JPH0650752A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH0650752A
JPH0650752A JP22508892A JP22508892A JPH0650752A JP H0650752 A JPH0650752 A JP H0650752A JP 22508892 A JP22508892 A JP 22508892A JP 22508892 A JP22508892 A JP 22508892A JP H0650752 A JPH0650752 A JP H0650752A
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JP
Japan
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distance
infrared light
image forming
forming apparatus
recognition
Prior art date
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Pending
Application number
JP22508892A
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English (en)
Inventor
Koji Ichinomiya
孝司 一宮
Mitsuhisa Kaneya
光久 金矢
Hidekazu Sasaki
英一 佐々木
Yoshitoku Arai
良徳 荒井
Takeshi Namie
健史 浪江
Kazuhisa Otsubo
和久 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH0650752A publication Critical patent/JPH0650752A/ja
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤外線発光手段が発する赤外線を2次元的又
は3次元的に投光し、前記物体から反射してくる赤外線
を赤外線受光手段で受光することにより、前記物体まで
の距離を検出する。 【構成】 装置5は該装置5から該装置5近傍の物体1
8までの距離を検出する検出手段と、この検出手段から
の検出信号に基づき、検出された物体18が前記装置5
を使用する人か否かを、少なくとも検出された物体18
が該装置5に到達する以前のタイミングで認識する認識
手段と、この認識手段の認識結果により前記装置5動作
を制御する制御手段とを有する。前記検出手段は、赤外
線発光手段が発光する赤外線を反射ミラー又は投光レン
ズにより2次元又は3次元的に投光し、前記物体から反
射してくる赤外線を受光して前記物体までの距離を検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置、さらに
詳しくは、画像形成装置近傍の物体を検出する検出手段
に関し、例えば、装置機器に装置機器近傍の物体を検出
するセンサを設けることにより、当該装置機器へ接近す
る使用者を検出し、当該装置機器の自動化をより充実さ
せるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、利用者の便利性を向上させるた
め、装置機器類の自動化が益々図られるようになってき
ている。特に、本発明において着目した分野は、装置機
器に当該装置機器近傍の物体を検出するセンサを設ける
ことにより、当該装置機器へ接近する使用者を検出し、
該装置機器の自動化をより充実させたい分野である。こ
の分野の技術は、例えば、人の接近を検出してドアを自
動的に開閉させる自動ドア、人の接近を検出して操作表
示部(LCD)を自動的にON/OFFさせる銀行のキ
ャッシュディスペンサなどとして実用化されている。ま
た、画像形成装置においては、自動電源ON/OFF、
自動予熱機能等に応用されている。
【0003】自動電源ON/OFF機能とは、複写装置
などの画像形成装置において、装置の前面の物体(人
体)の有無を検出するセンサを設け、人体を検出してい
ないとき(非使用時)は電源をOFFにし、人体を検出
しているとき(使用時)は電源をONする機能である。
【0004】自動予熱機能とは、複写装置などの画像形
成装置において、装置に前面の物体(人体)の有無を検
出するセンサを設け、人体を検出していないとき(非使
用時)は操作表示部(LCD)の表示をOFFにすると
ともに、シート上に転写された画像情報(トナー像)を
定着させる定着手段(ヒータを内蔵したローラ)の定着
温度を人体が検出されているときよりも低い温度に設定
し(予熱状態)、人体を検出しているとき(使用時)は
操作表示部の表示をONするとともに、定着温度を定着
動作可能な所定温度に設定する機能である。
【0005】而して、従来の電源ON/OFF、および
予熱の作動/解除は手動入力により実行しなければなら
なかったが、近年、上述したようにセンサを組み合わせ
て、自動で行う装置が出現してきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置では、以下のような問題点があった。セン
サが装置に直面する物体の存在を検出する構成となって
いるため、非使用者であっても、装置の直前を歩きさえ
すれば使用者として認識し、電源スイッチをオンし、あ
るいは予熱状態を解除してしまう。また、この問題を回
避するためにセンサの感度を弱く設定すると、使用者が
装置の直前に立って初めて使用者と認識するため、予熱
状態解除などの制御が遅れてしまい、結局、使用者がス
イッチを操作してしまうという問題が生じていた。
【0007】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになされたものであり、装置から装置近傍の物体ま
での距離を検出する検出手段からの検出信号に基づい
て、検出された物体が当該装置を使用する人か否かを、
少なくとも検出された物体が該装置に到達する以前のタ
イミングで認識し、その認識結果に基づいて当該装置を
制御する装置において、赤外線発光手段が発する赤外線
を2次元又は3次元に投光し、物体から反射してくる赤
外線を赤外線受光手段で受光して、前記物体までの距離
を検出する検出装置を用いることにより、操作上の利便
性を大幅に向上させるようにしたものである。
【0008】
【構成】本発明は、上記課題を解決するために、(1)
装置から該装置近傍の物体までの距離を検出する検出手
段と、前記検出手段からの検出信号に基づき、検出され
た物体が前記装置を使用する人か否かを、少なくとも検
出された物体が該装置に到達する以前のタイミングで認
識する認識手段と、前記認識手段の認識結果により前記
装置の動作を制御する制御手段とを有する画像形成装置
において、前記検出手段が、赤外線発光手段と、赤外線
受光手段と、反射ミラーとを有し、前記赤外線発光手段
が発光する赤外線を前記反射ミラーにより2次元的に投
光し、前記物体から反射してくる赤外線を前記赤外線受
光手段で受光すること、(2)装置から該装置近傍の物
体までの距離を検出する検出手段と、前記検出手段から
の検出信号に基づき、検出された物体が前記装置を使用
する人か否かを、少なくとも検出された物体が該装置に
到達する以前のタイミングで認識する認識手段と、前記
認識手段の認識結果により前記装置の動作を制御する制
御手段とを有する画像形成装置において、前記検出手段
が、1個の赤外線発光手段と、1個の赤外線受光手段
と、反射ミラーとを有し、前記赤外線発光手段が発光す
る赤外線を前記反射ミラーにより2次元的に投光し、前
記物体からの反射してくる赤外線を前記赤外線受光手段
で受光することにより前記物体までの距離を検出するこ
と、(3)装置から該装置近傍の物体までの距離を検出
する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づ
き、検出された物体が前記装置を使用する人か否かを、
少なくとも検出された物体が該装置に到達する以前のタ
イミングで認識する認識手段と、前記認識手段の認識結
果により前記装置の動作を制御する制御手段とを有する
画像形成装置において、前記検出手段が、1個の赤外線
発光手段と、2個の赤外線受光手段と、反射ミラーとを
有し、前記赤外線発光手段が発光する赤外線を前記反射
ミラーにより2次元的に投光し、前記物体から反射して
くる赤外線を前記赤外線受光手段で受光することにより
前記物体までの距離を検出すること、(4)装置から該
装置近傍の物体までの距離を検出する検出手段と、前記
検出手段からの検出信号に基づき、検出された物体が前
記装置を使用する人か否かを、少なくとも検出された物
体が該装置に到達する以前のタイミングで認識する認識
手段と、前記認識手段の認識結果により前記装置の動作
を制御する制御手段とを有する画像形成装置において、
前記検出手段が、複数個の赤外線発光手段と、1個の赤
外線受光手段と、反射ミラーとを有し、前記赤外線発光
手段が発光する赤外線を前記反射ミラーにより2次元的
に投光し、前記物体から反射してくる赤外線を前記赤外
線受光手段で受光することにより前記物体までの距離を
検出すること、(5)装置から該装置近傍の物体までの
距離を検出する検出手段と、前記検出手段からの検出信
号に基づき、検出された物体が前記装置を使用する人か
否かを、少なくとも検出された物体が該装置に到達する
以前のタイミングで認識する認識手段と、前記認識手段
の認識結果により前記装置の動作を制御する制御手段と
を有する画像形成装置において、前記検出手段が、複数
個の赤外線発光手段と、複数個の赤外線受光手段と、反
射ミラーとを有し、前記赤外線発光手段が発光する赤外
線を前記反射ミラーにより2次元的に投光し、前記物体
から反射してくる赤外線を前記赤外線受光手段で受光す
ることにより前記物体までの距離を検出すること、
(6)装置から該装置近傍の物体までの距離を検出する
検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づき、検
出された物体が前記装置を使用する人か否かを、少なく
とも検出された物体が該装置に到達する以前のタイミン
グで認識する認識手段と、前記認識手段の認識結果によ
り前記装置の動作を制御する制御手段とを有する画像形
成装置において、前記検出手段が、赤外線発光手段と、
赤外線受光手段と、シリンドリカルレンズとを有し、前
記赤外線発光手段が発光する赤外線を前記シリンドリカ
ルレンズにより2次元的に投光し、前記物体から反射し
てくる赤外線を前記赤外線受光手段で受光することによ
り前記物体までの距離を検出すること、(7)装置から
該装置近傍の物体までの距離を検出する検出手段と、前
記検出手段からの検出信号に基づき、検出された物体が
前記装置を使用する人か否かを、少なくとも検出された
物体が該装置に到達する以前のタイミングで認識する認
識手段と、前記認識手段の認識結果により前記装置の動
作を制御する制御手段とを有する画像形成装置におい
て、前記検出手段が、赤外線発光手段と、赤外線受光手
段と、トロイダルレンズとを有し、前記赤外線発光手段
が発光する赤外線を前記トロイダルレンズにより2次元
的に投光し、前記物体から反射してくる赤外線を前記赤
外線受光手段で受光することにより前記物体までの距離
を検出すること、(8)装置から該装置近傍の物体まで
の距離を検出する検出手段と、前記検出手段からの検出
信号に基づき、検出された物体が前記装置を使用する人
か否かを、少なくとも検出された物体が該装置に到達す
る以前のタイミングで認識する認識手段と、前記認識手
段の認識結果により前記装置の動作を制御する制御手段
とを有する画像形成装置において、前記検出手段が、1
個の赤外線発光手段と、1個の赤外線受光手段と、投光
レンズとを有し、前記赤外線発光手段が発光する赤外線
を前記投光レンズにより2次元的に投光し、前記物体か
ら反射してくる赤外線を前記赤外線受光手段で受光する
ことにより前記物体までの距離を検出すること、(9)
装置から該装置近傍の物体までの距離を検出する検出手
段と、前記検出手段からの検出信号に基づき、検出され
た物体が前記装置を使用する人か否かを、少なくとも検
出された物体が該装置に到達する以前のタイミングで認
識する認識手段と、前記認識手段の認識結果により前記
装置の動作を制御する制御手段とを有する画像形成装置
において、前記検出手段が、1個の赤外線発光手段と、
2個の赤外線受光手段と、投光レンズとを有し、前記赤
外線発光手段が発光する赤外線を前記投光レンズにより
2次元的に投光し、前記物体から反射してくる赤外線を
前記赤外線受光手段で受光することにより前記物体まで
の距離を検出すること、(10)装置から該装置近傍の
物体までの距離を検出する検出手段と、前記検出手段か
らの検出信号に基づき、検出された物体が前記装置を使
用する人か否かを、少なくとも検出された物体が該装置
に到達する以前のタイミングで認識する認識手段と、前
記認識手段の認識結果により前記装置の動作を制御する
制御手段とを有する画像形成装置において、前記検出手
段が、複数個の赤外線発光手段と、1個の赤外線受光手
段と、投光レンズとを有し、前記赤外線発光手段が発光
する赤外線を前記投光レンズにより2次元的に投光し、
前記物体から反射してくる赤外線を赤外線受光手段で受
光することにより前記物体までの距離を検出すること、
(11)装置から該装置近傍の物体までの距離を検出す
る検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づき、
検出された物体が前記装置を使用する人か否かを、少な
くとも検出された物体が該装置に到達する以前のタイミ
ングで認識する認識手段と、前記認識手段の認識結果に
より前記装置の動作を制御する制御手段とを有する画像
形成装置において、前記検出手段が、複数個の赤外線発
光手段と、複数個の赤外線受光手段と、投光レンズとを
有し、前記赤外線発光手段が発光する赤外線を前記投光
レンズにより2次元的に投光し、前記物体から反射して
くる赤外線を前記赤外線受光手段で受光することにより
前記物体までの距離を検出すること、(12)装置から
該装置近傍の物体までの距離を検出する検出手段と、前
記検出手段からの検出信号に基づき、検出された物体が
前記装置を使用する人か否かを、少なくとも検出された
物体が該装置に到達する以前のタイミングで認識する認
識手段と、前記認識手段の認識結果により前記装置の動
作を制御する制御手段とを有する画像形成装置におい
て、前記検出手段が、赤外線発光手段と、赤外線受光手
段と、反射ミラーとを有し、前記赤外線発光手段が発光
する赤外線を前記反射ミラーにより3次元的に投光し、
前記物体から反射してくる赤外線を前記赤外線受光手段
で受光することにより前記物体までの距離を検出するこ
と、(13)装置から該装置近傍の物体までの距離を検
出する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づ
き、検出された物体が前記装置を使用する人か否かを、
少なくとも検出された物体が該装置に到達する以前のタ
イミングで認識する認識手段と、前記認識手段の認識結
果により前記装置の動作を制御する制御手段とを有する
画像形成装置において、前記検出手段が、1個の赤外線
発光手段と、1個の赤外線受光手段と、反射ミラーとを
有し、前記赤外線発光手段が発光する赤外線を前記反射
ミラーにより3次元的に投光し、前記物体から反射して
くる赤外線を前記赤外線受光手段で受光することにより
前記物体までの距離を検出すること、(14)装置から
該装置近傍の物体までの距離を検出する検出手段と、前
記検出手段からの検出信号に基づき、検出された物体が
前記装置を使用する人か否かを、少なくとも検出された
物体が該装置に到達する以前のタイミングで認識する認
識手段と、前記認識手段の認識結果により前記装置の動
作を制御する制御手段とを有する画像形成装置におい
て、前記検出手段が、1個の赤外線発光手段と、2個の
赤外線受光手段と、反射ミラーとを有し、前記赤外線発
光手段が発光する赤外線を前記反射ミラーにより3次元
的に投光し、前記物体から反射してくる赤外線を前記赤
外線受光手段で受光することにより前記物体までの距離
を検出すること、(15)装置から該装置近傍の物体ま
での距離を検出する検出手段と、前記検出手段からの検
出信号に基づき、検出された物体が前記装置を使用する
人か否かを、少なくとも検出された物体が該装置に到達
する以前のタイミングで認識する認識手段と、前記認識
手段の認識結果により前記装置の動作を制御する制御手
段とを有する画像形成装置において、前記検出手段が、
複数個の赤外線発光手段と、1個の赤外線受光手段と、
反射ミラーとを有し、前記赤外線発光手段が発光する赤
外線を前記反射ミラーにより3次元的に投光し、前記物
体から反射してくる赤外線を前記赤外線受光手段で受光
することにより前記物体までの距離を検出すること、
(16)装置から該装置近傍の物体までの距離を検出す
る検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づき、
検出された物体が前記装置を使用する人か否かを、少な
くとも検出された物体が該装置に到達する以前のタイミ
ングで認識する認識手段と、前記認識手段の認識結果に
より前記装置の動作を制御する制御手段とを有する画像
形成装置において、前記検出手段が、複数個の赤外線発
光手段と、複数個の赤外線受光手段と、反射ミラーとを
有し、前記赤外線発光手段が発光する赤外線を前記反射
ミラーにより3次元的に投光し、前記物体から反射して
くる赤外線を前記赤外線受光手段で受光することにより
前記物体までの距離を検出すること、(17)装置から
該装置近傍の物体までの距離を検出する検出手段と、前
記検出手段からの検出信号に基づき、検出された物体が
前記装置を使用する人か否かを、少なくとも検出された
物体が該装置に到達する以前のタイミングで認識する認
識手段と、前記認識手段の認識結果により前記装置の動
作を制御する制御手段とを有する画像形成装置におい
て、前記検出手段が、赤外線発光手段と、赤外線受光手
段と、凹レンズとを有し、前記赤外線発光手段が発光す
る赤外線を前記凹レンズにより3次元的に投光し、前記
物体からの反射してくる赤外線を前記赤外線受光手段で
受光することにより前記物体までの距離を検出するこ
と、(18)装置から該装置近傍の物体までの距離を検
出する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づ
き、検出された物体が前記装置を使用する人か否かを、
少なくとも検出された物体が該装置に到達する以前のタ
イミングで認識する認識手段と、前記認識手段の認識結
果により前記装置の動作を制御する制御手段とを有する
画像形成装置において、前記検出手段が、1個の赤外線
発光手段と、1個の赤外線受光手段と、凹レンズとを有
し、前記赤外線発光手段が発光する赤外線を前記凹レン
ズにより3次元的に投光し、前記物体からの反射してく
る赤外線を前記赤外線受光手段で受光することにより前
記物体までの距離を検出すること、(19)装置から該
装置近傍の物体までの距離を検出する検出手段と、前記
検出手段からの検出信号に基づき、検出された物体が前
記装置を使用する人か否かを、少なくとも検出された物
体が該装置に到達する以前のタイミングで認識する認識
手段と、前記認識手段の認識結果により前記装置の動作
を制御する制御手段とを有する画像形成装置において、
前記検出手段が、1個の赤外線発光手段と、2個の赤外
線受光手段と、凹レンズとを有し、前記赤外線発光手段
が発光する赤外線を前記凹レンズにより3次元的に投光
し、前記物体から反射してくる赤外線を前記赤外線受光
手段で受光することにより前記物体までの距離を検出す
ること、(20)装置から該装置近傍の物体までの距離
を検出する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に
基づき、検出された物体が前記装置を使用する人か否か
を、少なくとも検出された物体が該装置に到達する以前
のタイミングで認識する認識手段と、前記認識手段の認
識結果により前記装置の動作を制御する制御手段とを有
する画像形成装置において、前記検出手段が、複数個の
赤外線発光手段と、1個の赤外線受光手段と、凹レンズ
とを有し、前記赤外線発光手段が発光する赤外線を前記
凹レンズにより3次元的に投光し、前記物体から反射し
てくる赤外線を前記赤外線受光手段で受光することによ
り前記物体までの距離を検出すること、或いは、(2
1)装置から該装置近傍の物体までの距離を検出する検
出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づき、検出
された物体が前記装置を使用する人か否かを、少なくと
も検出された物体が該装置に到達する以前のタイミング
で認識する認識手段と、前記認識手段の認識結果により
装置の動作を制御する制御手段とを有する画像形成装置
において、前記検出手段が、複数個の赤外線発光手段
と、複数個の赤外線受光手段と、凹レンズとを有し、前
記赤外線発光手段が発光する前記赤外線を前記凹レンズ
により3次元的に投光し、前記物体から反射してくる赤
外線を前記赤外線受光手段で受光することにより前記物
体までの距離を検出することを特徴としたものである。
【0009】
【作用】装置から該装置近傍の物体までの距離を検出す
る検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づい
て、検出された物体が前記装置を使用する人か否かを、
少なくとも検出された物体が該装置に到達する以前のタ
イミングで認識する認識手段を有する画像形成装置にお
いて、赤外線発光手段が発する赤外線を2次元的又は3
次元的に投光し、前記物体から反射してくる赤外線を赤
外線受光手段で受光することにより、前記物体までの距
離を検出する。
【0010】装置概略 図1は、自動応答システムをOA機器に適用した場合の
構成概念を説明するためのブロック図で、該自動応答シ
ステムは、一個以上のセンサより構成されるセンサ部2
と、認識判断装置3と、サービス提供装置4とより構成
され、自動応答機能を実現するために各種OA機器1に
装着され、OA機器1の使用者による能動的なはたらき
かけによらず、適切な応答を行い、各種のサービスを提
供するものである。
【0011】センサ部2は自動応答する対象の物体(例
えば、近付いてくる人間)を認識するための各種データ
を作り出すためにOA機器1の表面または内部に実装さ
れ、得られたデータを認識判断装置3へと送る。センサ
の種類、実装位置およびその個数は、センサからのデー
タより検出したいパラメータ、検出対象とする方向(例
えば、操作パネルの向いている方向=OA機器正面方
向)や応答対象とする物体の大きさ(幅、高さ)、検出
精度(分解能、検出間隔)等により適宜決定される。
【0012】図2は、複写機またはファクシミリまたは
レーザ・ビーム・プリンタである画像形成装置5に複数
の距離センサ6により構成されたセンサ部の実装例を示
す図で、(a)図は画像形成装置の全体斜視図、(b)
図は平面図である。図2の例では、応答する対象の物体
を人間(操作可能者)、測定によって得るデータを画像
形成装置5から被測定物体までの距離、測定対象とする
方向を装置5の正面および側面としている。また、それ
らに加えて被測定物体の方向も得るために比較的鋭い指
向性をもった距離センサにより複数方向について距離の
測定を行う。この種のセンサには、たとえば発光部より
赤外光を対象方向に照射し、受後部でその反射光量を計
測することにより距離を測定するものや、ある周波数の
超音波を送波器より発信し、反射波を受波器によって受
けてその位相差によって距離を測定するもの等がある。
【0013】図2の例では、比較的短い検出期間で高い
分解能を得るために複数のセンサを実装し、各距離セン
サを並列動作させて測定を行う。被測定物体の方向を得
るために各センサは各々少しづつ(10度間隔)発光・
発信/受光・受信の方向をずらして実装されている。ま
た、垂直方向データ(身長等)は必要としないため、発
光・発信/受光・受信の方向を水平面上にのみ展開して
実装している。センサ部の構成は、距離センサの他に例
えばCCDを用いた画像入力装置等も考えられる。この
場合は、画像入力装置から取り込まれた画像データが認
識判断装置に送られる。
【0014】認識判断装置3は、OA機器1に内蔵また
は外付けされ、センサ部2から送られてくるデータに基
づいて認識判断を行う。例えば、図2に示した例のよう
に、物体までの距離およびその方向データからは、静止
物体と応答対象とする移動物体の認識をしたり、応答対
象とする物体(人間)がOA機器を使用するかどうか
(もしくは使用が終了したかどうか)等の行動判断を行
う。また、画像入力装置から構成されるセンサ部を持
ち、画像データを使用する装置については、応答する対
象の物体(人間)の特徴を抽出し、抽出された特徴によ
り個人の特定をおこない、個人のID(例えば、名前、
番号、等)を生成し、生成された判断データを、サービ
ス提供装置へ送る。
【0015】サービス提供装置4は、OA機器1の各部
を駆動する機能を有し、各種自動応答によるサービスを
具現化する。例えば、OA機器1に近づく応答対象の物
体があり、その物体がOA機器を使用する旨の判断デー
タが送られてきた場合に、予熱モードを自動的に解除す
るとか、反対に使用終了の判断データが送られてきた場
合には、自動的に余熱モードに遷移するといったサービ
スがこれにあたる。また、個人のIDがデータとして送
られてくる構成の装置については、使用者毎に操作部の
最適化(キー・レイアウト変更、指示画面の切り替え、
等)等のより使用しやすい環境を提供する。このサービ
ス提供装置は、専用のハード・ウェアを用意しても良い
が、OA機器の中央演算装置によりソフト・ウェア的に
機能を代行することも可能である。
【0016】認識判断装置 認識判断装置概略 図3に、認識判断装置の基本構成をブロック図で示し、
各部の動作を説明する。尚、自動応答システムが実装さ
れているOA機器は画像形成装置とし、認識判断装置に
データを送ってくるセンサ部の構成は、図2に示したよ
うに指向性の強い複数の距離センサを発光・受信/受光
・受信の方向を水平面上に展開して実装したものとして
以下の説明を行う。認識判断装置3は、センサ駆動部
7、パラメータ抽出部8、認識判断部9、後処理部1
0、制御部11、入出力管理部12、記憶装置13、デ
ータ線14、制御線15、外部I/F(インターフェイ
ス)線16より構成される。
【0017】センサ駆動部7は、距離センサ6の駆動お
よび測定された距離データの受信をおこなう。制御部1
1からのサンプリング信号に基づき、各距離センサ6を
駆動し物体までの距離を計測する。しかる後、測定結果
データをパラメータ抽出部8へと送出する。パラメータ
抽出部8では、各物体までの距離データより応答対象と
する物体の認識および各種判断に必要となる特徴量パラ
メータを測定された距離データより抽出、計算する。生
成されたパラメータおよびその付加情報は、認識判断部
9へ送られると共に、適宜記憶装置13に書き込まれ、
必要に応じて他のブロックより読みだされる。
【0018】認識判断部9は、制御部11からの要求信
号により応答対象の物体に関わる判断をおこなう。パラ
メータ抽出部8により生成されたパラメータを直接また
は記憶装置13を介して受け取り、例えば、応答対象の
物体が画像形成装置の使用者であるか否か(画像形成装
置を「使う」か「使わない」か)、画像形成装置の使用
を終了したか否か(「使用中」か「使い終った」か)、
等の判断を行う。
【0019】後処理部10は、判断結果を取りまとめて
最終的に外部に出力する形式に整える。例えば、応答対
象とする物体が複数存在する場合の処理がこのブロック
でおこなわれる。制御部11は認識判断装置全体の制御
をおこなう。入出力管理部12を介して外部(画像形成
装置)と通信をおこない、また、各ブロックに制御信号
を送ることによりコントロールする。
【0020】入出力管理部12は、外部I/F線16を
通して外部(画像形成装置)とのインターフェイスをつ
かさどる。また、外部との同期をとるためのバッファと
しても機能する。入出力される信号には、後処理部10
で生成されサービス提供装置に送られる判断データの他
に、認識判断装置と画像形成装置との間の各種リクエス
ト、タイミング信号、等の制御信号も含まれる。
【0021】記憶装置13は、各ブロックで生成された
ダーテを必要に応じて蓄えておくRAM、および、各ブ
ロックを動かすのに必要なプログラムおよびデータを蓄
えておくROMにより構成され、各ブロックによりデー
タの読み出し/書き込みがおこなわれる。データ線14
は各データの伝送に使用される。制御線15は制御信号
の伝送に使われる。外部I/F線16は、外部(画像形
成装置)とのインターフェイスのための制御信号および
データの伝送に使われる。
【0022】センサ駆動部 センサ駆動部7は、制御部11から制御線15を介して
周期T(Tは認識する応答対象とする物体の移動速度に
比べて十分に短い周期でなければいけない)で送られて
くるサンプリング信号に従って画像形成装置に実装され
ている距離センサ6を駆動する。各距離センサは同時
(並列)に駆動され、1サンプリング周期(時間間隔
T)に1回距離の測定をおこなう。測定データは、セン
サ駆動部7内でアナログ・データからデジタル・データ
へと変換され、どのセンサにより測定されたデータかを
識別できる方法(例えば、各データにセンサの識別番号
を付加する)によりパラメータ抽出部8へと送られる。
【0023】パラメータ抽出部 パラメータ抽出部8では、センサ駆動部7より送られて
きた距離データから認識に必要なパラメータを抽出す
る。尚、各距離センサは、図4に示すように、画像形成
装置5の中心を中心として10度間隔で…(ただ
し、10番目〜19番目については、〇10,〇11,
…〇19のように記す)の19方向について測定を行う
ように(ただし、測定を行う方向は、画像形成装置の測
面および正面方向のみとし、ここでは背面については考
えない)実装されており、時間間隔Tで同時に物体まで
の距離の測定を繰り返すものとする。図4中の各矢印は
センサの発光・発信/受光・受信方向を表す。
【0024】パラメータ抽出部は時間間隔Tで(測定を
行なう度に)以下の処理を行なう。 位置検出 (1)測定結果のストア いま、画像形成装置5が、図4に示すように、前方方向
および側方のうちの一方向に壁等の静止物体17がある
ような場所に設置されていたとし、距離センサによって
物体までの距離の測定が可能な最大距離をRmaxする。
この測定可能距離とは、距離センサ自体の測定可能距離
のほかに、各測定可能方向間の隙間(測定が行なわれな
い範囲)が応答対象とする物体(人間)の大きさに比べ
十分小さくなるような範囲である。図4の例では、19
の測定方向のうち、白抜き文字で示した方向に関して距
離センサの測定可能距離内に何らかの静止物体(この場
合は壁。以下障害物と記す)17がある。パラメータ抽
出部8は一回の測定毎に記憶装置(メモリ)13に距離
データをその測定方向(距離センサ番号)と共に蓄えて
おく。図4の場合について記憶装置13内に書き込まれ
る距離データの例を、図5に模式的に示す。ここで、図
5において、rdは方向dについての測定結果(物体ま
での距離)を表し、また、∞記号は物体が測定されなか
った(Rmax)よりも近くに物体が何もなかった)こと
を示している。パラメータ抽出部8は、時間間隔Tで測
定を行う度に、測定結果を記憶装置13内の所定の番地
に書き込む。
【0025】(2)環境情報の更新 距離センサの測定可能範囲内にあり、画像形成装置5に
能動的に働きかけない物体(=障害物:例えば、壁、
机、椅子、等)の位置情報を環境情報と呼ぶことにす
る。パラメータ抽出部8は、これらの物体と、画像形成
装置5に能動的に働きかける可能性のある物体(=動い
ている物体:例えば、人間、等。以下、対象物体と記
す)とを区別するために、記憶装置5内の環境情報を参
照する。環境情報は、概念的には図5に示した各方向に
ついての距離の表のような形式をしており、各方向につ
いてどの距離に障害物があるかを表している。環境情報
は、画像形成装置5に対象物体が距離センサの測定可能
範囲で活動する期間よりも十分長い期間(例えば、電源
投入以降後)に各方向について測定された最大距離をそ
れぞれ選択することにより作成される。上記期間内に測
定された方向dについての最大距離をrdmaxとすると、
環境情報は概念的に図6にように示される。時間間隔T
で測定を行う毎に、各方向について測定された距離rd
と環境情報rdmaxとが比較され、もし、rd>rdmaxの
関係が成り立てば、環境情報をrdで置き換える。この
ようにして、十分長い時間が経過した後、環境情報が作
られる。例えば、図4のような環境に設置された画像形
成装置で、十分に長い時間(距離センサの測定範囲内に
人間等の動く物体が存在しない時期を経れば十分であ
る)が経過した後の環境情報は図7のようになる。ただ
し、rdは図4の場合における方向dについての障害物
までの距離を表す。
【0026】(3)物体検出 環境情報の更新をおこなった後、パラメータ抽出部8は
以下の方法で物体検出を行う。例えば、時間t0におけ
る状態が図8に示すように、の方向から対象物体18
が近づいて来る場合を考える。(1)の手順で記憶装置
内に書き込まれた図8の場合についての距離データを図
9に示す。ただし、rdtは時刻tにおける方向dについ
ての物体までの距離とする。パラメータ抽出部8はこの
距離データと、(2)の手順により作成され記憶装置5
内に蓄えられている環境情報とを比較することにより対
象物体を検出する。具体的には、例えば、各方向につい
て環境情報に書かれている距離と距離データとの差をと
る。図9の場合について環境情報との距離データとの差
をとった結果を図10に示す。図10によると、方向
について距離データと環境情報との差が生じており、こ
のこと(環境≠距離データ)によりの方向に対象物体
18が認識される。いま、画像形成装置の中心を原点と
し、〇10の方向を角度θ=0とするような極座標系を
考えると、図8の例での対象物体18の位置は
(r5t0,50°)で表される。物体が認識されると、
その位置(距離、および方向)が記憶装置13内の所定
の位置に書き込まれる。
【0027】ところで、移動物体18が画像形成装置に
近づくにつれて、複数の距離センサに同一の物体が測定
されることがあるが、この場合は以下のような方法によ
り位置を算出する。図11の例では同一の物体がおよ
びの方向でセンサに測定されており、上記手段による
と2つの位置(r6,θ6(=40°))および(r7
θ7(=30°))が検出される。そこで、2つ以上の
位置が検出された場合には、その各々の間の距離を計算
し、その全ての距離が予め定められている値Lmin(た
だし、Lminは応答対象とする物体(=人間)の大きさ
から決定される)よりも小さく、かつ、検出方向がとな
りあっているような各点は、一つの位置としてまとめら
れる。2点の場合にはその中点の位置にまとめられ、3
点以上の場合にはその重心の位置にまとめられ、1つの
位置を生成する。図11の例では検出される2点間の距
離lは、
【0028】
【数1】
【0029】であり、l<Lminの時には2点は一つに
まとめられ、新たにその中点が位置として採用される。
また、3点以上の場合には、図12に示すように、l1
<Lminかつl2<Lminかつl3<Lminの時に限り3
点はまとめられ、3点の重心Gが対象物体の位置として
採用され記憶装置に書き込まれる。
【0030】物体追跡 (1)一物体の追跡 一度対象物体が距離センサの測定可能範囲内で認識され
ると、対象物体の追跡が行なわれる。例えば、図8の例
に示した対象物体18が時刻t1(=t0+T)に図1
3に示すように移動したとすると、前述した方法により
物体位置(r6t1,40°)が検出される。ここで、も
しそのl測定間隔時間前(時間T前)の対象物体の位置
情報が記憶装置13内にストアされていた場合、移動速
度vおよび移動方向φの計算が行なわれる。図13の例
に示した対象物体18については、既に図8の例で計算
された位置情報が記憶装置13内にストアされているの
で、移動速度vおよび移動方向φの計算が行なわれる。
【0031】以下に図8および図13を例にとり、その
計算方法を説明する。時刻t0からt1の間の対象物体
18の移動距離をlt1、平均速度をvt1、座標原点(画
像形成装置の中心)と時刻t0における対象物体18の
位置とを結ぶ線と、時刻t0における対象物体18の位
置と時刻t1における対象物体18の位置とを結ぶ線と
のなす角(移動方向)をφt1と定義すると、各パラメー
タの表す量は図14に示すようになる。図14におい
て、lt1は、
【0032】
【数2】
【0033】となる。式3,式5,式6によって計算さ
れた移動速度v、移動方向φは、先に計算された位置
(r,θ)とともに記憶装置13に書き込まれる。以上
のような操作を時間間隔tごとに繰り返すことにより、
記憶装置13内には位置情報r,θ,およびもしその1
回前に測定した位置情報があれば、移動速度v、移動方
向φが時間間隔tごと物体の軌跡情報として順次蓄えら
れていく。物体18の軌跡情報は、記憶装置13内では
リスト、またはリングバッファ等のデータ形式で蓄えら
れているが、概念的には表のようなものと考えてさしつ
かえない。図13の時間T後(=t2)の対象物体18
の移動の様子を図15に、そのさらに時間T後(=t
3)の物体の移動の様子を図16に、そして物体が時刻
t0からt3の間に図8,図13,図15,図16で示
したように移動した場合に得られる軌跡情報の概念図を
図17に、それぞれ示す。
【0034】(2)複数物体の追跡 距離センサ6の測定範囲内に複数の対象物体が存在する
場合には、記憶装置内に対象物体毎に複数の軌跡情報を
生成し追跡をおこなう。例えば、図18に示すように対
象物体Aおよび対象物体Bの2つの対象物体が存在して
いる場合を考える。記憶装置内には対象物体Aおよび対
象物体Bについて2つの軌跡情報が生成される。図18
の状態では、対象物体Aの位置として(r6,θ6(=4
0°))、対象物体Bの位置として(r12,θ12(=−
20°))が検出され、各々の軌跡情報が書き込まれて
いるものとする。図18の状態から1サンプリング周期
(時間間隔T)後の状態を図19に示す。物体検出によ
り位置1(r7,θ7(=30°))および位置2
(r11,θ11(=−10°))の2つの位置が検出され
る。可能性としては、図20に示すように、対象物体A
が位置1に、対象物体Bが位置2それぞれ移動した(場
合A)か、または対象物体Aが位置2に、対象物体Bが
位置1にそれぞれ移動した(場合B)という2通りが考
えられるが、以下のような方法でそれぞれの位置をどち
らの軌跡情報に書き込むかを決定する。
【0035】上記2つの場合についてそれぞれ移動方向
φおよび速度vを式5および式6により計算する。場合
Aについて計算された対象物体Aの移動方向をφA2、移
動速度をvA2、対象物体Bの移動方向をφB4、移動速度
をvB4、また、場合Bについて計算された対象物体Aの
移動方向をφAb、移動速度をvAb、対象物体Bの移動方
向をφBb、移動速度をvBbとする。また、1サンプリン
グ周期(時間間隔T)前の状態(図18の状態における
対象物体Aの移動方向をφApre、移動速度をv Apre、対
象物体Bの移動方向をφBpreとすると、対象物体Aの移
動方向の変化量δφA、移動速度の変化量δvA、対象物
体Bの移動方向の変化量δφB、移動速度の変化量をδ
Bは、
【0036】
【数3】
【0037】と表される。ここで、対象物体iに関する
変化量eiを以下の式9により定義し、さらに場合nに
ついての総変化量Enを以下の式10により定義する。
【0038】
【数4】
【0039】但し、αおよびβは、移動方向の変化量δ
φiおよび移動速度の変化量δviにそれぞれ重み付けを
するための定数である。対象物体と検出位置との組み合
わせには、総変化量の最も少ない場合についての対象物
体と検出位置との組み合わせを採用するものとする。場
合Aおよび場合Bの総変化量Ea,Ebは、
【0040】
【数5】
【0041】となり、Ea<Ebとなることより場合Aに
ついての対象物体と検出位置との組み合わせを採用し、
対象物体Aの軌跡情報には位置1(r7,θ7(=30
°))、移動方向φAa、移動速度vAaが、また、対象物
体Bの軌跡情報には位置2(r11,θ11(=−10
°))、移動方向φBa、移動速度vBaがそれぞれ書き込
まれる。
【0042】3つ以上の対象物体が距離センサの測定範
囲内に存在する場合にも同様に可能性のある全ての場合
について、対象物体と検出位置との組み合わせを作り、
各場合について総変化量Eを計算することにより軌跡情
報に書き込むデータを決定する。総変化量Eが計算でき
ない対象物体が含まれる場合には、例えば、移動距離1
が最小になるように(1サンプリング周期(時間間隔
T)前と比べて、近い物体の検出位置同士を対応させ
て)対象物体と検出位置との対応をとるなどの処理をお
こなう。
【0043】図21の対象物体Aおよび対象物体Bの例
のように複数の対象物体が画像形成装置から見て重なり
あった(同一のセンサの測定方向上に存在する)場合、
検出される対象物体の数が一時的に減少する。このよう
な場合には、以下のようにして追跡をおこない、軌跡情
報を生成する。図21の例では、の方向に物体を検出
し、位置(r9,θ9(=10°))が得られる。ここ
で、1サンプリング周期(時間間隔T)前の対象物体A
および対象物体Bの位置をそれぞれ(rApre,θApre
および(rBpre,θBpre)とし、また、図22に示すよ
うに、検出された位置に対象物体Aおよび対象物体Bが
それぞれ到達したと考えたときの移動方向および移動速
度を、φA,vAおよびφB,vBとすると、式5および式
6より、
【0044】
【数6】
【0045】となる。また、1サンプリング周期(時間
間隔T)前の対象物体Aおよび対象物体Bの移動方向お
よび移動速度を、φApre,vApreおよびφBpre,vBpre
とすると、それぞれの変化量eAおよびeBは式10よ
り、
【0046】
【数7】
【0047】となる。検出された位置を、変化量の少な
い方の対象物体の位置とするものとすると、図22の例
の場合には、eB<eAより、検出された位置は対象物体
Bの軌跡情報に書き込まれる。この場合、位置の確定し
ない対象物体Aに関しては、軌跡情報の書き込みが保留
され、位置が確定した時点に、時刻を遡って軌跡情報が
書き込まれる。例えば、1サンプリング周期(時間間隔
T)後に対象物体Aの位置が(rApost,θApost)に確
定したとすると、2点(rApre,θApre)と
(rApost,θApost)との中点が保留されていた位置
(rA,θA)に割り当てられる。以下、同様にnサンプ
リング周期(時間間隔nT)後に位置が確定した場合に
は、2点をn個に内分する点がそれぞれ保留されていた
位置に割り当てられ軌跡情報に書き込まれる。
【0048】3個以上の対象物体が距離センサの測定範
囲内に存在し、対象物体が画像形成装置から見て重なり
あった(同一のセンサの測定方向上に存在する)場合に
も、同様にして各対象物体について変化量eを計算しそ
れらを比較することにより対象物体と検出位置との対応
をとる。
【0049】認識判断トリガの生成 近づいてくる対象物体17までの距離rが、ある値Lmi
n以下になると、パラメータ抽出部8は対象物体17に
関する距離判断を行うため制御部11に対して認識判断
トリガを送る。複数の対象物体が測定範囲内に存在する
場合には、対象物体のうちどれかまでの距離rがある値
Lmin以下になる毎にこの動作が動こる。認識判断トリ
ガは制御部11で認識判断要求信号に変換され、認識判
断部9に送られる。同様に、画像形成装置を使用してい
る対象物体が遠ざかる際に、対象物体までの距離rが、
ある値Lmin以上になると、パラメータ抽出部8は対象
物体に関する認識判断を行うために制御部11に対して
認識判断トリガを送る。複数の対象物体が測定範囲内に
存在する場合も近づく場合と同様である。図23に判断
認識トリガ生成の様子を示す。
【0050】Lminの値は、普通は認識判断装置が認識
判断結果(=例えば、対象物体が画像形成装置に作用す
るか否か)をサービス提供装置に出力しなければならな
い距離に設定される。この距離は、認識判断装置からの
出力結果によってもたらされるサービスの種類およびサ
ービスにかかる時間、対象物体の移動速度、等によって
適宜決定される。Lmaxの値は、距離センサの測定最大
距離(図4のRmax)以内の距離に適宜設定される。認
識判断トリガを出力した後、認識判断を行う必要のある
対象物体の軌跡情報に関するデータ(軌跡情報が格納さ
れている記憶装置内のアドレスや、軌跡データのサイ
ズ、対象物体が近づいてきているのか遠ざかっているの
か、等、認識判断部で軌跡情報のアクセスの際に必要と
されるデータ)を認識判断部9へ送る。
【0051】認識判断部 認識判断部9では、制御部11からの要求により応答対
象の物体に関わる判断をおこなう。認識判断要求信号を
制御部11から受け取った後、パラメータ抽出部8より
認識判断を行う必要のある対象物体の軌跡情報に関する
データ(軌跡情報が格納されている記憶装置13内のア
ドレスや、軌跡データのサイズ、対象物体が近づいてき
ているのか遠ざかっているのか、等、軌跡情報のアクセ
スに必要とされるデータ)をパラメータ抽出部8より受
け取る。しかる後、記憶装置13内の認識判断を行う必
要のある対象物体の軌跡情報にアクセスし所定の処理を
おこなうことによって、例えば、対象物体が近づいてく
る場合には画像形成装置の使用者であるか否か(画像形
成装置を「使う」か「使わない」か)、遠ざかっていく
場合には画像形成装置の使用を終了したか否か(「使用
中」か「使い終わったか」か)、等の判断を行い、その
結果を後処理部10へ出力する。以下に認識判断の処理
のうち、対象物体が近づいてくる場合について画像形成
装置を「使う」か「使わない」かの判断をおこなうため
の処理の幾つかの例を説明する。
【0052】前処理 対象物体に関する認識判断のために、認識判断部9では
軌跡情報から幾つかのパラメータの生成を行う。距離セ
ンサの測定範囲内に基準とする距離を1つ以上幾つか設
ける。例えば、図24のように画像形成装置の中心から
距離L0,L1,L2,…,L(n−1)のn個の基準
距離(但し、L0<L1<L2<…L(n−1)の関係
が成り立つものとする)を設けるとする。ここで、画像
形成装置から最も近い距離L0の基準距離は、Lmin
(パラメータ抽出部により認識判断トリガが生成される
距離)に等しいものとする。基準距離Lmにおける軌跡
情報を、時刻tLm、距離rLm(=Lm)、方向θLm、移
動速度vLm、移動方向φLmとし、また、距離L(m−
1)とLmとの間の移動速度の変化量をΔvLm(=vLm
−vLm-1))、移動方向の変化量をΔLm(=φLm−φL
(m-1))とし、各距離についてパラメータを生成する
(但し、距離L0における移動速度の変化量ΔvL0と移
動方向の変化量Δφ0とを除く)。各距離について生成
されたパラメータを概念的に図25に示す。生成された
パラメータは、さらに次の段階で利用可能なように処理
をされる。例えば、値範囲によりグループ分けされその
グループ番号に変換されたり、ある値範囲についての正
規化処理等がおこなわれる。
【0053】認識判断処理 前処理段階で生成されたパラメータを使い認識判断をお
こなう方法のうち、ニューラル・ネットワークを使う方
法について以下に述べる。例えば、対象物体が画像形成
装置を「使う」か「使わない」かを判断するための以下
のようなニューラル・ネットワーク21を用意する。図
26に入力層22、中間層23、出力層24の3層から
構成される階層型ニューラル・ネットワークによる認識
判断用ニューラル・ネットワーク21の模式図を示す。
入力層22は入力する各パラメータに対応しており、出
力層24は各判断(この場合は「使う」および「使わな
い」)に対応している。ここで使われるニューラル・ネ
ットワークは、予め実験等により収集された特徴的なパ
ターンを教師データとして、所定の方法(例えば、バッ
クプロパゲーション)で学習しておく。つまり、各パラ
メータを入力とし、その時対象としている物体が画像形
成装置を「使う」か「使わない」かを学習させておくも
のとする。
【0054】認識判断処理の際は、制御部からの制御信
号により軌跡情報より生成されたパラメータが認識判断
用のニューラル・ネットワークに入力され、その際のニ
ューラル・ネットワークの出力層24のうち、最も強く
発火した(最も出力値の大きい)ユニットに対応する結
果を認識判断結果として後処理部10へと出力する。同
様の仕様で、対象物体が画像形成装置を「使用中」か
「使い終わった」かを判断するためのニューラル・ネッ
トワークを用意し、認識判断結果を後処理部10へと出
力する。
【0055】後処理部 後処理部10では認識判断結果を取りまとめて最終的に
外部に出力する形式に整えた後、必要ならば制御部11
に状態変化を通知した後、入出力管理部12へ認識判断
データを送る。例えば、図27に示すように距離センサ
の測定範囲に対象物体が複数存在する場合について考え
る。(a)の例の場合には、対象物体Aがすでに画像形
成装置を使用中である所に、新たに画像形成装置を使用
しようとしている対象物体Bがやってくる。この場合、
対象物体Bが画像形成装置から距離Lminにさしかかっ
たところで認識判断トリガが生成され、認識判断部9に
より対象物体Bが画像形成装置を「使う」と判断される
が、この判断はマスクされるか保留されないと、対象物
体Aが使用中にもかかわらず対象物体Bに対するサービ
スが開始されるといった不具合が生ずる。逆に(b)の
例の場合のように、対象物体Bが画像形成装置を使用中
である状態で、前の使用者である対象物体Aが立ち去っ
たとする。この場合、対象物体Aが画像形成装置から距
離Lmaxにさしかかったところで認識判断トリガが生成
され、認識判断部9により対象物体Aが画像形成装置を
「使い終わった」と判断されるが、この判断もマスクさ
れるか保留されないと、対象物体Bが使用中にもかかわ
らずサービスが開始される(余熱モードに遷移したりオ
ートリセットがかかったり等)といった不具合が生ず
る。後処理部10では必要ならば制御部11を通して外
部(画像形成装置)の情報(例えば、コピー中であるか
否か、等)を取り込み、複数の対象物体に関する判断を
マスクしたり保留したりすることにより状態を変化させ
る必要が生じた場合にのみ、入出力管理部12へ認識判
断データを送る。
【0056】制御部 制御部11は認識判断装置全体の制御をおこなう。おも
な制御内容には次のようなものがある。
【0057】(1)各ブロックのタイミング処理 認識判断装置内の各ブロック(センサ駆動部7、パラメ
ータ抽出部8、認識判断部9、後処理部10、入出力管
理部12)間でのデータの受渡しのための同期処理をお
こなう。例えば、あるブロックAからあるブロックBに
対してデータが転送される場合、まず、ブロックAから
制御部11に対してデータ送信要求が出される。制御部
11はブロックBに対してブロックAからのデータ受信
要求信号を送り、ブロックBの受信準備が完了したこと
を確かめた後、ブロックAにデータ送信要求信号が送ら
れる。ブロックAでは制御部11からのデータ送信要求
信号を受け取った後、データの転送を開始する。
【0058】(2)各ブロックの要求処理 認識判断装置内の各ブロックから送られてくる要求(例
えば、パラメータ抽出部で発生する認識判断トリガ、各
ブロックで発生するエラーに対するリカバリー要求、
等)について定められた処理をおこなう。
【0059】(3)記憶装置のアクセス管理 複数のブロックが同時に記憶装置へのアクセスをおこな
わないように(読み出し/書き込みがぶつからないよう
に)、アービトレーションをおこなう。認識判断装置内
の各ブロックは、記憶装置にアクセスする際には制御部
にアクセス権を要求し許可された場合にのみアクセスで
きる。
【0060】(4)外部とのインターフェイスの制御 外部(画像形成装置)からのクロック信号やリセット信
号を入出力管理部12を通して受け取り、外部と認識判
断装置内の各ブロックとの同期処理をおこなう。また、
外部情報(画像形成装置の状態、例えば「稼働中である
/ない」や、操作パネルの情報、等)を取り込み、認識
判断に必要なものについては、対応する各ブロックへ転
送する。
【0061】外部からの種々の要求を入出力管理部12
を通して受け取り、その要求に答える処理をおこなう。
例えば、外部から対象物体の軌跡情報が要求されると、
記憶装置内の所定のエリアから軌跡情報を読み出し、入
出力管理部12を通して出力する等の処理がこれにあた
る。また、認識判断装置内でエラー等が発生した際の外
部への要求(例えば、操作パネルにエラーの表示をおこ
なう、等)も制御部11で生成され、入出力管理部12
を通して外部に出力される。
【0062】入出力管理部 入出力管理部12は、外部I/F線16を通じての外部
(画像形成装置)とのインターフェイスをつかさどる。
また、外部との同期をとるためのバッファとしても機能
し、各入出力データ/信号は入出力管理部12でラッチ
され同期をとられる。入出力される信号には、後処理部
10で生成されサービス提供装置に送られる対象物体に
関する判断データの他に、認識判断装置と外部との間の
各種要求、タイミング信号、等の制御信号も含まれる。
【0063】記憶装置 記憶装置13は、各ブロックで生成されたデータを必要
に応じて蓄えておくRAM、および各ブロックを動かす
のに必要なプログラムおよびデータを蓄えておくROM
により構成され、各ブロックによりデータの読み出し/
書き込みがおこなわれる。
【0064】サービス提供装置 サービス提供装置概略 サービス提供装置4は、OA機器の各部の駆動する機能
を有し、認識判断装置3で生成された各種判断結果を受
り取りそれに対応する自動応答によりサービスを具現化
する。また、必要があれば認識判断部に対して対象物体
に関するより詳しい情報を要求する。サービス提供装置
4は概念的な装置であり、その実現形態には幾つかの方
法が考えられる。特に、専用のハード・ウェアを用意す
ることを規定せず、OA機器の中央演算装置等によりソ
フト・ウェア的に機能を代行することの可能なサービス
についてはそのような方法で実現したほうがよい。
【0065】人を対象としてサービス OA機器に近づく応答対象の物体(人)があり、その物
体がOA機器を使用する旨の判断データが送られてきた
場合には、以下のようなサービスを実行する。 (1)AI(Artificial Intelligence)余熱機能 (2)AI自動電源スイッチング機能 (3)AI圧板自動開閉機能 (4)AI自動割り込み機能 (5)高さ可変機能 また、OA機器を使用中だった人が操作を終了しOA機
器を離れ、使用を終了した旨の判断データが送られてき
た場合には、以下のようなサービスを実行する。 (1)AI余熱機能 (2)AI自動電源スイッチング機能 (3)AI圧板自動開閉機能 (4)AI自動割り込み機能 (5)AIオートリセット機能 (6)AI原稿・コピー忘れチェック機能
【0066】個人を対象としたサービス OA機器に近づく応答対象の物体(人)があり、個人の
IDがデータとして送られてくる構成の装置について
は、以下のようなサービスを実行する。 (1)オペレーションパネルAI自動設定機能 (2)AIガイダンス機能 (3)管理機能 (4)AI自動割り込み機能 (5)AIオートリセット機能 (6)メッセージ伝言機能
【0067】次に、画像データによる使用者認識/個人
認識について説明する。 使用者認識 前述の自動応答システムでは、センサとして赤外線セン
サなどの距離センサを使用した例をあげた。次に、距離
情報ではなく、画像データを処理することによって得ら
れる、対象物体(人物)が近づく際の体や顔の向きなど
の情報を基に、その人が「使用する人」であるのか、
「単なる通過者」であるのかを認識/判断する方法につ
いて説明する。距離センサを使用した場合の構成例であ
る図1、実装例である図2、認識判断装置の基本構成で
ある図3などは、以下に述べる画像データによる認識方
式での場合も全く同様である。但し、距離センサ2は、
CCDやMOS、撮像管などを使用した何らかの画像デ
ータ入力のためのセンサである必要がある。図3のパラ
メータ抽出部8では、画像データなどから必要な情報を
画像処理などによって抽出することになる。
【0068】さて、本認識判断装置が付帯されている複
写機などの画像形成装置5を使用する為に近づいて来る
人の動作を考えてみよう。特に、障害物のない場合、通
常人は、使いたい装置に対して真っ直ぐに歩いてくると
考えてよい。つまり、使用したい装置に対して体の向き
を真っ直ぐにして近づいて来る。また、何らかの障害物
などがあったりして、真っ直ぐに近づいて来れない場合
でも、目標の装置の位置まで近づくまでに、その装置が
見える範囲に来れば、少なくとも何回かはその装置を直
視すると考えてよい。つまり、使用したい装置に対し
て、顔の向きが幾度となく真っ直ぐ向くことになる。こ
のような、人間が自然に振る舞う行動をルールとして蓄
えておき、画像処理などによりこれらの行動を抽出/判
定することにより、対象人物が「使用者」なのか単なる
「通過者」なのかを判断する。
【0069】以下、図28を参照して具体的な判断の仕
方の簡単な例について説明する。撮影した画像データに
おいて、人物が撮影されているかをまず判断しなければ
ならない(step1)。これには、例えば、誰も映ってい
ない画像データを保持しておき、撮影された画像データ
との差分をとることなどにより可能となる。つまり、現
在撮影した画像データから背景部分を消去することによ
り、残った部分は、背景でない何らかの移動する物体、
つまり対象人物であることが分かる。
【0070】次に、対象人物の画像データにおいて、体
もしくは顔の向きを検知しなければならない(step
2)。検知と言っても、こちらを向いているか否かを判
断すればよい。非常に単純な例としては、撮影された人
物の体もしくは顔の向きがこちらを向いていれば使用者
として判断してもよい。しかし、通常唯一度だけこちら
を向いていたからといって、単純には判断しがたい。つ
まり、これだけでは十分な精度は得られない。そこで、
例えば、カウンタを設け、こちらを向いていたと観測さ
れる回数をそのカウンタによって記憶しておき、あらか
じめ設定しておいた回数分だけ観測されたときに「使用
者」であると判断しても良い。また、向きをyes/n
oではなく、例えば、角度数等によって数値化して観測
し、そのデータ列によって判断してもよい。この場合、
あらかじめ「使用者」のデータ列パターンを記憶してお
き、その記憶しておいた表を参照することにより判断し
てもよいし、時間と向きをパラメータとして適度な重み
パラメータを付加した評価関数によって判断してもよい
し、「使用者」の行動パターンを自然言語的なルール
(例えば、短時間に何回もこちらを向いたら、使用者で
ある。等)によって記述しておき、ファジィ推論によっ
て判断してもよいし、あらかじめ「使用者」の行動パタ
ーンをニューラルネットワークに記憶させ、観測された
データ列を入力としてニューラルネットワークから「使
用者」であるか否かを出力させるようにしてもよい。
【0071】また、本認識処理を実施するための構成
は、基本的には、前述のものと特に大きくは変わりはな
いが、図1における距離センサ2は、CCDなどの画像
入力センサに変わる。また、近づいて来る対象物体(対
象人物)が撮影された画像データは、図3のパラメータ
抽出部8で処理される。ここで抽出すべき特徴量(デー
タ/情報)は、先に述べた対象人物の顔又は体の向きで
ある。また、認識判断部9では、先に述べた表参照や、
評価関数、ファジィ推論、ニューラルネットワークなど
により判断処理を行うことになる。
【0072】個人認識 人物である対象物体を特定の個人であることを認識する
ことを、個人識認と呼ぶ。個人認識においては、更に大
きな2つの認識に分けられる。一つは、あらかじめ登録
されている個人を特定するという認識(既個人特定化識
別)と、もう一つは、特に個人を登録しておくのではな
く、ある時点で観測された対象人物に対し、同じ人であ
るか否かを認識(逐次同一人物判別)するものである。
前述の自動応答システムでは、センサとして対象物体の
位置を計測するために、距離センサを具備する例を示
し、その一具体例として赤外線や超音波センサなどを挙
げて説明した。ここでは、対象人物の個人認識に関する
例を示すが、この場合センサの具体例としては、CCD
などによる画像入力後、画像データを処理する例を中心
として述べる。
【0073】この場合、図1に示された認識判断装置3
において個人認識を行い、距離センサ2は画像データが
入力できるセンサとなるだけで、基本的な構成は何ら変
わらない。以下では、説明を簡単にするために一つの画
像入力センサを例として説明するが、図1、図2などで
示したのと同様に複数のセンサを設けても良い。なお、
センサとしてCCDなどの画像入力装置を用いても、前
述の自動応答システムで説明した対象物体までの位置を
観測することは、現在の画像処理技術をもってすればな
んら問題なく可能である([「ロボット」bit 増刊、pp
711/724,1976年7月号],[「立体視」日本ロボット学会
誌,Vol.1,pp30/35,1983]など参照)。つまり、画像
入力センサは、距離センサの一具体例に過ぎず、例え
ば、1台の固定されたセンサから撮影された画像データ
から対象物体の位置を求めるには、対象人物の足の位置
の画像データ座標を抽出し、実世界の座標データにマッ
ピングすればよいし、センサが複数台ある場合は、三角
測量の原理を応用(両眼立体視法)すれば対象物体まで
の位置を観測できる。よって、センサが前述の赤外線セ
ンサなどから画像センサに変わったとしても、前述まで
の処理は同様に可能であるばかりか、以降に説明する個
人認識においても有用なセンサとなる。
【0074】既個人特定化識別 画像データから、既に登録されている個人を特定化す
る、既個人特定化識別についてその処理方法を述べる。
識別技術は古くから存在し、例えば、文字認識などで実
用化されている。既個人特定化識別においても、同様の
技術/原理で行える。原理を簡単に説明すると、あらか
じめ辞書と呼ばれる特定化すべきものの特徴について記
述したものを用意し、観測された入力データの特徴を抽
出し、辞書の各内容と比較して、最も特徴が合致してい
るものを、特定されたものとするわけである。また、こ
のような識別論的なアプローチのほかにも、表参照方
式、評価関数方式、確信度計算方式、ファジィ推論方
式、ニューラルネット方式なども知られている。
【0075】個人を識別するためのデータとして、あら
かじめ登録しておなかければいけない個人に関する情報
つまり特徴は、画像処理などによって得られる特徴であ
れば何でもよいが、個人を見分けるのに良いものでなけ
ればならない。例えば、身長、体重(体積)、性別、体
や顔の大きさや形、眼鏡の有無などが考えられる。身長
は画像データより頭から爪先までの画素数を実際の長さ
に変換することにより得られる。これは対象物体までの
距離がわかっているはずなので、変換は容易である。頭
および爪先を見つけだすことは、2値化やフィルター処
理などの通常の画像処理技術や知識工学をもってすれば
実現可能である。性別は、髪の毛の形状や、覆き物、化
粧の有無、などを画像処理により得ることにより判別可
能である。画像データによって個人を特定するのに有効
とされ、よく用いられているのは、顔の特徴である。例
えば、目の離れ具合、目の形、顎の輪郭、などのよう
に、各部品間の関係や個々の部品の形状などがよく使用
される。
【0076】この既個人特定化識別の個人認識により、
ユーザの操作性を向上したり、装置の管理を省力化する
ことなどを実現することが可能となる。例えば、複写機
などの画像形成装置にこの個人認識装置を付けた場合、
オペレーションパネルAI自動設定機能、AIガイダン
ス機能、AI自動割り込みなどを実現することが可能と
なる。
【0077】逐次同一人物判別 次に、前述のように、あらかじめ個人を登録しておくの
ではなく、ある時点で観測された対象人物に対し、同じ
人であるか否かの認識である、逐次同一人物判別につい
て述べる。これは、ある時点で観測された対象人物の特
徴を記憶しておき、別の時点で観測された対象人物の特
徴と一致しているかどうかを判定して、同一人物である
かどうかを判別/認識するもので、あらかじめ特定した
い個人の特徴などを含む情報を辞書として登録しておく
必要がない代わりに、例えば、観測された人の名前など
の人為的に誰かが装置に入力してやらなければ分からな
い情報は得ることはできない。逐次同一人物判別を行う
ための方法は、基本的には既個人特定化識別における方
法と大きくは違わない。個人識別では、観測/抽出され
た特徴をもとに、これをあらかじめ辞書に記述しておい
た各個人の特徴を比較するものであったが、逐次同一人
物判定では、ある以前の時点で直接観測された特徴とを
比較する点が違う。同一人物判定において、ある時点で
観測された対象人物の特徴は、辞書として記憶してお
き、後に観測された人物の特徴と比較する際に使用され
るが、直前の観測物体のみを辞書に記憶しても、複数記
憶できるようにしておいても良い。
【0078】逐次同一人物判別が可能になることによ
り、例えば、装置の使用者が代わったことが分かるの
で、その時点で「使用中/使い終わった」を区別するこ
とができる。同一人物と判別される人が来た場合、それ
がある一定時間内であれば、「使用中」であると認識で
きるし、同一人物でない人がやって来れば、前の人は使
い終わったと認識できる。また、この装置が例えば複写
機であれば各パラメータを自動的にリセット(AIオー
トリセット機能)して次の使用者の誤操作を防ぐことな
どが可能となる。また、AI自動割り込み機能も個人ま
で特定できなくても、本認識により可能となる。また、
逐次同一人物判別における特徴を観測するためのセンサ
は、特にCCDに限られるわけではない。例えば、色セ
ンサや体重計、音センサなどの人物の特徴を測定できる
ものであれば何でもよい。また、先に説明したCCD等
による画像入力センサのように単独で判別可能なセンサ
もあるが、単独では判別が困難なセンサでも、複合して
用いることにより、より高い精度で判別が可能となる。
この場合の構成は、図1にある距離センサ2と並列にこ
れらのセンサを連結させれば良いだけである。
【0079】
【実施例】以下に、本発明の各実施例について説明する
が、各実施例とも、図1の距離センサ2として超音波方
式と赤外光方式が考えられる。図29は、超音波方式距
離センサの基本構造を説明するための図で、この超音波
方式距離センサは超音波発信部30と超音波受信部31
とから成り、一体ユニット又は別ユニットとして構成で
きるようになっている。超音波発信部30から発信され
た超音波33は、対象物体32に当り、反射波34とし
て反射し、超音波受信部31にて受信される。
【0080】図30は、赤外光方式距離センサの基本構
造を説明するための図で、この赤外線方式距離センサ
は、赤外光投光機能部40と赤外光受光機能部41とか
ら成り、一体ユニット又は別ユニットとして構成できる
ようになっている。この赤外光投光機能部40は、投光
用の光源となる赤外LED40a、赤外光を集光、発散
させる投光レンズ40bとで構成され、また、赤外光受
光機能部41は、対象物体42となる人間の反射光を集
光する受光レンズ41a、光量を測定する赤外光検出器
41bから構成され、赤外線投光機能部40から投光さ
れた赤外線43が対象物体42に当り、反射光44とし
て反射し、赤外光受光機能部41にて受光される。例え
ば、赤外光投光機能部40の投光レンズ40bの代わり
に、図31に示す反射、凹球面ミラー40c、図32に
示す反射シリンドリカルミラー40d、または図33に
示す反射トロイダルミラー40eを使用して、赤外光を
2次元的に投光することができる。
【0081】ここで、例えば、赤外光投光機能部40の
投光レンズ40bの代わりに、図2の画像形成装置5の
高さ方向に、ほぼ平行光となり、画像形成装置5の幅方
向に光源40aの発散角以上に発散作用を持つ図33の
反射トロイダルミラー40eを使用する。そうすると、
画像形成装置5の幅方向に光源40aの発散角以上に、
扇型に広がった2次元の光束43eとなり、1個の赤外
光投光機能部で、画像形成装置5の前面の全ての範囲を
投光することができる。従って、投光レンズ40bの代
わりに、図33の反射トロイダルミラー40eを使用
し、距離センサを赤外光投光機能部1個と赤外光受光機
能部1個で構成すれば、画像形成装置5から対象物体4
2までの距離を検知できる。
【0082】また、例えば、赤外光投光機能部40の投
光レンズ40bの代わりに、図2の画像形成装置5の高
さ方向に、ほぼ平行光となり、画像形成装置5の幅方向
に光源40aの発散角以上に発散作用を持つ図33の反
射トロイダルミラー40eを使用する。そうすると、画
像形成装置5の幅方向に光源40aの発散角以上に、扇
型に広がった2次元の光束43eとなり、1個の赤外光
投光機能部で、画像形成装置5の前面の全ての範囲を投
光することができる。従って、投光レンズ40bの代わ
りに、図33の反射トロイダルミラー40eを使用し、
距離センサを赤外光投光機能部1個と赤外光受光機能部
2個で構成すると、画像形成装置5から対象物体42ま
での距離が2種類検知できるので、画像形成装置5から
対象物体42までの距離だけでなく、画像形成装置5に
対する対象物体42位置が特定できる。
【0083】例えば、赤外光投光機能部分40の投光レ
ンズ40bの代わりに、図2の画像形成装置5の高さ方
向にのみ、ほぼ平行光となるような図32の反射シリン
ドリカルミラー40dを使用する。そうすると、画像形
成装置5の幅方向に光源40aの発散角だけ扇型に広が
った2次元の光束43dとなり、1個の赤外光投光機能
部分で、発散角の範囲を投光することができる。従っ
て、投光レンズ40bの代わりに、図32の反射シリン
ドリカルミラー40dを使用し、距離センサを赤外光投
光機能部2個又は数個と赤外光受光機能部1個で構成す
ると、画像形成装置5の前面において、各々の投光範囲
に対する画像形成装置5から対象物体42の距離が検知
できるので、画像形成装置5に対する対象物体42の位
置が特定できる。
【0084】例えば、赤外光投光機能部40の投光レン
ズ40bの代わりに、図31の反射凹球面ミラー40c
を使用すれば、通常の投光レンズ40bと同様に、ほぼ
平行光43cを投光することができる。従って、図31
の反射凹球面ミラー40cを使用し、距離センサを赤外
光投光機能部数個と赤外光機能部数個で構成すると、画
像形成装置5の前面において、各々の投光範囲に対する
画像形成装置5から対象物体42の距離が検知できるの
で、画像形成装置5に対する対象物体42の位置が特定
できる。
【0085】距離センサの赤外光投光機能部分40に於
いて、図34の通常の投光レンズ40bは、球面または
非球面の凸レンズで、光源40aから発散している赤外
光をほぼ平行光43にしている。例えば、通常の投光レ
ンズ40bの代わりに、画像形成装置5の高さ方向にの
み、ほぼ平行光となるような、図35に示すようなシリ
ンドリカルレンズ40fを使用する。そうすると、画像
形成装置5の幅方向に光源40aの発散角だけ扇型に広
がった2次元の光束43fとなり、1個の赤外光投光機
能部で画像形成装置5の前面において、光源40aの発
散角の範囲を投光することができる。
【0086】距離センサの赤外光投光機能部40に於い
て、図34の通常の投光レンズ40bは、球面または非
球面の凸レンズで、光源40aから発散している赤外光
をほぼ平行光43にしている。例えば、通常の投光レン
ズ40bの代わりに、画像形成装置5の高さ方向に、ほ
ぼ平行光となり、画像形成装置5の幅方向に光源40a
の発散角以上に発散作用を持つ図36に示すトロイダル
レンズ40gを使用する。そうすると、画像形成装置5
の幅方向に光源40aの発散角以上に、扇型に広がった
2次元の光束43gとなり、1個の赤外光投光機能部分
で、画像形成装置5の前面の全ての範囲を投光すること
ができる。
【0087】例えば、赤外光投光機能部40の投光レン
ズ40bの代わりに、画像形成装置5の高さ方向に、ほ
ぼ平行光となり、画像形成装置5の幅方向に光源40a
の発散角以上に発散作用を持つ図35のトロイダルレン
ズ40fを使用する。そうすると、画像形成装置5の幅
方向に光源40aの発散角以上に、扇型に広がった2次
元の光束43fとなり、1個の赤外光投光機能部で、画
像形成装置5の前面の全ての範囲を投光することができ
る。従って、通常の投光レンズ40bの代りに図35の
トロイダルレンズ40fを使用し、距離センサを赤外光
投光機能部1個と赤外光受光機能部1個で構成すれば、
画像形成装置5から対象物体42までの距離を検知でき
る。
【0088】例えば、赤外光投光機能部分40の投光レ
ンズ40bの代わりに、画像形成装置5の高さ方向に、
ほぼ平行光となり、画像形成装置5の幅方向に光源40
aの発散角以上に発散作用を持つ図35のトロイダルレ
ンズ40fを使用する。そうすると、画像形成装置5の
幅方向に光源40aの発散角以上に、扇型に広がった2
次元の光束43fとなり、1個の赤外光投光機能部で、
画像形成装置5の前面の全ての範囲を投光することがで
きる。従って、通常の投光レンズ40bに図35のトロ
イダルレンズ40fを使用し、距離センサを赤外光投光
機能部1個と赤外光受光機能部2個で構成すると、画像
形成装置5から対象物体43までの距離が2種類検知で
きるので、画像形成装置5の前面において、画像形成装
置5から対象物体42までの距離だけでなく、画像形成
装置5に対する対象物体42の位置が特定できる。
【0089】例えば、赤外光投光機能部分40の投光レ
ンズ40bの代わりに、画像形成装置5の高さ方向にの
み、ほぼ平行光となるような図36のシリンドリカルレ
ンズ40gを使用する。そうすると、画像形成装置5の
幅方向に光源43aの発散角だけ扇型に広がった2次元
の光束43gとなり、1個の赤外光投光機能部で、発散
角の範囲を投光することができる。従って、通常の投光
レンズ40bの代りに図36のシリンドリカルレンズ4
0gを使用し、距離センサを赤外光投光機能部2個又は
数個と赤外光受光機能部1個で構成すると、画像形成装
置5の前面において、各々の投光範囲に対する画像形成
装置5から対象物体42の距離が検知できるので、画像
形成装置5に対する対象物体42の位置が特定できる。
【0090】例えば、通常の投光レンズ40bを使用
し、距離センサを赤外光投光機能部数個と赤外光受光機
能部数個で構成すると、画像形成装置5の前面におい
て、各々の投光範囲に対する画像形成装置5から対象物
体42の距離が検知できるので、画像形成装置5に対す
る対象物体48の位置が特定できる。
【0091】これまでの例は、2次元的な光束を投光し
たことを特徴としているが、2次元的な光束では、対象
物体42を投光できない場合が考えられるので、より広
範囲に3次元的に投光する例を以下に示す。例えば、距
離センサの赤外光投光機能部40の投光レンズ40bの
代わりに、図37の反射平面ミラー40hか図38の反
射凸球面ミラー40iを使用すると、赤外光を3次元的
に投光することができる。
【0092】例えば、距離センサの赤外光投光機能部4
0の投光レンズ40bの代わりに、図38の反射凸球面
ミラー40iを使用すると、1個の赤外光投光機能部
で、赤外光を3次元に広がった光束43iとなり、画像
形成装置5の前面の全ての範囲を投光することができ
る。従って、投光レンズ40bの代わりに、図38の反
射凸球面ミラー40iを使用し、距離センサを赤外光投
光機能部1個と赤外光受光機能部1個で構成すれば、画
像形成装置5から対象物体42までの距離を検知でき
る。
【0093】例えば、距離センサの赤外光投光機能部分
40の投光レンズ40bの代わりに、図38の反射凸球
面ミラー40iを使用すると、1個の赤外光投光機能部
で、赤外光を3次元に広がった光束43iとなり、画像
形成装置5の前面の全ての範囲を投光することができ
る。従って、投光レンズ40bの代わりに、図38の反
射凸球面ミラー40iを使用し、距離センサを赤外光投
光機能部1個と赤外光受光機能部2個で構成すると、画
像形成装置5の前面において、画像形成装置5から対象
物体42までの距離が2種類検知できるので、画像形成
装置5から対象物体42までの距離だけでなく、画像形
成装置5に対する対象物体48の位置が特定できる。
【0094】例えば、距離センサの赤外光投光機能部分
40の投光レンズ40bの代わりに、図38の反射凸球
面ミラー40iを使用すると、1個の赤外光投光機能部
分で、赤外光を3次元に広がった光束となり、画像形成
装置5の前面の全ての範囲を投光することができる。従
って、投光レンズ40bの代わりに、図38の反射凸球
面ミラー40iを使用し、距離センサを赤外光投光機能
部分2個又は数個と赤外光受光機能部1個で構成する
と、画像形成装置5の前面において、画像形成装置5か
ら対象物体42の距離が検知できるので、画像形成装置
5に対する対象物体42の位置が特定できる。
【0095】例えば、距離センサの赤外光投光機能部分
40の投光レンズ40bの代わりに、図37の反射平面
ミラー40hを使用すると、1個の赤外光投光機能部
で、赤外光を3次元に広がった光束43hとなり、画像
形成装置5の前面の全ての範囲を投光することができ
る。従って、投光レンズ40bの代わりに、図37の反
射平面ミラー40hを使用し、距離センサを赤外光投光
機能部数個と赤外光受光機能部数個で構成すると、画像
形成装置5の前面において、各々の投光範囲に対する画
像形成装置5から対象物体42の距離が検知できるの
で、画像形成装置5に対する対象物体42の位置が特定
できる。
【0096】例えば、距離センサの赤外光投光機能部分
40の投光レンズ40bの代わりに、図39の凹レンズ
40jを使用すると、光源40aの発散角以上に光束を
発散させることができ、赤外光が3次元に広がった光束
となり、画像形成装置5の前面の全ての範囲を投光する
ことができる。
【0097】例えば、距離センサの赤外光投光機能部分
40の投光レンズ40bの代わりに、図39の凹レンズ
40jを使用すると、1個の赤外光投光機能部で、赤外
光が3次元に広がった光束となり、画像形成装置5の前
面の全ての範囲を投光することができる。従って、投光
レンズ40bの代わりに、図39の凹レンズ40jを使
用し、距離センサを赤外光投光機能部1個と赤外光受光
機能部1個で構成すれば、画像形成装置5の前面におい
て、画像形成装置5から対象物体42の距離を検知でき
る。
【0098】例えば、距離センサの赤外光投光機能部分
40の投光レンズ40bの代わりに、図39の凹レンズ
40jを使用すると、1個の赤外光投光機能部で、赤外
光が3次元に広がった光束となり、画像形成装置5の前
面の全ての範囲を投光することができる。従って、投光
レンズ40bの代わりに、図39の凹レンズ40jを使
用し、距離センサを赤外光投光機能部1個と赤外光受光
機能部数個で構成すると、画像形成装置5の前面におい
て、画像形成装置5から対象物体42までの距離が2種
類検知できるので、画像形成装置5から対象物体42ま
での距離だけでなく、画像形成装置5に対する対象物体
42の位置が特定できる。
【0099】例えば、距離センサの赤外光投光機能部分
40の投光レンズ40bを除くと、1個の赤外光投光機
能部分で、赤外光を3次元に広がった光束となり、画像
形成装置5の前面において、光源40aの発散角の範囲
で投光することができる。従って、投光レンズ46bを
除き、距離センサを赤外光投光機能部2個又は数個と赤
外光受光機能部1個で構成すると、画像形成装置5の前
面において、各々の投光範囲に対する画像形成装置5か
ら対象物体42までの距離が検知できるので、画像形成
装置5に対する対象物体42の位置が特定できる。
【0100】例えば、距離センサの赤外光投光機能部分
40の投光レンズ40bを除くと、1個の赤外光投光機
能部で、赤外光が3次元に広がった光束となり、画像形
成装置5の前面において、光源40aの発散角の範囲で
投光することができる。従って、投光レンズ40aを除
き、距離センサを赤外光投光機能部数個と赤外光受光機
能部数個で構成すると、画像形成装置5の前面におい
て、各々の投光範囲に対する画像形成装置5から対象物
体42までの距離が検知できるので、画像形成装置5に
対する対象物体42の位置が特定できる。
【0101】
【効果】 構成(1)に対する効果:検出手段の赤外線発光手段が
発する赤外線を、反射ミラーを用いて2次元的に投光す
るため、広範囲の物体について装置からの距離を検出で
き、使用者か否かの認識の精度をあげることができる。 構成(2)に対する効果:赤外線発光手段と赤外線受光
手段をそれぞれ1つ有する検出手段を採用したので、低
コストで利便性のよい装置を提供することができる。 構成(3)に対する効果:1個の赤外線発光手段と2個
の赤外線受光手段を有する検出手段を採用したので、装
置近傍の物体について、装置本体からの距離のみらな
ず、方向をも検出することができるため、使用者か否か
の判断について、より正確な判断を行うことができる。 構成(4)に対する効果:複数個の赤外線発光手段と1
個の赤外線受光手段を有する検出手段を採用したので、
装置近傍の物体について、装置本体からの距離のみなら
ず、方向をも検出することができるため、使用者か否か
の判断について、より正確な判断を行うことができる。 構成(5)に対する効果:複数個の赤外線発光手段と複
数個の赤外線受光手段を有する検出手段を採用したの
で、装置近傍の物体について、装置本体からの距離のみ
ならず、方向をも検出することができるため、使用者か
否かの判断について、より正確な判断を行うことができ
る。 構成(6)に対する効果:検出手段の赤外線発光手段が
発する赤外線を、シリンドリカルレンズを用いて2次元
的に投光するため、広範囲の物体について装置からの距
離を検出でき、使用者か否かの認識の精度をあげること
ができる。 構成(7)に対する効果:検出手段の赤外線発光手段が
発する赤外線を、トロイダルレンズを用いて2次元的に
投光するため、広範囲の物体について装置からの距離を
検出でき、使用者か否かの認識の精度をあげることがで
きる。 構成(8)に対する効果:赤外線発光手段と赤外線受光
手段をそれぞれ1つ有する検出手段を採用したので、低
コストで利便性のよい装置を提供することができる。 構成(9)に対する効果:1個の赤外線発光手段と2個
の赤外線受光手段を有する検出手段を採用したので、装
置近傍の物体について、装置本体からの距離のみなら
ず、方向をも検出することができるため、使用者か否か
の判断について、より正確な判断を行うことができる。 構成(10)に対する効果:複数個の赤外線発光手段と
1個の赤外線受光手段を有する検出手段を採用したの
で、装置近傍の物体について、装置本体からの距離のみ
ならず、方向をも検出することができるため、使用者か
否かの判断について、より正確な判断を行うことができ
る。 構成(11)に対する効果:複数個の赤外線発光手段と
複数個の赤外線受光手段を有する検出手段を採用したの
で、装置近傍の物体について、装置本体からの距離のみ
ならず、方向をも検出することができるため、使用者か
否かの判断について、より正確な判断を行うことができ
る。 構成(12)に対する効果:反射ミラーを用いて赤外線
を3次元に投光するため、装置近傍の物体の高さ方向に
ついても検出することができる。 構成(13)に対する効果:構成(12)の効果に加え
て、赤外線発光手段と赤外線受光手段をそれぞれ1つ有
する検出手段を採用したので、低コストで利便性のよう
装置を提供することができる。 構成(14)に対する効果:構成(12)の効果に加え
て、1個の赤外線発光手段と2個の赤外線受光手段を有
する検出手段を採用したので、装置近傍の物体につい
て、装置本体からの距離のみならず、方向をも検出する
ことができるため、使用者か否かの判断について、より
正確に判断を行うことができる。 構成(15)に対する効果:構成(12)の効果に加え
て、複数個の赤外線発光手段と1個の赤外線受光手段を
有する検出手段を採用したので、装置近傍の物体につい
て、装置本体からの距離のみならず、方向をも検出する
ことができるため、使用者か否かの判断について、より
正確に判断を行うことができる。 構成(16)に対する効果:構成(12)の効果に加え
て、複数個の赤外線発光手段と複数個の赤外線受光手段
を有する検出手段を採用したので、装置近傍の物体につ
いて、装置本体からの距離のみならず、方向をも検出す
ることができるため、使用者か否かの判断について、よ
り正確に判断を行うことができる。 構成(17)に対する効果:凹レンズを用いて赤外線を
3次元に投光するため、装置近傍の物体の高さ方向につ
いても検出することができる。 構成(18)に対する効果:構成(17)の効果に加え
て、赤外線発光手段と赤外線受光手段をそれぞれ1つを
有する検出手段を採用したので、低コストで利便性のよ
い装置を提供することができる。 構成(19)に対する効果:構成(17)の効果に加え
て、1個の赤外線発光手段と2個の赤外線受光手段を有
する検出手段を採用したので、装置近傍の物体につい
て、装置本体からの距離のみらなず、方向をも検出する
ことができるため、使用者か否かの判断について、より
正確な判断を行うことができる。 構成(20)に対する効果:構成(17)の効果に加え
て、複数個の赤外線発光手段と1個の赤外線受光手段を
有する検出手段を採用したので、装置近傍の物体につい
て、装置本体からの距離のみらなず、方向をも検出する
ことができるため、使用者か否かの判断について、より
正確な判断を行うことができる。 構成(21)に対する効果:構成(17)の効果に加え
て、複数個の赤外線発光手段と複数個の赤外線受光手段
を有する検出手段を採用したので、装置近傍の物体につ
いて、装置本体からの距離のみらなず、方向をも検出す
ることができるため、使用者か否かの判断について、よ
り正確な判断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動応答システムをOA機器に適用した場合
の構成概念を説明するためのブロック図である。
【図2】 画像形成装置にセンサを実装した場合の例を
示す図である。
【図3】 認識装置の基本構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 画像形成装置と障害物との関係を示す図であ
る。
【図5】 画像形成装置と障害物との間の距離データを
模式的に示す図である。
【図6】 画像形成装置に対する環境情報の一例を示す
図である。
【図7】 図4における環境情報を示す図である。
【図8】 環境情報の変化の状態を示す図である。
【図9】 図8における距離データを示す図である。
【図10】 図9の場合について、環境情報と距離デー
タとの差をとった結果を示す図である。
【図11】 環境情報の変化の状態を示す図である。
【図12】 図11の要部詳細図である。
【図13】 環境情報の変化の状態を示す図である。
【図14】 図13の要部詳細図である。
【図15】 環境情報の変化の状態を示す図である。
【図16】 環境情報の変化の状態を示す図である。
【図17】 対象物体の移動軌跡情報の概念を示す図で
ある。
【図18】 環境情報の変化の状態を示す図である。
【図19】 環境情報の変化の状態を示す図である。
【図20】 環境情報の変化の状態を示す図である。
【図21】 環境情報の変化の状態を示す図である。
【図22】 環境情報の変化の状態を示す図である。
【図23】 対象物体に対する認識判断を説明するため
の図である。
【図24】 対象物体が画像形成装置に近づいてくる場
合の認識判断の例を説明するための図である。
【図25】 図24の例において、各距離について生成
されたパラメータを概念的に示す図である。
【図26】 階層型ニューラルネットワークの一例を示
す図である。
【図27】 距離センサの測定範囲内に複数の対象物体
が存在する場合の例を説明するための図である。
【図28】 対象人物が画像形成装置の使用者なのか、
否かの判断の仕方の一例を示す図である。
【図29】 超音波方式距離センサの基本構造を説明す
るための図である。
【図30】 赤外光方式距離センサの基本構造を説明す
るための図である。
【図31】 赤外線投光機能部として反射凹球ミラーを
使用した例を示す図である。
【図32】 赤外線投光機能部として反射シリンドリカ
ルミラーを使用した例を示す図である。
【図33】 赤外線投光機能部として反射トロイダルミ
ラーを使用した例を示す図である。
【図34】 赤外線投光機能部として投光レンズを使用
した例を示す図である。
【図35】 赤外線投光機能部としてトロイダルレンズ
を使用した例を示す図である。
【図36】 赤外線投光機能部としてシリンドリカルレ
ンズを使用した例を示す図である。
【図37】 赤外線投光機能部として反射平面ミラーを
使用した例を示す図である。
【図38】 赤外線投光機能部として反射凸球面ミラー
を使用した例を示す図である。
【図39】 赤外線投光機能部として凹レンズを使用し
た例を示す図である。
【符号の説明】
1…OA機器、2…センサ部、3…認識判断装置、4…
サービス提供装置、5…画像形成装置、6…距離セン
サ、7…センサ駆動部、8…パラメータ抽出部、9…認
識判断部、10…後処理部、11…制御部、12…入出
力管理部、13…記憶装置、14…データ線、15…制
御線、16…外部I/F、17…障害物、18…対象物
体、21…階層型ニューラル・ネットワーク、22…入
力層、23…中間層、24…出力層、30…超音波発信
部、31…超音波受信部、32…対象物体、33…発信
超音波、34…反射波、40…赤外光投光機能部、40
a…赤外LED、40b…投光レンズ、40c…凹球面
ミラー、40d…反射シリンドリカルミラー、40e…
反射トロイダルミラー、40f…トロイダルレンズ、4
0gシリンドリカルレンズ、40h…反射平面ミラー、
40i…反射凸球面ミラー、40j…凹レンズ、41…
赤外光受光機能部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 102 G06F 15/62 415 9287−5L (72)発明者 荒井 良徳 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 浪江 健史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 大坪 和久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置から該装置近傍の物体までの距離を
    検出する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基
    づき、検出された物体が前記装置を使用する人か否か
    を、少なくとも検出された物体が該装置に到達する以前
    のタイミングで認識する認識手段と、前記認識手段の認
    識結果により前記装置の動作を制御する制御手段とを有
    する画像形成装置において、前記検出手段が、赤外線発
    光手段と、赤外線受光手段と、反射ミラーとを有し、前
    記赤外線発光手段が発光する赤外線を前記反射ミラーに
    より2次元的に投光し、前記物体から反射してくる赤外
    線を前記赤外線受光手段で受光することにより前記物体
    までの距離を検出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 装置から該装置近傍の物体までの距離を
    検出する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基
    づき、検出された物体が前記装置を使用する人か否か
    を、少なくとも検出された物体が該装置に到達する以前
    のタイミングで認識する認識手段と、前記認識手段の認
    識結果により前記装置の動作を制御する制御手段とを有
    する画像形成装置において、前記検出手段が、赤外線発
    光手段と、赤外線受光手段と、投光レンズとを有し、前
    記赤外線発光手段が発光する赤外線を前記投光レンズに
    より2次元的に投光し、前記物体から反射してくる赤外
    線を前記赤外線受光手段で受光することにより前記物体
    までの距離を検出することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 装置から該装置近傍の物体までの距離を
    検出する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基
    づき、検出された物体が前記装置を使用する人か否か
    を、少なくとも検出された物体が該装置に到達する以前
    のタイミングで認識する認識手段と、前記認識手段の認
    識結果により前記装置の動作を制御する制御手段とを有
    する画像形成装置において、前記検出手段が、赤外線発
    光手段と、赤外線受光手段と、反射ミラーとを有し、前
    記赤外線発光手段が発光する赤外線を前記反射ミラーに
    より3次元的に投光し、前記物体から反射してくる赤外
    線を前記赤外線受光手段で受光することにより前記物体
    までの距離を検出することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 装置から該装置近傍の物体までの距離を
    検出する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基
    づき、検出された物体が前記装置を使用する人か否か
    を、少なくとも検出された物体が該装置に到達する以前
    のタイミングで認識する認識手段と、前記認識手段の認
    識結果により前記装置の動作を制御する制御手段とを有
    する画像形成装置において、前記検出手段が、赤外線発
    光手段と、赤外線受光手段と、投光レンズとを有し、前
    記赤外線発光手段が発光する赤外線を前記投光レンズに
    より3次元的に投光し、前記物体から反射してくる赤外
    線を前記赤外線受光手段で受光することにより前記物体
    までの距離を検出することを特徴とする画像形成装置。
JP22508892A 1992-07-31 1992-07-31 画像形成装置 Pending JPH0650752A (ja)

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