JPH0652172B2 - 2鏡筒形電子測量機 - Google Patents

2鏡筒形電子測量機

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JPH0652172B2
JPH0652172B2 JP1180402A JP18040289A JPH0652172B2 JP H0652172 B2 JPH0652172 B2 JP H0652172B2 JP 1180402 A JP1180402 A JP 1180402A JP 18040289 A JP18040289 A JP 18040289A JP H0652172 B2 JPH0652172 B2 JP H0652172B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この出願の発明は、下記の目次の順序に従って詳細に説
明される。
〔目次〕
A) 産業上の利用分野… … … …第7頁 B) 従来の技術 … … … … …第7頁 C) 従来技術の問題点… … … …第8頁 D) 発明の目的 … … … … …第11頁 E) 問題点を解消し、且つ目的を 達成する為の、手段及び原理……第14頁 F) 実施例 … … … … … …第15頁 f)実施例の種類及び内的連関… …第15頁 f)実施例LPM1(レベル)… …第20頁 f)実施例LPM2(レベル)… …第34頁 f)実施例LPM3(レベル)… …第35頁 f)実施例LPC1(レベル)… …第36頁 f)実施例LPC2(レベル)… …第38頁 f)実施例LPC3(レベル)… …第38頁 f)実施例LSM1(レベル)… …第39頁 f)1軸2鏡筒形レベルの他の 実施例… … … … … …第40頁 f)2軸2鏡筒形トランシットの 諸実施例 … … … … …第41頁 G) 電気回路構成部の細部… … …第42頁 H) 録画部の細部… … … … …第55頁 I) 作用効果… … … … … …第57頁 〔産業上の利用分野〕 この出願の発明は、光学レンズ系を備えた測量システ
ム、典型的にはレベル乃至トランシット測量機に関し、
更に言えば、測量士養成の為の教習システムに関する。
〔従来の技術〕
従来の測量システムは、少なくとも 1個の標尺(箱尺)
と、1個の測量機と、1冊の記録帳と、1本の筆記具と
を有している。ここに、測量機の代表的なものは、レベ
ル及びトランシット測量機である。
これらのレベル乃至トランシット測量機は、周知の通
り、三脚、三脚取付部、台座、気泡型水平水準器、垂直
釣り下げ錘等々と共に、必ず1個の望遠鏡を有し、この
望遠鏡は又、対物レンズと、接眼レンズ(アイビース)
と、両レンズの中間に配設された基準線(水平線、十字
線、又はスタジア線等々)と、これら3要素を囲繞する
望遠鏡筒とを有している。
又、上記従来の測量システムを使用する測量方法は、原
則として、唯一人の測量士によって実行されるものであ
って、下記〜の手順を含有している。
接眼レンズ(アイピース)に片方の眼を接近させ
る、 鏡筒先端部の対物レンズを通して、被測定体である
標尺(箱尺)上の目盛を、片方の目で、読み取る、 読み取った測量値(数字)を、記録帳に、手と筆記
具で、その都度記録記載する。
(水平角)=(終続)−(初読)の計算をする。
〔従来技術の問題点〕
上記従来の測量システム乃至測量方法は、歴史も古く、
又それなりに成熟・完成した技術であるから、そこに未
だ基本的な問題点が残されていようとは、常識的一般的
には思いも及ばないところである。
しかしながら、一度新しい視座にたって、上記従来の測
量システム・測量方法と、それらに配する人的要因や環
境要因を、抜本的・総合的に見直してみるとき、凡そ下
記〜の如き欠点乃至問題点が浮上して来る。
測量値を読み取る時に、両眼を用いて読み取ること
が出来ない。
同じく測量値を読み取る時に、複数人で同時に読み
取ることができない。
トランシットの場合、測量値を読み取る時に、水平接
眼をすることが出来ない。従って又視差を生じ易い。
測量値(数字)を読み取る時に、それの読み違いを
生じ易い。
読み取った測量値(数字)を記録帳へ書き込む時
に、それらの書き違いを生じ易い。
複数点(2点以上)のレベルを同時に測量すること
が出来ない。
複数点(2点以上)のレベルを同時に記録すること
が出来ない。
水平角の計算が面倒であり、又その計算違いを生じ易
い。
但し、上記の問題点〜の内、〜については既
に、この出願人に依る先の出願(平成1年6月23日の
出願)に係る発明(以下単に「先の発明」という。)に
依って、基本的な解決原理が与えられている。
従って、この出願の発明に係る固有の問題点は、残余の
問題点〜である。
〔発明の目的〕 この出願の発明の諸目的は、従来技術との対比で言え
ば、下記第1番目乃至第14番目の目的から成る。
但し、第1番目から第10番目迄の目的は、先の発明の
目的と共通である。
従って、この出願の発明に特有なる諸目的は、第11番
目乃至第13番目の目的から成る。
第1番目の目的:光学レンズ系を具備する測量機を使用
して測量作業を為す際に、標尺(箱尺)の目盛を両方の
目を用いて読み取ることが出来るようにすること、 第2番目の目的:標尺の目盛を、複数人で同時に読み取
ることが出来るようにすること、 第3番目の目的:トラシンット測量機の場合であって
も、表示デバイスを鉛直回転させなくても良いようにす
ること、 第4番目の目的:基準線(横線・十字線・廿字線・スタ
ジア線等)を純電子回路的手段によって現出されるこ
と、更に言えば、シャドー面乃至網掛面等を純電子回路
的手段によって現出させること、 第5番目の目的:基準線(横線・十字線・廿字線・スタ
ジア線等)乃至網掛面等の上下方向移動調整及び左右方
向移動調整を容易にすること、更に言えば、基準線パタ
ーン(横線・十字線・廿字線・スタジア線等)乃至網掛
面パターン等を切り替え自在にすること、 第6番目の目的:標尺の目盛を読み易くして、読み違い
が起きないようにすること、 第7番目の目的:標尺の目盛を背景と共にそのまま録画
・記録をしておくことが出来るようにすること、 第8番目の目的:測量結果を事務的にチェックをする際
に、再び現場へ出掛けて行って再測量をするようなこと
をしなくても、正確にチェックをすることが出来るよう
にすること、 第9番目の目的:過失や誤差を含まず、しかも生の測量
結果を、直ちに支社や本社に電送することが出来るよう
にすること、 第10番目の目的:多数の学生・受講者等に対する直接
且つ同時的な実技指導を可能にする教習システムを提供
すること、 第11番目の目的:複数点(2個以上)のレベルを同時
に測量することが、出来るようにすること、 第12番目の目的:複数点((2個以上)のレベルを同
時に記録することが、出来るようにすること、 第13番目の目的:水平角の観測に際して、 (水平角)=(終読)−(初読) の計算をしなくても良いようにすること、 第14番目の目的:整準誤差を、気泡型水準器単独利用
に依る場合に比べて、一段と小さく出来るようにするこ
と。
別言すれば、この出願の発明の目的は、下記〜の6
点にある。
測量システムにおけるマンマシンインターフェイスを
改善すること、 測量作業における人的要因を可及的に排除すること、 測量作業における環境要因を可及的に排除すること、 測量システムの全的自動化の基礎を確立すること、 測量士の養成システムを、抜本的に改善すること、 標尺及び水平角観測作業の迅速化並びに容易化を計る
こと。
〔問題点を解消し且つ目的を達成する為の手段及び原理〕
上記の諸問題乃至諸目的は、凡そ下記〜のようにす
る事によって、解決乃至達成をされる。
但し、〜の解決手段は、先の発明における解決手段
と共通である。
従って、この出願の発明に特有なる解決手段は、〜
である。
測量機における光学レンズ系21の後段に、撮像デ
バイス22と電気回路構成部3 と表示デバイス4 とを配
設すること、 そして、撮像デバイス22乃至表示デバイス4 はモノク
ローム方式(m)又はカラー方式(c)とするこ
と、 電気回路構成部3 の中に基準線信号発生回路32
配設すること、 電気回路構成部3 の中にシャドー面乃至網掛面信号
発生回路を配設すること、 トランシットについては、撮像デバイス22と表示
デバイス4 との機械的結合関係を切断・分離して、表示
デバイス4 は鉛直回転しないようにすること(⊆
)、 録画装置9 を、録画信号線72を介して、電気回路構
成部3 に接続すること、 小形の画像表示部4 に対して電気的に並列に、大形の
ディスプレイ装置を、信号コードを介して、接続するこ
と、 水平基盤(P) 上に、水平面内において別個に回転可
能なように、2組の望遠鏡筒A,Bを配設すること、 その際、鏡筒Aの水平面内回転中心線と鏡筒Bの水平面
内回転中心線とは,並列(p)又は直列(s)にす
ること、 撮像デバイス22と表示デバイス4 との機械的結合関
係を切断・分離して、表示デバイス4 は水平基盤(P) 上
に固設すること、 電気回路構成部3 中に、2組の撮像デバイス221,22
2 から発生する2系統の映像信号を合成して、合成映像
信号を出力し、以って2系統の映像を唯1個の画像表示
部4 の画面上に、同時並行的に表示することを可能にす
る為の、2画面マルチシステム用画像信号合成回路CDM
を配設すること、 鏡筒Aの中心線と鏡筒Bの中心線との成す夾角を、
検出し且つ表示する為の夾角検出表示手段を配設するこ
と。
但し、解決手段は、今や解決手段に包摂される事と
成った。
〔実施例〕
(実施例の種類及び内的連関) この出願の発明については、明らかに、少なくとも2
=512通りの実施例が存在する。
即ち、発明の対象がレベル(=L)なのかトランシット
(=T)なのかで先ず2通り、次いで、 鏡筒Aの水平面内回転中心線と鏡筒Bの水平面内回転中
心線とを、並列関係(=P)をなすように配置するか直
列関係(=S)をなすように配置するかで2通り(参
照)、 画像信号合成回路を使用するか否か、即ち表示デバイス
は1組なのか2組なのかで2通り(参照)、 鏡等間夾角検出表示手段を設備するか否かで2通り(
参照) が存在するので、都合2=16通りの組合わせが先ず
存在する。
更には、達成手段〜、又は〜の採否乃至択一の
如何により、2=32通りの組合わせが存在するの
で、これらの組合せに依って、少なくとも2=512
通りの実施例が生成されるのである。
以下においては、この内18種類の実施例について多少
に拘らず言及はするが、説明が冗長に堕するのを避ける
為に、他の実施例との類比に依る理解が可能なものにつ
いては、言及は出来るだけ簡略に留めることとしたい。
即ち、2軸2鏡筒形電子レベル測量機に係る6種類の実
施例LPM1〜3、LPC1〜3については詳細に説明
をするが、残余の12種類の実施例、即ち1軸2鏡筒形
電子レベル測量機に係る6種類の実施例LSM1〜3、
LSC1〜3、並びに2軸2鏡筒形電子トランシット測
量機に係る6種類の実施例TPM1〜3、TPC1〜3
については、言及は出来るだけ簡略に留めて、類比に依
る理解に委ねることとしたい。
さて、これら18種類の実施例相互の内的連関は、各実
施例に与えられた記号番号の体系の中に正確に表現され
ている。記号番号の意味は下記の通りである。
(因に、Pは parallellの頭文字から、Sはseries の
頭文字から、採用したものである。) 故に、任意の実施例の記号番号同士を比較してみたとき
に、共通する記号番号があればそれらの記号番号に対応
する構成も亦共通であり、相違する記号番号があれば、
それらの記号番号に対応する構成も亦相違する事を意味
する事に成る。
上記の関係は、以下における各実施例の詳細な説明に依
って、一層明らかに成るであろう。
〔実施例LPM1(レベル)〕 実施例LPM1は、いわば2軸2鏡筒形モノクローム電
子レベル測量機であって、前記諸達成手段のうちの、
m、、p、、、及びを採用して成るものであ
る。
実施例LPM1は、1鏡筒形モノクローム電子レベル測
量機との対比においても、下記I〜IIIの基本的機能
(外部作用)を有する。
(I)二つの鏡筒A及びBが別個に捉えた二つの標尺M
及びMの映像は、それらは背景と共に、一つ表示画
面(41)の左半面及び右半面上に、同時且つ並行的に表示
される、 (II)同時に、二つの基準線SL1、SLも、同一画面(41)
の左半面及び右半面上の各映像に重畳されて、鮮明に現
出される。必要に応じて、シャドー面乃至網掛面も適度
の輝度で現出される。
(III)表示画面(41)は水平基盤P上に固設されてお
り、二つの鏡筒A及びBの回転運動には全く追随しな
い、 (IV)二つの鏡筒A及びBのつくる夾角を、例えば円形
目盛盤dと指針iとで、目盛可能に表示する。
故に、実施例LPM1によれば、二つの被測量点A′,
B′における二つの標尺M,Mを、同時に、測量す
る事が可能となる。
更に、鏡筒Aを被測量点A′の方向に固定して置き、次
いで、鏡筒Bを被測量点B′の方向からC′方向へ、更
にD′の方向へ……、と順次移動させる事により、被測
量点A′を基準として、複数点のレベルを言わば同時的
に測量する事が可能となる。
その際、被測量点A′の方向が基準とする、被測量点
B′,C′,D′…の方位角を、直接目読することが出
来る。
遡って、測量機の設置の際に、レベルが既知である二つ
の基準点S、Sが互に異方向(例えば反対方向)に
存在しているような場合には、例えば鏡筒AでSを、
鏡筒BでSを視準することによって、気泡による整準
の結果を正確且つ容易に検査をすることが出来るし、又
この検査の結果に基づいて、整準ねじの再調整を為す事
により、整準精度を更に向上させることが出来る。
このような事は、従来の測量方法では、全く不可能な事
柄であった。
以下、実施例LPM1の、構造と動作(内部作用)の細
部について説明をする。
実施例LPM1は、先ず、三脚と、三脚取付台と、三脚
取付台の上部に設けられた台座と、台座の上部に水平面
内で回動可能なように支承された本体から成る。
但し、三脚、三脚取付台、及び台座は、この出願の出願
前において公知公用なので、ここでは、簡単化の為図示
しない。本体の要部は、第1〜4図において図示されて
いる。即ち、 第1図は、実施例LPM1の模式図、 第2図は、2軸2鏡筒形の実施例LPM1等に好適な、
鏡筒間夾角検出方法の原理説明図、 第3図は、画像表示部4に好適な、2画面並行表示態様
の1例を示す模式図、 第4図(a)は、鏡筒間夾角検出表示手段の一例を示す
模式図、第4図部(b)は、それに使用される指針iの
一例を示す図、 第5図(a)は、電気回路構成部3の内部及び外部結線
関係の要部を示す概念結線図、同図(b)は、それに使
用されるテレビジョン回路31の内部結線関係の要部を示
す概念結線図 である。
上記実施例LPM1を構成する各要素は、下記の通りで
ある。
,1は筒状ケーシングであって、その横断面は略
円形乃至角形状を成し、その縦断面は並行線状、テーパ
線状又は階段状を成し、その前端面には開口が存在す
る。
,2はテレビカメラであって、211,21はその要
素を成す光学レンズ系、211,21は同じく可及的に小形
の撮像部である。光学レンズ系221,22は、当然の事な
がら、公知の合焦機構を内包している。撮像部には、固
定撮像デバイスを使用するのがよい。
上記の諸要素211 ,212は、各筒状ケーシング1の内部
に収納されている。従って、筒状ケーシング部分1
び1のうち、光学レンズ系21及び21を囲繞する部
分は、鏡筒A及びBと成る。
3は電気回路構成部であって、31はその一部を成すテ
レビジョン回路、32は同じく基準線信号発生回路、32
は同じ自動焦点調節可能である。
CLはクロックパルス発生回路、VA、VAは映像
信号増幅回路、COMは2画面マルチシステム用画像信
号合成回路(以下単に「2画面画像信号合成回路」とい
う。)である。
4は画像表示部(ブラウン管)であって、41はその表示
画面(ブラウン管面)である。
8は別体に構成された電源部である。
9は録画部であって、後述する実施例LPM2等の要素
である。
Pは水平基盤、v、vは垂直軸、d,dは円形
目盛盤、AGは水平基盤P上に刻設された時計方向又は反
時計方向の角度目盛、aは円形目盛盤d上に刻設さ
れた時計方向の角度目盛である。
は、3個(一般には2n+1個、但しn≧
1)一組の歯車列から成る、金属製乃至合成樹脂製の歯
車伝動機構(輪列)である。この場合の歯車伝動機構は
バックラッシュが皆無に近いものでなければならない
し、左右の歯車g,gの半径及び歯数は、全く同一
でなければならない。iは歯車g上に固設された断面
コの字形の指針である。
2、g3、g1、i、及びaは、協同して鏡筒間夾角検出
機構を形成している。
上記各要素間の係合乃至結合関係は、大凡下記の通りで
ある。
水平基盤Pは、台座(図示しない)の上部に水平面内で
回動可能なように支承されている。
垂直軸v,vは、水平基盤P上に、互いに離隔して
配設され、それらの軸上に筒状ケーシング11、12 が、水
平面内で各独立に回転することが可能なように、水平に
支承されている。そして、円形目盛盤d,dは、鏡
筒A,Bの回転運動に対して連動追随することが出来る
ように、後者に対して機械的に剛直な結合がなされてい
る。
各筒状ケーシング1の内部には、光学レンズ系21
び可及的小計の撮像デバイス22の外にも、場合によっ
ては電気回路構成部3の一部が、収納配設をされてい
る。
水平基盤p上には、遮光フード兼用のケーシング5が固
設されている。
ハウジング5の内部には、電気回路構成部3の全部又は
残部と、画像表示部(例えばブラウン管)4とが収納固
設をされている。それ故、ハウジング5、従って又その
内部に配設された電気的諸要素は、各鏡筒A、Bの回転
運動には全く追随をしない。
従って、筒状ケーシングの内部における電気的諸要素
と、ハウジング5の内部における電気的諸要素との間
は、公知の対回転体用電気的結合手段例えば絶縁コード
(図示しない)によって、結合されなければならない。
その際、絶縁コードがありきたりの可撓性コードの場合
には、垂直軸v,vの近傍に無拘束状態で懸垂され
るのが良く、カール状コードの場合には垂直軸v,v
の周囲な緩やかに巻回されるのが良い 実施例各部の動作について説明する。
歯車伝動機構gの基本的な機能は、垂直軸v
従って又鏡通Bの水平面内における回転角の方向及び
大きさを、正確に指針iに伝達することにある。
鏡通間夾角の検出表示機能の原理は、下記の通りであ
る。
鏡筒A、Bが定位置にある時には、各円形目盛盤d
上のゼロ目盛o、oは、第2図図示の通り、最
手前の位置にあるものとする。
今、鏡筒Aを反時計方向に角度α゜(例えば20度)だ
け回転させると、鏡筒AはA′の線上に移動し、ゼロ目
盛oはo′の位置に移動する。この時、指針iは不
移動であるから、円形目盛盤d上の角度目盛値α゜
(例えば20度)を指示することになる。
次いで、鏡筒Bを時計方向に角度β゜(例えば30度)
だけ回転させると、鏡筒BはB′の線上に、ゼロ目盛o
はo′の位置(P点)に移動し、これらに連動する
指針iも同じく時計方向にβ゜(例えば30度)回転し
て、P′点に到達することになる。
この時、円形上盤dは不移動であるから,P点の目盛
値はα+β゜(例えば20+30=50度)と成る。即
ち、鏡筒A,Bの作る夾角を直接的に検出表示をするこ
とが出来たわけである。
画面の合成について簡単に説明する。
第5図(b)のテレビジョン回路31における2画面画像
合成装置COM の基本的な機能は、 左方の鏡筒Aが捉えた標尺Mとその背景は、第3図に
示す如く、表示画面41の左半面上に表示され、右方の鏡
筒Bが捉えた標尺Mとその背景は、表示画面41の右半
面上に表示されるような、1系統の新なる画像信号を合
成すること にある。
かかる機能を有する2画面画像合成回路は、公知のマル
チ画面合成技術(電子情報通信ハンドブック第1413頁参
照)を応用することに依って、容易に実現をされる。
或は、1水平走査期間分の画像信号を夫々記憶しておく
ことが出来る4個のラインメモリA,A,B,B
と、4個のラインメモリの書き込みと読み出しの各タ
イミングを各個に制御すること出来る4個のタイミング
制御回路とを、用いて容易に構成することが出来る。即
ち、 ある水平走査期間においては、一方でメモリAとB
とに夫々左右の画像信号を書き込みながら、他方で既に
メモリAとBとに書き込んである1走査期間分の画
像信号を2倍の速度で順次的に読み出す(期間の前半に
おいてはメモリAの内容を読み出し、期間の後半にお
いては、メモリBの内容を読み出す)ようにタイミン
グを制御し、 次なる水平走査期間においては、一方でメモリAとB
とに夫々左右の画像信号を書き込みながら、他方で既
にメモリAとBとに書き込んである各1走査期間分
の画像信号を2倍の速度で順次的に読み出す(期間の前
半においてはメモリAの内容を読み出し、期間の後半
においては、メモリBの内容を読み出す)ようにタイ
ミングを制御し、 以下この操作を反復する ようにすれば良い。
基準線の現出について説明をする。
ここでは、光学スリットの代りに電子スリットが採用さ
れる。即ち、左右の基準線(横線・十字線・廿字線・ス
タジア線等々)は夫々、1対の基準信号発生回路32
32からの出力信号に依って現出される。更に、シャド
ー面、乃至網掛面も純電子回路的手段に依って現出され
る事が出来る。
これらの回路の細部については、後の〔テレビジョン回
路の細部〕において詳細される。
各要素の代替手段について簡単に説明をする。
表示部4には、液晶表示デバイスを使用することが出来
る。液晶表示デバイスは、2画面画像信号合成回路を使
用せず、2個の表示デバイスを使用することとした場合
の表示デバイスに好適である。
前記対回転体用電気的結合手段としては、前記絶縁コー
ドの代りに、垂直軸v,vの内部又は外部に配設し
たスリップリング結合、容量結合、相互インダクタンス
結合、電磁結合等を単独又は組合わせて使用することが
出来る。
指針iは、複バーニヤ又は折返しバーニヤで置換するこ
とが出来る。円形目盛盤dを透明材料で製作した場合に
は、指針の尖端部は目盛盤dの下側にあってもよいし、
その形状はコの字形でなくてもよい。
上記の歯車伝動機構(g)は、他の伝動機
構、例えばベルト伝動機構で置換をしても良い。但し、
この場合のベルト伝動機構は、ベルトと動輪との係合関
係にスリップや位置ずれを生じない形式のものでなけれ
ばならない。
又、上記の鏡筒間夾角検出表示機構(gia
)については、これと等価な他の手段を構成し、代替
をすることが出来る。例えば、円形目盛盤dと樹脂製
の歯車gとの間に配設した1個のブラシセンサと適宜
の箇所に配設した1個のディジタル表示手段とで、指針
iと角度目盛aの代替をすることが出来る。或いは、
各垂直軸v及びvに対応して設けられた各1個の電
気的回転角検出手段(例えばブラシセンサ、光センサ、
時期センサ等々)と、1個のアナログ乃至ディジタル加
算回路と、1個のアナログ又はディジタル表示手段とを
用いて、両垂直軸v及びvの回転角を各個に検出
し、両回転角の検出信号を加算(符号の取り方によって
は減算)し、加算(又は減算)された信号を可視的に表
示させることが出来る。
水平基盤Pと、垂直軸vと、筒状ケーシング1と、円形
目盛盤dとの結合乃至係合関係については、垂直軸vは
水平基盤P上に固定とし、筒状ケーシング1と円形目盛
盤dとはこの軸上に一緒に回転出来るように構成しても
良い。
方位角の補正について説明をする。
測心と、水平基盤Pの回転軸心(図示しない)とが一致
し、垂直軸v,vが測心を中心とする半径rの円周
上にあるとき、鏡筒A又はBが視準する方位角には、大
凡下記の程度の定誤差を伴っている。
εA(度)≒(r/lA)・(180/π)cosα εB(度)≒(r/lB)・(180/π)cosβ ここに、ε及びεは鏡筒A及びBに係る定誤差、l
及びlは夫々被測定A′及びB′迄の距離、αは鏡
筒Aの反時計方向回転角、βは鏡筒Bの時計方向回転角
である。
上記の誤差は、距離l及びlが半径rに比べて非常
に大きい場合には無視してもよいが、そうでない場合に
は、補正をしなければならない。この補正は、計算に依
って容易に為すことが出来る。
或は、鏡筒A,Bの両視準線が非交差状態である時(即
ち、鏡筒Aが反時計方向を、鏡筒Bが時計方向を向いて
いる時)の鏡筒間夾角検出表示手段の表示は過小と成
り、鏡筒A,Bの両視準線が交差状態である時は、上記
表示手段の表示は過大と成るから、両者の平均を取る事
に依っても、上記定誤差の補正を為すことが出来る。
この場合には、三角形の公式を応用して、距離l及び
を用いる事無しにも、精密な補正を為す事が出来
る。
〔実施例LPM2〕 実施例LPM2は、実施例LPM1の2軸2鏡筒形モノ
クローム電子レベル測量機に対して、第5図(a)の如
く、録画装置9と、録画装置9と前記電気回路構成部3
とを電気的に結合する録画信号線71とを、付加して成る
録画装置付き2軸2鏡筒形モノクローム電子レベル測量
機である。
この実施例によれば、一つの表示画面41の左半面上に映
し出された標尺M及び基準線SL、並びに右半面上に
映し出された標尺M及び基準線SLとを、測量者によ
る電子シャッターレリース92の操作によって、恰もスチ
ール写真を撮るような要領で、背景と共に、録画装置9
中の磁気ディスクに録画記録をすることが出来る。
後に、現場測量者の監督者は、磁気デイスクに記録され
た録画を引出し、記録帳に記載された測量値をチェック
し、補正又は訂正の指示を出し、正確な測量の結果を得
る事が出来る。
又、磁気ディスクに記録された測量値は、現場作業事務
所より、本社又は支社の測量担当者乃至管理者に電送す
る事が可能であり、従来の様に現場事務所で図面として
作成した「物」(=図面帳)をわざわざ本社又は支社に
持参するような事をしなくても、本社又は支社に於いて
図面の作成が容易に出来ることになる。
かくして、磁気デイスクは、測量結果の最も確実な資料
として、所定期間保管保存をすることが出来る。
録画装置の代替手段については、後の〔録画部の細部〕
に於て詳説される。
〔実施例LPM3(レベル)〕 実施例LPM3は、実施例LPM2の録画装置付2軸2
鏡筒形モノクローム電子式レベル測量機に対して、更
に、大型ディスプレイ装置を付加・併設して成る教習用
の大型ディスプレイ・録画装置付電子レベル測量機であ
る。
実施例LPM3の大型ディスプレイ・録画装置付2軸2
鏡筒形モノクローム電子レベル測量機は、とりわけ、測
量士を養成する工業学校・農業学校、専門学校、大学等
に於いて、実技の指導用に威力を発揮する事になる。
〔実施例LPC1(レベル)〕 実施例LPC1は、いわば2軸2鏡筒形カラー電子レベ
ル測量機であって、前記諸達成手段のうちの、c、
、p、、、及びを採用して成るものである。
別言すれば、実施例LPM1において、そのサブシステ
ムを成すモノクロームテレビジョン方式を、カラーテレ
ビジョン方式で置換して成る、2軸2鏡筒形カラー電子
レベル測量機である。
この場合の基準線信号は、合成前の各R、G、B信号線
に対して、所望の比率で、和動的乃至作動的に重畳され
る。
かくして、実施例LPC1は、下記の基本的機能を有す
る。
二つの鏡筒A及びBが別個に捉えた二つの標尺(箱
尺)M,Mの映像を、それらの背景と共に、一つの
表示画面41の左半面及び右半面上に、鮮明に拡大された
カラー正立像として、同時且つ並列的に表示する。しか
もその正立像は、光学レンズ系21の構成如何に拘わず、
電気的に実現出来る。
同時に、白色乃至着色基準線SL1、SLも、同一画面
の左半面及び右半面上の各映像に重畳されて、鮮明に現
出される。必要に応じて、白色乃至着色のシャドー面乃
至網掛面も適度の輝度で現出される。
表示画面(41)は水平基盤P上に固設されており、二
つの鏡筒A及びBの回転運動には全く追随しない。
二つの鏡筒A及びBのつくる夾角を、例えば円形目
盛盤dと指針iとで、目読可能に表示する。
標尺及び背景の映像並びに基準線の画像は、モノクロー
ム方式の場合に比べて一層鮮明となる。
その他の作用効果は、モノクローム方式を用いた実施例
LPMと略同様である。
〔実施例LPC2(レベル)〕 実施例LPC2は、実施例LPC1に対して、録画装置
9と、録画信号線71とを付加して成る録画装置付きカラ
ー電子レベル測量機である。
作用効果は、実施例LPC1の筒形カラー電子レベル測
量機の作用効果と、実施例LMP2の録画装置付2軸2
鏡筒形電子レベル測量機の作用効果との、総和である。
〔実施例LPC3(レベル)〕 実施例LPC3は、実施例LPC2に対して更に大型デ
ィスプレイ装置を付加して成る教習用の大型ディスプレ
イ・録画装置付カラー電子レベル測量機である。
その作用効果は、実施例LPC2の作用効果と実施例L
PM3の作用効果との総和である。
〔実施例LSM1〔レベル)〕 実施例LSL1は、第6〜9図の如く、二つの筒状ケー
シング1,1を一つの鉛直軸上に回転可能に支承してな
る1軸2鏡筒形モノクローム電子レベル測量機であり、 別言をすれば、前記達成手段m、、s、、、
及びを採用して成る1軸2鏡筒形モノクローム電子レ
ベル測量機である。
第6図は、二つの筒状ケーシング1,1、従って又二つ
の鏡筒A、Bが同一平面内において回転をすることが出
来るように支承した場合の要部の平面図であり、第7図
は同側面図である。
第8図は、二つの筒状ケーシング、従って又二つの鏡筒
A,Bがそれぞれ段違いの平面内において回転をするよ
うに支承した場合の要部の平面図であり、第9図は同側
面図である。
第6〜7図の支承形式の場合には、縦横いずれの方向に
ついても、補正をする必要はないが、第7〜8図の支承
形式の場合には、一方のレベルの読みについては、鏡筒
A、B間の水準差hの分だけ補正を施す必要がある。
この種実施例に使用する鏡筒間夾角検出表示機構は、例
えば、一方の鏡筒Aに連動する円形目盛盤d(図示しな
い)と、他方の鏡筒Bに連動する指針i(図示しない)
とで、簡単に構成することが出来る。この場合には、第
4図(a)のようなアイドラー歯車gは、必要としな
い。
機械式に代えて、第1図の実施例に使用したような、電
気式の鏡筒間夾角検出表示手段を構成する事が出来る事
は勿論である。
その他の構造と機能については、実施例LPM1の2軸
2鏡筒形モノクローム電子レベル測量機と同様である。
〔1軸2鏡筒形レベルの他の実施例〕 1軸2鏡筒形の他の五つの実施例は、2軸2鏡筒形の、
LPM1以外の、五つの実施例と1対1に対応してい
る。
即ち、2軸2鏡筒形の五つの実施例LPM2、及びLP
M3、並びにLPC1、LPC2、及びLPC3を、1
軸2鏡筒形に変形して成る五つの実施例が、LSM2、
及びLSM3、並びにLSC1、LSC2、及びLSC
3なのである。
1軸2鏡筒形のこれら五つの実施例の作用効果は、当然
の事ながら、元の2軸2鏡筒形の五つの実施例の作用効
果と略同様である。
〔2軸2鏡筒形トランシットの諸実施例〕 2軸2鏡筒形電子レベル測量機の六つの実施例における
鏡筒A及びBを鉛直面内で回転することが出来るように
変形をすれば、2軸2鏡筒形電子トランシット測量機の
六のつ実施TPM1〜3、並びにTPC1〜3が得られ
る。
かくの如くにして成る各実施例においては、例えば鉛直
軸v1、vの一方若しくは双方の上に、又は円形目盛盤
、dの一方若しくは双方の上に、U字状のハンガ
ー(サポーター)が支持乃至支承され、このハンガーの
上端間に水平軸が鉛直面内で回転可能なように支承さ
れ、この水平軸上に筒状ケーシングが固設されることと
成る。
2軸2鏡筒形トランシット測量機は、2軸2鏡筒形レベ
ル測量機における鏡筒間夾角の測定と同様な原理によっ
て、鉛直角の測定を迅速且つ容易に行なうことが出来
る。
電気的な鏡筒間夾角検出表示手段等を付加すれば、計算
誤差をなくし、又磁気ディスク等に人為を介さない記録
を残すことが出来る。
〔電気回路構成部の細部〕
(テレビジョン回路31) 第5図(b)図示のテレビジョン回路31は、 この分野の当業者に良く知られている所の、クロックパ
ルス発生回路CL、水平同期信号(水平スタートパル
ス)発生回路H、垂直同期信号(垂直スタートパルス)
発生回路V、水平偏向電圧発生回路、垂直偏向電圧偏向
回路、水平帰線消去回路、垂直帰線消去回路等々から成
る一組の映像信号処理補助回路と、 映像信号増幅回路VA,VA等から成る、2系統の
映像信号処理基幹回路と、 2画面画像信号合成回路COM と を含有する。
そして、上記のクロックパルス発生回路CLや、水平同
期信号(水平スタートパルス)発生回路Hや、垂直同期
信号(垂直スタートパルス)発生回路Vからの各出力パ
ルスは、この発明に利用される後述の各要素回路によっ
て有効に利用される。
(横線信号発生回路) この発明に使用される横線信号発生回路32Hの基本構成
及びその動作原理について詳説する。第10図(a)
は、主に、この発明による横線信号発生回路の原理説明
図である。
同図中、DFは微分回路、d〜dは単向回路(例え
ばダイオード)、D〜Dは無調整遅延回路、VDは
可調整遅延回路(例えば可調整遅延パルス発生回路)、
SW及びSWは電子的切換スイッチ、Wは可調整パ
ルス幅整定回路、Bは輝度調整回路であって、これらの
要素回路が協働して横線信号発生回路を構成する。(N
は、電子的切換スイッチSWと共に後述される網掛信
号発生回路である。) 単向回路dは、垂直同期パルスの後縁に由来する微分
パルスのみを選択・導通させるための回路であり、これ
とは逆向きの単向回路dは、同一の同期パルスの前縁
に由来する微分パルスのみを選択・導通させるための回
路である。
横線信号発生回路32Hそれ自体の基本的機能は、その入
力端子inに正の入力パルス信号が印加されると、その後
縁発生時点から、所定の遅延時間t1+t、又はt1+t
(tは可調整)を経過した後に、離散的に可調整な
パルス幅(持続時間)τと離散的又は連続的に可調整
なパルス振幅ajとを有する出力パルス信号を、出力端
子out から、出力するというものである。
故に、この横線信号発生回路32Hの入力端子inに、第1
0図(a)の如く垂直同期信号(垂直スタートパルス)
を導入する時は、この回路32Hは、各垂直走査期間にお
いて、(各垂直同期信号の後縁発生時点を零時点(時間
軸原点)と定義をすす時)、時点t1+tから時点(t
1+tDi)に至る間、パルス信号を出力し続けるの
で、これに依って得られたパルス信号を、映像信号に重
畳をすることによって、画面上に所望輝度の横線を現出
させることが出来る。
横線の上下方向における整定位置の調整は、電子的切換
スイッチSWを可調整パルス遅延回路(例えば可調整
遅延パルス発生回路)VD側に切換えた後、可調整パル
ス遅延回路VDにおいて、その遅延時間tを調整する
ことによって、容易に遂行することが出来る。
横線の線幅の調整は、可調整パルス幅整定回路Wにおい
て、その出力パルス幅(持続時間)τを調整すること
によって、容易に遂行することが出来る。
横線の輝度調整は、輝度調整回路Bにおいて、その振幅
出力を調整することによって容易に遂行することができ
る。
(縦線信号発生回路) 第10図(b)の縦線信号発生回路32V の入力を端子in
に水平同期信号(水平スタートパルス)を導く時は、画
面上に縦線が表示される。
縦線の線幅の調整は、可調整パルス幅整定回路Wにおい
て、その出力パルス幅を調整することによって、容易に
遂交することが出来る。
又、縦線の左右方向位置調整は、電子的切換スイッチS
を可調整パルス遅延回路VD側に切換えることによ
って、容易に遂行することが出来る。
縦線の輝度調整は、輝度調整回路Bにおいて、その振幅
出力を調整することによって、容易に遂行することが出
来る。
これらの回路は、アナログ回路で構成することも出来る
が、デイジタル化し且つIC化をするのが良い。
(基準線発生回路) 横一字形線分は、横線信号発生回路に対して、例えば、
水平周期信号で制御される2個一組の遅延パルス発生回
路その他を付加し、線分の始点と終点とを決定してやる
ことによって実現される。
縦1字形線分は、縦線信号発生回路に対して、垂直同期
信号によって制御される2個一組の遅延パルス発生回路
その他を付加し、線分の始点と終点とを決定してやるこ
とによって実現される。
斜線又は斜線分は、第10図(b)の縦線信号発生回路
32V 又は前記縦1字形線分信号発生回路において、可変
遅延回路VDの遅延時間を水平同期期信号で制御するこ
とによって得られる。
即ち、第10図(c)の遅延パルス発生回路におけるア
ップ端子upに水平同期信号又はその逓降信号を導入す
れば、一致回路cにおける計数の一致検出時点が順々に
ずれてくるので、元の縦線を変じて、斜線とすることが
出来るのである。
これら三つの回路と、前記の横線信号発生回路と、前記
の縦線信号発生回路とを、様々に組み合せて使用するこ
とに依って、任意の基準線パターンを現出させることが
出来る。
例えば、十字線、廿字線、十字線における第1第2象限
間の垂直線分を相接近する2本の垂直線分で置換して成
る基準線、十字線における第2第3象限間の水平線分を
横V字線(相交叉して鋭角を成す2本の斜線分)で置換
して成る基準線、複数個のスタジア線乃至スタジア線
分、そしてこれらのスタジア線等と前記各基準線との組
み合せ、等々である。
又、2本の横線乃至横線分と2本の縦線乃至縦線分とを
組合せて、井桁スリット乃至升形スリットを現出させる
事が出来る(そのお用途は、〔録画部の細部〕において
詳述される)。
そこで、任意複数個の基準線パターン発生回路を、電気
回路構成部3中に装備して置くと、場合場合の目的に応
じて、それらを電子的切換スイッチによって切換使用を
することが出来る。非常に有効且つ便利である。
尚、上記の諸回路は、可及的にIC化をするのが良い。
(シャドー信号乃至網掛信号発生回路) 第10図(d)は、可調整の網掛面乃至シャドー面信号
発生回路である。
同図中FFはフリップフロップ回路、NOTは反転(否
定)回路、CLはクロックパルス発生回路、VSは縦縞
模様を現出させる為の分周・整形回路、Hは水平同期信
号発生回路、HSは横縞模様を現出させる為の分周・整
形回路である。
縦縞現出用分周回路VSは、方形波を発生するが、その
方形波は、m(m≧1)個の画素に亙るオン信号と、n
(n≧1)個の画素に亙るオフ信号とを、交互に繰返す
ように構成される。又横縞現出用分周回路HSも、方形
波を発生するが、その方形波は、m(m≧1)個の水平
走査線に亙るオン信号と、n(n≧1)個の水平走査線
に亙るオフ信号とを交互に繰返すように構成される。
上記の回路は、第10図(a)又は(b)の如く、横線
信号発生回路32H、又は縦線信号発生回路32Vと組
み合せて使用する。
先ず、横線信号発生回路32Hと組み合わせた場合の動
作について説明する。
電子的スイッチSW〜SWが図示の状態の時には、
画面の下半分にシャドー面を現出させる。フリップフロ
ップFFに横線信号前縁が入力されると、次の垂直同期
信号前縁によって復旧される迄論理1信号を出力し続け
るからである。
電子的スイッチSWを上方に切換えれば、シャドー部
分と非シャドー部分とを反転させることができる。
電子的スイッチSWを上方に切換えると、縦縞模様が
現出される。分周整形回路VSから、短周期の矩形波が
出力されるからである。縦縞の間隔は、n(又はm)画
素分の距離となる。
VSの出力側にもう一つの反転回路を切換挿入すれば、
縦縞の明部分と暗部を反転させることができる。更に、
分周回路HSの出力信号を流用して、上記反転回路の入
出力端子間を、周期的にオン・オフさせれば、市松模様
を現出させることが出来る。
電子的スイッチSWのみを下方に切換えると、横縞模
様を現出させることができる。横縞用分周回路HSが長
周期の方形波を出力するからである。横縞の間隔は、n
(又はm)画素分の距離となる。
SWとSWとを共に切換えて使用すると、格子縞模
様を現出させることができる。
次に、縦線信号発生回路と共に使用する場合について説
明すると、その動作は、前記したところと同様である。
更に、横線信号発生回路32Hと組み合わせた網掛面号
発生回路と、縦線信号発生回路32Vと組み合わせた網
掛面号発生回路とを併用すれば、(表示画面を4象限構
成と見立てたとき)、三つの象限にシャドー面乃至網掛
面を現出させることが出来る。
(可調整遅延パルス発生回路) 第10図(c)可調整遅延パルス発生回路VDについて説
明する。
同図に於いて、aは加算式計数回路(アップカウン
タ)、udは可逆計数回路(アップダウンカウンタ)、
cは一致回路である。
この回路の基本的な機能は、加算式計数回路aの計数内
容が可逆計数回路udの置数内容に一致し且つその一致
状態が持続している期間中、一致回路の出力端子out
に一致検出信号を出力し続けるというものである。
可逆計数回路udの置数内容は、アップ端子up又はダ
ウン端子downを介して、自由に変更することができ
る。
上記の加算式計数回路(アップカンタ)aは、当然のこ
とながら、減算式計数回路(ダウンカンタ)で置換をし
ても良い。
可算式計数回路aの段数が少ない場合には、1走査期間
中に2個以上の一致検出パルスが出力端子out上に出
力される虞がある。
この現象は、1個のアンドゲートと1個のフリップフロ
ップ回路とを使用することによって、防止をすることが
できる。
即ち、一致回路Cと出力端子outとの間にアンドゲー
トを付加挿入し、フリップフロップ回路のセット端子を
一致検出回路の出力端子に接続し、そのリセット端子を
第10図(a)〜(b)中のダイオードdのカソード側
に接続し、且つその論理0出力端子をアンドゲートの第
2番目の入力端子に接続することによって、1走査期間
中に第2発目以降の一致検出出力パルスの出現を禁止す
ることができる。
(自動焦点調節回路) 第5図中の自動焦点調節回路33について説明する。
自動焦点調節回路(33)は、公知の空間周波数形調節回路
等を使用する。この形式の調節回路は、光学レンズ系に
おける対物レンズ又は合焦レンズを前後に摂動させなが
ら、空間周波数スペクトラム分析回路等を用いて映像信
号中の周波数スペクトラムを分析し、そのスペクトラム
分布が高い方に最偏位をした状態を検出した時点で、そ
の時点のレンズ位置を合焦位置と判断し、上記レンズの
摂動を停止させる摂動停止信号を発するように設計され
ている。
或は、空間周波数スペクトラム分布の高い方への最偏位
状態を検出する代りに、画面上の基準線近傍に任意の線
分(水平線分又は垂直線分)を想定し、想定した線分に
にそって、映像信号の山(極大点)又は谷(極小点)の
数が何個あるかを計数し、その計数値が最大となるレン
ズ位置を検出し、この位置を合焦位置と判断するように
回路を構成しても良い。
この様な機能は、線分決定回路(標本抽出回路)と、線
分決定回路によって開閉される映像信号用伝送ゲート
と、伝送ゲートの後段に接続された極大(小)値検出回
路と、極大(小)値検出回路の後段に接続された極大
(小)点数計数回路と、極大(小)点数登録回路(例え
ば計数回路、レジスタ等)と、極大(小)点数計数回路
の内容と極大(小)点数登録回路の内容とを比較する為
の比較回路(例えば可逆計数回路)と、比較の結果極大
(小)点数計数回路の内容の方が大きい時にその内容を
極大(小)点数登録回路に転送して、極大(小)点数登
録回路への新たなる極大(小)点数登録を可能にする為
のディジタル転送回路(例えばアンドゲート群)によっ
て実現をすることができる。
そして、上記回路からの摂動停止信号としては、例えば
ディジタル比較回路からの一致検出信号が利用される。
上記の線分決定回路は、垂直同信号発生回路Vに接続さ
れた水平走査線(又は線群)選択回路(例えばタップ付
き遅延回路)と、水平同期信号発生回路に接続された標
本区間(又は点)選択回路(例えばタップ付遅延回路と
可調整パルス幅整回路によって実現される。)と、両選
択回路の後段に接続された論理積回路とによって、実現
される。
又、極大(小)点検出回路は、伝送ゲート回路の出力に
直結されたサンプル値ホールド回路と、二つの入力端子
を有し、第1の入力端子は伝送ゲートに直結され、第2
の入力端子はサンプル値ホールド回路に接続されたコン
パレータと、コンパレータの後段に接続された微分回路
と、微粉回路の出力側に接続された整流回路によって実
現される。
その他の要素回路については、電子技術者に良く知られ
ている回路であるから、言及を省略する。
〔録画部の細部〕
録画部には、磁気録画方式や光録画方式等の任意の録画
方式が利用される。
ここでは、磁気録画方式について説明をする。
1.電子測量機の映像録画方式には、凡そ下記2通りの
磁気録画方式が利用され得る。
a)磁気テープを用いる方式(以下「電子ムービー録画
方式」と言う。) b)磁気デイスク(例えば、フロッピーディスク)を用
いる方式(電子スチール録画方式と言う。) この出願の発明によると、又はを標準装備とする場
合には、夫々アタッチメントを用いて、に対しては
の、に対してはの、使用変更が可能である(互換使
用が可能である)ようにすることが出来る。
以下、上記両録画方式を対比した場合の、両方式の得失
・長短について評価・説明をする。
A)鉄道等での軌条の施設工事に際して、レベルを測量
する場合には、の電子スチール録画方式を用いる方が
良い。
B)上記の工事の状態を録画する場合には、のムービ
ー録画方式の方が良い。動きのある録画を記録として残
す事が可能であり、工事のチェック、又工事修了後の記
念にテープを保存する事が出来るからである。
の電子スチール録画方式による測量記録としては、I
C回路による十字スリットが再生時にブラウン管画面に
映し出されるようになっているが、テープによる電子ム
ービー録画方式の場合には十字スリットはスイッチ操作
により、始めから消去し、代わりにブラウン管画面に升
形スリット乃至井桁スリットを現出させておくのが良
い。
現出させた升形スリット乃至井桁スリットは、ムービー
映像録画の構図作成用に使用する。
上記の様に、標準装置のシステムに対して、アタッチメ
ントを用意しておくことにより、目的に応じて互換的に
機能変更が可能となる。
即ち、多目的利用方法が可能と成る。
〔作用効果〕
この出願の発明の基本的な作用効果は、前記従来技術と
の対比でいえば、この出願の発明の前記第1番目乃至第
14番目の目的を達成したところにある。然しながら、前
記第1乃至第10番目の目的を達成した事に因る第1乃至
第10番目の作用効果は、この出願人の先の発明によって
も既に奏せられているところである。
それ故、この発明に固有の基本的作用効果は、前記第11
乃至第14番目の目的を達成した事に因って奏せられる下
記4点の作用効果から成る。
第11番目の作用効果:複数点(2個以上)のレベルを
同時に測量することが、出来るようにしたこと、 第12番目の作用効果:複数点(2個以上)のレベルを
同時に記録することが、出来るようにしたこと、 第13番目の作用効果:水平角の観測に際して (水平角)=(終読)−(初読) の計算をしなくても良いようにしたこと、 第14番目の作用効果:整準誤差を、気泡型水準器単独
利用に依る場合に比べて、一段と小さく出来るようにし
たこと。
以下は、これとの重複を顧みず、若干観点を変えて、付
加的にこの出願の発明の作用効果を補足説明するもので
ある。
第一に、軌道及び道路、又は造成地等の測量をする場合
には、この発明者等の詳細な研究によると、複数点(2
点以上)のレベルを同時に且つ正確に測量をし、且つ人
為を介さない無謬の記録を残しておくことが必要であ
り、然も又有利且つ経済的である場合が数多く存在する
事実が、判明したのであるが、この出願の発明に依れ
ば、2点のレベルを、以下の通り、同時に測量をし、且
つ環境要因をも含めた正確な記録を残す事が、可能とな
ったのである。
即ち、この出願の発明に依れば、先ず被測量点A′に対
して鏡筒Aを固定し、次いで鏡筒Bを被測量点B′に向
け、続いてB′からC′へ、更にC′からD′へ…と移
動をさせる事により、始点A′を基準として、複数点
A′、B′、C′、D′…のレベルを同時に測量をする
事が可能となり、併行して磁気ディスクに各測量点の記
録を残す事が可能となったのである。
このような測量作業を為すことは、従来の測量器械では
全く不可能なことであった。
第二に、方位(角度)測量は、第2図に示す通り、例え
ば鏡筒Aが見た20゜の方位角と、鏡筒Bがみた30゜
の方位角とが合算され、合算された方位角50゜が、例
えば指針iにより円形目盛盤d上に、直接的に指示乃
至表示され、目読が可能となる。
第三に、レベル測量は、第3図に示す通り、標尺を例え
ばブラウン管面に映し出し、これを両眼で読み取る事に
依って、読み取り誤差をなくする事が可能と成り、それ
に加えて、例えば磁気ディスクに記録を残しておく事に
より、事後的にもチェックをする事が可能となった。
第四に、この記録は、現場から支社乃至本社へと電送を
する事が可能となった。
約めて言えば、本発明は、2点を同時にレベル測量し、
同時に磁気記録する事を可能とし、以って従来のレベル
測量を大幅に変更し、より合理的に、又より経済的に、
測量の目的を達成する事を可能にしたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この出願の発明の1実施例LPM1を成す2
鏡筒形電子レベル測量機の模式図、 第2図は、第1図の実施例等に使用する、鏡筒A及びB
がつくる夾角を検出する為の、鏡筒間夾角検出方法の原
理説明図、 第3図は、各実施例の画像表示部4における、2画面並
行表示態様の1例を示す模式図、 第4図(a)は、第1図の実施例等に使用する鏡筒間夾
角検出表示手段の一例を示す模式図、第4図(b)は、
それに使用される指針iの一例を示す図、 第5図(a)は、電気回路構成部3の内部及び外部結線
関係の要部を示す概念結線図、第5図(b)は、それに
使用されるテレビジョン回路31の内部結線関係の要部を
示す概念結線図、 第6図は、1軸2鏡筒形の一の実施例における両鏡筒部
の平面図、第7図は、同両鏡筒部の側面図、 第8図は、1軸2鏡筒形の他の実施例における両鏡筒部
の平面図、第9図は、同両鏡筒部の側面図、 第10図(a)は、この発明に使用される横線信号発生
回路、乃至上(下)方領域網掛面信号発生回路32H の原
理説明図、 第10図(b)は、この発明に使用される縦線信号発生
回路、乃至右(左)方領域網掛面信号発生回路32V の原
理説明図、 第10図(c)は、上記両回路の何れにも使用可能な可
調整遅延パルス発生回路の原理説明図、 第10図(d)は、同じく可調整網掛信号発生回路の原
理説明図 である。 11、1……筒状ケーシング、21、2……テレビカメ
ラ、21……鏡筒A、21……鏡筒B、22、222……撮像
部、3……電気回路構成部、31……テレビジョン回路、
32……基準線信号発生回路、32……自動焦点調節回路、
CL……クロックパルス発生回路、VA1、VA……映
像信号増幅回路、COM……画像信号合回路、4……画
像表示部(ブラウン管)、41……表示部(ブラウン
管)、8……電源、9……録画部、P……水平基盤、d
1、d2、……円形上盤、AG、a……角度目盛、g1
……歯車、i……指針、v1、v……垂直軸、OL
……対物レンズ、 (第10図中の符号に対応する部分名称) D1,D……無調整パルス遅延回路、VD……可調整パ
ルス遅延回路(又は可調整遅延パルス発生回路)、SW
……電子的切換スイッチ、W……可調整パルス幅整定回
路。a……可算式計数回路(アップカウンタ)、ud…
…可逆計数回路(アップダウンカウンタ)、C……一致
検出回路。VS……縦縞現出用分周整形回路、HS……
横縞現出用分周整形回路、FF……フリップフロップ回
路、NOT……否定(反転)回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三脚と、三脚取付台と、三脚取付台の上部
    に設けられた台座と、台座の上部に水平面内で回動可能
    なように支承された本体とを有し、 本体は、 水平基盤(P) と、 水平基盤(P) 上に、水平面内で各独立に回転可能なよう
    に、水平に支承され、前端部に開口を有する2組の筒状
    ケーシング(11,12) と、 一方の筒状ケーシング(11)の鏡筒部中心線と、他方の筒
    状ケーシング(12)の鏡筒部中心線との成す夾角を検出し
    且つ表示する為の、鏡筒間夾角検出表示手段(g
    ia)と、 水平基盤(P) 上に固設され且つ後方に開放部を有する遮
    光カバー兼ハウジング(5) と、 2組の光学レンズ系(211、212) と、 可及的小形の2組の撮像デバイス(221、222) と、 電気回路構成部(3) と、 2組の撮像デバイス(221、222) からの2系統の映像信号
    を、1個同一の画面上に、同時並行的に、表示する為
    の、唯1個の画像表示部(4) と を有し、 各筒状ケーシング(11,12) の各回転中心線は、互いに離
    隔して配置され、 各筒状ケーシング(1i)の内部には、各1個の光学レンズ
    系(21i) 及び撮像デバイス(22i) のみ、又は各1個の光
    学レンズ系(21i) 及び撮像デバイス(22i) と電気回路構
    成部(3) の各一部のみが収納配設され、 ハウジング(5) の内部には、電気回路構成部(3) の全部
    又は残部と画像表示部(4) とが収納・配設され、 各筒状ケーシング(1i)内の電気的諸要素とハウジング
    (5) 内の電気的諸要素との間は、対回転体用電気的結合
    手段で結合され、且つ 電気回路構成部(3) には、 映像増幅回路 (VAi)等から成る2系統の映像信号処理基
    幹回路と、 クロックパルス発生回路(CL)、水平同期信号発生回路
    (H)、垂直同期信号発生回路(V) 等から成る映像信号処
    理補助回路と、 各系統毎に併設された各1個の基準線信号発生回路乃至
    網掛信号発生回路(321、322) と、 両映像信号増幅回路(VA1,VA2) 及び両基準線信号発生回
    路乃至網掛信号発生回路(321、322) の後段に接続された
    2画面マルチシステム用画像信号合成回路(COM) と が配設され て成る2鏡筒形電子測量機。
  2. 【請求項2】三脚と、三脚取付台と、三脚取付台の上部
    に設けられた台座と、台座の上部に水平面内で回動可能
    なように支承された本体とを有し、 本体は、 水平基盤(P) と、 水平基盤(P) 上に、水平面内で各独立に回転可能なよう
    に、水平に支承され、前方に開口を有する断面略円形乃
    至角形の筒状ケーシング(11,12) と、 一方の筒状ケーシング(11)の鏡筒部中心線と他方の筒状
    ケーシング(12)の鏡筒部中心線との成す夾角を、検出し
    且つ表示する為の、鏡筒間夾角検出表示手段(g
    ia)と、 水平基盤(P) 上に固設され且つ後方に開放部を有する遮
    光カバー兼ハウジング(5) と、 電気回路構成部(3) と、 2組の光学レンズ系(211、212) と、 可及的小形の2組の撮像デバイス(221、222) と、 2組の撮像デバイス(221、222) からの2系統の映像信号
    を、1個同一の画面上に、同時並行的に、表示する為
    の、唯1個の画像表示部(4) と を有し、 各筒状ケーシング(11,12) の各回転中心線は、1個同一
    の鉛直線上に相重畳して配置され、 各筒状ケーシング(1i)の内部には、各1個の光学レンズ
    系(21i) 及び撮像デバイス(22i) のみ、又は各1個の光
    学レンズ系(21i) 及び撮像デバイス(22i) と電気回路構
    成部(3) の各一部のみが収納配設され、 ハウジング(5) の内部には、電気回路構成部(3) の全部
    又は残部と画像表示部(4) とが収納・配設され、 各筒状ケーシング(1i)内の電気的諸要素とハウジング
    (5) 内の電気的諸要素との間は、対回転体用電気的結合
    手段で結合され、且つ 電気回路構成部(3) には、 映像増幅回路 (VAi)等から成る2系統の映像信号処理基
    幹回路と、 クロックパルス発生回路(CL)、水平同期信号発生回路
    (H)、垂直同期信号発生回路(V) 等から成る映像信号処
    理補助回路と、 各系統毎に併設された各1個の基準線信号発生回路乃至
    網掛信号発生回路(321、322) と、 両映像信号増幅回路(VA1,VA2) 及び両基準線信号発生回
    路乃至網掛信号発生回路(321、322) の後段に接続された
    2画面マルチシステム用画像信号合成回路(COM) と が配設され て成る2鏡筒形電子測量機。
  3. 【請求項3】録画装置(9) と、 前記電気回路構成部(3) と録画装置(9) とを電気的に結
    合する録画信号線(72)とを、 付加して成る 請求項1又は2記載の2鏡筒形電子測量機。
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