JPH06510846A - 製紙機械のウエブプレス部材に使用されるピストンシール装置 - Google Patents
製紙機械のウエブプレス部材に使用されるピストンシール装置Info
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- JPH06510846A JPH06510846A JP5512523A JP51252393A JPH06510846A JP H06510846 A JPH06510846 A JP H06510846A JP 5512523 A JP5512523 A JP 5512523A JP 51252393 A JP51252393 A JP 51252393A JP H06510846 A JPH06510846 A JP H06510846A
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- F16C13/026—Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle by fluid pressure
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- D21G1/022—Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member the means using fluid pressure
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
+1 のウェブプレス部 に されるピストンシール゛〔技術分野〕
本発明は移動する紙ウェブを処理するため例えば、製紙業界で使用されるたわみ
制御型ロール、又は広幅ニップブレスに関する。特に、本発明は、支持軸に対し
て外方へンユーを押圧することによりその支持軸のまわりで回転するロールシェ
ルと接触してそのたわみをコントロールするため、たわみ制御型ロール又は広幅
ニッププレス内の支持軸のチャンネル内に支持されたピストンに関する。特に、
本発明はピストンと、チャンネルの側壁とそのチャンネルの端部にある端部ダム
との間の独特のシール装置に関する。
従来のたわみ制御式ロールにおいて、ロールシェルのたわみをコントロールし、
そのロールシェルに負荷をかけて相手ロールとニップ接触を行うように回転ロー
ルシェルの内面と接触するシューを駆動するピストンには、その周囲に伸長する
一対の連続スロットが形成されて、そのスロットには、対応するシールが配置さ
れており、これらのソールはピストンがその中に配置されているチャンネルの側
壁と接触する。ピストンの端部では、支持軸に装着された端部ダムに垂直に配列
された端板の平面とソールが接触する。この端板は順次、その端板と端部ダムと
の間に導入される流体圧によってシールへ向って押圧される。この端板は、端部
ダムに対して、ピストン及びそのシールへ向って移動自在である。ピストンが流
体圧で駆動され、支持軸に対して放射方向で外方へ移動する時、同じ流体はまた
、端板と端部ダムとの間のスペースへ流入し、この流入は支持軸のチャ/ネル内
で縦方向へ伸長するピストンの長さと平行をなす方向への接近、及び離反運動す
る方向以外、いかなる方向へも移動しないように端板を制限する。
ピストンの側部スロット内にあるシールは、ばねにより外方へ押圧される。端部
シールは、ピストンの端部のまわりに連続シールを保持するように、側部シール
の端部に取付られる。ピストンの端部にある流体ソールは前述したように、端部
ダムに配置された端板が、ピストンにより支持されるが、或いはピストンの一部
を形成するロールシェル支持シューを駆動する同し加圧流体によって端部シール
に押圧された状態に保持されることによって行われる。かくして、ピストンはそ
の全周をソールされるので、ピストンを加圧し、駆動する流体は、回転ロールノ
ニルとたわみ制御型ロールの支持軸との中間部にある、たわみ制御型ロールのス
ペースまで、ピストンのまわりをまわってそこをこえて流入することはできない
。ロールシェルと支持軸との間のスペースへ意図的に流入する流体の潤滑剤だけ
は、チャンネルとン1−の面にあるポケットとの間でシューとピストンとを伸長
する、いわゆる毛管又は絞り管により、潤滑剤をシューの面へ導入するように、
量と位置がどちらもコントロールされる。これは静水学的潤滑として知られてい
る。シューの界面及びロールシェルの内面を潤滑するもうひとつの方法は、例え
ば、流体力学的潤滑膜をつくるために、シューの先行辺縁との接触地点のすく上
流でロールシェルの内面に対して潤滑剤を導入することによる如く、流体力学的
に行われるものである。それらの両方法とも、たわみが一時的にたわみ制御型ロ
ールに使用され、そのような潤滑剤を準備する方法は本発明の一部を構成するも
のではないけれども、前記両方法は本発明のシールを利用したたわみ制御型ロー
ルに使用することもできる。
前述の従来のシール構造に伴う問題は、ピストンが固定支持軸に対して駆動され
る時、端板に対する端部シールの位置が変化するということである。これは、ロ
ールシェルをその相手ロールとニップ接触をするように位置を定め、それに負荷
をかけるために、ピストンとシューが約5〜8C11のような比較的大きい距離
だけ移動するような、いわゆるセルフローディング型のたわみ制御型ロールの場
合、特に顕著である。端部シールが端板に対して比較的低い位置から比較的高い
位置へ移動する時、その端板と端部シールとの間にシール結合を達成するために
、加圧流体で満たされた端板と端部ダムとの間のスペースにより端板は端部ダム
内に装着される時、わずかに移動する傾向がある。言いかえれば、端部シールが
端板の底近くに位1する時、その端板の頂部に近い所の流体圧力は、その端板の
頂部をピストンへ向って移動させる傾向がある。端部ノールが端板の頂部近くに
位置する時、流体圧力が端板の下方部分をピストンの方へ移動させる傾向がある
。端部シールと端板との間のそのような相対的な動きは、端部をこすったり、端
板に過度の摩耗や損傷を生じさせる傾向がある。そのような過度の摩耗は、端板
が端部ダムからとび出すのを防ぐ端部ダム端片によって端板の頂部が拘束されて
いるため、この頂部が一層ひどい、端板が端部ダムの頂部近くで制限されれば制
限されるほど、それらは端部ダムの底部近くでそれだけ制限されないことになる
。従って、チャンネル内でピストンの後退が制限されるが、或いは端板の下方部
分に対して過度の摩耗を生じるが、或いはその両方である。
そのような構造の結果、端部ダムの背丈を比較的高くして、それに対応して端板
も背丈を高くすることになるか、或いは支持軸に対するピストンの並進移動が制
限されることになるか、又はその両方の状態が存在することになる。これらの物
理的条件、又は操作上の条件はどれも、たわみ制御式ロールが好ましい広範囲の
操作パラメータのもとで作動することを不可能にする。
従来の設計の端部ダム及びシール装置に関連したもうひとつの問題は、たわみ制
御型ロールの長さに沿って縦方向へ種々の位置に異るロールシェル支持方を与え
るために、たわみ制御型ロールの支持軸の縦方向の長さに沿って、端部を突き合
わせ、縦方向に一線に並んだ連続シューセグメントが配置されるような、ゾーン
制?n型のたわみ制御型ロールにおいて、そのような端部を突き合わせたシュー
セグメント間の端部ダム及びシール装置は、シールの装置の中に続けて端板を備
えるために例えば、約9〜l0C11はども広くなければならないということで
ある。
この事は、シューが支持軸に対してロールシェルを支持する部分を減少させ、か
つ制限し、ゾーンコントロールの融通性をも減少させてしまう。なぜなら、シュ
ーセグメントはロールの長さに沿って縦方向へさらに距離を隔てなければならな
いからである。
同様に、従来のシール装置において、支持軸の端部にある端部ダムの厚みが比較
的厚いために、シューがロールシェルの端部により一層接近したところまで伸長
することができなくなり、端部ダムの端板の浮動性はピストンがそれと端部ダム
との間の間隙を調整することができなくなるような結果となる。そのような間隙
があることは望ましいことであり、その間隙は、ロールシェルに対する支持軸及
びシューの相対的たわみを調節するためには、しばしば必要となる。
〔発明の開示]
前述の従来のピストンシール装置の構造及び操作に伴う欠点や問題は、本発明に
よって排除しうる。本発明において、側部シールはまた、縦方向へ伸長するスロ
ットに配置される。側部ソールはピストンの端部近くの位置まで縦方向へ伸長す
る。端部スロットはピストンの端部から内方へ伸長する。端部シールはピストン
の端部に対して外方へ移動するように端部スロット内に装着される。各端部シー
ルは、上側及び下側の一対の切欠表面を有し、これらの切欠表面は、側部スロッ
トに側部シールを支持するのと同じ方法で、側部シールの端部を受入れるように
対応する側部スロットと一線に並んで配置される。
ピストンの端部スロットの底部に形成された穴に、1本又は数本のばねが装着さ
れ、そのばねは、端部シールの背面と接触してその端部シールをピストンに対し
て外方へ押圧する。
同様に、ピストンの下面には、1個以上の穴が形成されており、ピストンの各端
部で、ピストンの下面と端部スロットの下面との間に通路を形成する。これらの
穴はかくして、流体の流路となる。この流体はピストンを支持状態で作動させ、
及び/または、ロールシェルの動きを生しさせ、また、端部シールをピストンに
対して外方へ押圧し、さらに、シューの各端部近(で支持軸に取付られた端部ダ
ムの不動面に向って押圧する流体圧力を与える。
このようにして、端部シールはピストンに対して外側に動くことが可能で、その
切欠表面がピストンの各端部で、或いはその近くで側部シールと摺動接触状態に
ある時、ピストンの縦方向の長さに平行な方向における側部シールに対して外方
へ移動することができる。この方法で、ピストンの周囲のシールは、加圧流体と
接触しているピストンの下面と、ロールシェルを支持するシューと接触するか、
或いはロールシェルを支持するシューと一体的に形成されたピストンの上面との
間に保持される。
ピストンの側部及び端部シールはピストンと共に移動し、側部シールは、ピスト
ンが往復移動するように装着された支持軸のチャンふル内の側壁と接触する。
端部シールは端部ダムの非可動壁と接触する。非可動壁は端部ノールに対して流
体圧的に駆動される必要がないので、端部ダムは簡単な一体構造とすることがで
きる。そのように、それらの端部ダムは支持軸の縦方向へ伸長する寸法において
、比較的うすくすることができるゆかくして、従来の端部ダムが代表的には、杓
11〜12cmの厚みを有するのに対して、本発明の端部ダムは約3〜3.5C
11の厚みにすることができる。同様に、ゾーン制御型のたわみ制御型ロールの
端部ダム当接形態において、本発明の端部ダムは、従来の型のシール装置の端部
ダムの約1/2の厚みしかない。
従って、本発明の目的は、たわみ制御型ロールにおいて、ロールシェルを支持し
、ニップを押圧する力を与える改良型ピストンノール装置を提供することである
。
本発明のもうひとつの目的は、ソール装置が、ピストンの側部シールに対して相
対的に動くことができる端部シールで成るような、たわみ制御型ロールシューの
シール装置を提供することである。
本発明のもうひとつの目的は、ピストンの端部におけるノールの摩耗が最少限で
すむような、たわみ制御型ロールのピストンのソール装置を提供することである
。
本発明の特徴及び効果は、流体圧で駆動される浮動端板を備えた端部ダムを必要
としない、即ちそれを利用しないシール装置を提供することである。
本発明のもうひとつの目的、特徴及び効果は、ロールシェルを駆動させ、移動さ
せるためピストンの比較的長い距離に対応し、かつまたたわみ制御型ロールにお
いてロールシェルに対する支持軸のたわみを適応することができるような、たわ
み制御型ロールにおけるピストンのシール装着を提供することである。
本発明のこれらの、及びその他の目的、特徴、効果は、添付図面に関連した好ま
しい実施例の説明からこの技術の分野の当業者にとって容易に明らかとなるであ
ろう。
図1はピストンの一体的部分としてシューを存するピストンの斜視図であって、
シールが装着されるピストンの側部及び端部にある従来の型のスロットを示す。
図2は従来の型のシールの一端の斜視図であって、それは対応する側部シール間
にあって、それに取付られて伸長する端部シールを有する従来のシールである。
図3は、従来の型のソール装置の側面図であって、たわみ制御型ロールの支持軸
に取付られた端部ダムに装着され、かつそれに対して駆動される浮動端板に対し
て、図2の端部シールが当接される。
図4は本発明のピストンの端部の斜視図であって、側部スロットと、端部スロッ
トと、端部スロ7)から展開図の形で伸長する端部シールとを示す。
図5は本発明のピストンの斜視図であって、側部シールと端部シールを操作位置
で示す。
図6は図4に示すピストン及びノール装置の側面図であって、このシール装置に
関連して使用される単一部材で成る端部ダムを示す。
図7は、たわみ制御型ロールの横断面でとった端面図であって、支持軸と、ピス
トン用のチャンヌルと、ロールシェルとを示す。
〔発明を実施するための最良の形B1
図1. 2. 3は従来のピストンノール装置を示しており、ピストン10の周
囲には、一対の距離を隔てた側部スロット12と端部スコツ)14が周辺に伸長
する。側部スロット12.12’ と端部スロット14,14 ’は両方とも、
ピストンの側壁16、及び端部壁18から内方へ伸長する。
これらの図面の全てにおいて、特定のピストン、シール、又はスロットの片方の
端部又は側部は、他方の端部又は側部と同じものとして示されているので、他方
の端部又は側部については説明も図示も必要としない。
図2に示すように、従来のソールは、端部シール20を有し、このシール20は
、両端が側部シール22に合わせて、摺動自在に取付られるので、ソールの外周
は連続する。側部シールとピストンの側壁にあるスロットの底部との間には、ば
ね24゜24′が介在しており、これらのば#24.24 ’は側部シールをピ
ストンに対して外方へ押圧し、側壁26.26’と接触するようにする。これら
の側壁26.26 ’は底壁28と共に、図7に示すように、たわみ制御型ロー
ル34の支持軸32におけるチャンネル30を形成する。このチャンネル30は
、たわみ制御型ロールの支持軸32において対向する側壁26.26 ’間に形
成された空所である。
図3に示すようにチャンネルの端部は、ボルト38によって支持軸に取付られる
チャンヌルの両端における端部ダム36により限定される。各端部ダムの端部に
は、チャン2ルの内部へ向って切欠部40が形成される。端板42は端部ダムの
切欠部内に配!され、端部ノールに対して端板を押圧するための端部ダムに関連
して端板へ加圧された流体圧力を供給するために、各端部ダムの底部に開口44
が形成され、それによって端板の下部及び端板と端部ドラムとの間のスペース4
6へ流体の流入を許す、各端部ダムの頂部にある端片部分48は端板が端部ダム
の切欠部がら外れないようにする。
ここで、図7のロールシェル35を示すたわみ制御型ロール34の断面で示す端
面図を参照すれば、そのたわみ制御型ロール34は、先行技術と本発明の両方の
ロールシェル35、ンユー8a、ピストン10及び支持軸32の両構造体に通し
るものであって、支持軸のチャン2ル30を限定する側壁26.26’が一層明
瞭に示されている。
この記述において、図1〜3に示す先行技術の構成要素に対応する、図4〜6に
示す本発明の構成要素にはこれらを区別するために同一符号に、アルファヘット
の接尾語をつけて示す。勿論、側部シールのような成る構成要素は先行技術と同
しであるけれども、例えば端部シールのような他の構成要素は、本発明の概念と
構造の両方において従来のものとは異る。
図4. 5. 6に示す本発明を参照すれば、ピストン10aはその側壁16a
、16a ’に形成された一対の側部スロット12a、12a ’を有する。こ
れらの側部スロットは互いに距離をおいて隔っており、しがもピストンの縦方向
へ平行に伸長する。端部スコツト15はピストンの各側面上の側部スロットの端
部を越えた位置においてピストンの各端に形成されている。かくして、端部スロ
ットは側壁スロットと、それらの側壁スロット12a、12a ’間の壁部分1
7とを、ピストンの端部がられずかだけ後退させている。各側壁スロット12a
、12a ’内には、ばね24a、24a ’が配置され、そのばねは対応する
各側部シール22a、22a ’の下に位置づけられ、それらのソールは、ばね
の上で側壁スロットにはまるような寸法を有し、その中に摺動自在に着座されて
いる。
実質的にプリズム形端部シール21は互いに平行な上面5oと下面52とを有し
、これらは端部スロット15に摺動自在に装着されるように、その端部スロット
15の対応する上面54と下面56に接触するようになっている。各端部シール
の各端部には、一対の切欠部58.60があって、これらの切欠部は垂直及び水
平のシール壁、即ちノール面62.64 、及び62’ 、64 ’を有し、そ
れらのシール面は、ピストンの側壁にあるスコツ)12a、12a ’の垂直及
び水平面66.68及び66’ 、68 ’と整列するような寸法に形成されて
いる。従って、切欠部5B、60及びスコツ)12a、12a ’ は端部と端
部が整列し、端部シールがピストンの各端部で操作位置にある時、それらは互い
にその延長部を構成する。ピストンの対応する穴72.72 ’には、一対のば
ネ70,70′が装着されるので、そのばねは端部シールをピストンに対して外
方へ押圧状態に保持するため、各端部シールの後壁74に対して外方への押圧力
を与える。
ここでまた、図4を参照すれば、ピストンの下面78に、一対の穴76.76
′が形成されており、これらの穴は端部スロットの下面56を通って上方へ伸長
する。
ここで図5を参照すれば、側部ノールと端部シールがそれぞれのスロットに装着
される時、側部ノールの末端部23.23 ’はピストンの端縁11,1ビをこ
えて伸長することはない。しかしながら、ばね24a、24a ’の押圧力によ
り、側部シール22a、22a ’はピストンの側部16a及び端部ノールの壁
部分の端部17.17′をわずかにこえてピストンから外方へ伸長する。同様に
、端部シールの前壁75は、ばね70.70 ′によりピストンの端部壁18か
ら外方へ押圧される。
図6を参照すれば、端部ダム36aは一体的に形成された移動しlいソール面3
7を有し、このシール面37は端部シール21の前壁面75に接触する。シール
の前壁面75は、それがたわみ制御■型ロールの支持軸のチャンネル内でピスト
ンの意図する移動方向に平行に伸長するように支持軸に対して垂直方向に配置さ
れる。端部スロットの上方にあるピストンの端面18aは、ピストンに対して支
持軸上で端部ダムのわずかな移動量に適応するように切込みされている。@壁面
75の上側部分81と下側部分83は潤滑を良好にするために傾斜している。
操作時、ばね24a、24a ’は支持軸32のチャンネル30の側壁に向って
外方へ側部ノール22a、22a ’を押圧する。ばね70.70 ’ は端部
シールを端部ダム36aのシール面37へ向って外方へ押圧する。図6には、端
部ダムの片方だけしか示されていないが、ロールの他端にも、同し端部ダムが支
持軸に装着されていることを理解するべきである。加圧流体は、たわみ制御型ロ
ールの外部にある、例えばポンプのような加圧流体源(図示せず)から加圧流体
を受入れる導管31を通ってピストンの下のチャンふル30へ導入される。加圧
流体がピストンを駆動するために使用され、さらに、ンユーの面にあるポケット
6(図1参照)へ加圧流体を導入することによって図7に示すシュー8aのよう
な、ンユーの界面を潤滑する方法は、この技術ではよく知られており、それは本
発明の一部を構成するものではないので、それについてこれ以上詳述しない。
加圧流体はまた、ピストンの下面78の下から開口アロ、76 ’を通って、端
部シールの背面74と端部スコツ1−15の背面55との間のスペース79へ流
入する。この加圧流体は、かくして、端部シールを外方へしかも端部ダムのシー
ル面37へ向って押圧することシこより、端部シールとシール面との間の流体シ
ールを存効にする。側部シールとピストンとの中間にあるスロット12a、12
a ’に装着されたぼね24a、24a ’は、側部ソールをチャンネルの側壁
26.26 ’ との流体シール結合状態に保持する。
側部シール22a、22a ’は各々、2つの平行で水平な上面及び下面25a
、25a ’及び25b、25b ’を有する。側部シールはまた、各々2つの
平行で垂直な内面及び外面27a、27a ′、27b、27b’を有する。こ
れらの垂直面は側部スロットの内面66.66′に対面する。
端部シールは端部スロットに摺動自在に装着されるので、その垂直切欠壁62,
62 ’はそれに対応する垂直シール壁27a、27bに摺動自在に接触し、そ
の水平切欠壁64゜64′は、それに対応する水平シール壁25a、25b ’
に摺動自在に接触する。
側部シールばね24a、24a ’と端部シールばね70,70 ’は、側部シ
ールと端部シールをピストンの対応する壁から外方へ押圧した状態に保持するの
で、側部シール及び端部シールの外面はチャンネル(側部シール)の側壁に対し
て、さらに、チャンネルの各端部で端部ダムの非移動壁とに対して当接する。さ
らに、支持軸に対して放射方向でかつ外方へピストンを押圧するために使用され
る加圧流体は、穴76.76 ′を通ってピストンの下面から端部シールスロッ
トの下面へ塊根その端部シールをピストンの端部から外方へ向って、さらに支持
軸のチャンネル内で往復するピストン駆動運動の方向と平行に伸長する非移動の
端部ダム面37に対して端部シールを流体力学的に駆動する。がくして、端部シ
ールは、ピストンが後退しているかどうか、中間位置にあるか否が、支持軸に対
してピストンが完全に伸長しているか否かに拘らず、チャンネルのピストンの全
ての位Iで同一流体圧のもとに保持される。端部シールは、ピストンの全ての位
置で端部ダムの非移動面に対して垂直に流体力学的に負荷ががけられる。その結
果、端部ダムに対して端部シールの摩耗が著しく減退し、特に、端部ダムの非可
動性シール面37の損傷を軽減する。
側部シールがその垂直内側面と、互いに対向する下側及び上側水平面とを、端部
シールの各端部での切欠部の対応する表面と摺動接触状態に保持する時、ピスト
ンの端面に対して外方へ端部ソールが移動するので、端部シールとピストンの端
面との相対的位置にも拘らず、ピストンの下面78に対して作用する加圧流体と
、側部シール及び端部ノールより上方のピストン部分との間に液圧ソールが保持
される。言い換えれば、図5に示すように、たとえ、加圧流体が側部シール間の
壁部分17の端部と端部シールの後壁面74との間のスペースへどうにかして導
入されると、端部シールのそれぞれの端部の切欠部へ側部シールが伸長して重な
り、それが切欠部の対応する垂直面及び水平面に対して当接するので、加圧流体
は側部シール及び端部シールより上方にあるピストン、チャンネル及び端部ダム
間のエリアへ流入することが防止される。
従って、ピストンの辺縁11,11 ’は端部ダムを含むチャンネル璧かられず
かに距離を隔てることができ、そのように距離を隔てているけれども、対向する
各端部シールの外側シール面75に関連して作動する側部シールの外側シール面
27a ’ 。
27b′は、これらの側部シール及び端部シールの上方のピストン位置へ加圧流
体が流れないように防ぐ。端部シールを要約すると、端部シールの切欠部が側部
シールと合致し、それらの対応する垂直面及び水平面が前述のように、互いに摺
動状に結合することによって、そのような相対的動きにも拘らず、シールが保持
される。側部スロット及び端部スロットは、それぞれのスロットの長さに沿った
縦方向以外のいかなる方向への側部シール及び端部シールの動きを防止する。
従って、これまで、前述の目的を充足させ、前述の特徴及び効果を含むようなピ
ストンシール装置について開示し、説明し、図示してきた。自づと、この場合、
本発明の本旨と範囲から離脱することなしに、構造体の変形が種々可能である。
この点に濶して、互いに相対的に摺動する側部シール及び端部シールの種々の合
致する表面を、実質的に水平及び垂直なものとして説明してきたけれども、重要
な関係としては、側部シールの対応面と切欠部の表面とが、端部シールに対する
それらの表面の位置に関係なしに、好ましくは面と面とが摺動状に、しかもシー
ル状に接触結合することである。
シールの材料は好ましくはスチールであるが、その他、操作温度に耐えることが
でき、所望のシール接触を行うことができる材料であれば、それを使用すること
ができる。
最後に、この詳細な説明はたわみ制御型ロールにおけるピストンシール装置の内
容で行ってきたけれども、本発明の範囲は広幅型二ンブブレスに関連してそのよ
うなピストンシール装置を含むことを意図しており、そのような装置については
、製紙業界に技術者にとって周知の事実である。かくして、ピストンがはめ込ま
れるチャンネルは、広幅型二ンプブレスに配置された梁材に形成することもでき
、また、ピストンシューは広幅型二ンプブレスにおいてループ型プランケントを
押圧することもできる。
国際調査報告 。f’T/IIc。1/lll’l。、7
Claims (9)
- 1.たわみ制御型ロール、又は広幅ニッププレス装置に使用され、一対の距離を 隔てて縦方向へ伸長する側壁(26,26′)を有するチャンネル(30)を備 えた支持軸(32)を有するピストンシール装置であって;上面(8a)及び下 面(78)と、一対の距離を隔てて縦方向へ伸長する側壁(16a,16a′) と、前記両側壁間を横方向に伸長する一対の距離を隔てた端部壁(18a,18 a′)とを有するピストン(10a)と; 前記各側壁を縦方向へ伸長する側部スロット手段(12a,12a′)と;前記 各端部壁を横切って伸長し、同端部壁と側壁とが交差するところの前記ピストン の端部壁より縦方向で内側に、前記側部スロット手段と交差する内側壁(55) を有する端部スロット手段(15)と;前記チャンネル(30)の各端部で前記 支持軸(32)に取付られ、前記チャンネルに面した非移動シール面(37)を 有してなる端部ダム(36a)と;少くとも2つの面(25a,25a′)を有 し、前記側部スロット手段内に配置され、少くとも前記ピストンの前記側壁と端 部壁が交差する地点の近くの位置まで縦方向へ伸長し、前記チャンネルの側壁( 26,26′)と接触するように前記側部スロット手段から外方へ伸長する側部 シール手段(22a,22a′)と;前記ピストンの各端部で前記端部スロット 手段(15)内に摺動自在に配置され、前記側部シール手段とシール可能に結合 し、同側部シール手段及び端部ダムシール面とに、ピストンの周囲を伸長する連 続シールを提供するため、同側部シール手段の少くとも1つの面(27a)と共 働する少くとも1つの切欠面(62)を各端部に有する端部シール手段(21) と; 前記端部シール手段を前記ピストンに対して外方へ、かつ、前記端部ダムの非移 動シール面(37)に向って押圧するための、同ピストンの各端部で前記端部シ ール手段(21)に操作上関連した押圧手段(70,70′)と;前記端部シー ル手段と加圧流体源との間で、前記ピストンの各端部で同端部シール手段(21 )は同ピストンから外方へかつ、前記端部ダムの非移動シール面へ向って押圧さ れる事を可能とする流体の連通を設定する流体圧手段(76,76′)とより成 るピストンシール装置。
- 2.前記側部シール手段(22a,22a′)は前記端部スロット手段の前記内 側壁(55)をこえて縦方向へ伸長し、同端部スロット手段の回内側壁を縦方向 へこえて前記端部シール手段(21)と摺動自在に接触する(62,64)請求 の範囲1記載のピストンシール装置。
- 3.前記側部シール手段は2個の側部シール(22a,22a′)を有し、これ らの側部シールは前記切欠部の対応表面(62,64)と摺動自在に接触する表 面(27a、25a)を有し、それらの間に連続シールが達成される請求の範囲 2記載のピストンシール装置。
- 4.前記端部シール手段はその各端部に切欠部(58)を有し、同切欠部は、連 続シールを形成するため前記側部シール手段(22a,22a′)を摺動自在に 受入れる2個のシール面(62,64)を有してなる請求の範囲1記載のピスト ンシール装置。
- 5.前記端部シール手段の各端部にある切欠部は、同端部シール手段の各端部に ある一対の交差するシール面(62,64)を有し、前記側部シール手段は、一 対の距離を隔てて位置し、平行で、縦方向へ伸長し、かつ、前記端部スロット手 段の前記内側壁(55)をこえて縦方向へ伸長し、前記切欠部の一対のシール面 の対応する面(62,64)と摺動自在に接触して前記ピストンの周囲に連続シ ールを形成する側部シール(22a,22a′)とより成る請求の範囲4記載の ピストンシール装置。
- 6.前記流体圧手段は前記ピストンの下面から前記端部スロット手段まで伸長し 、それらの間を流体で連通させる少くとも1個の穴(76)を有して成る請求の 範囲1記載のピストンシール装置。
- 7.前記側部シール手段は少くとも一対の互いに交差するシール面(25a,2 7a)を有し; 前記端部シール手段は、その各端部に切欠部(58)を有し、同切欠部は少くと も一対の互いに交差するシール面(62,64)を有し、同切欠部の各シール面 は、前記ピストンの各側面にある前記側部シール手段の対応するシール面(27 a,25a)と一線に並び、同ピストンのまわりに連続シールを行う請求の範囲 1記載のピストンシール装置。
- 8.前記側部スロット手段(12.12a)内に配置され、前記側部シール手段 (22a,22a′)を前記チャンネルの側壁(26,26′)と接触するよう に前記側壁(16a,16a′)から外方へ押圧するばね手段(24a,24a ′)をさらに有して成る請求の範囲1記載のピストンシール装置。
- 9.前記端部シール手段に関連した前記押圧手段は、前記各端部シール(21) と前記ピストン(10a)との間に装着された少くとも1個のばね(70)を有 して成る請求の範囲1記載のピストンシール装置。
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