JPH0649172U - フットレスト - Google Patents

フットレスト

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JPH0649172U
JPH0649172U JP5628992U JP5628992U JPH0649172U JP H0649172 U JPH0649172 U JP H0649172U JP 5628992 U JP5628992 U JP 5628992U JP 5628992 U JP5628992 U JP 5628992U JP H0649172 U JPH0649172 U JP H0649172U
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JP
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footrest
seat
support arm
pair
insertion grooves
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久康 鈴木
勇 小島
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天龍工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全ての形式の座席に対して適用することがで
きて、デザインや大きさの変更を容易に行うことができ
るとともに、損傷あるいは汚損した部分のみの交換をも
容易に行うことのできるフットレストを、簡単な構造に
よって提供すること。 【構成】 シートフレームに固定される支持アーム11
と、この支持アーム11の下端に所定範囲内での傾動を
許容されて連結されかつ全ての部分での断面形状が同一
なフットレスト本体12と、このフットレスト本体12
の上面側に連続的に形成した前後一対の挿通溝12b
と、これらの挿通溝12b内に両端縁が嵌合されてフッ
トレスト本体12の上面を覆う表装材13と、この表装
材13及びフットレスト本体11の左右両端部を覆蓋す
る一対のキャップ14とにより構成したこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、座席の背面下部に取付けられて、当該座席の後方に位置する人が足 を載置して安楽な姿勢をとることができるようにするためのフットレストに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
列車やバス等の乗物においては、座席周辺の空間を十分広くするために、座席 のシートの位置が少し高めになるように設定してある。このため、この座席の後 部座席を使用している人は、その前に位置するフットレストを使用することによ り、安楽な姿勢がとれるようにしてある。
【0003】 このようなフットレストの一般的なものは、一枚の板状のフットレスト本体を 支持アームによって前方座席のシートフレームに支持させたものであり、これは これでフットレストとしての役割は十分なものではある。
【0004】 しかしながら、この従来のフットレストは、その構造が言わば固定的なもので あり、またある特定の座席に合うように規格化されたものでもあるため、汎用性 に乏しいものであったのである。つまり、フットレストの大きさは、使用される 座席の大きさに合わせなければならないものであり、種類の異なる座席毎に規格 の異なるフットレストを形成していたのではそのコストが非常に高いものとなら ざるを得ないものである。
【0005】 また、この従来のフットレストに対しては、座席のデザインに合ったデザイン のものにすることが行われているが、上述したように規格化されたフットレスト では座席のデザイン変更に直ちに対応できないものである。それだけでなく、フ ットレスト全体が一体化されたものであると、部分的な損傷が生じてその交換を 行いたい場合に、その全体の交換を余儀なくされるものであり、効率的なものと は言えないのである。
【0006】 そこで、本考案者等は、フットレストを、そのデザイン変更が容易で汎用性に も優れたものとするためにはどうしたらよいかについて種々検討を重ねてきた結 果、本考案を完成したのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、以上の経緯に基づいてなされたものであり、その解決しようとする 課題は、フットレストの汎用性を高め、かつ部品交換をも容易にすることである 。
【0008】 そして、本考案の目的とするところは、全ての形式の座席に対して適用するこ とができて、デザインや大きさの変更を容易に行うことができるとともに、損傷 あるいは汚損した部分のみの交換をも容易に行うことのできるフットレストを、 簡単な構造によって提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本考案の採った手段は、実施例において使用す る符号を付して説明すると、 「座席20を構成するシートフレーム21の背面下部に設けられて、当該座席 の後方に位置する人の足を載置するフットレスト10であって、 シートフレーム21に固定される支持アーム11と、この支持アーム11の下 端に所定範囲内での傾動を許容されて連結されかつ全ての部分での断面形状が同 一なフットレスト本体12と、このフットレスト本体12の上面側に連続的に形 成した前後一対の挿通溝12bと、これらの挿通溝12b内に両端縁が嵌合され てフットレスト本体12の上面を覆う表装材13と、この表装材13及びフット レスト本体11の左右両端部を覆蓋する一対のキャップ14とにより構成したこ とを特徴とするフットレスト10」 である。
【0010】
【作用】
以上のように構成した本考案に係るフットレスト10の作用を、その製造工程 を含めて説明すると、次の通りである。
【0011】 まず、このフットレスト10は、全ての部分の断面形状(図5において示した 形状)が同一となるようにしたフットレスト本体12、つまり「引き抜き」ある いは「押し出し」によって形成したものを主体として構成したものであり、また このフットレスト本体12の表面を表装する表装材13も同一幅の長尺材を使用 して構成しているので、その左右方向の長さを自由に変えられるものとなってい るのである。また、表装材13は、その前後両端縁にてフットレスト本体12の 各挿通溝12b内に挿通して取付けられるものであるから、例えば当該フットレ スト10が取付けられる座席20のデザイン(主として座席20の表装材のデザ イン)に合ったものを簡単に使用できるのである。
【0012】 従って、このフットレスト10は、その大きさ(座席20の左右方向への長さ )の変更を自由に行うことが可能であり、かつフットレスト本体12の表面を表 装する表装材13のデザインも容易に変更し得るものであるから、その汎用性は 極めて高いものとなっているのである。換言すれば、このフットレスト10は、 座席20がどのような形式のものであっても、また支持アーム11が取付けられ る部分があるものであれば、既設の座席20に対しても適用し得るものなのであ る。
【0013】 また、このフットレスト10の内の表面に出ている部材が汚れたり損傷したり した場合、当該フットレスト10の各構成部材は各キャップ14を取り外すこと によって容易に交換し得るものとなっている。従って、必要な部品のみを交換す ることによって、このフットレスト10の他の大部分の構成部材は再度使用可能 となるから、非常に経済的なものであるのである。
【0014】 なお、本実施例に係るフットレスト10の各部材は、それぞれリサイクル可能 な材料によって形成してあるため、交換した部品や不要となった当該フットレス ト10それ自体も、他のものの材料として再び利用できるものである。しかも、 そのための分別も、前述したように各部材の分解が容易であることから、より一 層容易に行えるのである。
【0015】
【実施例】
次に、本考案に係るフットレスト10を、図面に示した実施例に従って説明す ると、このフットレスト10は、これを構成する支持アーム11の下端部となる 部分に、他の構成部材を組み付けて完成されるものである。そして、完成された フットレスト10は、その支持アーム11によって図1及び図2に示すように、 座席20を構成しているシートフレーム21の背面下部に取付けられるものであ る。なお、本実施例における支持アーム11の前端部には、図1及び図3に示し たように、シートフレーム21への取付けのための取付穴11aが複数形成して あって、この取付穴11aを選択することにより、座席20に対する支持アーム 11の取付角度を調整できるようにしてある。
【0016】 図2に示した実施例においては、座席20が二人掛け用のものであって、それ ぞれのシートバックの背面側に2つのフットレスト10を個別に取付けた例が示 してあるが、一人掛け用の座席20であれば1つのフットレスト10を取付けれ ばよいことは当然として、1つのフットレスト10の全長(図2の左右方向の長 さ)を長くすることにより、長い1つのフットレスト10を二人掛け用の座席2 0に適用できることは言うまでもない。なお、図2に示した実施例のように、1 本の支持アーム11によってフットレスト10の中央部を個別に支持するように した方が、足を左右両側から表装材13上にそれぞれ載せることができるから、 使用者にとって便利ではある。
【0017】 そして、このフットレスト10は、図3〜図6に示すように、シートフレーム 21に固定される支持アーム11と、この支持アーム11の下端に所定範囲内で の傾動を許容されて連結されかつ全ての部分での断面形状が同一なフットレスト 本体12と、このフットレスト本体12の上面側に連続的に形成した前後一対の 挿通溝12bと、これらの挿通溝12b内に両端縁が嵌合されてフットレスト本 体12の上面を覆う表装材13と、この表装材13及びフットレスト本体11の 左右両端部を覆蓋する一対のキャップ14とにより構成してあるものである。す なわち、各構成部材が言わば独立して形成されるものであって、フットレスト1 0全体の組み立ては勿論、部品交換等のために分解をも容易なものとしてある。
【0018】 支持アーム11は、その前端部に形成した複数の取付穴11aを利用して、座 席20を構成しているシートフレーム21の背面下部に取付角度を調整しながら 取付けられるものであり、その後端にはフットレスト本体12等を連結するため の支持パイプ11bが、支持アーム11に対して直交する方向にビス等の固定材 によって固定してある。
【0019】 フットレスト本体12は、例えば合成樹脂材料等による押し出し成型を行うこ とによって、左右方向における全ての断面形状が図3に示したようなものと同一 となるように形成したものであり、フットレスト10とするにあたって、長尺な ものを必要長さに切断したものである。そして、このフットレスト本体12の上 面の前後両側には、図5に示したように、後述する表装材13の前後両端縁が嵌 合される挿通溝12bが形成してあるのである。このフットレスト本体12は、 後述するキャップ14とともに、支持アーム11側の支持パイプ11bの下側に 配置される取付カバー12aを当該フットレスト本体12の下面にビス等の固定 材によって固定することにより、図5に示したように支持アーム11の後端側に 傾斜可能に取付けられるものである。
【0020】 一方、表装材13は、フットレスト本体12の両挿通溝12b間の幅を有する 長尺なものとして形成しておいたものを、フットレスト本体12の長さと略同じ 長さに切断したものであり、例えば座席20の表装材と同じデザインを施したも のである。この表装材13は、フットレスト本体12の一方の端面側から両挿通 溝12b間に差し込むことにより、フットレスト本体12に取付けられるもので ある。なお、この表装材13上には使用者の足が直接載せられるのであるから、 この表装材13の前後両端縁は、各挿通溝12b間に嵌合されることによって曲 面とされるものである。
【0021】 以上のようにしたフットレスト本体12及び表装材13の両端には、図4に示 したように、キャップ14が嵌合されるのであり、このキャップ14は、図5に 示したように、ビス等の固定材によってフットレスト本体12の裏面側に固定さ れるものである。このキャップ14の外側面は、図3にも示したように、何等の 突起もない状態のものとして形成されるのであるが、フットレスト本体12や表 装材13の後端をしっかりと支持する必要があることから、図5に示したように 、所定形状の嵌合凹所14aが形成してあるものである。
【0022】 また、キャップ14の下方には、図4及び図5に示したように切欠が形成して あって、この切欠が支持アーム11に対するフットレスト本体12の回動範囲を 規定しているものである。すなわち、このキャップ14の切欠の端部は、図5に 示したように、回動したとき取付カバー12aの一部に当接するものであり、こ れによりそれ以上の回動を規定するものである。
【0023】 以上のように、このフットレスト10は、言わば個別に形成した各部材によっ て構成したものであり、しかも、各構成部材の組付け表装材13を接着剤を全く 使用しないで行ったものであり、その分解も容易に行えるものとなっているので ある。
【0024】 なお、本考案を実施するにあたっては、座席20のデザインと合わせることの できるデザインを有した表装材13を種々取り揃えておくと有利ではあるが、こ の表装材13の表面に座席20を構成するための表装材(布製のものが多い)を 固定するように実施するとよい。座席20の表装材の端切れの利用ができると同 時に、このフットレスト10のデザインを座席20のそれと同一にすることがで きるからである。また、このフットレスト10は、図6に示すように、座席の横 幅全体に行き渡る長さのもの、つまり横長のものとして、二人の人が同時に使用 できるように実施してもよいものである。
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案においては、上記実施例にて例示した如く、 「シートフレーム21に固定される支持アーム11と、この支持アーム11の 下端に所定範囲内での傾動を許容されて連結されかつ全ての部分での断面形状が 同一なフットレスト本体12と、このフットレスト本体12の上面側に連続的に 形成した前後一対の挿通溝12bと、これらの挿通溝12b内に両端縁が嵌合さ れてフットレスト本体12の上面を覆う表装材13と、この表装材13及びフッ トレスト本体11の左右両端部を覆蓋する一対のキャップ14とにより構成した こと」にその構成上の特徴があり、これにより全ての形式の座席に対して適用す ることができて、デザインや大きさの変更を容易に行うことができるとともに、 損傷あるいは汚損した部分のみの交換をも容易に行うことのできるフットレスト を、簡単な構造によって提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフットレストを使用した座席にお
けるシートフレームの側面図である。
【図2】同背面図である。
【図3】本考案に係るフットレストの側面図である。
【図4】同底面図である。
【図5】図4の1−1線に沿ってみた拡大断面図であ
る。
【図6】フットレストの他の実施例を示す背面図であ
る。
【符号の説明】
10 フットレスト 11 支持アーム 11a 取付穴 11b 支持パイプ 12 フットレスト本体 12a 取付カバー 12b 挿通溝 13 表装材 14 キャップ 14a 嵌合凹所 20 座席 21 シートフレーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席を構成するシートフレームの背面下
    部に設けられて、当該座席の後方に位置する人の足を載
    置するフットレストであって、 前記シートフレームに固定される支持アームと、この支
    持アームの下端に所定範囲内での傾動を許容されて連結
    されかつ全ての部分での断面形状が同一なフットレスト
    本体と、このフットレスト本体の上面側に連続的に形成
    した前後一対の挿通溝と、これらの挿通溝内に前後両端
    縁が嵌合されて前記フットレスト本体の上面を覆う表装
    材と、この表装材及び前記フットレスト本体の左右両端
    部を覆蓋する一対のキャップとにより構成したことを特
    徴とするフットレスト。
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