JPH0652544U

JPH0652544U - ショルダーキャーリングバッグ

Info

Publication number: JPH0652544U
Application number: JP2786991U
Authority: JP
Inventors: 圭介小山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-03-29
Filing date: 1991-03-29
Publication date: 1994-07-19

Abstract

(57)【要約】【目的】パスポートやカードや現金等の貴重品、携帯
品を収納するバッグを盗難や脱落から防止するため装着
者自身の肌身に着脱自在に直接取り付けることが出来る
ようにし、かつ、外観意匠的にも優れた物を提供する。【構成】ショルダーキャーリングバッグを開閉自在に形
成しケース本体に取り付けた取付帯体を装着者の腕部と
ズボンベルトに着脱自在に取付け可能にし、かつ、ケー
ス本体内にパスポートケース、カードケース等のポケッ
ト状収納ケースを設け、収納ケース体の小銭入れケース
とタバコケースを着脱自在に設けたショルダーキャーリ
ングバッグ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、肩に吊り止めすることのできるショルダーキャーリングバッグに関するものである。

【０００２】

【従来技術】

一般に誰でも外出に際しては、携帯すべき必需品例えば、財布や定期入れ、キーホルダー等最低何個かの物品を携帯品としており、旅行特に外国旅行に際してはパスポート等必ず携帯すべき物品が多くなり、このため従来においては、これら携帯品を収納し運搬に便利なように収納バッグとして、ハンドバッグやショルダーバッグ、スーツケース等の種々のカバンを携帯しているものである。従来のこれらの収納バッグにおいては、旅行特に海外旅行等に際しては、必要以上にスペースを取ったり、大き過ぎたり、携帯に不便であったり、或いは、常時身肌に付けているものではないものにおいてはついうっかり置き忘れたり、更には、盗難に遭う危険が大きく、又、これらのバッグにおいては少なくとも一方の手がバッグを携帯するために塞がりその分行動に不自由する等の問題があった

【０００３】これらの問題を解決するために、ウエストバッグと称して、ベルト等を用いて直接身肌に取り付けるものや、リュックサックと称して背負紐に両腕を通して両肩に背負ものや、或いは衣服に直接設けた収納部たるポケットに収納するものが提案されているが、ウエストバッグやリュックサックにおいては、外部から一目でその取付け状態が見えると共に、外観意匠的に非常に醜く、特にウエストバッグにおいては、下腹部が膨らみ甚だ醜くしかも装着状態が一目で判明されるため海外旅行に際しては、貴重品が収納しているものとして強奪等の狙いにされるという危険があるという問題があり、またリュックサックにおいては、背中に背負うために背広等が肩崩れしたり外観的意匠面で問題がありしかも収納品を取り出す際にはいちいち取り外す必要があるという問題があり、また、衣服のポケットにおいては、収納部が小さく携帯必要品が収納できず又収納品により膨らんで外観的に醜くなったり衣服を脱いだり取り替えたりする際に紛失したりいちいち取収納品を入れ替える必要があるという問題があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案が解決しようとする問題点は、外出に際し特に海外旅行等の際に携帯必需品を収納するためのバッグを常時肌身放さずに身体に付けておくことができ、しかも、身体に装着したままで両手が自由に使用できると共に、外観意匠的にも極めて優れており、それ自体が一つのファァッション品等の如き装飾効果があり、種々の携帯必需品を相当多種多量に一纏まりに収納できて挿脱が簡単で携帯に便利な収納バッグが提供されていないという問題である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、肌身に直接に取り付けて装着するために、両端方向に着脱立毛部を設けて腕挿通部とベルト止部とを設けた取付帯体をケース本体に取付けたものであり、また、ケース底体にケースカバー体を開閉自在に設けてなるケース本体内にポケット状収納ケースを設け、ケース本体内に収納ケースを取付取外自在に取付けたショルダーキャーリングバッグを提供することにより、課題を解決するという目的を実現したものである。

【０００６】

【実施例】

図１は、本考案のショルダーキャリーリングバッグを身体に装着してケース本体を開いた状態を示す実施例の斜視図であり、図２は図１のケース本体を閉じた状態の斜視図であり、図３と図４とはケース本体を閉じる状態の斜視図であり、図５はケース本体を開いた状態の斜視図であり、図６と図７とは小銭入れケースの斜視図、図８と図９とはタバコケースの斜視図、図１０と図１１とは取付帯体の斜視図であり、図１２と図１３とはショルダーキャーリングバッグの斜視図である。１はショルダーキャーリングバッグ、２はケース本体、３はケース底体、４はケースカバー体、５は取付帯体、６はケース止帯、７は着脱立毛部、８はポケット状収納ケース、９は収納ケース体、１０はカードケース、１１は小銭入れケース１２はタバコケース、１３はライタケース、１４はパスポートケース、１５はペンケース、１６は帯挿通止部、１７は着脱立毛部、１８は着脱立毛部、１９は着脱立毛部、２０は着脱立毛部、２１は着脱立毛部、２２は着脱立毛部、２３は着脱立毛部、２４は着脱立毛部、２５は着脱立毛部、２６は着脱立毛部、２７は着脱立毛部、２８は腕挿通部、２９はベルト止部である。

【０００７】ケース底体３とケースカバー体４とからなるケース本体２は、図３乃至図５に示すとおり、長方体の箱状体に形成され、かつ、ケース底体３とケースカバー体４とはその長さ方向の一側辺において開閉自在に一体に連結されている。ケース底体３とケースカバー体４との連結部に筒状に形成されたペンケース１５が設けられている。ケース本体２は布、ゴム、合成樹脂、皮革等その材質を問わないが、その外観的意匠審美性や軽量化、強靱性等から、厚紙、プラスチック板、或いは薄肉金属板等から成る芯材に布、合成皮革、プラスチックシート等で全体を被覆したものや、皮革製によるものが好適である。ケース底体３は、図５に示すように箱状の長方体に形成され、その内側面の長さ方向の上方には、ポケット状に形成されたポケット状収納ケース８のパスポートケース１４が切込溝状に形成された収納口が開口されている。パスポートケースの下方には、収納ケース体９のタバコケース１２の取付用の円形の着脱立毛部（マジックテープ〔商標名〕と称されているものをいう）２０が設けられており、該パスポートケース１４には図１に示すようにパスポートＡが挿脱自在に収納されている。ケース底体３の外側面には、図３に示すように取付帯体の取付用の断面コ字形の帯挿通止部１６が突設されている。ケースカバー体４は、図５に示すように、ケース底体３と略同一形状の長方体に形成されてなり、その内側面には上方に三個のポケット状に形成されたポケット状収納ケース８であるカードケース１０が上下方向に切込溝状に形成された収納口が略等間隔に開口されている。カードケース１０には、図１に示すようにカードＢが挿脱自在に挿入されている。カードケース１０の下方には、小銭入れケース１１の取付用の円形の着脱立毛部１９が設けられており、該着脱立毛部１９には、小銭入れケース１１の着脱立毛部２１が当接して図１に示すように小銭入れケース１１が取付けられている。ケースカバー体４の外側面には図３、図４に示すように、側縁方向にケース止帯６の一端が取付られ、ケース止帯６の他端方向に設けられた着脱立毛部７が、ケース底体３の外側面に設けられた着脱立毛部１７に着脱自在に密接係止されている。

【０００８】収納ケース体９のタバコケース１２は、図８、図９に示すように、やや縦長の箱底体状に形成され、その側面には小型の箱底体状に形成されたライターケース１３が設けられてなり、タバコケース１２の裏側外側面には円形の着脱立毛部２２が設けられており、該タバコケース１２の着脱立毛部２２が、図１に示すようにケース底体３の着脱立毛部２０に着脱自在に密接係止されている。収納ケース体９の小銭入れケース１１は、図６、図７に示すように係止ボタン１１ａを設けたケース蓋１１ｂ付きの箱体状に形成され、その裏側外側面には円形の着脱立毛部２１が設けられている。該着脱立毛部２１は、図１に示すケースカバー体４の着脱立毛部１９に着脱自在に密着係止されて図１に示す状態に小銭入れケース１１が、ケースカバー体４に取付けられている。

【０００９】取付帯体５は、図１０、図１１に示すように皮革、布、合成皮革その他の適宜資料により１本の長帯状体に形成され、その一側面の両端方向には着脱立毛部２３、２４、２５、２６が各々設けられてなり、取付帯体５の他側面の略中央部には着脱立毛部２７が設けられている。取付帯体５は、図１２、図１３に示すようにその上端方向を屈曲形成し着脱立毛部２３と着脱立毛部２４とを密着取付けて輪状の腕挿通部２８を形成し、ケース底体３に設けた帯挿通止部１６に該取付帯体５を挿通してケース底体３の着脱立毛部１８を取付帯体５の着脱立毛部２７に着脱自在に密接取付けてケース本体２を取付帯体５に取り付けるものである。

【００１０】この様にしてケース本体２を取付帯体５に取付けた後、腕挿通部２８に図１に示すように装着者イが腕ロを通して装着し、取付帯体５の下端方向を装着者イのズボンベルトハの下側から通して上方へ折畳むようにして着脱立毛部２５と２６とを密着取付けてベルト止部２９を設け、該ベルト止部２９によりズボンベルトハを取付けるものである。この様にして装着者イが、取付帯体５の上端方向に設けた腕挿通部２８に腕を挿通して装着し、下端方向のベルト止部２９にズボンベルトハを係止し、ケース本体を装着者イの肌身に装着して本考案のショルダーキャーリングバッグを図１に示すように装着して用いるものである。

【００１１】取付帯体５の腕部への取付けは、図面に示す方法に限定されるものではなく例えば、取付帯体５の一端に予め環状の腕通環体を形成しておく方法や着脱立毛部に代えてホックやボタンその他一般公知の方法によっても、行えること勿論である。さらに、ケース止帯６や小銭入れケース１１やタバコケース１２やケース本体２と取付帯体５に設けた取付用の着脱立毛部に代えてホックやボタンや係止金具その他一般公知の方法が適用できることも勿論である。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように本考案のショルダーキャーリングバッグは、ケース本体２が、該ケース体２に取付けた取付帯体５に設けた腕挿通部２８とベルト止部２９とにより装着者の腕部とズボンベルトとに装着取り付けられてなり、ショルダーキャーリングバッグが装着者の肌身にピッタリと装着されるという効果がある。

【００１３】取付帯体５により装着者の腕部とズボンベルトにケース本体２が固定的に取り付けられているので脱落したり、置き忘れたり、盗難にあうという危険がなく、装着者が両手を自由に使うことができ、しかも、恰も映画の西部劇等にも出てくるようなウエストガンホルダーの様な感覚すらして、若者好みのウエスタンファッションにピッタリとして外観意匠審美的にも非常に優れているという効果がある。

【００１４】ケース本体２が、開閉自在に設けたケースカバー体４とケース底体３とからなりしかもケース止帯６により該ケースカバー体４とケース底体３とが両者を一体に閉じて着脱自在に密接取付けられているから収納物の収納取出しが容易であると共に、脱落したり、スリ盗まれたりする恐れが無いという効果がある。

【００１５】ケースカバー体４にはカードケースが、ケース底体３にはパスポートケースとが各々設けられているので、海外旅行等において携帯すべきパスポート等の収納に便利であり、またパスポートやカード等の貴重品の盗難や紛失を容易に防ぐことが出来るという効果がある。

【００１６】ケース本体２内には、小銭入れケース１１やタバコケース１２が着脱自在に収納されているので、小銭の出入れやタバコの喫煙に際しては、これら小銭入れケースやタバコケース自体をケース本体２から自由に取り外すことができ、しかも使用しないときはケース本体２内に収納することが出来るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のショルダキャーリングバッグを開いて
装着した状態の斜視図である。

【図２】図１のショルダーキャーリングバッグを閉じた
状態の斜視図である。

【図３】ケース本体の斜視図である。

【図４】ケース本体の斜視図である。

【図５】ケース本体を開いた状態の斜視図である。

【図６】小銭入れケースの斜視図である。

【図７】図６における小銭入れケースの背面方向からの
斜視図である。

【図８】タバコケースの斜視図である。

【図９】図８におけるタバコケースの背面方向からの斜
視図である。

【図１０】取付帯体の斜視図である。

【図１１】図１０における取付帯体の背面方向からの斜
視図である。

【図１２】ケース本体を取付帯体に取付けた状態の斜視
図である。

【図１３】図１２の背面方向からの斜視図である。

【符号の説明】

１ショルダーキャーリングバッグ２ケース本体３ケース底体４ケースカバー体５取付帯体６ケース止帯７着脱立毛部８ポケット状収納ケース９収納ケース体１０カードケース１１小銭入れケース１２タバコケース１３ライタケース１４パスポートケース１５ペンケース１６帯挿通止部１７着脱立毛部１８着脱立毛部１９着脱立毛部２０着脱立毛部２１着脱立毛部２２着脱立毛部２３着脱立毛部２４着脱立毛部２５着脱立毛部２６着脱立毛部２７着脱立毛部２８腕挿通部２９ベルト止部

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【手続補正書】

【提出日】平成４年１１月１８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３】