JPH0650357B2 - 制御棒駆動装置 - Google Patents
制御棒駆動装置Info
- Publication number
- JPH0650357B2 JPH0650357B2 JP62157972A JP15797287A JPH0650357B2 JP H0650357 B2 JPH0650357 B2 JP H0650357B2 JP 62157972 A JP62157972 A JP 62157972A JP 15797287 A JP15797287 A JP 15797287A JP H0650357 B2 JPH0650357 B2 JP H0650357B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control rod
- protection sleeve
- sheath
- pressure vessel
- drive mechanism
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C7/00—Control of nuclear reaction
- G21C7/06—Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section
- G21C7/08—Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section by displacement of solid control elements, e.g. control rods
- G21C7/12—Means for moving control elements to desired position
- G21C7/14—Mechanical drive arrangements
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C7/00—Control of nuclear reaction
- G21C7/06—Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section
- G21C7/08—Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section by displacement of solid control elements, e.g. control rods
- G21C7/12—Means for moving control elements to desired position
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Check Valves (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、(イ)炉心の上方に配置された制御棒案内と、
(ロ)前記炉心を収容する原子炉容器のふたを密封状態で
貫通するさや状体により原子炉容器の内側に連結され駆
動機構を収容するケーシングと、(ハ)前記さや状体内に
おいてこのさや状体に沿い上下方向に可動で前記駆動機
構を制御棒に連結し前記制御棒案内の上部閉鎖板を半径
方向のすきまをおいて貫通する駆動軸と、(ニ)冷却材の
流れを制御するように前記上部閉鎖板に協働する端部部
片を持ち、前記駆動軸と前記さや状体との間に挿入され
た熱保護スリーブとを備えた形式の、加圧流体により冷
却される原子炉用の制御棒駆動装置に関する。
(ロ)前記炉心を収容する原子炉容器のふたを密封状態で
貫通するさや状体により原子炉容器の内側に連結され駆
動機構を収容するケーシングと、(ハ)前記さや状体内に
おいてこのさや状体に沿い上下方向に可動で前記駆動機
構を制御棒に連結し前記制御棒案内の上部閉鎖板を半径
方向のすきまをおいて貫通する駆動軸と、(ニ)冷却材の
流れを制御するように前記上部閉鎖板に協働する端部部
片を持ち、前記駆動軸と前記さや状体との間に挿入され
た熱保護スリーブとを備えた形式の、加圧流体により冷
却される原子炉用の制御棒駆動装置に関する。
従来の技術 前記した形式の装置は、本発明により構成された若干の
PWRを含む加圧水型原子炉に従来から設けられてい
る。後述の第1図には、上部のふた10により閉じた容
器を持つPWR原炉用のこのような従来の装置を例示し
てある。各装置は、ふた10に固着され、これを密封状
態で貫いて突出するさや状体12を備えている。さや状
体12はその底部が容器内に又頂部が制御棒駆動機構を
納めるケーシング14内にそれぞれ開口している。たと
えばよく知られている電気機械式のこの駆動機構は、中
性子吸収材を含む棒群20を備えた制御棒の先端すなわ
ち頭部18に連結できる駆動軸16に連結してある。棒
群20はその縦移動の際に下部案内22及び案内管24
により軸線方向に案内する。相互に整合して位置させた
下部案内22及び案内管24は、容器に取付けられ原子
炉の上方内部構造に属する上板26に固定してある。案
内管24はその上端部を、駆動軸16が貫いて突出する
穴を形成した閉鎖板28により閉じてある。この穴は、
満足の得られる機械的作用に必要なかなりのすきま〔実
際上駆動軸16のまわりに7mmの程度〕を残す。
PWRを含む加圧水型原子炉に従来から設けられてい
る。後述の第1図には、上部のふた10により閉じた容
器を持つPWR原炉用のこのような従来の装置を例示し
てある。各装置は、ふた10に固着され、これを密封状
態で貫いて突出するさや状体12を備えている。さや状
体12はその底部が容器内に又頂部が制御棒駆動機構を
納めるケーシング14内にそれぞれ開口している。たと
えばよく知られている電気機械式のこの駆動機構は、中
性子吸収材を含む棒群20を備えた制御棒の先端すなわ
ち頭部18に連結できる駆動軸16に連結してある。棒
群20はその縦移動の際に下部案内22及び案内管24
により軸線方向に案内する。相互に整合して位置させた
下部案内22及び案内管24は、容器に取付けられ原子
炉の上方内部構造に属する上板26に固定してある。案
内管24はその上端部を、駆動軸16が貫いて突出する
穴を形成した閉鎖板28により閉じてある。この穴は、
満足の得られる機械的作用に必要なかなりのすきま〔実
際上駆動軸16のまわりに7mmの程度〕を残す。
PWR型のこのような原子炉では冷却材および減速材を
形成する軽水は、炉心を経て上向きに流れ、燃料により
供給される熱を取出す。軽水は、群案内すなわち下部案
内22とほぼ同じ水平レベルに位置する横方向流出管
(図示してない)を経て容器から出る。上板26は、こ
の流出管を経て流出するように冷却材が内部で向きを変
える空間を、ふたのすぐ下方に位置する場合により『容
器ルーフ(roof)』と称する別の空間30から隔離
する。第1図に示すように容器ルーフは、たとえば上板
26に形成した通路32を経て炉心の上流側の流入管に
連通する区域から流れる水により、上板26の下方に位
置する空間に対してわずかな超過圧力のもとに保たれ
る。空間30すなわち容器ルーフ(vessel ro
of)内の超過圧力によつて、水は上板26の下方に位
置する空間に向かつて流れ矢印f0により示した径路に
沿い炉心を短絡する。棒群の案内管24を通るこの流れ
は各群の制御軸の振動を生じ又下部案内22に設けた普
通の横方向案内板との接触によつて各制御棒さや状体の
摩耗を生じやすい。この制御できない流れにより原子炉
の熱効率が低下しやすい。閉鎖板28の軸16のすきま
を或る限度を越えて減らしても、機械的要求によりこの
流れを減らすことはできない。
形成する軽水は、炉心を経て上向きに流れ、燃料により
供給される熱を取出す。軽水は、群案内すなわち下部案
内22とほぼ同じ水平レベルに位置する横方向流出管
(図示してない)を経て容器から出る。上板26は、こ
の流出管を経て流出するように冷却材が内部で向きを変
える空間を、ふたのすぐ下方に位置する場合により『容
器ルーフ(roof)』と称する別の空間30から隔離
する。第1図に示すように容器ルーフは、たとえば上板
26に形成した通路32を経て炉心の上流側の流入管に
連通する区域から流れる水により、上板26の下方に位
置する空間に対してわずかな超過圧力のもとに保たれ
る。空間30すなわち容器ルーフ(vessel ro
of)内の超過圧力によつて、水は上板26の下方に位
置する空間に向かつて流れ矢印f0により示した径路に
沿い炉心を短絡する。棒群の案内管24を通るこの流れ
は各群の制御軸の振動を生じ又下部案内22に設けた普
通の横方向案内板との接触によつて各制御棒さや状体の
摩耗を生じやすい。この制御できない流れにより原子炉
の熱効率が低下しやすい。閉鎖板28の軸16のすきま
を或る限度を越えて減らしても、機械的要求によりこの
流れを減らすことはできない。
さらに容器ルーフは、ケーシング14に向かう冷却材流
れを受ける。熱サイホン効果により生ずるこれ等の流れ
は、駆動機構ケーシングから大気への熱損失を増す。
れを受ける。熱サイホン効果により生ずるこれ等の流れ
は、駆動機構ケーシングから大気への熱損失を増す。
発明が解決しようとする問題点 熱損失を減らしふたを貫通するさや状体12を保護する
ために、さや状体12及び制御用の軸16の間に熱保護
スリーブ34を設けることが従来提案されている。熱保
護スリーブ34は、第1図に示したその高い方の位置と
その上部カラー38がケーシング14の出口に設けた受
け座に接触する低い方の位置との間で軸線方向に可動で
ある。この低い方の位置では熱保護スリーブ34の杯状
の下端部部片36は閉鎖板28に近接する。制御棒下降
時に駆動軸16の降下によりケーシング14の上部に生
成する圧力低下によつて熱保護スリーブ34を持上げ、
矢印f1により示した径路に沿い水が圧力をつりあわせ
るために流通することのできる通路を開く。
ために、さや状体12及び制御用の軸16の間に熱保護
スリーブ34を設けることが従来提案されている。熱保
護スリーブ34は、第1図に示したその高い方の位置と
その上部カラー38がケーシング14の出口に設けた受
け座に接触する低い方の位置との間で軸線方向に可動で
ある。この低い方の位置では熱保護スリーブ34の杯状
の下端部部片36は閉鎖板28に近接する。制御棒下降
時に駆動軸16の降下によりケーシング14の上部に生
成する圧力低下によつて熱保護スリーブ34を持上げ、
矢印f1により示した径路に沿い水が圧力をつりあわせ
るために流通することのできる通路を開く。
この解決法では十分な満足が得られない。制御棒の自由
な降下は、ケーシング14内の圧力低下が熱保護スリー
ブ34の重量につりあうのに十分な値に達するまで遅れ
る。群制御棒機構内の熱対流の流れは、乱れたままであ
り局部加熱に左右される。
な降下は、ケーシング14内の圧力低下が熱保護スリー
ブ34の重量につりあうのに十分な値に達するまで遅れ
る。群制御棒機構内の熱対流の流れは、乱れたままであ
り局部加熱に左右される。
又制御棒の管状駆動軸を持ち弁を位置させこの軸の後退
運動時にこの軸の流れ穴を閉じることも提案されている
(独国特許第1,951,418号明細書)。この構造
では前記の障害が除かれない。
運動時にこの軸の流れ穴を閉じることも提案されている
(独国特許第1,951,418号明細書)。この構造
では前記の障害が除かれない。
本発明の目的は制御棒駆動装置を提供しようとするにあ
る。なお本発明の目的は、非常停止時に制御棒の降下を
遅らせないで対流熱損失を減らした装置を提供しようと
するにある。さらに本発明の目的は、群案内の水流量と
この水流により生ずる振動とを制御棒群を冷却するのに
必要な最少量まで減らそうとするにある。
る。なお本発明の目的は、非常停止時に制御棒の降下を
遅らせないで対流熱損失を減らした装置を提供しようと
するにある。さらに本発明の目的は、群案内の水流量と
この水流により生ずる振動とを制御棒群を冷却するのに
必要な最少量まで減らそうとするにある。
問題点を解決するための手段 このために本発明は、上板に接触するように配置されす
きまを経て案内の中に流入する冷却流体を入れるための
さや状体の下方に位置する較正部分を形成したスリーブ
を持ち、固定の前記さや状体と、このさや状体に対し上
下方向に可動な前記スリーブとの間に逆止め弁を配置し
た前記したような装置を提供するものである。この弁
は、さや状体の受け座に協働する滑動自在な弁部片を持
ち流体が駆動機構だけに向かつて流れることができるよ
うにする。
きまを経て案内の中に流入する冷却流体を入れるための
さや状体の下方に位置する較正部分を形成したスリーブ
を持ち、固定の前記さや状体と、このさや状体に対し上
下方向に可動な前記スリーブとの間に逆止め弁を配置し
た前記したような装置を提供するものである。この弁
は、さや状体の受け座に協働する滑動自在な弁部片を持
ち流体が駆動機構だけに向かつて流れることができるよ
うにする。
作用 この構造では駆動機構ケーシングの底部は制御棒群の降
下時に容器ルーフにはるかに早く連通する。その理由は
弁の重量がスリーブの重量に比べて極めてわずかである
からである。炉心を短絡する流れは、通路の横断面積を
変えることにより容易に調整することができる。このこ
とは互いに異なる装置間で流量をつりあわせるのに役立
つ。この駆動機構内に熱サイホン効果により生ずる流量
はこの機構から生ずる熱損失と共に著しく減少する。
下時に容器ルーフにはるかに早く連通する。その理由は
弁の重量がスリーブの重量に比べて極めてわずかである
からである。炉心を短絡する流れは、通路の横断面積を
変えることにより容易に調整することができる。このこ
とは互いに異なる装置間で流量をつりあわせるのに役立
つ。この駆動機構内に熱サイホン効果により生ずる流量
はこの機構から生ずる熱損失と共に著しく減少する。
端部部片の上方でスリーブに形成する1個又は複数個の
流入穴として通路を形成する。上板の下方に位置する空
間に向かつて流れる冷却水は、この駆動機構に向かつて
流れる熱対流の流れに対する障壁を形成する。矢印f0
に沿う流れをこのようにして調整すると、上板に1連の
構成穴を形成することにより炉心を短絡する流量を調節
することができる。このバイパス流量相補作用の1つの
利点は、たとえばLOCAに基づく一次循環路の破損の
場合に炉心を冷却するのに、容器ルーフの水含量を使え
ることである。
流入穴として通路を形成する。上板の下方に位置する空
間に向かつて流れる冷却水は、この駆動機構に向かつて
流れる熱対流の流れに対する障壁を形成する。矢印f0
に沿う流れをこのようにして調整すると、上板に1連の
構成穴を形成することにより炉心を短絡する流量を調節
することができる。このバイパス流量相補作用の1つの
利点は、たとえばLOCAに基づく一次循環路の破損の
場合に炉心を冷却するのに、容器ルーフの水含量を使え
ることである。
実施例 以下本発明制御棒駆動装置の実施例を添付図面について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
本発明駆動装置は、第1図に示したのと同様な一般構造
を持ち、従つて第1図及び第2図の対応部品は同じ参照
数字で表わしてある。
を持ち、従つて第1図及び第2図の対応部品は同じ参照
数字で表わしてある。
第1図に示した装置とは異なつて、第2図の装置の熱保
護スリーブ34は、その杯状の端部部片36が案内管の
閉鎖板28に支えられ乗るように配置してある。熱保護
スリーブ34の上部部分にはカラー38を形成してあ
る。カラー38は弁閉鎖部片40の上向き移動を制限す
る止め手段として作用するだけである。弁閉鎖部片40
は、さや状体12に又はケーシング14の下部部分に形
成した円すい台形の受け座42に当たる一般に回転環状
の下向きの面を持つ。
護スリーブ34は、その杯状の端部部片36が案内管の
閉鎖板28に支えられ乗るように配置してある。熱保護
スリーブ34の上部部分にはカラー38を形成してあ
る。カラー38は弁閉鎖部片40の上向き移動を制限す
る止め手段として作用するだけである。弁閉鎖部片40
は、さや状体12に又はケーシング14の下部部分に形
成した円すい台形の受け座42に当たる一般に回転環状
の下向きの面を持つ。
弁閉鎖部片40はその重量により受け座42にほぼ密封
状態で接触する。熱保護スリーブ34に対する弁閉鎖部
片40の上向き運動はカラー38に対する接触により制
限される。熱保護スリーブ34には、熱保護スリーブ3
4の静止位置からの上向き運動の量が所定の値を越える
と弁閉鎖部片40をその受け座42から持上げるための
上向きの肩部44を設けてある。
状態で接触する。熱保護スリーブ34に対する弁閉鎖部
片40の上向き運動はカラー38に対する接触により制
限される。熱保護スリーブ34には、熱保護スリーブ3
4の静止位置からの上向き運動の量が所定の値を越える
と弁閉鎖部片40をその受け座42から持上げるための
上向きの肩部44を設けてある。
熱保護スリーブ34にはさや状体12の下方に通路を形
成してある。これ等の通路は、空間30すなわち容器ル
ーフから下部案内22に水を通すことのできる複数個の
較正穴(calibrated opening)46
から成つている。杯状の端部部片36と閉鎖板28との
間には、これ等が互いに接触しているので自由空間がな
いから、炉心を短絡する流量は、適当な値に調節され互
いに異なる棒駆動装置の間でつりあわせることができ
る。
成してある。これ等の通路は、空間30すなわち容器ル
ーフから下部案内22に水を通すことのできる複数個の
較正穴(calibrated opening)46
から成つている。杯状の端部部片36と閉鎖板28との
間には、これ等が互いに接触しているので自由空間がな
いから、炉心を短絡する流量は、適当な値に調節され互
いに異なる棒駆動装置の間でつりあわせることができ
る。
棒を駆動機構により持上げ又は定位置に保持していると
きは、弁閉鎖部片40及び受け座42は閉じ、さや状体
12及び熱保護スリーブ34間の環状すきまを経て流れ
る対流の流れを抑制する。この対流の流れは通常熱サイ
ホン効果の原因になる。上板への端部部片36の接触と
較正穴46の存在とによつて水の流入が生じ、この流入
により高温水がケーシング14に向かつて上昇するのを
防ぎ従つて熱損失が減少する。
きは、弁閉鎖部片40及び受け座42は閉じ、さや状体
12及び熱保護スリーブ34間の環状すきまを経て流れ
る対流の流れを抑制する。この対流の流れは通常熱サイ
ホン効果の原因になる。上板への端部部片36の接触と
較正穴46の存在とによつて水の流入が生じ、この流入
により高温水がケーシング14に向かつて上昇するのを
防ぎ従つて熱損失が減少する。
発明の効果 制御棒の釈放及び降下時に弁閉鎖部片40は、駆動軸1
6の上方に減圧が生ずるとすぐに実際上瞬間的に開く。
容器ルーフから来る水はこのようにして、制御棒の降下
を遅らせるベツド損失をあまり伴わないで駆動機構に向
かつて流れる。端部部片36は、熱保護スリーブの前後
の圧力差により熱保護スリーブの重量を越える上昇力が
生ずるとすぐに端部部片36が上昇するように構成され
さらに制御棒の降下を容易にする。
6の上方に減圧が生ずるとすぐに実際上瞬間的に開く。
容器ルーフから来る水はこのようにして、制御棒の降下
を遅らせるベツド損失をあまり伴わないで駆動機構に向
かつて流れる。端部部片36は、熱保護スリーブの前後
の圧力差により熱保護スリーブの重量を越える上昇力が
生ずるとすぐに端部部片36が上昇するように構成され
さらに制御棒の降下を容易にする。
本発明によりできるようになつた短絡流量の減少により
一次循環路の故障の場合に炉心冷却が弱まるようにな
る。例外的条件のもとで初めて存在するだけであるがこ
のような結果を防ぐように、上板26を貫いて複数の較
正通路48を設ける。1条のこのような通路を第1図に
鎖線で示してある。この場合容器ルーフすなわち空間3
0内に含まれる水は、一次循環路の破損が起り一冷却材
の減少を生ずると、炉心内に侵入する。
一次循環路の故障の場合に炉心冷却が弱まるようにな
る。例外的条件のもとで初めて存在するだけであるがこ
のような結果を防ぐように、上板26を貫いて複数の較
正通路48を設ける。1条のこのような通路を第1図に
鎖線で示してある。この場合容器ルーフすなわち空間3
0内に含まれる水は、一次循環路の破損が起り一冷却材
の減少を生ずると、炉心内に侵入する。
本制御棒駆動装置は又、精密制御用でなくてたとえば中
性子束の均等化又は中性子エネルギースペクトルの変更
のための別の作用を持つ制御棒にも又応用することがで
きる。
性子束の均等化又は中性子エネルギースペクトルの変更
のための別の作用を持つ制御棒にも又応用することがで
きる。
以上本発明をその実施例について詳細に説明したが本発
明はなおその精神を逸脱しないで種々の変化変型を行う
ことができるのはもちろんである。
明はなおその精神を逸脱しないで種々の変化変型を行う
ことができるのはもちろんである。
第1図は従来の制御棒駆動装置の1例の軸断面図、第2
図は本発明による制御棒駆動装置の1実施例の軸断面図
である。 10……ふた、12……さや状体、14……ケーシン
グ、16……駆動軸、20……(制御)棒群、22……
下部案内、24……案内管、28……上部の閉鎖板、3
4……熱保護スリーブ、36……端部部片、40……弁
閉鎖部片、42……受け座。
図は本発明による制御棒駆動装置の1実施例の軸断面図
である。 10……ふた、12……さや状体、14……ケーシン
グ、16……駆動軸、20……(制御)棒群、22……
下部案内、24……案内管、28……上部の閉鎖板、3
4……熱保護スリーブ、36……端部部片、40……弁
閉鎖部片、42……受け座。
Claims (4)
- 【請求項1】炉心を収容し、ふたにより閉じられた圧力
容器を持ち、加圧流体により冷却される原子炉に設けた
制御棒駆動装置において、(イ)前記炉心の上方に配置
され、前記圧力容器により支えられた制御棒案内と、
(ロ)中心穴を持ち、前記制御棒案内のための上部の閉
鎖板と、(ハ)前記圧力容器のふたを密封状態で貫いて
突出してこのふたに固着され、前記制御棒案内の上方に
おいて前記圧力容器内に開口するさや状体に連結され、
駆動機構を収容するケーシングと、(ニ)前記駆動機構
を制御棒に連結し、前記制御棒案内の前記上部の閉鎖板
の前記中心穴を貫き、半径方向のすきまをおいて突出
し、前記さや状体内を通って上下方向に可動な駆動軸
と、(ホ)前記さや状体を越えて下方に突出する下部部
分と、前記上部の閉鎖板に、その前記中心穴のまわりに
おいて、前記閉鎖板との間に自由空間を残すことなく支
えられるように配置した杯状の下部の端部部片とを持
ち、前記駆動軸と前記さや状体との間に配置された、上
下方向に可動な熱保護スリーブと、(ヘ)前記熱保護ス
リーブと前記さや状体との間に設けられ、流体を前記駆
動機構に流すことはできるが、この駆動機構から前記圧
力容器には流体が流れないようにする逆止め弁手段とを
包含し、前記さや状体から下方に突出する前記熱保護ス
リーブの前記下部部分に、加圧流体が前記熱保護スリー
ブの外部から前記制御棒案内に前記半径方向のすきまを
経て流れるようにするための、較正通路手段を形成して
成る制御棒駆動装置。 - 【請求項2】前記逆止め弁手段に、前記熱保護スリーブ
に沿い滑動可能な環状の弁閉鎖部片を設け、この弁閉鎖
部片の下方において前記さや状態に形成した受け座に対
し近づき又遠ざかる向きに上下方向に動くように、前記
弁閉鎖部片を配置した特許請求の範囲第(1)項記載の
制御棒駆動装置。 - 【請求項3】前記通路手段を、前記端部部片の上方にお
いて前記熱保護スリーブに形成した少くとも1個の入口
穴により構成した特許請求の範囲第(1)項記載の制御
棒駆動装置。 - 【請求項4】前記熱保護スリーブに、前記弁閉鎖部片の
受け座から遠ざかる移動を制限する止め手段を設けた特
許請求の範囲第(2)項記載の制御棒駆動装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8609385 | 1986-06-27 | ||
FR8609385A FR2600812B1 (fr) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | Dispositif d'entrainement de barre de commande de reacteur nucleaire, a clapet mobile |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS639892A JPS639892A (ja) | 1988-01-16 |
JPH0650357B2 true JPH0650357B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=9336823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62157972A Expired - Lifetime JPH0650357B2 (ja) | 1986-06-27 | 1987-06-26 | 制御棒駆動装置 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4816206A (ja) |
EP (1) | EP0252788B1 (ja) |
JP (1) | JPH0650357B2 (ja) |
KR (1) | KR950011240B1 (ja) |
CN (1) | CN1010137B (ja) |
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