JPH06478Y2 - 懸濁液の分離回収装置 - Google Patents
懸濁液の分離回収装置Info
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- JPH06478Y2 JPH06478Y2 JP10240288U JP10240288U JPH06478Y2 JP H06478 Y2 JPH06478 Y2 JP H06478Y2 JP 10240288 U JP10240288 U JP 10240288U JP 10240288 U JP10240288 U JP 10240288U JP H06478 Y2 JPH06478 Y2 JP H06478Y2
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- chamber
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、紙パルプ製造設備等に於る分離回収装置に関
する。
する。
紙パルプ製造設備に於て、分離回収装置は、繊維懸濁液
から繊維と水分を分離し再利用するために使用されてお
り、従来、第4図及び第5図に示す円筒形と第6図及び
第7図に示す多重円板形のものが多用されている。
から繊維と水分を分離し再利用するために使用されてお
り、従来、第4図及び第5図に示す円筒形と第6図及び
第7図に示す多重円板形のものが多用されている。
従来の円筒形の分離回収装置は、第4図及び第5図に示
すように、懸濁液は入口130から槽102に流入し、液位差
で生ずる圧力差により槽内で回転している円筒形の網11
2の上に繊維層が形成され、水分は繊維層を通って、網
と共に回転し網112の内側に形成された吸引室114に集め
られ、吸引室114の穴106を通り軸方向端部のバルブ103
に集められ、出口118より槽外へ出て行く。一方網上の
繊維層は加圧軸133で剥ぎとられシュート129から槽外へ
出て行く。
すように、懸濁液は入口130から槽102に流入し、液位差
で生ずる圧力差により槽内で回転している円筒形の網11
2の上に繊維層が形成され、水分は繊維層を通って、網
と共に回転し網112の内側に形成された吸引室114に集め
られ、吸引室114の穴106を通り軸方向端部のバルブ103
に集められ、出口118より槽外へ出て行く。一方網上の
繊維層は加圧軸133で剥ぎとられシュート129から槽外へ
出て行く。
従来の多重円板形の分離回収装置は、第6図及び第7図
に示すように、懸濁液は入口230から槽202に流入する。
槽内で回転している中空軸201は軸方向に連続し、周方
向に仕切られた多数の吸引室214を持ち、同室214の一端
はバルブ203と極めて近接し連通している。中空軸の外
周上に多数の円板状の網212が設けられ、同網212は穴20
6により吸引室214と通じている。中空軸201が網212を伴
って回転するにつれ、網212の上に繊維層が形成され、
水分は繊維層を通って吸引室214の軸方向端部の開口に
近接して設けられた複数個の出口218に達し、複数個の
垂直管221を流下する。垂直管221の下端は槽224の液面
下に開口し槽224で封水されているので、垂直管221では
バキュームレグ(大気脚)が発生し、網212上の繊維捕
集及び脱水を容易にする。
に示すように、懸濁液は入口230から槽202に流入する。
槽内で回転している中空軸201は軸方向に連続し、周方
向に仕切られた多数の吸引室214を持ち、同室214の一端
はバルブ203と極めて近接し連通している。中空軸の外
周上に多数の円板状の網212が設けられ、同網212は穴20
6により吸引室214と通じている。中空軸201が網212を伴
って回転するにつれ、網212の上に繊維層が形成され、
水分は繊維層を通って吸引室214の軸方向端部の開口に
近接して設けられた複数個の出口218に達し、複数個の
垂直管221を流下する。垂直管221の下端は槽224の液面
下に開口し槽224で封水されているので、垂直管221では
バキュームレグ(大気脚)が発生し、網212上の繊維捕
集及び脱水を容易にする。
一方、網212上の繊維層はシャワ232で剥ぎ取られ、網と
網の間に設けられたシュート229に落下し、槽外へ出て
行く。その後網212はシャワ231で洗浄され再び懸濁液中
へ回転して行く。
網の間に設けられたシュート229に落下し、槽外へ出て
行く。その後網212はシャワ231で洗浄され再び懸濁液中
へ回転して行く。
上記の従来装置のいづれでも、回収された水分中に、網
を通過した繊維分が存在する。この回収された水の中の
繊維分の量は、網の面上に繊維層が形成されるに伴って
減少する。従って、網の回転方向において分離回収槽の
入口に近い部分で吸引された水ほど繊維分の量が多く濁
っている。そのために、吸引した水を再利用するため
に、第8図に示すように、バルブ203の開口に仕切205を
設けて、槽内の網の回転方向の上流側の半濁水室314
と、下流側の清澄水室315に分け、初期の繊維分の多い
水を半濁水室314へ導入し、中・終期の繊維分がほとん
どない水を清澄水室315へ導入し、清澄水を再利用に供
し、半濁水は系外へ排出するか、再び槽の入口へ戻して
処理していた。
を通過した繊維分が存在する。この回収された水の中の
繊維分の量は、網の面上に繊維層が形成されるに伴って
減少する。従って、網の回転方向において分離回収槽の
入口に近い部分で吸引された水ほど繊維分の量が多く濁
っている。そのために、吸引した水を再利用するため
に、第8図に示すように、バルブ203の開口に仕切205を
設けて、槽内の網の回転方向の上流側の半濁水室314
と、下流側の清澄水室315に分け、初期の繊維分の多い
水を半濁水室314へ導入し、中・終期の繊維分がほとん
どない水を清澄水室315へ導入し、清澄水を再利用に供
し、半濁水は系外へ排出するか、再び槽の入口へ戻して
処理していた。
しかしながら、従来の装置では、軸方向長さが長くなる
と、バルブから遠い部分で脱水された水はバルブに到達
するのに時間遅れがあり、吸引室は網と共に回転してい
るために、半濁水室へ入るべき水が清澄水室へ混入し清
澄度が低下する欠点があった。
と、バルブから遠い部分で脱水された水はバルブに到達
するのに時間遅れがあり、吸引室は網と共に回転してい
るために、半濁水室へ入るべき水が清澄水室へ混入し清
澄度が低下する欠点があった。
これを避けるためには、半濁水室を大きく清澄水室を小
さくして清澄水回収率を下げるか中空軸の長さを制限す
る必要があり、台数が増えるなどの不具合が生じた。
さくして清澄水回収率を下げるか中空軸の長さを制限す
る必要があり、台数が増えるなどの不具合が生じた。
また、従来の装置のバルブの仕切りは固定式であって、
繊維混入量を目標値以下に保つためには運転条件(濃度
及び処理量)の変化に対する安全を見込んで仕切りを取
付けるので処理効率が悪かった。
繊維混入量を目標値以下に保つためには運転条件(濃度
及び処理量)の変化に対する安全を見込んで仕切りを取
付けるので処理効率が悪かった。
本考案は、上記従来の分離回収装置の欠点を解決し、繊
維懸濁液の分離回収に当って、軸方向に長い装置でも回
収水の清澄度を上げ、処理量の低下を防ぐことができる
ようにしようとするものである。
維懸濁液の分離回収に当って、軸方向に長い装置でも回
収水の清澄度を上げ、処理量の低下を防ぐことができる
ようにしようとするものである。
本考案の懸濁液の分離回収装置は、回転する網の内方に
吸引室を備えると共に、同吸引室に上記網を通して吸引
された液を吸引室の側方に排出する懸濁液の分離回収装
置において、上記吸引室は回転しない固定仕切板によっ
て網の内方に形成され、かつ、同吸引室を網の回転方向
に分割した室を形成する可動仕切板が設けられていると
共に、上記各室に吸引された液を排出する手段が設けら
れている。
吸引室を備えると共に、同吸引室に上記網を通して吸引
された液を吸引室の側方に排出する懸濁液の分離回収装
置において、上記吸引室は回転しない固定仕切板によっ
て網の内方に形成され、かつ、同吸引室を網の回転方向
に分割した室を形成する可動仕切板が設けられていると
共に、上記各室に吸引された液を排出する手段が設けら
れている。
本考案では、回転しない固定仕切板によって、網の内方
に固定した吸引室が形成されているので、網の回転軸の
方向にわたって液が吸引室に収容される。上記したよう
に網の回転に伴って網の面上に形成された繊維層の発達
に従って吸引される液の濁度が減少するために、吸入さ
れる液の濁度は網の回転方向に沿って一定となる。従っ
て、可動仕切板で網の回転方向に分割された固定吸引室
の各室には、所定の濁度をもつ液が吸引される。
に固定した吸引室が形成されているので、網の回転軸の
方向にわたって液が吸引室に収容される。上記したよう
に網の回転に伴って網の面上に形成された繊維層の発達
に従って吸引される液の濁度が減少するために、吸入さ
れる液の濁度は網の回転方向に沿って一定となる。従っ
て、可動仕切板で網の回転方向に分割された固定吸引室
の各室には、所定の濁度をもつ液が吸引される。
また、可動仕切板を動かすことによって、上記吸引室の
各室に吸引される液の濁度は自由に振り分けられる。
各室に吸引される液の濁度は自由に振り分けられる。
本考案の紙パルプ製造設備における繊維懸濁液の分離回
収装置としての一実施例を第1図ないし第3図によって
説明する。
収装置としての一実施例を第1図ないし第3図によって
説明する。
本実施例では、第1図及び第2図に示すように、第6図
及び第7図に示される従来の装置と同様に、円筒面に多
孔6を有し、複数の円板形の網12がその外周に取付けら
れた中空軸1が槽2の中で矢印方向に回転している。中
空軸1の駆動装置11は公知のモータと伝達手段(歯車,
ベルトチェーン等)で構成されている。
及び第7図に示される従来の装置と同様に、円筒面に多
孔6を有し、複数の円板形の網12がその外周に取付けら
れた中空軸1が槽2の中で矢印方向に回転している。中
空軸1の駆動装置11は公知のモータと伝達手段(歯車,
ベルトチェーン等)で構成されている。
中空軸1は両端を複数個の軸受10で支持され少くとも片
端は、第8図に示されるものと同じように網の回転方向
に分割された2個の室17,18をもつ固定されたバルブ3
と極めて近接(間隙0〜1mm程度)して配置されてい
る。中空軸1の外周上に取付けられた網12の内側は、上
記多孔6により後記する吸引室14,15及びドレン室16に
連通している。
端は、第8図に示されるものと同じように網の回転方向
に分割された2個の室17,18をもつ固定されたバルブ3
と極めて近接(間隙0〜1mm程度)して配置されてい
る。中空軸1の外周上に取付けられた網12の内側は、上
記多孔6により後記する吸引室14,15及びドレン室16に
連通している。
中空軸1の内部には、固定仕切板4が設けられ同仕切板
4によって、中空軸1内の上部のドレン室16と下部の吸
引室14,15が区画されている。また、上記固定仕切板4
には、可動仕切板5が取付けられ、これによって中空軸
1の回転方向の上流側の半濁水吸引室14と下流側の清浄
水吸引室15が区画されている。上記固定仕切板4と可動
仕切板5の端部は中空軸1の内壁に近接(間隔0〜1mm
程度)して設けることによって、上記室14,15,16が互い
に隔離されている。また上記固定仕切板4の中空軸の軸
方向の両端はバルブ3によって支持されており、可動仕
切板5は後記する調整装置7によって中空軸1の周方向
に回動するようになっている。
4によって、中空軸1内の上部のドレン室16と下部の吸
引室14,15が区画されている。また、上記固定仕切板4
には、可動仕切板5が取付けられ、これによって中空軸
1の回転方向の上流側の半濁水吸引室14と下流側の清浄
水吸引室15が区画されている。上記固定仕切板4と可動
仕切板5の端部は中空軸1の内壁に近接(間隔0〜1mm
程度)して設けることによって、上記室14,15,16が互い
に隔離されている。また上記固定仕切板4の中空軸の軸
方向の両端はバルブ3によって支持されており、可動仕
切板5は後記する調整装置7によって中空軸1の周方向
に回動するようになっている。
固定仕切板4と中空軸1の隙間を調節する手段として、
第1図に示すように固定仕切板の1端に設けた当て板8
を加圧チューブ9(又はばね、油圧シリンダ)で中空軸
内面に押し付けるようにしても良い。また、槽2内の懸
濁液が外へ漏れるのを防止するために槽2と中空軸1と
の間にシール13が、また脱水された水が漏れないようバ
ルブ3と調整装置7との間にシール19が設けられてい
る。また、上記吸引室14,15は、それぞれ槽23,24の液面
下にその下端が開口する垂直管20,21に接続され、また
ドレン室16は槽23の液面下に開口する垂直管22に接続さ
れている。
第1図に示すように固定仕切板の1端に設けた当て板8
を加圧チューブ9(又はばね、油圧シリンダ)で中空軸
内面に押し付けるようにしても良い。また、槽2内の懸
濁液が外へ漏れるのを防止するために槽2と中空軸1と
の間にシール13が、また脱水された水が漏れないようバ
ルブ3と調整装置7との間にシール19が設けられてい
る。また、上記吸引室14,15は、それぞれ槽23,24の液面
下にその下端が開口する垂直管20,21に接続され、また
ドレン室16は槽23の液面下に開口する垂直管22に接続さ
れている。
繊維懸濁液は、従来装置と同様、槽2内に流入し、下流
へ流れる過程で回転している網12上に繊維層を形成する
が初期段階では細かい繊維を含んだ水が網12を通過し、
多孔6を通って半濁水吸引室14に流入し軸方向へ移動し
出口17より垂直管20を流下する。垂直管20は従来装置と
同様槽23の液面下に開口して封水されているので、バキ
ュームレグが発生し、網12上での繊維層形成及び脱水を
容易にする。
へ流れる過程で回転している網12上に繊維層を形成する
が初期段階では細かい繊維を含んだ水が網12を通過し、
多孔6を通って半濁水吸引室14に流入し軸方向へ移動し
出口17より垂直管20を流下する。垂直管20は従来装置と
同様槽23の液面下に開口して封水されているので、バキ
ュームレグが発生し、網12上での繊維層形成及び脱水を
容易にする。
網12の回転に伴って同網12上には繊維層が形成が均一に
形成されるために、網12上の繊維層がフィルタとして作
用して、水に含まれる細い繊維分は網12を通過できず、
澄んだ水が多孔6を通って網12の回転方向下流側の清澄
水吸引室15に流入し、軸方向へ移動し出口18より垂直管
21を流下する。垂直管21は垂直管20と同様に槽24で封水
されていて、バキュームレッグが発生し網12上での繊維
層の形成と脱水を容易にする。槽23内の半濁水は槽23か
ら再び槽2へと循環する。槽24内の清澄水は清水の代用
として再利用される。
形成されるために、網12上の繊維層がフィルタとして作
用して、水に含まれる細い繊維分は網12を通過できず、
澄んだ水が多孔6を通って網12の回転方向下流側の清澄
水吸引室15に流入し、軸方向へ移動し出口18より垂直管
21を流下する。垂直管21は垂直管20と同様に槽24で封水
されていて、バキュームレッグが発生し網12上での繊維
層の形成と脱水を容易にする。槽23内の半濁水は槽23か
ら再び槽2へと循環する。槽24内の清澄水は清水の代用
として再利用される。
一方、網12上の繊維層は、槽2の液面から出た後も吸引
室15により水分を除去された後、従来と同様再利用され
る。又洗浄シャワ等の水はドレン室16に収容され垂直管
22を通って槽23へ回収される。
室15により水分を除去された後、従来と同様再利用され
る。又洗浄シャワ等の水はドレン室16に収容され垂直管
22を通って槽23へ回収される。
以上本実施例の槽2内における分離回収について説明し
たが、以下に本実施例における制御系統を説明する。
たが、以下に本実施例における制御系統を説明する。
第3図に示すように、槽24に於る清澄水を濁度検出器31
により計測し、その信号を演算機30へ出力する。演算機
30は濁度に応じた移動量を計算し、その信号を調整装置
7へ出力し、調整装置により可動仕切板5を周方向に移
動してその位置決めを行なう。
により計測し、その信号を演算機30へ出力する。演算機
30は濁度に応じた移動量を計算し、その信号を調整装置
7へ出力し、調整装置により可動仕切板5を周方向に移
動してその位置決めを行なう。
即ち、清浄水吸引室15に吸引される清澄水の濁度が大き
くなって許容値以上になった場合には、可動仕切板5が
網12の回転方向の下流側へ移動して、濁った水を半濁水
の槽23へ送る。可動仕切板5を上記のように制御しても
清澄水の濁度が低くならない場合には、網12表面の繊維
層形成を良好に保つよう、演算機30は処理すべき懸濁液
を槽2に供給する通路に設けられた弁32の開度をコント
ロールして長繊維量の極めて多い懸濁液をさらに槽2内
へ導入し、網12を通過する微細繊維の捕集を容易にして
清澄水の濁度を改善する。
くなって許容値以上になった場合には、可動仕切板5が
網12の回転方向の下流側へ移動して、濁った水を半濁水
の槽23へ送る。可動仕切板5を上記のように制御しても
清澄水の濁度が低くならない場合には、網12表面の繊維
層形成を良好に保つよう、演算機30は処理すべき懸濁液
を槽2に供給する通路に設けられた弁32の開度をコント
ロールして長繊維量の極めて多い懸濁液をさらに槽2内
へ導入し、網12を通過する微細繊維の捕集を容易にして
清澄水の濁度を改善する。
なお、中空軸の回転は、公知の方法で槽2の液面が一定
になるようコントロールされる。
になるようコントロールされる。
本実施例は以上説明したように、回転する中空軸1内に
半濁水吸引室14と清浄水吸引室15からなる固定した吸引
室を備えたことによって、網12による吸引に伴って同網
12上に次第に形成される繊維層を利用して、一方の半濁
水吸引室14には濁った水を、清浄水吸引室15には清浄水
を吸引する。しかも、両吸引室14,15は固定されている
ために、清浄水吸引室15における網12上には所定の繊維
層が形成されていて、同吸引室15には、液に含まれる細
かい繊維を含まない所定の濁度の清浄水を吸引すること
ができる。
半濁水吸引室14と清浄水吸引室15からなる固定した吸引
室を備えたことによって、網12による吸引に伴って同網
12上に次第に形成される繊維層を利用して、一方の半濁
水吸引室14には濁った水を、清浄水吸引室15には清浄水
を吸引する。しかも、両吸引室14,15は固定されている
ために、清浄水吸引室15における網12上には所定の繊維
層が形成されていて、同吸引室15には、液に含まれる細
かい繊維を含まない所定の濁度の清浄水を吸引すること
ができる。
また、清浄水吸引室14に吸引される清浄水の濁度が変動
したときには、可動仕切板5を移動させることによっ
て、両吸引室14,15に吸引される水の濁度(繊維混入
率)を自由に振り分けることができる。
したときには、可動仕切板5を移動させることによっ
て、両吸引室14,15に吸引される水の濁度(繊維混入
率)を自由に振り分けることができる。
なお、上記実施例は円板形の網を用いた型式に係るもの
であるが、本考案は円筒形の網等他の型式にも適用する
ことができる。また、吸引室を2分割することに限られ
るものではなく、3分割以上に分割することもできる。
であるが、本考案は円筒形の網等他の型式にも適用する
ことができる。また、吸引室を2分割することに限られ
るものではなく、3分割以上に分割することもできる。
本考案は次の効果を奏することができる。
(1)吸引室は回転する網の内方に固定されて設けられて
おり、かつ、網の回転方向に分割された複数の室からな
っているために、軸方向に長くしても吸引室の各室には
軸方向に於て同一時間に脱水された水分が吸引され、吸
引される液の濁度を一定にすることができるために、許
容濁度以下の清澄液の回収量を多くすることができ、そ
の処理能力が向上し、また台数を少くし設置面積を少な
くすることができる。
おり、かつ、網の回転方向に分割された複数の室からな
っているために、軸方向に長くしても吸引室の各室には
軸方向に於て同一時間に脱水された水分が吸引され、吸
引される液の濁度を一定にすることができるために、許
容濁度以下の清澄液の回収量を多くすることができ、そ
の処理能力が向上し、また台数を少くし設置面積を少な
くすることができる。
(2)吸引室の可動仕切板により清澄液に要求される濁度
に最も適した位置で半濁液と清澄液を振り分けることが
できるので、清澄液回収効率を向上し処理能力を向上さ
せることができる。
に最も適した位置で半濁液と清澄液を振り分けることが
できるので、清澄液回収効率を向上し処理能力を向上さ
せることができる。
第1図は本考案の一実施例の要部を縦断にした側面図、
第2図は同縦断正面図、第3図は同実施例の可動仕切板
の制御系統の説明図、第4図は従来の円筒形分離回収装
置の縦断側面図、第5図は同縦断正面図、第6図は従来
の多重円板形分離回収装置の縦断側面図、第7図は同縦
断正面図、第8図は従来の分離回収装置に用いられるバ
ルブの側面図である。 1…中空軸, 2…槽, 3…バルブ, 4…固定仕切板, 5…可動仕切板, 6…中空軸の多孔,7…調整装置,12…網, 14…半濁水吸引室, 15…清浄水吸引室, 16…ドレン室。
第2図は同縦断正面図、第3図は同実施例の可動仕切板
の制御系統の説明図、第4図は従来の円筒形分離回収装
置の縦断側面図、第5図は同縦断正面図、第6図は従来
の多重円板形分離回収装置の縦断側面図、第7図は同縦
断正面図、第8図は従来の分離回収装置に用いられるバ
ルブの側面図である。 1…中空軸, 2…槽, 3…バルブ, 4…固定仕切板, 5…可動仕切板, 6…中空軸の多孔,7…調整装置,12…網, 14…半濁水吸引室, 15…清浄水吸引室, 16…ドレン室。
Claims (1)
- 【請求項1】回転する網の内方に吸引室を備えると共
に、同吸引室に上記網を通して吸引された液を吸引室の
側方に排出する懸濁液の分離回収装置において、上記吸
引室は回転しない固定仕切板によって網の内方に形成さ
れ、かつ、同吸引室を網の回転方向に分割した室を形成
する可動仕切板が設けられていると共に、上記各室に吸
引された液を排出する手段が設けられていることを特徴
とする懸濁液の分離回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10240288U JPH06478Y2 (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 | 懸濁液の分離回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10240288U JPH06478Y2 (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 | 懸濁液の分離回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0225593U JPH0225593U (ja) | 1990-02-20 |
JPH06478Y2 true JPH06478Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31332282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10240288U Expired - Lifetime JPH06478Y2 (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 | 懸濁液の分離回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06478Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-03 JP JP10240288U patent/JPH06478Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0225593U (ja) | 1990-02-20 |
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