JPH0650078A - 電子的に制御される圧力励起ダウンホール検査工具用油圧システム - Google Patents

電子的に制御される圧力励起ダウンホール検査工具用油圧システム

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JPH0650078A
JPH0650078A JP3264233A JP26423391A JPH0650078A JP H0650078 A JPH0650078 A JP H0650078A JP 3264233 A JP3264233 A JP 3264233A JP 26423391 A JP26423391 A JP 26423391A JP H0650078 A JPH0650078 A JP H0650078A
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JP
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pressure
oil well
power piston
well annulus
tool
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JP3264233A
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Neal G Skinner
ジイ.スキナー ニール
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Halliburton Co
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Halliburton Co
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    • E21B34/06Valve arrangements for boreholes or wells in wells
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    • E21B34/10Valve arrangements for boreholes or wells in wells operated by control fluid supplied from outside the borehole
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油井環状部圧力の変動に応答するダウンホー
ル工具装置を提供すること。 【構成】 環状部圧力応答工具は油井環状部圧力の変動
に最早応答しないよう一時的に非励起状態にされる。本
装置にはハウジング内で摺動自在に配設された動力ピス
トンを有する工具ハウジングが含まれ,この動力ピスト
ンには第1側と第2側が備えられ,油井環状部を動力ピ
ストンの第1側と連通させる第1圧力導通通路手段がハ
ウジング内に定められ,動力ピストンの第2側と連通す
る基準圧力を提供する基準圧力手段がハウジング内に配
設してある。動力ピストンが最早油井環状部圧力の変動
に応答しないよう動力ピストンを一時的に非励起状態に
する選択的に作動可能な非励起手段が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に油井又はガス井内
で使用するダウンホール工具に関するもので更に詳細に
は限定はされないが油井環状部内の圧力パルスとして送
信される命令信号に応答して電子的に制御される環状部
圧力応答工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の譲受入に譲渡されているベツク
の米国特許第4,422,506号には本発明の譲受入
により利用され本発明の改変内容が全般的に適用される
型式の典型的な環状部圧力応答検査弁が開示してある。
ベツクの装置には内部に配設された動力ピストンを有す
るハウジングが含まれている。第1圧力導通通路と第2
圧力導通通路がハウジング内に定められ,油井環状部を
動力ピストンの第1側と第2側に連通させる。油井環状
部圧力における変動の連通上の時間的遅延を動力ピスト
ンの第2側に与えるため第2圧力導通通路内に遅延手段
の調節オリフイス型式が配設してある。従つて,油井環
状部圧力における迅速な増加又は迅速な減少によりピス
トンを移動させるピストン前後での一時的圧力差が生ず
る。調節オリフイスは工具の作動に対して必要とされる
圧力差を提供すべく迅速に変化する油井環状部圧力とな
異なる一時的基準圧力を工具内に定めるよう機能する。
【0003】本発明の譲受入に譲渡されたリンデンバー
グの米国特許第4,711,305号には環状部圧力応
答ダウンホール工具を励起する他の様式が開示してあ
る。リンデンバーグの装置では油井環状部圧力での変動
に応答して動力ピストンが作動するその圧縮可能な流体
ばねを提供すべく加圧されたガス室を利用している。
【0004】先行技術では又,地表面から送られる命令
信号に応答して作動するダウンホール工具も含まれてい
る。例えば,バーリントンの米国特許第4,347,9
00号;バーリントン等の米国特許第4,375,23
9号及びバーリントンの米国特許第4378,850号
は全て管ストリングを伝わつて下方に送られる音響命令
信号に応答して動作するダウンホール工具を開示してい
る。
【0005】アツプチヤーチの米国特許第4,796,
699号,同第4,896,222号及び同第4,91
5,168号には全て油井貫状部に下方へ圧力パルスと
ともに伝えられる命令信号に応答するダウンホール工具
が開示してある。
【0006】遠隔命令信号に応答してダウンホール工具
を制御する単純化された手段が必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は油井環状部圧
力の変動に応答するダウンホール工具装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本装置にはハウジング内
に摺動自在に配設された動力ピストンを有する工具ハウ
ジングが含まれている。このピストンには第1側と第2
側が備えてある。
【0009】油井環状部を動力ピストンの第1側と連通
させる第1圧力導通通路手段がハウジング内に定めてあ
る。
【0010】油井環状部圧力の変動が動力ピストンをハ
ウジングに対して第1位置と第2位置の間で相対的に移
動させる圧力差を動力ピストン前後に生ぜしめるよう動
力ピストンの第2側と連通する基準圧力を提供する基準
圧力手段がハウジング内に配設してある。
【0011】動力ピストンが最早油井環状部圧力の変動
に応答しないよう動力ピストンを一時的に非励起状態に
する選択的に作動可能な非励起手段が設けてある。
【0012】当技術の熟知者にとつては添附図面に関連
して行なわれる以下の開示内容を読むことで本発明の各
種目的,諸特徴及び諸利点が容易に明らかとなろう。
【0013】
【実施例】図1は全体的にベツクの米国特許第4,42
2,506号に記載された工具に対応する先行技術の環
状部圧力に応答する工具の1つの典型的な型式の油圧的
模式図である。
【0014】油井検査ストリング10は地下形成部12
から地表面14迄延在するものとして模式的に図解して
ある。地下形成部12から上方へ油井検査ストリング1
0を通つて地表面14へ流れる油井流体の流れを制御す
るため検査弁18を含むダウンホール工具16が油井検
査ストリング10内に配設してある。
【0015】ダウンホール工具16にはハウジング20
が含まれ,このハウジング20には検査弁18が配設し
てある。ハウジング20内には動力ピストン22が配設
してある。油井環状部26内に存在する流体圧力にさら
されるよう動力ピストン22の第1側24が油井環状部
26と連通している。
【0016】ハウジング20を通じて定められた通路2
8は動力ピストン22の第2側30を調節手段32に対
して油井環状部26と連通させる。
【0017】動力ピストン22の第2側30は窒素室3
4内の圧搾窒素ガスに直接露呈される。浮動ピストン3
6は窒素室34と第1油室38の間で圧力を伝える。第
1油室38内の油は調節手段32を通じて第2油室40
内へ流入しなければならない。第2浮動ピストン42は
圧力を第2油室40と油井環状部26に直接さらされる
室44内に含まれている油井流体との間で伝える。
【0018】この配列の場合,環状部圧力が迅速に増加
されると,動力ピストン22の第1側24上の圧力が迅
速に増加する。同時に,第2油室40内の環状部圧力が
増加するが,第1油室内と動力ピストン22の第2側3
0に連通している窒素室34内の圧力が比較的ゆつくり
増加するよう調節手段32を通じてゆつくり調節する。
この差圧は結果的に図1に示される如く動力ピストン2
2を左から右へ押して検査弁18を開く傾向のある高い
油圧力となる。油井環状部圧力がその増加した圧力に維
持されるのに伴ない,油は調節手段32を通じて第1油
室38内へ調節し続け,従つて,以下に図17−18を
参照して説明する如く調節手段32が背圧逆止弁を導入
していない場合は動力ピストン22前後の圧力差が0に
近付く。
【0019】環状部圧力が動力ピストン22前後の圧力
等化発生迄充分長く適用され油井環状部26内の圧力が
迅速に低減化されると動力ピストン22の第1側24上
の圧力が迅速に低減化する。然し乍ら,この場合も調節
手段32が存在しているので動力ピストン22の第2側
30と連通している窒素室34内の圧力を低減化させる
時間が要求される。これは結果的に動力ピストン22前
後の圧力差が高くなりこれが図1に示される如く動力ピ
ストン22を左から右へ移動させ,検査弁18もその元
の閉位置へ移動させることになる。
【0020】図3は図1の先行技術の装置で実行される
典型的な検査方法中における環状部圧力と窒素圧対時間
のグラフである。ダウンホール工具16の上昇における
油井環状部26内の圧力は実線で示してある。窒素室3
4内の圧力は点線で表わしてある。左側端部から始つ
て,時間Tは表面における油井内の工具の初期設置を
表わしている。工具はその作動される油井内の深さに工
具が到達した時点である時間Tになる迄安定して油井
内に下げられる。TからTにおいて,ダウンホール
工具16にさらされる圧力はライン46に沿つて0から
ダウンホール工具16の深さにおける油井環状部26内
の静的油圧力であるPへ上昇する。
【0021】時間Tにおいて油井環状部圧力は検査弁
18を開くべくPへ迅速に増加する。油井環状部圧力
は時間T迄Pに維持される。TからTへのイン
ターバルは油井環状部圧力が動力ピストン22前後で等
しくなるのに充分である。時間Tにおいて油井環状部
圧力は静油圧Pへ迅速に低減化され,再び検査弁18
を閉じる。環状部圧力は静油圧Pに時間T迄とどま
り,その時点に圧力は再びPへ迅速に増加する。これ
で再び検査弁18が開く。Tにおいて,圧力は再び静
圧に低減化し,検査弁18が再び閉じる。時間Tにお
いて,油井外へのダウンホール工具16の検索が開始さ
れ,ダウンホール工具11は再び時間Tにおいて表面
に達する。時間TとTの間でダウンホール工具16
が露呈される静圧の減少は傾斜線48で表わされる。
【0022】図3の点線はこの方法中における窒素室3
4内の圧力を表わしている。圧力はNPから始まり,
これはダウンホール工具16が表面にある際窒素室34
内に設置された初期加圧チヤージを表わす。静圧は前述
した様式で変化するので,窒素圧は曲線に示さわた如く
静圧に対して遅延する。この遅延は調節手段32内に制
限されたオリフイスと背圧逆止弁の使用に起因してい
る。
【0023】図2は他の点で全体的に図1のダウンホー
ル工具16と類似している工具を改変するよう利用され
た本発明の電子的に制御される圧力励起油圧システムの
模式図である。
【0024】図2において,ダウンホール工具装置50
は番号50で表わされた想像境界部内に模式的に図解し
てある。ダウンホール工具50は油井環状部26内の圧
力変動に応答する。
【0025】ダウンホール工具装置50には工具ハウジ
ング52が含まれる。工具ハウジング52内には動力ピ
ストン54が摺動自在に配設され,動力ピストン54に
は第1側56と第2側58が備えてある。動力ピストン
54は一般に油井環状部圧力の変動に応答してダウンホ
ール工具装置50も作動させる作動手段54として説明
出来る。
【0026】第1圧力導通通路手段60は油井環状部2
6を動力ピストン54の第1側56に連通させるべく工
具ハウジング52内に定められる。
【0027】全体的に62で示された基準圧力手段は油
井環状部圧力の変動が動力ピストン54を工具ハウジン
グ52に対して第1位置と第2位置の間で相対的に移動
させる圧力差を動力ピストン54前後に発生させるよう
動力ピストン54の第2側58と連通する基準圧力を提
供すべく工具ハウジング52内に配設してある。動力ピ
ストン54は油井検査ストリング10内に配設された検
査弁64と作動可能に組合い,動力ピストン54が各々
その第1位置と第2位置の間で移動する際検査弁64を
閉位置と開位置の間で移動させる。
【0028】ダウンホール工具装置50には更に番号6
6で表わされた想像境界部内に示された選択的に作動可
能な非励起手段66が含まれている。非励起手段66は
動力ピストン64が最早油井環状部圧力の変動に応答し
ないよう動力ピストン54を一時的に非励起状態にする
手段を提供する。非励起手段66は更に動力ピストン5
4を非励起状態にする目的で動力ピストン54前後の油
井環状部圧力を均合せる手段として全体的にダウンホー
ル工具装置50に関連して説明出来る。非励起手段66
は又,油井環状部圧力の変動に動力ピストン54が最早
応答しないよう繰返し選択的に動力ピストン54を非励
起状態にし且つ動力ピストン54が再び油井環状部圧力
内の変動に応答するよう動力ピストン54を引続き再励
起する手段としても説明出来る。
【0029】ダウンホール工具50には動力ピストン5
4の第2側58と油井環状部26を連通させる工具ハウ
ジング52内に定められた第2圧力導通通路手段68が
含まれている。基準圧力手段62には第2圧力導通通路
手段68内に配設された調節手段70が含まれている。
調節手段70は全般的に動力ピストン54前後の圧力差
で動力ピストン54を工具ハウジング52に対してその
先に説明した第1位置と第2位置の間で相対的に移動出
来るのに充分な時間,動力ピストン54の第2側58に
対する油井環状圧力部の変動の充分な部分を連通させる
のを遅らせるべく第2圧力導通通路手段68内に配設さ
れた遅延手段70として説明出来る。
【0030】動力ピストン54の第2側58は窒素室5
9と連通する。浮動ピストン61は窒素室59と第1油
室63の間で圧力を伝達する。第1油室63からの流体
は調節手段70を通じて第2油室65と連通する。第2
浮動ピストン67は第2油室65と泥室69に含まれて
いる油井流体の間で圧力を伝達する。
【0031】非励起手段66は全般的に基準圧力手段6
2の周わり,特に,その調節手段70の周わりの油井環
状部圧力内の変動をバイパスさせる選択的に作動可能な
バイパス手段66として説明出来る。
【0032】バイパス手段66は油井環状部圧力の変動
が実質的に直ちに動力ピストン54の第2側58と連通
し,動力ピストン54が油井環状部圧力の変動で移動さ
れない開位置を呈する。バイパス手段66は又,動力ピ
ストン54の第2側58が基準圧力手段62,特にその
調節手段70と作動連通状態にある閉位置を呈し,即
ち,油井環状部26からの圧力変動はこれらの圧力変動
がバイパス手段66のその閉位置にある際動力ピストン
54の第2側58に到達するよう調節手段70を通じて
伝えられねばならない。
【0033】バイパス手段66には動力ピストン54の
第2側58に油井環状部26を連通させる工具ハウジン
グ52内に定められたバイパス通路手段72が含まれて
いる。バイパス通路手段72は調節手段70の設置して
ある第2圧力導通通路手段68の該当部分と油圧的平行
状態にあるので,バイパス通路手段72が開いている場
合,油井環状部圧力の変動が調節手段70を通じての一
層制限された通路を通じてよりむしろ迅速にそのバイパ
ス通路手段を通じて伝えられることが理解される。
【0034】バイパス手段66はバイパス通路手段72
内に配設された弁素子76を有し且つ軸80を介して弁
素子76を駆動するモーター78を有する電動機作動バ
イパス弁手段74が含まれている。電動機作動バイパス
弁手段74は弁素子76が開位置と閉位置の間で移動さ
れる際バイパス通路手段72を選択的に開閉するためバ
イパス通路手段72内に配設してある。
【0035】バイパス手段66には更に電動機作動バイ
パス弁手段74をその前記開位置と閉位置の間で移動さ
せる制御手段82が含まれている。制御手段82はそれ
自体で油井環状部圧力の変動に応答する。制御手段82
には油井環状部圧力の変動を検出する圧力検出手段84
及び圧力検出手段84で検出された油井部環状圧力の所
定の変動に応答してモーター78を制御するマイクロ・
プロセツサー手段86が含まれている。制御手段82に
は又,電気的バツテリー電源88が含まれている。
【0036】圧力検出手段84,マイクロプロセツサー
手段86,電気的バツテリー電源88及びモーター78
は全て点線で示される如く電線により相互に接続されて
いる。
【0037】ダウンホール工具装置50は環状部圧力信
号以外の入力に応答して非励起状態にされるよう作成可
能であることも注意されたい。例えば,圧力検出手段8
4はダウンホール工具装置50を音響信号の検出に応答
して選択的に非励起状態に出来るよう音響検出器と置換
出来よう。同様に,ダウンホール工具装置50を所定の
インターバルにて自動的に可能にするか又は不可能にす
るよう制御手段82内にクロツクを含ませることが出来
よう。
【0038】電動機作動バイパス弁手段74は更に弁素
子76をその前記開位置と閉位置の間で選択的にのみ移
動させる電力も必要とすることから弁素子76が電力の
連続適用をなさずにその開位置又は閉位置のいずれか一
方にとどまることを特徴としている。更に,マイクロ・
プロセツサー手段86はバツテリー電源88の低電力状
態の検出時にその前記開位置と閉位置の所定の位置に電
動機制御バイパス弁手段をとどまらせるようプログラム
が組まれる。即ち,バツテリー電源88から供給される
電力が所定の低レベルに低下すると,これが検出され,
マイクロ・プロセツサー手段はその状態に応答し電動機
作動バイパス弁手段74をその開位置と閉位置の所定位
置へ移動される。適切な所定位置は特定のダウンホール
工具に依存している。検査弁に対しては典型的にはマイ
クロ・プロセツサー手段86は弁素子76が移動するか
又はその閉位置にとどまつて基準圧力手段62が作動可
能となり,検査弁64がバツテリー・ダウン後に油井環
状部圧力の変動に応答するようプログラムが組まれよ
う。
【0039】マイクロ・プロセツサー手段86は圧力検
出手段84で検出された油井環状部圧力内の所定の変動
に応答して電動機作動バイパス弁手段74を開閉するよ
うプログラムが組まれている。これらの変動は2個以上
の圧力パルス,ステツプ状又はマルチ・レベル単一パル
ス又は所定時間に対応する圧力増加若しくは圧力変動で
あろう。従つて,非励起手段66は一般に油井環状部圧
力の所定の変動に応答して非励起位置と再励起位置の間
で移動自在のものとして説明出来る。非励起手段66の
非励起位置は調節手段70がバイパスされる弁素子76
と開位置に対応する位置である。非励起手段66の再励
起位置は調節手段70の時間遅延効果が作動可能である
弁素子76の閉位置に対応する位置である。
【0040】図9 −20は図2に模式的にのみ示され
ていたダウンホール工具装置50の右側のみの詳細立断
面図から成つている。
【0041】工具ハウジング52は,上方アダプター8
9,上方弁支持体90,弁ケース92,せん断ピン・ア
ダプター94,動力ケース96,窒素充填アダプター9
8,窒素室ケース100,内側窒素室マンドレル10
1,油充填アダプター102,内側油室マンドレル10
3,バイパス・ハウジング部分104,泥ケース106
及び下方アダプター108を含む多数の相互に接続され
た構成要素から成る円筒状工具ハウジング52である。
【0042】上方アダプター89と上方弁支持体90は
間に設けられたOリング・シール112によりネジ付き
接続部110にて共に接続される。上方弁支持体90の
外方に延在するスプライン114は弁ケース92の内方
に延在するスプライン116と係合する。上方弁支持体
90の上方に面する肩部118はスプライン116の下
端部に対し押付けられ,弁ケース92を上方アダプター
89に対し堅固に保持する。上方アダプター89と弁ケ
ース92の間にはOリング・シール120が提供され
る。
【0043】検査弁64には上方座124と下方座12
6の間に保持される回転自在型中空玉弁素子122が含
まれている。上方座124は上方弁支持体90内に含ま
れ,下方座126は下方弁支持体128内に含まれる。
玉弁素子122がその上方座124と下方座126の間
に堅固にはさまれるよう下方弁支持体128はネジ部1
29において上方弁支持体90に接続してある。
【0044】玉弁素子122はその貫通する穴130を
有し,この穴は図10に示された閉位置においてダウン
ホール工具装置50を貫通延在する長手方向通路132
に直角に向けてある。長手方向通路132は検査弁64
が油井検査ストリング10内で作成される際油井検査ス
トリング10の内部と連通する。
【0045】玉弁素子122は貫通して定められた一対
の偏心穴134を備え,各偏心穴内にはラグ136が受
入れられる。ラグ136は往復動可能アーム138上に
支承され,このアームは励起するマンドレル・アツセン
ブリー140と相互に接続される。
【0046】図11に示された動力ピストン54は動力
ケース96の穴142内に摺動自在に受入れられる。動
力ピストン54は下方動力マンドレル144の上端部上
に定めてある。
【0047】上方動力マンドレル148は長手方向運動
に対してネジ付き接続部150の箇所で下方動力マンド
レル144に螺合されている。
【0048】図10に示される如く,端部キヤツプ15
2は上方動力マンドレル148の上端部に嵌合され,励
起するマンドレル・アツセンブリー140の下方カラー
154と重なる。
【0049】従つて,動力ピストン54が工具ハウジン
グ52の動力ケース96内で前後に往復動するのに伴な
い,励起するマンドレル・アツセンブリー140,アー
ム138及びラグ136は共に玉弁素子122を図10
に示された閉位置と穴130が長手方向通路132と整
合する開位置の間で回転させる。
【0050】せん断ピン・アダプター94は,動力ピス
トン54が事前に玉弁素子122の閉位置に対応するそ
のピン止めされた第1位置から事前に移動しないようダ
ウンホール工具装置50が油井内へ入れられる際最初に
上方動力マンドレル148を所定位置に保持すべく上方
動力マンドレル148内に受入れられる複数個のせん断
ピン156を支承している。ダウンホール工具装置50
が油井内のその所望位置にあり,油井環状部圧力が静油
圧力を越えてバイパス通路手段72の閉状態でダウンホ
ール工具装置50に対する所定の作動圧力へ高められた
後,せん断ピン156はせん断し,従つて,動力ピスト
ン54を下方へ移動可能とし,玉弁素子122を開位置
へ移動可能にする。引続き,玉弁素子122はその開位
置と閉位置の間で繰返し移動可能である。
【0051】上方動力マンドレル148には工具ハウジ
ング52内での上方動力マンドレル148と下方動力マ
ンドレル144の回転を防止すべく動力ケース96の内
方に延在しているスプライン160とかみ合う複数個の
半径方向外方へ延在するスプライン158が含まれてい
る。
【0052】動力ケース96には,動力ピストン54上
方に定められた環状空洞164と連通して配設され動力
ピストン54の第1側56と連通している複数個の動力
ポート162が含まれている。動力ポート162と環状
空洞164は油井環状部26を動力ピストン54の第1
側56に連通させるため工具ハウジング52内に定めら
れた先に説明してある第1圧力導通通路手段60を含
む。
【0053】動力ピストン54は動力ケース96の穴1
42に対しシールする摺動ピストン・シール・アツセン
ブリー166を支承している。
【0054】下方動力マンドレル144と下端部分は窒
素充填アダプター98で支承された第1及び第2Oリン
グ・シール168,170内に近接して摺動自在に受入
れられる。
【0055】動力ピストン54の下方には先に説明した
窒素室59の第1部分を定める,下方動力マンドレル1
44と動力ケース86の間に定められた環状空洞172
が存在している。
【0056】内側窒素室マンドレル101と窒素室ケー
ス100の間に定められた環状空洞174は先に説明し
た窒素室59の下方部分を定める。上方の環状空洞17
2と下方の環状空洞174は複数個の長手方向ポート1
76で連通され,このポートは窒素充填アダプター98
を貫通延在し,それ自体では窒素室59の一部分と考え
ることが出来る。
【0057】図13に示された横方向ポート288は長
手方向のポート176の1つと交差し,内部に含まれて
いる(図示せざる)窒素充填弁はダウンホール工具装置
50が地表面にある際窒素室59を圧搾窒素ガスで充填
可能にする。
【0058】浮動ピストン61は窒素室ケース100と
内側窒素室マンドレル101の間の環状空間内で浮動
し,窒素室59をその下方に位置付けられた第1油室6
3から分離する。第1油室63は形状が不規則であり内
側油室マンドレル103と窒素室ケース100の間に環
状空間189を含む。この第1油室には又,内側油室マ
ンドレル103と油充填アダプター102の間の環状空
洞180も含まれる。
【0059】第1油室63には更にバイパス・ハウジン
グ部分104を長さ方向に貫通延在し調節カートリツジ
184の上端部と連通するオフセツト長手方向穴182
が含まれ,当該上端部には調節手段60が備えてある。
調節カートリツジ184は図17−18に部分的にのみ
示してあり,好適にはバーリントンの米国特許第4,4
44,268号の図2Iに示されたのと実質的に同様の
様式にて構成され,本明細書ではその詳細部を参考とし
て導入してある。
【0060】調節カートリツジ184は長さ方向に貫通
して配設された2個の通路も備え,この通路の一方の通
路は加圧通路として作用し、他方の通路は非加圧通路と
して作用する。図17には加圧通路186のみが示して
ある。調節カートリツジ通路186とも一般的に称し得
る加圧通路186には内部に配設された調節手段70の
第1制限オリフイス185が備えてある。第1制限オリ
フイス185の上方には第1背圧逆止弁187が位置付
けられ,この逆止弁は加圧通路186を通る上方への流
体の流れは可能にするが,加圧通路186を通る下方向
への流体の流れは阻止する。更に,第1背圧逆止弁18
7は環状部圧力が動力ピストン54前後で完全に等しく
ならないようばね負荷されている。同様に,調節カート
リツジ184(図示せざる)非圧縮通路には他の制限オ
リフイスが存在し,流体を下方へ流すが上方へは流さな
いよう第1背圧逆止弁187とは反対の方向に向けられ
ている第2背圧逆止弁が存在している。
【0061】第2浮動ピストン67は第2油室65内に
摺動自在且つシール可能に配設され第2浮動ピストン6
7の下方に定められた環状の泥室69と連通するよう油
井流体ポート188に入る油井流体からその内部の含有
油を分離する。
【0062】油井環状部26を動力ピストン54の第2
側58と連通させる工具ハウジング52内に定められた
先に説明した第2圧力導通通路手段68には環状空洞1
72,長手方向穴176,環状空洞174,環状空洞1
79,環状空洞180,長手方向穴182,調節カート
リツジ通路たる加圧通路186,第2油室65,泥室6
9,油井流体ポート188が含まれる。
【0063】ここで図15−17を参照すると,非励起
手段66の構成要素が図示してある。
【0064】工具ハウジング52のバイパス・ハウジン
グ部分104は全体的に形状が円筒形であり,図22の
横断面図にて理解される如く,その外側円筒面192に
定められた弧状切欠き190を備えている。
【0065】非励起手段66を収納する制御システム・
フレームワーク手段194はその上端部において枢軸ピ
ン196により工具ハウジング52に枢軸的に取付けて
ある。非励起手段66も全体的に制御システム66とし
て称することが出来,これは作動アツセンブリー54と
してそれ自体で一般的に呼称することが出来る動力ピス
トン54と作動関係的に組合つている。
【0066】制御システム・フレームワーク手段194
は工具ハウジング52に枢軸的に取付けられ,フレーム
ワーク手段194が弧状切欠き190内に実質的に完全
に受入れられる図22に実線にて示された通常の作動位
置と非励起手段66の各種構成要素に対するアクセスを
提供すべくフレームワーク手段144の実質的部分が弧
状切欠き190外へ枢軸運動される図22に想像線で表
わされたサービス位置の間で枢軸運動可能になつてい
る。
【0067】例えば,以下に更に説明する如く,制御シ
ステム・フレームワーク手段194が図22の想像線で
示される如くそのサービス位置へ枢軸運動されるとバツ
テリー電源88は長手方向ハウジングのセグメントの間
の主たるネジ接続の任意の箇所で工具ハウジング52か
ら離れずに容易に除去出来且つ置換可能である。
【0068】制御システム・フレームワーク手段194
には工具ハウジング52に枢軸的に取付けられる横方向
に延在する弧状形状アーム198が含まれている。
【0069】枢軸ピン196はアーム198を設置手段
200に接続する。設置手段200それ自体は弧状切欠
き190内に嵌合されて且つ複数個の設置ネジ201に
よりバイパス・ハウジング部分104に堅固に取付けら
れた中実の弧状セグメントである。設置手段200につ
いては図27の立面図から最も良く理解される。
【0070】図27に示される如く,制御システム・フ
レームワーク手段194には更に4個の管202,20
4,206及び208が含まれ,これらの管は枢軸運動
のためその上端部においてアーム198に取付けてあ
る。第1管202には電気的に制御されるバイパス弁手
段74のモーター78が含まれている。第2管204に
はマイクロプロセツサー手段86と圧力検出手段84が
含まれている。第3管206と第4管208にはバツテ
リーが含まれ,これらのバツテリーは電気的バツテリー
電源88を構成している。
【0071】電動機作動バイパス弁手段74を含む第1
管202は枢軸ピン196と同軸的であり,従つて,制
御システム・フレームワーク手段194の枢軸線210
(図15参照)と同軸になつている。
【0072】図15において,弧状アーム198に対す
る第1管202の接続様式が詳細に示してあり,これは
弧状アーム198に対する他の管204,206及び2
08の接続様式の代表的なものである。
【0073】弧状アーム198は図15,図22及び図
27に示される複雑な形状の部材である。アーム198
には下方向に延在する4個の円筒状突出部212,21
4,216及び218が含まれている。図15から最も
良く理解される如く,各突出部は中空であり,弧状アー
ム198に定められた通路220と連通している。通路
220は管202,204,206及び208内に含ま
れる各種構成要素を相互に接続する電線用導管を提供す
る。
【0074】第1管202には間に設けられたOリング
・シール226に224の箇所で螺合された上方管ヘツ
ド222が備えてある。
【0075】上方管ヘツド222の上端部は間にOリン
グ・シール228が設けられた状態で且つ止めネジ23
0がこれを共に保持した状態で弧状アーム198の第1
中空突出部212内に近接して受入れてある。
【0076】第2,第3及び第4管204,206及び
208を弧状アーム198の第2,第3及び第4突出部
214,216及び218に接続する同様の上方ヘツド
232,234及び236が図27に示してある。
【0077】図27に示される如く,弧状アーム198
がその通常の位置にあり,弧状切欠き190内に受入れ
られる際,これはバイパス・ハウジング部分104内に
延在するネジ237により所定位置に保持される。
【0078】図16に示される如く,第1管202の下
端部は間に設けてあるOリング・シール242と螺合部
240の箇所で下方管ヘツド238に接続される。
【0079】下方管ヘツド238には内部にスプール軸
246が受入れられる長手方向に貫通延在する穴244
が含まれている。スプール軸246は下方へ穴244外
へ延在し,管202の外部に位置付けてある下方部分上
に定められた弁スプール248を備えている。
【0080】下方管へツド238の上端部は内部に定め
られた皿穴250を有し,この皿穴内にはリード・スク
リユー軸252の下方部分が回転自在に受入れられる。
リード・スクリユー軸252の下万部分は中空であり,
この下方部分には内部に定められた雌ネジ部分が備えて
あり,この雌ネジ部分は間にリード・スクリユー254
を定めるべくスプール軸246の上端部と螺合してい
る。
【0081】スプール軸246内の横方向穴258を介
してピン256が受入れられる。ピン256の端部はス
プール軸246が下方管へツド238に対し相対的に回
転するのを防止するよう下方管へツド238に定められ
た2個の直径方向に対向するスロツト260,262内
に受入れられる。従つて,スプール軸246に対しリー
ド・スクリユー軸252が相対的に回転すると,リード
・スクリユー254はスプール軸246と弁スプール2
48を管202と工具ハウジング52に対し長手方向に
相対的に移動させよう。
【0082】下方管ヘツド238の上方部分は264の
箇所で雄ネジが切られ,このネジにより軸受ハウジング
266に螺合されている。止めネジ268は軸受ハウジ
ング266を下方管ヘツド238に係止させる。軸受ハ
ウジング266には半径方向内方に延在するフランジ2
70が含まれ,このフランジはフランジ270と下方管
ヘツド238の上端部の間にはさみ込まれた環状軸受2
72を保持する。
【0083】リード・スクリユー軸252には環状軸受
272内に近接して回転自在に受入れられる拡大直径の
肩部274が含まれている。
【0084】軸受ハウジング266には更にリード・ス
クリユー軸252の直径方向対向側に第1及び第2の上
方向に延在する支持ブラケツト276,278が含まれ
ている。モーター78は設置ネジ280,282により
支持ブラケツト276,278の上方部分上に設置して
ある。
【0085】モーター軸284はモータ、78から下方
に延在し,継手ピン286によりリード・スクリユー軸
252に接続してある。電線288はモーター78をマ
イクロプロセツサー手段86と電気的バツテリー電源8
8に接続すべくモーター78から管202を通じて上方
へ且つ弧状アーム198内の導管たる通路220を通じ
て延在している。
【0086】先に述べた如く,第2管,第3管及び第4
管204,206及び208の上端部は第1管202に
関して今説明したものと同様の様式にて弧状アーム19
8に取付けてある。
【0087】マイクロプロセツサー手段86と圧力検出
手段たる圧力変換器84を含む第2管204には圧力変
換器が第2管204の下端部にある(図示せざる)開口
部を通じて油井環状部26と連通するよう(図示せざ
る)下方端部分に位置付けられた圧力変換器たる圧力検
出手段84が備えてある。
【0088】第3管206と第4管208の(図示せざ
る)下方端部は油井流体が当該管に流入するのを防止し
内部に含まれているバツテリーを損傷させるのを防止す
る目的でシール付きプラグで閉じてある。
【0089】図16及び図17に示される如く,第1管
202の端部外に延在する弁スプール248はバイパス
・ハウジング部分104内に定められた弁穴289内に
近接して摺動自在に受入れられる。
【0090】弁スプール248は弁穴289と密封的に
係合する上方及び下方シール・アツセンブリー290,
292を備えている。上方シール・アツセンブリー29
0と下方シール・アツセンブリー292の間には直径が
低減化されたスプール部分294が位置付けてある。
【0091】弁スプール243と弁穴289は図2に模
式的に図解された電動機作動バイパス弁手段74の弁素
子76を含む。弁スプール248はバイパス通路手段7
2を開閉するようバイパス通路手段22内に配設してあ
る。
【0092】バイパス通路手段72の構造は図17−1
8にて明らかである。図17の上端部附近及び図23に
おいて明らかな如く,バイパス通路手段72は長手方向
穴182を弁穴289と連通させる第1横方向穴296
から始まる。第1横方向穴296はその外側円筒面19
2を通じてバイパス・ハウジング部分104内にドリル
加工することで形成され,その穴の外側部分が次にプラ
グ297で閉そくされる。
【0093】図24及び図17で示される如く,第1横
方向穴286下方の短かい距離は弁穴289とも連通す
る第2横方向穴298である。第1横方向穴286と第
2横方向穴298の間の弁穴289の部分はバイパス通
路手段72の該当部分と考えることが出来る。
【0094】第2横方向穴298は外側円筒面192か
らドリル加工し,プラグ300で閉そくすることにより
第1横方向穴296と同様の様式にて作成される。
【0095】第2横方向穴298から下方へ続いて,バ
イパス通路手段72には,バイパス・ハウジング部分1
04内に定められ下端部がプラグ304で閉そくされた
長手方向穴202が含まれている。
【0096】図25及び図17の下端部附近で示される
如く,バイパス通路手段72は長さ方向に延在して調節
カートリツジ184の長さにわたりスパンする横断面が
矩形の長手方向通路306と連通する短かい半径方向穴
308が含まれている。最後に,他の短かい半径方向穴
308は調節カートリツジ184下方の第2油室65と
通路306にて連通している。
【0097】図25及び図26で最も良く示される如
く,横断面が矩形の長手方向通路306は,バイパス・
ハウジング部分104の外面の長さ方向片体を研削して
次にその一部分を閉じるべく金属片体310を溶接して
バイパス・ハウジング部分104の壁内に定められる長
手方向通路306を残すことで形成される。
【0098】第26図にも示される如く,プラグ314
で閉じられる油充填ポート312が存在している。油充
填ポート312により第1油室63と第2油室65が充
填出来る。
【0099】弁スプール248は直径が削減されたスプ
ール部分294が第1横方向穴296と第2横方向穴2
98の間の自由連通を可能にする状態で開位置にて図1
6−17に示してある。モーター78はリード・スクリ
ユー軸252を回転させて弁スプール248をその直径
の低減化したスプール部分294が第1横方向穴296
との整合外になる迄弁穴289内で弁スプール248を
下方へ移動させ,こうして弁スプール248の閉位置を
定めることが出来る。弁スプール248がその閉位置に
ある際,第1横方向穴296と第2横方向穴298の間
には閉鎖シールが存在せず,弁スプール248と弁穴2
89の間の密接な嵌合は相当量の油の貫流を防止するの
に充分であることに注目されたい。
【0100】図16に示された下方管ヘツド238はバ
イパス・ハウジング部分104の弁穴289の皿穴21
6内に受入れられることに注意されたい。下方管ヘツド
238は制御システム・フレームワーク手段194に対
する底部枢軸ピンとして作用する。従つて,4本の管2
02,204,206及び208が取付けてある弧状ア
ーム198は枢軸ピン196と下方管へツド238で定
められた枢軸線210の周わりで工具ハウジング52に
対して相対的に枢軸運動する。
【0101】図22に示される如く,制御システム・フ
レームワーク手段194には管202,204,206
及び208の(図示せざる)下端部を相互に接続する弧
状ブラケツト318が含まれている。ネジ320は制御
システム・フレームワーク手段194が弧状切欠き19
0内に受入れられるその通常の位置にある際ブラケツト
318を所定位置に保持する。
【0102】先に述べた如く,制御システム・フレーム
ワーク手段194の工具ハウジング52上での枢軸的設
置によりバツテリーの除去と管206及び208内での
置換が可能となり且つ管204内の電子構成要素の除去
と動作が可能となるよう工具ハウジングを図22の想像
線で示された如きその開いたサービス位置に枢軸運動さ
せることが出来る。
【0103】更に,図15に示された設置手段200は
バイパス・ハウジング部分104から完全に除去出来,
こうして制御システム・フレームワーク手段144全体
を弁スプール248が完全に弁穴289から除去される
迄上方へ摺動可能とし,こうして制御システム・フレー
ムワーク手段194を螺合接続部における工具ハウジン
グ52を離さずに工具ハウジング52から完全に分離出
来る。
【0104】ダウンホール工具装置50は油井検査に望
まれる深さに到達する迄検査ストリングに乗せて油井内
に下げる。検査弁64下方の油井環状部をシールする目
的で検査ストリング内の所定位置にある(図示せざる)
パツカーを油井穴に対してセツトする。ダウンホール工
具装置50はバイパス通路手段72を閉じる閉位置に弁
スプール248がある状態で最初油井内に入れることが
出来る。
【0105】パツカーがセツトされた後,所定圧力を油
井環状部に適用してせん断ピン156をせん断し,動力
ピストン54を工具ハウジング52内で下方へ移動可能
にしこうして球状の玉弁素子122を開位置へ移動させ
ることにより検査弁64を開くことが出来る。
【0106】充分な時間経過後,油井環状部圧力は調節
カートリツジ184を通じてほぼ等しくなる。窒素室5
9内の圧力は第1背圧逆止弁187の存在のため油井環
状部圧力より僅かに低い値へ安定化する。これは動力ピ
ストン54前後に僅かの圧力差を維持し動力ピストンを
その開位置に維持するのを助ける。従つて,油井環状部
圧力は迅速に静油圧力に低減化し球状の玉弁素子122
を再び閉じることが出来る。再度,油井環状部圧力は調
節カートリツジ184前後で等しくなるので窒素室59
内に保たれる圧力は調節カートリッジ184の(図示せ
ざる)減圧通路内の(図示せざる)背圧逆止弁の効果が
原因で静油圧油井環状部圧力を僅かに上廻わる圧力とな
ろう。この僅かの圧力差により動力ピストン54をその
閉位置に保つことが助けられる。
【0107】ダウンホール工具装置50の動力ピストン
54は油井環状部圧力を静油圧力より増加させることに
より加圧されるダウンホール工具装置50内の流体に適
用される油圧エネルギーにより全体的に動力を受ける。
更に,ダウンホール工具装置50はその第1位置と第2
位置の間で無端状にサイクル運動可能である。即ち,検
査弁64は油井環状部圧力を迅速に増加させることで開
くことが出来,引続き油井環状部圧力を迅速に減少させ
ることで再び閉じることが出来るその回数には制限がな
い。
【0108】ダウンホール工具装置50が油井内にある
任意の時点に動力ピストン54が最早油井環状部圧力内
で迅速な変動により移動されないよう工具を非励起状態
にすることが望ましい場合は非励起手段66によりこれ
を達成出来る。これは例えばダウンホール工具装置50
の望ましくない事前作動に関連性の無い状態で他の環状
部圧力応答工具を操作する必要がある場合には望ましい
ものとなろう。
【0109】これは命令信号を油井環状部26下方へ伝
えることで達成される。命令信号は非励起手段66によ
り認識される所定の特性の圧力パルスであろう。
【0110】マイクロプロセツサー手段86により検出
され認識される励起信号を発生する圧力検出手段84に
よりこの命令信号がダウンホール工具装置50の箇所で
検出され,このマイクロプロセツサー手段76は逆にモ
ーター78の作動を制御し,図16−17に図解される
如く弁スプール248をその開位置へ移動させ,こうし
てバイパス通路手段72を開き,調節カートリツジ18
4の周わりに特に185の如き第1制限オリフイスの周
わりに油井環状部流体をバイパスさせる。
【0111】これは動力ピストン54が最早油井環状部
圧力の変動に応答しないよう一時的にこの命令信号の検
出に応答してダウンホール工具装置50の動力ピストン
54を非励起状態にする。
【0112】調節カートリツジ184の周わりの油井環
状部流体のこのバイパス作用で動力ピストン54前後の
油井環状部圧力が均合される。
【0113】引続き,ダウンホール工具装置50を再び
利用することが望ましい場合は,別の命令信号が油井環
状部下方に伝えられ,これが圧力検出手段84とマイク
ロプロセツサー手段86により検出され,マイクロプロ
セツサー手段86はモーター78で弁スプール248を
その閉位置へ移動させ,こうしてバイパス手段72を閉
じ,かくして動力ピストン54が再び油井環状部圧力内
の変動に再び応答するよう動力ピストン54を再び励起
する。
【0114】従つて,油井環状部圧力は再び動力ピスト
ン54を移動させて所望の如く球状の玉弁素子122を
開閉するよう変えることが出来る。
【0115】ダウンホール工具装置50の他の重要な特
徴は,玉弁素子122が今説明した様式で開くことが出
来,従つて,ダウンホール工具装置50も油井環状部圧
力の解放前に非励起状態に出来る点にある。これにより
ダウンホール工具装置50は環状部圧力にて開くことが
出来,従つて,環状部圧力の解放後は開いた状態にとど
まる。
【0116】今説明した様式にて開いた状態にされた
後,ダウンホール工具装置50の玉弁素子122を再び
閉じる方法が2種類ある。最初の方法は,ダウンホール
工具装置50に信号を送つて調節手段70を励起し,環
状部圧力が増加して次に減少する迄調節手段を励起状態
に維持出来る。工具は環状部圧力が増加しているので開
いた状態にとどまるが,圧力が再び解放されると閉じ
る。代替的に,ダウンホール工具装置50に信号を送
り,環状部圧力の増加後に調節手段70を可能に出来
る。これは増加した環状部圧力を窒素室内にトラツプす
る。次に,環状部圧力を減少させると,玉弁素子122
が閉じられる。
【0117】又,非励起手段66の如き非励起手段が装
備してある多数の工具を設けることが可能であり,これ
らの工具は全て同じ工具ストリング内にあり,異なる信
号に対して応答するよう作成される。例えば,工具スト
リングには検査弁及び循環弁を含むことが出来,各弁は
異なる圧力信号に応答し,相互に独立して作動する。
【0118】又,先に述べた如く,非励起手段66は環
状部圧力信号以外の信号に応答するよう作成出来る,例
えば,これは音響信号に応答出来,又は,時計設定値に
応答して自動的に不能化出来る。
【0119】本発明はダウンホール工具の多くの異なる
型式に適用可能であり,図9−20に図解された検査弁
は例示の目的にのみ示してある。本発明は循環弁,サン
プラー等といつた任意個数の他の工具に適用出来る。
【0120】更に,環状圧力応答工具を非励起状態にす
るコンセプトは図1に模式的に図解してある特定の先行
技術のシステム以外の多くの他の環状部圧力応答システ
ムに適用可能である。
【0121】例えば,図4及び図7は先行技術に公知の
環状圧力応答作動システムの他の型式2種類を模式的に
示している。図5及び図6は図4に示された型式のシス
テムに本発明を適用することを示し,図8は図7に示さ
れた型式のシステムに本発明を適用することを模式的に
図解している。
【0122】図4に示された先行技術のシステムは第2
流体導通通路28内に設置された調節手段32又は他の
時間遅延手段が存在しないことを除き図1に関係して先
に説明したものと幾分類似している。代わりに,油井環
状部26と泥の室44の間で工具に隔離弁手段322が
設けられる。この工具は窒素室34内の圧力が油井環状
部26内の静油圧力と等しくなるよう隔離弁手段322
が開位置にある状態で油井内へ下げられる。次に,油井
工具がその最終深さにある場合,油井環状部内のその深
さにおいて窒素を実質的に静油圧にてトラツプするよう
隔離弁手段322が閉じられる。引続き,窒素室34内
のトラツプされた静油圧力に対し相対的に圧力差を発生
すべく油井環状部圧力が増加される。こうした先行技術
のシステムの典型的な例はロールデン等の米国特許第
3,856,085号に示してある。
【0123】図5は図4に示たれたものと類似している
工具を非励起手段66により非励起状態に出来る1つの
方法を図解している。電動機作動バイパス弁手段74は
弁素子76が閉じられる際動力ピストン22を油井環状
部26から隔離することにより動力ピストン22を非励
起状態に出来るよう油井環状部26と動力ピストン22
の第1側24の間に設置される。弁素子76が閉じられ
た状態で,油井環状部圧力の変動は動力ピストン22で
は検出されず,従つて工具は作動しない。引続き,工具
は弁素子76を開くことにより再び励起可能である。
【0124】図6の実施態様の場合,全体的に図4と先
行技術の工具のものと類似している作動機構を有する工
具は隔離弁手段322を電動機作動バイパス弁手段74
と置換することにより異なる様式にて改変されている。
弁素子76は工具の非励起化が望ましい場合第1位置に
設置出来る。弁素子76が開位置にある際,油井環状部
圧力は動力ピストン22前後で均合されるので油井環状
部圧力の変動に応答して移動しない。室44内に静油圧
力をトラツプするため弁素子76を閉じることにより工
具を再び励起出来,これが次に増加した油井環状部圧力
が動力ピストン22を移動させるよう作動出来る基準圧
力として作用する。
【0125】図7は窒素室34が工具を油井内に設置す
る以前に前以つて充填される単一シールされた室であ
る,先行技術による環状部圧力応答工具に対する他の典
型的な作動機構を図解している。窒素室34内の圧搾ガ
スは圧縮可能流体ばねとして作用し,そのばねに対して
油井環状部圧力が作用して動力ピストン22を前後に移
動させ,検査弁18又は工具の他の作動機構を作動させ
る。こうした工具の例はレイ等の米国特許第3,66
4,415号に示してある。
【0126】図3に図解されている如く,本発明は,電
動機作動バイパス弁手段74を動力ピストン22の第1
側24と油井環状部26の間に設置することにより図7
に示されたものと類似している作動機構を利用する工具
に適用出来る。弁素子76が閉じられると,動力ピスト
ン22が油井環状部26から隔離され,こうして工具の
作動を防止する。窒素室34内の基準圧力と対比的に油
井環状部26内の変動により動力ピストン22を前後に
移動させて検査弁18を作動出来るよう弁素子76を開
くことにより工具を再び励起出来る。
【0127】従つて本発明の装置と方法は本発明に固有
のものと同様先に説明した諸目的及び諸利点を容易に達
成することが理解される。本発明の開示目的上,本発明
の各種実施態様について図解し説明して来たが,当技術
の熟知者には前掲の特許請求の範囲で定められた本発明
の範囲と技術思想内に包含される各種改変をなし得るも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術による典型的な環状部圧力応答ダウン
ホール工具の模式図である。
【図2】工具を一時的に非励起状態にする手段を提供す
るため本発明に従つて改変された図1のものと類似して
いるダウンホール工具の模式図である。
【図3】図1のものと類似している先行技術の工具の典
型的作動中における環状部と窒素の圧力を示すグラフで
ある。
【図4】典型的な先行技術の環状部圧力応答ダウンホー
ル工具の第2型式の模式的図である。
【図5】工具を一時的に非励起状態にする手段を提供す
べく本発明に従って改変された図4のものと類似してい
るダウンホール工具の模式図である。
【図6】工具を一時的に非励起状態にする手段を提供す
べく本発明に従って他の様式にて改変された図4の先行
技術の工具に類似している工具の模式図である。
【図7】更に他の典型的な先行技術による環状部圧力応
答工具の模式図である。
【図8】工具を一時的に非励起状態にする手段を提供す
べく本発明に従って改変された図7の先行技術の工具と
類似している工具の模式図である。
【図9】図2に模式的に示されたダウンホール工具の右
側の部分立断面図である。
【図10】図2に模式的に示されたダウンホール工具の
右側の部分立断面図である。
【図11】図2に模式的に示されたダウンホール工具の
右側の部分立断面図である。
【図12】図2に模式的に示されたダウンホール工具の
右側の部分立断面図である。
【図13】図2に模式的に示されたダウンホール工具の
右側の部分立断面図である。
【図14】図2に模式的に示されたダウンホール工具の
右側の部分立断面図である。
【図15】図2に模式的に示されたダウンホール工具の
右側の部分立断面図である。
【図16】図2に模式的に示されたダウンホール工具の
右側の部分立断面図である。
【図17】図2に模式的に示されたダウンホール工具の
右側の部分立断面図である。
【図18】図2に模式的に示されたダウンホール工具の
右側の部分立断面図である。
【図19】図2に模式的に示されたダウンホール工具の
右側の部分立断面図である。
【図20】図2に模式的に示されたダウンホール工具の
右側の部分立断面図である。
【図21】図14の10−10線における横断面図であ
る。
【図22】図15及び図27の11−11線における横
断面図である。
【図23】図17の12−12線における横断面図であ
る。
【図24】図17の13−13線における横断面図であ
る。
【図25】図17の14−14線における横断面図であ
る。
【図26】図18の15−15線における横断面図であ
る。
【図27】図15のセグメントに対応し図22に示され
た16−16線における図9 −20の装置のセグメン
トの正面図である。
【符号の説明】
10 油井検査ストリング 12 地下形成部 14 地表面 16 ダウンホール工具 18 検査弁 20 ハウジング 22 動力ピストン 24 第1側 26 油井環状部 28 通路 30 第2側 32 調節手段 34 窒素室 36 浮動ピストン 38 第1油室 40 第2油室 42 第2浮動ピストン 44 室 46 ライン 48 傾斜線 50 ダウンホール工具装置 52 工具ハウジング(作動手段) 54 動力ピストン 56 第1側 58 第2側 69 窒素室 60 第1圧力導通通路手段 61 浮動ピストン 62 基準圧力手段 63 第1油室 64 検査弁 65 第2油室 66 非励起手段 67 第2浮動ピストン 68 第2圧力導通通路手段 69 泥室 70 調節手段 72 バイパス通路手段 74 電動機作動バイパス弁手段 76 弁素子 78 モーター 80 軸 82 制御手段 84 圧力検出手段 86 マイクロプロセツサー手段 88 バツテリー電源 89 上方アダプター 90 上方弁支持体 92 弁ケース 94 せん断ピン・アダプター 96 動力ケース 98 窒素充填アダプター 100 窒素室ケース 101 内側窒素室マンドレル 102 油充填アダプター 103 内側油室マンドレル 104 バイパス・ハウジング部分 106 泥ケース 108 下方アダプター 110 ネジ付き接続部 112 Oリング・シール 114 スプライン 116 スプライン 118 肩部 120 Oリング・シール 122 玉弁素子 124 上方座 126 下方座 128 下方弁支持体 129 ネジ部 130 穴 132 長手方向通路 134 偏心穴 136 ラグ 138 アーム 130 マンドレル・アツセンブリー 142 穴 144 下方動力マンドレル 148 上方動力アンドレル 150 ネジ付き接続部 152 端部キヤツプ 164 下方カラー 156 せん断ピン 158 スプライン 160 スプライン 162 動力ポート 164 環状空洞 166 摺動ピストン・シール・アツセンブリー 168 第1Oリング・シール 170 第2Oリング・シール 172 環状空洞 174 環状空洞 176 ポート 178 ポート 179 環状空洞 180 環状空洞 182 長手方向穴 184 調節カートリツジ 185 第1制限オリフイス 186 加圧通路 187 第1背圧逆止弁 188 油井流体ポート 190 弧状切欠き 192 外側円筒面 194 制御システム・フレームワーク手段 196 枢軸ピン 198 アーム 200 設置手段 201 設置ネジ 202,204,206,208 管 210 枢軸線 212,214,216,218 突出部 220 通路 222 上方管ヘツド 226 Oリング・シール 228 Oリング・シール 230 止めネジ 232 上方ヘツド 234,236 上方ヘツド 237 ネジ 238 下方管ヘツド 240 螺合部 242 Oリング・シール 244 穴 246 スプール軸 248 弁スプール 250 皿穴 252 リード・スクリユー軸 254 リード・スクリユー 256 ピン 258 横方向穴 260,262 スロツト 264 雄ネジ 266 軸受ハウジング 268 止めネジ 270 フランジ 272 環状軸受 274 肩部 276,278 支持ブラケツト 280,282 設置ネジ 284 モーター軸 286 継手ピン 288 電線 289 弁穴 290 上方シール・アツセンブリー 292 下方シール・アツセンブリー 294 スプール部分 296 第1横方向穴 297 プラグ 298 第2横方向穴 300 プラグ 302 長手方向穴 304 プラグ 306 長手方向通路 308 半径方向穴 310 金属片体 312 油充填ポート 314 プラグ 316 皿穴 313 ブラケツト 320 ネジ 322 隔離弁手段

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油井環状部内の圧力変動に応答するダウ
    ンホール工具装置であって:工具ハウジング;第1側と
    第2側を有する,前記工具ハウジング内に摺動自在に配
    設された動力ピストン;前記油井環状部を前記動力ピス
    トンの前記第1側と連通させるため前記工具ハウジング
    内に定められた第1圧力導通通路手段;前記動力ピスト
    ンを前記工具ハウジングに対して第1位置と第2位置の
    間で移動させるべく油井環状部圧力変動が前記動力ピス
    トン前後に圧力差を生ぜしめるよう前記動力ピストンの
    前記第2側と連通する基準圧力を提供する,前記工具ハ
    ウジング内に配設された基準圧力手段;及び前記動力ピ
    ストンが最早油井環状部庄力内の変動に応答しないよう
    前記動力ピストンを一時的に非励起状態にする選択的に
    作動可能な非励起手段から成るダウンホール工具装置。
  2. 【請求項2】 前記選択的に作動可能な非励起手段が油
    井環状部圧力の変動を前記基準圧力手段の周わりにバイ
    パスさせる選択的に作動可能なバイパス手段である請求
    項1の装置。
  3. 【請求項3】 油井環状部圧力内の変動が実質的に前記
    動力ピストンの前記第2側と直ちに連通し前記動力ピス
    トンが油井環状部圧力内の変動により移動されない開位
    置と,前記動力ピストンの前記第2側が前記基準圧力手
    段と作動可能に連通状態にある閉位置を前記バイパス手
    段が有する請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 前記油井環状部を前記動力ピストンの前
    記第2側と連通させるよう,前記工具ハウジング内に定
    められたバイパス通路手段;バイパス弁手段が開位置と
    閉位置の間を移動する際前記バイパス通路手段を選択的
    に開閉するよう,前記バイパス通路手段内に配設された
    バイパス弁手段;及び前記バイパス弁手段をその前記開
    位置と閉位置の間で移動させる制御手段を前記バイパス
    手段が含む請求項2の装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が更に油井環状部圧力内の
    変動に応答することを特徴とする請求項4の装置。
  6. 【請求項6】 前記バイパス弁手段が電動機作動バイパ
    ス弁手段であり;及び前記制御手段が:油井環状部圧力
    内の変動を検出する圧力検出手段;及び前記圧力検出手
    段で検出された油井環状部圧力内の所定の変動に応答し
    て前記電動機作動バイパス弁手段を制御するマイクロプ
    ロセツサー手段を含む請求項5の装置。
  7. 【請求項7】 電力の連続適用を伴なわずに前記電動機
    作動バイパス弁手段がその開位置又は閉位置のいずれか
    にとどまるよう前記電動機作動バイパス弁手段をその前
    記開位置と閉位置の間で選択的に移動させるよう前記電
    動機作動バイパス弁手段が電力のみを要求することを特
    徴とする請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段が更に:電気的バツテリー
    電源を含み;及び前記マイクロプロセツサー手段が更に
    前記電源の低電力状態の検出時点に前記開位置と閉位置
    の所定の位置に前記バイパス弁手段をとどめるような手
    段を特徴とする請求項6の装置。
  9. 【請求項9】 更に:前記油井環状部と前記動力ピスト
    ンの前記第2側を連通させるよう,前記工具ハウジング
    内に定められた第2圧力導通通路手段を含み;及び前記
    動力ピストン前後の圧力差で前記動力ピストンを前記ハ
    ウジングに対し第1位置と第2位置の間で相対的に移動
    可能にするのに充分な時間にわたり油井環状部圧力内の
    変動の充分な部分の前記動力ピストンの前記第2側への
    導通を遅らせるべく前記第2圧力導通通路手段内に配設
    された遅延手段が前記基準圧力手段に含まれている請求
    項2の装置。
  10. 【請求項10】 油井環状部圧力の変動が実質的に直ち
    に前記動力ピストンの前記第2側と導通し前記動力ピス
    トンが油井環状部圧力の変動で移動しないような開位置
    と,前記第2圧力導通通路手段を通じて前記動力ピスト
    ンの前記第2側に対する油井環状部圧力変動の導通が前
    記遅延手段により遅延される閉位置とを前記バイパス手
    段が有する請求項9の装置。
  11. 【請求項11】 前記バイパス手段が:前記遅延手段と
    油圧的に平行なバイパス通路を有する前記第2圧力導通
    通路手段;前記バイパス弁手段が前記バイパス手段の前
    記開位置と閉位置に対応する開位置と閉位置の間で移動
    する際前記バイパス通路を選択的に開閉するよう前記バ
    イパス通路内に配説されたバイパス弁手段;及び前記バ
    イパス弁手段をその前記開位置と閉位置の間で移動させ
    る制御手段を含む請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 前記遅延手段に前記第2圧力導通通路
    手段内に配設された制限オリフイスが含まれる請求項9
    の装置。
  13. 【請求項13】 前記非励起手段が更に電力の連続適用
    を伴なわずに励起位置又は非励起位置のいずれかでとど
    まるよう励起位置と非励起位置の間で前記非励起手段を
    選択的に移動させるべく電力のみを要求することを特徴
    とする請求項1の装置。
  14. 【請求項14】 前記非励起手段が更に前記動力ピスト
    ンを非励起状態にする目的で前記動力ピストン前後の油
    井環状部圧力を均合する手段として特徴付けられる請求
    項1の装置。
  15. 【請求項15】 前記非励起手段が更に前記動力ピスト
    ンを非励起状態にすべく油井環状部圧力を前記動力ピス
    トンから分離させる手段として特徴付けられる請求項1
    の装置。
  16. 【請求項16】 ダウンホール工具装置であつて:油井
    環状部圧力の変動に応答して前記装置を作動させる作動
    手段;及び前記作動手段が最早油井環状部圧力の変動に
    応答しないよう前記作動手段を繰返し選択的に非励起状
    態にし前記作動手段が再び油井環状部圧力の変動に応答
    するよう引続き前記作動手段を再び励起状態にする非励
    起手段を含むダウンホール工具装置。
  17. 【請求項17】 前記非励起手段が油井環状部圧力の所
    定変動に応答してその非励起位置と再励起位置の間で移
    動自在になつている請求項16の装置。
  18. 【請求項18】 油井環状部圧力を流体静力学圧力以上
    に増加させることで加圧される前記装置内の流体に与え
    られるエネルギーにより前記作動手段が動力を受ける請
    求項16の装置。
  19. 【請求項19】 前記作動手段が第1位置と第2位置の
    間で無端状にサイクル運動可能な請求項18の装置。
  20. 【請求項20】 油井環状部圧力を流体静力学圧力以上
    に増加させることで加圧される前記装置内の流体に与え
    られるエネルギーにより前記作動手段が全体的に動力を
    受ける請求項18の装置。
  21. 【請求項21】 前記作動手段が第1位置と第2位置の
    間で無端状にサイクル運動可能な請求項16の装置。
  22. 【請求項22】 前記作動手段に油井環状部と連通する
    動力ピストンが含まれ;及び前記非励起手段が更に油井
    環状部圧力の変動を前記作動手段の前記動力ピストン前
    後で均合せて前記作動手段を非励起状態にする手段とし
    て特徴付けられる請求項16の装置。
  23. 【請求項23】 前記非励起手段が:電気的バツテリー
    電源;及び前記電源の低電力状態の検出時に前記非励起
    手段を非励起位置と再励起位置の所定位置に移動させる
    か又はその位置にとどまらせる制御手段を含む請求項1
    6の装置。
  24. 【請求項24】 前記作動手段に前記油井環状部と連通
    する動力ピストンが含まれ;及び前記非励起手段が更に
    前記動力ピストンの非励起目的のため前記油井環状部を
    前記動力ピストンから分離させる手段として特徴付けら
    れる請求項16の装置。
  25. 【請求項25】 ダウンホール工具装置であつて:外側
    円筒表面に定められた切欠きを有する円筒状工具ハウジ
    ング;前記ハウジング内に配設された作動アツセンブリ
    ー;前記作動アツセンブリーと作動関係約に組合つてい
    る制御システム;及び前記制御システムを収納する制御
    システム・フレームワーク手段,前記フレームワーク手
    段が前記ハウジングに枢軸的に取付けられ且つ前記フレ
    ームワーク手段が実質的に完全に前記ハウジングの前記
    切欠き内に受入れられる通常の作動位置と前記フレーム
    ワーク手段の実質的部分が前記切欠き外に枢軸運動され
    て前記制御システムへのアクセスを提供するサービス位
    置の間で枢軸運動することから成るダウンホール工具装
    置。
  26. 【請求項26】 前記制御システムに電気バツテリー電
    源が含まれ;及び前記フレームワーク手段が更に前記工
    具ハウジングを分離せずに前記電気バツテリー電源の置
    換を可能にする手段として特徴付けられる請求項25の
    装置。
  27. 【請求項27】 前記フレームワーク手段が:前記ハウ
    ジングに枢軸的に取付けられた横方向に延在するアー
    ム;及び前記ハウジングの長手方向軸線に全体的に長手
    方向に延在し前記アームと共に枢軸運動するよう前記ア
    ームに取付けられた複数個の管を含む請求項25の装
    置。
  28. 【請求項28】 前記管の1つが前記フレームワーク手
    段の枢軸線と同軸になつている請求項27の装置。
  29. 【請求項29】 前記制御システムに前記1つの同軸管
    内に含まれる駆動モーターと前記駆動モーターに取付け
    られ前記1つの同軸管の端部外に延在する弁スプールが
    含まれ,前記弁スプールが前記工具ハウジング内に定め
    られた弁穴内に作動可能的に受入れられる請求項28の
    装置。
  30. 【請求項30】 前記複数個の管に少なくとも第1管,
    第2管及び第3管が含まれ;前記制御システムに:前記
    第1管内に配設された電気的動力を受ける制御機構;命
    令信号を検出しその信号に応答して前記制御機構を作動
    させるよう前記第2管内に配設された電子検出手段とマ
    イクロプロセツサー手段;及び前記第3管内の電気的電
    源;が含まれ,前記フレームワーク手段の前記アームが
    内部に前記第1管,第2管及び第3管と連通する配線導
    管を定めて成る請求項27の装置。
  31. 【請求項31】 前記工具ハウジング内の前記切欠きが
    弧状切欠きであり;及び前記フレームワーク手段の前記
    アームが前記フレームワーク手段がその前記通常の作動
    位置にある際前記弧状切欠き内に嵌合する弧状アームで
    ある請求項27の装置。
  32. 【請求項32】 前記工具ハウジングを分離せずに前記
    フレームワーク手段と前記制御システムが完全に前記工
    具ハウジングから分離されるよう前記工具ハウジング上
    に前記フレームワーク手段を着脱自在に設置する設置手
    段を含む請求項25の装置。
  33. 【請求項33】 ダウンホール工具装置であつて,外側
    円筒状面内に定められた切穴きを有する円筒状工具ハウ
    ジング;前記ハウジング内に配設された作動アツセンブ
    リー;油井環状部圧力の変化として送られる命令信号を
    検出し命令信号に応答すべく前記作動アツセンブリーと
    作動的に関連ある制御システム手段;及び前記制御シス
    テム手段を収納する制御システム・フレームワーク手
    段,前記ハウジングのねじ接合部を分離せずに前記フレ
    ームワーク手段と前記制御システム手段が完全に前記工
    具ハウジングから分離されるよう前記フレームワーク手
    段が前記切欠き内に受入れられ前記ハウジングに着脱自
    在に取付けられることから成りダウンホール工具装置。
  34. 【請求項34】 前記制御システム手段に前記フレーム
    ワーク手段内に収納された駆動モーターと前記駆動モー
    ターに取付けられ前記フレームワーク手段から離れて延
    在する弁スプールが含まれ;及び前記工具ハウジングが
    内部に定められた弁穴を有し,前記弁スプールが前記弁
    穴内に作動可能に受入れられる請求項33の装置。
  35. 【請求項35】 前記工具ハウジング内の前記切欠きが
    弧状切欠きであり,; 及び前記フレームワーク手段の
    形状が弧状であり,前記フレームワーク手段が前記弧状
    手段に補合する請求項33の装置。
  36. 【請求項36】 通常油井環状部圧力の変動に応答して
    作動する作動機構を有する形式のダウンホール工具の作
    動を制御する方法であつて: (a)命令信号を移送する段階; (b)前記工具において前記命令信号を検出する段階; (c)前記作動機構が最早油井環状部圧力の変動に応答
    しないよう前記命令信号の検出に応答して前記工具の前
    記作動機構を一時的に非励起化する段階から成る方法。
  37. 【請求項37】 前記段階(c)が前記作動機構の動力
    ピストン前後の油井環状部圧力を均合させる段階を含む
    請求項36の方法。
  38. 【請求項38】 前記段階(c)に前記作動機構の動力
    ピストンから油井環状部圧力を分離させる段階が含まれ
    る請求項36の方法。
  39. 【請求項39】 更に, (d)第2命令信号を移送する段階; (e)前記工具において前記第2命令信号を検出する段
    階; (f)再び油井環状部圧力の変動に応答するよう前記工
    具の前記作動機構を再励起する段階; (g)油井環状部圧力を所定量変える段階;及び (h)段階,(g)に応答して前記作動機構を作動させ
    る段階から成る請求項36の方法。
  40. 【請求項40】 前記作動機構が,内部に配設された調
    節オリフイスを有する通路を通じて,油井環状部圧力と
    開いて連通状態にある第1側と油井環状部圧力と連通し
    ている第2側を有する動力ピストンを有する形式のもの
    であり,前記段階(c)が前記調節オリフイスをバイパ
    スして前記動力ピストンの前記第2側を油井環状部圧力
    と開いた連通状態にする段階を含む請求項36の方法。
  41. 【請求項41】 前記段階(a)が更に前記油井環状部
    に所定圧力パルスを下方に伝え,前記圧力パルスが前記
    命令信号となつていることを特徴とする請求項36の方
    法。
  42. 【請求項42】 油井環状部内の圧力変動に応答するダ
    ウンホール工具装置であつて:工具ハウジング;前記工
    具ハウジング内に摺動自在に配設され第1側と第2側を
    有する動力ピストン;前記油井環状部を前記動力ピスト
    ンの前記第1側に連通させるため前記工具ハウジング内
    に定められた第1圧力導通通路手段;油井環状部圧力の
    変動が前記動力ピストンを前記工具ハウジングに対して
    相対的に第1位置と第2位置の間で移動させる圧力差を
    動力ピストン前後に生ぜしめるよう前記動力ピストンの
    前記第2側と連通する基準圧力を提供すべく前記工具ハ
    ウジングに配設された基準圧力手段;前記基準圧力手段
    の周わりに油井環状部圧力の変動を一時的にバイパスさ
    せる選択的作動可能バイパス手段が含まれ;前記バイパ
    ス手段が,前記油井環状部を前記動力ピストンの前記第
    2側に連通させるべく前記工具ハウジングに定められた
    バイパス通路手段; バイパス弁手段が開位置と閉位
    置の間で移動される際前記バイパス通路手段を選択的に
    開閉すべく前記バイパス通路手段内に配設されたバイパ
    ス弁手段;前記バイパス弁手段をその開位置と閉位置の
    間で移動させ油井環状部圧力の変動に応答することを特
    徴とし前記バイパス弁手段が電動機作動バイパス弁手段
    であることを特徴としている制御手段を含み;前記制御
    手段が油井環状部圧力の変動を検出する圧力検出手段;
    及び前記圧力検出手段で検出された油井環状部圧力の所
    定変動に応答して前記電動機作動バイパス弁手段を制御
    するマイクロプロセツサー手段を含むダウンホール工具
    装置。
  43. 【請求項43】 前記電動機作動バイパス弁手段が更
    に,この手段に電力を連続的に与えずにこの手段がその
    開位置又は閉位置のいずれかにとどまるよう前記電動機
    作動バイパス弁手段をその前記開位置と閉位置の間に選
    択的に移動させる電力のみを要求することを特徴とする
    請求項42記載の装置。
  44. 【請求項44】 前記制御手段が更に電気的バツテリー
    電源を含み;前記マイクロプロセッサー手段が更に前記
    電源の低電力状態の検出時に前記バイパス弁手段をその
    前記開位置と閉位置の所定位置にとどまらせる手段とし
    て特徴付けられる請求項42の装置。
  45. 【請求項45】 油井環状部の圧力変動に応答するダウ
    ンホール工具装置であつて:工具ハウジング;前記工具
    ハウジング内に摺動自在に配設された動力ピストン,前
    記動力ピストンが第1側と第2側を有すること;前記油
    井環状部圧力を前記動力ピストンの前記第1側と連通す
    るよう前記工具ハウジング内の第1圧力導通通路手段;
    前記油井環状部を前記動力ピストンの前記第2側と連通
    するよう前記ハウジング内に定められた第2圧力導通通
    路手段;前記第2側を有する前記油井環状部を前記圧力
    ピストンと連通するよう前記工具ハウジング内に定めら
    れた第2圧力導通通路手段;油井環状部圧力の変動が前
    記動力ピストンを前記工具ハウジングに対し第1位置と
    第2位置と間で相対的に移動させる圧力差を前記動力ピ
    ストン前後に発生するよう前記動力ピストンの前記第2
    側と連通している基準圧量を提供する前記工具ハウジン
    グ内に配設された基準圧力手段,前記基準圧力手段が前
    記動力ピストン前後の圧力差で前記動力ピストンを前記
    ハウジングに対し相対的に第1位置と第2位置の間で移
    動可能にする充分な時間にわたり前記動力ピストンの前
    記第2側に対する油井環状部圧力の変動の充分な部分の
    連通を遅延させるべく前記第2圧力導通通路手段内に配
    設された遅延手段;及び前記動力ピストンが最早油井環
    状部圧力の変動に応答しないよう前記動力ピストンを一
    時的に非励起状態にする選択的に作動可能な非励起手段
    を含むダウンホール工具装置。
  46. 【請求項46】 前記バイパス手段が油井環状部圧力に
    おける変動が実質的に直ちに前記動力ピストンの前記第
    2側と連通する開位置を有す,前記第2圧力導通通路手
    段を通じて前記動力ピストンの前記第2側にいたる油井
    環状部圧力の変動連通が前記遅延手段により遅延される
    閉位置において前記動力ピストンが油井環状部圧力の変
    動により移動されない請求項45の装置。
  47. 【請求項47】 前記バイパス手段が:前記遅延手段と
    油圧的に平行なバイパス通路を有する前記第2圧力導通
    通路手段;前記バイパス弁手段が前記バイパス手段の前
    記開位置と閉位置に対応する開位置と閉位置の間で移動
    される際前記バイパス通路を選択的に開閉するよう前記
    バイパス通路内に配設されたバイパス弁手段;及び前記
    バイパス弁手段もその前記開位置と閉位置の間で移動さ
    せる制御手段を含む請求項46の装置。
  48. 【請求項48】 前記遅延手段に前記第2圧力導通通路
    手段に配設された制限オリフイスが含まれる請求項45
    の装置。
  49. 【請求項49】 油井環状部内の圧力の変動に応答する
    ダウンホール工具装置であつて:工具ハウジング;前記
    工具ハウジング内に摺動自在に配設され第1側と第2側
    を有する動力ピストン;前記油井環状部を前記動力ピス
    トンの前記第1側と連通するよう前記工具ハウジング内
    に定められた第1圧力導通通路手段;油井環状部圧力の
    変動が前記動力ピストンを前記工具ハウジングに対して
    第1位置と第2位置の間で相対的に移動させる圧力差を
    前記動力ピストン前後に生ぜしめるよう前記動力ピスト
    ンの前記第2側と連通する基準圧力を提供するよう前記
    工具ハウジング内に配設された基準圧力手段;及び前記
    動力ピストンが最早油井環状部圧力の変動に応答しない
    よう前記動力ピストンを一時的に非励起状態にする選択
    的に作動可能な非励起手段,前記非励起手段が更にこの
    手段への電力の連続適用無しにその励起位置又は非励起
    位置のいずれかの位置にとどまるよう前記非励起手段を
    励起位置と非励起位置の間で選択的に移動させる電力を
    要求することを特徴とするダウンホール工具装置。
  50. 【請求項50】 ダウンホール工具装置であつて:油井
    環状部圧力の変動に応答して前記装置を作動させる作動
    手段;前記作動手段が油井環状部圧力の変動に最早応答
    しないよう前記作動手段を選択的に非励起状態にし,前
    記作動手段が再び油井環状部圧力の変動に応答するよう
    引続き前記作動手段を再励起する非励起手段を含み,前
    記非励起手段が更に,電気バツテリー電源;及び前記非
    励起手段を前記電源の低電力状態検出時に非励起位置と
    再励起位置の所定位置へ移動させるか又はその位置にと
    どまらせる制御手段を含むダウンホール工具装置。
  51. 【請求項51】 油井環状部圧力の変動に応答して通常
    作動する作動機構を有する型式のダウンホール工具の作
    動を制御する方法であつて,前記作動機構が油井環状部
    圧力と開いて連通する第1側と内部に配設された調節オ
    リフイスを有する通路を介して油井環状部圧力と連通す
    る第2側を備えた動力ピストンを有する型式のものであ
    り,前記方法が: (a)命令信号を送信する段階; (b)前記工具において前記命令信号を検出する段階;
    及び (c)前記調節オリフイスをバイパスし前記動力ピスト
    ンの前記第2側を油井環状部圧力と開いた連通状態に設
    定することで油井環状部圧力の変動に最早前記作動機構
    が応答しないよう前記命令信号の検出に応答して前記工
    具の前記作動機構を一時的に非励起状態にする段階から
    成る方法。
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