JPH06506679A - 14α,17α−(プロパノ−及び17↑2−プロペノ)エストラトリエン - Google Patents

14α,17α−(プロパノ−及び17↑2−プロペノ)エストラトリエン

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JPH06506679A
JPH06506679A JP4508530A JP50853092A JPH06506679A JP H06506679 A JPH06506679 A JP H06506679A JP 4508530 A JP4508530 A JP 4508530A JP 50853092 A JP50853092 A JP 50853092A JP H06506679 A JPH06506679 A JP H06506679A
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ブル, ジェイムズ アール.
エルガー, ヴァルター
フリッツェマイアー, カール−ハインリッヒ
クラッテンマッハー, ロルフ
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シエーリング アクチエンゲゼルシヤフト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 14α、17α−(プロパノ−及び 172−プロペノ)エストラトリエン 本発明は、式■ U式中R1は水素原子、メチル又は炭素原子数1−12を有するアシル基を表わ し、R2は水素原子、炭素原子数1〜12のアシル基を表わし、17 ’−−1 72はC−C単結合又は二重結合を表わす]の新規14α、17α−(プロパノ −及び172−プロペノ)エストラトリエンに関する。
アシル基R1及びR2としては、炭素原子数1〜12の有機カルボン酸の残基が これに該当する。これは、脂肪族、脂環式、脂肪族−指環式及び芳香族モノカル ボン酸から誘導される。環中の炭素原子数は、3〜5で変動する。基R1及びR 2としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバリン酸、カプロン酸、 ヘプチル酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸 、3−シクロペンチルプロピオン酸及び安息香酸のアシル基が有利である。
国際特許出願(WO)88101275号明細書から、14.17−ニタノーエ ストラトリエンが公知である。この化合物は17α−エチニル基を含有しないが 、経口適用の後にも、エチニルエストラジオールと同様にエストロゲン作用を有 する。従来は、経口作用を得るために、17α−エチニル基が必要であると考え られていた。
ところで、新規14α、17α−(プロパノ−及び172−プロペノ)エストラ トリエンは、経口適用後に同様に有効で、この際、第1表に記載のように、エチ ニルエストラジオールの作用を越える。本発明の化合物も17α−エチニル基を 含有しない。
アレン−トイシイ−テストで、卵巣摘出ラッテにおける膣脂膏の評価を、試験物 質第1日(dl)の1回適用後、第3〜5日(d3〜d5)に行なう。次のよう に周期を区別する: 1−発情期間(白血球及び核含有上皮細胞)2=発情前期(核含有上皮細胞) 3=発情期 (核不含角質塊) 4=発情後期(核不含角質塊、白血球、上皮細胞)。
エストロゲン作用物質は、経口又は皮下適用の後に、膣上皮の増殖及び表面細胞 位の角質化をもたらす。
限界値としては、動物の50%で第3期に達するエストロゲンの量がみなされる 。更にエストロゲンは、子宮重量を増加する作用を有する。
本発明の化合物は、エチニルエストラジオールと同様に処方でき、使用すること ができる。これは、ガレヌス製剤に慣用の添加物、担持剤及び矯味矯臭剤と共に 公知方法で慣用の医薬品形に加工される。経口適用のために、殊に、錠剤、糖衣 丸、カプセル、火剤、懸濁液又は溶液が使用される。非経腸適用のために、殊に 油溶液例えばゴマ油−又はヒマシ油溶液が使用され、これらは、場合によっては 付加的に稀釈剤、例えば安息香酸ベンジル又はベンジルアルコールを含有してい てもよい。薬剤組成物中の作用物質濃度は、適用形及び使用目的に応じて決まる 。例えば、エストロゲン欠乏症の治療用のカプセル又は錠剤は、作用物質0.0 01〜0.05mgを、筋注用油溶液は1 m l当り作用物質的0.01〜0 .1 m 9を、かつ、膣軟膏は、軟膏100 m l当り約0 、1〜10  m 9を含有しつる。婦人の避妊のためには、本発明のエストロゲンをゲスタゲ ンと組み合せて使用することができる。錠剤又は糖衣丸は、本発明のエストロゲ ン0.003〜0.05me及びゲスタゲン0.05〜0.5 m qを含有す るのが有利である。
本発明の化合物は、婦人のエストロゲン欠乏症、例えば無月経症、月経困難症、 不妊症、冷感症、膣炎及び更年期障害の際に使用できる。更に、この化合物は、 婦人の受胎調節のためのゲスタゲンとの組み合せ製剤中でのエストロゲン成分と して使用することができる。
一般式I [式中R1は水素原子、メチル又は炭素原子数1〜12を有するアシル基を表わ し、R2は水素原子又1ま炭素原子数−1〜12のアシル基を表わし、17+1 =172はC−C−単結合又は二重結合を表わす〕の14α。
17α−(プロパノ−及び172−プロペノ)エストラトリエンは、次のように して製造すること力(できる式■。
のヒドロキシケトン中のカルボニル基を還元してメチレン基にし、場合により、 172.178−二重結合を水素化し、場合により、3−メチルエーテルを離脱 させるか又は17−ヒドロキシ基をエステル化し、場合により、3−ヒドロキシ 基を部分的に、又は3−及び17−ヒドロキシ基を同時にエステル化し、場合に よっては、こうして得た3、17−ジアシロキシーを選択的に鹸化して3−ヒド ロキシ−17−アシロキシ−化合物にする。
カルボニル基を還元してメチレン基にするのは、ステロイド化学に慣用の方法で 実施する。
有利な方法では、ケトン(カルボニル)を、まずジケタールに変じ、次いで、液 体アンモニア中でナトリウムを用いて還元する。溶剤としては、テトラヒドロフ ラン、ジオキサン、ペンゾール及びドルオールが使用される。
172.178−二重結合の水素化は、自体公知の方法で、有利には、不活性担 体上の稀土類金属触媒の存在で行なう。場合により引続く3−メチルエーテルの 離脱は、ステロイドエーテル離脱の慣用法により行なう。例えば、3−メチルエ ーテル離脱は、不活性溶剤中でルイス酸と共に加熱沸騰することにより実施する ことができる。ルイス酸としては、例えば、三弗化ホウ素エーテレート又はジイ ソブチルアルミニウムヒドリド(D I BAH)が好適である。溶剤としては 、ペンゾール、ドルオール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等がこれに該当す る。
アシロキシ基の鹸化は、自体公知法で行なうことができる。例えば、水性アルコ ール溶液中の塩基例えばメタノール水溶液中の水酸化カリウムを用いる鹸化を行 なう。
場合により引続く、フェノール性及び3級ヒドロキシ基の鹸化のためには、通例 ステロイド化学におけるエステル化に使用される方法を使用する。例えば、強酸 例えばトリフルオロ酢酸、過塩素酸又はp−)ルオールスルホン酸の存在下、室 温又はいくらか高めた温度での酢酸又は無水酢酸との反応又は3級アミンの存在 、約20〜80℃での無水酢酸との反応が挙げられる。
3級アミンとしてのピリジン及び4−ジメチルアミノ−ピリジンを共用する場合 には、室温で低級カルボン酸を用いて、又は特に40〜80℃で高級カルボン酸 を用いてエステル化を実施するのが有利である。
双方の可能な半エステルの合成は、部分的エステル化又は部分的鹸化により行な う: a) 3.17β−ジヒドロキシ化合物から出発して、フェノール性ヒドロキシ 基の選択的エステル化により、3−アシロキシ−17β−ヒドロキシ化合物を得 ることができる。この反応は、ヘテロ環式窒素原子芳香化合物、有利にピリジン の存在での相応する酸無水物の反応により達成される。反応温度としては、室温 と反応混合物の沸点との間の範囲が好適である。
b) 3.17β−シアシロキシ化合物から出発し、フェノール性アシロキシ基 の選択的鹸化により、3−ヒドロキシ−17α−アシロキシ化合物を得ることが できる。この合成は、水性メタノール溶液中での、炭酸アルカリ又はアルカリ土 類金属炭酸塩例えば炭酸カリウム又は炭酸カルシウムとの反応により行なう。反 応温度としては、室温と反応混合物の沸点との間の範囲が好適である。
次に、出発化合物(式−■のヒドロキシケトン−化合物■と同じ)の製造を記載 する。それに引続〈実施例で、本発明を詳説する。
出発化合物の製造 3−メトキシ−16−メチルエストラ−1,3,5(10)、14.16−ペン タエン−17−イルアセテート(2) 酢酸イソプロペニル(400mA’)中の3−メトキシ−16−メチルエストラ −1,3,5(10)、15−テトラエン−17−オン(1)(DE−O330 23567(1982)(209;67.7ミリモル)の懸濁液に無水酢酸(8 0mn)及びp−)ルオールスルホン酸(6g)を加える。反応混合物を100 ℃で約20時間撹拌する。冷却後に、氷水上に注ぎ、少量の炭酸水素ナトリウム の添加により中和する。ペンゾールで3回抽出し、集めた有機相を水で洗浄し、 硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空中で濃縮させる。得られた残分(23,5 9)を、酢酸エチル/ペンゾール(1:49)の混合物を用いるシリカゲルのク ロマトグラフィにかける。黄色結晶生成物を酢酸エチル/メタノールからの再結 晶により更に精製する。無色の14.16−ジエン−1フーアセテート(2)1 9.89(87%)が得られる。
融点=129〜130℃: [α ] 20口=+259 ° (CHCIs : c=0. 9) 。
フェニルビニルスルホンの酢酸ジェニル(2)への閉環付加 無水キジロール(6mi’)中の酢酸ジエチル(2)(3,38g;10ミリモ ル)とフェニルビニルスルホン(1,769: 10.5ミリモル)との混合物 を加圧容器中で窒素気下に、140℃に20時間加熱する。薄層クロマトグラフ ィは、僅かな出発物質と共に、生成物(3) 、(4)、(5)[R,値約0. 38 ; 0゜36 : 0.33 ;展開剤:酢酸エチル/ドルオール(1: 9)]を示す。冷却後に、平均R1−値(0,36)の生成物が生じる。残分を 濾過し、クロロホルム/ペンゾールから晶出させる。(172R)−3−メトキ シ−16−メチル−172−(フェニルスルホニル)−14α、17α−エタノ エストラ−1,3,5(10)、15−テトラエン−17β−イルアセテート( 4)(720mv ; 14%)が得られる。
融点=260〜262℃; [α] ”−=103’ (CHCIs ; c=0.9)。
濾液を、酢酸エチル/ペンゾール(1:19)の混合物を用いるシリカゲルでの フラッシュ−クロマトグラフィにより精製する。不純の出発物質(2)(300 rrLg)と共に、シクロ付加生成物(3)と(5)との混合物(3,8g)が 1=1の比で得られる。この混合物の一部分を改めてシリカゲルのクロマトグラ フィにかけると、シロップ状の3−メトキシ−171−メチル−16α−(フェ ニルスルホニル)−14α。
17α−エテノエストラ−1,3,5(10)−トリエン−17β−イルアセテ ート(3)が得られる。
[α]”o=+60° (CHCIs ; c=0.1);IR(CHClg) : 1735cm−’。
シクロ付加生成物(3)及び(5)の還元的脱スルホニル化 シクロ付加生成物(3)と(5)との(約1=1)混合物(22,26g;44 ミリモル)を、無水テトラヒドロフラン(80mA’)と無水メタノール(32 0ml)との混合物中に溶かす。炭酸水素ナトリウムの添加の後に、反応混合物 を0℃に冷却する。激しい撹拌下に、ナトリウムアマルガム(6%;83g)を 添加する。2時間後に、更にナトリウムアマルガム(299)を加える。更に0 ℃で2時間、25℃で16時間後撹拌する。引続き、過剰の試薬の分解のために 、水(50ml)を注意深く添加し、混合物を減圧下に、約1/3の量まで濃縮 する。更に水300m1を添加し、クロロホルムで抽出する。有機相を水で洗浄 し、硫酸マグネシウム上で乾燥させる。真空中に濃縮させ、得られた残分(13 9)を、酢酸エチル/ペンゾール(1: 9)の混合物を用いるシリカゲルクロ マトグラフィにかける。3−メトキシ−171−メチル−14α、17α−エテ ノエストラ−1,3,5(10)−トリエン−17β−オール(6)(11,5 y:81%)が得られる。
融点=147〜149℃(水性メタノールから結晶後): [α] 20.= 129° (CHC13; cm0.8)。
3−メトキシ−171−メチル−14α、17α−エテノエストラ−1,3,5 (10)−トリエン−17β−イルアセテート(7) 無水酢酸(10m1)中の化合物6(2g;6.2ミリモル)の懸濁液に、撹拌 下に0℃でp−ドルオールスルホン酸(200mg)を加える。差当り、澄明溶 液が生じ、これからゆっくり沈殿が生じる。1時間後に水を加え、沈殿物を濾過 し、展開剤としてのペンゾールを用いるシリカゲルのクロマトグラフィにかける 。化合物(7)2.069 (91%)が得られる。
融点=117〜119℃(ジクロロメタン/メタノールから結晶化の後); [al ”o=+87° (CHCIB ;cm0.9)。
アセトキシ−オレフィン(7)のヒドロキシル化無水ピリジン(10m l ) 中の化合物(7)(586m9 ; 1.6ミリモル)の溶液に、二酸化オスミ ウムを加える。25℃で48時間後撹拌し、0℃に冷却し、重亜硫酸ナトリウム 水溶液(100%: 20 m l)を添加する。更に30分撹拌し、次いでペ ンゾールで抽出する。こうして得られた粗生成物(690mg)を、酢酸エチル /ペンゾール(1: 7)の混合物を用いるシリカゲルのクロマトグラフィにか ける。(171S、1725)−171,172−ジヒドロキシ−3−メトキシ −171−メチル−14α、17α−エタノエストラ−1,3,5(10)−ト リエン−17β−イルアセテート(8)(527mg; 82%)が得られる。
融点;209〜210℃(ペンゾール/ヘキサンから結晶化の後); [al ”o=+16°(CHCIs ;cm0.85);IR(CHClg) :3600〜3250(OH)及び1710 (OA C) cm−”。
酢酸エチル/ペンゾール(1: 4)を用いて更に展開すると、(171R,1 72R)−14α217α−エタノ−171,172−ジヒドロキシ−3−メト キシ−171−メチルエストラ−1,3,5(10)−トリエン−17β−イル アセテート(9)(45m9;7%)が得られる。
融点=169〜170℃(ペンゾール/ヘキサンから結晶化の後); [α] ”o=+31° (CHC13; cm0.9):IR(CHCIg) :3690及び3550〜3150(OH)及び1710(OAc )CrrL−10 17β−(アセトキシ)−3−メトキシ−2−オキソ−19−ツルー17α−プ レグナ−1,3,5(10)−トリエン−14−カルボアルデヒド(10)エタ ノール(10ml)中のジオール(8)(10αmg;0.25ミリモル)の懸 濁液に、25℃で撹拌下に、過沃素酸ナトリウム水溶液(6%; 3 m l  )を添加する。25℃で6時間後撹拌する。引続き、真空下に半量まで濃縮し、 水を加え、クロロホルムで抽出する。有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し 、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空中で濃縮させる。
得られた粗生成物を酢酸エチルからの結晶化により精製する。化合物(10)か ら94mgの量で得られる融点=212〜213℃; [al ”o=+3.5 (CHCt、; cm0.85);I R(CHCI g ): 1736 (OAc)及び1715 (br)(14’−及び20 −C=0)cm−’。
17β−ヒドロキシ−3−メトキシ−14α、17α−(172−プロペノ)エ ストラ−1,3,5(10)−トリエン−171−オン(11)1モル水酸化カ リウムメタノール溶液(10mj)の化合物(10)(430mg; 1.08 ミリモル)の溶液を、25℃で3時間撹拌する。引続き、これに水を加え、ドル オールで抽出する。有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウ ム上で乾燥させる。真空下に濃縮させ、得られた粗生成物をクロロホルム/メタ ノールからの結晶化により精製する。17−ヒドロキシケトン(11)114m qが得られる融点=177〜180℃; [α] ”o=+195’(CHCl、、C冨0.8);IR(CHCIg)  二3460及び1670cm−”。
残留母液を溶離液としての酢酸エチル/ドルオール(1: 9)を用いるシリカ ゲルでのカラムクロマトグラフィにかけると、更に、化合物11が197mg得 られる。
3−メトキシ−14α、17α−(171−オキソ−172−プロペノ)エスト ラ−1,3,5(10)−トリエン−17β−イルアセテート(13)a) オ キソアルデヒド10(250mg;0.63ミリモル)を濃塩酸(1mf)と共 にテトラヒドロフラン(10mjり中で50℃で3時間撹拌する。引続き、この 反応溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、ドルオールで抽出する。有機相 を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させる。真空下 に濃縮させ、得られた粗生成物を、溶離液として酢酸エチル/ドルオールを用い るシリカゲルのカラムクロマトグラフィにより精製する。アセトキシケトン13  234mgが得られる。
融点=200〜204℃(クロロホルム/メタノールから結晶化の後); [αl ”I、=+174℃(CHCl s ; c = 1 、0 ) ;I R(CHCI3):1739及び1693 cm−’。
b) ドルオール(6mi’)中のヒドロキシケトン(11)(150mg)の 溶液に、25℃で無水酢酸及びp−トルエンスルホン酸を加える。25℃で4時 間後撹拌し、次いで炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、ドルオールで抽出する 。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、 硫酸マグネシウム上で乾燥させる。真空中で濃縮し、得られる粗生成物を、酢酸 エチル/ドルオールの混合物を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィにより精 製する。149m9の化合物13が得られる。
融点=200〜204℃ 例 1 3−メトキシ−14α、17α−(172−プロペノ)エストラ−1,3,5( 10)−トリエン−17β−オール(15) 化合物11(466mg ; 1.4ミリモル)を氷酢酸(3ml)中に溶かす 。エタンジオール(1ml)を加え、次いで、三弗化ホウ素−ジエチルエーテル −錯体(120μl)を3分し、30℃で30分間に渡って加える。引続き、反 応混合物を炭酸水素ナトリウム溶液上に注ぐ。ドルオールで抽出し、有機相を飽 和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させる。真空下に濃 縮し、得られた粗生成物を、酢酸エチル/ドルオール(1: 9)の混合物を用 いるシリカゲルでのカラムクロマトグラフィにより精製する。
チオケタール(14)260mgが得られる。IR:3481cm−’ 。化合 物14 (350m9:0.85ミリモル)を無水テトラヒドロフラン中に溶か し、撹拌下に液体アンモニア(60ml)中のナトリウム(195mg)の混合 物に加える。−33℃で約2時間後撹拌する。引続き、固体塩化アンモニウムの 添加の後にアンモニアを溜去する。残分に水を加える。ドルオールで抽出し、有 機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空 下に濃縮させる。得られた粗生成物を、酢酸エチル/ドルオール(1:19)の 混合物を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィにかける。14α、17α −プロペノ−化合物(15)230?F19が得られる。
融点=141〜142℃(クロロホルム/メタノールから結晶化の後) [α] ”1)=−)−137° (CHCIa ; cm0.1)IR(CH CIg):3603cyrc−’。
例 2 14α、17α−(172〜プロペノ)エストラ−1,3,5(10) −トリ エン−3,17β−ジオール(16) 無水ドルオール(5mJ)中の化合物15(110mg;0.34ミリモル)の 溶液に、ジイソブチルアルミニウムヒドリド(ヘキサン中1モル; 3.5ml  ; 35ミリモル)を加える。引続き、還流下に24時間煮沸させる。室温ま で冷却の後に、稀塩酸で酸性にする。メタノール/クロロホルム(1: 9)で 抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空下に濃縮させる。
こうして得られた粗生成物を酢酸エチル/ドルオール(1:4)の混合物を用い るシリカゲルのカラムクロマトグラフィにかけて精製する。ジオール(16)9 0ミリが得られる。
融点;156〜159℃(酢酸エチルから結晶化の後); [α] 20o=+ 150° Cc=0.9:テトラヒドロフラン); MS :m/e=310 (M”)。
例 3 3−メトキシ−14α、17α−プロパノエストラ−1,3,5(10)−トリ エン−17β−オール(化合物(15)(175mg)を酢酸エチル中に溶かし 、パラジウム−活性炭(100%; 40mg)の存在下に、水素圧1.3am で30分間水素化する。引続き、濾別し、真空下に濃縮させる。こうして得た粗 生成物を、酢酸エチル/ドルオールの混合物を用いるシリカゲルのカラムクロマ トグラフィにより精製する。化合物(17) 170mgが得られる。
融点=155〜157℃(クロロホルム/メタノールから結晶化の後); [α]。=+86° (CHCla ; cm0.9);I R(CHCIs  ) : 3602cm−”。
例 4 14α、17α−プロパンエストラ−1,3,5(10)−)ジエン−3,1フ β−ジオール(18)無水ドルオール(5mffi)中の化合物17 (105 mf;0.23ミリモル)の溶液に、ジイソブチルアルミニウムヒドリド(ヘキ サ291モル; 3.2ml ;3.2ミリモル)を添加する。還流下に24時 間煮沸する。室温まで冷却の後、稀塩酸で酸性にし、メタノール/クロロホルム (1: 9)で抽出する。真空下に濃縮させ、粗生成物を酢酸エチル/ドルオー ル(3ニア)の混合物を用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィにより精製 する。化合物(18)61mgが得られる。
融点=228〜231℃(酢酸エチルから結晶化の後): [(!] 20o=+ 87° (c=0.6;テトラヒドロフラン)。
次の反応式に、実施例の化合物の製造及びそのために必要な出発化合物を示す: 6フ C17H:茫・ フロントページの続き (72)発明者 フリッツェマイアー、 カールーハインリッヒ ドイツ連邦共和国 D−1000ベルリン27 ロールヴアイシュトラーセ 3 2(72)発明者 クララテンマツハ−,ロルフドイツ連邦共和国 D −10 00ベルリン躬 フリーデルシュトラーセ 斜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一般式I ▲数式、化学式、表等があります▼I [式中R1は水素原子、メチル基又は炭素原子数1〜12のアシル基を表わし、 R2は水素原子又は炭素原子数1〜12のアシル基を表わし、173−172] はC−C単結合又は二重結合を表わす]の14α,17α−(プロパノー及び1 72−プロペノ)エストラトリエン。
  2. 2.3−メトキシ−14α,17α−(172−プロペノ)エストラ−1,3, 5(10)−トリエン−17β−オール、 14α,17α−(172−プロペノ)エストラ−1,3,5(10)−トリエ ン−3,17β−ジオール、 3−メトキシ−14α,17α−(プロペノ)エストラ−1,3,5(10)− トリエン−17β−オール、 14α,17α−(プロパノ)エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3, 17α−ジオールである、請求の範囲1に記載の化合物。
  3. 3.請求の範囲1又は2に記載の化合物を含有する、エストロゲン作用薬剤。
  4. 4.一般式I: ▲数式、化学式、表等があります▼I [式中R1は水素原子、メチル基又は炭素原子数1〜12のアシル基を表わし、 R2は水素原子又は炭素原子数1〜12のアシル基を表わし、173−172は C−C−単結合又は二重結合を表わす]の14α,17α−(プロパノー及び1 72−プロペノ)エストラトリエンを製造する場合に:式II:▲数式、化学式 、表等があります▼IIのヒドロキシケトン中のカルボニル基を還元してメチレ ン基にし、場合により172−173−二重結合を水素化し、場合により、3− メチルエーテルを離脱させるか、又は17−ヒドロキシ基をエステル化し、場合 により、3−ヒドロキシ基を部分的に、又は3−及び17−ヒドロキシ基を同時 にエステル化し、場合により、こうして得られた3,17−ジアシロキシ化合物 を選択的に鹸化して3−ヒドロキシ−17−アシロキシ−化合物にすることを特 徴とする、14α,17α−(プロパノー及び172−プロペノ)エストラトリ エンの製法。
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