JPH0650961A - 自動喫煙機のたばこの巻の切断機構 - Google Patents

自動喫煙機のたばこの巻の切断機構

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JPH0650961A
JPH0650961A JP20567392A JP20567392A JPH0650961A JP H0650961 A JPH0650961 A JP H0650961A JP 20567392 A JP20567392 A JP 20567392A JP 20567392 A JP20567392 A JP 20567392A JP H0650961 A JPH0650961 A JP H0650961A
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弦 佐久間
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啓介 南
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Abstract

(57)【要約】 【構成】たばこの巻4の燃焼部を切断して燃焼を停止さ
せる自動喫煙機において、この切断をなす機構36には
互いに接離するように移動自在な一対の切断刃86とを
備え、これらの切断刃はそれぞれ先端部が山形をなし、
これらの山形の切断刃の頂部は互いに対向している。 【効果】この山形の切断刃86はたばこの巻4の側面に
突き刺さり、たばこの巻の巻紙を両側に切り開くように
して切断する。したがって、切断に要する力が少なく、
たばこの巻4が潰れたり、ずれたりすることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シガレット等のたばこ
の巻を自動的に喫煙し、煙の中に含まれる成分を自動的
に分析する自動喫煙機において、喫煙口に装着されたた
ばこの巻の先端の燃焼部を切断してこのたばこの巻の燃
焼を停止させる切断機構に関する。
【0002】
【従来の技術】シガレット等のたばこを製造・販売する
際には、このたばこの巻を喫煙した際の煙の中に含まれ
ているニコチンやタール等の成分を分析し、その含有量
等を表示する必要がある。
【0003】このシガレット等のたばこの巻のたばこ葉
は農産物であり、その性質は正確には一定でなく、上記
のたばこの巻を製造する際には製造本数に対応して所定
の割合で所定本数のサンプルを取り出し、このサンプル
を喫煙機によって喫煙し、その煙の中に含まれている成
分を分析する。したがって、たばこの巻の製造本数が多
くなるにしたがって、この分析すべき巻の本数も増加す
る。
【0004】この喫煙機には、複数の喫煙口が形成され
ており、これらの喫煙口にホルダを介してシガレット等
のたばこの巻が装着される。そして、この装着された巻
に点火するとともに、この喫煙機は所定のパターンでこ
のたばこの巻を通して空気を吸入する。上記のホルダの
内部には、ケンブリッジフイルタが設けられ、タール等
の成分を捕集する。また、この喫煙機内に吸入された煙
は、分析装置によってその他の成分が分析される。
【0005】ところで、従来は、この喫煙機へのたばこ
の巻やホルダの装着、点火、消火、吸殻の排除等はすべ
て検査員の手作業でおこなっていた。このため、上記の
ように検査すべき巻の本数が増加すると、これらの単純
作業を長時間にわたって繰り返さねばならず、検査員の
負担が増加する。
【0006】このような不具合を解消するために、上記
の巻の装着、点火、消火、吸殻の排除等をロボットによ
って自動的におこなう装置の開発が試みられた。ところ
で、上記のような検査では、たばこの巻が所定の長さ燃
焼した後に、このたばこの巻の先端の燃焼部を切断し、
たばこの巻の残りの部分内にある煙も吸引して分析する
ように規定されている。したがって、このようなたばこ
の巻の検査を自動的におこなうには、このたばこの巻の
燃焼部の切断も自動的におこなわなければならない。
【0007】これらのシガレット等のたばこの巻は全体
としては比較的軟弱なものであるが、たばこの葉や巻紙
等は繊維質のものであり、これらを切断するには比較的
強い力でカッタの刃を押圧する必要がある。
【0008】しかし、このたばこの巻は上記のように全
体としては軟弱であり、またこのたばこの巻は上記の喫
煙口に装着されたホルダに差し込まれているだけである
ので、この先端の燃焼部をカッタ刃で切断する際の強い
力によって、このたばこの巻が潰れたり、またホルダへ
の差し込み部分がずれたりして、正確、確実な切断がで
きないという不具合が生じた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
基づいてなされたもので、たばこの巻の装着、点火、消
火、吸殻の取り外し等を自動的におこなう自動喫煙機に
おいて、たばこの巻の先端の燃焼部を確実に切断し、こ
の燃焼を確実に停止させることができる切断機構を提供
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、たとえば巻自
動着脱装置を備えており、この巻自動着脱装置には切断
機構が着脱自在に装着されるように構成されている。こ
の切断機構には、互いに接離する方向に移動自在な一対
の開閉部材が設けられ、これらの開閉部材には一対の切
断刃が互いに対向するように突設されている。そして、
これらの切断刃は、2枚の対称な直角三角形の刃を合わ
せ、その対向する先端部が山形、たとえば二等辺三角形
をなしており、その頂部は互いに対向している。また、
これらの切断刃は互いにその厚さ方向にずらされて配置
され、上記の開閉部材が互いに近接するように移動した
場合に、これらの切断刃の先端部が厚さ方向に重なり合
うように構成されている。
【0011】
【作用】上記の一対の開閉部材の間に切断すべきたばこ
の巻が位置され、これらの開閉部材が互いに近接する方
向に移動する。そして、上記の切断刃はその先端部が山
形に形成されているので、まずこの山形の頂部がたばこ
の巻の側面に突き刺さり、この山形の切断刃の両側の斜
面部分の刃部でこのたばこの巻の巻紙を切り開きながら
切断してゆく。また、この山形の切断刃の頂部は互いに
対向している。したがって、このような切断刃でこのた
ばこの巻を切断する際に、このたばこの巻を回動させる
ような力がほとんど発生しない。また、このように巻紙
を両側に切り開くように切断するので、この切断に必要
な力は小さく、このたばこの巻が潰れたり変形したりす
ることもない。よって、確実な切断が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1ないし図3は本発明の自動喫煙機の全体を示
し、図1は正面図、図2は平面図、図3は側面図であ
る。図中の1は喫煙機本体であって、この喫煙機本体1
の前面板5には複数の喫煙口2が突設されている。そし
て、これらの喫煙口2には、それぞれホルダ3が装着さ
れ、これらのホルダ3を介してシガレット等のたばこの
巻4が装着される。
【0013】また、上記の喫煙機本体1の内部には、上
記の各喫煙口2にそれぞれ対応して図4に示すような喫
煙機構11が設けられている。この喫煙機構11には、
シリンダ機構13が備えられ、このシリンダ機構13は
三方弁12を介して上記の喫煙口2および煙の捕集袋1
5に連通している。そして、このシリンダ機構13は、
駆動機構14によって所定の周期で往復駆動され、この
シリンダ機構13の作動に対応して上記の三方弁12が
切り換え作動される。そして、上記の喫煙口2にホルダ
3を介して装着されたたばこの巻4を通して空気が間欠
的に吸引され、この吸引されたガスは三方弁12を介し
て捕集袋15に送られる。
【0014】また、この捕集袋15は二方弁16を介し
て吸引ポンプ17に接続され、この捕集袋15内に送ら
れた煙はこの吸引ポンプ17によって吸引される。さら
に、この吸引ポンプ17の排気口にはガス分析装置18
が接続されている。
【0015】上記のホルダ3内にはケンブリッジフイル
タが内蔵され、巻4からの煙中のタールはこのケンブリ
ッジフイルタに捕集される。また、この煙中の他の成分
は上記のガス分析装置18によって分析される。
【0016】また、このような喫煙機本体1の前方に
は、移動機構21が設けられ、この移動機構21はレー
ル22を備えており、このレール22は上記の喫煙機本
体1の前面と平行に配置されている。そして、このレー
ル22上には移動台23が設けられ、この移動台23は
このレール22に沿って任意の位置まで移動するように
構成されている。そして、この移動台23には、検査す
べきたばこの巻4を載置しておく巻載置台24およびホ
ルダ3を載置しておくホルダ載置台25が設けられてい
る。
【0017】また、この移動台23には、巻自動着脱装
置としてロボット31が取り付けられている。このロボ
ット31は、市販されている汎用のアーム形のロボット
であって、関節形のアーム32を備えている。そして、
このアーム32の先端部には、作業ハンド33が取り付
けられている。この作業ハンド33は、軸34を介して
上記のアーム32に取り付けられており、この作業ハン
ド33はこの軸34回りに回動自在であり、またこの軸
34はアーム32に対して垂直方向に回動自在となって
いる。
【0018】そして、この作業ハンド33には、たばこ
の巻を把持する把持機構35、上記のホルダ3および別
の位置に配置され巻の先端の燃焼部分を切断する切断機
構36を把持する把持機構35´、および巻に点火する
点火機構37がそれぞれ突設されている。これらの各機
構は、互いに直交する方向に突設されており、それぞれ
対応した作業をする場合には、この作業ハンド33が上
記の軸24回りに回動し、またこの軸34がアーム32
に対して回動し、作業すべき機構が上記の喫煙機本体1
の前面に向けて対向するように構成されている。
【0019】したがって、巻を装着する場合には、まず
上記のロボット31が作動し、把持機構35´によって
上記のホルダ載置台25上のホルダを把持して対応する
喫煙口2に装着し、また次に把持機構35によって巻載
置台24上の巻を把持し、このホルダに装着する。
【0020】次に、上記の点火機構37によってこの装
着された巻に点火され、この喫煙機本体1内の喫煙機構
11によって所定のモードで喫煙がなされ、ガスの分析
が行われる。
【0021】また、上記の各喫煙口2の近傍にはそれぞ
れ燃焼位置検出機構41が設けられている。これらの燃
焼位置検出機構41は、赤外線センサを備え、巻の燃焼
部から放射される赤外線を検出し、この巻が所定の位置
まで燃焼するとこの燃焼部から放射される赤外線を検出
し、この巻が所定の位置まで燃焼されたことを検出す
る。
【0022】このように、巻が所定の位置まで燃焼され
たことが検出されると、前記のロボット31が作動し、
その作業ハンド33の把持機構35´が別位置にある切
断機構36を把持し、この切断機構によってこの巻の先
端部の燃焼部分が切断され、燃焼が停止される。そし
て、この後も上記の喫煙機構11によって吸引がなさ
れ、巻の内部に残留していた煙が残らず吸引される。
【0023】さらに、この切断が終了すると、ロボット
31が作動し、その作業ハンド33の把持機構35が喫
煙機本体1の前面に対向し、たばこの巻4の吸殻を把持
して抜き取る。そして、このような巻の装着、点火、切
断による燃焼の停止、吸い殻の排除の操作を4回繰り返
した後、把持機構35´によってホルダ3を喫煙口2か
ら取り外す。
【0024】なお、このロボット31は、上記の移動機
構21によって移動され、任意の喫煙口2の前方に位置
し、上記のような作動を繰り返し、全ての喫煙口2に対
して上記のような巻、ホルダの装着、点火、燃焼部の切
断、吸殻やホルダの取り外しの作業を自動的におこな
う。
【0025】また、上記の各喫煙口2の上方には、それ
ぞれ排煙フード61が設けられており、各喫煙口2に装
着された巻4の回りの空気の流れを制御する。これらの
排煙フード61は、シリンダ機構62によって上下に移
動自在に構成され、上記のロボット31によって各種の
作業を行う場合には、これらの排煙フード61が上方に
移動され、ロボットのアーム等との干渉を防止する。ま
た、これらの排煙フード61の上端部には小形のフアン
63が設けられ、この排煙フード61内およびこのフー
ドの下方の巻の周囲に強制的な空気の流れを発生させ
る。そして、煙りやガスを含んだ空気を上方に送り、た
とえばこれらの排煙フード61の上方に配置されたダク
ト64まで送るように構成されている。
【0026】また、上記の喫煙口2の下方には、コンベ
ア機構51が設けられている。このコンベア機構51
は、水平方向に沿って配置されている。このコンベア機
構51には、無端状のベルトが掛け渡されており、図示
しない駆動機構によってこのベルト53は水平方向に走
行される。このベルトは、耐熱性の材料、たとえばステ
ンレス鋼等の金属の薄板材で形成されている。
【0027】また、このコンベア機構51の末端部の下
方には、灰皿容器55が配置されている。したがって、
このコンベア機構51のベルトの上に落下した巻の灰や
吸殻等は、このベルトの走行によって水平方向に搬送さ
れ、上記の灰皿容器55内に落下する。
【0028】次に、このような自動喫煙機において、上
記の喫煙口2に装着されたたばこの巻4の先端の位置を
正確に検出し、このたばこの巻の先端の点火を確実にす
る装置を説明する。
【0029】図5には、前述した作業ハンド33の把持
機構35を示す。この把持機構35は一対のフインガ7
1を有しており、これらのフインガ71は駆動機構72
によって互いに平行な状態を維持したまま開閉し、たば
この巻を把持するように構成されている。
【0030】また、これらのフインガ71の先端部に
は、光学検出器、たとえばLED等の光源73とフオト
ダイオード74が設けられ、これらはそれぞれ上記のフ
インガ71に取り付けられ、互いに対向している。した
がって、上記の光源73から放射された光は、上記のフ
オトダイオード74で受光される。したがって、これら
のフインガ71の間、すなわち上記の光源73とフオト
ダイオード74との間に他の物体、すなわちたばこの巻
4が存在すると、この光源73の光が遮られる。
【0031】そして、上記のロボット31は、上記のた
ばこの巻4を喫煙口2に装着した後、上記のフインガ7
1を開いた状態にしておき、これらの間に図5に示すよ
うに装着したたばこの巻4を位置させ、この把持機構3
5をこのたばこの巻4の軸方向に移動させる。したがっ
て、上記の光源73とフオトダイオード74がこのたば
この巻4の中間部に対応している場合には、このたばこ
の巻4によって光が遮られ、このフオトダイオード74
は光を検出しない。そして、この把持機構35がさらに
移動して、この光源73とフオトダイオード74がこの
たばこの巻4の先端を越えると、この光源73の光がこ
のフオトダイオード74に入射し、これによってこのた
ばこの巻4の先端が検出される。
【0032】そして、このロボット31は、この場合の
位置、すなわちたばこの巻4の先端の位置を記憶する。
そして、このたばこの巻4に点火する場合には、前述の
ようにこの作業ハンド33に取り付けられている点火機
構37のヒータをこの喫煙機本体1の前面に対向するよ
うに指向させ、この点火機構37のヒータをこのたばこ
の巻4の先端に当接させ、点火をする。この場合、この
点火機構37の移動位置は、上記のたばこの巻4の先端
の位置情報を基準にして制御される。したがって、この
ヒータがたばこの巻4の先端に確実に当接し、確実に点
火することができる。また、このヒータがこのたばこの
巻4の先端に強く当たり過ぎて、このたばこの巻4がず
れたりすることも防止できる。
【0033】また、上記のようなたばこの巻4の先端の
位置を基準にして、このたばこの巻4の燃焼長さの位置
に燃焼検出機構41をセットすることができる。そし
て、このたばこの巻4の燃焼位置は前述した燃焼位置検
出機構41によって検出され、このたばこの巻4が上記
の先端の位置から所定の長さの位置まで燃焼した場合
に、前述した切断機構36によってこのたばこの巻の燃
焼部が切断され、燃焼が停止される。
【0034】次に、図6を参照して上記の切断機構36
の構成を説明する。すなわち、この切断機構36は、一
対のチヤック部材81を備えており、これらのチヤック
部材81は上記の作業ハンド33から突設され、この作
業ハンド33内に設けられた開閉駆動機構(図示せず)
によって、互いに接離する方向に平行に移動される。そ
して、これらのチヤック部材81の先端部には、一対の
開閉部材82が着脱する。
【0035】これらの開閉部材81は、上記のチヤック
部材81と一体的に互いに接離する方向に移動する。ま
た、これらの開閉部材82の下部には、たとえば2本の
案内ロッド83が設けられている。これらの案内ロッド
83は、上記の開閉部材82に設けられた摺動ブッシュ
85を摺動部材に貫通しており、これらの開閉部材82
が正確に移動するように案内している。また、これらの
開閉部材82の間には、圧縮コイルばね84が介在さ
れ、これらの開閉部材82を互いに離間する方向に付勢
している。
【0036】そして、これらの開閉部材82の前端部に
は、一対の切断刃86が取り付けられている。なお、こ
れらの切断刃86はボルト87によって取り付けられ、
これらのボルト87を取り外すことによって容易に交換
することができる。そして、これらの切断刃86は薄い
板状をなし、互いに対向するように突設されている。ま
た、これらの切断刃86は2枚の対称な直角三角形状の
刃を合わせその対向する先端部が山形、たとえば二等辺
三角形をなし、その両側の斜面部に刃部が形成されてい
る。そして、これらの山形の切断部86は、その頂部が
互いに対向するように配置されている。また、これらの
切断刃86はその厚さ方向にこの切断刃の板厚分だけず
れて配置され、したがって、上記の開閉部材82が互い
に近接するように移動した場合に、これらの山形の切断
刃86の先端部分が板厚方向に重なるように構成されて
いる。
【0037】上記のように構成された切断機構36は、
上記の開閉部材82が離間した開いた状態で切断すべき
たばこの巻4の位置まで移動され、これらの開閉部材8
2の間にたばこの巻4が位置される。また、この切断機
構36はたばこの巻4の軸方向に移動され、上記の切断
刃86の位置がたばこの巻の切断すべき位置、すなわ
ち、このたばこの巻の先端の燃焼部のやや後方に位置さ
れる。
【0038】そして、前述した開閉駆動機構によって、
上記のチヤック部材81が互いに近接する方向に移動さ
れ、これとともに開閉部材82が互いに近接する方向に
移動する。これによって、上記の切断歯86が近接し、
図8に示すようにこれらの切断刃86の頂部がたばこの
巻4の両側面に突き刺さり、この切断刃86がさらに近
接してゆくと、この切断刃86の両側の斜面部の刃部に
よってこのたばこの巻4の巻紙を両側に切り開くように
して切断してゆく。そして、これら切断刃86がさらに
前進すると、図9に示すようにこれらの切断刃86の先
端部が板厚さ方向に重なり、この切断刃86がさらに前
身してこのたばこの巻を切断する。そして、このように
たばこの巻4の先端の燃焼部を切断することにより、こ
のたばこの巻の燃焼が停止される。
【0039】なお、このようにたばこの巻4の先端部が
切断されて燃焼が停止された後も、前記の喫煙機構11
は所定の時間だけ作動され、このたばこの巻の残りの部
分内に残留している煙を吸引し、分析する。
【0040】また、前述のように、たばこの巻4の先端
の燃焼部分が所定の燃焼長さに到達した時に赤外線を検
出する燃焼位置検出機構41が設けられている。以下、
図10ないし図13を参照してこの燃焼位置検出機構4
1の構成を説明する。
【0041】この燃焼位置検出機構41は、前述したた
ばこの巻の先端位置の検出装置によって検出されたたば
この巻の先端から、所定の長さだけ燃焼した場合に、こ
の所定の位置まで燃焼が進んだことを検出し、上記の切
断機構36を作動させるものである。
【0042】この燃焼位置検出機構41は、検出ヘッド
91を備えており、この検出ヘッド91はヘッド移動機
構90によって前進後退、および回動されるように構成
されている。すなわち、この検出ヘッド91はロッド9
2の先端部に取り付けられており、この検出ヘッド91
は喫煙口の斜め下方にそれぞれ配置されている。そし
て、このロッド92は、前述の喫煙機本体1の前面板5
に設けられたベアリング93によって回転および摺動自
在に支承され、この前面板5を水平に貫通している。
【0043】また、この喫煙機本体1の内部には、ロー
タリーアクチュエータ95が設けられ、このロータリー
アクチュエータ95には円筒状のスリーブ96が接続さ
れている。そして、このスリーブ96には、180°対
向した一対のスリット97が軸方向に沿って形成されて
いる。そして、上記のロッド92の後端部はこのスリー
ブ96内に挿入されており、このロッド92の後端にT
字状に突設されたピン98がこのスリーブ96内に摺動
自在に嵌合している。したがって、上記のロータリーア
クチュエータ95によって、このロッド92および検出
ヘッド91が回動される。
【0044】また、この喫煙機本体1内には、移動部材
99が上記のロッド92の軸方向に移動自在に設けら
れ、この移動部材99は図示しないアクチュエータによ
ってこのロッドの軸方向に往復移動される。そして、こ
の移動部材99は、前記のロッド92の後端部のピン9
8に係合しており、したがって、この移動部材99が移
動することによって、上記のロッド92がその軸方向に
前後に摺動し、検出ヘッド91が前後方向に移動するよ
うに構成されている。
【0045】図11および図12には、上記の検出ヘッ
ド91の構成を示す。この検出ヘッド91は、ハウジン
グ101,102を備え、これらはOリング103を介
して組み立てられている。そして、このハウジング10
1,102内には、赤外線センサ104が収容されてい
る。この赤外線センサ104は、たとえば、たばこの巻
の燃焼部から放射される波長の短い赤外線に対して大き
な感度を有するような特性のGeフオトダイオードが使
用される。
【0046】そして、このハウジング101には、この
赤外線センサに赤外線を入射させるための開口106が
形成されている。そして、この開口106から外方に向
けて、フード107が突設されている。
【0047】このフード107は、断面が半円形のもの
で、その円弧状部が前方すなわちたばこの巻の先端側
に、縁部が後方すなわちたばこの巻の基端側に向くよう
に配置されている。
【0048】このような燃焼位置検出機構41は、以下
のように作動する。まず、たばこの巻4が装着される際
には、この燃焼位置検出機構41は後退しており、ロッ
ド92はこの燃焼位置検出機構41のピン98を移動部
材99で押し出してヘッドの位置を数cm前進させる。
そして、この移動部材99は元の位置に引き込み、ヘッ
ド91は前後に自由に移動できる状態となる。またこの
ロッド92が回動されてこの検出ヘッド91のフード1
07は水平方向を指向している。したがって、前述のホ
ルダ3やたばこの巻4を装着する際に、この検出ヘッド
91がロボット31のアーム32や、把持機構35等と
干渉することが防止される。
【0049】次に、たばこの巻4が装着され、前述した
ようなたばこの巻の先端位置検出装置によって、たばこ
の巻の先端の位置が検出されると、この検出された先端
の位置を基準にしてこのたばこの巻の燃焼停止位置、す
なわちたばこの巻の先端から所定の燃焼予定長さの位置
が算出される。そして、この検出ヘッド91が前進し状
態で、ロッド92が回動して検出ヘッド91のフード1
07が斜め上方、すなわち装着されたたばこの巻の側面
を指向する。そして、ロボット31のアーム32によっ
て前述した燃焼長さの位置に、この検出ヘッド91のフ
ード107が位置決めされ、この後にこのたばこの巻に
点火されて燃焼が開始される。
【0050】そして、たばこ巻4の燃焼が進み、その燃
焼部と未燃焼部の境界である黒線がこのフード107の
先端の位置を越えると、この燃焼部から放射されている
比較的波長の短い赤外線がこの検出ヘッド91の赤外線
センサ104に入射し、この赤外線センサ104がこれ
を検出して信号を出力する。そして、この検出信号が出
力されると、上記のロッド92が回動し、またフード1
07が略水平の方向を指向し、ロボット31のアーム3
2や作業ハンド33の切断機構36等との干渉を防止す
る。そして、この検出信号によって上記のロボット31
が作動し、前述の切断機構36によってこのたばこの巻
4の燃焼部が切断され、この燃焼が停止される。
【0051】この場合、上記の検出ヘッド91のフード
107はその断面が半円形をなしているので、上記の燃
焼部の位置の検出精度が向上する。すなわち、図13に
示すように、上記のたばこの巻の燃焼部からは全方向に
赤外線が放射されている。このフード107は、この赤
外線が赤外線センサ104に入射する方向を規制し、こ
の燃焼部と未燃焼部の境界の黒線がこのフード107の
先端を越えた場合にのみこの赤外線を赤外線センサ10
7に入射させる。
【0052】このフードは、上記のように断面が半円形
をなしているので、内部の反射が無く、この赤外線の入
射方向を厳密に規制できる。すなわち、たとえばフード
を図14に示すフード107aのように断面円形とする
と、燃焼部がこのフード107aの先端の所定の位置ま
で進んで来る前に、このフード107aの先端に斜めの
方向から入射した赤外線がこの断面円形のフード107
aの内部で反射し、上記の赤外線センサ104に入射し
てしまう。しかし、上記のような断面半円形のフード1
07であれば、上記のような内部での反射はなく、燃焼
部と未燃焼部の境界の黒線がこのフード107の先端の
位置を越えた場合にのみ赤外線が赤外線センサに入射す
る。したがって、この燃焼部の位置検出の精度が向上す
る。
【0053】なお、上記のように燃焼部が切断された
後、上記の喫煙機構11は所定の時間だけ作動を続け、
このたばこの巻の未燃焼部内に残留している煙を吸引
し、分析する。したがって、この分析結果の精度が向上
する。
【0054】なお、本発明は上記の実施例には限定され
ない。たとえば、上記の実施例では、たばこの巻やホル
ダを着脱する巻自動着脱装置を備え、この巻自動着脱装
置に切断機構を着脱自在に設けるように構成したが、本
発明はこのような実施例には限定されない。たとえば、
この切断機構は別の切断装置に設けられて上記の巻自動
着脱装置とは別々に作動するように構成してもよい。
【0055】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、切断機構に
は一対の切断刃とを備え、これらの切断刃はそれぞれ先
端部が山形をなし、これらの山形の切断刃の頂部は互い
に対向しており、また上記の開閉部材が互いに近接した
場合にこれらの切断刃の先端部は互いにこの切断刃の厚
さ方向に重なり合う。したがって、この切断刃はまずそ
の先端がたばこの巻の側面に突き刺さり、たばこの巻の
巻紙をは両側に切り開くようにして切断する。したがっ
て、この切断刃に作用させる荷重は小さくてよく、切断
の際にこのたばこの巻が潰れたり、変形したりすること
はない。また、この切断刃は山形であり、切断の際にた
ばこの巻が受ける荷重は対称となり、切断の際にこのた
ばこの巻がずれたりすることはない。したがって、正確
かつ確実な切断をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動喫煙機全体の正面図
【図2】本発明の自動喫煙機全体の平面図
【図3】本発明の自動喫煙機全体の側面図
【図4】喫煙機構の側面図
【図5】把持機構の平面図
【図6】切断機構の正面図
【図7】図6の7−7矢視図
【図8】切断機構による切断の作動を説明する概略図
【図9】切断機構による切断の作動を説明する別の状態
の概略図
【図10】燃焼位置検出機構の斜視図
【図11】検出ヘッドの縦断面図
【図12】図11の12−12線に沿う断面図
【図13】検出ヘッドの検出作動を説明する概略図
【図14】本発明とは別の形態のフードを備えた場合の
検出作動を説明する概略図
【符号の説明】 1…喫煙機本体 2…喫煙口 11…喫煙機構 21…移動機構 31…ロボット 33…作業ハンド 36…切断機構 82…開閉部材 86…切断刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の喫煙口を備えた喫煙機本体と、上
    記の喫煙口に装着されたたばこの巻の先端部に点火する
    点火機構と、たばこの巻の燃焼部を切断して燃焼を停止
    させる切断機構とを備えたものにおいて、 上記の切断機構には互いに接離するように移動自在な一
    対の開閉部材と、これらの開閉部材から互いに対向する
    ように突設された一対の切断刃とを備え、これらの切断
    刃はそれぞれ先端部が山形をなし、これらの山形の切断
    刃の頂部は互いに対向しており、また上記の開閉部材が
    互いに近接した場合にこれらの切断刃の先端部は互いに
    この切断刃の厚さ方向に重なり合うことを特徴とする自
    動喫煙機のたばこの巻の切断機構。
  2. 【請求項2】 前記の開閉部材は案内ロッドによって互
    いに接離する方向に案内されており、またこれらの開閉
    部材の間にはこれら開閉部材を互いに離す方向に付勢す
    るスプリングが介在されていることを特徴とする自動喫
    煙機のたばこの巻の切断機構。
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