JPH0647777A - 射出成形機のパージ方法 - Google Patents

射出成形機のパージ方法

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JPH0647777A
JPH0647777A JP22335792A JP22335792A JPH0647777A JP H0647777 A JPH0647777 A JP H0647777A JP 22335792 A JP22335792 A JP 22335792A JP 22335792 A JP22335792 A JP 22335792A JP H0647777 A JPH0647777 A JP H0647777A
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JP
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purging
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Takeshi Arai
健 荒井
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パージ処理に伴う射出ノズルからの樹脂材料
の飛散を確実に防止することにより、作業者の火傷や物
の損傷等の発生を排し、安全性及び作業性を高める。 【構成】 加熱筒11内の樹脂材料を排出処理するに際
し、予め、スクリュ12の射出速度Viよりも低速のパ
ージ専用速度Vpを設定するとともに、パージの開始操
作を行った際に、金型13に対するノズルタッチの有無
を検出し、ノズルタッチの無いときはパージ専用速度V
pによりパージ処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形終了或いは材料替え
等の際に、加熱筒内の樹脂材料を排出処理するための射
出成形機のパージ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機では成形終了或いは材
料替え等の際に、加熱筒内の残留樹脂材料を全て排出し
て空にするパージ処理を行っていた。この場合、手動モ
ードによりパージ処理を行うには加熱筒に対するホッパ
ーからの材料供給を停止するとともに、作業者がパージ
開始用のスイッチをオンにすれば、スクリュ回転動作及
びスクリュ前進動作の繰り返しにより加熱筒内の残留樹
脂材料を排出できる。この際、射出装置は金型に対して
後退させ、射出ノズルを金型から離した状態(ノズルタ
ッチ無し)で行うとともに、スクリュ回転動作及びスク
リュ前進動作におけるスクリュ速度は、成形サイクルに
おける計量工程及び射出工程で設定した計量速度及び射
出速度をそのまま利用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、射出成形機
の射出速度に着目した場合、比較的低速のものから近年
のように高速化された成形機まで各種存在するが、特
に、高速化された成形機におけるパージ処理では、射出
速度が高速ゆえにパージ速度も高速となる。この結果、
手動モードでパージ処理を行う際には、射出ノズルから
加熱筒内の残留樹脂材料が勢いよく外部に噴出するた
め、樹脂材料の種類や成形条件等によっては、高温の溶
融樹脂が周囲に飛散し、作業者が火傷を負ったり周囲の
物が損傷するなどの問題があった。
【0004】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、パージ処理に伴う射出ノズ
ルからの樹脂材料の飛散を確実に防止することにより、
作業者の火傷や物損等の発生を排し、より安全性及び作
業性を高めることができる射出成形機のパージ方法の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る射出成形機
のパージ方法は、加熱筒11内の樹脂材料を排出処理す
るに際し、予め、スクリュ12の射出速度Viよりも低
速のパージ専用速度Vpを設定するとともに、パージの
開始操作を行った際に、金型13に対するノズルタッチ
の有無を検出し、ノズルタッチの無いときはパージ専用
速度Vpによりパージ処理を実行するようにしたことを
特徴とする。この場合、ノズルタッチの有るときは射出
速度Viにより射出処理を実行する。また、ノズルタッ
チの無いときでも、マニュアル選択によって射出速度V
iによりパージ処理を実行することができる。
【0006】
【作用】本発明に係る射出成形機のパージ方法によれ
ば、予め、スクリュ12の射出速度Viよりも低速とな
るパージ処理専用の速度、即ち、パージ専用速度Vpを
設定する。
【0007】そして、パージの開始操作を行った際に、
金型13に対するノズルタッチの有無、即ち、射出装置
の前進により射出ノズルが金型13にタッチしているか
否かを検出し、ノズルタッチの無いときはパージ専用速
度Vpによりパージ処理を実行する。この結果、高速射
出を行う射出成形機であっても、パージ処理実行時にお
ける射出ノズルからの樹脂材料の噴出速度は低速化さ
れ、射出ノズルからの樹脂材料の飛散が防止される。
【0008】一方、ノズルタッチの有るときは射出ノズ
ルからの樹脂材料は金型13のキャビティ内に射出され
るため、本来の射出速度Viにより樹脂材料の射出処理
が実行される。また、ノズルタッチの無いときでも、必
要に応じてマニュアル選択により通常の射出速度Viに
設定でき、これにより、例えば、高速射出状態等を確認
できる。しかも、この場合、作業者は意識した状態でマ
ニュアル選択するため、作業者に対しては樹脂材料の飛
散に対する注意を喚起できる。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0010】まず、本発明に係るパージ方法を実施でき
る射出成形機の構成について、図2を参照して説明す
る。
【0011】図2中、Mは射出成形機であり射出装置1
5を備えるとともに、この射出装置15の前方には金型
13を備える。射出装置15は前部に加熱筒11を有
し、この加熱筒11の前端には射出ノズル16を備える
とともに、加熱筒11の後部上端にはホッパー17を備
える。そして、加熱筒11の内部にはスクリュ12を挿
入する。一方、射出装置15は後部に射出シリンダ18
を備え、この射出シリンダ18のラム19にはスクリュ
12の後端を結合するとともに、ラム19の後端には射
出シリンダ18の後端に設けたオイルモータ20におけ
る回転軸20sをスプライン結合する。
【0012】また、射出装置15は不図示の移動装置に
よって前進後退移動する。これにより、前進時には射出
ノズル16が金型13に当接、即ち、ノズルタッチの状
態となり(図2中仮想線16s参照)、後退時には金型
13から射出ノズル16が離れる。
【0013】他方、31は駆動系の一部を示す油圧回路
であり、油圧ポンプ32及びオイルタンク33を備え、
この油圧ポンプ32及びオイルタンク33は四ポート切
換弁(サーボ弁)34を介して射出シリンダ18の前室
及び後室に接続する。また、制御系にはサーボ制御回路
部35及び中央制御部36を備える。サーボ制御回路部
35には射出装置15側の動作データ、例えば、射出シ
リンダ18から検出したスクリュ前進圧力信号Spf、
スクリュ後退圧力信号Spr、さらに、スクリュ位置検
出センサ37の検出結果から求めた射出速度信号Sv等
が付与されるとともに、サーボ制御回路部35からサー
ボ弁34に制御信号Scが付与され、これにより、射出
シリンダ18に対する一連の制御が行われる。
【0014】一方、中央制御部36は速度設定データD
v及び圧力設定データDpをサーボ制御回路部35に付
与するとともに、成形機全体の制御を司る。中央制御装
置36には条件設定部38、自動モード設定スイッチ3
9、射出装置位置確認スイッチ40をはじめ、パージ専
用速度Vpによるパージを解除する解除スイッチ41等
を備える。なお、条件設定部38は後述する条件に基づ
いてパージ専用速度Vpを設定する機能を備える。ま
た、自動モード設定スイッチ39はオンすることにより
自動運転が行われる。さらにまた、射出装置位置確認ス
イッチ40はオンすることにより、射出装置15の位置
がノズルタッチ位置にあるか否かを確認することができ
る。このため、射出装置15(射出ノズル16)の位置
を検出する不図示の位置センサを備えている。他方、解
除スイッチ41はオンすることによりパージ専用速度V
pから強制的に射出速度Viに切換えることができる。
【0015】次に、本発明に係る射出成形機のパージ方
法について、図1に示すフローチャート及び図2を参照
して説明する。
【0016】まず、予め、条件設定部38を利用してス
クリュ12の射出速度Viよりも低速となるパージ専用
速度Vpを設定する。この場合、特に、成形サイクルに
おける射出速度が略300mm/秒以上のときに、パー
ジ専用速度を略100mm/秒未満に設定することが望
ましい。
【0017】一方、手動モードによるパージ処理時に
は、ホッパー17からの材料供給を停止し、パージの開
始操作、即ち、パージを開始するためのスイッチをオン
にする(ステップ1)。これにより、中央制御部36は
ノズルタッチの有無、即ち、射出ノズル16が金型13
にタッチしているか否かを検出する(ステップ2)。こ
の場合の検出は前述した射出装置位置確認スイッチ40
により確認できるデータを直接利用できる。そして、ノ
ズルタッチの無いときは比較的低速となるパージ専用速
度Vpを選択するとともに(ステップ3)、パージ専用
速度Vpによりスクリュ12が前進してパージ処理を実
行する(ステップ4)。よって、高速射出を行う射出成
形機であっても、パージ処理実行時における射出ノズル
16からの樹脂材料の噴出速度は低速化され、射出ノズ
ル16からの樹脂材料の飛散が防止される。
【0018】他方、ノズルタッチの有るときは通常の射
出速度Viを選択し(ステップ5)、この射出速度Vi
による金型13内への射出を行う(ステップ4)。ま
た、ノズルタッチの無いときでも、マニュアル選択によ
る解除スイッチ41のオンにより、通常の射出速度Vi
によりパージ処理を実行できる。この場合、作業者は意
識した状態でマニュアル選択するため、作業者に対して
樹脂材料の飛散に対する注意を喚起でき、安全性が高め
られる。
【0019】なお、実際のパージ処理においてはパージ
開始用のスイッチをオンにすることにより、ノズルタッ
チの有無に加えて自動モード設定スイッチ39がオンし
ているか否かが確認する。そして、オンしていない場合
のみパージ専用速度Vpを選択し、他方、オンしている
場合には通常の射出速度Viを選択する。これは、自動
モードの場合、パージを開始するスイッチをオンにして
も、ノズルタッチの無いときはパージを開始しないため
であり、これにより、作業者はパージ処理のための条件
確認等を行うことができる。
【0020】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、射出成形機は油圧式を例示したが、電動モータ
式であっても同様に実施できる。その他、細部の構成、
手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意
に変更できる。
【0021】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形機の
パージ方法は、予め、スクリュの射出速度よりも低速の
パージ専用速度を設定するとともに、パージの開始操作
を行った際に、金型に対するノズルタッチの有無を検出
し、ノズルタッチの無いときはパージ専用速度によりパ
ージ処理を実行するようにしたため、パージ処理に伴う
射出ノズルからの樹脂材料の飛散を確実に防止できると
ともに、作業者の思わぬ火傷事故や物損等の発生を排
し、安全性及び作業性を飛躍的に高めることができると
いう顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパージ方法を説明するためのフロ
ーチャート、
【図2】同パージ方法を実施できる射出成形機のブロッ
ク構成図、
【符号の説明】
M 射出成形機 11 加熱筒 12 スクリュ 13 金型 Vp パージ専用速度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱筒内の樹脂材料を排出処理する射出
    成形機のパージ方法において、予め、スクリュの射出速
    度よりも低速のパージ専用速度を設定するとともに、パ
    ージの開始操作を行った際に、金型に対するノズルタッ
    チの有無を検出し、ノズルタッチの無いときはパージ専
    用速度によりパージ処理を実行することを特徴とする射
    出成形機のパージ方法。
  2. 【請求項2】 ノズルタッチの有るときは前記射出速度
    により射出処理を実行することを特徴とする請求項1記
    載の射出成形機のパージ方法。
  3. 【請求項3】 ノズルタッチの無いときでも、マニュア
    ル選択によって前記射出速度によりパージ処理を実行で
    きることを特徴とする請求項1記載の射出成形機のパー
    ジ方法。
JP4223357A 1992-07-30 1992-07-30 射出成形機のパージ方法 Expired - Lifetime JPH085097B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020029055A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 東芝機械株式会社 射出成形機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3090919U (ja) * 2002-05-23 2003-01-10 直義 嘉山 臭気の浄化、消臭、冷却空気循環装置

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JP2020029055A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 東芝機械株式会社 射出成形機

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JPH085097B2 (ja) 1996-01-24

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