JP3181102B2 - 自動喫煙機のたばこの巻の先端検出装置 - Google Patents

自動喫煙機のたばこの巻の先端検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シガレット等のたばこ
の巻を自動的に喫煙し、煙の中に含まれる成分を自動的
に分析する自動喫煙機において、喫煙口に装着されたた
ばこの巻の先端の位置を検出してこの巻の先端の点火を
確実にする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シガレット等のたばこを製造・販売する
際には、このたばこの巻を喫煙した際の煙の中に含まれ
ているニコチンやタール等の成分を分析し、その含有量
等を表示する必要がある。
【0003】このシガレット等のたばこの巻のたばこ葉
は農産物であり、その性質は正確には一定でなく、上記
のたばこの巻を製造する際には製造本数に対応して所定
の割合で所定本数のサンプルを取り出し、このサンプル
を喫煙機によって喫煙し、その煙の中に含まれている成
分を分析する。したがって、たばこの巻の製造本数が多
くなるにしたがって、この分析すべき巻の本数も増加す
る。
【0004】この喫煙機には、複数の喫煙口が形成され
ており、これらの喫煙口にホルダを介してシガレット等
のたばこの巻が装着される。そして、この装着された巻
に点火するとともに、この喫煙機は所定のパターンでこ
のたばこの巻を通して空気を吸入する。上記のホルダの
内部には、ケンブリッジフイルタが設けられ、タール等
の成分を捕集する。また、この喫煙機内に吸入された煙
は、分析装置によってその他の成分が分析される。
【0005】ところで、従来は、この喫煙機へのたばこ
の巻やホルダの装着、吸殻の排除等はすべて検査員の手
作業でおこなっていた。しかし、上記のように検査すべ
き巻の本数は多いので、これら巻の装着、吸殻の排除等
の単純作業を長時間にわたって繰り返さねばならず、検
査員の負担が増加する。
【0006】このような不具合を解消するために、上記
の巻の装着、点火、吸殻の排除等をロボットによって自
動的におこなう装置の開発が試みられた。このような装
置は、たばこの巻を把持し、この把持された巻を上記の
喫煙口に装着されたホルダに挿入する。しかし、たばこ
の巻は軟弱な物品であり、この巻を強く把持すると潰れ
るので、この巻をあまり強い力で把持することはできな
い。このため、たばこの巻をホルダに挿入する際には、
この巻を把持しているフインガとの間で滑りを生じ、こ
の結果、このたばこの巻の挿入深さはたばこの巻毎に一
定とはならなず、挿入深さにばらつきが生じる。したが
って、複数の喫煙口に装着されたたばこの巻の先端の位
置はたばこの巻毎に相違する。
【0007】また、このような自動装置の場合、この装
着されたたばこの巻の先端にヒータ等により自動的に点
火する。しかし、このような点火機構のヒータは、装着
されたたばこの巻の先端からたとえば1mm程度のわず
かな間隙をもつような位置に正確に位置させる必要があ
る。したがって、上記のように、装着されたたばこの巻
の挿入深さにばらつきがあると、このヒータがたばこの
巻の先端から離れすぎて点火しなかったり、またこのヒ
ータが点火の際にたばこの巻の先端に強く当接して装着
されたたばこの巻がずれたりする不具合が生じることが
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
基づいてなされたもので、たばこの巻の装着、吸殻の取
り外し等を自動的におこなう自動喫煙機において、たば
この巻の先端の位置を検出し、このたばこの巻の先端の
点火を確実にすることができるたばこの巻の先端検出装
置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、喫煙口に装着
されたたばこの巻の先端の位置を検出する先端検出装置
を備えており、この先端検出装置には、上記の喫煙口に
装着されたたばこの巻の軸方向に沿って移動する走査移
動部材が設けられ、この走査移動部材にはたばこの巻の
先端を検出する光学検出器が設けられ、この移動する走
査移動部材に設けられた光学検出器が上記のたばこの巻
の先端を検出した際のこの光学検出器の位置からたばこ
の巻の先端の位置を検出する。
【0010】また、実施例によれば、この先端検出装置
はたばこの巻を喫煙口に自動的に装着する巻自動着脱装
置と兼用されている。この巻自動着脱装置には一対の開
閉自在なフインガを有する把持機構が設けられている。
そして、この把持機構のフインガによってたばこの巻を
把持し、この巻を喫煙口に装着する。また、この一対の
フインガにはたばこの巻を検出する光学検出器、たとえ
ば光源とフオトダイオードからなる光学検出器が設けら
れ、これらは上記の一対のフインガに互いに対向して取
り付けられている。
【0011】また、上記の巻自動着脱装置は、上記の把
持機構でたばこの巻を把持した上記の喫煙口に装着した
後に、上記の一対のフインガを開いた状態にしておき、
この一対のフインガの間に装着された巻を位置させ、こ
の把持機構をこのたばこの巻の軸方向に移動させる。し
たがって、上記の光学検出器は上記のたばこの巻をその
軸方向に走査し、このたばこの巻の先端を光学的に検出
する。そして、この巻自動着脱装置は、この光学検出器
が巻の先端を検出した位置、すなわち巻の先端の位置を
検出してこれを記憶する。
【0012】
【作用】上記のように、たばこの巻を装着した後に、こ
の巻の先端の位置が検出されるので、この装着された巻
の先端に点火する際に、この点火機構がこの検出された
位置に正確に位置決めされる。したがって、この巻に確
実に点火され、またこの点火機構のヒータ等が巻の先端
に強く当接してこの巻がずれたりすることも防止され
る。
【0013】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1ないし図3は本発明の自動喫煙機の全体を示
し、図1は正面図、図2は平面図、図3は側面図であ
る。図中の1は喫煙機本体であって、この喫煙機本体1
の前面板5には複数の喫煙口2が突設されている。そし
て、これらの喫煙口2には、それぞれホルダ3が装着さ
れ、これらのホルダ3を介してシガレット等のたばこの
巻4が装着される。
【0014】また、上記の喫煙機本体1の内部には、上
記の各喫煙口2にそれぞれ対応して図4に示すような喫
煙機構11が設けられている。この喫煙機構11には、
シリンダ機構13が備えられ、このシリンダ機構13は
三方弁12を介して上記の喫煙口2および煙の捕集袋1
5に連通している。そして、このシリンダ機構13は、
駆動機構14によって所定の周期で往復駆動され、この
シリンダ機構13の作動に対応して上記の三方弁12が
切り換え作動される。そして、上記の喫煙口2にホルダ
3を介して装着されたたばこの巻4を通して空気が間欠
的に吸引され、この吸引されたガスは三方弁12を介し
て捕集袋15に送られる。
【0015】また、この捕集袋15は二方弁16を介し
て吸引ポンプ17に接続され、この捕集袋15内に送ら
れた煙はこの吸引ポンプ17によって吸引される。さら
に、この吸引ポンプ17の排気口にはガス分析装置18
が接続されている。
【0016】上記のホルダ3内にはケンブリッジフイル
タが内蔵され、巻4からの煙中のタールはこのケンブリ
ッジフイルタに捕集される。また、この煙中の他の成分
は上記のガス分析装置18によって分析される。
【0017】また、このような喫煙機本体1の前方に
は、移動機構21が設けられ、この移動機構21はレー
ル22を備えており、このレール22は上記の喫煙機本
体1の前面と平行に配置されている。そして、このレー
ル22上には移動台23が設けられ、この移動台23は
このレール22に沿って任意の位置まで移動するように
構成されている。そして、この移動台23には、検査す
べきたばこの巻4を載置しておく巻載置台24およびホ
ルダ3を載置しておくホルダ載置台25が設けられてい
る。
【0018】また、この移動台23には、巻自動着脱装
置としてロボット31が取り付けられている。このロボ
ット31は、市販されている汎用のアーム形のロボット
であって、関節形のアーム32を備えている。そして、
このアーム32の先端部には、作業ハンド33が取り付
けられている。この作業ハンド33は、軸34を介して
上記のアーム32に取り付けられており、この作業ハン
ド33はこの軸34回りに回動自在であり、またこの軸
34はアーム32に対して垂直方向に回動自在となって
いる。
【0019】そして、この作業ハンド33には、たばこ
の巻を把持する把持機構35、上記のホルダ3や別位置
に備えられたたばこの巻の先端の燃焼部分を切断する切
断機構36を着脱自在に把持する把持機構35´、およ
び巻に点火する点火機構37がそれぞれ突設されてい
る。これらの各機構は、互いに直交する方向に突設され
ており、それぞれ対応した作業をする場合には、この作
業ハンド33が上記の軸24回りに回動し、またこの軸
34がアーム32に対して回動し、作業すべき機構が上
記の喫煙機本体1の前面に向けて対向するように構成さ
れている。
【0020】したがって、巻を装着する場合には、まず
上記のロボット31が作動し、把持機構35´によって
上記のホルダ載置台25上のホルダを把持して対応する
喫煙口2に装着し、また次に把持機構35によって巻載
置台24上の巻を把持し、このホルダに装着する。
【0021】次に、上記の点火機構37によってこの装
着された巻に点火され、この喫煙機本体1内の喫煙機構
11によって所定のモードで喫煙がなされ、ガスの分析
が行われる。
【0022】また、上記の各喫煙口2の近傍にはそれぞ
れ燃焼位置検出機構41が設けられている。これらの燃
焼位置検出機構41は、赤外線センサを備え、巻の燃焼
部から放射される赤外線を検出する。そして、このたば
この巻が所定の位置まで燃焼すると、上記の赤外線セン
サが燃焼部から放射される赤外線を検出し、この巻が所
定の位置まで燃焼したことを検出する。
【0023】このように、巻が所定の位置まで燃焼され
たことが検出されると、前記のロボット31が作動し、
その作業ハンド33の把持機構35´が別の位置に配置
されている切断機構36を把持し、この切断機構36に
よってこの巻の先端部の燃焼部分が切断され、燃焼が停
止される。そして、この後も上記の喫煙機構11によっ
て吸引がなされ、巻の内部に残留していた煙が残らず吸
引される。
【0024】さらに、この切断が終了すると、ロボット
31が作動し、その作業ハンド33の把持機構35が喫
煙機本体1の前面に対向し、たばこの巻4の吸殻を把持
して抜き取る。そして、上記のような巻の装着、点火、
切断による燃焼停止、吸い殻の排除を4回繰り返した
後、ホルダ3を喫煙口2から取り外す。
【0025】なお、このロボット31は、上記の移動機
構21によって移動され、任意の喫煙口2の前方に位置
し、上記のような作動を繰り返し、全ての喫煙口2に対
して上記のような巻、ホルダの装着、点火、燃焼部の切
断、吸殻やホルダの取り外しの作業を自動的におこな
う。
【0026】また、上記の各喫煙口2の上方には、それ
ぞれ排煙フード61が設けられており、各喫煙口2に装
着された巻4の回りの空気の流れを制御する。これらの
排煙フード61は、シリンダ機構62によって上下に移
動自在に構成され、上記のロボット31によって各種の
作業を行う場合には、これらの排煙フード61が上方に
移動され、ロボットのアーム等との干渉を防止する。ま
た、これらの排煙フード61の上端部には小形のフアン
63が設けられ、この排煙フード61内およびこの下方
の巻の周囲に強制的な空気の流れを発生させ、煙やガス
を含んだ空気を上方に送り、たとえばこれらの排煙フー
ド61の上方に配置されたダクト64まで送るように構
成されている。
【0027】また、上記の喫煙口2の下方には、コンベ
ア機構51が設けられている。このコンベア機構51
は、水平方向に沿って配置されている。このコンベア機
構51には、無端状のベルトが掛け渡されており、図示
しない駆動機構によってこのベルト53は水平方向に走
行される。このベルトは、耐熱性の材料、たとえばステ
ンレス鋼等の金属の薄板材で形成されている。
【0028】また、このコンベア機構51の末端部の下
方には、灰皿容器55が配置されている。したがって、
このコンベア機構51のベルトの上に落下した巻の灰や
吸殻等は、このベルトの走行によって水平方向に搬送さ
れ、上記の灰皿容器55内に落下する。
【0029】次に、このような自動喫煙機において、上
記の喫煙口2に装着されたたばこの巻4の先端の位置を
正確に検出し、このたばこの巻の先端の点火を確実にす
る装置を説明する。この実施例では、たばこの巻を自動
的に着脱する前記の巻自動着脱装置がたばこの巻の先端
を検出する先端検出装置を兼用している。
【0030】図5には、前述した作業ハンド33の把持
機構35を示し、この把持機構35がたばこの巻の軸方
向に移動する走査移動部材として兼用されている。そし
て、この把持機構35は一対のフインガ71を有してお
り、これらのフインガ71は駆動機構72によって互い
に平行な状態を維持したまま開閉し、たばこの巻を把持
するように構成されている。
【0031】また、これらのフインガ71の先端部に
は、光学検出器、たとえばLED等の光源73とフオト
ダイオード74が設けられ、これらはそれぞれ上記のフ
インガ71に取り付けられ、互いに対向している。した
がって、上記の光源73から放射された光は、上記のフ
オトダイオード74で受光される。したがって、これら
のフインガ71の間、すなわち上記の光源73とフオト
ダイオード74との間に他の物体、すなわちたばこのの
巻4が存在すると、この光源73の光が遮られる。
【0032】そして、上記のロボット31は、上記のた
ばこの巻4を喫煙口2に装着した後、上記のフインガ7
1を開いた状態にしておき、これらの間に図5に示すよ
うに装着したたばこの巻4を位置させ、この把持機構3
5をこのたばこの巻4の軸方向に移動させる。したがっ
て、上記の光源73とフオトダイオード74がこのたば
この巻4の中間部に対応している場合には、このたばこ
の巻4によって光が遮られ、このフオトダイオード74
は光を検出しない。そして、この把持機構35がさらに
移動して、この光源73とフオトダイオード74がこの
たばこの巻4の先端を越えると、この光源73の光がこ
のフオトダイオード74に入射し、これによってこのた
ばこの巻4の先端が検出される。
【0033】そして、このロボット31は、この場合の
位置、すなわちたばこの巻4の先端の位置を記憶する。
そして、このたばこの巻4に点火する場合には、前述の
ようにこの作業ハンド33に取り付けられている点火機
構37のヒータをこの喫煙機本体1の前面に対向するよ
うに指向させ、この点火機構37のヒータをこのたばこ
の巻4の先端からわずかに離れた位置、たとえば1mm
程度離れて位置させ、点火をする。この場合、この点火
機構37の移動位置は、上記のたばこの巻4の先端の位
置情報を基準にして制御される。したがって、このヒー
タがたばこの巻4の先端から所定の間隔、たとえば1m
mの間隔に確実に位置決めし、確実に点火することがで
きる。したがって、このヒータがたばこの巻の先端から
離れすぎて点火しなかったり、また逆にこのヒータがこ
のたばこの巻4の先端に当接してこのたばこの巻4がず
れたりすることも防止できる。
【0034】また、上記のようなたばこの巻4の先端の
位置を基準にして、このたばこの巻4の所定の燃焼長さ
の位置に、前記の燃焼位置検出機構41をセットするこ
とができる。そして、このたばこの巻4の燃焼位置は前
述した燃焼位置検出機構によって検出され、このたばこ
の巻4が上記の先端の位置から所定の長さの位置まで燃
焼した場合に、前述した切断機構36によってこのたば
この巻の燃焼部が切断され、燃焼が停止される。
【0035】なお、本発明は上記の実施例には限定され
ない。たとえば、上記の実施例では、たばこの巻を喫煙
口に自動的に着脱する巻自動着脱装置に光学検出器を設
け、この巻自動着脱装置を先端検出装置として兼用した
が、本発明はこのようなものには限定されない。たとえ
ば、このような巻自動着脱装置とは別にたばこの巻の軸
方向に移動する走査移動部材を設け、これに光学検出器
を設けてもよい。
【0036】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、走査移動部
材に光学検出器を設けるとともに、この走査移動部材を
たばこの巻の軸方向に移動させてこのたばこの巻の先端
を検出するので、この先端の位置を正確に検出すること
ができる。そして、この先端の位置を基準にして、たば
この巻に確実に点火することができ、またこのたばこの
巻が所定の長さ燃焼した場合に、この燃焼部を切断して
燃焼を停止させる位置を正確に算出できる等、その効果
は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動喫煙機全体の正面図
【図2】本発明の自動喫煙機全体の平面図
【図3】本発明の自動喫煙機全体の側面図
【図4】喫煙機構の側面図
【図5】把持機構の平面図
【符号の説明】
1…喫煙機本体 2…喫煙口 11…喫煙機構 21…移動機構 31…ロボット 33…作業ハンド 35…把持機構 71…フインガ 73…光源 74…フオトダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須田 浩吉 神奈川県平塚市黒部丘1番31号 日本た ばこ産業株式会社生産技術開発センター 内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/00 G01B 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 喫煙機本体と、この喫煙機本体の前面に
    水平方向に配列された複数の喫煙口と、上記の喫煙口に
    装着されたたばこの巻の先端部に点火する点火機構と、
    たばこの巻の燃焼部を切断して燃焼を停止させる切断機
    構とを備えたものにおいて、 上記の喫煙口に装着されたたばこの巻の先端の位置を検
    出する先端検出装置を備え、この先端検出装置には、上
    記の喫煙口に装着されたたばこの巻の軸方向に沿って移
    動する走査移動部材が設けられ、この走査移動部材には
    たばこの巻の先端を検出する光学検出器が設けられ、こ
    の移動する走査移動部材に設けられた光学検出器が上記
    のたばこの巻の先端を検出した際のこの光学検出器の位
    置からたばこの巻の先端の位置を検出することを特徴と
    する自動喫煙機のたばこの巻の先端検出装置。
  2. 【請求項2】 喫煙機本体と、この喫煙機本体の前面に
    水平方向に配列された複数の喫煙口と、上記の喫煙口に
    装着されたたばこの巻の先端部に点火する点火機構と、
    たばこの巻の燃焼部を切断して燃焼を停止させる切断機
    構とを備えたものにおいて、 上記の喫煙口に装着されたたばこの巻の先端の位置を検
    出する先端検出装置を備え、 前記の先端検出装置は、前
    記の喫煙口にたばこの巻を自動的に装着する巻自動装着
    装置を兼用しており、この巻自動装着装置には上記のた
    ばこの巻を把持する一対の開閉自在なフインガを有した
    把持機構が設けられ、これらの一対のフインガには上記
    のたばこの巻の先端部を検出する光学検出器が設けら
    れ、また上記の巻自動装着装置は開いた状態の上記の一
    対のフインガの間に上記の喫煙口に装着されたたばこの
    巻を位置させた状態でこの把持機構を上記のたばこの巻
    の軸方向に沿って移動させて上記の光学検出器によって
    上記のたばこの巻の先端を検出するものであることを特
    徴とする自動喫煙機のたばこの巻の先端検出装置。
  3. 【請求項3】 前記の巻自動装着装置は、先端部を任意
    の位置に位置決めできる関節形のアームを有し、このア
    ームの先端部には前記の把持機構と、前記の点火機構
    と、前記の切断機構および前記の喫煙口とたばこの巻の
    間に介在されるホルダを着脱自在に把持する把持機構と
    を備えていることを特徴とする請求項2の自動喫煙機の
    たばこの巻の先端検出装置。
  4. 【請求項4】 前記の巻自動装着装置は、関節形のアー
    ムを有するロボットであることを特徴とする請求項2の
    自動喫煙機のたばこの巻の先端検出装置。
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