JPH06505834A - レーザーシステム - Google Patents
レーザーシステムInfo
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- JPH06505834A JPH06505834A JP4507394A JP50739492A JPH06505834A JP H06505834 A JPH06505834 A JP H06505834A JP 4507394 A JP4507394 A JP 4507394A JP 50739492 A JP50739492 A JP 50739492A JP H06505834 A JPH06505834 A JP H06505834A
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- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
レーザーシステム
この発明は、米国陸軍ミサイル司令部によって与えられた契約DAAHO1−8
8−C−0481に基づく政府の援助を得てなされたものである。政府は、この
発明に、一定の権利を有している。
このtUtは、1990年1月11日に、ハロルド・エム・エブステン(B訂o
ldM、 Epsteln) 、アラン−xイチ・クロア(^1lan H,C
1auer) 、ボイド・ニー・ミューラ−(Boyd A、 Mueller
) 、ジェフリー・エル・デュラニー(Jeffrey L。
Dulaney) sパーナート・イー・キャンベル(Bernerd E、
Ca閤pbe11) 、フレイブ・ティー・ウォルター(Craig T、 f
alters)により、材料特性の改良方法として出願され、現在では放棄され
ている米国特許出願番号07/463,577の一部継続出願である。
この出願は、また、1990年12月7日に、ハロルド・エム・エプステン、ジ
ェフリー・エル・デュラニーにより、無偏光レーザ発振器として出願され、現在
では、1991年12月24日に交付された米国特許第5.075,893号の
一部継続出願である。
発咀Ω公!
この発明は、高出力の干渉性放射パルスを供給するためのレーザーシステムに関
する。このレーザーシステムは、典型的には、衝撃波を供給して固体材料の特性
を改良するために使用されるようなシステムに有益な、高出力のレーザー装置に
より構成される必要がある。このようなレーザシステムは、特に、金属材料の硬
度、強度、疲労強度、腐食抵抗等の所望の物理的な特性を増強しあるいは創作す
るために、および、金属表面間の溶接性の改善に有益である。
辷の発明は、1974年11月26日にフィリップ・ジェイ・マロ1チー(Ph
ilip J、 Mallozzi) 、バリー・ピー・ファイランド(Bar
ry P、 Falrand)の材料特性の改変方法に交付された米国特許第3
,850,698号の装置に重大な改良を加えたものである。その他の関連特許
としては、1983年8月30日にγラン・エイチ・クロア、バリー・ビー・フ
ァイランド、ステファン・シー・フォード(Staphen C,Ford)
、フレイブ・ティー・ウオルターのレーザー衝撃加工に付与された米国特許第4
,401,477号がある。
発■立鷺立
マロフチ−とファイランドの特許が指摘するよう(こ、従来の固体材料の衝撃加
工方法は、典型的に、固体材料と接触する高性能爆薬材料、あるいは、固体材料
に付与する衝撃波を発生させるために固体材料を叩く板を加速する高性能爆薬材
料を使用する。このような方法には、多くの不都合がある。例えば、(a)平滑
でない表面および複雑な形状における衝撃加工が困難かつ高コストであること、
(b)高性能爆薬材料の貯蔵、取り扱いが危険であること、(c)自動化が困難
であり、したがって、工業上のニーズに適合しないこと、(d)高性能爆薬材料
が、高温高真空のような極限環境において使用することができないこと、が挙げ
られる。
ショットピーニングは、材料の表面に衝撃処理を施すことにより疲労強度、硬度
、腐食低特性を改良する広く知られかつ確立された別の方法である。ショットピ
ーニングでは、たくさんの小さな玉あるいはビーズが材料の表面に高速で投げ付
けられる。玉あるいはビーズは、処理装置から飛び出して周囲に飛散することが
ある。これらは、周囲の機械に入り込み、機械を破損することがあるので、ショ
ットピーニングを製造ラインに組み入れて使用することは通常困難である。ショ
ットピーニングは、機械加工表面に使用されれば、必ずこれを傷つけることとな
るので、通常は、このような場所に使用されることはない。
これに対し、レーザー衝撃加工設備は、周囲の設備を破損することなく製造ライ
ンに組み入れることが可能である。そして、レーザ衝撃加工設備は、製造ライン
のアプリケ−シロンとしてより魅力的な自動制御を適用可能である。し力)も、
高硬度金属および合金の機械加工表面に破損を生じさせることなく適用すること
ができる。
パルス化されたレーザ光線と材料の表面との相互作用ζよ、材料内部に伝達され
その特性紮変化させる圧力パルス(衝撃波)を生じる。金属の場合には、例えば
、材料の硬度および強度を増大させる冷間加工の導入により、特性の変化が発生
させられる。f+ll波のピーク圧力と波幅の適当な調整により、腐食抵抗等の
他の特性に影響を与えることなく、疲労強度等の特定の材料の特性を選択的に増
大させることができる。また、加工物の表面に、密接に被覆される薄肉の防食層
が設けられていても、これを破損することな(衝撃加工を行うことができる。
干渉性放射光による衝撃加工には、上記利点の他にも、次のような多くの利点が
ある。(a)放射源が、高制御性、高再生性を有すること。(b)放射光は、予
め選択された表面領域に容易に焦点を結ばせることができ、動作形態を容易に変
更することができること。このことは、衝撃を与えるべき加工物の領域への、柔
軟な衝撃圧力の設定と繊細な制御とを可能とする。(C)高温高真空のような極
限環境におかれる加工物に対しても、衝撃加工を行うことができる。(d)加工
物に繰り返し衝撃を与えることが容易である。このことは、材料の特性を段階的
に向上することができる場合に望ましい。すなわち、加工物に、低圧で複数回に
亙って衝撃を加えることにより、加工物に発生する大きな変形や剥離を回避する
ことができる。(e)加工を自動化し易い。<1>精巧かつ高価な衝撃集中機構
を使用することな(、平滑でない加工物に衝撃加工を施すことができる。
多くの刊行物は、固体内に応力波を供給するレーザーの使用法について取り扱っ
ている。このような刊行物の多くは、上述したように、本出願が一部継続出願と
なっている最初の親出願において引用され議論されている。
発胆皇亜丞
衝撃波を供給して固体材料の特性を改善する本発明の代表的な装置において、レ
ーザー発振器10aは、干渉性放射光112の複数のパルスを供給する。各パル
スの前縁は、それぞれ金属箔18(図1)あるいは誘導ブリユアン散乱(SBS
)セル18d、18eおよびファラデーアインレータ18bを有する位相共役反
射手段18a(図6)または18e(図11)によって尖鋭化される。
各パルスは、プリアンプ20aから、ミラー129、遅延板130、レンズ13
1.132、ミラー133、絞り134を介して、所定の直径を有する放射光1
12の光線として、第1、第2のレーザー増幅ロッド23a、23bを直列に接
続してなるアンプ123に指向される。第1のレーザー増幅ロッド23aにおい
て増幅された放射光112の大部分は、第2のレーザー増幅ロッド23bに指向
され、増幅された後に固体材料のターゲ、トll(図1)の表面に指向される放
射光112の実質的に均一な空間的増幅は、以下の方法の少なくとも一つにおい
て達成される。各レーザー増幅ロブド23a、23bに、各ロッドを駆動するた
めの一対の閃光灯70.71(図7)が、それぞれ設けられている。これらの閃
光灯70,71および第1のレーザー増幅ロッド23aの軸心は、実質的に、相
互に平行で、かつ、同一の水平面内に配されている。また、第1のレーザー増幅
口1ド23aの軸心と概略同一方向に向けられる第2のレーザー増幅ロブド23
bおよび前記閃光灯70.71の軸心は、垂直面を定義する。そして、レーザー
発振器10c(図12〜14)は、無偏光でしかも後続の各パルスが光線の空間
的増幅形態において先行するパルスの形態と実質上鏡面対称となり(図12〜1
3)、その軸心回りに予め設定された小角度で回転された干渉性放射光12Tを
供給する(図14〜15)。
図面の簡単な説明
図1は、この発明の代表的な実施例を示す模式図である。
図2は、この発明で使用される金属フィルムを高速で移動させる装置の平面図で
ある。
図3は、図2の矢視3−3を示す縦断面図である。
図4は、図2、図3に示す装置の側面図である。
図5は、この発明において衝撃波を供給するための放射光t4ルスの平均相対強
さく縦軸Y)と時間n5ec (横軸X)との関係を示すオシロスコープ画面を
示す図である。
図6は、図1およびその説明に示した装置にいくつかの有益な特色を加えたこの
発明の代表的な装置を示す平面図である。
図7は、図6の装置に示した代表的なプリアンプにおいて、内部構造を見せるた
めに中央部を破断した斜視図である。
図8は、図6の装置で使用される代表的なりリブトン閃光灯の波長(nm)(横
軸X)に対するスペクトル放射輝度(μW/ c m2、距離50cm)(縦軸
Y)を示す図である。図8は、口径0.6mm、アーク長50.89cm、入力
1.3kWにおけるクリプトン閃光灯のスペクトラムを示している。
図9は、図6の装置で使用される代表的なキ妄/ン閃光灯の波長(nm)(横軸
X)に対するスペクトル放射輝度(X 10=J / c m2、距離50cm
)(縦軸Y)を示す図である。図9は、軸心に対して垂直に50cm離れた位置
で低出力密度(E Z TA比−2900)となる390トルのキセノンを有す
る閃光灯のものを示している。
図10は、図6の装置の代表的な使用条件における無次元化半径位置(r /
R)(横軸X)に対する相対エネルギ密度(縦軸Y)を示す図である。図10は
、2重量%ネオジム濃度の半径15mmにおける放射エネルギ蓄積分布を示して
いる。
図11は、図6に示す装置において置き換え可能な、パルス尖鋭化手段を有する
他のレーザー発振器回路を示す平面図である。
図12は、この発明における代表的な無偏光レーザー発振器を示す平面図である
。
図13は、図12に示す発振器の特長部分を示す平面図である。
図14は、図12と同様の発振器に他の効果を奏する装置を加えた実施例を示す
平面図である。
図15は、図14の一部の装置の代替装置を示す図である。
x更色実施■
図1は、ターゲF)11に配される金属材料に衝撃波を供給することにより、そ
の特性を改良する本発明を実施するために好適な装置10を示している。この装
置ioは、金属材料のターゲツト11の表面に向けて、少なくとも約10J/C
m2の平均エネルギフルエンスを有し、約5nsecより長くない立ち上刃fり
時間で、約0.5〜5m5ec間持続する蛍光エンベロープ内におしXで約10
0〜200(μ5ec)当たりに1放射パルスの割合で複数の干渉性放射光12
のパルスを指向させる。
この発明を実施する装置10において、破線で囲まれた要素15°〜19’ は
、選択的に採用される。最初の実施例は、これらの要素を含まないものである。
ノずルス フ ルム
干渉性放射光12は、後部ミラー13、レーザーポンプ空洞14、偏光器15、
ポッケルスセル16、出力カブラ17よりなるレーザ発振器により発生させられ
る。
レーザーポンプ空洞14は、ネオジム−ガラスレープロ1ドのような増幅媒体を
有し、パルス形成網(PFN)によって約0.1〜10secの規則的な間隔を
おいて作動させられる閃光灯により駆動される。装置10内において簡易に使用
されているレーザーポンプ空洞14の1つとして、以下に示す要素を有するサウ
スカロライナ・ヒルトンヘッドのキグル社製のものがある。
・FC−500/2 レーザー室、アーク長8インチ・3/1ilX7.5イン
チ Q−98レーザーロツド、3%添加レベル、両端が逆方向に1″′傾斜、両
端反射防止塗装・2つの液冷式閃光灯
・330W補助電源機構付モデル883コントローラ・閉サイクル冷却システム
発振器13〜I7は、0.1〜5m5ec持続する概略矩形の蛍光エンベロープ
を供給する。レーザーポンプ空洞14から出射される干渉性放射光12は、直線
的に偏光されている。偏光器15は、放射光12を2つの直交する成分に分割す
る。その一つ(成分B)は、12Bで示される方向に反射され、他の成分(成分
A)は、12Aで示される方向に透過してポッケルスセル16に入射される。
適当な電圧(重水化リン酸二水素カリウムの1つのセル当たり約3300V)を
付与することにより、ポッケルスセル16は、偏光器15に向けて半分を反射し
て戻す出力カブラ17に受け渡すまでに干渉性放射光12Aを1/4波長(90
″)遅延させる。反射されたエネルギは、ポッケルスセル16を透iすることに
よりさらにl/4波長(90’)遅延させられて逆方向に進行する。そして、そ
の逆向きの放射光は、成分への前向きの放射光よりも1/2波長(180”)位
相がずれており、従って正反対の偏光(B)となり、偏光器15によって12C
で示す方向に反射されるので、レーザーポンプ空洞14に戻ることはない。この
ように、発振が起らないので、レーザーエネルギは、レーザーポンプ空洞14内
のレーザーロッド内に集積かつ蓄積される。
少なくとも約100μBeC後には、ポッケルスセル16に付与される電圧が0
に減じられ、典型的には、1〜5μsecの間に接地される。そして、ボ1ケル
スセル16の接地は、その後、約100〜200μse(の間隔をおいて繰り返
される。したがって、ポッケルスセル16は、接地されるので、放射光12を遅
延することなく、発振器13〜17は、約2〜6oの放射光12のパルスを各蛍
光エンベロープ内に生成する。パルス間隔は十分であるので、レーザロフト内に
蓄積エネルギが集積される間における蛍光損失は最小限に保持される。
出力カブラ17は、放射光の波面を歪めることのないように実質上透明かつ十分
に薄い支持フィルム上に厚さ150〜5000人のアルミニウム塗膜を形成する
ことにより、各放射光12のパルスの約半分のエネルギをパルスシャーブナ−1
8に向けて透過する半透過ミラーを具備している。支持フィルムは、代表的には
、厚さ約1〜40μmに伸延された少なくとも部分的に結晶質のポリエチレンテ
レフタレートのような強度のあるポリエステル材料で構成されている。私達が使
用しているこのような材料の1つとして、デュポン社(E、 1.du Pon
t de He腸0Urs & Company) &!のマイラー(Myla
r)がある。マイラーは、複屈折性を有し、その先軸は偏光器15および15’
による偏光と一致する方向に配される。
放射光12のパルスは、アルミニウムフィルム18に当てられ、約0.1〜3n
secの間に約0.1〜0.2mm2の領域を蒸発させる。そして、その後に、
約2〜10nsecの間に、蒸発領域が1〜1000 mm2に拡大される。こ
れにより、蒸発されることによりアルミニウムフィルム18に形成された孔を通
過する際に、放射光12のパルスの前縁は尖鋭化され、プリアンプ20に指向さ
せられる。アルミニウムフィルム18とプリアンプ2oとの間の放射光12の経
路には、放射光12の経路を変更あるいは調整するための平滑なミラー19が配
されている。
プリアンプ20は、レーザーポンプ空洞14と同様のもので、放射光12のパル
スを、約3〜10dB増幅する。そして、増幅された放射光12のパルスは、凹
レンズ21と凸レンズ22とを有する望遠鏡を経由して、放射光12のパルスを
さらに5〜15dB増幅するアンプ23に進行させられる。装置10に使用され
るアンプ23としては、以下に示す構成のサウスカロライナ・ヒルトンヘッドの
キグル社製のものが挙げられる。
・パワーアンプユニット、FA−1000/2・直径27mmx長さ810mm
Q−89レーザロッド(後述)・2つの液冷式閃光灯 アーク長63cm・8
83コントローラと互換性のある886−2型電源・双ハルス形成Wa (D
u a I P F N )二二、ト・水−冷媒冷却システム
増幅された放射光12のパルスは、凸レンズ24によって、ターゲットll上の
表面25の所望の領域に集光され、少な(とも約10J/cm2、好ましくは約
10〜500J/cm2の平均エネルギフルエンスを供給する。そして、ターゲ
ットに与えられる平均的なエネルギ密度は、パルスの波長が約lθ〜1000n
secにおいて、少なくとも約107W/ c m2、好ましくは約toe 〜
1011W/Cm2である。最大エネルギ密度は、ターゲット表面における反射
プラズマの形成により制限される。この最大エネルギ密度は、レーザーの波長が
縮小されることにより増大させられる。例えば、波長0.53μmのレーザーに
よる最大エネルギ密度は、波長1.06μmのレーザーの場合の約4倍になる。
アンプ23から出力される放射光12の約lO%は、分光器37およびミラー3
9によって、第2の増幅された放射光12”のパルスを供給するために第2アン
プ23′に指nされ、凸レンズ24′によってターゲット11の表面25の所望
の領域に、アンプ23からの放射光12のパルスと同時に集光される。同様に、
アンプ23′から出力される放射光12のパルスの一部は、分光器37′等によ
って指向される。また、ターゲット11に向けて追加の放射パルスを供給する任
意数のアンプを設けることとしてもよい。
異なるアンプから指向される放射パルスは、ターゲット11の表面25の同一領
域、あるいは、重なり合う領域、または、ターゲット11の対向表面上の領域に
指向される。光線が同一表面上の重なり合う領域に指向された場合には、重ね合
わせられた放射パルスの有効立ち上がり時間が、個々の放射パルスの立ち上がり
時間に等しくなるように、各放射パルスが実質的に同時にターゲットに達する必
要がある。このことは、全ての放射パルスの経路長を等しくすることを要求され
、他の放射パルスよりも先にターゲットに到達する各放射パルス用に、それぞれ
付加的な経路を供給することにより達成される。
アルミニウム箔18は、放射光12の経路を簡単に閉塞することができるが、放
射光12によって即座に蒸発させられる。蒸発は、まず、小さい領域で発生し、
次に、その領域が光線の経路の全領域に亙るまで急激に外側に向かって広がるよ
うに発生する。この動作により、各放射光12の金縁が極めて尖鋭化されること
になる。このように、アルミニウム箔18の切り換えは空間的な横断により行わ
れる。アルミニウム箔18の個々の領域は、アルミニウム箔蒸気がその体積を元
の体積の約3倍に拡大するのに要する時間内に、反射から透過へと切り換えられ
る。アルミニウムの沸点温度2057℃においては、蒸気は、約1200m/S
ecの速度で拡大する。厚さ約lOμmのマイラー支持フィルム上に厚さ約30
0人のアルミニウム層を有する市販のフィルムによれば、放射光を照射されたア
ルミニウムは48psecでその体積が3倍になる。このように、放射パルスを
照射される領域内の任意の点の切り換え時間は、全域に亙って平均された切り換
え時間の約100倍速い。
ターゲ。yトllに当てられる放射光!2のパルスの平均相対強さの経時変化を
示す図5において、放射光12のパルスの立ち上がり時間(約20nsec)は
、アルミニウム箔18の蒸発領域が放射パルスの全領域に広がるまでにかかる時
間を示している。アルミニウム箔の小領域を反射から透過へと切り換えるのに要
する実時間は、上記立ち上がり時間の約100倍短い(約0.2nsec)。
適合環境は、光装置技術者協会(Soclety’of Photo−opti
cal Instruw+entationEr1glnaers)の1976
年8月の会報に、次の記事として記載されている。
エム・ニー・デ1ゲイ(M、^、Duguay) 、エム・ニー・ノf7レマー
(M、^、Pa1mer)、アール・イー・バルマー(R,E、Palmer)
rレニザー作動すブナノ秒プラストシャブタ−J、5PEE会報、94巻、高
速光学技術、2−6頁概要:今日、アイソレータとして高出力レーザーシステム
にお4%”(使用されている、いわゆる「プラストシャフタ−」の開口時間が計
測されたOシャッター(嘘、厚さ12μmの透明のプラスチックフィルム上に配
される厚さ275人のアルミニウム箔を具備している。そのアルミニウム箔は、
ネオジム:ガラスレーザー(波長1.06μm)から発せられる高出力の放射ノ
ずパルスにさらされることにより、突然に除去される。放射パルスは、50ps
ec間持続されること(こより、0.5〜3J/cm2のエネルギをアルミニウ
ム箔上に伝達する。吸収されたエネルギは、フィルムを過熱し、アルミニウム箔
を急激にアルミニウム蒸気(こ変化させる。連続波アルゴンレーザーからの青い
レーザー光線は、シャッタを通過し分解能50psecに設定された超高速スト
リークカメラによって検知される。
これを10〜90%の範囲で調整することにより、0.8〜4nsecの範囲で
変化させられるシャ1夕の開口時間が計測された。前者は、レーザー/臂ルスエ
ネルギ密度が2J/cm2の場合に発生する。
上記において引用した概要において言及したアイソレータζよ、以下1こ示す1
977年の米国特許に記載されている。
マロメチ−(Mallozzi)他、米国特許番号第4,002,403号、1
977年1月11日、「超発光の抑圧方法(Sppressing 5uper
radiance) Jここで使用されている箔は、アルミニウム、金、銀、プ
ラチナ、銅、鉛を含有し、約lOO〜tooo人の厚さを有し、ガラス、水晶、
ボーノエチレンテレフタレート、その他の透明なプラスチックにより、好ましく
はlO波長よりも薄い厚さに形成された透明な支持フィルムに塗布されている。
これらの材料および他の材料は、適宜適用され、本発明のパルスシャーブナ−1
8,1g’に使用されるパルスシャーブナ−に使用される箔としては、本質的に
はレーザー光を透過しない、厚さ数100人の任意の金属が使用される。アルミ
ニウムを使用することの主な利点は、厚さ数100人のアルミニウムを表面に塗
布した薄いプラスチックフィルムが既に利用可能な状態で存在し、かつ、安価に
入手することができることである。これは、祝賀用カードとして広(使用されて
いる。それに加えて、アルミニウムの表面は酸化されにくい。銅や銀製のフィル
ムの表面は酸化により有害に作用する。参考Mにおいて使用されているプラスチ
ック上のアルミニウム箔は、参考Nおよび本発明の実施例において使用されてい
るものと同じである。
アルミニウム箔1Bは、もちろん、次の放射パルスが発生される前に放射パルス
の経路内に、該アルミニウム箔の蒸発されていない異なる領域を供給するために
、高速で移動される必要がある。発振器13〜17からの放射光12の光線は、
直径約1cmである。したがって、アルミニウム箔18は、蒸発させられた領域
を約100〜200m5ecの間に経路から外すために、放射光12の光線の経
路を横切るように、約50〜100m/s e cの速度で移動させられる。し
かし、光線は、アルミニウム箔18に当てられる前に、直径約0.3cmに容易
に集光することができるので、箔の供給速度は、約15〜30 cm/s e
cに減じられる。さらに、放射光12の光線を集中することは、エネルギ密度が
、放射光12自体を遮るアルミニウムプラズマの形成される臨界値を超過するこ
とになるので望ましくない。このことは、発振器13〜17から出射される出力
を減じるとともに、最終アンプ23に十分な入力レベルを供給するようにプリア
ンプ20のゲインを増大させることにより回避することができる。
図2ないし図4は、アルミニウム箔18を所望の速度で移動させるために好適な
装置の模式図である。
円筒状のドラム41は、アルミニウム箔18を所望の速度で供給するための十分
に速い速度で、その軸心42回りに回転する。アルミニウム箔18は、ドラム4
1内周近傍に配される供給スプール43と駆動スプール44との間に取り付けら
れる。矢印45で示す方向へのドラム41の各回転の間に、ドラム410対向側
面に設けられているスロット46.47が、放射光12のパルスの経路を横切る
ことになる。これにより、いくつかの放射パルス12は、入ロスロフト26から
ドラム41の内部に入り、アルミニウム箔18を照射してこれを蒸発させ、出口
スロット47から図1に示すミラー19等に向けて出射される。
スロット46.47が放射光12の経路を横切る直前の適当な時間に、ドラム4
1に設けられた駆動要素48により駆動手段(図示時)が起動される。例えば、
駆動要素48は、スロット46.47が放射光12の経路を横切り始めるときに
、レーザーポンプ空洞内の閃光灯14を閃光させるタイミングパルスを供給する
ために、光線を光学式検出器に反射する。放射光12のパルスのいくつかは、ア
ルミニウム箔18のそれぞれ別の領域に当てられ、図1にしたがって上述したよ
うに進行させられる。
この手順は、約0.1〜10secごとの周期的に繰り返され、その間、駆動手
段は自動的に停止される。その間に、アルミニウム箔48は、その新たな領域を
入口スロット46に当てかうように駆動スプール44によって進行させられる。
このアルミニウム箔18は、各放射光12のパルス群のために、異なる領域を供
給するように駆動スプール44によって比較的ゆつ(り継続的に進行させられる
。アルミニウム箔を塗布されたマイラーフィルムの10−ルは、幅約6インチ、
長さ1000フイートであり、100000〜1000000の放射光12のパ
ルスを尖鋭化する。
)fルス ルムの
フィルムの特別な高速移動手段を必要としない本発明の他の実施例についても図
1に記載されている。このような実施例においては、装置10に、破線lO′内
に示した構成要素が含まれる。
この装置IOのうち既に述べた部分においては、上述した方法と同様の方法によ
り1つの尖鋭化されたパルスを供給する。この場合に、ポッケルスセル、レーザ
ーポンプ空洞14の閃光灯の閃光後約200μsecに一度だけ接地される。し
たがって、成分Aの干渉性放射光の放射光12のパルスが、各蛍光エンベロープ
においてターゲット11に向けて1つだけ供給される。パルスシャーブナ−18
から進行した放射光12のパルスも、ミラー19によってプリアンプ20に指向
される前に、第2偏光器15’ を透過する。
レーザーポンプ空洞14、偏光器15、ポッケルスセル16′および出力カブラ
17’ は第2発振器14〜17’ を構成する。゛これにより、他の放射成分
12Bが、バルスンヤープナー18’,ミラー19” および放射成分Bを第1
ミラー19の方向に指向させる偏光器15°を経て、1つの尖鋭化された放射光
12’を生成する。そして、偏光器15′の位置から放射成分12Aの放射光1
2の経路と一致させられる。
第2発振器14〜17’ の動作は、第1発振器13〜17と同様である。この
第2発振器14〜17′は、約0.1〜5ms ec間持続する概略矩形の蛍光
エンベロープを供給する。そして、レーザポンプ空洞14からの干渉性放射光1
2は、直線的に偏光されている。偏光器15は、放射光12を2つの直線偏光さ
れた直交成分に分割する。一方の成分Bは,12Bで示されるように、ボアケル
スセル16°に向けて反射される。他方の成分Aは、12Aで示されるように、
ポー1ケルスセル16に向けて透過される。
適当な電圧(リン酸二水素カリウムの1つのセル当たり約aaoov)を付与す
ることにより、ポッケルスセル16’ は、偏光器15に向けて半分を反射して
戻す出力カブラ17’ に受け渡すまでに干渉性放射光12Bを174波長(9
0@)遅延させる。反射されたエネルギは、ポッケルスセル16’ を透過する
ことによりさらに174波長(90@)遅延させられて逆方向に進行する。そし
て、その逆向きの放射光は、成分Bの前向きの放射光よりも1/2波長(180
′″)位相がずれており、したがって正反対の偏光(A)となり、レーザーポン
プ空洞14に戻らないように、偏光器15によって12Cで示す方向に透過され
る。このように、発振が起らないので、レーザーエネルギは、レーザーポンプ空
洞14内のレーザーエネルギに集積かつ蓄積される。
所望の設定時に、ポッケルスセル16’ に付与される電圧が、典型的には、1
〜5μsecの間に接地されることによりOに減じられる。したがって、ボツケ
ルスセル16’ は、接地されるので、放射光12Bを遅延することなく、発振
器!4〜17’ は、第2の放射光12’のパルスを各蛍光エンベロープ内に生
成する。 ポッケルスセル16’は、ポッケルスセル16の約150μsec後
に接地されるので、第2の放射光12′のパルスは、第1の放射光12のパルス
の約150μsec後にターゲット11に当てられる。偏光器15’、ポッケル
スセル16°、出力カブラ17′、パルスシャープ*−xs′およびミラー19
′ は、それぞれ、対応する番号の付けられた装置15〜19と実質的に同一の
ものである。
このように、鎖線10’で囲まれた要素を含む装置10は、2つの放射光12の
パルスを各蛍光エンベロープのためにターゲット11に向けて供給する。
この手順は、約0.1〜10secごとの周期的に繰り返される。その間に、ア
ルミニウム箔18は、その新たな領域を入口スロット46に当てがうように駆動
スプール44によって進行させられる。このアルミニウム箔18.1B’は、各
放射光12のパルスに、異なる領域を供給するように約1cm/secの速度で
移動させられる必要がある。このような速度での移動は、任意の簡易な、または
特別の手段によって、容易に達成することができる。この移動は、連続的または
間欠的のどちらでもよい。
上述したように、1または他のポッケルスセル16.16’が接地されている間
を除き、各蛍光エンベロープに亙って発振がなく、レーザーエネルギは、レーザ
ーポンプ空洞14のレーザーロフト内に集積され蓄積される。なぜなら、逆向き
の放射パルスは、偏光器15によって12Cに示す方向に指向され、レーザーポ
ンプ空洞に戻ることがないからである。ポッケルスセル16を通った逆向きの放
射光は、偏光器15によって12Cに示す経路に沿って反射され、ポッケルスセ
ル16’ を通った逆向きの放射光は、12Cに示す経路に沿って偏光器15を
透過する。
放射パルスが発振されるまでの間、各放射パルスは、それぞれのパルスシャーブ
ナ−18,18°に向けて出力カブラ17.17′ を透過させられるが、これ
らの放射パルスは、金属箔を蒸発させるには弱く、金属箔は、そのまま残される
ことになる。
高効率
本発明に係る衝撃加工においては、各放射パルスは、衝撃波を発生させるために
、特定の臨界値を超えた十分なエネルギを有している必要がある。固体材料を加
工することができるエネルギは、放射パルスの平均出力tこ概略比例している。
高効率および最適な結果を得るために、固体材料に干渉性放射光を供給するレー
ザーおよびその装置は、レーザー媒体の熱に対して高比率の出力エネルギを産み
出す必要がある。その比率は、蓄積されたエネルギの抽出効率およびポッケルス
セルによるQスイッチング時の蓄積エネルギの分別によって決定される。抽出効
率は、飽和パラメータSに対する出力フルエンスの比を示す単調増加関数である
。
s=hν/σL
hνは、レーザー光子エネルギ、σLは、誘発放出の横断面である。1つの放射
パルス内の出力フルエンスは、レーザーガラスの損傷臨界値によって限られ、し
たがって、1つのパルスにおけるエネルギの抽出にも限りがある。出力フルエン
スが8J/cm2の場合には、一般的なりん酸グラスにおいて、その効率は約4
0%となるように計算される。しかしながら、この抽出効率の限度は、単一の蛍
光パルスエンベロープ内に、2またはそれ以上の数のレーザーパルスを供給する
ことにより、克服することができる。
効率は、共振されたパルス幅を蛍光の存続時間よりも短くすることにより向上す
ることができる。しかし、このことは、レーザーを効率的に励起するためにスペ
クトルが十分に遠紫外領域内となるような十分に大きなパワーを閃光灯に付与す
るとともに、閃光の存続時間を十分に短くすることを必要とする。1つの蛍光エ
ンベロープからのQスイッチングがなされた1つ以上のパルスの抽出により、Q
スイッチング時の不完全なエネルギ蓄積による効率損失を回避することが好まし
い。レーザーレベルが上限に励起された総エネルギの約半分がQスイッチング時
に蓄積されている。残余のエネルギは、Qスイッチング後にそのレーザーレベル
が上限に励起され、または、Qスイッチング前に蛍光減衰によって消失されるプ
内の複数のパルスは、効率を実質的に向上することができる。システムの効率は
、単一パルスの場合における約2%から、複数パルスの場合における6%に向上
することができる。
増幅材料
上述したように、本発明により金属材料を加工することができる速度は、衝撃波
を発生させる放射パルスの平均的な出力に概略比例しており、供給された各放射
パルスは、特定の臨界値を超えた十分な二ネルギ有している。我々は、ターゲッ
ト11への放射パルスを出射するアンプ23内に、新型の強化りん酸レーザガラ
スを使用することにより本発明による生産速度を約5倍に増大させることができ
ることを見い出した。
強化ガラスをこのように使用することは、−見して明白のようにみえる加も知れ
ない。しかし、高出力レーザーシステムにおける広範な使用が発見されることな
(,10年以上もの間、強化レーザーガラスは利用可能であった。多くのレーザ
ー適用例においては、レーザー光線の輝度および干渉性が第1番目に重要であり
、これら両方ともが、レーザー光線が通常の強化されていないガラスの破壊応力
にまで達しない適用例においては無用であるという程度まで、平均出力を低下さ
せる。そのうえ、高い屈折率温度係数と高い屈折率応力係数とを有するけい酸塩
ガラスが強化された形態で長年に亙って利用可能であったが、この強化ガラスは
、強化されていないガラスに対してなんら平均出力を向上するものではなかった
。このけい酸塩ガラスのゲインは、りん酸ガラスの2/3であり、高出力を必要
とする適用例には適していない。
従来、強化ガラスを使用する主な理由は、出荷時または他の取り扱い時において
、壊れ難いということである。本発明のように、強化りん酸ガラスのアンプを衝
撃加工において使用することにより、生産速度の飛躍的な増大が得られるという
ことには、思いもよらず、また、明らかでもなかった。
イオン交換強化りん酸ガラスは、1985年頃から利用可能となっている。これ
は、それ以前のりん酸ガラスよりも5倍程度大きな平均出力能力を有している。
屈折率温度係数は、密度係数を相殺する傾向があり、結果として、温度による屈
折率の変化は、けい酸塩ガラスに比べて低減される。したがって、ガラスの強度
に概略比例した高出力を得ることが可能である。強化のために必要な特殊なガラ
ス構成であるために、強化ガラスの効率は、強化されていない等価なガラスの効
率の約75%である。これは、本衝撃加工が、高輝度の放射光線を必要とせず、
応力複屈折に起因する混合偏光が悪影響を及ぼさないためであり、本発明の衝撃
加工における、より高い生産速度をもたらすまうに平均出力を大幅に改善する本
発明の実施例において、使用されるレーザーガラスは、キグル社(Hgre)製
Q−89強化りん酸レーザーガラスである。Q−89は、高ゲイン、高損傷臨界
値というりん酸ガラスの特性と、高強度、耐久性というけい酸塩ガラスの特性と
を併せ持つ強化りん酸レーザーガラスである。キグル社(Hgre)とロシュス
タ−(Roehester)大学との共同研究により、通常のりん酸ガラスの5
〜6倍に破断強さを増大させるイオン交換加工を施したレーザーガラスが開発さ
れた。その結果、新しいレーザー材料により高い平均出力を供給するレーザーガ
ラスの性能を飛躍的に向上することができる。
キグル社Qigre)は、Q−89の特性を以下のように示している。
分光特性
ピーク波長 (nm) 1054
横断面 (X 10−200−2O−3,8蛍光存続時間(usec) 350
放射存続時間(usec) 308
線幅 (nm) FWH−−21,2
損失@レイジング波長(%・c m−’)・・・・・・・・ 0.08光の特性
一屈折率 (Nd) 1.559
アブへ数 ・・・・・・・・ 63.6熱特性
変態温度 ℃ 495
熱膨張 (10=/’C)(20〜40℃)・・・・ 99熱伝導性 (W/m
−K) 0.82
物理的特性
密度 (gm/cc) s、14
ソラリゼーシ■ン抵抗
優秀
Q−89ガラスについての詳しい情報は、1988年の下記刊行物に記載されて
いる。
ケー・ニー・サーカ(L^、Cerqua) 、エム・ジェイ・シロラブI I
I (M、J、5houpl i I) 、ディー・エル・スミス、ニス・デ
ィー・ヤコブ、ジェイ・エイチ・ケリー、[高しブ率動的ミラーアンプ幾何にお
ける強化りん酸ガラス」、応用光学、27巻、12号、1988年6月15日、
2567〜2572頁概要:動的ミラー幾何におけるイオン交換強化りん酸ガラ
スは、同様の幾何における強化されていないりん酸ガラスの平均ポンプ破壊限の
3倍のポンプ出力においても破壊されることなく保持される。これに加えて、処
理の前後に、イオン交換誘導表面変化を定量化するために1組の矩形基板につい
て、表面波面および凹凸の計測が行われる。強化ブロックの誘導処理波面変形の
実験的な計測は、処理回数を増大させたためにモデル値よりも小さい変形量を示
している。
固体ターゲット11は、少なくとも一種類の金属、合金、金属間化合物超電導体
、または、他の金属材料により構成されている。この発明において特に有用なタ
ーゲットの材料としては、銀、銅、マグネシウム、アルミニウム、カドミウム、
亜鉛、鉄、ニッケルおよびチタンである。
固体または液体被覆材料層26が、ターゲtト11の表面に取り付けられる。
そして、放射光12のパルスは、その被覆材料層26に指向される。放射光12
の吸収材としてのターゲット11および被覆材料層26を加えた厚さは、少なく
とも、放射光12の平均自由経路よりも約2μm大きいことが好ましい。ターゲ
ット11は、テーブル等の構造物に確実に固定きれているターゲットよりも大き
な固体支持部材31に搭載され、または、固定手段によって確実に固定されるこ
とが好ましい。
被覆は、処理されることによってターゲット11の表面に施される。このような
被覆材料としては、レーザー放射光を透過する透明なものとそうでない不透明な
ものの2つのタイプがある。それらは、単独であるいは結合状態で使用されるが
、ターゲラ)11の表面25に不透明な被覆材料を直接被覆し、その上から透明
な被覆材料3oまたは27を被覆した状態で使用されることが好ましい。
被覆材料層26は、レーザー放射光が照射される全領域に亙って密接な面接触と
なるように、ターゲット11の表面25に確実に取り付けられる必要がある。
いくつかのまたは全ての被覆材料が、27に示すように、液体である場合には、
少なくとも前面29が放射光12を透過する容器28によってそれを保持するか
、または、容器により保持することなく、処理されるべき領域にそれを流通させ
る。透明な液体被覆材料27が使用される場合には、透明な固体被覆材料3oを
省略してもよい。透明な固体被覆材料3oのみが使用される場合には、液体被覆
材料27および容器28はなくてもよい。
種々の適正な被覆材料およびターゲット材料およびそれらの結合については、上
述した最初の親出願に記載されている。その明細書には、この発明の利点のいく
つかが例示されている。
区立−m1上Ω構成
図6は、固体材料に衝撃波を供給することによりその特性を改善するこの発明の
装置例を示している。この装置は、複数の干渉性放射光112のパルスを供給す
るレーザー発振器10a、これらの放射光112のパルスの前縁を尖鋭化する手
段18a等の手段を具備している。
レーザー発振器10aは、反射率100%の球面鏡よりなる後部ミラー138、
ポッケルスセルよりなるQスイッチ16a、偏光器15a、レーザーポンプ空洞
14aおよび出力カブラ17aを具備している。
レーザーポンプ空洞14aは、パルス形成@(PFN)により約0.1〜10s
ecおきに閃光する閃光灯により駆動されるネオジムガラスレーザロッドのよう
な増幅媒体を具備している。図6のような装置に簡易に使用されるこのようなレ
ーザーポンプ空A114aとしては、下記の構成要素を有するキグル社(Kig
re)のものがある。
・FC−500/2 レーザーポンプ空洞、アーク長8インチ・3/8X7.5
インチ Q−98レーザーロ1ド、3%添加レベル、両端が逆方向に1@傾斜、
両端反射防止塗装
・2つの液冷式閃光灯
・330W補助電源機構付モデル883コントローラ・閉サイクル冷却システム
発振器10aは約0.1〜5m5ec持続する概略矩形な蛍光エンベロープを供
給する。レーザーポンプ空洞14aからの干渉性放射光112は、直線的に偏光
されている。偏光器158は、放射光112を2つの直交する成分に分割する。
その一つの成分は反射され、他の成分は、レーザーポンプ空洞14日とポッケル
スセル16aとの間を伝搬する。
適当な電圧(リン酸二水素カリウムの1つのセル当たり約3300V)を付与す
ることにより、ポッケルスセル16aは、レーザーポンプ空洞14aを経由して
、偏光器158にその一部(約10〜60%)を反射する出力カブラ17aに伝
搬されるまでの間に干渉性放射光112を1/4波長(90@)遅延させる。
反射されたエネルギは、ポッケルスセル168を透過することによリサラにl/
4波長(90@)遅延させられて逆方向に進行する。そして、その逆向きの放射
パルスは、前向きの放射光に対して位相がずれており、したがって、正反対の偏
光となり、レーザーポンプ空洞148に戻らないように偏光器15aによって反
射される否。このように、発振が行われないので、レーザーエネルギは、レーザ
ーポンプ空洞14a内のレーザーロッド内に集積がっ蓄積される。
少なくとも約100μsec後には、ポッケルスセル16aに付与される電圧が
0に減じられ、典型的には、1〜5μsecの間に接地される。そして、ボ・ツ
ケルスセル16aの接地は、その後、約100〜200μsecの間隔をおいて
繰り返される。したがって、ポッケルスセル1ljaは、接地されるので、放射
光112を遅延することなく、発振器10aは、約2〜5oの放射光112のパ
ルスを各蛍光エンベロープ内に生成する。パルスの間隔は十分であるので、レー
ザロッド内に蓄積エネルギが集積される間における蛍光損失は最小限に保持され
る。 出力カブラ17aは、放射光112の各パルスのエネルギの一部をパルス
シャーブナ−18aに伝搬する半透過ミラーを具備し、尖鋭化された放射光11
2のパルスは、プリアンプ20aに向けて進行する。
プリアンプ20aは、レーザーポンプ空洞14aと同様のもので、尖鋭化された
放射光112のパルスを、約3〜10dB増幅する。そして、増幅された放射光
112は、所定の直径の光線として第1、第2のレーザー増幅ロブドを直列に配
する7ンブ123に進行させられる。
放射光112の各パルスをプリアンプ20aから第ル−ザー増幅ロフト23aに
指向させる手段は、ミラー129、半波板等の遅延板13o1凹レンズ131、
凸レンズ132およびミラー133を含む、指向、等価化、波光手段である。遅
延板130は、アンプ鎖123.123“により供給されるエネルギを等しくす
るために、分光器137によって第2、東3のレーザー増幅ロフト23b123
′ Bに供給されるエネルギを調整する。波光手段は、光線の直径を約1cm(
プリアンプ20aのロブドの直径)から約2.5cm(増幅ロッド23aの直径
)に、2.5倍に拡大するために、凸レンズ132の前に凹レンズ131を配置
している。
アンプ123は、第1増幅ロッド238によって増幅された放射光112の大部
分を第2増幅ロブド23bに指向させる分光器137よりなる手段を具備するこ
の装置は、さらに、第2増幅ロッド23bによって増幅された放射光112を固
体材料の表面に指向させる手段、および、固体材料の表面に指向された放射光1
12に実質的に均一な空間的増幅を供給する。
第ル−ザ増幅ロッド23aは、プリアンプ18から出射される放射光112のパ
ルスをさらに5〜15dB増幅する。この装置に簡易に使用されるアンプ23a
として、下記構成を有するサウスカロライナ・ヒルトンへ1ドのキグル社(K贈
re)製のものがある。
・パワーアンプユニット、FA−1000/2・直径27mmx長さ810mm
Q−89レーザロッド(後述)・2つの液冷式閃光灯 アーク長63cm・8
83コントローラと互換性のある886−2型電源・双ハルス形成11 (Du
a I PFN)ユニット・水−冷媒冷却システム
以下、図1に基づいて、放射光112を固体材料の表面に指向させる手段につい
て説明する。増幅された放射光112のパルスは、凸レンズ24によって、ター
ゲプ)11上の表面25の所望の領域に集光され、少なくとも約10J/cm2
、好ましくは約10〜500J/cm2の平均エネルギフルエンスを供給する。
そして、ターゲットに与えられる平均的なエネルギ密度は、約10〜1000n
secの波長で少な(とも約10 ’W/ c m2、好ましくは約109〜1
011W/cm2である。最大エネルギ密度は、ターゲット表面における反射プ
ラズマの形成により制限される。この最大エネルギ密度は、レーザーの波長が縮
小されることにより増大させられる。例えば、波長0.53μmのレーザーによ
る最大エネルギ密度は、波長1.06μmのレーザーの場合の約4倍になる。
第1増幅ロッド23aから出力される放射光112の約lO%は、分光器137
およびミラー139によって、第2の増幅された放射112′の11ルスを供給
するための第2アンプ123′に指向され、凸レンズによってレーザ・、 ト1
1の表面25の所望の領域に、アンプ123からの放射光112の/ずルスと同
時に集光される。同様に、アンプ23’ aから出力される放射光112’の一
部は、分光器37’等によって指向される。また、ターゲット11に向けて追加
の放射パルスを供給する任意数のアンプを設けることとしてもよい。
異なるアンプから指向される放射パルスは、ターゲット11の表面25の同一領
域、あるいは、重なり合う領域、または、ターゲット11の対向表面上の領域に
指向される。光線が同一表面上の重なり合う領域に指向された場合には、重ね合
わせられた放射パルスの有効立ち上がり時間が、個々の放射パルスの立ち上がり
時間に等しくなるように、各放射パルスが実質的に同時にターゲットに達する必
要がある。このことは、全ての放射パルスの経路長を等しくすることを要求され
、他の放射パルスよりも先にターゲットに到達する各放射パルス用に、それぞれ
付加的な経路を供給することにより達成される。
抱二望空固拾増門
この発明の好適な具体例では、放射光112の実質的に均一な空間的増幅を供給
する手段は、増幅手段123を具備している。図7に示すような具体例において
、増幅手段123は、レーザー増幅ロッド23a、23bのそれぞれについて、
増幅ロフト238を駆動するための一対の閃光灯70.71を具備する。各閃光
灯70.71の軸心は、レーザ増幅ロッド238の軸心と相互に平行で、同一平
面内に配されている。そして、第2レーザ増幅ロッド23bの軸心とその閃光灯
70,71の軸心とを含む平面は、第ル−ザ増幅ロッド23aとその閃光灯70
.71の軸心とを含む平面に対して直交している。
例えば、図7に示すように、第1増幅ロブド23aとその閃光灯70.71とは
、同一の水平面内に配される。このとき、第2増幅ロッド23bの軸心は、第1
増幅ロプド23の軸心と同じ水平面内に、しかも、概略(完全にではなく)同一
方向(少なくとも光学的に)に延びる。支持構造72は、しかしながら、増幅口
1ド2Fbの軸心回りに90′1回転させられており、これにより、増幅口1ド
23t+の軸心とその閃光灯70.71の軸心(水平方向に指向している)は、
実質的に鉛直面を定義する。もちろん、配列は逆でもよ(、他の配列に代えても
よい。
装置は、第1増幅ロ1ド23aによって増幅された放射光112の一部を直列に
配される第3、第4のレーザー増幅ロブド23’ a、23’ bを有する第2
増幅手段123’(増幅手段123と同様でよい)に指向させる手段137.1
43〜148を具備している。分光器137は、放射光112の分光された一部
分を第1増幅ロyド238から凸レンズ143、ミラー144.145、凹レン
ズ14Gおよびミラー147を介して、絞り148を透過させ第3増幅ロッド2
3゛ aに指向させる。
この装置は、さらに、第3増幅ロブド23′ 8によって増幅された放射光11
2′の大部分を、絞り149を透過させて第4増幅ロ!ド23’ bに指向させ
る手段、第4増幅ロッド23′ bにより増幅された放射光112′を固体材料
11の表面に指向させる手段(図1に示し 上述した構成を有する)、そして、
任意数の同様の付加的な増幅手段を具備している。
放射光112.112°を固定材料のレーザyellの表面に指向させる各手段
は、約lO〜5θOJ/cm2の強さの放射パルスを表面に供給する。また、放
射パルスを固体材料の表面に指向させる各手段は、他の手段が指向させる放射パ
ルスの領域と、少なくとも部分的に重なるように、その放射パルスの部分を実質
的に同時に同一表面の領域に指向させる。各光線の光路長は、各放射パルスの部
分が表面に実質的に同時に達するように選定される。固体材料の同一表面の領域
に放射パルスを指向させる各手段は、上述した全ての手段が、放射パルスが重な
らないように表面領域の全体に同時に指向されたときにカバーする領域の少なく
とも約1/3の連続する領域に全放射パルスを概略平均的に指向させるような表
面上の領域に、それぞれの放射パルスの部分を指向させることが最適である。
言い換えれば、各光線を2つ目の光線と重ならせることは、少なくとも、全領域
に亙って確実であり、それよりも小さい領域で3つ目の光線と重ならせることは
可能である。
一方、少なくとも1つの放射パルスを固体材料の表面に指向させる手段は、その
放射パルスの部分を、少なくとも上述した他の手段が放射パルスの部分を指向さ
せる固体材料の異なる表面上の領域に同時に指向させることとしてもよい。そし
て、0れらの手段はそれぞれの放射パルスの部分を固体材料の相互に対向する領
域および反対側の領域に指向させる。
この発明の具体例において、放射パルスに実質上均一な空間的増幅を行う手段は
、増幅手段123.123′を具備している。各増幅手段は、各々レーザー増幅
口7ド23a、23b、23’ a、23’ bについてそれを駆動する一対の
閃光灯70.71を具備し、各閃光灯の軸心と、増幅ロッドの軸心とが実質上相
互に平行で、かつ、同一の平面(図7に示す水平面)内に配奈れる。
第2レーザー増幅ロブド23bの軸心とその対応する閃光灯70,71の軸心と
を含む平面は、第ル−ザー増幅ロフト23aの軸心とその対応する閃光灯70.
71とを含む平面に対して実質上垂直に配される。
第4レーザー増幅ロッド23゛ bの軸心とその対応する閃光灯70,71の軸
心とを含む平面は、第3レーザー増幅ロブド23’aの軸心とその対応する閃光
灯70.71の軸心とを含む面に対して実質上垂直に配される。
そして、これと同様にして、他の付加的な増幅手段が設けられている。
パルス供給手段は、1つの増幅ロッドとそれを駆動する1対の閃光灯とを有し、
各閃光灯の軸心と増幅ロッド10a、XO″aの軸心とが、実質上相互に平行で
かつ実質上同一平面内に配されるレーザー発振器10a、10″aと、増幅ロッ
ドとそれを駆動する一対の閃光灯とを含み、閃光灯の軸心と増幅ロッドの軸心と
が実質上相互に平行でかつ実質上同一平面内に配されるプリアンプ20aとを具
備している。
放射パルスに均一な空間的増幅を与える手段は、レーザー発振器io’、io″
aおよび増幅器20aを具備している。そして、増幅ロッドの軸心および対応す
る閃光灯の軸心を含む平面は、発振器ロッドの軸心および対応する閃光灯の軸心
を含む平面に対して実質上垂直である。
この発明のいくつかの好適な具体例では、放射パルスに均一の空間的増幅を与え
る手段は、パルス供給手段10cを具備する。このパルス供給手段は、偏光され
ておらずかつその各パルスが光線の空間的増幅形態において、先行するパルスに
対して実質上鏡面対称となる干渉性放射12″の光線を供給する手段を具備しこ
のような具体例において、干渉性放射光線を供給する手段は、a、無偏光干渉性
放射光12″の光線を予め設定された第1の方向(図12において上向き)に供
給するレーザ一手段14c、b、放射光12”を偏光された直交成分12A’、
12B’ に分割し、−成分12A゛を第1の方向(上向き)に透過させ、他の
成分12B’ を予め設定された第2の方向(図12において右上向き)に反射
するための放射光12′の経路に配置された偏光手段15c。
C0偏光手段15cを透過した成分12A’を、偏光手段15cに戻すように、
第2の方向とは正反対の予め設定された第3の方向(図12における左下向き)
に指向されることによって終了する第1の閉じた経路15c、17c、18c、
19c、15c (図12において時計回り)に沿って反射するとともに、偏光
手段15cによって反射された成分12B′を、偏光手段15cに戻すように第
1の方向とは正反対の予め設定された第4の方向(図12における下向き)に指
向されることによって終了する第1の閉じた経路15c、17c、18c、19
c%151:とは逆の第2の閉じた経路15c、19c、18c、17c、15
c(図12において反時計回り)に沿って反射する手段17.18.19、d、
透過成分12A゛の一部(約10〜50%)を、偏光手段15cに到達する前に
成分12B°に変換し、反射成分12B’ の一部(上記と同じ)を再び偏光手
段15cに到達する前に成分12A′に変換するために、各成分12A’。
12B’ を予め設定された波長分く波長の約0.1〜0.25)遅延させるよ
うに、閉じた経路15c%19c、18c、17cS15c;15c、17c、
18c、19c、15c内に配されるQスイッチ(ボブケルスセル)手段16c
。
e、したがって、変換された透過成分(現状12B’)は、偏光手段15cによ
って第4の方向(下向き)に配されるレーザ一手段14cに反射され、その内部
で発振し続ける。また、変換された反射成分(現状12A’)は、偏光手段15
cを第4の方向く下向き〉に配されるレーザ一手段14cに透過され、その内部
で発振し続ける。そして、
f、透過成分12A’未変換部分は、偏光手段15cを第3の方向く左下向き)
に透過され、反射成分12B’ の未変換部分は、偏光手段15cから第3の方
向(左下向き)に反射される。
g、これにより、上記最後の二つの成分12A′および12B’は、合成されて
、第3の方向(左下向き)に指向される無偏光の有益な出力放射Eαπの光線1
2Tを形成する。
他の同様の具体例において、放射パルスに実質上均一な空間的増幅を供給する手
段は、無偏光で、後続の各パルスが、光線の空間的増幅形態において、先行する
パルスに対して、予め設定された角度だけ軸心回りに回転された干渉性放射の光
線を供給する手段を具備するパルス供給手段よりなる。
このような具体例は、上記8〜gの手段に加えて、以下の手段を具備する。
h、放射光12”をその軸心回りに(少なくとも約5”)回転させるために、閉
じた経路15c、17c、18c、19c、15c;15c、19c、18c、
17c、15cに配される、図14に示すダブプリズム30cまたはこれに透過
な図15に示すミラー34c、35c、36cの配列30’cよりなる手段、1
、閉じた経路を通る通過から次なる通過までの間に、放射光12″を各方向への
遅延手段の一方向通過ごとに予め設定された波長分(約1/8〜3/8波長、好
ましくは約1/4波長)遅延させるためにレーザ一手段14cに配される手段3
1c(好ましくは174波長遅延板)、すなわち、遅延手段における二方向通過
に対して合計約1/4〜3/4波長く好ましくは約1/2波長)遅延する。
j、したがって、遅延された放射光12″は、閉じられた経路内の各通過から次
なる通過までの間に、予め設定された角度だけ回転させられる(少なくとも約5
@)。
パルスジ −ブ −
この発明における装置において、各パルスの前縁を尖鋭化する手段は、約5ns
ecよりも短い時間で立ち上がり時間を制限する放射パルスの位相共役反射を供
給する手段を具備している。このような手段は、液体または気体よりなる反射材
料が充填されている誘導ブリ二アン散乱(S B S)セルを具備している。反
射材料は、四塩化炭素、六フメ化硫黄、メタン、アセトン、ベンゼン、二硫化炭
素、エチレングリコールよりなる。
安定動作のための条件を含むレーザーのQスイッチングにおける誘導ブリユアン
散乱の使用について記載した論文を以下に示す。最初の2つは、この発明を実施
するために、十分に有用な程度に立ち上がり時間を短くする尖鋭化を示すパルス
の輪郭(図5に示すものと多少類似)を示している。
・エイチ・メング(H,Meng) 、ブイ・アポイト(V、 Aboites
) 、エイチ・ジェイ・イークラ=(1,J、 Elchler)、rsBs
Qスイッチ化ネオジム:ヤグレーザ−J 、Revista Mexicana
de Fisica 3g、3号(19,90年)、335〜339頁。
−xス・ビー、 =+ −v −(S、 B、 for++er) 、ジー・ジ
ー・コチェマソフ(G、 G、 Kochemasov) 、入ス・エム・クリ
コツ(S、 M、 Kulikov) 、パル・ディー・ニコラエフ(Val、
D、 N1kolaev) 、ビク・ディー・ニフラエフ(Yik、 D、
N1kolaev)、ニス・エイ・スクハレフ(S、^、 5ukharev)
、rピーキングパルスおよびレーザー核融合実験における中間非干渉のための
誘導ブリ二アン散乱の使用法」、Sov、Phys、 Tech、 Phys、
25(6)、1980年6月、757−758頁。
・ブイ・アイ・ベツロドニ−(V、 1. Bezrodnyi) 、エフ・ア
イ・イブラギモフ(F、 1. Ibraglmov) 、ブイ・アイ・キスレ
ンコ(V、 1. K15lenko) 、アール・アイ・ベトレンコ(R0^
、 Petrenko) 、ブイ・エル・ストリチェブスキー(V。
L、 5trlzhevsklり 、イー・エイ・チクホノフ(E、 A、 7
ikhonov)、「相互誘導拡散によるレーザーQスイッチング機構J 、S
ow、 J、量子エレクトロン10 (3)、1980年3月、382〜383
頁。
誘導ブリユアン散乱セル18eは、図11に示すように発振器10a″に配置さ
れ、または、図6に示すように発振器10aの外部に配置される。(図11は、
図6に示す発振器10a、パルスシャーブナ−18m、プリアンプ208、指向
ミラー129(後部ミラー13aから点129aまでの図6の左部の全て)の結
合の他の具体例を含んでいる。
光音響拡散により位相共役反射を供給する手段は、放射パルスのファラデー回転
を供給する手段も具備している。このような手段は、ファラデーアイソレータt
sbおよび誘導ブリ二アン散乱セル18dよりなる。
ブリ二アン散乱は、媒体を通過する音波との相互作用による媒体内の光の自然散
乱の非線形な先約現象である。この散乱は、原子レベルで発生する。ファラデー
回転は、ファラデーによって1845年に発見された効果であって、これにより
、光的に不活性な材料または物質が、回転方向に成分を有する強磁場に配される
ことにより、それらを通過する偏光放射(光)の偏光面を回転させることができ
るようになる。この効果を利用した一般的な先約装置には、ファラデー回転器が
ある。そして今日法(知られている適用例としては、システム下流におけるター
ゲット等からの逆反射により高出力レーザーシステムの破壊を防止するために使
用される保護部材がある。
この発明の具体例では、各レーザー増幅ロッド23a、23b;23’ a、2
3”bの直径は、約2〜3cmである。各レーザー増幅ロフト238.23b;
23’ a、23“ bにおける出力フルエンスレベルは、約6〜20 J /
c m2m’ある。
増幅手段123.123′における閃光灯効率、空洞移動効率、量子欠損、量子
効率、抽出効率に影響する要素は、全体の効率が実質上最大となるように選択さ
れることが好ましい。セリウムは、0.86μmよりも短い波長の発光光子数を
最小化するために閃光灯70,71の壁材として使用される。クリプトンは、0
.85μmよりも長い波長の発光光子数を最小化するために閃光灯70,71に
使用される。これらは、主に、閃光灯70,71からの放射光を、約0.85μ
mよりも若干小さい波長の狭い範囲に限定するために使用される。
増幅口yF23a、23bH23’ a、23’ t+は、約10−3/cmよ
りも小さい吸収断面積と、約4xlo′20cm2よりも大きな誘導放射断面積
とを有する材料よりなる。このようなロフトは、典型的には、約1.5〜2.5
重量%のネオジム濃度のネオジム添加ガラスよりなる。
速い立ち上がり時間のパルスは、衝撃加工に欠くことのできないものである。
ピーク圧力は、ピーク電力PM、立ち上がり時間τとして、概略PMτに比例す
る。ピーク圧力は、短いパルスと高いピーク電力とを必要とするので、材料にお
ける衝撃波の必要貫通深さを達成するために、パルスには高い合計エネルギが必
要である。このことは、効率的な衝撃加工のために非対称のパルスが必要である
ことを意味する。前縁は、尖鋭化されている必要がある。これは、多くの方法に
より達成される。薄いフィルム、ポブヶルスセル、速い非線形色素、そして誘導
ブリユアンミラーが考えられる。アルミニウム箔および誘導ブリユアン散乱セル
は、これまでもっとも効果的であった。新しい技術開発により、後に、他の好適
な尖鋭化手段が見出されるかもしれない。
Lヱズ劾座
図6に示す装置において、発振器およびプリアンプは、全く標準的なものである
が、アンプは、この適用例の性能を最適化するために設計されている。衝撃加工
には、アンプの高い平均出力と/マルスエネルギ能力が非常に重要である。光線
の輝度または発散は、多くのレーザー適用例において重要であるが、衝撃加工に
おいては、発散は、リレー光学の詳細のみに影響する。
ターゲット上における最小限のスポットサイズと必要なフルエンスを得るために
少なくとも約50Jのパルスエネルギが必要であると考えられる。アンプは、こ
れらの要求値よりも太き(設計されている。最良のプラチナフリーのレーザーガ
ラスの安全な稼働には、フルエンスを約10J/cm2に限定し、少なくとも約
5cm2の光線範囲が必要である。この適用例の最適なロッドの直径1よ、約2
〜3cmである。なぜなら、最大ポンプ速度は、ポンプ長のみに依存し、直径を
大きくしても、平均出力は高められないからである。
アンプ効率は、閃光灯効率、空洞移動効率、量子欠損、量子効率および抽出効率
の5つの項目の積である。
閃光灯効率は、閃光灯により放射された電子エネルギの一部である。エネルギ損
失は、ロッドの最大平均出力に影響しないので、閃光灯の壁面および極板ζこお
いてのみ生ずる。閃光灯効率は、量子欠損を向上するために犠牲Iこされること
力iある。
空洞移動効率は、閃光灯から口・メトへのエネルギ移動に関係しており、平均出
力の限定に直接的な効果を有しない。しかしながら、大きな間接的効果力;ある
。
もし、ポンプ空洞の反射器における吸収が低く保たれていなけれ:f、ロブドボ
ンビングにおける反射器の貢献度は、均一なボンピングを続けるため;こ4−分
に高くなく、平均レーザーフルエンスは空間的均一性に必要なIOJ/cm2よ
りも大きく低落する。したがって1.fルス当たりのエネルギ量Cよ、所望の5
0Jよりも小さくなる。また、閃光灯は最適な壁面熱負荷を超えて駆動されな1
すれ1fならなくなる。
このことは、放射スペクトルを紫外方向に移動させ、量子欠損(蓄積された有用
な増幅媒体において吸収された光子エネルギを補う効率)を減少させる。
0.85μmの波長を有する吸収された光子は、0.78の量子欠損を有する。
低レーザーレベルから基底状態までの遷移において失われたエネルギだけが失わ
れる。0.85μmよりも長い波長を有する吸収された光子は、量子欠損がない
ので、蓄積エネルギに寄与しない。0.85μmよりも短い波長λを有する吸収
された光子は、0.78λ10.85に等しい量子欠損を有する。ここで、λの
単位はμmである。ロッドの過熱を最小化するために、紫外光子および0.85
μmよりも長い波長の光子の数を最小化することが重要である。紫外放射は、閃
光灯の壁材にセリウムを加えることにより閃光灯スペクトルから除かれる。より
長い波長の放射光は、(図8および図9に示すように)効率的なキセノンに代え
て、クリプトン充填ガスを採用することにより最小化することができる。
量子効率は、高いレーザーレベルから低いレーザーレベルを経た基底状態への移
行の一部である。この量子効率は、レーザーガラスの構成および不純物により影
響を受ける。(このことは一般的に知られていない。)バテルは、有用な蓄積エ
ネルギと同時に熱を測定する特殊な干渉計を構成した。キグル(にigre)
Q −88およびスコy ) (Sehott) L G 760は、Z=1.
55において試験された最良のものである。ここで、χは、有用な蓄積エネルギ
に対する熱の比率である。 最後に、抽出効率は、例え効率が出力フルエンスレ
ベルよりもIOJ/cm2以上外れていても、出力フルエンスとともに増大する
。このことは、10J/cm2を設計出力として選択した理由の一つである。レ
ーザー波長1.05μmで、低い吸収断面積αと高い誘導放射断面積σとが、高
い抽出効率を得るために必要である。ゲインGは、これらの断面積と方稈式%式
%)
の関係がある。ここで、N1は、上限レーザーレベルにおける原子数であり、L
は、ゲイン媒体の長さである。この適用例においては、レーザーガラスは、αく
10 ”’/ c m、σ>4XlO−20のものが選択されている。
ゲイ/媒体中に蓄積されたエネノ□レギの効率的な使用は、高い平均出力のため
の2つの要求のうちの1つだけである。もう一つは、最適な物理的特性、すなわ
ち、高強度、高熱伝導性、低膨張係数を有するレーザーガラスの選択である。表
面に配されるイオン交換による強化ガラスは、屈折出力臨界値を6倍程度増大さ
せることは既に示した。
パルス当たりの合計エネルギは、増幅口・ラドの出力面におけるピークエネルギ
密度により制限されているので、空間的均一性は本質的なものである。エネルギ
は、円筒面を通してロッド内に供給され、中央に向けて貫通するときに減じられ
る。ポンプ放射光の集光なしに、吸収されたエネルギは、円筒面において最大と
なり、中心において最小となる。しかしながら、ロッドは円柱レンズとして、中
心において強さを増すように作用する。最適なネオジム濃度を選択することによ
り、これらの2つの効果は、はとんど均衡され、全く平滑な分布となる。計算の
結果は、図1Oに示すように、2重量%ネオジムが良好な放射光平滑化を与える
ことを示している。
2つの閃光灯の配置によってもかなりの環境的不均一性がある。この歪みは、ア
ンプ鎖中の第2アンプを90°回転することにより最小化されている。1つのア
ンプを他に対して回転することは、4つの閃光灯を各先頭に配置するのがよりよ
い。なぜなら、低コストで閃光灯間に大きな空間(電気的故障を防止するため)
を与え、反射器域(反射器の吸収損失を小さくする)が小さくて済むからである
。
環境的な閃光灯駆動を解決する他の方法としては、ロッドの周囲に等間隔で配置
される螺旋状の閃光灯を使用するものがある。しかしながら、この方法は、閃光
灯およびII源供給コストの両方において幾らか高価である。
゛ レーザー
図!または図6に示す装置の発振器13〜17または108の、他の有効な発振
器を図12〜図15に示す。これらの発振器は、偏光されていない干渉性放射光
を供給する。
図12に示す発振器のQス付チ(ポッケルスセル)の時系列動作を以下番ご説明
する。
時刻t□において、閃光灯が駆動される。t○において、ポッケルスセルに作用
する電圧はない。伝達された偏光は、リングを時計回りに移動し、再度偏光器に
当たったときにそれを透過してリングから排出される。反射された偏光は、リン
グを半時計回りに移動し、再度偏光器に当たったときにそれに反射されてリング
から排出される。ポッケルスセルの空洞は電圧なしの状態で開かれており、エネ
ルギはロッド内に蓄積される。時刻【1において、ポッケルスセルに電圧が与え
られる。1/4波電圧が付与されたとき、半分の光線が透過され、半分は反射さ
れる。これは、50%出力カプラと等価である。低い電圧は、効率的な反射性を
低減し、高い電圧は、それを増大する。
光線は、偏光されずにロッドを通過するので、光線に不均一性を生ずる応力複屈
折損失はない。同様に、空洞には、偏光器からの反射による予期せぬ損失はない
。
この形態は、種々の利点を有している。
A、ポッケルスセルは、最低の電圧で、所望の出力を発生し続けるように作動さ
せることができ、空洞内における再循環エネルギを最小化し、偏光器およびポッ
ケルスセルの寿命を改善する。
B、マルタ十字機構の削除に起因する均一性の改善に加えて、図13に示すよう
な各通過ごとに、頂点から底点、または、側面から側面へ光線形態を切り換える
。
C1出力カブラが不要である。現状のシステムには、多くの出力カブラが必要で
ある。
D。この形態は、もし、ボ1ケルスセルが、多(の光子通過時間の蓄積のための
半波電圧で作動させられるならば、調整なしに空洞ダンプモードで作動させるこ
とができる。
詳細な作動順序は以下の通りである。
時刻toで、レーザーポンプ空洞14cの閃光灯(図示略)が、ポッケルスセル
j6cに電圧を印加することなく駆動される。透過された偏光12A’ は、ミ
ラーのリングを時計回り17c%18c、19cに移動する。そして、偏光器1
5Cにおいて127で示す方向に出射される。空洞は透過された偏光12A’
のために開かれており、レーザー光を発することはない。同様にして、反射され
た偏光12B′は、ミラーのリングを反時計回りの方向19c118c、17c
に移動し、偏光器15cによって反射されて、12Tで示す方向に出射される。
空洞はこの偏光12B’のためにも開かれており、レーザー光を発することはな
い。 時刻t1で、閃光灯が数100(例えば100〜s o o、)μsec
点灯された後に、ポッケルスセル16cは、上述した放射光の各偏光経路におい
て約l/lO〜1/4波長の遅延を生じさせるために約1〜4kVの電圧を与え
られる。
したがって、ポッケルスセル16cを透過して上方に通過する偏光された放射光
12A′は、偏光12B’ に変換される。そして、ミラー17c、18c、1
9Cによって時計回りの方向に偏光器15cに向けて反射され、そこから、後部
ミラー13cに戻される。その間に、偏光された放射光12B゛は、ポッケルス
セル16eを透過して下方に貫通し、偏光12A’ に変換され、偏光器15c
を透過して、後部ミラー13cに戻される。これにより、増幅媒体(ロッド20
C)の蓄積エネルギが所望のレベルまで集積されたときに、両側光のための空洞
が閉鎮される。空洞の後部ミラー13cは、凹面鏡であって、偏光器15cは事
実上の出力カブラである。
各経路において結合されるエネルギーの一部は、ポッケルスセル16cに印加さ
れる電圧により決定される。1つのKDP(重水化リン酸二水素カリウム)セル
に対して、約3.3kVで半分のエネルギが結合され、約6.6kVでエネルギ
は結合されない(現状では、Qスイッチ発振器は、出力カブラによって除去され
たエネルギの20〜50%で作動される〉。ポッケルスセルに印加される電圧は
、数(約0.1=10)psec持続される。
誘電分極器の隠蔽率は、反射光線よりも透過光線の方がより良好である。反射光
線の隠蔽率が小さいと、充填時間の間における発振器からのエネルギ洩れが発生
することがある。こめ問題は、偏光面を約0.1−1mm離して近接させた2つ
の誘電分極器を使用することにより修正することができる。所望の偏光における
損失を防止するための通常のブルースター角は、双偏光を行う空洞においては有
効ではないので、他の表面には、反射防止膜を形成しておく必要がある。
干渉性放射光12″は、後部ミラー13c、レーザーポンプ空洞14c、偏光器
15c、ポッケルスセル16c、3つのミラー17c、18c、19cを有する
発振器10c (図12全体)により発生させられる。レーザーポンプ空洞14
Cは、パルス形成網(PFN)(図示略)により作動させられる閃光灯(図示略
)によって駆動される少なくとも1つのネオジム・ガラスレーザーロッド20c
のような増幅媒体を有している。発振器10cにおいて簡易に使用されるこのよ
うなレーザーポンプ空洞14cは、フランスのジェネラル・エレクトリック社(
Compignie Generale Electrique)において製造
される下記構成要素を具備している。
・ CGE−640レーザーポンプ空洞、長さ67cm、螺旋状の閃光灯・ 1
%ネオジム添加、両端に反射防止膜を具備する 64mmx670mm簡単のた
めに、図12および図13は、1つのレーザーロッド20cのみを示している。
我々は、上述したように、2つのロフトを使用する。そして、適宜数が適用可能
である。後部ミラー13cは平面鏡でも球面鏡でもよい。上記装置においては、
100%の反射率と20mの曲率半径を育する球面鏡である。
発振器10cは、蛍光エンベロープを供給する。レーザーポンプ空洞14cから
の干渉性放射光12″は、偏光されていない。偏光器15cは、その放射光12
マを2つの直線偏光された直交成分12A’ 、12B’ に分割する。一方(
成分A’)は、12A′で示されるように、時計回りに移動し、他方(成分B’
)は、12B′で示されるように、ポッケルスセル16cに向けて反時計回りに
反射される。
適当な電圧(重水化リン酸二水素カリウムの1つのセル当たり約1〜4kV)を
付与することにより、ポッケルスセル16cは、ミ5−17c、18c、19C
を介して偏光器15cに向けて時計回りに移動する間に干渉性放射光成分12A
’ を遅延させる。偏光器15cは、干渉性放射光成分12A’ の一部をロッ
ド20cを通して後部ミラー13cに反射するとともに、残り12Tをターゲッ
トに向けて、Eα涯で示すように反射する。反射された放射成分12B’ は、
ミラー19c、18c、17cを経由してポッケルスセル16cを通過するよう
に反時計回りに進行する。そして、放射成分12B″の一部をロッド20cを通
して後部ミラーi3cに向けて透過させ、残り12Tを、Eα片で示すようにタ
ーゲットに向けて反射する偏光器15cに達するまでに、放射成分12B’ を
遅延させる。
閃光灯が発光させられると、ポッケルスセル16cの電圧はゼロになる。時計回
り放射成分12A’ も、反時計回り放射成分12B′ も、全てのエネルギが
空洞内に存在するために、後部ミラーに戻ることができず、偏光器15cによる
透過(12A’)も反射(12B’)も、ロッド20cから、12TおよびEQ
JTで示す方向に出射される。この時間の間に、ロッド20c内にエネルギが集
積される。約100〜500μsec後に、レーザーパルスを発生させるために
ポッケルスセル16cに電圧が付与される。電圧は、約0.1〜10μsee後
にポッケルスセル16cから除去される。
図12〜図14から明らかなようにそのP字状ゆえに「2発振器」と称される図
12に示すような発振器からの出力光線の均一性は、主に、出力12Tが、上述
したように、レーザーポンプ空洞14cから発せられる放射光12″の両成分1
2A’、12B’ の結合により構成されるために生ずる。さらに、図13に示
すように、本発明の固有の効果により、均一性は、増大される。特に、各通過に
おける光線の形態は、後述する先行する通過から左右に双安定的に切り換えられ
る(図12および図13に示されるように)。
光線12”の最初の通過においては、光線12″の左側の成分12B’ は、実
線で示されるように反時計回りに内側の経路abcdefを通って、eとfとの
間に(ポッケルスセル16cによって)成分12A′に変換される。そして、偏
光器15cを透過してfからgに向けて下方に伝えられる。
この成分12A’(光線12″の右側)は、後部ミラー13cによってgから偏
光器15cを透過するfに向けて上方に反射される(これが第2の通過である。
)。それから、ポッケルスセル16cによって成分12B°に変換され、時計回
りの内側経路edcb (実線)に沿って進行し、偏光器15cによってbから
8に向は石下方に反射され、後部ミラー13cに達する。
その次の(第3番目の)通過において、成分12B°は(再度左側となった)、
上記第1の通過における光線12″の左側の成分12B゛と同様にして、経路a
bcdefgに沿って反射される。
同様にして、第4番目の通過は、上記第2番目の通過と同じであり、第5番目の
通過は、第8番目の通過と同じであり、モしt、その後続の各通過も同様である
。
第1番目の光線12”の通過においては、光線12″の右側部分に破線で示され
た反時計回りの外側経路gfhljl)に沿う成分12B’は、Jとbとの間に
おいて(ポッケルスセル16cによって)成分12A’ に変換され、偏光器1
5Cをbからaに向けて下向きに透過する。
この成分12A’ (光線12”の左側)は、後部ミラー13cによって8から
偏光器15cを上方に向けて透過するbに向けて反射されて戻される(これが、
第2番目の通過である。)。その後に、ポッケルスセル16cによって成分12
B゛に変換され時計回りの外側経路jlhf(破線)に沿って進行し、偏光器1
5cによって、fからgに向かう下向きに反射され、後部ミラー13cに指向さ
れる。
その次の(第3番目の)通過において、成分12B°は(再度右側となった)、
上記第1の通過における光線12’″の右側の成分12B”と同様にして、経路
gfhlJt)に沿って反射される。
同様にして、第4番目の通過は、上記第2番目の通過と同じであり、第5番目の
通過は、第3番目の通過と同じであり、そして、その後続の各通過も同様である
。
第1番目の通過における光線12″の各側における成分12A′の記述は、上記
第2の通過における記述と同じであり、第2番目の通過における記述は、上記第
3番目の通過における記述と同じであり、以下同様である。
−約すると、各通過における光線の各側において開始される各成分は、後部ミラ
ー13cへ光線の反対側の逆成分として戻され、そこから次なる通過が開始され
る。このように、両成分は、各通過において一側から他側へと双安定的に切り替
わり、全ての不均一性は解消される。
標準的な発振器は、ボンピングの不均一性に基づ(出力光線の角不均−性を呈す
る。典梨的なポンプ空洞は、筒状楕円の焦点軸の1つに閃光灯を配し他の焦点軸
にレーザーロフトを配した単一の楕円空洞を有した形態となっている。この配置
は、1つの焦点軸から発せられた光線が他の焦点軸にお〜1て捕らえられるので
効果的である。しかしながら、ポンプ放射光の大部分は、閃光灯に近接するロフ
トの側面に当てられる。この不均一性は、各々閃光灯を有する多くのの部分的な
楕円によりポンプ空洞を構成することにより部分的に平滑化されるが、スカラッ
プ効果が残り、かつ、容器増加によって複雑化してしまう。他の形態としては、
近接した一対の楕円的集光を伴わないポンプ空洞がある。閃光灯に近接するロッ
ドの領域では、依然として最高ポンプ強さが発生する。
図14に示す装置は、無視できる量の角不均−性を有する干渉性放射光を供給す
る。この装置は、図12に示す構成の全てに加えて、閉経路15c、17c。
18c、19c、15c;15c、19c%18c、17c、15c内に配され
るダブプリズム30cと、後部ミラー13cとレーザーロフト20cとの間に配
される好ましくは174波板である遅延板aleとを具備している。その動作は
、図12についての上記記載と同様であるが、各通過におけるレーザー光線の形
態を先行経路の形態からの双安定切り換えに代えて、通過ごとに同一方向に少な
くとも小角度でその軸心回りに回転させる点で異なり、これにより、図12の装
置におけるよりも遥かに均一な出力を得ることができる。
閉経路15c、17c、18c、19c、15c; 15c、19c、18c。
17c、15cは、同一平面(図12および図14における紙面)上に配列され
、ダブプリズム30cは、その軸心を閉経路の一部に沿うように配置され、32
Cで示すように、そのペースに対して垂直に閉経路の平面から一定の角度で配置
されている。これにより、各放射成分12A’ % 12B’ は、閉経路の平
面から外れるように進行された後に戻され、あたかもダブプリズム30cを透過
するように進行させられる。そして、これにより、光線は閉経路の平面とダブプ
リズムのベースの法線とのなす角の約2倍の角度だけ回転させられる。偏光器1
5cによって口1ド20cおよび遅延板31cを通過して戻る方向に指向される
回転させられた光線の一部は、下向きに指向された成分12A’ 、12B’が
後部ミラー13cによって上方に反射され、遅延板31cおよび口γド20cを
2度目に透過して、次なる放射光12”が1/2波長遅延させられ、各成分12
A’、12B’が先行する閉経路に沿う通過と同じ成分で偏光器15cに向けて
上方に反射されるように、後部ミラー13cによつて反射される。したがって、
閉経路の通過ごとに、光線は同じ角度だけ同一方向に回転させられ、複数回の通
過の後に完全に一回転し、さらに同様にして、極めて高い角駒−性を有する出力
光線が供給され続けられる。
図15の装置は、ダブプリズム30cに代えて閉経路内に配されるミラー34c
、35c、36cの組み合わせ30゛ Cにより同様に作動させられる。ユニ1
)30’ cは、ダブプリズム30cと同様にして、上記のように配置される。
−このユニット30′ cは、各ミラー34c、35c、36cの法線が、閉経
路の平面に対して一定角度、少なくとも2.5”をなすように配置され、光線の
各成分12A’ 、12B’ をダブプリズム30cについて上述したようにそ
の角度の2倍の角度分回転する。
主IJI成I皇
この特許出願のとともに提出され、現在この出願に綴じ込まれている付録は、図
1および図6における多くの特長を含み優れた効果をもたらすこの発明の具体例
における主要構成要素(および他の多くの要素)を列記している。この付録には
、購入品に対して、その供給元および型番が示されている。
この発明の形態では、現状において構成される好適な具体例を開示しているけれ
ども、他の多(の具体例も可能である。それは、可能な限りの等価な形態や分岐
の全てについて記載しようとはしていないからである。それは、ここで使用され
ている語句が、限定しているというよりもむしろ、単に説明的なものであり、こ
の発明の意図および趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を行うこととしてもよい
ことはいうまでもない。
帛 の
FIG、 2
FIG、 3
FIG、 4
×
FIG、 5
23a
FIG、 7
FIG、 9
FIG、 70
FIG、77 FIG、 12
悶aim審親牛
フロントページの続き
(51) Int、 C1,S 識別記号 庁内整理番号HOIS 3/30
Z 8934−4M(72)発明者 ソコル、 デヴイッド ダブリュアメリカ
合衆国 オハイオ 43202 コロンバス ウェスト ペイスモント ロード
I
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.固体材料に衝撃波を供給することによりその特性を改善する装置であって、 干渉性放射光の複数のパルスを供給する手段と、各パルスの前縁を尖鋭化する手 段と、 各パルスを、予め設定された直径の光線として第1および第2のレーザー増幅ロ ッドを直列に配設してなる増幅手段に指向させる手段と、第1のレーザー増幅ロ ッドによって増幅された放射光の少なくとも大部分を第2のレーザー増幅ロッド に指向させる手段と、第2のレーザー増幅ロッドによって増幅された放射光を固 体材料の表面に指向させる手段と、 固体材料の表面に指向させられる放射光に実質上均一な空間的増幅を供給する手 段とを具備することを特徴とする装置。 2.放射光に実質上均一な空間的増幅を供給する手段が増幅手段を具備し、該増 幅手段が、各レーザー増幅ロッドに、それらを駆動ずるための一対の閃光灯を具 備し、各閃光灯の軸心とレーザー増幅ロッドの軸心とが、実質上相互に平行でか つ実質上同一平面内に配されており、第2のレーザー増幅ロッドの軸心および対 応する閃光灯の軸心を含む平面が、第1のレーザー増幅ロッドの軸心とそれに対 応する閃光灯の軸心とを含む平面に対して実質上直交していることを特徴とする 請求項1記載の装置。 3.第1のレーザー増幅ロッドによって増幅された放射光の小部分を、第3およ び第4のレーザー増幅ロッドを直列に配列してなる第2の増幅手段に指向させる 手段と、 第3のレーザー増幅ロッドによって増幅された放射光の少なくとも大部分を第4 のレーザー増幅ロッドに指向させる手段と、第4のレーザー増幅ロッドによって 増幅された放射光を、固体材料の表面に指向させる手段と、 これと同様にして、任意の数の付加的な同様の増幅手段とを具備することを特徴 とする請求項1記載の装置。 4.固体材料の表面に放射光を指向させる各手段が、約10から500J/cm 2の強さで表面に放射光を供給することを特徴とする請求項3記載の装置。 5.固体材料の表面に放射光を指向させる各手段が、他の手段がその放射光の部 分を指向する領域の少なくとも一部を重ね合わせた同一表面の領域に、実質上同 時に、その放射光の部分を指向させることを特徴とする請求項3記載の装置。6 .各光線の光路長が、各放射光の部分が実質的に同時に表面に到達するように選 択されていることを特徴とする請求項5記載の装置。 7.固体材料の同一表面に放射光を指向させる各手段が、全ての手段が共に放射 光全体を連続する領域に亙って概略平均的に指向させるように、それぞれの放射 光の部分を表面上の領域に指向させることを特徴とずる請求項5記載の装置。8 .固体材料の表面に放射光を指向きせる少なくとも1つの手段が、少なくとも他 の1つの手段がその放射光の部分を指向させる表面とは異なる固体材料の表面上 の領域に、実質上同時に、その放射光の部分を指向させることを特徴とする請求 項3記載の装置。 9.固体材料の表面に放射光を指向させる手段が、個々の放射光の部分を、実質 上相互に対向し、固体材料の反対面に配される領域に指向させることを特徴とす る請求項8記載の装置。 10.実質的に均一な空間的増幅を放射光に供給する手段が、増幅手段を具備し 、 各増幅手段が、各レーザー増幅ロッドに、それを駆動するための一対の閃光灯を 具備し、閃光灯の軸心とレーザー増幅ロッドの軸心とが実質上相互に平行かつ実 質上同一平面内に配されており、 第2のレーザー増幅ロッドの軸心とそれに対応する閃光灯の軸心とを含む平面が 、第1のレーザー増幅ロッドの軸心とそれに対応する閃光灯の軸心とを含む平面 に対して実質上直交しており、 第4のレーザー増幅ロッドの軸心とそれに対応する閃光灯の軸心とを含む平面が 、第3のレーザー増幅ロッドの軸心とそれに対応する閃光灯の軸心とを含む平面 に対して実質上直交しており、 全ての付加的な同様の増幅手段においてもこれと同様とされていることを特徴と する請求項3記載の装置。 11.パルス供給手段が、1つのレーザー増幅ロッドとそれを駆動ずる一対の閃 光灯とを具部し、各閃光灯の軸心とレーザー増幅ロッドの軸心とが実質上相互に 平行でかつ実質上同一平面内に配されているレーザー発振器と、1つのレーザー 増幅ロッドとそれを駆動ずる一対の閃光灯とを具備し、各閃光灯の軸心とレーザ ー増幅ロッドの軸心とが実質上相互に平行でかつ実質上同一平面に配されている プリアンプとを具備し、 実質上均一な空間的増幅を放射光に供給する手段が、レーザー発振器とプリアン プとを具備し、 プリアンプのレーザー増幅ロッドの軸心とその対応する閃光灯の軸心とを含む平 面が、レーザー発振器のレーザー増幅ロッドの軸心とその対応する閃光灯の軸心 とを含む平面に対して実質上直交していることを特徴とする請求項1記載の装置 。 12.実質上均一な空間的増幅を放射光に供給する手段がパルス供給手段よりな り、そのパルス供給手段が、偏光きれておらずかつ先行するパルスに対して後続 のパルスがそれぞれ、光線の空間的な増幅形態において、実質上鏡面対称の形態 となっている干渉性放射光線を供給する手段を具備していることを特徴とする請 求項1記載の装置。 13.干渉性放射光線を供給する手段が、a.予め設定された第1の方向に無偏 光干渉性放射光線を供給するレーザー手段と、 b.一成分を第1の方向に透過させ、他の成分を予め設定された第2の方向に反 射することにより、放射光を2つの直線的に偏光された直交成分に分光するため に光線の経路に配置される偏光手段と、c.偏光手段を透過した成分を、再度偏 光手段に指向されることによって終了する第1の閉経路に沿って、第2の方向と は逆の予め設定された第3の方向に反射し、偏光手段において反射された成分を 、再度偏光手段に指向されることによって終了する第1の閉経路に逆行する第2 の閉経路に沿って、第1の方向とは逆の予め設定された第4の方向に反射する手 段と、d.放射光の各成分を予め設定きれた波長分遅延させ、透過成分の実質的 な部分を偏光手段に再度到達する前に反対成分に変換し、反射成分の実質的な部 分を偏光手段に再度到達する前に反対成分に変換するために閉経路に配置される 手段と、 e.偏光手段において、その内部で発振を持続させるためにレーザー手段にむけ て第4の方向に反射される変換された透過成分と、偏光手段において、その内部 で発振を持続させるためにレーザー手段に向けて第4の方向に透過きれる変換さ れた反射成分と、 f.偏光手段において第3の方向に透過され、変換されずに残った透過成分の一 部と、偏光手段において第3の方向に反射され、変換されずに残った反射成分の 一部と、 g.結合することによって、第3の方向に指向される偏光されていない有用な出 力放射光線を形成する最後に言及した2つの成分とを具備することを特徴とする 請求項12記載の装置。 14.放射光に実質上均一な空間的増幅を供給する手段が、パルス供給手段より なり、そのパルス供給手段が、偏光されておらずかつ先行するパルスに対して後 続のパルスがそれぞれ、光線の空間的な増幅形態において、その軸心回りに予め 設定された角度だけ回転されている干渉性放射光線を供給する手段を具備してい ることを特徴とする請求項1記載の装置。 15.干渉性放射光線を供給する手段が、a.予め設定された第1の方向に無偏 光干渉性放射光線を供給するレーザー手段と、 b.一成分を第1の方向に透過させ、他の成分を予め設定された第2の方向に反 射することにより、放射光を2つの直線的に偏光された直交成分に分光するため に光線の経路に配置される偏光手段と、c.偏光手段を透過した成分を、再度偏 光手段に指向されることによって終了する第1の閉経路に沿って、第2の方向と は逆の予め設定された第3の方向に反射し、偏光手段において反射された成分を 、再度偏光手段に指向されることによって終了する第1の閉経路に逆行する第2 の閉経路に沿って、第1の方向とは逆の予め設定された第4の方向に反射する手 段と、d.放射光の各成分を予め設定された波長分遅延させ、透過成分の実質的 な部分を偏光手段に再度到達する前に反対成分に変換し、反射成分の実質的な部 分を偏光手段に再度到達する前に反対成分に変換するために閉経路に配置される 手段と、 e.偏光手段において、その内部で発振を持続させるためにレーザー手段にむけ て第4の方向に反射される変換された透過成分と、偏光手段において、その内部 で発振を持続させるためにレーザー手段に向けて第4の方向に透過される変換さ れた反射成分と、 f.偏光手段において第3の方向に透過きれ、変換されずに残った透過成分の一 部と、偏光手段において第3の方向に反射され、変換されずに残った反射成分の 一部と、 g.結合することによって、第3の方向に指向される偏光されていない有用な出 力放射光線を形成する最後に言及した2つの成分と、h.放射光線をその軸心回 りに回転させるために閉経路内に配置される手段とi.レーザー手段に設けられ 、閉経路内における各通過からその次の通過までの間に放射光線を予め設定され た波長分遅延させる手段と、j.閉経路内における各通過からその次の通過まで の間に予め設定された角度だけ回転させられる放射光線とを具備することを特徴 とする請求項14記載の装置。 16.各パルスの前縁を尖鋭化する手段が、パルスの立ち上がり時間を約5ns ecよりも長くない時間に制限するために放射光の位相共役反射を供給する手段 よりなることを特徴とする請求項1記載の装置。 17.位相共役反射を供給する手段が、誘導プリュアン散乱セルよりなることを 特徴とする請求項161記載の装置。 18.誘導ブリュアン散乱セルにおける反射材料が、液体または気体よりなるこ とを特徴とする請求項17記載の装置。 19.誘導プリュアン散乱セルにおける反射材料が、四塩化炭素、六フッ化硫黄 、メタン、アセトン、ベンゼン、二硫化炭素、またはエチレングリコールよりな ることを特徴とする請求項17記載の装置。 20.誘導ブリュアン散乱セルが発振器空洞に配されていることを特徴とする請 求項17記載の装置。 21.誘導ブリュアン散乱セルが発振器空洞の外側に配されていることを特徴と する請求項17記載の装置。 22.位相共役反射を供給する手段が、放射光のファラデー回転を供給する手段 をも具備していることを特徴とする請求項21記載の装置。 23.位相共役反射を供給する手段が、ファラデーアイソレータおよび誘導ブリ ュアン散乱セルを具備していることを特徴とする請求項16記載の装置。 24.各レーザー増幅ロッドの直径が約2から3cmであることを特徴とする請 求項1記載の装置。 25.各レーザー増幅ロッドにおける出力フルエンスレベルが約6から20J/ cm2であることを特徴とする請求項24記載の装置。 26.閃光灯効率、空洞移動効率、量子欠損、量子効率、抽出効率に影響する増 幅手段における要素が、実質上全体の効率を最大化するように選択されることを 特徴とする請求項1記載の装置。 27.波長が実質上0.85μmよりも短い発光光子数を最小化するために、閃 光灯の壁材としてセリウムが供給され、約0.85μmよりも長い波長の発光光 子数を最小化するために閃光灯内にクリプトンが供給され、閃光灯からの放射光 を、約0.85μmよりも若干小さい波長の狭い範囲に限定することを特徴とす る請求項26記載の装置。 28.レーザー増幅ロッドが、約10−3/cm2よりも小さい吸収断面積を有 するとともに、約4×10−20cm2よりも大きな誘導放射断面積を有する材 料よりなることを特徴とする請求項26記載の装置。 29.レーザー増幅ロッドがネオジム添加ガラスよりなることを特徴とする請求 項28記載の装置。 30.レーザー増幅ロッドにおけるネオジム濃度が、約1.5から2.5重量% であることを特徴とする請求項29記載の装置。
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