JPH0652818A - イオンビーム照射装置 - Google Patents

イオンビーム照射装置

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JPH0652818A
JPH0652818A JP4225112A JP22511292A JPH0652818A JP H0652818 A JPH0652818 A JP H0652818A JP 4225112 A JP4225112 A JP 4225112A JP 22511292 A JP22511292 A JP 22511292A JP H0652818 A JPH0652818 A JP H0652818A
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JP
Japan
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ion beam
pulse
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sample
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JP4225112A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Agawa
阿川  義昭
Masaki Koike
正城 小池
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Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
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Abstract

(57)【要約】 [目的] イオンビームの照射される試料の観測量の分
布に関する正しい情報を得ること。 [構成] 試料9を流れるイオン電流を積分し、所定の
電荷量に達する毎にパルスを発生する電荷積分器31
と、該電荷積分器31のパルスをカウントし、所定のカ
ウント数に達するとパルスを発生する計数器32とを設
け、該計数器32のパルスの発生毎にイオンビームを次
の照射部分に移行させるように前記走査電極4に印加す
る電圧を制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイオンビーム照射装置に
関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】イオンビーム照射装置と
しては、例えば図3に示されるようなイオンビーム表面
分析装置が知られている。図3においてイオンビーム加
速装置1は公知の構造を有するが、この下流側には質量
分析磁石2が配設されており、この磁場内をイオンビー
ムが走行するのであるが、これにより選択されたイオン
のビームが真空配管3内に導入される。すなわち、本例
ではイオンビーム加速装置1及び質量分析磁石2により
イオンビーム供給源が構成される。また、この真空配管
3には測定チャンバー5が連設されており、この中に試
料9を取り付けた試料ホルダー6が配設されている。ま
た、真空配管3内には走査電極板4が配設されており、
この詳細は図4に示されているが、垂直方向偏向用電極
4a、4b及び水平方向偏向用4c、4dから成ってい
るが、図3においては簡略に示されている。試料ホルダ
ー6には、電流検出用ケーブル10の一端が接続されて
おり、この他端は測定チャンバー5の上壁部に気密に取
り付けられた電流導入端子23に接続されている。この
端子23と接地との間に微小電流計24が接続されてい
る。
【0003】また、試料ホルダー6に取り付けられてい
る試料9に近接してシンチレータを取り付けた光電子増
倍管(以下、単に2次電子検出器と称する)11が配設
されており、この出力端子は前置増巾器12に接続さ
れ、この出力はローパスフィルター13(以下LPFと
略称する)、更に直列にアナログデジタル変換器(以下
A/D変換器と称する)に接続され、このデジタル出力
が中央演算処理装置(以下、単にCPUと称する)15
に入力として供給される。
【0004】試料9に近接して、更に荷電粒子検出器
(以下、SSDと称する)16が接続され、この出力端
子は前置増巾器17、更に比例増巾器18、シングルチ
ャンネル波高分析器(以下、SCAと称する)19及
び、この出力は計数器20に接続され、この計数出力が
CPU15に供給される。
【0005】CPU15にはディスプレイ21が設けら
れており、また、この入力機器としてキーボード22が
設けられている。
【0006】CPU15の出力端子には、更にデジタル
/アナログ変換器(以下、D/A変換器と称する)25
が接続されており、この出力は走査電源7に接続されて
いる。そして、この出力が走査電極板4に印加される。
【0007】従来のイオンビーム照射装置としてのイオ
ンビーム表面分析装置は、以上のように構成されるので
あるが、次にこの作用について説明する。
【0008】イオンビーム加速装置1により、加速され
たイオンビーム8は質量分離磁石2の磁場内に入ると、
所望のイオンが所定の軌跡を描いて、真空配管3内に導
入され、走査電極板4により所定量偏向されて、測定チ
ャンバー5内の試料9に照射される。
【0009】試料9に衝突したイオンは散乱され、この
うちの一部のイオンはSSD16に入射し、電気信号に
変換され、その信号が更に前置増巾器17及び比例増巾
器18により増巾された後にSCA19に入力される。
ここで、あらかじめ所望のエネルギー範囲が設定されて
いるのであるが、このエネルギー領域にある散乱された
イオンのシグナルを計数器20に伝達し、このイオンを
計数する。このデジタル信号をCPU15に入力し、所
定の演算処理を行った後に、その散乱したイオンの計数
のデータを種々のパラメータの相関関係をとってディス
プレー21上に表示する。また、試料9で散乱したイオ
ンとは別にイオンが試料9に衝突することにより、この
試料9の表面から2次電子が発生するが、これは2次電
子検出器11により検出され、電気信号に変換し、前置
増巾器12に入力される。これにより増巾された信号が
LPF13に供給され、このLPF13の時定数で信号
が積分される。これが、またA/D変換器14によって
アナログ信号からデジタル信号に変換されてCPU15
に入力される。よって散乱されたイオンの信号と同様に
ディスプレー21上に表示される。
【0010】他方、試料9上に照射したイオン電流値は
ケーブル10と電流導入端子23を介して微小電流計2
4に供給され、このイオン電流値が測定される。
【0011】イオンビームの走査方法としては、試料9
上でのイオンビームの位置と走査速度及び走査の範囲を
設定し、それに対応した電圧を走査電極4(垂直偏向用
4a、4b及び水平偏向用4c、4dからなる)に与
え、イオンビームを偏向して試料9に照射する。一般に
このような走査条件はCPU15に設けられているキー
ボード22で入力することにより、上述した条件を満足
するよう入力されるが、これがCPU15内で演算処理
され、この演算結果がD/A変換器25に供給され、こ
のアナログ出力が走査電源7に供給される。よってこの
制御出力である電圧が電極4に印加され、ここを通るイ
オンビーム8に所定の偏向度を与える。
【0012】図4にはイオンビーム8を試料9の平面内
で走査し、この表面の分析を行なっている場合の模式図
を示すものであるが、例えば試料9の表面を横方向X、
縦方向Yを各々6分割する。すなわち36個の各部を所
定時間の滞在時間をおくようにイオンビーム8を走査す
べく走査電極板4に印加する電圧を制御する。試料9の
表面の各部にキーボード22により、(1、1)、
(2、1)、(3、1)・・・・(1、2)、(2、
2)、(3、2)・・・・(1、3)・・・・の各部に
所定の滞在時間をおいてイオンビーム8が試料9の表面
に照射される。36個のこれら部分から散乱されたイオ
ンやあるいは放出された電子を検出器11、16により
検出し、試料9の表面の各部の元素の同定や形状の情報
が得られ、ディスプレー21上に、この時の試料9の表
面の面内情報が映し出される。
【0013】然るに図3及び図4に示すイオンビーム表
面分析装置では試料表面を2次元的に観察するのである
が、イオンビーム8の走査の基準として、時間で制御し
ているため、イオン電流値が時間と共に変化する場合、
すなわちイオンビーム8が定常でない場合、各部のイオ
ンビーム照射量は当然のことながら、一定でなくなる。
また、散乱、もしくは放出されるイオンや電子の数は照
射されたイオンビーム8の電荷量に比例するため、各部
分毎にビーム照射量が変化すると、面内の観測量の正確
な分布が得られない。
【0014】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、イオンビーム電流値が時間的に変化す
るような場合でも各部のビーム照射量を一定にして観測
量の分布に関する情報を正確にすることのできるイオン
ビーム照射装置を提供することを目的とする。
【0015】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、イオン
ビーム供給源と、該イオンビーム供給源からのイオンビ
ームを偏向させる走査電極とを備え、試料の表面の各部
に所定の順序で前記イオンビームを照射するようにした
イオンビーム照射装置において、前記試料を流れるイオ
ン電流を積分し、所定の電荷量に達する毎にパルスを発
生する電荷積分器と、該電荷積分器のパルスをカウント
し、所定のカウント数に達するとパルスを発生する計数
器とを設け、該計数器のパルスの発生毎にイオンビーム
を次の照射部分に移行するように前記走査電極に印加す
る電圧を制御するようにしたことを特徴とするイオンビ
ーム照射装置、によって達成される。
【0016】
【作用】電荷積分器は試料を流れるイオン電流を積分す
る。これが所定の電荷量に達すると、パルスを発生す
る。このパルスは計数器に供給され、カウントされる。
この計数器には所定計数値が設定されており、この計数
値に達するとパルスを発生する。すると、次に照射すべ
き部分に移行すべく、走査電極に印加する電圧を変化さ
せる。以上により、電荷積分器からパルスを発生させる
所定の電荷量と計数器がパルスを発生する所定の計数値
をあらかじめ設定しておけば、これらの組み合わせによ
り、各部分に照射すべきイオン量を一定とすることがで
き、よって試料面内全てにわたって均一で正確な情報を
与えることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例によるイオン表面分析
装置について図面を参照して説明する。なお、従来例を
表す図3に対応する部分については同一の符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
【0018】すなわち、本発明の実施例によれば、電流
導入端子23に接続されている微小電流計24と接地と
の間に電荷積分器31が接続される。これは公知のよう
にコンデンサや抵抗などからなるが、これら定数によ
り、所定の電荷量が設定されることができ、これは図示
しないが、外部に設けたダイヤルにより随時設定し得る
ものとする。本実施例では、このダイヤルにM及びNの
2つのパラメータがあり、Mは乗数を、Nは指数をそれ
ぞれ表すことによって、例えばM=3、N=10により
3×10-10 (C)、又M=5、N=9では5×10-9
(C)のようにして設定されることができる。電荷積分
器31は微小電流計24を経て流れてくるイオン電流を
積分していくのであるが、これに設定されている電荷量
に達すると、これを一挙に放電してパルスを発生し、こ
れを計数器32に供給する。すなわち電荷積分器31か
らのパルスを一発毎にカウントするのであるが、これに
も所定値(ダイヤルにより随時設定可能)が設定されて
おり、電荷積分器31からのパルスのカウント値がこれ
に達すると、パルスを発生しこの計数器32がリセット
され、0の状態に戻る。また、計数器32が所定値をカ
ウントすると一発パルスを発生するのであるが、これは
CPU15に供給される。この入力パルスのタイミング
によりD/A変換器25を介して走査電源7を制御す
る。すなわちこの出力電圧が、走査電極4に印加される
のであるが、これにより、例えば図4に示す部分(2、
1)位置を、今照射していたとすれば、次の(3、1)
位置の部分を照射すべく偏向させる。すなわちこの場合
には水平方向偏向用電極板4a、4bによりX方向に、
1単位だけ偏向させるように構成されている。
【0019】本発明の実施例は、以上の構成されるので
あるが、次にこの作用について説明する。
【0020】従来と同様にイオンビーム加速装置1から
導出されるイオンが質量分離磁石2の磁場内に入ると、
ローレンツ力を受け、所望のイオンのみが真空配管3内
を通り、測定チャンバー5内に導入され、試料ホルダー
6に取りつけられている試料9に照射される。また2次
電子検出器11により検出される2次電子はディスプレ
ー21に表示される。一方、試料9上に照射したイオン
ビーム電流はケーブル10を介し、電流導入端子23を
通って大気側に導出され、これが電流計24により測定
されると共に電荷積分器31内に流れ込む。一方、電荷
積分器31と、これに接続される計数器32とには、あ
らかじめ試料9の各部に照射するイオン電荷量を両者の
組み合わせで設定しておく。例えば、各部に照射する電
荷量を2×10-10 (C)としたい場合には電荷積分器
31では、そのダイヤルを1×10-10 (C)に合わ
せ、計数器30においては設定値を2と入力する。そし
て、今イオンビームの走査開始地点を図4について説明
すると、(X、Y)=(1、1)で横方向、すなわちX
方向に走査していくとする。この状態で電荷積分器31
にイオン電流が入力され、1×10-10 (C)チャージ
されると、この電荷積分器31が一挙に放電する。すな
わち1発のパルスを発生し、これが計数器32に入力さ
れる。電荷積分器31は一挙に放電、すなわちパルスを
出力すると0にリセットされ、再び次の電荷を積分すべ
き体勢をとる。そしてまた、この積分電荷が1×10
-10 (C)に達すると、この積分器31のパルス出力端
子から2発目のパルスが出力し、計数器32の入力端子
に、このパルスが入力される。よって、今この計数器3
2に設定しておいた数にパルス数が到達したので、この
計数器32は0にリセットされると同時にこの出力端子
からパルスが1発出され、CPU15に入力する。
【0021】計数器32からパルスがCPU15に供給
されると、この出力端子に接続されているD/A変換器
25を介して走査電源7に信号が送られ、今まで照射し
ていた部分の隣、すなわち(X、Y)=(2、1)の部
分を照射するように走査電圧が走査電極4に印加され
る。以下、これが36回繰り返されると、試料9の面内
の走査が1回終了する。又最初の地点の走査開始と共
に、同様なことが繰り返される。
【0022】ここで従来の装置の作用と比較する。今、
図2(A)に示すように、イオン電流が、時間t0 、t
1 、t2 、t3 及びt4 で図示するようにステップ的に
変化するものとする。この場合には、電荷積分器3で積
分される電荷は(B)で示されるように、時間t0 から
直線的に変化し、10-10 (C)に達すると、電荷積分
器31からパルスを(C)で示すように時間t1 に発生
する。これが、計数器32でカウントされる。次いで電
荷積分器31は時間t1 より流れるイオン電流を積分
し、時間t2 になると電荷量が10-10 (C)となり、
次のパルスを時間t2 で発生する。よって計数器32
が、2個パルスをカウントしたので図2(E)で示すよ
うにパルスを発生し、これをCPU15に入力する。よ
って試料9上の次の点(X、Y)=(2、1)を照射す
べくイオンビーム8を走査電極4に加える電圧の制御に
より移行させる。
【0023】次に時間t2 から(B)で示すように積分
され、t3 で10-10 (C)にチャージされると電荷積
分器31がパルスをt3 で発生する。これが計数器32
に供給される。次いで時間t3 からt4 で図2(B)に
示すように電荷を積分する。時間t4 で所定の電荷量に
達すると電荷積分器31がパルスを発生する。これを計
数器32がカウントする。2発目であるので、計数器3
2がパルスを発生し、CPU15にパルスを供給する。
よって次の部分(3、1)に移行すべく走査電極に印加
する電圧を制御する。
【0024】従来のように、各部の照射時間を時間で制
御するとすれば、相隣る2部分を同時間照射するのであ
るから、時間t0 〜t4 間を半分で割った時間th で照
射することになり、イオン電流は図2(A)に示すよう
に変化しているので、電荷量は時間0〜th の間より時
間th 〜t4 の間のほうが照射量が大きくなることは明
らかである。このような欠点を、本発明は除去するもの
である。
【0025】なお、本実施例によれば、更に最初の部分
(1、1)の走査開始と共にCPU15に内蔵されてい
るタイマーよりクロックパルスを発信させ、これが図示
しないCPU15内の計数器に供給され、この計数器に
は、今試料の一部分の照射時間よりもかなり余裕をもっ
た長さの時間に対応するクロックパルスの数を設定して
おくとする。そして、一部分のイオンビームの照射が設
定したクロックパルス計数時間より長い時間要した場合
にはイオンビーム加速装置1のイオンビーム電流調整装
置にフィードバックして、更にイオンビームの強度を大
とすべく制御する。すなわちCPU15内の計数器に設
定されている時間より短くなるようなイオンビーム強度
に制御する。
【0026】又本実施例によれば、イオンビーム強度を
増大させて、一部分イオンビーム照射時間を極端に長く
ならないようにするのであるが、これが、所定時間たっ
ても回復しない場合には警報を発するようにしている。
よってイオンビーム電流値が極度に減少したときや、あ
るいは0となったような場合、イオンビームの電荷量に
よるシステムだけでは、いつまでも試料の、ある地点に
とどまったまま、走査がストップする可能性があるが、
上述のような構成により、走査に支障をきたすことを防
止することができる。
【0027】以上のような構成及び作用により、本実施
例によれば、常に試料の面情報を正確に得ることができ
る。
【0028】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0029】例えば、以上の実施例では、測定チャンバ
ー5の上壁部に固定された電流導入端子23と接地との
間に接続される微小電流計24の接地側に電荷積分器3
1が接続されたが、もちろん導入端子23と微小電流計
24との間に電荷積分器31を接続してもよく、あるい
は微小電流計24を用いない装置にも本発明は適用可能
である。
【0030】又以上の実施例では、試料上の一部から、
次の一部に走査点を移行するようにしており、先の部分
を走査してから、次の部分を走査開始するまでに要する
時間、すなわち計数器32が、先のパルス発生後、次の
パルスを発生するまでの時間がCPU15内にクロック
パルス発生器と、このパルスをカウントする計数器とに
より構成される時間設定器に設定される時間より長くな
ると、イオン加速装置1に設けられているイオンビーム
電流調整装置によりを調整して、イオンビーム8の強度
を大とし、時間設定されている時間より短くなるように
しているが、この構成は省略しても本発明は適用可能で
ある。
【0031】又以上の実施例ではイオンビーム表面分析
装置を説明したが、もちろんこれに限ることなく、イオ
ン注入のイオンビームを走査する場合も本発明は適用可
能であり、その他イオンビームを照射する装置すべてに
本発明は適用可能である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のイオン照射
装置によれば、イオンビームの強度が時間的に変化した
としても試料の各部を照射するイオン量は均一とするこ
とができ、よってその面情報を正確に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるイオン走査装置のブロッ
クダイヤグラムである。
【図2】同作用を説明するためのタイムチャートであ
る。
【図3】従来例のイオンビーム表面分析装置のブロック
図である。
【図4】同装置における走査電極と、その近傍に設けら
れる試料との関係を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 イオンビーム加速装置 2 質量分離磁石 4 走査電極板 6 試料ホルダー 7 走査電源 8 イオンビーム 9 試料 15 中央演算処理装置 23 電流導入端子 31 電荷積分器 32 計数器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01N 23/225 7172−2J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオンビーム供給源と、該イオンビーム
    供給源からのイオンビームを偏向させる走査電極とを備
    え、試料の表面の各部に所定の順序で前記イオンビーム
    を照射するようにしたイオンビーム照射装置において、
    前記試料を流れるイオン電流を積分し、所定の電荷量に
    達する毎にパルスを発生する電荷積分器と、該電荷積分
    器のパルスをカウントし、所定のカウント数に達すると
    パルスを発生する計数器とを設け、該計数器のパルスの
    発生毎にイオンビームを次の照射部分に移行させるよう
    に前記走査電極に印加する電圧を制御するようにしたこ
    とを特徴とするイオンビーム照射装置。
  2. 【請求項2】 タイマーを設け、前記計数器の先のパル
    ス発生時から次のパルス発生時までの前記電荷積分器の
    所定回数積分時間が、前記タイマーの設定時間を超える
    と、前記イオンビーム供給源のイオンビーム強度を該設
    定時間以下になるように上昇させるようにした請求項1
    に記載のイオンビーム照射装置。
  3. 【請求項3】 前記所定回数積分時間が所定時間以内に
    前記設定時間以下にならないときには警報を発するよう
    にした請求項2に記載のイオンビーム照射装置。
JP4225112A 1992-07-31 1992-07-31 イオンビーム照射装置 Pending JPH0652818A (ja)

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