させることにより投入口１９が露呈す
るので、そこから挿入すればよい。２０−１はスライド
蓋２０が摺動した状態を示す。スライド蓋２０の閉止状
態を安定させるためにスプリング２１を設けてもよく。
また適宜の止め金（図示省略）を設けてもよい。高炉内
へのＲＩ投入動作は、前述の例と同様にして行う。
投入口である。投入口１９はスライド蓋２０により常時
閉塞されている。ＲＩの投入時は該スライド蓋２０を矢
印ａの方向に摺動させることにより投入口１９が露呈す
るので、そこから挿入すればよい。２０−１はスライド
蓋２０が摺動した状態を示す。スライド蓋２０の閉止状
態を安定させるためにスプリング２１を設けてもよく。
また適宜の止め金（図示省略）を設けてもよい。高炉内
へのＲＩ投入動作は、前述の例と同様にして行う。
（考案の効果） 以上説明したように本考案によればＲＩをきわめて短時
間に高炉内に容易に投入できると共に、ＲＩを続けて投
入する場合も装置全体を取付けたまま、ストップバルブ
１５からあるいは投入口１９からＲＩカプセルを挿入で
き、確実、簡便に行うことができる。またＲＩに限ら
ず、高圧の炉内の他の類似固形物を安全に投入すること
ができる。
間に高炉内に容易に投入できると共に、ＲＩを続けて投
入する場合も装置全体を取付けたまま、ストップバルブ
１５からあるいは投入口１９からＲＩカプセルを挿入で
き、確実、簡便に行うことができる。またＲＩに限ら
ず、高圧の炉内の他の類似固形物を安全に投入すること
ができる。
第１図(a)は、本考案の全体説明図、第１図(b)は、本考
案の一部詳細図、第１図(c)は本考案の他の実施例を示
す要部断面説明図、第２図は、高炉の全体略図、第３図
は、従来のＲＩ投入方法の説明図である。 １……高炉 ２……羽口 ３……送風支管 ４……逆止弁 ５……鋼棒 ６……第１バルブ ７……ＲＩカプセル投入管 ８……第２バルブ ９……気体導入管 １０……流量調節弁 １１……気体本管 １２……本管 １３……枝管 １４，１４−１……ＲＩカプセル １５……ストップバルブ １６……バイパス路 １７……逆送防止バー １８……流量計 １９……投入口 ２０……スライド蓋
案の一部詳細図、第１図(c)は本考案の他の実施例を示
す要部断面説明図、第２図は、高炉の全体略図、第３図
は、従来のＲＩ投入方法の説明図である。 １……高炉 ２……羽口 ３……送風支管 ４……逆止弁 ５……鋼棒 ６……第１バルブ ７……ＲＩカプセル投入管 ８……第２バルブ ９……気体導入管 １０……流量調節弁 １１……気体本管 １２……本管 １３……枝管 １４，１４−１……ＲＩカプセル １５……ストップバルブ １６……バイパス路 １７……逆送防止バー １８……流量計 １９……投入口 ２０……スライド蓋
Claims (1)
- 【請求項１】高炉の送風支管に第１バルブ６、投入管
７、第２バルブ８を順に設けて構成したことを特徴とす
る高炉内への固形物投入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP469788U JPH065394Y2 (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 高炉内への固形物投入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP469788U JPH065394Y2 (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 高炉内への固形物投入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01110244U JPH01110244U (ja) | 1989-07-25 |
| JPH065394Y2 true JPH065394Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31207439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP469788U Expired - Lifetime JPH065394Y2 (ja) | 1988-01-20 | 1988-01-20 | 高炉内への固形物投入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065394Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-20 JP JP469788U patent/JPH065394Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01110244U (ja) | 1989-07-25 |
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