JPH06505949A - 板紙製ジャケットを備えたプラスチックコンテナー包装 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 板紙製ジャケットを備えたプラスチックコンテナー包装本発明は、液体または易 流動性の微細顆粒などの流動性製品のためのプラスチ・ツクコンテナー包装に関 し、充填すべき製品を収容するプラスチックコンテナーは、外側を板紙または紙 製の密着するスリーブにより包囲されており、少なくとも一部に板紙ジャケット 用の上部保持縁部を有してなる。

三部品からなる流動性製品用の包装、即ち、液体を収容する、例えばプラスチ・ ツクの瓶などの内側のプラスチックコンテナーと、例えば印刷表面などの種々の 利用法を有する外側の板紙ジャケットとからなる包装は多数知られている。

この種の包装の一つが、例えば本出願人によるドイツ国特許出願公開第３９２１ 　２５８号に記載されている。この包装により、プラスチ・ツクコンテナー自体 にエレメントを取り付けることを避けることができる。米国特許第３．５６７゜ １０４号も三部品包装を記載しており、それは大部分を占めるプラスチ、ツクコ ンテナーが自立することができないので、ジャケットが立たせる機能を担ってい る。

米国特許第３．１６０，３２６号は、この種の三部品包装の一部のコンテナーが 自立性および運搬用ハンドル機能を有し、板紙が内側コンテナーを完全に包囲し ていることを述べており、またドイツ国特許第１９３　７５７号は、保護ハウジ ングを備えた容器を開示しており、その容器は瓶またはジャーであり、保護ハウ ジングは例えばプレスした紙製成形品からなる。どちらの容器の器壁エレメント も互いに固定接続されている。

逆に、容器が印刷表面としての機能を有するスリーブを備え、該スリーブ自体は 伸縮性プラスチック類であり、ラベルを付すべき製品の周囲にスリーブの形態で 設置できることも知られている。

一方がプラスチック類であり他方が紙または板紙製である三部品包装の再使用を 可能にするため、三部品の分離をできる限り速く容易にする努力がなされてきて いる。その一つの方法は、前記の本出願人のドイツ国特許出願公開第３９２１２ ５８号に記載されている。

本発明が解決しようとする課題は、プラスチックコンテナーに、印刷可能で取外 しの容易な板紙ジャケットを容易に取り付けることができるようにすることであ った。本発明によれば、この課題を解決するための手段は、プラスチックコンテ ナーの底部から側壁にかけての遷移ゾーンに保持用ショルダーをなす係止用傾斜 部が設けられており、板紙ジャケットが包囲スリーブをなし、これを係止用傾斜 部上に押し込むことにより、使用状態において、該板紙ジャケットを保持用ショ ルダーどうしの間の位置に保持させるものである。

プラスチックジャケットまたは紙もしくは板紙スリーブを固定するこの方法は、 スリーブをコンテナー自体に接着する必要がないが、その代りにコンテナーの物 理的形状によって直接固定する。スリーブを係止用傾斜部上に押し込み、上部の 保持用ショルダーを保持させると、スリーブはプラスチックコンテナーの表面の 位置に保持され、該スリーブを紛失することがないようにすることができる。特 にプラスチックコンテナーが丸い場合は、スリーブがプラスチックコンテナーの 表面で該プラスチックコンテナーに対して回転しても構わない。

係止用傾斜部の傾きを、ジャケットで包囲されるプラスチックコンテナーの座り の良さにより変化させることができるということは明らかである。しかし、いず れにせよ、係止用傾斜部は、スリーブを係止用傾斜部上に押し込んだ場合に壊れ ないように形成しなければならない。更に、熱可塑性コンテナーは充分な弾性を 有しており、スリーブの係止用傾斜部の上への押し込みを確実に困難なく行うこ とができる。

本発明の態様の一つは、プラスチックコンテナーの断面が非円形、即ち実質的に 正方形または長方形であり、コンテナーのコーナ一部分から離れた平坦な表面の 領域に係止用傾斜部が設けられている。

係止用傾斜部がコンテナーの底部のコーナ一部分に設けられていないことにより 、板紙スリーブを所定位置に容易に押し込むことができる。

一定の弾性を得るため、紙または板紙スリーブに、刻線および／または溝を、使 用状態においてコーナ一部分を包囲する領域に設けることもできる。

本発明の別の態様では、コンテナーの底部が先細りになるかまたは丸みを帯びて おり、その円錐形状領域に係止用傾斜部が設けられており、この特別な形状によ り、紙または板紙製スリーブを係止用傾斜部上に押し込むというプロセスの重要 な第１の部分を容易に行うことができる。

本発明の更に別の態様では、係止用傾斜部が、使用状態において、板紙スリーブ の下縁部をわずかに越えて突出する鼻状突起または隆起状に設けられている。

このような形状は種々の理由から有用であって、例えばスリーブが回転できるプ ラスチックコンテナーについては、プラスチックコンテナーを、例えばスリーブ に設けられた開口部を通して、部分的に見えるようにしたり、スリーブを回して 覆ったりすることができる。例えば、プラスチックコンテナーの一部を透明に形 成して内容物が見えるようにすることもできる。この透明な領域はスリーブの窓 を通して見ることもできるし、またはスリーブを回して覆うこともできるので、 例えば広告効果などが得られる。

本発明の別の態様では、係止用傾斜部を、櫛のように配した複数の歯状突起とし て形成することもできる。

本発明の変更を加えた態様では、コンテナーの上部保持縁部の領域のスリーブに より覆われる側面の部分に、凹部がそれぞれ内向きに設けられており、スリーブ は裏面に該凹部に対応するフラップを有してなる。

この変更した実施態様例は、特にスリーブをプラスチックコンテナー上に確実に 保持し、スリーブがコンテナーの外表面上でずれたり回ったりすることを防止す る（このことが場合により望ましいこともある）。

この態様の変更において、係止用傾斜部を、凹部の下側端が内方を向くようにし て形成してもよい。この形状により、コンテナーの底部近くに設けられた係止用 傾斜部を所望により省略することもできる。従って、スリーブをコンテナーの底 部近（に位置させることができるだけでなく、必要な場合には、スリーブがコン テナーの底部を越えて立脚縁部をなすこともできる。しかし一般には、スリーブ 端部をコンテナーの底部のすぐ上に位置させてよく、コンテナーが完全に包囲さ れたように見える。

本発明による提供される解決策の一般的利点は、種々の態様において、一般にス リーブがプラスチックコンテナーから完全に外れることがないということ、即ち 、誤ったスリーブによりコンテナーの内容物が間違って認識される危険がなくな ることである。

スリーブの取外しを容易にするために、スリーブの接着フラップの一部の外縁部 に接着剤を付けない部分を残して、引き裂き用コーナ一部を形成する。ユーザー にはこれが取り扱いフラップとして提示され、ユーザーがそこを掴んでスリーブ の接着フラップの方へ引き裂くと、該スリーブは裂けながらコンテナーから分離 する。

本発明の他の特徴、詳細および利点は、添付図面に基づ（以下の記載により明ら かになるであろう。

図１は、三部品を一体にはめ込む前の板紙スリーブおよびその上方のプラスチッ クコンテナーを示す。

図２は、スリーブに押し込んだプラスチックコンテナーを示す。

図３は、本発明の一実施態様例におけるスリーブを備えたプラスチックコンテナ ーの底部の断面図である。

図４は、本発明の別の態様例におけるプラスチックコンテナーの底部の外側部分 の平面図である。

図５は、本発明のプラスチックコンテナー包装の変更を加えた態様例の側面図で ある。

図６は、図５のプラスチックコンテナーに使用する板紙スリーブの上部における 立体図である。

図１および２において、符号１で全体を示すプラスチックコンテナー包装は、プ ラスチックコンテナー２と、両端が開口している板紙ジャケット３とからなる。

接着フラップを図１において符号４で示す。

符号２ａで示されるコンテナーの側壁から注出用開口部６を有する頂部５にかけ ての遷移ゾーンにおいて、プラスチックコンテナー２は周囲を囲む保持用ショル ダー７を有する。側壁２ａの方を向いた保持用ショルダー１０を有する係止用傾 斜部９は、図３および図４において符号８で示されるコンテナーの底部から側壁 ２ａにかけての遷移ゾーンに設けられている。保持用ショルダー７および１０の 間隔はスリーブ３の全高よりも少し大きくしであるので、スリーブ３を保持用シ ョルダー７および１０の間の位置に押し込んだ後は、図２に示すように該スリー ブ３を紛失することはない。

ここで、全周を取り囲むように示されている上部保持用ショルダー７を、保持用 ショルダー１０と同様のデザインとすることもできる。

図１および２に示す実施例において、プラスチックコンテナー２の符号１１で示 されるコーナ一部分には係止用傾斜部９を設けておらず、これによりスリーブを 所定位置に押し込むことが更に容易になる。

図３のように、符号１０ａで示される保持用ショルダーの形状を鼻状またはフッ ク状として、これがスリーブ３の下側自由端３ａを把持するようにしてもよい。

図４において係止用傾斜部を符号１９ａで、短い保持用ショルダーを符号１０ｂ で示すが、このように係止用傾斜部を櫛のように配した歯状突起として形成する こともできる。

図１および図２における鎖線は、スリーブ３の刻線または溝１２の領域により、 スリーブ３を包装の使用状態に位置合わせする可能性を示しており、スリーブ３ を取り付ける際にある程度伸張させ、同時にスリ・−ブの同じ程度の収縮を確実 に行わさせ、それでスリーブ３をコンテナー２の表面に確実に設置することがで きる。

本発明の別の態様を図５および図６に示す。図５および図６において符号１′で 示されるプラスチックコンテナー包装は、図１にも示すように、内向きに形成さ れた凹部１３がプラスチックコンテナー２゛の保持用ショルダー７°の下部に設 けられている点を特徴とする。スリーブを紛失しないように確実に固定するため 、スリーブ３′は上縁部または他の部分に折り畳まれたフラップ１４を有する。

図６においてフラップを符号１４ａで示す。このフラップは内側に折り畳まれて おり、凹部１３上を通過すると、図５の上部左方角に示すように板紙の弾性によ り内側に迫り出す。

図示するように、凹部１３の下縁部が保持用ショルダー１０°を形成するように 設計されているので、コンテナーの底部８°に保持用ショルダーを有する係止用 傾斜部を設ける必要がない。

図５の底部左側コーナーに示すように、スリーブ３′をコンテナーの底部まで延 長させて、特に包装が充分に包囲されているような視覚的印象を起こさせること ができる。

図６も接着フラップ４の下側小さい部分に接着剤を付けない部分を残して、図５ において符号１５で示される引き裂き用コーナ一部を形成している。

記載した本発明の態様例は、基本的概念から離れないならば、種々の点で変更を 加えることができる。特に、本発明はプラスチックコンテナー２の特定の断面に 限定されない。コンテナーは、図示したように、断面が正方形または長方形であ ってよい。断面は丸（でもよい。もっとも、断面が異なる湾曲をとることなどが あってもよい。

国際調査報告 国際調査報告 フロントページの続き （７２）発明者　コンケル、シークフリートドイツ連邦共和国　デー−４０００ デュッセルドルフ　１３、イッターシュトラアセ　１９番 （７２）発明者　ヴアイス、フォルカードイツ連邦共和国　デー−４０１８ラン ゲンフェルト、ゼップーへルベルガー・シュトラアセ　１９番 （７２）発明者　ヴエルトゲン、パウル−オツトードイツ連邦共和国　デー−４ ０１０ヒルデン、トゥッヒャー・ヴエーク　１１番

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．充填すべき製品を収容するプラスチックコンテナーが外側を板紙または紙製 の密着するスリーブにより包囲され、少なくとも一部に板紙ジャケット用の上部 保持縁部を有してなる液体または易流動性微細顆粒などの流動性製品用プラスチ ックコンテナー包装において、該プラスチックコンテナー（２）の底部（８）か ら側壁（２ａ）にかけての選移ゾーンに保持用ショルダー（１０）を形成する係 止用傾斜部（９）が設けられており、板紙ジャケット（３）を該係止用傾斜部（ ９）上に押し込むことにより、使用状態において該板紙ジャケット（３）が保持 用ショルダー（１０）の間に保持される包囲スリーブを形成するプラスチックコ ンテナー包装。 ２．プラスチックコンテナー（２）の断面が非円形、即ち実質的に正方形または 長方形であり、コンテナーのコーナー部分から離れた平坦な表面に係止用傾斜部 （９）が設けられている請求項１記載のプラスチックコンテナー包装。 ３．使用状態において紙製スリーブ（３）がコーナー部分を包囲する領域に刻線 および／または溝（１２）が設けられている請求項１または２記載のプラスチッ クコンテナー包装。 ４．コンテナー（２）の底部（８）が先細りになるかまたは丸みを帯びており、 その円錐状領域に係止用傾斜部が設けられている請求項１〜３のいずれかに記載 のプラスチックコンテナー包装。 ５．係止用傾斜部（９）が、使用状態において、板紙スリーブの下縁部をわずか に越えて突出する鼻状突起（１０ａ）または隆起状に設けられている請求項１〜 ４のいずれかに記載のプラスチックコンテナー包装。 ６．係止用傾斜部が櫛のように配した複数の歯状突起（９ａ）として形成されて いる請求項１〜５のいずれかに記載のプラスチックコンテナー包装。 ７．コンテナー（２′）の上部保持縁部（７′）の領域においてスリーブ（３′ ）により覆われる側表面の部分に、凹部（１３）がそれぞれ内向きに設けられて おり、該凹部（１３）に対応するフラップ（１４、１４ａ）をスリーブ（３′） が裏側表面に有してなる請求項１〜６のいずれかに記載のプラスチックコンテナ ー包装。 ８．保持用ショルダー（１０′）が、凹部（１３）の内方を向く下縁により形成 される請求項７記載のプラスチックコンテナー包装。 ９．スリーブ（３、３′）の接着フラップ（４）の一部の外縁部に接着剤を付け ない部分を残して引き裂き用コーナー部（１５）を形成する請求項１〜８のいず れかに記載のプラスチックコンテナー包装。