JPH0650969Y2 - 衝撃圧力継電器 - Google Patents
衝撃圧力継電器Info
- Publication number
- JPH0650969Y2 JPH0650969Y2 JP9714289U JP9714289U JPH0650969Y2 JP H0650969 Y2 JPH0650969 Y2 JP H0650969Y2 JP 9714289 U JP9714289 U JP 9714289U JP 9714289 U JP9714289 U JP 9714289U JP H0650969 Y2 JPH0650969 Y2 JP H0650969Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- pressure
- gas
- electrical equipment
- pressure relay
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- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はガス絶縁変圧器、リアクトルやガス絶縁負荷時
タップ切換装置などのガス絶縁電気機器用の衝撃圧力継
電器に関する。
タップ切換装置などのガス絶縁電気機器用の衝撃圧力継
電器に関する。
(従来の技術) ガス絶縁電気機器に内部事故や異常電流が流れたりした
とき、アークや急激な温度上昇により容器内の封入ガス
が熱せられて、ガス絶縁電気機器の内圧が上昇する。
とき、アークや急激な温度上昇により容器内の封入ガス
が熱せられて、ガス絶縁電気機器の内圧が上昇する。
この内圧変動を感知し、ガス絶縁電気機器の内部事故を
早期に検出し、内部事故の拡大防止を図る目的で衝撃圧
力継電器がある。
早期に検出し、内部事故の拡大防止を図る目的で衝撃圧
力継電器がある。
ガス絶縁電気機器の内部事故による内圧上昇は、従来の
油入変圧器と比較したとき、変圧上昇媒体がガスのため
極めて緩慢である。
油入変圧器と比較したとき、変圧上昇媒体がガスのため
極めて緩慢である。
このため、ガス絶縁電気機器用の衝撃圧力継電器は、油
入変圧器用の衝撃圧力継電器に比べ、鋭敏な動作特性感
度が要求される。
入変圧器用の衝撃圧力継電器に比べ、鋭敏な動作特性感
度が要求される。
衝撃圧力継電器は一般に第4図に示すように、ガス絶縁
電気機器1に、圧力計3などと共に取付けられる。衝撃
圧力継電器2は従来第5図に示すような構造としてい
た。
電気機器1に、圧力計3などと共に取付けられる。衝撃
圧力継電器2は従来第5図に示すような構造としてい
た。
すなわち、ガス絶縁電気機器本体1と連通する圧力室20
とスイッチ室21間に、封入ガス4の圧力変動の条件によ
り変位する隔膜18、及びお互いの部屋を連通させる細管
15を設け、また隔膜18が変位したとき動作するスイッチ
13などを付属している。
とスイッチ室21間に、封入ガス4の圧力変動の条件によ
り変位する隔膜18、及びお互いの部屋を連通させる細管
15を設け、また隔膜18が変位したとき動作するスイッチ
13などを付属している。
ここでガス絶縁電気機器用の衝撃圧力継電器の隔膜18は
鋭敏な動作特性感度を確保するため、小さな圧力変動で
もスイッチ13を動作させるための変位が生ずるようバネ
特性の小さいもの、例えばゴム製隔膜などが使用されて
いる。
鋭敏な動作特性感度を確保するため、小さな圧力変動で
もスイッチ13を動作させるための変位が生ずるようバネ
特性の小さいもの、例えばゴム製隔膜などが使用されて
いる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら隔膜18のバネ特性が小さいということは、
一方で機械的強度が弱いという欠点を有している。
一方で機械的強度が弱いという欠点を有している。
衝撃圧力継電器の隔膜18が受ける圧力変動は、ガス絶縁
電気機器の内部事故時に対して、ガス絶縁電気機器自体
の真空引き作業時やガス封入時等の方が一般には大きな
値となり、作業のやり方によっては急激な圧力変動によ
り隔膜18に過大な力が加わり、動作特性の変化や隔膜18
の破損に至るという欠点があった。
電気機器の内部事故時に対して、ガス絶縁電気機器自体
の真空引き作業時やガス封入時等の方が一般には大きな
値となり、作業のやり方によっては急激な圧力変動によ
り隔膜18に過大な力が加わり、動作特性の変化や隔膜18
の破損に至るという欠点があった。
本考案は以上の欠点を除き、内部事故検出感度を確保し
つつ、急激かつ過大な圧力変動に対しても機能を損なう
ことのない動作信頼性の高いガス絶縁電気機器用の衝撃
圧力継電器を得ることにある。
つつ、急激かつ過大な圧力変動に対しても機能を損なう
ことのない動作信頼性の高いガス絶縁電気機器用の衝撃
圧力継電器を得ることにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は以上の目的を達成するために隔膜により仕切ら
れた密閉構造の部屋の一方を、ガス絶縁電気機器に連通
し、他方を前記部屋と細管により連通したガス絶縁電気
機器用の衝撃圧力継電器において、前記隔膜の中央部に
2ケのストッパーを有する軸を取り付けるようにしたこ
とを特徴とする。
れた密閉構造の部屋の一方を、ガス絶縁電気機器に連通
し、他方を前記部屋と細管により連通したガス絶縁電気
機器用の衝撃圧力継電器において、前記隔膜の中央部に
2ケのストッパーを有する軸を取り付けるようにしたこ
とを特徴とする。
(作用) このようにすることによって前記隔膜に加わる差圧が規
定の圧力に達したとき、隔膜とともに変位したストッパ
ーの作用で、隔膜に規定以上の圧力が加わらないように
することができる。
定の圧力に達したとき、隔膜とともに変位したストッパ
ーの作用で、隔膜に規定以上の圧力が加わらないように
することができる。
(実施例) 本考案の一実施例を第1図及び第2図を参照して説明す
る。
る。
第1図に於いて、11は上部ケース、12は下部ケース、13
はスイッチ、15は細管、18は隔膜、19は軸、19aは上部
ストッパー、19bは下部ストッパーである。
はスイッチ、15は細管、18は隔膜、19は軸、19aは上部
ストッパー、19bは下部ストッパーである。
ガス絶縁電気機器の正常な運転での内部温度変化に伴う
封入ガス4の圧力変動は極めて緩慢であるため、細管15
の作用で、圧力室20とスイッチ室21はほぼ同圧に保た
れ、隔膜18はほとんど変位しない。
封入ガス4の圧力変動は極めて緩慢であるため、細管15
の作用で、圧力室20とスイッチ室21はほぼ同圧に保た
れ、隔膜18はほとんど変位しない。
一方、ガス絶縁電気機器の内部事故や、異常通電による
急激な温度上昇に伴う封入ガス4の圧力変動では、細管
15の管路抵抗により、圧力室20とスイッチ室21間に差圧
が生じ、隔膜18の変位によりスイッチ13を動作させる。
急激な温度上昇に伴う封入ガス4の圧力変動では、細管
15の管路抵抗により、圧力室20とスイッチ室21間に差圧
が生じ、隔膜18の変位によりスイッチ13を動作させる。
本考案は前記差圧を受けて変位する隔膜18の中央部軸19
に、上部ストッパー19a及び下部ストッパー19bを形成し
ている。
に、上部ストッパー19a及び下部ストッパー19bを形成し
ている。
前記各ストッパー19a,19bの作用説明図を第3図
(a),(b)に示す。ガス絶縁電気機器の真空引き作
業時などで、圧力室20側の圧力が急激に低下したとき、
第3図(a)に示すように隔膜18に加わる差圧で、隔膜
18が矢印方向に変位し、隔膜18に付属の上部ストッパー
19aが、下部ケース12に押しつけられ、圧力室20の圧力
低下が更に継続しても、隔膜18にはそれ以上の圧力低下
することがないため、隔膜18に無理な差圧が加わること
がなく、隔膜18の特性変化や破損と防止することができ
る。
(a),(b)に示す。ガス絶縁電気機器の真空引き作
業時などで、圧力室20側の圧力が急激に低下したとき、
第3図(a)に示すように隔膜18に加わる差圧で、隔膜
18が矢印方向に変位し、隔膜18に付属の上部ストッパー
19aが、下部ケース12に押しつけられ、圧力室20の圧力
低下が更に継続しても、隔膜18にはそれ以上の圧力低下
することがないため、隔膜18に無理な差圧が加わること
がなく、隔膜18の特性変化や破損と防止することができ
る。
一方ガス絶縁電気機器へのガス封入作業時などで、圧力
室20側の圧力が急激に上昇したときは、同図(b)に示
すように前述の圧力低下時とは逆に、下部ストッパー19
bが下部ケース12に押しつけられることで、隔膜18を同
様に保護できる。尚、上部ストッパー19a又は下部スト
ッパー19bが、ケース12に押しつけられた後、やがて細
管15の作用で、圧力室20とスイッチ室21間の差圧は解消
され、隔膜18は正規の位置に復帰する。
室20側の圧力が急激に上昇したときは、同図(b)に示
すように前述の圧力低下時とは逆に、下部ストッパー19
bが下部ケース12に押しつけられることで、隔膜18を同
様に保護できる。尚、上部ストッパー19a又は下部スト
ッパー19bが、ケース12に押しつけられた後、やがて細
管15の作用で、圧力室20とスイッチ室21間の差圧は解消
され、隔膜18は正規の位置に復帰する。
以上のように、本考案によれば従来の衝撃圧力継電器に
対し、ガス圧変動を受けて変位する隔膜の中央部に、2
ケのストッパーを有する軸と付属するという構造によ
り、衝撃圧力継電器の鋭敏な動作特性感度を確保しつ
つ、機械的強度の弱い隔膜の特性変化や破損を防止でき
る動作信頼性の高い衝撃圧力継電器を得ることができ
る。
対し、ガス圧変動を受けて変位する隔膜の中央部に、2
ケのストッパーを有する軸と付属するという構造によ
り、衝撃圧力継電器の鋭敏な動作特性感度を確保しつ
つ、機械的強度の弱い隔膜の特性変化や破損を防止でき
る動作信頼性の高い衝撃圧力継電器を得ることができ
る。
第1図は本考案の一実施例を示す衝撃圧力継電器の断面
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図(a),
(b)は本考案の一実施例を示す衝撃圧力継電器の動作
説明図、第4図はガス絶縁電気機器への衝撃圧力継電器
の取付説明図、第5図は従来の衝撃圧力継電器の構造を
示す概略断面図である。 1……ガス絶縁電気機器本体 2……衝撃圧力継電器 4……封入ガス、13……スイッチ 15……細管、17……固定フランジ 18……隔膜、19……軸 19a……上部ストッパー 19b……下部ストッパー 20……圧力室、21……スイッチ室
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図(a),
(b)は本考案の一実施例を示す衝撃圧力継電器の動作
説明図、第4図はガス絶縁電気機器への衝撃圧力継電器
の取付説明図、第5図は従来の衝撃圧力継電器の構造を
示す概略断面図である。 1……ガス絶縁電気機器本体 2……衝撃圧力継電器 4……封入ガス、13……スイッチ 15……細管、17……固定フランジ 18……隔膜、19……軸 19a……上部ストッパー 19b……下部ストッパー 20……圧力室、21……スイッチ室
Claims (1)
- 【請求項1】隔膜により仕切られた密閉構造の部屋の一
方を、ガス絶縁電気機器に連通し、他方を前記部屋と細
管により連通したガス絶縁電気機器用の衝撃圧力継電器
において、前記隔膜の中央部に2ケのストッパーを有す
る軸を取付け、前記隔膜に加わる差圧が規定の圧力に達
したとき、隔膜とともに変位したストッパーの作用で、
隔膜に規定以上の圧力が加わらないようにしたことを特
徴とする衝撃圧力継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9714289U JPH0650969Y2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | 衝撃圧力継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9714289U JPH0650969Y2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | 衝撃圧力継電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0336109U JPH0336109U (ja) | 1991-04-09 |
JPH0650969Y2 true JPH0650969Y2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=31646292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9714289U Expired - Fee Related JPH0650969Y2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | 衝撃圧力継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650969Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-22 JP JP9714289U patent/JPH0650969Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0336109U (ja) | 1991-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |