JPH06501107A - 化学的に抑圧された検出による電気泳動 - Google Patents

化学的に抑圧された検出による電気泳動

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 化学的に抑圧された検出による電気泳動技術分野 本発明はアニオンまたはカチオンの検出のために毛管電気泳動およびイオン抑圧 を使用する方法および装置に関する。
背景技術 毛管電気泳動は小孔毛管中の電気泳動を含む周知技術である。この試みは巨大分 子を含むイオン種の有効な分析的分離法を与える。代表的な毛管電気泳動装置は 図1に示される。これから理解されるように、毛管は電解質を含む2つの溶媒貯 槽の間に配置される。貯槽のそれぞれに存在し100anの毛管当り30kVま で上方に送達しうる電力供給に結合された電極は、毛管の孔を通して荷電イオン 種を駆動する電圧勾配を与える。2つの高電圧電極の間の点に検出器が配置され て毛管中で移動する種々のイオン種の検出を可能にする。このように配置された 検出器は時としてオン・カラム検出器と呼ばれる。
検出された溶質の性質に部分的に依存して毛管電気泳動によって分離された溶質 を検出するために多数の試みが開発された。UV吸収および蛍光は最もふつうに 使用される検出方法であった。マススペクトル、放射線計量および電気化学法の 検出も使用された。電気化学的検出に関しては、電流計量法および伝導度法も使 用された。
毛管中の亀裂をカバーするために多孔質ガラス毛管を使用するオフ・カラム電流 計量検出も報告された。
303A、エンド・カラム電流計量および伝導度検出も行なわれた。Huang 、らのAnal、 Chem、 (1991)63.189−192゜電気化学 的技術を使用するオン・カラムおよびエンド・カラムの検出に伴なう顕著な問題 は毛管を横切って電気勾配を発生させるために電極に加える高電圧の効果である 。この高電圧勾配(代表的に20〜30kVの範囲にある)の小さな変動は、電 流計量検出および伝導度検出に使用する電圧(一般にこのような検出装置におい て1ボルト未満が使用される)に顕著な衝撃をもつ。
オフ・カラム電気化学検出についてさえ、毛管の孔の長さを横切って電圧勾配を 発生させるために流出物中に必要とされる電解質の比較的高濃度の存在により、 ノイズ問題への顕著な信号が存在する。これは伝導度を利用する検出にとって特 に問題である。このような測定は、検出電極におけるレドックス反応に主として 基づく電流計量検出よりもより顕著に電解質濃度によって悪影響を受けるからで ある。
電解質抑圧は伝導度検出と組合せてイオン交換クロマトグラフにおいて主として 使用されたけれども(たとえば米国特許第3.897.213号、同第3.92 0.397号、同第3、925.019号、同第3.956.559号、同第4 .474.664号、同第4.751.004号、同第4.459.357号、 および同第4、、999.098号参照)、このような抑圧は毛管電気泳動につ いて使用するには適さなかった。
上記の引用特許は本願出願臼より前の開示を示すためにのみ提供するものであり 、本発明で述べることが従来の発明によって本発明がそのような開示を予見する に値しないことを認めるものと解すべきではない。
次のことは異なった観点からの背景技術の議論である。
電気泳動はよく開発された化学分析技術である。この課題の回顧文献はChro matography−Fundamentals andApplicati ons of Chromatographic and Electr’op horeticMethod、 Part A ;の第9章のFundamen tals and Techni−ques、 (E、 Heftma、nn著 、 Elsevier 5cientific Publish−ing Co mpany 1983年刊行)である。該文献を引用によってここにくみ入れる 。毛管電気泳動(CE)は電気泳動における重要な進歩であり、Analyti cal Chemistry 1298(1981)に及び2225cienc e 266(1983)に報告されているようにJorgenronおよびLu kacsによって水先案内された。
これらの文献のそれぞれを引用によってここに十分にくみ入れる。比較的小さい 直径の毛管がCEにおいて使用されるので、毛管中に問題となる熱勾配を発生す ることなしに比較的高い印加電圧を使用することができる。CE中の分離効力は 、とりわけて印加電圧の関数である。
CEの効率は比較的高く、たとえば400.000理論段数以上である。
代表的なCE実験の記述は次のとおりである。50〜100μmの内径のシリカ 毛管に好適な伝導バッファーを充てんする。毛管の出口端部を、バッファーおよ び電極を含む貯槽中に浸漬する。関心のある蛍光イオンを含 ・む試料を毛管の 入口端部に導入し、次いで毛管の入口端部を、バッファーおよび別の電極を含む 別の貯槽に入れる。30.000ボルトの電圧をこれらの電極間に加える。蛍光 検出器を毛管の出口端部近くに配置して関心のあるイオンを検出する。
関心のある試料イオンの移動を2つの因子すなわち(1)電気泳動的移動および (2)電気浸透流によって制御する。
電気泳動的移動は電場の影響下での反対の荷電の電極に向っての関心のあるイオ ンの移動である。電気浸透流はバッファーに接触する毛管内面が固定した電荷の 場を含みそしてこの場かまた対応する可動性のカウンターイオンをバッファー中 にもつときの毛管中のバッファーのバルクの流れである。非変性のシリカ毛管表 面はシラノール(Si−OH)基を含み、これらの基はバッファーのpHが約2 より大きいときに負に荷電され(Si−0−) 、バッファーのptlが約2よ り小さいときに正に荷電される(Sl−OH2つ。
表面が負に荷電されるとき、負に荷電された表面の対応する可動性カウンターイ オンたとえばナトリウムイオン(Naつは電場の影響下に移動し、プロセス中に それらと共にバルク溶媒をけん引する。従って浸透流の方向は、表面が負に荷電 されているとき、正電極から負電極への方向である。
表面が正に荷電されているときは、正の荷電された表面の対応する可動性カウン ターイオンたとえばビホスフ工−トイオン(HPO4″□2)は電場の影響下に 移動し、このプロセスにおいてそれらと共にバルク溶媒をけん引する。
従って浸透流の方向は、表面が正に荷電されているとき、負電極から正電極への 方向である。正に荷電された表面はまた、たとえば疎水性カチオンを毛管内面に 吸着させることによってもえられる。
表面か荷電されていないときは、電気浸透流は存在しない。従って、関心のある イオンの電荷(正または負)毛管表面の荷電の性質と程度、および印加電圧の極 性に依存して、電気浸透は電気泳動移動を増大させ、妨害し、または無視さえす ることができる。
決定されるべき試料成分は毛管の入口端部から、毛管の出口端部近くに配置の検 出器に走行しなければならないので、それらが所望方向で移動することが必須で ある。
カリホルニア州すニイベールのMi Iford、 Massachusett sand Dionex CorporationのWaters Chrom atographyDivisionは共通イオン分析用CE機器の先導的な国 内製造業者である。WaterS機器は間接の光計量検出を使用する。たとえば 1991年9月号のLCGCマガジンの第634頁に始まるJandikらの雑 文を参照されたい。該雑文を引用によってここに十分にくみ入れる。Dione xシステムは光計量検出器または蛍光検出器を使用する。たとえば1991年9 月発行のしCGCマガジンの第639頁゛ のDionex広告を参照されたい 。ここにこれを引用によって十分にくみ入れる。現在の時点において、共通イオ ンの決定についてのCEにおける好ましい検出法は間接の光計量検出である。
たとえCEが多くの利点をもっているとしても、それは改良を必要とするいくつ かの特性を有する。たとえばCEの濃度検出限界は改良されうることである。
発明の開示 本発明によれば、毛管電気泳動によって分離されたイオン種の検出感度を増大さ せるための装置と方法から構される装置は毛管電気泳動分離手段、抑圧手段およ び検出手段を含む。毛管電気泳動分離手段は代表的に、第1電極手段をも含む第 1電解質貯槽に連通ずる第1端部をもつ小孔毛管を含む。毛管はまた第2に極手 段を含む第2電解質貯槽に連通ずるイオン伝導手段をもつ第2端部を備える。毛 管の第1端部は毛管の全体の孔中にくまなく存在する第1貯槽から電解質を受取 ることができる。
毛管の第2端部のイオン伝導手段は、毛管および第1および第2の貯槽中に電解 質が存在し、電圧が電極に印加されるときに第1電極と第2に極との間に発生す る電流を伝導することができる。この構造は両電極の間に発生する電流と高電圧 勾配とから抑圧手段および検出手段を実質的に隔離する。
抑圧手段は入口および出口の端部をもつ少なくとも1つの毛管流出室を備える。
この人口端部は毛管電気泳動分離手段における毛管の第2端部に連通している。
抑圧手段はまた毛管流出室手段と再生室手段を分離する少なくとも1つの再生室 手段および少なくとも1つのイオン交換膜を含む。このイオン交換膜は分離され るべきイオン種のカウンターイオンと同じ電荷の(すなわち正または負の)イオ ンに対して浸透性であり、分離されるべきイオン種と同じ電荷のイオンに対して 非浸透法である。
装置の検出手段は抑圧手段の出力端部に連通しており、そこから流出する解像イ オン種を検出するのに好適である。
操作において、試料のイオン種は電極を横切って電圧を加えることによって発生 する電圧勾配により電気泳動分離手段の毛管の孔中で分離される。この分離手段 からの流出物は抑圧手段に特に毛管流出室手段に流れる。再生室手段はカチオン とアニオンに解離する再生剤を含む。
毛管流出室と再生室とを分離するイオン交換膜は検出されるべきイオン種のカウ ンターイオンと同じ電荷のイオンに対して好ましくは浸透性であるので、このよ うなカウンターイオンは膜を横切って再生室に入ることができる。同じ電荷の再 生剤イオンは膜を横切って再生室から毛管流出室中の流出液中に入ることができ る。正味の効果は関心のあるイオン種のカウンターイオンを交換することができ る。
たとえば、アニオンを検出しようとし且つ電解質が水酸化ナトリウムであるなら ば、代表的な再生剤は硫酸である。電解質のそれぞれ1モルについて、1個のナ トリウムイオンが再生剤としての硫酸からの1つのヒドロニウムイオンて置換さ れて水を形成する。同様に、関心のあるアニオン種と組合せられたナトリウムイ オンは再生剤溶液からのヒドロニウムイオンで置換される。その結果として、流 出液の全体の伝導度は減少し、イオン種およびカウンターイオンの全体の伝導度 は増大する。このように処理された流出液は次いで検出器に流れる。電解質の全 濃度は減少したので、伝導度を検出する感度は増大する。
次のことは異なった観点からの本発明の記述である。
本発明はCE用の抑圧された検出を提供する。本発明の主なる利点は改良された 検出限界である。本発明の1つの装置の態様は毛管を一般に含む種類の改良され た毛管電気泳動装置である。この毛管は試料の入口部分と出口部分、毛管入口部 分に電気的に連通ずる第1に極、毛管の出口部分に電気的に連通ずる第2に極、 および第1と第2の電極に電気的に連通ずる電力供給源を備える。その改良はイ オン交換の手段を含み、このイオン交換手段は毛管に液体連通しており、且つこ のイオン交換手段は静止状態にある。本発明の別の装置態様は一般に毛管を含む 種類の改良された毛管電気泳動装置である。この毛管は試料の入口部分と出口部 分、多孔質導管部材、毛管に液体連通する多孔質導管部材の溝、毛管の入口部分 に電気的に連通ずる第1K極、多孔質導管部材に電気的に連通ずる第2電極、第 1と第2の電極に電気的に連通ずる電力供給源を備える。その改良はイオン交換 の手段を含み、そのイオン交換手段は多孔質導管部材の溝に液体連通しており、 そのイオン交換手段は静止状態にある。
本発明の1つの方法の態様は次の諸工程を含むことを特徴とする電気泳動アニオ ン分析法である;(a)関心のあるアニオンをバッファー溶液中の電気泳動によ って分離し、(′b)カチオン交換用の静止手段を使用してバッファーのカチオ ンを再生剤カチオンと交換し、それによってバッファーの電気伝導度を減少させ て抑圧されたバッファーを製造し、そして(C)抑圧されたバッファーの電気伝 導度を測定して分離されたアニオンを決定する。
本発明の別の方法の態様は次の諸工程を含むことを特 ・徴とする電気泳動カチ オン分析法である=(a)関心のあるカチオンをバッファー溶液中の電気泳動に よって分離し、(1))アニオン交換用の静止手段を使用してバッファーのアニ オンを再生剤アニオンと交換し、それによってバッファーの電気伝導度を減少さ せて抑圧されたバッファーを製造し、そして(C)抑圧されたバッファーの電気 伝導度を測定して分離されたカチオンを決定する。
図面の簡単な記述 図工はEwingらのAnal、 Chem、 (1989)61.292A− 303Aの図1から誘導される毛管電気泳動を行なうための従来技術の装置の図 式ダイヤグラムである。
図2は本発明の態様の1つの図式ダイヤグラムである。
図3は実施例1で使用したイオン伝導手段と抑圧手段の図式ダイヤグラムである 。
図4は本発明の1つの態様を使用して伝導度を測定することによって種々のアニ オン種の分離と検出を実証する電気泳動図である。
図IAは本発明の1つの装置剤の概要図である。
図2Aは本発明の1つの抑圧前の態様の横断面図である。
図3Aは本発明の1つの電気伝導度セルの態様の横断面図である。
図4Aは本発明の別の電気伝導度セルの態様の横断面図である。
図5Aは本発明の別の装置態様の概要図である。
図6Aは本発明の1つのバッファー・ブリッジの態様の横断面図である。
発明の実施態様 本発明の装置は非常に多数の溶質を、そのような溶質でアニオンまたはカチオン である限り、決定するのに有用である。好適な例として表面の水または他の液体 たとえば工業用化学廃水、体液、飲料たとえば果汁およびワインおよび飲料水が あげられる。「イオン種」なる用語をここに使用するとき、それはイオン削除の 種、および本発明の系の条件下でイオン化しうる分子の成分を包含する。
ここに開示の装置と方法によって特に検出されつるイオン種は可視光または紫外 光を弱くのみ吸収する種であり、それ故に光計量吸収検出によって貧弱に検出さ れる。
弱い吸収性の種の例は通常の無機イオンたとえばクロライド、サルフェート、ナ トリウムおよびカリウムならびに多くの有機種たとえばアセテート、スクシネー ト、およびトリエチルアミンである。
ここに使用する「毛管電気泳動分離手段」とは電解質が通過しうる細長く狭い孔 を含み第1および第2の電解質貯槽に接触して配置しつる端部をもつイオン種方 離用のすべての手段のことをいう。好ましい態様によって、従来技術の装置にお いて一般に使用される代表的な狭い孔の毛管が使用されるけれども、「毛管」な る用語はこのような毛管に限定されない。むしろ、ここに使用する毛管は従来技 術の毛管装置の内部寸法程度の寸法をもつ固体支持体中のすべての細長い孔のこ とをいう。このような毛管は1〜1000μm1更に好ましくは25〜100μ mの範囲の許容しうる孔径をもつ。一般に、このような毛管の長さは約1cm〜 10an、更に好ましくは20ao−100anである。これらのパラメータを もとにして、本発明を実施するのに使用する毛管はシリカのような固体支持体中 に形成させた不規則な又は規則的な形状の毛管または溝を含むことができる。い くつかの場合、固体支持体材料の2つの別々のブロック中に毛管の一面を作りこ れらをその後に合体させて完全な毛管を作ることが望ましいことがある。一般に 、このような非標準毛管の断面積は通常の毛管の断面積に実質的に類似である。
図2を参照して、本発明を行なうための単純化した装置がそこに示しである。こ の系は毛管10を含み、これは電解質貯槽14に浸漬した第1端部12を含む。
またこの貯槽内に含まれて第1電極16および電解質18がある。第」電極16 は高電圧供給ユニット20に接続される。毛管IOの第2端部はこれに取付けた イオン伝導手段22をもつ。このイオン伝導手段は毛管10中の電極16と24 との間に発生する高電圧電流からえられる電流の伝導を可能にするいずれかの伝 導装置でありうる。
このような伝導手段は、イオン伝導手段から下流に抑圧手段および検出器を使用 するために、この伝導手段が抑圧管34に向かうイオン伝導手段22によって実 質量の物質の流れが通るようにえらばれることを必要とする。
伝導手段の1つの態様は毛管(複数)の間の間隙に1個以上の絶縁孔をもつ絶縁 スリーブを含んで成る。あるいはまた、絶縁スリーブは弛く嵌合して毛管との間 に流出物の間隙を形成していてもよい。イオン伝導手段の更なる態様は、内部に 含まれる孔を通してイオンを伝導しつる多孔質スリーブを含む毛管間隙を含む。
このような間隙、孔または穴は毛管10の第2端部の溶離液と第2を極24との 間にイオン電流用の溝を与えるために使用され、物質の流れの少なくとも約50 %がこのような伝導手段を通過し、下流の物質の流れの溝26中にとどまるよう にえらばれるべきである。一般に、このような間隙、孔または穴は高電圧回路を 完成するに十分なイオン電流を与えるに十分に大きくあるべきであるが、溶離液 を貯槽30にそらすほど大きくはない。
好ましい態様において、イオン伝導度部材22は両性の膜、好ましくは毛管lO の第2端部を下流の導管28の端部に係合させつるスリーブである。このような 両性膜のスリーブを生成させる特異的な方法は実施例1に記載されている。他の 方法は当業者にとって容易に明らかであろう。そして基本的にアニオン性官能基 とカチオン性官能基の双方をもつ膜を誘導することを含む。
第2の貯槽30はまた電解質32を含み、これは第2の電極24およびイオン伝 導部材32と接触して高電圧回路を完成する。その結果として、検出器までの残 存流路にそう電圧降下は無視しうる程度である。
一般に、少なくとも第1貯槽および毛管の孔に存在する電解質は検出されるべき イオン種に応じて変わる。イオン種がアニオンである場合、電解質は好ましくは 弱酸の塩の形体である。例としてホウ酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムおよび水 酸化ナトリウムである。検出されるべきイオン種かカチオンである場合、電解質 は好ましくは弱塩基の塩の形体である。このような電解質の例は塩化水素である 。
然しながら、本発明を実施する重要な面は、電気泳動電極16と24を横切って 印加されるべき電圧の適切な選択を含む。高電圧回路はイオン伝導部材22およ び電解質溶液32を介して電極16と電極24との間に生成されるので、イオン 種および電解質を抑圧部材に駆動するための電圧電位はイオン伝導部材から下流 には存在しない。この問題を克服するために、電圧はそれが第1貯槽から検出器 への方向に電気泳動の流れを誘起するようにえらばれる。電気内浸透流は毛管の 内面と電解質溶液との間の界面に存在する局部電圧のために主として発生特表千 6−501107 (7) される。この電位差、ときとしてゼータ電位差と呼ばれる、は毛管の内面を形成 する物質およびこの内面に接触する溶液に応じて変わる。
シリカ毛管において、毛管の内壁の電荷は色であり、電気内浸透流の方向は負電 極に向かうか又は正電極から遠ざかる。シリカ毛管の壁をコーティングまたは誘 導化することによって電気内浸透流の方向を逆にすることができる。それによっ て壁の荷電は負ではなくて正になる。
検出器への電気内浸透流を確保するためのこのような環境下で、第工貯槽中の電 極の極性は逆転されるべきである。表面電荷をもたないポリエチレンまたはポリ スチレンのような物質から作った毛管を使用することもできる。
これらの物質は次いで正または負の電荷を発生するように官能化することができ る。このような官能化はたとえば周知の化学を使用してそれぞれたとえば第4級 化またはスルホン化することによって行なわれる。電気内浸透流を制御する主要 な理由は分離されるイオン種の分離解像を制御することにある。電気内浸透流が イオン種の電気泳動方向と同じ方向であるならば、分離解像は電気内浸透流が電 気泳動方向と反対の方向にある場合よりも小さい。
下流の接続器28は再生剤室36に含まれる抑圧管34に接続される。再生剤室 36は検出されるべきイオン種におよび毛管電気泳動に使用する電解質に好適な 再生剤38を含んでいる。
抑圧管34は毛管lOからの流出液を含むために室を形成する内部孔を備える。
この毛管流出液室の入口部分は下流の導管部材28に接続される。この毛管流出 液と再生剤室との間にイオン交換膜が配置される。一般に、抑圧管34はイオン 交換膜を含んでいて毛管流出液室と再生剤室との間のイオン輸送を促進する。イ オン交換膜はイオン種のカウンターイオンに対して好ましくは浸透性であるよう にえらばれる。すなわち、イオン種がアニオンであるならば、そのカウンターイ オンはカチオンである。イオン交換膜はカチオンに対して浸透性であるようにえ らばれる。その逆もまた真である。このような管状膜は商業的に購入することが でき、たとえば米国ニューシャーシー州のトリム・リバーのPerma Pur e Productsから入手しつるカチオン交換膜管Nafionである。然 しなから、抑圧手段はイオン交換膜の管状形体である必要はないということを理 解すべきである。別の態様として米国特許第4.999.098号に記載されて いるような平らな膜をあげることかできる。該米国特許を引用によってここにく み入れる。
下流の導管28の横断面積は毛管10の孔の横断面積と同じであるのか好ましく 、そして更に毛管流出液室34の横断面積は実質的に同じ横断面積をもつことか 好ましいけれども、このような横断面積か同じであることは必ずしも必要ではな い。有用な結果は、円形孔の毛管10の内径が75ミクロンであり、Nafio nカチオン膜の管の内径が400ミクロンであるときにえられた。然しなから、 これらの結果は、350μmの直径のプラグをNafion管の内側に挿入して イオン抑圧器の有効横断面積を減少させるときに更に改良されつる(実施例1参 照)。
抑圧器の長さは流出液中のカチオンまたはアニオンを交換するに十分な長さであ るべきであるが、実質的な帯拡大をもたらすほど長くあるべきではない。このよ うな抑圧器の長さは100μm〜10cm、好ましくは1mm〜fanでありう る。
以上は電解質濃度を減少させるための受動拡散抑圧部材を述べたものである。然 しなから、すべての抑圧器系を本発明の実施に使用することがこれらの抑圧器と して、イオン交換膜を横切って電場を加えて、他の場合には拡散限定交換機構に よってえられるもの、よりも上のイオン交換速度を増大させるものがあげられる 。たとえば米国特許第4.999.098号を参照。該米国特許を引用によって ここにくみ入れる。
イオン交換膜を通過した後に、このように処理された流出液は電解質、および関 心のあるイオン種に対するカウンターイオン、に実質的に乏しい。このように処 理した流出液は存在するイオン種を枯渇させるために伝導度セル中の流れに指向 させることができる。あるいはまた、検出電極42および44の一方または双方 を抑圧器から出る処理流出液の流れに挿入することもできる。このように使用す るとき、抑圧器の出口は再生剤溶液38中に保持することができる。ただし電極 はこの端部区域内に十分に配置されていて伝導度は流出液の流れへの再生剤イオ ンの拡散によって悪影響を受けないことか必要である。一般に、1個以上の電極 が抑圧器出口に挿入されるとき、流出液の線状流量は、そうでない場合に抑圧器 の目的を無効にする、流出液流中への再生剤イオンの電位拡散を相殺するに十分 であるべきである。
以上は本発明を開放管の毛管帯域の電気泳動の文脈内で主として記述したけれど も、その他の態様の毛管電気泳動も本発明を使用して実施しうると信ぜられる。
このような他の態様として等風速泳動、ミセル電気動力学毛管クロマトグラフ、 毛管ゲル電気泳動、および等電気集光があげられる。
以上は本発明の特定の態様を示すものであり、添付の請求の範囲の限定として解 釈されるべきではない。
実施例1 図3を参照して、分離毛管1oは75μmの内径、375μmの外径、および7 50の長さの寸法をもつ溶融シリカ毛管であった。それは同じ内径と外径および 6巾の長さの第2の溶融シリカ毛管28に向って突き出ていた。
約400μmの内径、800μmの外径および約10の長さの寸法をもつ両性イ オン交換膜も毛管1oおよび28の2本を一緒に保持するためのスリーブとして 作用した。両性膜スリーブをそのスリーブのまわりにナイロン・モノフィラメン ト(75μmの直径)をしっかりと巻きつけることによって毛管にとり付けた。
両性膜スリーブはポリエチレン/ポリビニルアセテート製の基材管から製造した ものであった。この管(商標名Microline)は米国ニューシャーシー州 つォーレンのThermal PlasticScientificから入手し たものであった。これを約50重量%VBCまでビニルベンジルクロライド(V BC)で放射線グラフトした。グラフト化した管をメタノール中ジメチルアミノ アセトニトリルの1M溶液中で14時間還流し6時間冷却した。メタノールおよ び水の中での洗浄後に、管をIMの水酸化ナトリウム溶液中で約60”Cに90 分間加熱した。この反応は−CNを−co!(:加水分解する。えられる管は膜 中のVBC分子に共有結合した次の官能基を含む: −N”(CH3)2cHt cO2゜毛管28の他端を400μmの内径、80otLm(7)外径およびl aoの長さの近似寸法をもつNafionカチオン交換チュービング(米国ニュ ージャージ州トイス・リバーのPerma Pure Products)に挿 入し、抑圧器として働がせた。ナイロン・モノフィラメントによる締めっけによ って抑圧器を毛管28に保持した。抑圧器の内部容積の多くを、端部をエポキシ 樹脂でシールした毛管から作った350μmの内径X5mmの長さのプラグによ り拾い上げた。管28の出口から検出器電極44までの抑圧器の近似長さは6m i+であった。
150μmの内径、350μmの外径X2anの長さの°毛管に127μmのプ ラチナ線を挿入し、残りの容積をエポキシ樹脂で充てんすることによって検出器 電極の1つを製造した。毛管の面を磨いてプラチナ線の端部を露出させた。この 電極を抑圧器の内側的1mに挿入し、プラチナ線の他端を伝導度検出器ケーブル に接続した。第2検出器42を再生剤溶液38中に入れた。
第1電解質貯槽中の及び第2電解質貯槽中の双方の電解質は10mMのホウ砂溶 液(pH9,1)であった。再生剤38は0.15 mMの硫酸溶液であった。
印加した高電圧は20kVであり、これは20.5μAの電流をもたらした。5 秒の電気泳動射出を使用して次のアニオン類のそれぞれの20μMの試料を射出 した:キネート、ベンゾエート、ベンゼンスルホネート、フタレート、ホスフェ ート、ホーメート、およびフルオライド。
これらの結果を図4に示す。
本発明の次の実施態様は異なった観点からのものである。図IAを参照して、そ こには溶融シリカ毛管10aを含む本発明の装置の態様の概要図が示しである。
毛管10aの入口端部は第1バツフアー貯槽12aに含まれるバッファー11a 中に浸漬された状態で示されている。
このバッファーは通常は水を基材とするものであるが、その他の溶媒たとえばア ルコール、アセトニトリル、テトラヒドロフランおよびグリコールを基材とする ものであってもよい。電力供給源13aはえらばれた電圧(または電流)を線1 5aを介して第1電極14aに供給する。分析されるべき試料16は試料貯槽1 7a中に含まれている。分析されるべき試料16aは関心のあるイオンを含む。
毛管10aの出口部分は抑圧器18aに接続される。高電圧の電力供給源13a は線19aを介して抑圧器18aに接続される。再生剤20aは再生剤貯槽21 a中に含まれる。管22aは貯槽21aを抑圧器18aに接続する。再生剤21 aは抑圧器18aを通り、管23aを通って流れて廃棄される。以下に詳細に論 するように、抑圧器18aはイオン交換物質もしくは手段を含み、再生剤はこの イオン交換物質または手段を再生するために使用される。管24aは抑圧器18 aを電気伝導度検出器25aに接続する。管26aは伝導度検出器25aを任意 の追加検出器27aたとえば光学的もしくは電気化学的検出器に接続する。管2 8aは第2バツフアー貯槽29aに含まれるバッファー)1aに浸漬され、検出 器27aに接続された状態で示しである。この管28aは好ましくは下記に論す る理由により比較的大きい内径をもつ。毛管10aの入力部分を貯槽12aから もち上げて一時的にこれを試料貯槽17a中に入れその後にこれを貯槽12aに 戻すことによって、試料16aの少量(小分は分別量)を毛管10aの入口部分 に導入することができる。これは手動で行なうこともできるが、当業技術に周知 の自動装置によって行なうのが好ましい。毛管10aの入口部分にこのようにし て導入する試料16aの容量はもちろん、毛管10aの入口部分を試料16a中 に浸漬する時間に応じて変わる。試料16aの水準は第2バツフアー貯槽29a 中のバッファー11aの水準よりも高いからである。あるいはまた試料16aは 、電気泳動移動および/または電気浸透流によって、毛管11aの入口部分に導 入することかでき、試料注入弁を使用することもできるべきである。溶融シリカ 毛管1.0 aが本発明において好ましい。当業技術において周知のようにその すぐれた熱伝導度特性のためである。然しなから、このような毛管は本発明にお いて臨界的ではな(、毛管はほとんどすべての材料で作ることができる。更にま た、毛管10aは横断面が円形であるのが好ましいが、これも必須ではない。単 一毛管10aが本発明において好ましいが、これも必須ではない。すなわち本発 明の毛管はその最も広い範囲において下記に定義するような導管である。本発明 の毛管の入口部分は分析されるべき試料を導入する部分である。本発明の毛管の 出口部分は電気泳動帯域が毛管を去り、たとえば抑圧器に入る、部分である。通 常は、毛管の入口部分および毛管の出口部分は毛管のそれぞれ反対側の端部であ る。
然しこれは本発明において臨界的ではない。すなわち、たとえば、試料を毛管の 中央に導入することができ、関心のあるカチオンが毛管の一端に向って移動し、 関心のあるアニオンが毛管の他端に向って移動することができるということが本 発明において意図されている。
図2Aを参照して、そこには抑圧器18aの詳細な横断面図が示しである。たと えばシリコーンゴムまたは可塑化ポリ塩化ビニルで作った管状ジャケット30a がNAFIONスルホン化フルオロポリマーイオン交換物質で作った長いチュー ビング31aを包囲している。毛管10aの出口部分はチュービング31aの一 端に挿入された状態で示しである。チュービング24aはチュービング31aの 他端に挿入された状態で示しである。ミニ特表千6−501107 (9) された状態で示しである。別のミニチュア・ティー33aはジャケット33aの 他端に挿入された状態で示しである。毛管10aは室温加硫シリコーンゴムのよ うな密封剤34aによってティー33a中に密封される。毛管24aは室温加硫 シリコーンゴムのような密封剤によってティー32a中に密封される。プラチナ 線19aはジャケット30aに挿入された状態で示してあり、ジャケット30a 内の線19aは第2電極である。あるいはまた、電極36aはチュービング31 aに埋め込むこともできるが、好ましくはそれはチュービング31aの外部に配 置される。いくつかの場合には、電極36aは管31aの端部近くに配置されそ この場所で毛管10aに接続されるのがよい。いうまでもなく、電極は貯槽21 a中に配置されつる。
チュービング31aの内径は毛管10aの内径とほぼ同じであるのが好ましい。
このような小孔のイオン交換材料は商業的に入手することはできない。最小の内 径のNAFIONチュービングは約400ミクロンの内径をもつ。然しなから、 このような材料の内径は次のような多数の技術によってより小さくすることがで きる:(a)NAFIONチュービングをアルコール中で膨潤させ次いでこれを 延伸する、(b)NAPIONチュービングを加熱し次いでこれを延伸する、( C1上記の(a)と(b)を組合せる、(d)直径の小さい線たとえば75ミク ロンのタングステン線をNAF IONのコロイド分散液に浸漬し、この線に析 出したNAFIONを硬化し、次いでこのようにして形成したNAF ION管 からの線を延伸する(grotの米国特許第4.731.263号はMarti nがAnalytical Chemistry1639(1982)において 述べているようなNAF IONのコロイド分散液の製造を開示している:該米 国特許および該文献を引用によってここに十分にくみ入れる)することによって 小さい内径のNAFION管を製造し、そして好ましくはtel膨潤したイオン 交換材料の固体片に小さい孔をドリリングまたはピアシングによって孔あけし、 次いでこれを乾燥して収縮させ毛管10aおよびチュービング24aにする。
ここに導管とは少なくとも1つの溝を貫通させたすべての構造体として定義され る。チュービング31aはイオン交換材料を含む導管の一例である。然しなから 、本発明は管の形状の導管に限定されない。たとえば導管はイオン交換材料の孔 のあいた物体の形状であることができ、例として通常のイオン交換樹脂の孔あき ビードたとえばDOWEX50またはDoWEX2イオン交換樹脂の孔あきビー ドがあげられる(DOWEXはザ ダウケミカル カンパニーの商標である)。
イオン交換材料のシートを本発明の導管に使用することもできる。たとえば好適 な溝および開けをもつプレート間にそれをクランプすることによって使用するこ とができる。本発明の導管は好ましくは、溝から導管の外部にのびるイオン交換 材料から成る。然しなから、本発明は導管がイオンを導く材料又はイオンを導く ために製造しつる材料たとえばセルロースアセテート膜または多孔質ガラスから 成るときでさえよく操作することができる。多孔質導管は以下に論じるように液 体イオン交換器を受け入れることもできる。
図3Aを参照して、そこには電気伝導度検出器25aのセルの1つの態様の詳細 を横断面図が示しである。このセルは好適に小さい直径たとえば125ミクロン の内径をもつ柔軟性チュービング36bの短片を含む。微細なプラチナ線37a がチュービング36bを貫く状態で示しである。別の微細プラチナ線もチュービ ング36aを貫く状態で示しである。線37aおよび38aは、チュービング3 6bを微小皮下注射針たとえば30ゲージ皮下注射針でまず孔あけし、プラチナ 線を皮下注射針に挿入し、次いでプラチナ線を所定の場所に保持しながら注射針 を抜くことによって、上記のように配置される。
線37aおよび38aは接触なしにできるだけ密に一緒に、たとえば100〜3 00ミクロンの間隔で配置される。線37aと38aは電気伝導度検出器の電極 であり、そしてもちろん、好適な電気伝導度検出器たとえばイオンクロマトグラ フ電気伝導度検出器のエレクトロエックス部分に接続される。
図4Aを参照して、そこには電気伝導度検出器25aのセルの別の態様の詳細横 断面図が示しである。このセルは好適に小さい内径のたとえば125ミクロンの 内径の柔軟性短片を含む。ステンレス銅線40aがチュービング39aを貫く状 態で示しである。別のステンレス鋼線かチュービング39aの反対側の面を貫く 状態で示しである。線40aと41bの各端部は接触なしに管中に密に一緒に、 たとえば100ミクロンの間隔で配置される。これらの線40aと4Laは伝導 度検出器の電極であり、そしてもちろん、好適な電気伝導度検出器たとえばイオ ンクロマトグラフ電気伝導度検出器のエレクトロニクス部分に接続される。
好ましくは、毛管10aの出口より後のライン中の諸要素の流れに対する抵抗は 、毛管10a中に平らな前向きの流れの輪郭を保つように著しく低い。この理想 は好ましくは達成されないので、貯槽12a中のバッファーの水準を貯槽29a 中のバッファーの水準に対して僅かに上昇させるのが有利である。
図5八を参照して、そこには図IAに示す態様に類似の本発明の別の装置態様の 概要図が示しである。図IAに示す諸要素と同じである図5A中に示す諸要素は 同じ参照番号をもつ。然しなから、図5八においては線19aはもはや抑圧器1 8aに向けられていない。その代り、線19aはバッファー・ブリッジ42aに 向けられている。バッファー11aはまた第3のバッファー貯槽43aに含まれ ている。管44aは貯蔵43aをバッファー・ブリッジ42aに接続する。貯槽 43a中のバッファー11aはバッファー・ブリッジを通り、管45aを通って から廃棄の方向に流れる。以下に詳細に論じるように、バッファー・ブリッジ4 2aは多孔質材料またはその他の手段たとえば単に破砕した毛管(ala Li nharcs andKissinger、 Analytical Chem istry 2076(1991)、引用によってこれを十分にここに(み入れ る)を含む。これはバッファー・ブリッジ内のバッファーと毛管10aの出口の 中にある又はそこを出るバッファーとの間に電気的連通を提供する。バッファー ・ブリッジはチュービング46aによって抑圧器18aに接続される。
図6Aを参照して、そこにはバッファー・ブリッジ42aの詳細横断面図が示し である。図6Aを図2Aと比較することによって理解されるように、バッファー ・ブリッジ42aはほとんどの点で抑圧器18aに類似している。たとえばシリ コーンゴムまたは可塑化ポリ塩化ビニルで作った管状ジャケット47aが多孔質 ガラスのような多孔質材料で作った長い管を包囲している。毛管10aの出口部 分は管48aの一端に挿入された状態で示しである。チュービング46aは管4 8aの他端に挿入された状態で示しである。ミニチュア・ティー49aはジャケ ット47aの一端に挿入された状態で示しである。別のミニチュア・ティー50 aはジャケット47aの他端に挿入された状態で示しである。毛管10aは室温 加硫のシリコーン・ゴムのような密封剤51aによってティー50a中に密封さ れる。毛管46aは室温加硫のシリコーン・ゴムのような密封剤によってティー 49a中に密封される。プラチナ線19aはジャケット47aに挿入した状態で 示してあり、ジャケット47a内の線19aの端部は第2電極36である。ある いはまた、電極36aはチュービング48aに埋め込むこともできるが、それは 好ましくはチュービング48aの外部に配置される。いうまでもなく、電極36 aは貯槽43a中に配置することができる。バッファー・ブリッジはWilli ngford and Ewingの塩ブリッジに類似している。
ただし塩溶液がたとえば好適な濃度のバッファーまたは多孔質バリヤーを横切る ことのできない大きなイオンの溶液に置き換っているという点を除いて、という ことが理解されるであろう。図5Aの管46a、24aおよび26aならびに図 IAの管24aおよび26aはできるだけ短いのが好ましい。これらの管中の流 れの輪郭は一般に毛管10aの平らな前向きの流れ輪郭とは対照的に放物線形状 だからである。
イオン交換の手段は、カチオンを受取りそして代りにカチオンを放棄するすべて の手段、アニオンを受取りそしてアニオンを放棄するすべての手段、および固体 イオン交換材料および液体イオン交換材料を含めて塩を吸収するすべての手段( たとえば溶液からたとえば硝酸銅を吸収するDOWEX4イオン交換樹脂の遊離 塩基形体、またはたとえば溶液から塩を吸収するクラウン・エーテル)としてこ こに定義される。イオンを交換するための静止手段は抑圧器18aを含むがまた バッファー・ブリッジ42aのような装置も含む。この場合、液体イオン交換器 は、たとえ液体イオン交換器がバッファーの代りに装置中に流されつるとしても 、すなわちたとえ液体イオン交換器が移動性であって装置ではないとしても、ジ ャケット47a内に配置される。同様に、多孔質管48aは液体イオン交換器で 同化されることができ、再生剤はバッファーの代りに装置中に流されつる。イオ ン交換樹脂を含む管はイオン交換のための静止手段である。他方、バッファーが 伝導度検出器中を流れる前にCE系の毛管からの流出液バッファーにイオン交換 粒子の懸濁液を導入すること(ala Gjerde and 5enron、 ヨーロッパ特許出願Na89110394.7.刊行P!10345782A2 .これを引用によってここに十分にくみ入れる)はイオン交換の可動手段である 。すなわち、イオン交換粒子はバッファー中を及びバッファーと共に移動する。
従って、本発明のイオン交換の手段を見分ける別の方法は、本発明のイオン交換 手段が「非侵入性」であるということである。イオン交換の非・侵入性手段とは バッファー中に導入されない手段、すなわちバッファーの流れによって完全には 包囲されない手段である。これは好ましくはバッファーの流れを再生カチオンま たはアニオンの別の資源から分離する。
アニオン分析に関して、本発明の方法の態様は図5Aを参照することによって理 解することができる。毛管10aを一時的に試料16aに浸漬して毛管10aに 試料16aを導入する。試料は関心のあるアニオンを含む。
バッファー11aはポレート・バッファーのような弱酸の塩を含む。抑圧器18 .aのイオン交換材料はデュポンからのNAFIONなる商品名のイオン交換材 料のようなカチオン交換器である。再生剤20aは水素イオン源たとえば希薄硫 酸または水素イオン形体のイオン交換粒子の懸濁液である。電力供給源L3aは 電場がバッファー・ブリッジ42aから及び毛管10aの孔にそってのびるよう に配置される。毛管が上記のように負に荷電されると、電極14aは正になり電 極36aは負になって、電気浸透流は抑圧器18aのカチオン交換材料に向けら れる。また、毛管10aが負に荷電されると、図示のあるアニオンは毛管10a の内部から貯槽12aに移動する傾向がある。この傾向は関心のある多(のアニ オンについて、抑圧器18aに向うより迅速な電気浸透流によって克服される。
毛管10aが上記のように正に荷電されると、電極14aは負になり電極36a は正になって、電気浸透流は抑圧器18aのカチオン交換材料に向けられる。ま た、毛管10aが正に荷電されると、関心のあるアニオンは電気浸透流と同じ方 向に、すなわち抑圧器f8aに向って移動する。従って、この態様によって正に 荷電の毛管10aを使用することには明白な利点がある。然しなから、これは臨 界的なことではなく、この態様において負に荷電の毛管10aを使用することか らも利点かえられる。図2八を参照して、抑圧器18aにおいて、バッファーの カチオンはイオン交換チューブ31aの内面において水素イオンと交換され、そ れによってバッファー11aは弱酸溶液に転化されて抑圧されたバッファー溶液 を形成する。この抑圧されたバッファー溶液は次いで電気伝導度検出器25a中 に流れる。検出器25aによって決定される抑圧されたバッファーの伝導度はバ ッファー11aの伝導度に比べて比較的に低い。
関心のあるイオンの流れが検出器25a中に流れるとき、それらは抑圧されたバ ッファーの背景で敏感に検出される。この点において、本発明はイオン・クロマ トグラフィーにおける抑圧された検出に似ている。もちろん望ましくは、関心の あるイオンは毛管10aにおいて従来の電気泳動によって検出された別の帯域に 解像される。抑圧器18aのイオン交換材料は、管31aの外部のまわりを流れ る希薄硫酸再生剤20aの流れによって再生される。上記において、バッファー は弱酸の塩を含むものであった。然しなから本発明は弱酸の塩を含むバッファー に限定されるものではなく、強塩基たとえば水酸化ナトリウムを使用することが でき、これは抑圧器によって水に転化される。伝導度検出器を使用するときの、 及びそのカチオンが再生剤カチオンに交換されるときの、バッファーは減少した 電気伝導度をもつ溶液に転化されなければならない。この点において、抑圧され た検出のイオンクロマトグラフィー技術への参照が本発明に使用しつる他のバッ ファーおよび再生剤カチオンを指示するであろう。伝導度検出器以外の別の検出 器を使用するときの、及びそのカチオンが再生剤カチオンに交換されるときのバ ッファーは、減少した検出器応答をもつ溶液に転化されなければならない。最も 好ましくは、バッファーのアニオンは関心のあるアニオンとほぼ同じ電気泳動の 可動性をもつ。
アニオン分析に関して、本発明の別の方法の態様は図IAおよび図2Aを参照す ることによって理解されつる。
毛管10aを一時的に試料leaに浸漬して毛管1“Oaに試料16aを導入す る。この試料は関心のあるアニオンを含む。バッファー11aはボレート・バッ ファーのような弱酸の塩を含む。抑圧器18aのイオン交換材料はデュポンから のNAPIONイオン交換材料のようなイオン交換器である。再生剤20aは水 素イオン源たとえば希硫酸または水素イオン形体のイオン交換粒子の懸濁液であ る。電力供給源13aは、電場がイオン交換チューブ31aを横切って且つ毛管 10aの孔にそってのびるように配置される。毛管10’aが上記のように負に 荷電されると、電極14aは正になり電極36aは負になって、電気浸透流は抑 圧器18aのイオン交換材料に向けられる。また毛管10aが負に荷電されると 、関心のあるアニオンは毛管10aの入力部分から貯槽12aに移動する傾向が ある。関心のある多くのアニオンについてのこの傾向は抑圧器18aに向かうよ り迅速な電気浸透流によって克服される。毛管10aが上記のように正に荷電さ れると、電極14aは負になり電極36aは正になって、電気浸透流は抑圧器1 8aのカチオン交換材料に向けられる。また、毛管10aが正に荷電されると、 関心のあるアニオンは電気浸透流と同じ方向に、すなわち抑圧器18aに向けて 移動する傾向がある。従って、この態様において正に荷電の毛管10aを使用す ることには明白な利点がある。然しなから、これは臨界的なことであり、この態 様において負に荷電の毛管10aを使用することからも利点かえられる。抑圧器 18aにおいて、バッファーのカチオンはイオン交換チューブ31aの内面にお いて水素イオンに交換され、バッファー11aは弱酸溶液に軟化されて抑圧され たバッファーを形成する。電極36aが負に荷電されると、抑圧器の有効性は増 大される。抑圧されたバッファー溶液は次いで電気伝導度検出器25a中に流れ る。検出器25aによって決定される抑圧されたバッファーの伝導度は、バッフ ァー11aの電導度に比べて比較的に低い。関心のあるイオンが検出器25a中 を流れるとき、それらは抑圧されたバッファーの背景で敏感に検出される。この 点で、本発明はイオンクロマトグラフィーにおける抑圧された検出に類似してい る。もちろん望ましくは、関心のあるイオンは毛管10aにおいて従来の電気泳 動によって検出された別の帯域に解像される。抑圧器18aのイオン交換材料は 、管31aの外部のまわりを流れる希硫酸再生剤20aの流れによって再生され る。図IAを参照して先に述べたアニオン分析についての方法の態様は、図5A を参照して述べたアニオン分析についての方法の態様よりもすぐれている。それ はより簡単であり且つ恐らくはより有効であるからである。然しなから、本発明 は弱酸の塩を含むバッファーに限定されるものではなく、抑圧器によって水に転 化される水酸化ナトリウムのような強塩基を使用することもできる。伝導度検出 器を使用するときの且つそのカチオンが再生剤カチオンに交換されるときのバッ ファーは、減少された電気伝導度をもつ溶液に転化されなければならない。この 点で、抑圧された検出のイオンクロマトグラフィー技術への参照は、本発明に使 用しうる他のバッファーおよび再生剤カチオンを指示するであろう。伝導度検出 器以外の別の検出器を使用するときの且つそのカチオンが再生剤カチオンに交換 されるときのバッファーは、減少した検出器応答をもつ溶液に転化されなければ ならない。最も好ましくは、バッファーのアニオンは関心のあるアニオンとほぼ 同じ電気泳動の可動性をもつ。
カチオン分析に関して、本発明の方法の態様は図5Aを参照することによって理 解されうる。毛管10aを一時的に試料16aに浸漬して毛管10aに試料16 aを導入する。試料は関心のあるカチオンを含む。バッファー、11aは弱塩基 の塩たとえばアニリン塩酸塩またはグリジニウム塩酸塩のような双性イオン化合 物を含む。抑圧器18aのイオン交換材料はダウからのDOWEX2なる商品名 のイオン交換材料のようなアニオン交換器である。再生剤20aは水酸化イオン 源たとえば希薄水酸化ナトリウムまたは水酸化イオン形体のイオン交換粒子の懸 濁液である。電力供給源13は、電場がバッファー・ブリッジから且つ毛管10 aの孔にそってのびるように、配置される。毛管10aが上記のように正に荷電 されると、電極14aは負になり、電極36aは正になって、電気浸透流は抑圧 器18aのアニオン交換材料に向けられる。また、毛管10aか正に荷電される と、関心のあるカチオンは毛管teaの入口部分から貯槽12aに移動する傾向 がある。関心のある多くのカチオンについて、この傾向は抑圧器18aに向けて のより迅速な電気浸透流によって克服される。毛管10aが上記のように負に荷 電されると、電極14aは正になり電極36aは負になって、電気浸透流は抑圧 器18aのアニオン交換材料に向けられる。また、毛管10aが負に荷電される と、関心のあるアニオンは電気浸透流と同じ方向に、すなわち抑圧器18aに向 って移動する傾向がある。従って、この態様において負に荷電された毛管10a を使用することに明白な利点がある。然しなから、これは臨界的なことではなく 、この態様において正に荷電の毛管10aを使用することからも利点かえられる 。図2Aを参照して、抑圧器18aにおいて、バッファーのアニオンはイオン交 換チューブ31aの内面において水酸化イオンと交換されて、バッファー11a は弱塩基溶液に転化されて抑圧されたバッファー溶液を形成する。この抑圧され たバッファー溶液は次いで電気伝導度検出器25a中に流れる。検出器25aに よって決定される抑圧されたバッファーの伝導度はバッファー11aの伝導度に 比べて比較的に低い。関心のあるカチオンが検出器25aに流れるとき、それら は抑圧されたバッファーの背景で敏感に検出される。この点で本発明はイオンク ロマトグラフィーにおける抑圧された検出器に類似である。もちろん望ましくは 、関心のあるカチオンは毛管10a中の従来の電気泳動によって検出された分離 帯域に解像される。抑圧器18aのイオン交換材料は、管31aの外部のまわり を流れる希薄水酸化ナトリウム再生剤20aの流れによって再生される。上記に おいて、バッファーは弱塩基の塩を含むものであった。然しなから、本発明は弱 塩基の塩を含むバッファーに限定されるものではなく、たとえば抑圧器によって 水に転化される硫酸のような強酸を使用することもできる。伝導度検出器が使用 されるときの且つそのアニオンが再生剤アニオンに交換されるときのバッファー は、減少した電気伝導度をもつ溶液に転化されなければならない。この点で、抑 圧された検出のイオンクロマトグラフィーへの参照が本発明に使用しつる他のバ ッファーおよび再生剤カチオンを指示するであろう。伝導度検出器以外の別の検 出器を使用するときの且つそのアニオンが再生剤アニオンで交換されるときのバ ッファーは、減少した検出器応答をもつ溶液に転化されなければならない。最も 好ましくは、バッファーのカチオンは関心のあるカチオンとほぼ同じ電気泳動の 可動性をもつ。
カチオン分析に関して、本発明の別の方法の態様は図IAおよび図2Aを参照す ることによって理解されつる。
毛管10aを一時的に試料16aに浸漬して毛管10aに試料16aを導入する 。試料は関心のあるカチオンを含む。バッファー11aは弱塩基の塩たとえばア ニリン塩酸塩溶液またはグリシニウム塩酸塩のような双生イオン化合物の塩を含 む。抑圧器18aのイオン交換材料はダウからのDOWEX2なる商品名のイオ ン交換材料のようなイオン交換材料である。再生剤20aは水酸化イオン源たと えば希薄水酸化ナトリウムまたは水酸化イオン形体のイオン交換粒子の懸濁液で ある。電力供給源は電場がイオン交換チューブ31aを横切って且つ毛管10a の孔にそってのびるように配置される。毛管が上記のように正に荷電されると、 電極14aは負になり電極36aは正になって、電気浸透流は抑圧器18aのア ニオン交換材料に向って流れる。また、毛管10aが正に荷電されると、関心の あるカチオンは毛管LOaの入力部分から貯槽12aに移動する傾向がある。こ の傾向は、関心のある多くのアニオンについて、抑圧器18aに向けてのより迅 速な電気浸透法によって克服される。
毛管10aが上記のように負に荷電されると、電極14cは正になり、電極36 aは負になって、電気浸透流は抑圧器18aのアニオン交換材料に向かう。また 、毛管10aが負に荷電されると、関心のあるアニオンは電気浸透流と同じ方向 に、すなわち抑圧器18aに向かって移動する傾向がある。従って、この態様に おいて負に荷電された毛管10aを使用することには明白な利点がある。然しな から、これは臨界的なことではなく、この態様において正に荷電された毛管10 aを使用することからも利点かえられる。抑圧器18aにおいて、バッファーの アニオンはイオン交換チューブ31aの内面において水酸化イオンと交換され、 それによってバッファーは弱塩基溶液に転化されて抑圧されたバッファー溶液を 形成する。電極36aが正に荷電されると、抑圧器の有効性は増強される。抑圧 されたバッファー溶液は次いて電気伝導度検出器25a中に流れる。検出器25 aによって決定される抑圧されたバッファーの伝導度はバッファーllaの伝導 度に比べて比較的に低い。関心のあるカチオンが検出器25a中に流れると、そ れらは抑圧されたバッファーの背景で敏感に検出される。この点で本発明はイオ ンクロマトグラフィーにおける抑圧された検出に似ている。もちろん望ましくは 、関心のあるカチオンは毛管10aにおける従来の電気泳動によって検出さされ た分離帯域に解像される。抑圧器18aのイオン交換材料は、管31aの外部の まわりを流れる希薄水酸化ナトリウムの流れによって再生される。図IAを参照 して上述したカチオン分析の方法の態様は図5を参照して上述したカチオン分析 の方法の態様よりも好ましい。簡単であり且つ恐らくはより有効であるからであ る。
上記において、バッファーは弱塩基の塩を含むものであった。然しなから、本発 明は弱塩基の塩を含むバッファーに限定されるものではなく、たとえば抑圧器に よって水に転化される硫酸のような強酸を使用することもできる。伝導度検出器 を使用するときの、且つそのアニオンが再生剤アニオンに交換されるときのバッ ファーは、減少した電気伝導度をもつ溶液に転化されなければならない。この点 で、抑圧された検出のイオンクロマトグラフィーへの参照は、本発明に使用しつ る他のバッファーおよび再生剤カチオンを指示するであろう。伝導度検出器以外 の別の検出器を使用するときの且つそのアニオンが再生剤アニオンに交換される ときのバッファーは、減少した検出器応答をもつ溶液に転化されなければならな い。最も好ましくは、バッファーのカチオンは関心のあるカチオンとほぼ同じ電 気泳動の可動性をもつ。
中性毛管を使用すれば、毛管中に電気浸透流は存在しない。毛管中に電気浸透流 が存在しなければ、検出器に分離イオンを送る手段も存在しない。この問題は本 発明において、たとえばバッファー、水または溶媒の流れを毛管の出口部分に導 入することによって克服される。図5Aを参照して、毛管10aの出口部分とバ ッファー・ブリッジ42aとの間にティーが配置される。[IAを参照して、毛 管LOaの出口部分と抑圧器L8aとの間にティーが配置される。このバッファ ーの流れの毛管入口部分に向うバックフローは、たとえば貯槽12aにバッファ ー11aを完全にみたし、次いで貯槽12aを密封することによって阻止するこ とができる。
電気伝導度検出器が本発明において好ましい。然しなから、電気伝導度検出器は 本発明において臨界的ではない。たとえば光計量検出器を使用することもできる 。使用しつるその他の検出器として質量分光計、屈折率検出器、および誘電常数 検出器があげられる。すなわち、バッファーが抑圧されるときにイオンをより良 く検出するすべての検出器を使用することができる。
本発明の毛管は上記のように負に荷電され又は正に荷電されることができ、ある いは中性でありうる。毛管が正に荷電され且つ関心のあるイオンがアニオンを含 むならば、あるいは毛管が負に荷電され且つ関心のあるイオンがカチオンを含む ならば、関心のあるイオンのイオン交換クロマトグラフィーならびに関心のある イオンの電気泳動が存在しつる。通常、本発明の分離のほとんどは電気泳動によ るものと信ぜられる。然しな力(ら、本発明の毛管がイオン交換材料(たとえば 毛管にイオン交換樹脂を被覆するか又は毛管にイオン交換樹脂ビードを充てんし たもの、特に薄膜イオン交換器または巨大分子イオン交換器)を含むならば、イ オン交換クロマトグラフィーは本発明の重要な分離態様になりうる。
実施例IA 装置は図IAに一般に示されるように組立てられる。
毛管10aは内径75ミクロン、長さ60anの溶融シ1ツカ毛管である。図2 への管31aは長さ5Mであり、加熱および溶媒膨潤のNAF 1ON管を内径 125ミクロンに延伸することによって製造される。電極36a(よ図2Aに示 すように配置される。その極性力(抑圧器18aの有効性を助けるからである。
再生剤20aは100μl/分の流量で抑圧器teaを通って流れる5 0 ミ !Jモルの硫酸である。バッファー11aはpH8,4の100ミリモルのボラ ックスである。従って、毛管10aの内面は負に荷電される。試料16aはそれ ぞれ10mg/j’のモノクロロアセテート、ジクロロアセテートおよびトリク ロロアセテートを含む。試料は、毛管端部を試料16aに浸漬し、貯槽17aを 30秒間貯槽29aより10α上にもちあげ、次いで毛管10aを貯槽に戻すよ う(こ再配置することによって、毛管10a(=導入される。
20、000ボルトの正電圧を電極14aに印加する。線19aをアースする。
ストリップチャート・リコーダ−を伝導度検出器25aに接続し、フェログラム を記録する。
フェログラムは同じ3点で9分間のトリクロロアセテートのピーク、同じ4点で 1分間のジクロロアセテートのピーク、および同じ4点で3分間のモノクロロア セテートのピークを示す。
実施例2A 実施例IAをくりかえすが、ただし再生剤は単なる脱イオン水である。フェログ ラムは同じ3点で9分間のモノクロロアセテートのピーク、同じ4点で1分間の ジクロロアセテートのピーク、および同じ3点で3分間のトリクロロアセテート のピークを示す。この試料は水が本発明において再生剤水素イオン源でありうる ことを示している。
実施例3A 図IAに一般に示されるような装置を組立てる。毛管10aは内径150ミクロ ン長さ40anの溶融シリカ毛管である。毛管10aの図面は次の試工程によっ て正に荷電されるようにした;(a)毛管に次のものから成る溶液を充てんする :100%加水分解されるポリビニルアルコール1%ニリン酸2%;ポリジアリ ルジメチルアンモニウムクロライド1%:および水96%=(b)この毛管を9 0°Cのオーブンに入れる;そして(C1この毛管を冷却し、バッファーで1時 間洗浄する。毛管中にえられる変性ポリビニルアルコールのコーティングの厚さ は約1ミクロンである。図2への管31aは長さ5rmであり、溶媒膨潤NAF IONのブロックを孔あけし、次いでこれを乾燥収縮させて毛管10aおよび管 24にする。NAFION中に生成する溝の内径は約70ミクロンである。毛管 10aに接続するNAFIONブロックの端部近くに電極36を配置して、抑圧 器の有効性に及ぼすその影響を最小にする。再生剤20aは100μl/分の流 量で抑圧器18a中に流れる5ミリモル硫酸である。バッファー11aはpH8 ,4の172ミリモルのボラックスである。試料16aはそれぞれ10mg/i のナイトライド、ナイトレート、サルフェートおよびアセテートを含む。
毛管10aの端部を試料16aに浸漬し、貯槽17aを30秒間貯槽29aより 上に10anもちあげ、それから毛管10aを貯槽12aに戻すように再配置す ることによって試料を毛管10aに導入する。20.000ボルトの負電圧を電 極14aに印加する。線19aをアースする。
ストリップチャート・レコーダーを伝導度検出器25aに接続してフェログラム を記録する。フェログラムは約3分で5分間のサルフェートのピーク、約5分間 のナイトレートのピーク、および約6分間でアセテートのピークを示す。ナイト ライドとナイトライドの分離はこれら2つのイオンの電気泳動の可動性から予期 されるよりも大きく、それは毛管10a中のイオン交換クロマトグラフィーに恐 らくよるものとここでは説明される。
好ましい態様を述べたけれども、これらの態様に種々の変形を行なうことができ ること、およびこのような変形は本発明の範囲内にあることが意図されているこ と、は当業者にとって明らかであろう。
FIG、プ△ FIC,2A eb FIG、4A Flに−5A FIG、6A 補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の7第1項)平成5年5月24日

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.次の構成要素すなわち (a)第1電極手段を含む第1電解質貯槽に連通する第1端部と、第2電極手段 を含む第2電解質貯槽に連通するイオン伝導手段をもつ第2端部とを備える手管 を含み、毛管の第1端部が第1貯槽からの電解質を受け入れることができ、そし て毛管の第2端部におけるイオン伝導手段が、電解質が毛管および第1と第2の 貯槽に存在し電圧がこれらの電極に印加されるときに発生する電流を伝導するこ とができることを特徴とするイオン種を分離するための毛管電気泳動分離手段、 (b)毛管電気分離手段から溶離した溶離液を処理するための抑圧器手段であっ て、 (1)入口端部と出口端部を備える少なくとも1つの毛管流出液室、ただし該入 口端部は毛管の第2端部に連通している、
  2. (2)少なくとも1つの再生剤室手段、および(3)毛管流出液室手段と再生剤 室手段とを分割する少なくとも1つのイオン交換膜、ただし該イオン交換膜はイ オン種のカウンターイオンに対して優先的に浸透性である、 を含むことを特徴とする抑圧器手段、および(c)そこから溶離する解像イオン 種を検出するのに好適な、抑圧器手段の出口端部に連通する検出器手段、を含ん で成ることを特徴とするイオン分析用の装置。 2.検出器手段が第1および第2の間隔をおいた検出電極手段を含み、検出電極 手段の少なくとも1つが抑圧器手段の出口端部からの流出液に電気的に連通して いる請求項1の装置。
  3. 3.解像イオン種の検出が抑圧器手段の出口端部からの流出液の伝導度を測定す ることを含む請求項2の装置。
  4. 4.毛管流出液室および抑圧器手段中のイオン交換膜が実質的に同じ横断面積を もつ請求項1の装置。
  5. 5.毛管および選択イオン交換膜チューブが実質的に同じ直径の円形横断面をも つ請求項4の装置。
  6. 6.イオン伝導手段が両性イオン交換膜を含む請求項1の装置。
  7. 7.次の諸工程すなわち、 (a)イオン種と反対の電荷の膜横断の電解質イオンを含めて、電解質溶液中に イオン種を含む試料を毛管電気泳動分離手段に通してイオン種を分離させる、た だし該毛管電気泳動手段は第1および第2端部をもつ毛管を含み、該第1端部は 電解質および第1電極手段を含む第1電解質貯槽に接触しており、そして該第2 端部は電解質および第2電極手段を含む第2電解質貯槽に連通するイオン伝導手 段を含み、第1および第2の電極手段は電圧をこれに加えて該イオン種の分離を 生ぜしめる、(b)少なくとも1つの毛管流出液室手段、再生剤を含む少なくと も1つの再生剤室手段、および毛管流出液と再生剤室手段とを分離する少なくと も1つのイオン交換膜、を備える抑圧器手段に毛管電気泳動分離手段からの流出 液を流す、ただし該イオン交換膜はイオン種のカウンターイオンに対して優先的 に浸透性であって、該カウンターイオンを該膜を横切って該再生前室手段に浸透 させ、そして同じ電荷の再生剤イオンを該膜を通過させて該流出液に送る、 (c)抑圧器手段中の毛管流出液室の出口からの処理した流出液を検出手段に流 し、そこで分離イオン種を処理流出液の伝導度を測定することによって検出する 、諸工程を含んで成ることを特徴とするイオン分析方法。
  8. 8.第1および第2の電極手段に加える電圧が毛管中に電気内浸透流を誘発する に十分である請求項7の方法。
  9. 9.電気内浸透流が毛管の第1端部から第2端部に流れ、毛管の内面が負の荷電 をもち、そして第1電極が第2電極にくらべて正の極性をもつ請求項8の方法。
  10. 10.電気内浸透流が毛管の第1端部から第2端部に流れ、毛管の内面が正の荷 電をもち、そして第1電極が第2電極にくらべて負の極性をもつ請求項8の方法 。
  11. 11.試料の入口部分と出口部分をもつ導管、毛管の入口部分に電気的に連通す る第1電極、毛管の出口部分に電気的に連通する第2電極、第1および第2の電 極に電気的に連通する電力供給源を備える改良された毛管電気泳動装置において 、その改良がイオン交換の手段を含み、そのイオン交換手段が毛管に液体連通し ており、そのイオン交換手段が静止していることを特徴とする改良された毛管電 気泳動装置。
  12. 12.イオン交換の手段が導管であり、この導管がイオン交換材料を含み、この 導管の溝が毛管に液体連通している請求項11の装置。
  13. 13.第2電極が導管の外部近くに配置される請求項12の装置。
  14. 14.イオン検出手段を更に含み、このイオン検出手段がイオン交換手段と液体 連通している請求項11の装置。
  15. 15.イオン検出の手段が、導管の溝に液体連通していることを更に含む請求項 12の装置。
  16. 16.イオン検出手段が導管の溝と液体連通していることを更に含む請求項13 の装置。
  17. 17.試料の入口と出口部分をもつ毛管、多孔質導管の溝が毛管に液体連通して いる多孔質導管手段、毛管の入口部分に電気的に連通している第1電極、多孔質 導管手段に電気的に連通している第2電極、第1および第2電極に電気的に連通 している電力供給源を含んで成る改良された毛管電気泳動装置において、その改 良がイオン交換手段を含み、このイオン交換手段が多孔質導管手段の溝に液体連 通しており、このイオン交換手段が静止していることを特徴とする改良された毛 管電気泳動装置。
  18. 18.イオン交換手段がイオン交換導管であり、このイオン交換導管がイオン交 換材料を含み、このイオン導管の溝が多孔質導管の溝に液体連通している請求項 17の装置。
  19. 19.イオン検出手段を更に含み、このイオン検出手段がイオン交換手段と液体 連通している請求項17の装置。
  20. 20.イオン検出手段がイオン交換導管の溝に液体連通している請求項18の装 置。
  21. 21.次の諸工程すなわち (a)バッファー溶液中の電気泳動によって関心のあるアニオンを分離し、 (b)このバッファーのカチオンをカチオン交換用静止手段を使用して再生剤カ チオンに交換し、それによってバッファーの電気伝導度を減少させて抑圧された バッファーを生成させ、 (c)この抑圧されたバッファーの電気伝導度を測定して分離アニオンを決定す る、諸工程を含むことを特徴とするアニオン分析方法。
  22. 22.バッファーが弱酸の塩を含み、再生剤カチオンが水素イオンを含む請求項 21の方法。
  23. 23.バッファーが強塩基を含み、再生剤カチオンが水素イオンを含む請求項2 1の方法。
  24. 24.次の諸工程すなわち (a)バッファー溶液中での電気泳動によって関心のあるカチオンを分離し、 (b)アニオン交換用の静止手段を使用してバッファーのアニオンを再生剤アニ オンに交換し、それによってバッファーの電気伝導度を減少させて抑圧されたバ ッファーを生成させ、 (c)この抑圧されたバッファーの電気伝導度を測定して分離カチオンを決定す る、諸工程を含むことを特徴とするカチオン分析方法。
  25. 25.バッファーが弱塩基の塩を含み、再生剤アニオンが水酸化イオンを含む請 求項24の方法。
  26. 26.バッファーが強酸を含み、再生剤アニオンが水酸化イオンを含む請求項2 4の方法。
  27. 27.次の諸工程すなわち (a)電気泳動バッファーを含む毛管に、関心のあるアニオンを含む試料を導入 する、ただし該電気泳動バッファーはカチオン交換材料にも接触しており、この カチオン交換材料は電気泳動バッファーを再生剤カチオン源から分割している、 (b)毛管の溝にそって電場を加えて電気泳動バッファーが電気浸透流によって カチオン交換材料に向って流れるようにし、 (c)カチオン交換材料により電気泳動バッファーのカチオンを再生剤カチオン に交換し、それによって電気泳動バッファーの電気伝導度を減少させて抑圧され た電気泳動バッファーを生成させ、 (d)この抑圧されたバッファーの電気伝導度を測定して分離アニオンを決定す る、 諸工程を含むことを特徴とするアニオン分析方法。
  28. 28.工程(d)において、毛管の溝にそって且つカチオン交換材料を横切って 電場を加える請求項27の方法。
  29. 29.次の諸工程すなわち (a)電気泳動バッファーを含む毛管に、関心のあるアニオンを含む試料を導入 する、ただし該電気泳動バッファーはアニオン交換材料にも接触しており、この アニオン交換材料は電気泳動バッファーを再生剤アニオン源から分割している、 (b)毛管の溝にそって電場を加えて電気泳動バッファーが電気浸透流によって アニオン交換材料に向って流れるようにし、 (c)アニオン交換材料により電気泳動バッファーのアニオンを再生剤アニオン に交換し、それによって電気泳動バッファーの電気伝導度を減少させて抑圧され た電気泳動バッファーを生成させ、 (d)この抑圧されたバッファーの電気伝導度を測定して分離カチオンを決定す る、 諸工程を含むことを特徴とするカチオン分析方法。
  30. 30.工程(b)において、毛管の溝にそって且つアニオン交換材料を横切って 電場を加える請求項29の方法。
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