JPH06503944A - パワーネットワークの制御 - Google Patents

パワーネットワークの制御

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JPH06503944A
JPH06503944A JP5508356A JP50835693A JPH06503944A JP H06503944 A JPH06503944 A JP H06503944A JP 5508356 A JP5508356 A JP 5508356A JP 50835693 A JP50835693 A JP 50835693A JP H06503944 A JPH06503944 A JP H06503944A
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アンデルス オーベルグ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 パワーネットワークの制御 技術分野 本発明は、一方のネットワークが他方のネットワークに及ぼす影響を、所定の基 準に従って制御する目的で、少なくとも2つの導体によって相互接続された第1 及び第2のパワーネットワークのうちの少な(とも一方を制 、御するための方 法、及び該方法を実施する装置に関する。 前記第1のパワーネットワークは、関連の内部インピーダンスを有する少なくと も1つの電流または電圧発生器を備え、前記第1及び第2のパワーネットワーク の少なくとも一方は、少なくとも1つの制御可能なネットワーク要素を備えてい る。 前記装置は、前記パワーネットワーク内に配置された制御可能なネットワーク要 素を制御するための制御信号を、方向依存信号処理に基づいて発生する制御部材 を備えている。 背景技術 例えば、高電圧直流電流を伝送するプラントにおいて、変換器に接続されたパワ ーネットワークの緒特性が、例えば直流ネットワークにおける高調波のフィード バック制御を困難にしていることか知られている。これらの諸問題は、非最小位 相特性を示す接続ネットワークによって構成され得るだけでなく、切換えによる 異なる動作構成と結果として、異なる時間に異なった伝送特性を示す接続ネット ワークによっても構成され得る。パワーネットワークの非最小位相特性に対する 物理的理由は、電力線に沿って起こる事象と、該電力線に沿って伝播する電磁波 として見做さなければならないことと、電力線のインピーダンス特性が変化する 位置で、これらの電磁波が反射するということ(例えば、ウォルター・シー・ジ ョンソン(Waiter CJohonson)著「伝送線及びネットワーク( Transmission Lines and Networks)J (1 984年、マグロウヒル・インターナショナル・エディションズ(McGraw −Hill International Editions)刊)参照)とに よって説明することができる。ネットワーク自体による伝播波の減衰は非常に小 さいため、このことは、制御干渉に対するパワーネットワークの応答において、 多重遅延効果(反射)を伴う。伝達関数に対する非最小位相特性が、複素数のS −面の右側2分の1平面に零を残すこと、及び、こういった場合に、非常に短か い整定時間で、安定したフィードバック制御を達成することが不可能であるとい うことは、フィードバック制御理論の教科書、例えば、パーナート・フリートラ ンド(BernardFriedland)著r制御システム設計(Contr ol System。 Design) J (1987年、マグロウヒル・インターナショナル・エデ ィションズ (McGraw−Hill InternationalEdit ions)刊)の特に第78頁、第144頁及び第188頁、注4.7と、リチ ャード・シー・ドルフ(RichardC,Dorf)著
【現代制御システム( Modern ControlSystems)j (1986年第4版、アデ ィソンーウェスレイ・パブリッシング・カンパニー(Addition−Wes leyPublishing Company)刊)の特に第262頁〜第26 4頁から知られている。 アイイーイー・トランザクション・オン・インダストリー・アプリケーションズ ([EE Transactions onIndustry Applica tions)、第24巻、第4号、1988年7月18日、第582頁〜第58 8頁において、周期的外乱を受けながら定常状態においてシステム偏差を除去す ることを目的とする繰返し制御装置が述べられている。信号値の記憶用メモリを 制御装置に取り入れることは、安定性のためにフィードバック・ループのゲイン が低い状態で、定常の周期的外乱を良好に除去することを可能にする。しかしな がら、低いゲインは、メモリの内容が、非定常状態の際に、比較的ゆっくりと修 正されることを意味している。 この場合の重要な欠点は、遅延効果並びに他の非最小位相特性及び他の類いの動 的特性が考慮されておらず、その上、補償されていないということである。実際 に、暗黙遅延効果及び明示遅延効果の双方が、他の類いの動的特性の他に、生じ 得るため、システム偏差が1周期遅延された状態でメモリ内容を修正することは 、制御装置を不安定にし得る。システムにおけるこの総合遅延は1周期以上に達 し得、しかも、被制御システムが安定だとしても、各周期に一度繰り返される外 乱の減衰は良好にはならない。 例えば、切換えまたは非最小位相特性によって引き起こされる、パワーネットワ ークの各部の複雑で、可変のさもな(ば制限的な動的特性は、こうして、一定の 所望する制御タスクを非常に困難にするか、または解消する上で不可能にさえし てしまう。 発明の概要 本発明の目的は、特に、例えば、切換えまたは非最小位相特性によって一般に引 き起こされる、制御に対する複雑で、可変のさもなくば制限的な動的特性を示す ことによって、パワーネットワークの一方が制御を困難にする場合、迅速でかつ 安定したfR御を可能にする、前記説明の前置きで述べた類いの方法と、該方法 を実施する装置とを提供することにある。 本発明によれば、上述した事項は、前述した諸問題を伴うパワーネットワークか ら制御を独立させることによって達成され、ここにおいて、前記装置に含まれる 制御装置用の実際の値は、パワーネットワーク間の断面における少なくとも1回 の電流測定及び少なくとも1回の電圧測定と共に、本発明によるこれらの測定値 の方向依存信号処理に応じて形成される。制御に関連して生じる前述の諸問題を 引き起こす断面またはパワーネットワークに生じる電流及び/又は電圧に影響を 及ぼすようにして制御される電流及び/又は電圧発生器が、以後第1のパワーネ ットワークと称するパワーネットワークの一方に位置すると共に、制御に関連し て生じる前記諸問題のもとであるパワーネットワークのこの種構成部分か、以後 第2のパワーネットワークと称する他方のパワーネットワークに位置するように して、前記断面が定められる。 方向依存信号処理によって、実際の値は、外乱及び第2のパワーネットワークに おけるインピーダンス条件とは独立することとなる。従って、特に、このパワー ネットワークは、安定性問題を伴うことはできず、フィードバック制御の場合、 他の制御性能特性もまた、このパワーネットワークによって影響されることはな い。第2のパワーネットワークに由来する外乱は、実際の値には含まれず、従っ て、除去することはできない。これらの状況は、実際の値が方向依存であること を示している。 上述した方向依存のために、制御可能なネットワーク要素が第1のパワーネット ワークに位置している場合にのみ、フィードバック制御を達成することができ、 制御装置のパラメータ設定及び他の任意の制御可能なネットワーク要素に対する 制御動作の分配は、このパワーネットワークにのみ依存する。 フィードバックの場合、制御装置に由来し、パワーネットワークの異なる部分に ある異なる型式のインターフェースを相互に分離すべく、本発明を一般にパワー ネットワークに使用することができる。このようにして、これらの異なる部分の 制御システムは、相互に独立して設計することができる。 フィードバック制御の場合、ネットワークの伝達関数における非最小位相特性の 影響を低減するだけでなく、動的特性か、例えば、切換えによってタイミング良 く変化するか、さもなくば複雑なダイナミックスを有するネットワークのこうい った部分からの影響を低減すべく、実際の値を利用することができる。特に、遅 延効果及びタイミング良く変化可能なダイナミックスの双方を示す出力電力線の ダイナミックスからの影響を低減することが重要である。 制御可能なネットワーク要素が第2のパワーネットワークに位置していれば、フ ィードフォワード制御または開ループ制御が得られる。この場合、制御干渉の結 果、実際の値を介して制御装置にはフィードバックはかけられない。このことは 、フィードバックによって不安定性が生じ得ないことを意味している。 フィードフォワード制御の場合、実際の値は、演算モデルにおける演算用の入力 量として利用することができる。望ましくないフィードバック、即ち、フィード フォワード制御の基礎となる電流及び電圧測定を介したフィードバックによるパ ワーネットワークのフィードフォワード制御を通した効果を回避する目的でステ イブ(Stiff) を電源を再構成すべく、電流及び電圧の多数回の測定を演 算によって利用することもできる。 実際の値は、パワーネットワークにおける特定の外乱モードを制御するのに利用 することかできる。この種応用の一例は、一方の側である、1つのユニットとし て見える多数の電気的導体から構成される電力線と、他方の側である、該電力線 に沿ったアースとの間の空間を、電磁波として伝播する電気的外乱の相殺である 。 実際の値を形成する装置は、第1のパワーネットワークの暗黙または明示モデル を備えるが、第2のパワーネットワークに関する情報は含まない。 制御のための1つの判定基準は、例えば、パワーネットワークの一方に含まれる かまたはそれに接続され、その外乱が他方のパワーネットワークに伝送される外 乱源によって生じる高調波電流または高調波電圧等の外乱を低減し得る。例えば 、パワーネットワークの一方は、高電圧直流電流を伝送するプラントの一部であ ってよく、また変換器を備えていてよく、この結果直流または交流ラインを介し て他方のパワーネットワークに伝送される高調波電圧または高調波電流を発生さ せる。本発明の他の応用分野は、例えば、ネットワークの一方が電気駆動システ ム用電源の少なくとも一部を構成すると共に、変トワークに伝送される高調波電 流及び/又は電圧を発生させる場合である。こういったパワーネットワークは、 例えば、電気的牽引用の駆動システムの一部であってよい。更に別の応用分野は 、例えば、パワーネットワークの一方か電力発生用の電気的発生器を備えている ような場合である。 本発明の更なる特徴は、添付した請求の範囲から明らかとなろう。 本発明の有益な更なる利益は、以下に述へる説明及び請求の範囲から明瞭となろ う。 図面の簡単な説明 第1図は、多数の導体で相互接続された第1及び第2のパワーネットワークと、 該第1のパワーネットワークに影響を及ぼすべく適用された、本発明による制御 部とを示す。 第2a図は、本発明による制御の実施例を概略的に示す。 第2b図は、本発明による制御部の構成部分の別の実施例を概略的に示す。 第3図は、本発明の制御部に含まれる電流結合ユニットの実施例を示す。 第4図は、本発明の制御部に含まれる基本モードフィルタの実施例を示す。 第5図は、第4図による基本モードフィルタの特殊実施例を示す。 第6a図は、第2a図による実施例の制御部に含まれるモードフィルタ、制御装 置、制御分配器、マルチプレクサ及び合算ユニットの実施例を示す。 第6b図は、第2b図による実施例の制御部に含まれるモードフィルタ、制御装 置、制御分配器、マルチプレクサ及び合算ユニットの実施例を示す。 第7図は、第6a図または第6b図によるマルチプレクサの実施例を示す。 第8a図ないし第8C図は、第1のパワーネットワークのモデルを備えた、本発 明による基本モードフィルタの異なる実施例を示す。 第9a図は、両極にアクティブフィルタを有する二極形HVDCステーションと 本発明による制御部とを概略的に示す。 第9b図は、第9a図によるHVDCステーションにおける、第8a図による基 本モードを形成するモデルを示す。 第9c図は、第9a図によるHVDCステーションにおける、第6a図による制 御分配器の実施例を示す。 第10a図は、2つの導体によって相互接続された第1及び第2のパワーネット ワークと、本発明による制御部材とを示す。 第10b図ないし第10g図は、第10a図による構成に係る多数の電圧及び電 流波形とアドミッタンス関数とを示す。 第10h図は、第2のパワーネットワークの異なる構成を第10a(i?と比較 した状態での、2つの導体によって相互接続された第1及び第2のパワーネット ワークと、本発明による制御部とを示す。 第1O1図ないし第10r図は、第10h図による構成に係る多数の電圧及び電 流波形とアドミッタンス関数とを示す。 第11a図ないし第11b図は、本発明による、ベースモードを形成するための 多数の代替方法を示す。 第12図は、多数の導体で相互接続された第1及び第2のパワーネットワークと 、該パワーネットワークの一方に影響を及ぼすべく適用された、本発明による制 御部とを示す。 第13図は、一方の極にアクティブフィルタを有する二極形HVDCステーショ ンと、本発明による制御部とを概略的に示す。 第14図は、フィードフォワード制御用の第2のパワーネットワークにおけるア クティブフィルタを有する二極形HVDCステーションと、本発明による制御部 とを概略的に示す。 好ましい実施例の説明 以下の説明は、方法及び装置に関する。 以下は、説明に使用する、確定した指定に関するリストである。 IL(k) 断面B−Bで検出される全NILライン電流のに′番目のライン電 流 IC(m) 断面B−Bを流れる全NICメツシュ電流のm′番目のメツシュ電 流 1 (m) 全NIにおけるライン電流IL (k)及びメツシュ電流IC(m )のm′番目のそれぞれのライン電流及びメツシュ電流の共通指定 V(j) 断面B−Bで生じる全NVノード電圧のj′′番目ノード電圧 E (n) 断面B−Bで生じる前NE駆動電圧のn′番目の駆動電圧 V (n)全NUにおけるノード電圧V(j)及び駆動電圧E (n)のn′番 目のそれぞれのノード電圧及び駆動電圧の共通指定 EM (p) 全NBM基本モードのp′番目の基本モード M (q) 全NMモードのq′番目のモードDM (q) Q’番目のモード M (q)に属するtiJtIJ器信号 SDM (q、r) フィルタ関数SF (q、r)でフィルタにかけられたq ′番目の制御器信号DM (q)SM (q、r) フィルタ関数SF” (q 、r)でフィルタにかけられたq′番目のモードM (q)SSM (r)モー ド総数NMについて合算した、フィルタ(こかけたモードSM (q、r)のr ′番目のモードC(r) 全NC制御信号のr′番目の制御信号実施例の説明に 関連して種々のフィルタ及び信号を示す図面において、汎用実行インデックスは 一般にこれらのフィルタ及び信号のために示されるが、特定の詳細図面では、本 発明の説明を明瞭にするため、フィルタ及び信号に対して、特定のインデックス も示される。フィルタ及びモデルの実施例の例証は、通常、3つの人力変数及び 3つの出力変数によって与えられるが、これはほんの−例に過ぎず、本発明は他 の数の入力及び出力変数でも実施することができ、しかも応用に応じて、演算時 の一定のフィルタの伝達関数は、零の数値をとり得、このことは問題のフィルタ を排除すべきことを指示していることは言うまでもない。 第1図は、第1のパワーネットワークlを示しており、該第1のパワーネットワ ークは、L個の電気的導体2(Lは2以上)によって、第2のパワーネットワー ク3に接続されている。第1のパワーネットワークは、少なくとも1つの#御可 能なネットワーク要素と、関連した内部インピーダンスを有する少な(とも1つ の電流及び/又は電圧発生器5とを備えている。ネットワーク要素4は、例えば 、第1のパワーネットワークに供給される電圧または電流を発生するアクティブ ・フィルタ、または第1のパワーネットワークの制御可能なインピーダンスから 構成されていてよい。図において、明瞭化のために、1本の導体2.1つのネッ トワーク要素4、及び1つの電流及び/又は電圧発生器5のみに参照番号が付さ れているが、指定した構成と同様の構成では、同一種類の要素に記号が付される ことは言うまでもない。少なくとも1つのネットワーク要素には、制御部6から 発生される制御信号C(r)、該ネットワーク要素か発生する電圧または電流、 または供給される制御信号に応じて示されるインピーダンスの供給を受ける。電 流及び/又は電圧発生器5は、例えば、変換器だけでなく、第1のパワーネット ワークに誘導的または容量的に結合された外乱から構成されてよい。この外乱は 、ネットワークに設けられた外乱電流または外乱電圧発生器として見做されよう 。第1のパワーネットワークに対して、この種干渉以前にパワーネットワークが 位置していた動作位置の少なくとも周囲にあるネットワーク要素からの干渉の結 果、パワーネットワークに発生する電流及び電圧の合算に対して、重畳の原理を それぞれ適用することかできることを仮定する。第2のパワーネットワークのイ ンピーダンスと、電流及び/又は電圧源とは、例えば、第2のパワーネットワー ク内で行なわれる切換えの結果、未知及び/又は可変であってよい。第1図の破 線及び構成は、それらの数か図示されているよりも大若しくは小であることを示 している。以下において数を示さなければならない以上、制御可能なネットワー ク要素の数はNG個のこの種要素に達し、電流及び/又は電圧発生器の数はNG 個のこの種発生器に達する。 断面B−Bは、導体2と交差すると考えられ、この結果、第1及び第2のパワー ネットワークが該断面の異なる側に位置し、該断面において、任意の導体を介し て該断面を流れる少なくとも1つのライン電流IL(k)、及び該断面に生じる 少なくとも1つの電圧が、測定装置7によって、既知の方法で検知される。こう して電圧を検知し得ると共に、測定装置を既知の方法で配置し得て、この結果、 測定装置は、選択した導体における共通の基準レベルに関して、以後ノード電圧 と称する各導体の電圧V(j)の値を形成するか、またはその代わりに、以後駆 動電圧と称する2つずつの導体間の電圧差E (n)を形成する。測定装置はま た、検知した値の直流成分を除去するための構成要素を含む、検知電流及び/又 は電圧中の一定の所定の周波数成分を抑制するための、既知の方法で配置された 構成要素を備え得る。測定装置7を介して、制御部6には、少なくとも1つのラ イン電流IL (k)と、少なくとも1つのノード電圧V (j)または駆動電 圧E (n)が供給される。 制御部に供給されるこれらの項は以下のように仮定される。上述した所定の周波 数成分及び/又は直流成分を適切に抑制または除去すべくも、説明を簡潔にすべ く、事実がそうであるか否かに拘らず、記号としてライン電流IL(k)、ノー ド電圧V(j)及び駆動電圧E(n)がそれぞれ使用される。 第1図において、電圧及び電流の検知は、断面線B−Bの状態変数Y (i)  (Y (t)は検知電流及び電圧の包括指定)の検知としてマークされるが、こ れらの検知動作は、実際に、実際の導体上または導体において行われることは言 うまでもないことは勿論である。また、簡潔化のために、関連して利用される異 なる測定装置は、第1図において共に、参照番号7でマークされた単一の測定装 置で代表される。 第1図では、断面図B−Bにおいて、セクションを流れる多数のメモメツシュ電 流IC(p)が更に示されている。この種メツシュ電流の数は、以下においてN TCで示される。既知の電気回路理論に従って、各この種メツシュ電流は、ネッ トワークに位置する各電流及び電圧発生器からの貢献度の合計として計算するこ とができ、これによって、各電流及び電圧発生器の貢献度を計算するとき、他の 全ての電圧発生器は短絡しているものとして考えられ、他の全ての電流発生器は ネットワークから分断されると共にその内部インピーダンスによって置換される ものと考えられる。こうして、第1のパワーネットワークl及び第2のパワーネ ットワーク2の双方の電流及び電圧発生器は、各メツシュ電流IC(p)に寄与 する。第2のネットワークの貢献度は、図にマークしたように、メツシュ電流を 駆動する電圧E (n)として表わされるものと考えられる。 最初、メツシュ電流IC(p)について考察すると、p′番目のメツシュ電流I C(p)は、第1のパワーネットワーク1からの貢献度ICNI (p)と、第 2のパワーネットワーク2及び断面B−Bでの該ネットワークの第1のパワーネ ットワークlとの接続に依存する貢献度ICN2 (p)とから構成されると言 うことができる。 この関係は、等式によって、以下のように表わすことかできる(式中、A(p、 n)は、n′番目の駆動電圧E (n)に対するp′番目のメツシュ電流IC( p)の依存度を表わす次元アドミッタンスを有する伝達関数である)。 代わりに、駆動電圧E (n)について考察すると、n′番目の駆動電圧E ( n)は、第1のパワーネットワークlからの貢献度ENI (n)と、第2のパ ワーネットワーク2及び断面B−Bでの該ネットワークの第1のパワーネットワ ーク1との接続に依存する貢献度EN2(n)とから構成されるということを、 アナログ的に言うことができる。この関係は、等式によって、以下のように表わ すことができる(式中、 形式的に、実行インデックスnは実行インデックスpで置換され、またB (p 、m)は、m′番目のメツシュ電流IC(m)に対するp′番目の駆動電圧E  (p)の依存度を表わす次元インピーダンスを存する伝達関数である)。 導体を流れるライン電流IL(k)について考察すると、k′番目のライン電流 IL(k)は、第1のパワーネットワーク1からの貢献度ILNI (k)と、 第2のパワーネットワーク2及び断面B−Bでの該ネットワークの第1のパワー ネットワークlとの接続に依存する貢献度ILN2 (k)とから構成されると いうことを、アナログ的に言うことができる。この関係は、等式によって、以下 のように表わすことかできる(式中、形式的に、実行インデックスには、実行イ ンデックスpで置換され、またF(p、、j)は、j′番目のノード電圧V ( j)に対するp′番目のライン電流IL(p)の依存度を表わす次元アドミッタ ンスを存する伝達関数である)。 最後に、ノード電圧V(j)について考察すると、j′番目のノード電圧V(」 )は、第1のパワーネットワークlからの貢献度VNI(j)と、第2のパワー ネットワーク2及び断面B−Bでの該ネットワークの第1のパワーネットワーク 1との接続に依存する貢献度VN2(j)とから構成されるということを、アナ ログ的に言うことができる。この関係は、等式によって、以下のように表わすこ とがてきる(式中、形式的に、実行インデックスnは実行インデックスpで置換 され、またG (p、k)は、k′番目のライン電流IL(k)に対するp′番 目のノード電圧V (p)の依存度を表わす次元インピーダンスを存する伝達関 数である)。 多数の変数の一次結合により、以下において、項の合計が意味される。この際、 各項は、変数に関連する重み係数が乗じられた変数の積として形成される。重み 係数は実数のみならず、例えば、周波数依存性伝達関数であってよい。変数はベ クトル形式で表わすことができ、また重み係数はマトリックスを形成し、この場 合、−次結合は、ベクトル形式で表わされる。 貢献度ICN2 (1))、ILN2 (k)EN2 (n)及びvN2 (j )は、電圧E (n)及びV(j)それに、電流IC(m)及びIL(k)にそ れぞれアドミッタンス関数A (p、m)及びF(p、j)、それにインピーダ ンス関数B (p、m)及びG (p、k)で重み付けした一次結合からそれぞ れ構成される。 等式(la) =・(ld)に導かれる伝達関数A(p、n)、B(p、 m)  、F (p、D及びG(p、k)は、第1のパワーネットワークの構成によっ て明白に決定されることに留意すべきであり、また、目下のところ、これらは第 1のパワーネットワークに関する情報によって既知となることが仮定される。 同様に、既知の電気回路理論に従って、メツシュ電流IC(m)は、測定したラ イン電流IL(k)の−次結合として表わすことかでき、その形態は等式で以下 のように表わし得る(式中、KI (m、k)は、ライン電流が他の実行イン デックスに当てはまる結合において共に重み付けされる係数を指している)。 ここで、本発明の一つの目的は、以後基本モードと称する変数BM (p)を形 成することにある。この基本モードは、少なくとも一つの検知電流と、少なくと も1つの検知電流とで決まるか、第2のパワーネットワーク2のインピーダンス 関数と、第2のパワーネットワークで発生する外乱電圧及び/又は外乱電流と、 例えば、第2のパワーネットワークでの切換えによって引き起こされるその動的 特性の変化とからは独立している。 前述したことから、本発明の前記目的は、基本モードBM (p)が、等式(l a)によるp′番目のメツシュ電流rc<p)に対する第1のパワーネットワー ク1の貢献度ICNI (p)に等しいか、等式(1b)によるp′番目の駆動 電圧E (p)に対する第1のパワーネットワークlの貢献度ENI (p)に 等しいか、(IC)によるp′番目のライン電流IL (p)に対する第1のパ ワーネットワークlの貢献度INLI(p)に等しいか、または等式(ld)に よるp′番目のノード電圧V (p)に対する第1のパワーネットワークlの貢 献度VNI (p)に等しく設定されれば、当然達成されるということが実現さ れる。 それぞれの等式(la)、 (lb)、 (lc)及び(1d)から、基本モー ドBM(p)(これらは相互に異なる)の代替式が得られる。 制御部6には、ライン電流IL(k)及び駆動電圧E(n)またはノード電圧V (j)の測定装置7で形成された値が供給される。以下において一層明瞭に説明 される一定の場合、ライン電流IC(k)は、電流結合ユニット61に供給され る。このユニットは、制御部に含まれると共に第2a図及び第3図に示され、等 式(2)及び(2a)に表わされる一次結合を、既知の方法で行う。メツシュ電 流IC(m)及び駆動電圧E (m) 、または代替的に、ライン電圧IL(k )及び電圧V (j)は、制御部に含まれると共に第2a図及び第4図に示され る基本モードフィルタ62に供給される。 第4図による基本モードフィルタは、伝達関数がBMF I (p、 m)であ る電流フィルタ621、伝達関数がBMFE (p、n)である電圧フィルタ6 22、電流合算器623、電圧合算器624及び基本モード合算器625を備え ており、供給電圧1 (m)及びU (n)の第2a図及び第4図から明らかな ように、1つ以上の一次結合BM (p)を形成し、その関数は等式で以下のよ うに表わすことができる(式中、I (m)はメツシュ電流IC(m)またはそ の代わりにライン電流IL(k)に対する共通指定として導かれ、U (n)は 駆動電圧E (n)またはその代わりノード電圧V(j)に対する共通指定とし て導かれている)。電流I (m)の数NIはそれぞれのNICまたはNILに 等しく、電圧U (n)の数NUはそれぞれのNEまたはNVに等しい。 電流及び電圧合算器は、装置の機能を明瞭にすべく導入されているが、これらは 、勿論、図から明らかなように、除外し得る。この場合、電流及び電圧フィルタ は、それぞれの基本モード合算器に直接接続される。 メツシュ電流IC(m)及び駆動電圧E (n)の全セット、または基本モード フィルタに供給されるライン電流IL(k)及びノード電圧V (J)の全セッ トを備える状態変数Y (i)のセットは、断面B−Bにおける状態を明白に定 義する。しかしながら、断面B−Bにおける状態変数Y(i)のうちのいくつか が胴細されるべき場合には、全ての状態変数の明白な決定に対しての要求は何ら ないことに留意すべきである。こういった不完全な状態決定は、概念モードの導 入と関連して定義され、以下において述べられる。こういった場合、メツシュ電 流IC(m)及び駆動電圧E (n)の全セット、またはライン電流IL(k) 及びノード電圧V(j)の全セットの測定に対する要求は何らない。 ここで、一方の側である、等式(3a)、 (3b)、 (3c)及び(3d) と、他方の側である、等式(4)との間の頃毎の比較は、一致が首尾よくいくこ とを、順に示している。 等式(3a)から、 加工fp、ml = (古 を脣# : +5alBMFE+p、nl = − A(p、n) (”)等式(3b)から BMFE(p、nl = (古’、−’、::: f5b)X工fp、ml =  −B(p、m) +6b1等式(3C)から BMPHp、m) = (: ’、’、 七:: (5clBMFE(p、nl  = −rfp、jl +6cl及び等式(3d)から 本発明の前記目的は、等式(3a)・・・(3d)及びそれらに対する仮定が満 たされるという点で、等式(5a)・・・(5d)及び(6a)・・・(6d) に従って、基本モードフィルタにおいて、電流フィルタ621及び電圧フィルタ 622に対して、伝達関数BMF T (p、n)及びBMFE (p、n)を それぞれ選択することによって、達成される。等式(la)及び(3a)による p′番目のメツシュ電流IC(p)に対する第1のパワーネットワークlの貢献 度I CN 1 (p)に等しく基本モードBM (p)か設定されている場合 に対して表わされる等式(4)は、次式に挿入される等式(5a)及び(6a) と、 等式(2a)によるIC(p)とによって得られる(式中、ライン電流IL ( b)及び駆動 電圧E (n)は、測定装置7から基本モードフィルタに供給される)。この場 合、基本モードBM (p)は、電流と見做すことができる。 同様に、BM (p)のための式は、前記他の仮定に基づいて得ることができる 。 等式(3b)に従う仮定により、次式が得られ、また、等式(2)に従うIC( m)により、次式が得られる(式中、駆動電圧E (p)及び ライン電流IL (k)は、測定装置17から基本モードフィルタに供給される )。この場合、基本モードBM(p)は、電圧と見做すことができる。 等式(3c)に従う仮定により、次式が得られる(式中、ライン電流IL(p) 及びノード電圧V(Dは、測定装置7から基本モードフィルタに供給される)。 この場合、基本モードBM(p)は、電流と見做すことができる。 等式(3d)に従う仮定により、次式が得られる(式中、ノード電圧V(j) 及びライン電流IL(k)は、測定装置から基本モードフィルタに供給される) 。この場合、基本モードBM(p)は、電圧と見做すことかできる。 第11a図ないし第1id図は、等式C3a)、 (8b)、 (7c)及び( 7d)に従うと共に、それぞれ挿入される関係式(5a)−(5d)及び(6a )−(6d)により、基本モードBM (p)がどのようにして形成されるかを 概略的に示している。 第4図に示すような基本モードフィルタは、等式(4)に従うが、式(5a)・ ・・(5d)及び(6a)・・・(6d)から明らかなような一般仮定の実施を 構成し、一定の電流及び電圧フィルタの伝達関数は、lまたは零の値をとる。こ の際、零の値は、問題のフィルタを除外できることを示している。 等式(8a)による基本モードフィルタの実施例を、k=1、 2. 3及びn =1. 2. 3のときのp=1及びp;2の場合に対して、第5図に示す。こ の場合、フィルタ関数BMFI (1,1)及びBMFI (2,2)は共に1 の値を有するのに対して、フィルタ関数BMFE (p。 n)は、等式(6a)から計算される。この場合、基本モードBM(1)及びB M(2)の形成に対して、第3のメツシュ電流IC(3)は使用していない。 ここで、本発明の別の目的は、これらの電流及び電圧に及ぼす第1のパワーネッ トワークの影響が、第2のパワーネットワークへの影響に対する確定した所定の 基準を満たすようにして、第1のパワーネットワークを#J111Jする一定の 電流及び電圧を選択するために、以後モードと称する変数M (q)を基本モー ドBM (p)から形成することにある。 好ましい実施例において、基本モードBM (p)は、制御部に含まれて第2a 図、第2b図、第6a図及び第6b図に図示されているモード発生器63に供給 される。 該モード発生器は、伝達関数がMF (q、p)で示されるフィルタ631と、 モードを形成すべき基本モードを合算するモード合算器632とを備えている。 これらの図から明らかなように、1つ以上の一次結合M (q)及びその関数は 、等式で次のように表わすことができる。 このように、モードM (q)は、第1のパワーネットワーク1の貢献度と、第 2のパワーネットワークとは独立して導かれるフィルタ関数とによって決まる。 このことはまた、モードM (q)が、第2のパワーネットワーク2と関連する インピーダンス関数、動時システム特性、切換え及び外乱と独立していることに 帰着する。このような事実に関する全ての情報は、等式(7a)・・・(7d) の右辺に含まれる伝達関数を有する電流フィルタ621及び電圧フィルタ622 により、基本モードフィルタにおいてフィルタにかけられて取り除かれる。モー ドM (q)の所望する値RM (q)との比較のための実際の値としてモード M (q)が供給されると共に、その出力信号が第1のパワーネットワークlの 1つ以上のネットワーク要素を制御する制御装置は、このように、第2のパワー ネットワーク2によって影響されることはない。この制御は、第1のパワーネッ トワークから断面B−Bにかけて方向依存性となり、第2のパワーネットワーク 3によって発生され、断面B−Bで生じる外乱は、基本モードを形成するとき、 フィルタにかけられて除去されるので、考慮する必要はない。 制御可能なネットワーク要素の制御は、制御装置に供給され、制御部に含まれ、 第2a図及び第6a図に示されるそれぞれのモードに属する基本モードM (q )のおのおのによって達成される。後者の図面では、この実施例において、制御 すべき各モードは、それ自体の制御装置に関連していることを了知すべきである が、全ての制御装置には参照番号64が付されている。各制御装置において、モ ードM (q)はそれぞれのモードに対する所望の基準値RM (q)と比較さ れる。既知の方法で、例えば、モードの値とその基準値との偏差に応じて、制御 装置は、q′番目のモードに関連した制御装置信号DM(q)として示されてい る出力信号を発生し、制御部は、制御装置信号DM (q)に応じて、制御信号 C(r)を発生する。該制御信号は、第1のパワーネットワークのr′番目のネ ットワーク要素に供給される。それによって、ネットワーク要素は、所望の基準 値RM (q)へとモードM (q)を制御するように機能する第1のパワーネ ットワークに干渉を引き起こす。第1のパワーネットワークの制御可能なネット ワーク要素の数が1を上回る場合、好ましい実施例では、1以上のモードを基本 モードから形成することができると同時に、制御装置信号DN (q)を、所望 の制御則に従って、それぞれのネットワーク要素に供給される各制御信号C(r )間に分配することができる。制御信号DM (q)の分配は、各モードに属す る制御分配器65、マルチプレクサ66、及び各制御信号C(r)に属する合算 ユニット67によって達成される。これらの全ての構成要素は、第2a図、第2 b図、第6a図、第6b図及び第7図に示されている。 第2a図及び第6a図による実施例において、制御分配器は、伝達関数がSF  (q、r)で示される分配器フィルタ651を備え、高々NC側の出力(NCは 制御部によって発生される制御信号C(r)の数)上の被供給制御装置信号DM  (q)を分配する。前記制固則は、例えば、制御信号に依存するネットワーク 要素からの干渉が、少なくとも弱まった効果で以って、断面B−Bでの他の電流 及び電圧に影響を及ぼすようにして、形成され得る。 この制御則はまた、モードと個別制御信号との間の異なる動的伝達関数を補償す べく、形成され得る。 制御分配器からの出力信号は、制御装置分配信号と称し、またSDM (q、r )で表わされる。各出力信号SDM (q、r)に対して、前記図から明らかな ように、以下の関係を適用する (式中、伝達関数SF (q、r)は、定数か、または周波数依存性を育する) 。マルチプレクサのタスクは、制御分配器からの制御装置分配信号SDM (q 、r)を分配すると共に、制御信号C(r)を形成すべく実行インデックスqに ついて、異なるモードM (q)の貢献度を合算することにある。 このように、この場合、制御信号C(r)は、おのおのが伝達関数SF (q、 r)で重み付けされた制御信号DM (q)の合計から構成される。3つのモー ド及び3つの制御信号の場合のマルチプレクサの実施例は、第7図に詳細に示さ れている。 第2b図及び第6b図に示される別の好ましい実施例において、モードM (q )は制御分配器65に供給され、該制御分配器は、この場合、高々NC側の出方 (NCは、制御部によって発生された制御信号C(r)の個数)上の被供給モー ドM (q)を分配する。制御分配器からの出力信号は、この実施例では、モー ド分配信号と称されると共に、SM(q、r)で示される。各モード分配信号に 対して、以下の関係を適用する (式中、SF” ((1,r)は、定数であるか、または周波数依存性を有する 分配器フィルタの伝達関数である)。 この実施例において、マルチプレクサのタスクは、制御分配器からのモード分配 信号SM (q、r)を分配すると共に、モード合計SSM (r)を形成すべ く実行インデックスqについて、異なるモードM (q)の貢献度を合算するよ うにして、これらの信号をr′番目の合算ユニット67に供給することにある。 次に、モード合計SSM(r)は、制御装置64に供給され、該制御装置におい て、モード合計SSM(r)は、それぞれのモード合計に対する所望の基準値R 35M (r)と比較される。 既知の方法で、例えば、モード合計の値とその基準値との間の偏差に応じて、制 御装置は制御信号C(r)を発生し、該制御信号は、第1のパワーネットワーク のr′番目のネットワーク要素に供給される。これによって、ネットワーク要素 は、所望の基準値R35M (r)へとモード合計SSM (r)を制御するよ うに機能する第1のパワーネットワークに干渉をもたらす。 モード発生器に含まれるモードフィルタの伝達関数MF (q、p)は、定数に よって構成され得ることが好ましいが、周波数依存特性でこれらの伝達関数を形 成することによって、断面B−Bでの個別電流及び電圧の制御を、例えば、異な る動的特性で形成し得る。 第6a図及び第6b図に示されたモード及び分配器フィルタの伝達関数のいくつ かは、応用に応じて、!または零の値を取り得、これによって、零の値は、問題 のフィルタを除外できることを示すものである。 1つの基本モードのみが形成される場合、最も簡単な場合に基本モードに設定さ れる1つのモードのみを形成することができる。このような場合、制御可能なネ ットワーク要素の数が1を上回っていれば、このモードは、所望数の制御装置及 びモード分配器信号をそれぞれ形成するi#f御分配分配器給される。次いで、 制御信号が、マルチプレクサ及び合算器ユニットに対する要求が除去されるとい う特別な点を伴って、前述した方法で発生される。 有益な実施例において、制御部6は、実質的に前述した基本モードフィルタと入 れ替わる第1のパワーネットワーク1のモデルを備えるべく応用することができ る。 第8a図ないし第8c図を参照して説明すべきこの実施例は、等式(la)ない しくld)に導入した伝達関数A (p、 n)、 B (p、 m)、 F  (p、D及びG (p。 k)の解析的表現を知る必要なく、等式(3a)ないしく3b)による基本モー ドBM (q)の決定を可能にする。 第8a図ないし第8c図は、全ての電圧源5が短絡されていると考えられると共 に、全ての電流発生器5かネッI・ワークから分断されていると考えられ、この 結果、モデル中のこれらの発生器かそれぞれの発生器と関連した内部インピーダ ンスによって表わされているに過ぎない第1のパワーネットワークのモデル10 1を示している。このモデルは、導体2か第1のパワーネットワークに接続して いる実際のパワーネットワークにおける箇所に対応する接続点を存している。第 8a図に図示する実施例において、モデルには、駆動電圧E (n)に応じて電 圧を発生する制御可能な信号発生器102によって図示された駆動電圧E (n )の値が供給される。信号発生器の出力信号は、導体2が第1のパワーネットワ ークに接続すると共に、その間でそれぞれの駆動電圧が発生する、実際のパワー ネットワークのモデルにおける箇所に対応する出力端間のモデルに供給される。 信号発生器から供給される出力信号に応答して、モデルは、信号発生器を流れる と考えられる電流IMF (n)の値を発生する。これらの電流は電流測定装置 103によって検知され、恐らくは、乗算器ユニット1041において負の符号 を存する定数か掛けられた後、各電流測定装置と関連する合算器104に供給さ れる。それぞれの合算器上の第2の入力端には、正の符号を育する対応メツシュ 電流IC(m)の値か供給される。該値は、測定装置7を介して得られる。等式 (3a)との比較から、モデル中で測定した電流IPM(p)が等式(3b)に おける合算ッシュ電圧E (n)がモデルに同時に供給される時に行われるとい う点からして、それぞれの合算器からの出力信号か所望の基本モードBM (q )から構成されるということか実現される。このように、この特殊な場合、第8 a図に示した電流IPM(2)は、合算値等式(3b)による電圧特性の基本モ ードを形成すべきときに、アナログ的方法を使用することかできる。このことは 、第8b図に図示しである。第8b図は、信号発生器が、メツシュ電流IC(m )に応じて電流を発生する制御可能な電流発生器105から構成されることによ って、接続点間の電圧EPM (p)としてのモデルの応答が電圧測定装置10 6によって検知されると共に、恐らくは、乗算器1041にて負の符号を有する 定数と乗算された後、各電圧測定装置に関連した合算器104に供給されるとい う点で、第8a図とは異なる。それぞれの合算器の第2の入力端には、測定装置 7から得られ、正の符号を有する、対応駆動電圧E (n)の値が供給される。 等式(3b)との比較から、モデル中で測定した電圧EPM (p)が等式(3 b)における合算値をシュ電流IC(m)がモデルに同時に供給されるときに行 われるという点からして、それぞれの合算器からの出力信号が所望の基本モード BM (p)から構成されるということか実現される。 全ての基本モードBM (p)か、等式(3a)・・・(3C)の基礎を形成す る仮定のうちの1つのみに基づいて形成されるということは必要ない。一定の場 合、例えば、2つの基本モード電流特性と、1つの基本モード電圧特性とを与え ることが望ましい。こういったケースは、第8c図に図示されている。第8C図 では、基本モードBM(1)か等式(3d)に基づいて形成されるのに対し、基 本モードBM (2)及びBM (3)は、等式(3C)に基づいて形成されて いる。基本モードは、ライン電流IL (1)並ヒニノード電圧V(2)及ヒV (3)17)検知した値に基づいて形成される。この2つのノード電圧v(2) 及びv(3)は、モデルに対して共通であると共に、断面B−Bでの共通基準レ ベルに対応する基準レベルに結合している。 モデル101は物理的ネットワークモデルとして設計できるだけでなく、コンピ ュータにおけるソフトウェアとしても実施することかできる。この場合、電流測 定装2103及び電圧測定装置106からそれぞれ入力された測定値は、対応す る値の計算結果によって置換される。 基本モードフィルタのこの代替実施例は、既に説明した実施例で実施される電流 フィルタBFMI (p、m)及びBFME (p、n)の計算結果が、モデル から得られた値によって置換されることを意味している。 高電圧直流電流(HVDC)の伝送用プラントに対する本発明の応用を、以下に おいて、第9a図を参照して説明する。その動作モードによってこの種プラント に含まれる変換器は、交流電源ネットワークの基本音に対する高調波を発生する ことが知られている。こういった高調波か変換器に接続された交流ライン及び直 流ラインに沿って伝播することを防止するため、付属受動フィルタか常に設置さ れている。しかしながら、この付属受動フィルタは、一般に、高調波を完全に除 去するものではない。高調波は、パワーネットワークに含まれる構成要素に余分 のストレスを起こし、特に、約200〜400Hzの周波数範囲にある高調波は 、隣接する電話線に対するクロストークのために、通信ネットワークに外乱を引 き起こし得る。第9a図は、二極形HVDCステーション用の主要回路の基本的 実施例を示している。第1の極は、12パルス接続において、従来方式で設計し た変換器191を備えており、該変換器は、既知の方法で、2個のトランス19 2を介して交流ネットワーク90(指示のみ)に接続されている。変換器の中性 点端子1911は、第1の電極線193に接続されており、またその極端子19 12は、第1の平滑リアクトル194の一方の端子に接続されている。該第1の 平滑リアクトルの他方の端子は、第1の極ライン195に接続されている。第1 の受動フィルタ196は、一方の端子が、変換器から見たときに第1の平滑リア クトルを越えて極ライン■に位置する第1の極ラインの第1の接続点1913に 接続され、他方の端子が、制御可能な電圧発生器1971を備える第1のアクテ ィブフィルタ197の一方の端子に接続されている。該第1のアクティブフィル タの他方の端子は、第1の電極線上の第2の接続点1914に接続され、この結 果、第1の受動フィルタ及び第1のアクティブフィルタは共に、極ライン及び電 極ライン間に接続された直列回路を形成している。極ライン及び電極ライン間の 高調波電圧US (1)は、第1の電圧測定装置198で検知され、極ラインを 流れる高調波電流Is (1)は、第1の電流測定装置199で検知される。第 2の極は、第1の極と同一の構成要素を備えており、第9a図において、第1の 図が第2の図によって置き替えられるという点について前述した記号に対応する 記号が与えられる。 この場合、第1図を参照して説明した測定装置7が、第1及び第2の電圧測定装 置198及び298、並びに第1及び第2の電流測定装置199及び299をそ れぞれ備えるということと、これらの装置を適応することによって、極ライン及 び電極ラインを流れる直流電流及びこれらのライン間の直流電圧が、電流測定装 置から本発明によって設計された制御部6に供給される測定値から除去されると いうことが仮定される。第1及び第2の電極ラインは共に、接続点91に接続さ れ、既知の方法で、共通アースワイヤ92として、アース電極93に続いている 。第1及び第2の極ライン、それにアースワイヤと交差するように、断面B−B か図に書き込まれている。 第1図と比較すると、第1のパワーネットワークは、前述した2つの極及び交流 ネットワーク9oに対応する。 第9a図において、第1のメツシュ電流IC(1)及び第2のメツシュ電流IC (2)が表わされており、アースワイヤ並びに第1及び第2の極ラインから成る 回路をそれぞれ循環する。メツシュ電流をそれぞれ駆動する電圧E(1)及びE (2)も、図に表わされている。制御部は、第1のアクティブフィルタ197の 電圧発生器1971に供給される第1の制御信号C(1)と、第2のアクティブ フィルタ297の電圧発生器2971に供給される第2の制御信号C(2)とを 発生する。この装置の目的は、第1及び第2の極からそれぞれの極ライン上に伝 播する外乱のレベルを低減することである。低減すべき外乱モードは、まず第1 に、一方の側である2本の極ラインと、他方の側である電極線、アースワイヤ及 びアースとの間の外乱がこれらに沿って伝播する所謂アースモードであり、第2 に、2本の極ライン間の外乱がこれらに沿って伝播する所謂極モードである。問 題の周波数範囲(200〜400 Hz)において、極ラインから見て、変換器 と直列に接続されたそれぞれの平滑リアクトルは、外乱電圧源と直列の、誘導特 性を有するインピーダンスによって近似的に置換し得る。このインピーダンスは 、第1の極に対してZlで示され、第2の極に対してZ3で示されると共に、こ れらのインピーダンスは、第9a図の二重矢印で示されている。第1の受動フィ ルタのインピーダンスはZ2て示され、第2の受動フィルタのインピーダンスは Z4で示されている。第1図ないし第7図との関連で導入した記号において、第 9a図に示した装置に対する以下の等価式が得られる。 IC(1) =[5(1)及びIC(2) =IS(2)ε(1) =US(1 )及びE(2) =US(2)これは次のことを意味している。 K[(1,1) =1 and Kl(1,2) =OK[(2,1) =Oa nd Kl(2,2) = 1この場合、制御すべきアースモード及び極モード が、メツシュ電流の助力について有益に述べられており、そのため、基本モード BM (p)が等式(3a)に従って仮定される。等式(1a)は、次のように 書き表わすことができる。 IC(1) = ICNI(1) +A(1,1) 零 E(1)+A(1,2 ) 本 E(2)rc(2) = ICNI(2) +A(2,1) 零 E( 1)+A(2,2) ネ E(2)前に・与えたA(p、n)の定義を使用して 、第9a図から以下のことが直接見い出せる。 A(1,,1) = (Z1+22) / (Zl * Z2)A(2,2)  = (Z3 +24) / (Z3 本 Z4)駆動電圧E(2)は、交流ネッ トワーク90を越えた接続により、メツシュ電流IC(1)に影響を及ぼし、こ の接続は、問題の周波数範囲において無視できることが仮定される。対応する仮 定はまた、メツシュ電流IC(2)に及ぼす駆動電圧E(1)の影響にも適用さ れ、この結果、次式か成立する。 A(1,2)= A(2,1)=0 等式(5a)及び(6a)から、基本モードフィルタの電流及び電圧フィルタは 以下のフィルタ関数を模倣すべきことがわかる。 BMFI(1,1) =BMF[(2,2) = 1aMF[(1,2) =B MF[(2,l )= OBMFE(1,1) = −(Z1+22) / ( Zl 本 Z2)BMFB(1,2) =BMFE (2,1> = OBMF E(2,2) = −(Z3+24) / (Z3 本 Z4)2つの基本モー ドBM(1)及びBM(2)が形成され、これらの基本モードは、こうして次の ように表わすことができる。 BM(1)=IC(1)−(Z1+Z2)/ (Zl * Z2) 零 E(1 ) (12)BM(2)=[C(2)−(Z3+Z4)/ (23本 Z4)  零 ε(2) (13)フィルタBMF I及びBMFEは、例えば、既知の方 法で、一般式y(し)冨ΣpitY(セーi)+Σqi會U(セーi)のデジタ ルフィルタとして形成し得る(式中、u (t)及びy (t)は、フィルタの 出力信号で、p、及びq。 はそれぞれ定数であり、該フィルタは上述した伝達関数に近い)。こういったモ デルは、第9b図に示されており、該第9b図では、明瞭化のために、第1のパ ワーネットワークにおいて、第9a図による接続点及び相互接読点が印されてい る。 モードM (q)の計算は、アースモード電流及び極モード電流の概念に対応す るモードを形成するため、電流に関する考察に基づいて行われる。また、該概念 は、高電圧直流電流の伝送システムに関連してよく用いられる。 第9a図から、第9a図で与えられた記号に対して、アースモード電流IJを次 式で計算できることは明らかここで、第2のネットワークからの影響が、基本モ ードフィルタによって除去されるという仮定を行えば、等式(12)及び(13 )から、BM (1)−BM (2)= IC(1)−IC(2)が実現され、 また等式(14)を考慮すれば、モードM(1)は次式によって与えられる。 M (1)=BM (1)−BM (2)=tJ (15)同様に、極モード電 流I POLは、2つの極の電極ラインを介して、第1の極の極ラインに流れ込 んで、第2の極の極ラインから流れ出す電流として計算することができる。再循 環アース電流が、2つの極ラインの間で均等に分配されるとすれば、第9a図か ら、次式が得られ、また、アースモードに関して tc(1)=IPOL+o、5 * IJ=IPOL+o、5 本 (C(1) −0,5* [C(2)。 上式から [POL = 0.5 本 IC(1) + o、5 本 IC(2)同じ論法 を用いて、モードM(2)が次のように選択される。 M (2)=0.5本BM (1)+o、 5本BM (2) (16)等式( 9)からの記号に対して、次式が得られる。 MP(1,1) = 1 MP(1,2) = −1 MP(2,1) =MF(2,2) =0.5ここで、モードM(1)及びM( 2)は、第6a図を参照して説明した方法で、モード制御装置に供給される。 一方のモードの制御装置は、アクティブフィルタに対する影響及びネットワーク への干渉によって、第2のモードに影響を及ぼさないということが望ましい。何 做なら、この制御装置は、外乱の除去に対して悪影響を有しているからである。 従って、この相互影響を最小化するため、制御分配器は育益な方法で選択すべき である。以下の計算に、本発明と直接関係しない因子を負わせないため、以下に おいて、それぞれのアクティブフィルタに備えられた制御可能な電圧発生器によ って発生された電圧CUは、アクティブフィルタにそれぞれ供給されると共に、 制御部によって発生される制御信号に瞬時に追従するということと、該電圧が制 御信号と正比例するということとが仮定される。 先ず、アクティブフィルタからの基本モードBM(1)及びBM (2)に及ぼ す前記影響を計算する。アクティブフィルタからの干渉、即ち、電圧発生器によ って発生された電圧に基づく、それぞれの基本モードに及ぼす影響は、駆動電圧 E (n)を短絡した状態で、かつ、他の電流及び/又は電圧発生器が分断され 、短絡され、かつ内部インピーダンスによって置換されると見做されることから 、パワーネットワークに含まれるこれらの発生器の貢献度を考慮することなく、 第9a図の線図から計算することができる。こういった条件下において、第9a 図から、以下の関係が得られる BM(1) =IC(1) =−(1/Z2) 零 C0(1)及び 8M(2) = IC(2) = −(1/Z4) 零 CLI(2)(式中、 CU(1)及びCU (2)はそれぞれの制御可能な電圧発生器1971及び2 971によって発生された電圧を指し、こうして、それぞれの基本モードに及ぼ す他の如何なる影響も、これらの式においては考慮されていない)。 このことから、以下の関係が直接得られるM(1)=−(1/Z2) * C0 (t)+ (t/Z4) 零 CO(2)M(2)= 〜0.5 本(1/Z2 )零 〇〇(1)−0,5本(1/Z4) 零 〇〇(2)(式中、アクティブ フィルタに基づく影響のみが考慮されている)。 マトリックス形式において、これらの等式は、以下のように書き表わすこともで きる。 制御信号C(r)は、第6a図による制御分配器65、マチルブレクサ66及び 合算ユニット67の説明に関連して前に導入した記号を用いて、以下のように表 わすことができる(式中、記号“〜”は、比例を意味する)。 C(1)=SF(1,1) * DM(1) + 5F(2,1) 本 DM( 2)C(2)=SF(1,2) * DM(1) + 5F(2,2) 本 D M(2)または、マトリックス形式で、 ここで、フィルタSF (q、r)の伝達関数は、モードM(1)が制御器信号 DM(2)から独立すると共に、モードM(2)が制御器信号DM(1)から独 立するように、選択される。 等式(17)による制御信号C(r)に対するモードM(q)の依存性を表わす マトリックス リックスに比例すれば、この独立性は、一般に達成することができる。 等式(17)及び(I8)によれば、 [M]=[21本[CU]〜[21本[SF]’本[DM]の関係が成立するこ とが必要であり、もし[SF]”〜[Z] −’が仮定されれば、所望の独立性 を表わす関係式[M]〜[DM]が得られる。 この場合、逆マトリックス(Z) −’ は以下のようになる。 X共通因子 1/ ((1/Z2)零〇、5本(1/Z4)+(1/Z4)本0.5*(1/ Z2) ) =Z2本Z本口4ことから、フィルタの伝達関数SF (q、r) を同定することができる。この場合、これらの伝達関数は、上述の逆マトリック スに基づいて同定される第2の部分SF (q、r)と、上述の共通因子に基づ いて同定されると共に、伝達関数SF2 (q、r)を表わす全てのフィルタに 共通の第1の部分5FI(q)とに、適切に分割することができる。 この場合、制御分配器には、第9c図による構成を与え得る。 第】及び第2の受動フィルタのインピーダンスZ2及びZ4か等しく選択されれ ば、フィルタの伝達関数5F(q、r)は、以下の関係式による定数として選択 することができる。 5F(1,1) =0.5 SF(1,2) =−0,5 SF(1,2) = 5F(2,2) = 1高電圧直流電流用プラント内での 本発明の別の応用を、以下において、第13図を参照して説明する。この応用に おいて、タスクは、二極形HVDCステーションから発するアースモード電流の みに影響を及ぼすことである。 第13図に示すプラントは、第2のアクティブフィルタが除去され、第2の受動 フィルタが第2の極ライン上の接続点2913と、第1のアクティブフィルタ及 び第1の受動フィルタ間の接続部に位置する接続点1915との間に接続される という点で、第9a図に示したプラントとは実質的に相違する。別の点で、第9 a図の参照に使用されたと同一の記号及び参照番号が、第13図を通して使用さ れている。この場合の計算は、アクティブフィルタに基づく基本モードBM ( 1)BM (2)への影響の計算までの前述の計算に使用したと類似の方法で行 われる。この影響は、前述の例と同様の論法に基づいてこのことは、アースモー ド電流に対応するモードM(1)及び極モード電流に対応するモードM(2)に 対して、以下の関係をもたらす。 M(1)= −(1/Z2) 本CU(1)−(1/Z4) ネ CO(1)M (2)= −0,5本 ((1/Z2)零C0(1) −(1/Z4)零CU( 1) )第1及び第2の受動フィルタのインピーダンスZ1及びZ2か等しく選 択されれば、制御部か極モード電流に影響を及ぼさないことを意味するモードM (2)が零になるということが、M(2)の式から容易に実現される。 この選択か行われれば、以下の等式が適用される。 M(1)= −(2/ Z2) 零 CU(1)M(2)= 0 この場合、1つのモードのみが存在するため、制御分配器はとるに足らないもの となる。 本発明を、例えば、変換器によって発生され、直流ライン上にも単極形HVDC ステーションにもある高調波電圧の除去にも応用できることは勿論である。こう いった応用は以下において研究され、これによって、一定の簡潔化した仮定につ いて、数によって本発明の技術的効果を論証すべく、第1及び第2のパワーネッ トワークの単純なモデルか導入される。しかしながら、計算例は一般的特性であ り、単極形HVDCステーションのモデルを必ずしも構成する必要はない。 第10a図において、第1のパワーネットワークlは、電圧発生器としての第1 の外乱源1001を備えており、該外乱源は、本例において、変換器によって発 生されて、高電圧直流伝送用ライン上にある電圧高調波に類似した電圧高調波を 発生するものと考えられている。外乱源は、一方の端子1011が電極ライン1 02に接続され、他方の端子1012が平滑リアクトル103に接続されており 、該リアクトルの第2の端子は極ライン104に接続されている。受動フィルタ 105は、一方の端子が、第1のパワーネットワークから見て平滑リアクトルを 越えた極ライン上に位置する接続点に接続され、他方の端子が、アクティブフィ ルタ106の一方の端子に接続されている。該アクティブフィルタ106は、制 御可能な電圧発生器1061を備え、その他方の端子が電極ライン102に接続 されることによって、受動フィルタ及びアクティブフィルタは極ライン及び電極 ラインの間に直列回路を形成する。極ライン及び電極ライン間の電圧US(1) は電圧測定装置1071で測定され、極ラインを流れる高調波電流Is (1) は電流測定装置1o72によって検知される。極ライン及び電極ラインは、第1 のパワーネットワークを第2のパワーネットワーク3に接続している。該第2の パワーネットワーク3は、第1Oa図において、極ライン及び電極ライン間に接 続された第2の抵抗器108によって表わされている。図において、断面B−B は極ライン及び電極ラインと交差するように書き込まれており、メツシュ電流I C(1)及び該メツシュ電流を駆動する電圧E(1)も印されている。 検知電圧US(1)及び検知電流Is (1)が供給されるf制御部6は、アク ティブフィルタ106の電圧発生器1061に供給される制御信号C(1)を発 生する。本装置の目的は、外乱源1001によって発生されて、断面B−Bに生 ずる外乱のレベルを低減することにある。 本例では、第9a図に印された参照方向と反対の参照方向が電流Is (1)に 与えられていることに留意すべきである。類推によって、二極形HVDCステー ションについて前述した例の計算において、以下の関係が見い出E (1) = US(1) and Kl(m、 k)= 1 前述した記号による仮定IC(1)=ICN1(1)+A(1,1)零E(1) は、次の関係を与える。これらの関係から、基本モードBM(1)は類似的衣の ように A(1,1)= (Z1+22) / (Zl * 22)BMF[(1,1)  = 1 BMP[(1,1) =−(Z1+Z2) / (ZI D2)なる。また、M F (1,1)=−1において、8M(1) =IC(1) −(Z1+Z2)  / (zl t Z2) tε(1)モードM(1)は次のようになる。 M(1)=BM(1) −1c(1) −(Z1+22) / (Zl*22) 零8(1)第1の外乱源1001によって発生された外乱電圧は、第10b図に 示す変動を存するのこぎり波形状を有していると仮定される。第10b図では、 水平軸上のm5ec。 単位の時間tが、外乱源によって発生された垂直軸上のV単位の電圧に対してプ ロットされている。受動フィルタが、直列接続に相互に接続された第1の抵抗器 1051及び第1のコンデンサ1052から構成されていることと、第1の抵抗 器が10Ωの抵抗を存すると共に、第1のコンデンサが0.9μFの容量を有す ることが更に仮定される。また、平滑リアクトル103が200mHのインダク タンスを有することも仮定される。書き込まれたこれらの値を有するアドミッタ ンスA(1,1)の計算は、第10c図及び第10d図にそれぞれ示すような振 幅依存性及び周波数依存性を与える。第10c図及び第10d図では、水平軸上 のHz単位の周波数が、垂直軸上の因子として表わされたアドミッタンスの振幅 利得及び電気角単位のその位相ずれに対して、それぞれプロットされている。第 10a図による第2のパワーネットワークの抵抗器108が300Ωの抵抗を育 することが更に仮定される。 シミュレーションか実行され、このシミュレーションでは、アドミッタンスA( 1,1)がデジタルサンプル式フィルタ中でシミュレートされ、その振幅依存性 及び周波数依存性がそれぞれ第10e図及び第10f図に示されている。これら の図は、第10c図及び第10d図と同一の軸をそれぞれ有している。第10g 図は、測定した高調波電流1s(1)= −IC(1)のシミュレーションの結 果と、前記等式によるモードM(1)とを比較して示している。この場合、制御 部6は、制御信号C(1)を介して干渉しないこと、即ち、C(1)か定数であ ることが仮定されている。水平軸上のm5eC,単位の時間tか、Aで表わされ 垂直軸上にある、実線測定電流Is (1)及び破線のモードM(1)に対して プロットされている。 こうして得られたシミュレーション結果を、第2のパワーネットワークか代わり に、全てが相互に並列接続されると共に第2の外乱源1094に直列接続された 、第3の抵抗器1091、第2のコンデンサ1092及びリアクトル1093か ら成る並列共振回路であって、第1oh図に示すように極ライン及び電極ライン 間に接続された該回路を備えている場合と比較する。第3の抵抗器1091が3 00Ωの抵抗を有し、第2のコンデンサか0.5μFの容量を有し、かつリアク トル1093が10mHのインダクタンスを有することを仮定する。第2の外乱 源によって発生される外乱電圧が、第10i図に示すような変動を有するものと 仮定する。第Lof図では、水平軸上のm5ec、単位の時間tか、外乱源によ って発生され、垂直軸上にあるV単位の電圧Vに対してプロットされている。 第10j図は、測定シタ高調波電流1s(1)= −IC(1)のシミュレーシ ョンの結果と、第10h図による第2のパワーネットワークに関する前述の等式 に従うモードM(1)とを比較して示している。この場合、制御部6は制御信号 C(1)を介して干渉しないこと、即ち、C(1)が定数であることが仮定され ている。水平軸上のm5ec、単位の時間tが、八で表わされて垂直軸上にある 、実線の測定電流l5(1)及び破線のモードM(1)に対してプロットされて いる。第10g図との比較は、測定電流IS (1)が、第2のパワーネットワ ークの外乱源及び変化したインピーダンス条件によって引き起こされた大幅な偏 差を存することを示している。一方、モードM (1)は、実質的に不変の様子 を示しており、このことは、モードに第2のパワーネットワークの独立性をもた らす本発明の効果を示している。 前述した所望の独立性もまた、第2のパワーネットワークが第10a図及び第1 Oh図に従ってそれぞれ設計される2つの場合について、制御信号C(1)から モードM(1)への伝達関数FCMを考察することによって例証することができ る。第10に図及び第1oβ図は、第2のパワーネットワーク3を第10a図に 従って設計し、水平軸上のHz単位の周波数が、垂直軸上の因子として表わされ た伝達関数の振幅利得及び電気角単位のその位相ずれに対してそれぞれプロット された場合について、伝達関数の振幅依存性及び周波数依存性を示しているのに 対し、第10m図及び第10n図は、第2のパワーネットワーク3を第10h図 に従って設計した場合について、対応する変動を示している。比較により、伝達 関数FCMの周波数依存性が、双方の場合において実用上同−であることか明ら かである。このことは、第1のパワーネットワークを制御する制御装置を、第2 のパワーネットワークと独立して設計できるということを意味している。 第6a図を参照して述べた方法で、モードM (1)を、制御部6に含まれるモ ード制御装置に供給する。以下において、簡潔化のために、アクティブフィルタ に備えられる制置可能な電圧発生器が電圧を発生し、該電圧が、制御部によって 発生されると共にアクティブフィルタに供給される制御信号C(1)に瞬時に追 従するということを仮定する。この場合、制御分配は、1つのみの制御可能なネ ットワーク要素に対して、ありふれた簡単なものとなり、フィルタ関数5F(1 ,1)はlに等しく設定される。また、制御装置に供給される基準値RM(1) は零に設定される。このことは、制御装置が、アクティブフィルタによって、モ ードM(1)を零に制御するよう機能することを意味している。また、計算を簡 易化するため、制御装置が理想的であると仮定する。この場合、このことは、制 御をシステムで安定性が維持された状態において、その伝達関数を、制御信号C (1)及びモードM(1)の間の伝達関数1/Z2の逆数として形成できること を意味している。スイッチトーイン制御0 (switched−in con trol)及び第10h図に従って設計した。第2のパワーネットワークにおい て、第10p図による制御信号が得られる。該第10p図では、水平軸上のm5 ec、単位の時間tが、垂直軸上の電圧CUに対してプロットされている。アク ティブフィルタか該制御信号を第1のパワーネットワークに供給することによっ て、この場合、#御信号C(1)及び上述した電圧は、相互に正比例しているこ とが仮定される。除去したモードM(1)及び測定電圧Is (1)は、第10 q図に示されている。該第10q図では、水平軸上のm5ec、単位の時間tが 、Aで表わされた垂直線上にある、実線の測定電流Is (1)及び破線のモー ドM(1)に対してプロットされている。この図から明らかなように、モードは 、実用上、零の値の定数になる。第10q図の除去したモードに関するケースは 、制御部6の制御装置が消勢であるとき、即ち、制御信号C(1)が一定で、か つ、第10b図に示すようなのこぎり波状変動を有する第1の外乱源1001も 含めて、第10h図による第1のパワーネットワークの全ての電圧源が短絡され ているときに得られる結果と比較することができる。第10r図から、この場合 のモードM(1)は零の値から無意味な変差を示すのみであることが明らかであ り、また、第10q図との比較は、制御器が前述した外乱源に基づ(影響を除去 できることを意味している。 前述した実施例は、原則として、本発明によって形成されたモードのフィードバ ック制御を伴う。しかしながら、第1のパワーネットワークの影響のフィードバ ック制御を達成すべき場合にも、本発明を適用することができる。こういった場 合は、第12図に図示されており、第1図と比較すると、第2のパワーネットワ ーク3は、少なくとも1つの制御可能なネットワーク要素4を備えている。この 実施例では、基本モード及びモードは前述したと同一の方法で形成されるか、制 御部によって発生された少なくとも1つの制御信号が、第2のパワーネットワー クに位置する少なくとも1つのネットワーク要素に供給される。第2のパワーネ ットワークに供給される制御信号は、第2のパワーネットワークに及ぼす第1の パワーネットワークに位置する電流及び/又は電圧発生器の影響と、制御部によ って発生される制御信号による影響とが一体となって、第2のパワーネットワー クに対する所望の影響を達成すべき基準に基づいて決定される。 パワーネットワークの認識におけるこの決定は、制御信号(または複数の信号) を、基本モード及び所望の影響の関数(または複数の関数)として解釈できる計 算によって、及び/又はパワーネットワークのモデルによって行うことができる 。第2のパワーネットワークは、制御信号を基準値として、ネットワーク要素の 出力信号、インピーダンス等の制御のための制御回路を備えることができる。 第6図を参照して述べた制御部の実施例によるモード制御装置は、フィードフォ ワード制御の場合、基準値RM (q)及びモードM (q)間の差分の符号反 転と、恐らくは制御信号に及ぼす周波数依存振幅の影響とを有する比例制御装置 へと退歩する。制御分配器を介して、第2のパワーネットワークのネットワーク 要素に影響を及ぼすモード制御装置は、該モード制御装置に供給されるモードの 値を介して、制御器自体の信号に由来する制御干渉によって影響されることはな い。何做ならば、基本モードフィルタが、こういった影響の結果をその機能によ って除去するからである。このことは、開ループ、即ち、フィードフォワード制 御を意味すると共に、安定した制御の良好な可能性をもたらす。これによって、 パワーネットワークの特性を考慮しなから、制御分配器に含まれる伝達関数SF  (q、r)が決定されるが、こうして得られた適合性を、制御部またはその外 部の他の要素において達成できることは勿論である。第1及び第2のパワーネッ トワーク共、1つ以上の制御可能なネットワーク要素を備えると共に、制御部が 、双方のパワーネットワークのネットワーク要素に制御信号を発生することは、 勿論、可能である。こうして、フィードバック制御及びフィードフォワード制御 の結合が達成される。パワーネットワークの一方のみが制御可能なネットワーク 要素を備えている場合、制御部によって発生されてネットワーク要素に供給され るこれらの制御信号は、フィードバック制御のみか、またはフィードフォワード #御のみをもたらす。 フィードフォワード制御の実施例として、高電圧直流電流用プラントへの本発明 の応用を、第14図を参照して説明する。この場合にも、タスクは、二極形HV DCステーションから流れるアースモード電流のみに影響を与えることである。 実質的に、第1のアクティブフィルタ並びに第1及び第2の受動フィルタが、H VDCステーションから見て、断面B−Bの他方の側、即ち、該断面を越えて位 置して、第2のパワーネットワークに備えられているという点で、第14図に示 すプラントは、第13図に示すプラントとは相違する。しかしながら、簡潔化の ために、第13図の説明に関連して使用した参照番号及び記号は維持されている 。また、第2のパワーネットワーク中の第2の断面C−Cは、第1のアクティブ フィルタ並びに第1及び第2の受動フィルタが、HVDCステーションから見て 、該第2の断面C−Cを越えて位置するように、第1及び第2の極ラインとアー スラインとに交差して書き込まれている。タスクは、第2の断面C−Cを流れる アースモード電流IJCに影響を与えることである。 この実施例の計算は、前記実施例で行われたと同様の方法で行われるが、第9a 図を参照して計算した場合と比較して、アドミッタンス関数、A(1,1)及び A(2,2)を計算するとき、並列接続のインピーダンスZ1.Z2及びZ3. Z4がそれぞれインピーダンスZ1及びz3で置換されている点て相違する。 これによって、以下の関係が与えれる。 BMFI(1,1) =BMFI(2,2) = 1BMFI(1,2)=BM PI(2,1)= OBMFE(1,1)= −(1/Zl)BMFE(1,2 )=BMFE(2,1)= OBMFE(2,2)=−(1/Z3) これ故に、基本モードに対して、以下の式が得られ、またモードM(1) BM(1) =IC(1) −(1/Zl) 零 E(1)8M(2) =IC (2) −(1/Z3) 本 E(2)に対し、前記等式(15)における類推 によって、以下の式が得られる。 M(1)=BM(1) −BM(2) MP(1,1) = 1 MP(1,2) = −1 制御信号C(1)を如何に形成すべきかの判定基準は、HVDCステーションか ら見て、第2の断面C−Cを越えて、第1及び第2の極ラインとアースワイヤと の間に位置する短絡回路を仮定して、断面C−〇におけるアース電流IJCO式 から計算される。このように計算された電流は、HVDCステーションから見て 第2の断面C−Cのこの側に位置する電流及び/又は電圧源の貢献度を構成し、 この電流は、タスクが限定されると、所望の値RM(q)、即ち、この場合はR M(1)に制御される。相当線図または第1のパワーネットワークのモデルにお ける基本モードは、インピーダンスZ1及びZ3にそれぞれ並列に接続した内部 電流源として解することができ、基本モードを電流源とするこの解釈は、制御信 号に対して次式を与える。 C(1)= ([BM(1)〜BM(2)]−RM(1) ) 本 ((Z2ネ Z4)/(Z2+Z4))第6a図と直接比較するため、この等式は(RM(1 )−[BM(1)−BM(2)] * (−1)本((22本ハ)/(Z2+Z 4) l =C(1)(式中、BM(1) −BM(2) =M(1))として 書き表わすことができる。 こうして、この場合、制御装置64には、−1に等しい利得が与えられ、制御分 配器の制御フィルタ5F(1゜1)には、伝達関数((22本Z4)/ (Z2 +24) )が与えられる。基準値RM(1)の値は、例えば、零に設定し得る 。 このネットワークが非線形要素を備えているか、またはネットワークにおける切 換え及びこれらの非線形に対する補償が基本モードフィルタにて行われないため に、重量の原理が第1のパワーネットワークに対して全く可動でないこういった 場合、基本モード及びモードは、第1のパワーネットワークと第2のパワーネッ トワークとの相互作用に関する一定の情報を含む。こういった場合、このことは 、第1のパワーネットワークにおける仮想電流または電圧源としての基本モード 及びモードに反映される。制御の観点から、これらの仮想外乱源は、実際の外乱 源と比較することができ、このため、その効果は、本発明によって設計された制 御部によって右左され得る。 例えば、サイリスタまたはサイリスタバルブを備えたパワーネットワークにおい て、異なるサイリスタまたはサイリスタバルブ間の切換えを行うとき、非線形性 が瞬時に発生する。しかしながら、少なくともこの観点と、切換えが、本発明に よる#Ia部で除去される電圧/外乱源を伴うという点で、切換えの合い間で、 回路は線形である。 本発明は前述した実施例に制限されず、発明の概念の範囲内で、多くの変更を行 うことかできる。例えば、基本モードの一方を、例えば等式(8a)に基づいて 形成すると共に、他方の基本モードを、例えば、等式(8C)に基づいて形成す るように、基本モードBM (p)を形成することができ、これによって、この 例においては、駆動電圧E (n)及びノード電圧V(j)の双方を形成すべく 測定装置7が適用されることが仮定されるのは勿論である。 例えば、トランスジューサの較正誤差に対する装置の感度を低減するため、電流 及び電圧フィルタの伝達関数BMF I (p、m)及びBMFE (p、n) をそれぞれ計算するとき、等式(1a)・・・(1d)に導入された伝達関数A  (p、 n) 、B (p、 m) 、 F (p、j)及びG(p、k)の 理論的に正確な値に比して幾分低い伝達関数の利得係数を選択することは、有益 となり得る。第8a[iJないし第8c図を参照して説明したように、基本モー ドがネットワークモデルの助力を得て形成される場合、このことは、乗算器ユニ ット1041の定数か1に比して幾分小さく選択されるということから説明され る。 制御部は、全体的にまたは部分的に、ハードウェアの形態をとってよいが、多く の場合、これらの機能の少なくとも幾つかを、目的に適合したコンピュータのデ ジタルまたはアナログモデルにおける計算及び/又はシミュレーションによって 果たすことは、育益であり得る。 制御部または基本モードフィルタ、ネットワークモデルまたはモード発生器等の その構成部分を、パラメータがタイミングよく変化する第1のパワーネットワー クに適合可能に設計することかできる。こういった適合は、報時信号によって及 び/又はパワーネットワークの1つの、例えば、電流、電圧または他の信号の既 知の値によって制御される。計算、モデルまたはメモリ部に記憶されたテーブル によって、前記報時信号及び/又はパラメータ値が制御部に影響を引き起こす既 知の値に応じて、パラメータ値が形成される。 第6b図を参照して述べた実施例において、制御信号を、モード和SSM (r )に応じて発生することができ、図に示した制御装置は、それぞれの制御可能な ネットワーク要素に配置されるかまたはこのネットワーク要素と一体化した制御 装置から構成される。 本発明は、例えば、HVDCプラントに接続された交流ネットワークの電流高調 波を低減するための交流ネットワークの制御を含み、多様な種類の電気式パワー ネットワークに応用することかできる。 E(n) BMFE(P、n) Fig、 5 DM(q) SDM(q、r) SDM(q、r) C(r)Fig、 7 IC(m) BM(p) E(n) BM(p) IC(m) Fig、 8b E(1) Fig、 9c 振幅利得7倍。 Fig、 10c 振幅利得7倍 Fig、 10e Is(1)、 M(1)/A ■N l5(1)、 M(1)/A Fig、 10j 振幅利得7倍 Fig、 10に 振幅利得7倍 位相ずれ7度 Fig、 Ion Fig、 10p Fig、 10q Fig、11b Fig、11c Fig、 13 Fig、 14 1.事件の表示 2−発明の名称 パワーネットワークの制御 氏名(名称) アセア ブラウン ボベリ アクチボラグ4−代理人 7−補正の対象 明細書、請求の範囲及び要約書翻訳文 フロントページの続き (81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。 DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 SE)、  CA、JP、 No、 US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも2つの導体(2)によって相互接続された第1のパワーネットワ ーク(1)及び第2のパワーネットワーク(3)の少なくとも一方を制御する方 法であって、前記第1のパワーネットワークが、関連する内部インピーダンスを 有する少なくとも1つの電流または電圧発生器(5,191,291,1001 )を備えると共に、前記第1及び第2のパワーネットワークの少なくとも一方が 少なくとも1つの制御可能なネットワーク要素(4)を備え、かつ、前記導体を 通る断面B−Bは、前記パワーネットワークが該断面の異なる側に位置するよう に定められた前記方法において、少なくとも1つのライン電流(IL(k))と 、ノード電圧(V(j))または駆動電圧(E(n))であってよい少なくとも 1つの電圧が前記断面で検知され少なくとも1つの基本モード(BM(q))が 、 a)検知電流(IL(p))または検知電流の一次結合(IC(p))及び検知 電圧または複数の検知電圧(V(j),E(n))であって、該電圧が、前記第 1のパワーネットワークによって与えられる、該電圧に対する前記検知電流また は前記検知電流の一次結合の依存性を表わすアドミッタンス関数(F(p,j) ,A(p,n))で重み付けされてなるもの、 b)検知電圧(V(p),E(p))及び検知電流(IL(k))または複数の 検知電流の一次結合または複数の一次結合(IC(m))であって、前記電流( IL(k))または前記検知電流の一次結合が、前記第1のパワーネットワーク によって与えられる、前記電流または前記検知電流の一次結合に対する前記検知 電圧の依存性を示すインピーダンス関数(G(p,k),B(p,m))で重み 付けされてなるもの、 の間の差に応じて形成され、 少なくとも1つの制御信号C(r)が少なくとも1つの基本モードに応じて発生 されると共に、少なくとも1つの前記制御可能なネットワーク要素に供給されて 、前記電流または電圧発生器によって発生され、前記断面B−Bまたは前記第2 のパワーネットワークに生じる電流及び/又は電圧に影響を及ぼすようにしたこ とを特徴とする前記方法。 2.請求項1による方法において、 a)前記アドミッタンス関数(F(p,j),A(p,n))による前記重み付 けの少なくとも1つが、前記第1のパワーネットワークの情報に基づいて、前記 それぞれのアドミッタンス関数(F(p,j)、A(p,n))を少なくとも近 似的に模倣すべく伝達関数(BMFE(p,j)、BMFE(p,n))を計算 することによって達成され、少なくとも1つの基本モードが、前記伝達関数(B MFE(p,j)、BMFE(p,n))を重み付け係数として、検知電流(I L(p))の和または検知電流の一次結合(IC(p))及び前記検知電圧また は前記複数の検知電圧(V(j)、E(n))の一次結合に応じて形成されるか 、または、b)前記インピーダンス関数(G(p,k),B(P,m))による 前記重み付けの少なくとも1つが、前記第1のパワーネットワークの情報に基づ いて、逆符号を有する前記それぞれのインピーダンス関数(G(p,k),B( p,m))を少なくとも近似的に模倣すべく伝達関数(BMFI(p,k)、B MFE(p,m))を計算することによって達成され、少なくとも1つの基本モ ードが、前記伝達関数(BMFI(p,k)、BMFI(p,m))を重み付け 係数として、検知電流(V(p)、E(p))の和及び検知電流(IL(k)) の一次結合または検知電流の一次結合または複数の一次結合(IC(m))に応 じて形成されてなること、を特徴とする前記方法。 3.請求項1による方法において全ての前記電流及び電圧発生器が関連する内部 インピーダンスで置換された前記第1のパワーネットワークのモデル(101) が、a)前記検知電圧または複数の検知電圧(V(j),E(n))の値の供給 を受け、前記モデルにより発生された少なくとも1つの電流(IPM(p))の 値が検知され、かつ、少なくとも1つの基本モードが、前記検知電流(IL(p ))の値または前記検知電流の一次結合(IC(p))及び前記モデルにより発 生された電流(IPM(p))の値の間の差に応じて形成される点において、ま たは b)前記モデルが、前記検知電流または複数の検知電流(IL(k))の値また は検知電流の一次結合または複数の一次結合(IC(m))の値の供給を受け、 前記モデルにより発生された少なくとも1つの電圧(EPM(p))の値が検知 され、かつ、少なくとも1つの基本モードが、前記検知電流(V(p),E(p ))の値及び前記モデルにより発生された電圧(EPM(p))の値の間の差に 応じて形成される点において、前記アドミッタンス関数(F(p,j),A(p ,n))及びインピーダンス関数(G(p,k)、B(p,m))による前記重 み付けの少なくとも1つが達成されてなること、 を特徴とする前記方法。 4.前記請求項の何れかによる方法において、少くとも1つのモード(M(q) )が、基本モードまたは複数基本モードの一次結合 NBM (ΣMF(q,p)*BM(p))に応じて形成さP=1 れると共に、少なくとも1つの制御信号C(r)が、少なくとも1つのモードに 応じて発生されてなることを特徴とする前記方法。 5.請求項4による方法において、少なくとも1つのモード(M(q))が前記 モードに属する基準値(RM(q))と比較され制御装置信号(DM(q))が 前記基準値と前記モードの間の前記比較の結果に応じて形成され、少なくとも1 つの制御信号(C(r))が、少なくとも1つの制御装置信号に応じて発生され てなることを特徴とする前記方法。 6.請求項5による方法において、少なくとも2つの制御信号(C(r))が発 生されてなり、少なくとも2つの制御装置分配信号(SDM(q,r))が、前 記それぞれのモード及び前記それぞれの制御信号と関連して、おのおのが制御装 置信号(DM(q))及び伝達関数(SF(q,r))の積として形成されるこ とと、前記制御信号は、おのおのが、前記伝達関数が前記それぞれの制御信号と 関連した状態で形成された複数の積から生ずる制御装置分配信号に応じて発生さ れること、とを特徴とする前記方法。 7.請求項4による方法において、少なくとも2つの制御信号(C(r))が発 生されてなり、少なくとも2つのモード分配信号(SM(q,r))が、前記そ れぞれのモード及び前記それぞれの制御信号と関連して、おのおのがモード(M (q))及び伝達関数(SF*(q,r))の積として形成されることと、前記 制御信号は、おのおのが、前記伝達関数が前記それぞれの制御信号と関連した状 態で形成された複数の積から生ずるモード分配信号に応じて発生されること、と を特徴とする前記方法。 8.請求項4または5による方法において、前記第1及び第2のパワーネットワ ークが2つの導体によって相互接続されると共に、前記第1のパワーネットワー クが電圧発生器(1061)を有する制御可能なネットワーク要素を備えてなり 、前記電圧発生器から見て、前記導体の一方において検知された(IS(1)) であって、前記2つの導体間の電圧(US(1))と前記第1のパワーネットワ ークの前記アドミッタンスの少なくとも概略値との積によって減じられた前記電 流に応じるか、または前記電圧発生器から見て、前記2つの導体間の電圧(US (1))であって、前記導体の一方で検知された電流(IS(1))と前記第1 のパワーネットワークの前記インピーダンスの少なくとも概略値との積によって 減じられた前記電圧に応じて、モード(M(1))が形成されることを特徴とす る前記方法。 9.請求項4または5による方法において、前記第1のパワーネットワークが、 高電圧直流電流伝送用のプラント中に少なくとも1つの単極形変換器ステーショ ンを備えてなり前記電圧発生器から見て前記極で検知された高周波電流(IS( 1))であって、前記極及び前記極の電極ライン間の前記高調波電圧(US(1 ))と前記極の前記アドミッタンスの少なくとも概略値との積によって減じられ た前記高調波電流に応じるか、または前記電圧発生器から見て、前記極及び前記 極の電極ライン間の高調波電圧(US(1))であって、前記極で検知された高 調波電流(IS(1))と前記極の前記インピーダンスの少なくとも概略値との 積によって減じられた前記高調波電圧に応じて、前記モード(M(1))が形成 されることを特徴とする前記方法。 10.請求項4または5による方法において、前記第1のパワーネットワークが 、高電圧直流電流伝送用のプラント中に二極形変換器ステーションを備えてなり 、モード(M(1))が、前記変換器ステーションのアースモード電流(IJ) に応じて形成されることを特徴とする前記方法。 11.請求項4から7の何れかによる方法において、前記第1のパワーネットワ ークが、高電圧直流電流伝送用のプラント中に二極形変換器ステーションを備え てなり、モード(M(1))が前記変換器ステーションのアースモード電流(I J)に応じて形成されると共に、別のモード(M(2))が前記変換器ステーシ ョンの極モード電流(IPOL)に応じて形成されることを特徴とする前記方法 。 12.請求項4から7及び11の何れかによる方法において、前記第1のパワー ネットワークが、高電圧直流電流伝送用のプラントの二極形変換器ステーション と、前記第1の極に配置された第1のアクティブフィルタと、前記第2の極に配 置された第2のアクティブフィルタとを備えてなり、前記第1のアクティブフィ ルタから見て、前記第1の極を流れる高調波電流(IS(1))であって、前記 極及び前記第1の極の電極ライン(195,193)間の高調波電圧(US(1 ))と前記第1の極の前記アドミッタンスの少なくとも概略値との積によって減 じられた前記高調波電流か、または、前記第1のアクティブフィルタから見て、 前記極及び前記第1の極の電極ライン間の高調波電圧(US(1))であって、 前記第1の極で検知された高調波電流(IS(1))と前記第1の極の前記イン ピーダンスの少なくとも概略値との積によって減じられた前記高調波電圧に応じ て、基本モード(BM(1))が形成され、前記第2のアクティブフィルタから 見て、前記第2の極を流れる高調波電流(IS(2))であって、前記極及び前 記第2の極の電極ライン(295,293)の間の前記高調波電圧(US(2) )と前記第2の極の前記アドミッタンスの少なくとも概略値との積によって減じ られた前記高調波電流か、または、前記第2のアクティブフィルタから見て、前 記極及び前記第2の極の電極ラインの間の高調波電圧(US(2))であって、 前記第2の極で検知された高調波電流(IS(2))と前記第2の極の前記イン ピーダンスの少なくとも概略値との積によって減じられた前記高調波電圧に応じ て、別の基本モード(BM(2))が形成され、一方のモード(M(1))が前 記2つの基本モード間の差に応じて形成されると共に、一方のモード(M(2) )が前記2つの基本モードの和に応じて形成されることを特徴とする前記方法。 13.請求項4または5による方法において、前記第1のパワーネットワークが 高電圧直流電流伝送用プラントの二極形変換器ステーションを備え、前記第2の パワーネットワークが少なくとも1つの制御可能なネットワーク要素を備え、か つ、前記第2のパワーネットワークを通る断面C−Cが、前記第2のパワーネッ トワークに含まれる前記制御可能なネットワーク要素が、前記変換器ステーショ ンから見て、前記断面C−Cの他方の側に位置するように限定されてなり、前記 断面C−Cを流れる前記変換器ステーションのアースモード電流(IJ)の一部 (IJC)に応じて、モード(M(1))が形成され、制御信号が前記第2のパ ワーネットワークに含まれる前記制御可能なネットワーク要素に供給されること を特徴とする前記方法。 14.請求項5から6及び13の何れかによる方法において、少なくとも1つの 制御装置信号が、基準値及び逆符号を有する前記モード間の比較の結果に応じて 形成されることを特徴とする前記方法。 15.前記請求項の何れかによる方法において、前記パワーネットワークのおの おのが少なくとも1つの制御可能なネットワーク要素を備えてなり、制御信号が 各前記パワーネットワークの制御可能なネットワーク要素に供給されることを特 徴とする前記方法。 16.前記請求項の何れかによる方法において、検知電流(IL(k))及び/ 又は検知電圧(V(j),E(n))中の所定の周波数成分及び/又は直流電流 /電圧成分が抑制されるかまたは除去されることを特徴とする前記方法。 17.少なくとも2つの導体(2)によって相互接続された第1のパワーネット ワーク(1)及び第2のパワーネットワーク(3)の少なくとも一方を制御する 装置であって、前記第1のパワーネットワークが、関連する内部インピーダンス を有する少なくとも1つの電流または電圧発生器(5,191,291,100 1)を備えると共に、前記第1及び第2のパワーネットワークの少なくとも一方 が少なくとも1つの制御可能なネットワーク要素(4)を備え、かつ、前記導体 を通る断面B−Bは、前記パワーネットワークが該断面の異なる側に位置するよ うに定められた前記装置において、前記装置が前記前面にて少なくとも1つのラ イン電流(IL(b))及びノード電圧(V(j))または駆動電圧(E(n) )であってよい少なくとも1つの電圧を検知する測定装置(7)と、基本モード フィルタ(62)を有する制御部(6)とを備え、この際、該基本モードフィル タは、a)検知電流(IL(p))または検知電流の一次結合(IC(p))及 び検知電圧または複数の検知電圧(V(j),E(n))であって、該電圧が、 前記第1のパワーネットワークによって与えられる、該電圧に対する前記検知電 流、または前記検知電流の一次結合の依存性を表わすアドミッタンス関数(F( p,j),A(p,n))で重み付けされてなるもの、b)検知電圧(V(p) ,E(p))及び検知電流(IL(k))または複数の検知電流の一次結合また は複数の一次結合(IC(m))であって、前記電流(IL(k))または前記 検知電流の一次結合が、前記第1のパワーネットワークによって与えられる、前 記電流または前記検知電流の一次結合に対する前記検知電圧の依存性を示すイン ピーダンス関数(G(p,k),B(p,m))で重み付けされてなるもの、 の間の差に応じて少なくとも1つの基本モード(BM(q))を形成してなり、 前記制御部は、少なくとも1つの制御可能なネットワーク要素に供給されるべき 少なくとも1つの制御信号(C(r))を、少なくとも1つの基本モードに応じ て発生して、前記電流または電圧発生器によって発生され、前記断面B−Bまた は前記第2のパワーネットワークに生じる電流及び/又は電圧に影響を及ぼすよ うにしたことを特徴とする前記方法。 18.請求項17による装置において、前記基本モードフィルタが、伝達関数( BMFI(p,m)、BMFI(p,k))を有する電流フィルタ621と、伝 達関数(BMFE(p,n)、BMFE(p,j))を有する電圧フィルタ62 2と、少なくとも1つの基本モード合算器625とを備え、 a)検知電流(IL(p))または複数の検知電流の一次結合(IC(p))が 1に等しい前記伝達関数(BMFI(p,m))を有する電流フィルタに供給さ れ、検知電圧または複数の検知電圧(V(j),E(n))が、前記第1のパワ ーネットワークの情報に基づいて、逆符号を有する前記それぞれのアドミッタン ス関数(F(p,j)、A(p,n))を少なくとも近似的に模倣すべく計算さ れた伝達関数(BMFE(p,n)、BMFE(p,j))を有する電圧フィル タに供給され、かつ、該電圧フィルタからの出力信号及び1に等しい前記伝達関 数(BMFI(p,m)、BMFI(p,k))を有する前記電流フィルタから の出力信号が、前記基本モード(BM(p))を形成すべく前記基本モード合算 器に供給され、 b)検知電圧(V(j)),E(n))が1に等しい前記伝達関数を有する電圧 フィルタに供給され、検知電流若しくは複数の検知電流(IL(k))若しくは 複数の検知電流の一次結合または複数の一次結合(IC(m))が、前記第1の パワーネットワークの情報に基づいて、逆符号を有する前記それぞれのインピー ダンス関数(G(p,k),B(p,m))を少なくとも近似的に模倣すべく計 算された伝達関数(BMFI(p,m)、BMFI(p,k))を有する電流フ ィルタに供給され、かつ、該電流フィルタからの出力信号及び1に等しい前記伝 達関数(BMFE(p,n)、BMFE(p,j))を有する前記電圧フィルタ からの出力信号が、前記基本モード(BM(p))を形成すべく、前記合算器に 供給されること、 を特徴とする前記装置。 19.請求項17による装置において、前記制御部が、全ての前記電流及び電圧 発生器が関連する内部インピーダンスで置換された、前記第1のパワーネットワ ークのモデル(101)と、少なくとも1つの制御可能な信号発生器(102、 105)と、少なくとも1つの電流測定装置(103)及び/又は電圧測定装置 (106)と、少なくとも1つの合算器(104)とを備え、前記合算器が、 a)検知電流(IL(p))の値または複数の検知電流の一次結合(IC(p) )の供給を受け、前記制御可能な信号発生器(102,105)が検知電圧また は複数の検知電圧(V(j),E(n))の値の供給を受けて、それに応じて前 記モデルに供給される電圧を発生し、これによって、前記モデルによって発生さ れた電流(IPM(p))の値が前記電流測定装置によって検知されると共に、 前記合算器に供給されて、前記検知電流(IL(p))の値または複数の検知電 流の前記一次結合(IC(p))と、前記モデルによって発生されると共に前記 検知電流に関連した電流(IPM(p))の値または複数の検知電流の前記一次 結合との間の差分として前記基本モード(BM(p))を形成し、b)前記合算 器が検知電圧(V(j),E(n))の値の供給を受け、前記制御可能な信号発 生器(102,105)が検知電流(IL(p))の値または複数の検知電流の 一次結合(IC(p))の供給を受けて、それに応じて、前記モデルに供給され る電流を発生し、これによって、前記モデルによって発生された電圧(EPM( p))の値が前記電圧測定装置によって検知されると共に、前記合算器に供給さ れて、前記検知電圧(V(j),E(n))の値と、前記モデルによって発生さ れると共に前記検知電圧に関連した電圧(EPM(p))の値との間の差分とし て前記基本モード(BM(p))を形成すること、 を特徴とする前記装置。 20.請求項17から19の何れかによる装置において、前記制御部は、前記そ れぞれの基本モード及び前記それぞれのモードに関連した伝達関数(MF(q, p)を有するモードフィルタ(631)と、前記それぞれのモードに関連した少 なくとも1つのモード合算器(632)とを有するモード発生器(63)を備え 、基本モードが、前記それぞれのモードに関連した伝達関数を有するモードフィ ルタに供給され、前記それぞれのモードに関連した伝達関数を有するモードフィ ルタからの出力信号が、前記モードに関連した前記モード合算器に供給されて前 記モード(M(q))を形成し、かつ、前記制御部が、少なくとも1つのモード に応じて少なくとも1つの制御信号を発生することを特徴とする前記装置。 21.請求項20による装置において、前記制御部が、モード(M(q))に関 連した少なくとも1つのモード制御装置(64)を備え、前記モード及び前記モ ードに属する基準値(RM(q))が前記制御装置に供給され、制御装置信号( DM(q))が、前記基準値及び前記モード間の比較の結果に応じて、前記制御 装置内で形成され、かつ、少なくとも1つの制御信号が制御装置信号に応じて形 成されることを特徴とする前記装置。 22.請求項21による装置において、少なくとも2つの制御信号が発生されて なり、前記制御部が、前記それぞれのモード及び前記それぞれの制御信号に関連 した伝達関数(SF(q,r))を有する少なくとも2つの分配器フィルタ(6 51)を含んで制御分配器(65)を備え、特定のモードに関連した制御装置信 号が、このモードに関連した伝達関数を有する分配器フィルタに供給され、かつ 、前記制御信号は、おのおのが、前記制御信号に関連した伝達関数を有する分配 器フィルタからの出力信号(SDM(q,r))に応じて発生されることを特徴 とする前記装置。 23.請求項20による装置において、少なくとも2つの制御信号が発生されて なり、前記制御部が、前記それぞれのモード及び前記それぞれの制御信号に関連 した伝達関数(SF*(q,r))を有する少なくとも2つの分配器フィルタを 含んだ制御分配器(65)を備え、特定のモードが、このモードに関連した伝達 関数を有する分配器フィルタに供給され、かつ、前記制御信号は、おのおのが、 前記それぞれの制御信号に関連した伝達関数を有する分配器フィルタからの出力 信号(SM(q,r))に応じて発生されることを特徴とする前記装置。 24.請求項22または23による装置において、少なくとも2つのモードが形 成されてなり、前記制御部が、マルチプレクサ(66)及び各前記制御信号に関 連した合算器ユニット(67)を備えて、前記それぞれの制御信号に関連した伝 達関数を有する全ての前記分配器フィルタからの出力信号の和を形成するように したことを特徴とする前記装置。 25.請求項20または21による装置において、前記第1及び第2のパワーネ ットワークが2つの導体によって相互接続され、かつ、前記第1のパワーネット ワークが、電圧発生器(1061)を有する制御可能なネットワーク要素を備え てなり、前記電圧発生器から見て、前記導体の一方で検知された電流(IS(1 ))であって前記2つの導体間の電圧(US(1))と前記第1のパワーネット ワークの前記アドミッタンスの少なくとも概略値との積によって減じられた前記 電流に応じるか、または前記電圧発生器から見て、前記2つの導体の電圧(US (1))であって、前記導体の一方で検知された電流(IS(1))と前記第1 のパワーネットワークの前記インピーダンスの少なくとも概略値との積によって 減じられた前記電圧に応じて、前記モード発生器がモードを形成することを特徴 とする前記装置。 26.請求項20または21による装置において、前記第1のパワーネットワー クが、高電圧直流電流伝送用のプラントにて少なくとも1つの単極形変換器ステ ーションを備えてなり、前記電圧発生器から見て、前記極で検知された高調波電 流(IS(1))であって、前記極及び前記極の電極ライン間の高調波電圧(U S(1))と前記極の前記アドミッタンスの少なくとも概略値との積によって減 じられた前記高調波電流に応じるか、または前記電圧発生器から見て、前記極及 び前記極の電極ライン間の高調波電圧(US(1))であって、前記極で検知さ れた高調波電流(IS(1))と前記極のインピーダンスの少なくとも概略値と の積によって減じられた前記高調波電圧に応じて、前記モード発生器がモードを 形成することを特徴とする前記装置。 27.請求項20または21による装置において、前記第1のパワーネットワー クが、高電圧直流電流伝送用のプラントの二極形変換器ステーションと、少なく とも1つの制御可能なネットワーク要素とを備えてなり、モード(M(1))が 前記変換器ステーションのアースモード電流(IJ)に応じて形成されると共に 、制御信号が、前記極の一方に配置された制御可能なネットワーク要素に供給さ れることを特徴とする前記装置。 28.請求項20から24の何れかの項による装置において、前記第1のパワー ネットワークは高電圧直流電流を伝送するブラントの2極形変換器ステーション を備えており、 前記変換器ステーションの接地モード電流に応じて1つのモード(M(1))が つくられ、前記変換器ステーションの極モード電流(IPOL)に応じて他のモ ード(M(2))がつくられることを特徴とする、前記装置。 29.請求項20から24及び28の何れかによる装置において、前記第1のパ ワーネットワークが、高電圧直流電流伝送用プラントの2極形変換器ステーショ ンを備えてなり、前記第1のアクティブフィルタから見て、前記第1の極を流れ る高調波電流(IS(1))であって、前記極及び前記第1の極の電極ライン( 195,193)間の高調波電圧(US(1))と前記第1の極のアドミッタン スの少なくとも概略値との積によって減じられた前記高調波電流か、または前記 第1のアクティブフィルタから見て、前記極及び前記第1の極の電極ライン間の 高調波電圧(US(1))であって、前記第1の極で検知された高調波電流(I S(1))と前記第1の極のインピーダンスの少なくとも概略値との積によって 減じられた前記高調波電圧に応じて、前記基本モードフィルタが基本モード(B M(1))を形成し、前記第2のアクティブフィルタから見て、前記第2の極を 流れる高調波電流(IS(2))であって、前記極及び前記第2の極の電極ライ ン(295,293)間の高調波電圧(US(2))と前記第2の極のアドミッ タンスの少なくとも概略値との積によって減じられた前記高調波電流、または前 記第2のアクティブフィルタから見て、前記極及び前記第2の極の電極ライン間 の高調波電圧(US(2))であって、前記第2の極で検知された高調波電流( IS(2))と前記第2の極のインピーダンスの少なくとも概略値との積によっ て減じられた前記高調波電圧に応じて、別の基本モード(BM(2))を形成し 、前記モード発生器が、前記2つの基本モード間の差に応じて一方のモード(M (1))を形成すると共に、前記2つの基本モードの和に応じて一方のモード( M(2))を形成することを特徴とする前記装置。 30.請求項20または21による装置において、前記第1のパワーネットワー クが高電圧直流電流伝送用プラントの二極形変換器ステーションを備え、前記第 2のパワーネットワークが少なくとも1つの制御可能なネットワーク要素(19 7)を備え、かつ、前記第2のパワーネットワークを通る断面C−Cが、前記第 2のパワーネットワークに含まれる前記制御可能なネットワーク要素が、前記変 換器ステーションから見て、前記断面C−Cの他方の側に位置するように限定さ れてなり、前記断面C−Cを流れる前記変換器ステーションのアースモード電流 (IJ)の一部(IJC)に応じてモード(M(1))が形成されると共に、制 御信号が、前記第2のパワーネットワークに含まれる前記制御可能なネットワー ク要素に供給されることを特徴とする前記装置。 31.請求項21から22及び30の何れかによる装置において、基準値及び逆 符号を有するモード間の比較の結果に応じて、少なくとも1つの制御装置が制御 装置信号を形成することを特徴とする前記装置。 32.前記請求項の何れかによる装置において、各前記パワーネットワークが少 なくとも1つの制御可能なネットワーク要素を備えてなり、制御信号が、各前記 パワーネットワークの制御可能なネットワーク要素に供給されることを特徴とす る前記装置。 33.前記請求項の何れかによる装置において、前記測定装置(7)は、検知電 流(IL(k))及び/又は検知電圧(V(j),E(n))中の、所定の周波 数成分及び/又は直流電流/電圧成分を抑制するか除去する手段を備えているこ とを特徴とする前記装置。
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