JPH0647448B2 - ホスフアゼン重合体の製造法 - Google Patents

ホスフアゼン重合体の製造法

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JPH0647448B2
JPH0647448B2 JP61186164A JP18616486A JPH0647448B2 JP H0647448 B2 JPH0647448 B2 JP H0647448B2 JP 61186164 A JP61186164 A JP 61186164A JP 18616486 A JP18616486 A JP 18616486A JP H0647448 B2 JPH0647448 B2 JP H0647448B2
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善治 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はホスファゼン重合体の製造方法に関するもので
ある。更に詳しくはヘキサクロロシクロトリホスファゼ
ンおよび/またはオクタクロロシクロテトラホスファゼ
ンを重合する際、原子団SO4を含む化合物を触媒として
用いる新規な触媒重合法に関するものである。
(従来の技術) ポリホスファゼンに関する研究は古く、1897年H.N.Stok
esはヘキサクロロシクロトリホスファゼン(以下3PNC
と略記する)を強熱することによりホスファゼン重合体
を得たが〔Amer.Chem.J.19,782(1897)〕、それは
有機溶媒に不溶なゴム状物で極めて加水分解され易い性
質を有しているため、そのまま最近まで見過ごされてき
た。
1960年代になってH.R.Allcock等により3PNCを無触
媒、真空封管中で注意深く加熱することにより有機溶媒
に可溶なホスファゼン重合体が得られることが見出され
(米国特許第3,370,020号)、更に該重合体の分子骨格
を形成するリン原子と結合している塩素原子を適当な置
換基(例えば、フルオロアルコキシ基、パーフルオロア
ルコキシ基、アリルオキシ基、アリールオキシ基、アル
コキシ基およびアミノ基等)で置換することにより、
水、酸、塩基等に対して極めて安定な重合体が得られる
様になった。
これらのホスファゼン重合体は、耐熱性、耐炎性、耐油
性等に優れた性質を有し、また燃焼ガスおよび熱分解ガ
スの毒性が少ないことから、居住にかかわる発泡ゴム材
料やプラスチック用難燃剤として優れていると云われて
いる。また−80〜−90℃の低温に於ても可撓性を保
持するゴムにもなり得ると共に、耐油性、耐作動油性等
の優れた性質を有するため、0−リング、ガスケット、
燃料ホース等として工業分野への利用研究が行なわれて
いる。
最近は、このホスファゼン重合体は生体組織との相互作
用が極めて小さいことや、その代謝物が無害であること
から縫合糸、血管代用物、人工臓器、医薬品担持体等と
して生体、医学分野への利用研究も活発に行なわれてい
る。
これらホスファゼン重合体の有用性が次第に高まりつつ
あるにも拘らず、出発物質である3PNCの重合体を旨
く製造する方法に問題が残されている。
即ち、上記の初期の熱重合法では、比較的高い重合温
度、たとえば250〜300℃と、長い重合時間とを必
要とし、しかも、重合率を上げるとしばしば溶媒に不溶
性のゲル化物の生成を伴ない、それが、上記の様な有用
な重合体生成物の製造を困難にしてきた。また、重合体
の分子量の制御も、これら初期の熱重合方法を用いたの
では極めて困難であった。
これらの初期の方法の欠点を克服または最小限にするた
め触媒を用いた重合の研究が多くなされてきた。例え
ば、三弗化硼素、アルキルアルミニウムおよびアルキル
アルミニウムハライドの様なアルミニウム又は硼素のル
イス酸触媒を使用する方法(特開昭52−44900)、無
機塩特にCrCl2、NiCl2、MgCl2等の様な金属ハライドを
触媒とする方法(特開昭53−129300)、式M(OR′)
xの金属アルコキシドを触媒とする方法(特開昭53-4739
6)、チーグラー型触媒例えばTi、Zr、Hf、V等の化合
物と共触媒として硼素又はアルミニウム化合物を組合せ
た触媒系を使用する方法(特開昭55-16076)、トリフェ
ニルアンチモン(特開昭55-120629)またはトリフェニ
ルアンチモンとハロゲンを組合せた系(特開昭55-12362
3)を触媒とする方法、イオウまたはチオカルバメート
化合物を触媒とする方法(特開昭54-152693、同58-1646
19)、ルイス酸と中性塩を組合せた系を触媒とする方法
(特開昭55-123624)等がある。
これらの触媒を用いる重合反応では、触媒は先ず3PN
Cのリン原子に結合した塩素原子を塩素アニオンの形で
引き抜くことから重合が開始されるものと考えられてい
る。例えば塩化アルミニウム(AlCl3)触媒を例にとる
と下式の様にして重合の開始反応が起る。
即ち、これらの触媒はいわゆるルイス酸として働いてい
る。
この機構によれば、上式でAlCl3の様なルイス酸の代り
にHClやHNO3の様なプロトン酸を触媒として使用した場
合、開始反応の結果、同じプロトン酸であるHClが生成
するので上式の平衡を著しく左側に偏らせ、その結果、
開始反応が行き難いと説明されている(特開昭53−71
000)。
事実、HClやHBrの様なプロトン酸存在下では重合が著し
く阻害され、しかも分子量の非常に低いオリゴマーしか
生成しないと報告されている〔特開昭51-1600,Macromo
lecules 36〜42(1975),Polymer 11
31〜43(1970)〕。一方、この様な考え方に反
し、特定な構造のプロトン酸を触媒に使用し、高分子量
重合体を高い収率で得ている例も見られる。例えば、メ
タンスルホン酸やポリリン酸の様な強酸もしくはこれら
強酸の金属塩又は有機金属塩およびこれらの塩とハロ環
状ホスファゼンとの反応生成物を触媒とする方法(特開
昭51−1600)、有機スルホン酸を触媒とする方法(特
開昭58-45230)等がそれで、これらの場合プロトン酸を
構成するアニオン部分が重合活性に重要な役割を果して
いるものと解される。
この様にホスファゼンの重合反応について報告されてい
る結果は複雑で統一的に解釈出来ず、その重合機構は未
だ充分には解明されていない。
また、上記の触媒を用いた重合方法は初期の熱重合法に
比べ多くの利点はあるが、上記欠点を充分に克服したも
のとは云い難い。
すなわち、これら触媒を使用することにより比較的低い
温度、短い反応時間で重合体を得ることが出来るが、重
合率を或る一定値より上げるとやはりゲルが生成した
り、重合率を上げてもゲルが生成しない様な場合は生成
重合体の分子量が極めて低かったり、また場合によって
は重合が促進されると同時にゲルの生成も促進される等
多くの欠点を有しているのが実情である。
(解決しようとする問題点) そこで本発明者等はこれらの欠点を克服または最小限に
抑えるため鋭意検討した結果、ホスファゼンを重合する
際、化学式SO4で表わされる原子団を含む化合物を触媒
として使用する新規重合方法を見出すに至った。
本発明の目的は高分子量ホスファゼン重合体を容易に高
い転化率で製造しえて、しかもゲルの生成を実質的に伴
わないホスファゼン重合体の製造法を与えることにあ
り、また重合体の分子量ならびに分子量分布を希望に応
じて容易に調整しうるホスファゼン重合体の製造法を与
えることにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の新規な触媒である原子団SO4を含む、すなわち
化学式SO4で表わされる原子団を含む化合物とは、サル
フェート陰イオン(SO4 2-)またはスルホニルジオキシ
基(−O−SO2−O−)を含む化合物で、具体的にはサ
ルフェート陰イオンを含む化合物として硫酸、硫酸と含
窒素化合物との錯体、硫酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩また
は硫酸水素塩と硫酸との錯体、またスルホニルジオキシ
基を含む化合物として硫酸エステル等があげられるが、
これらに限定されるものではない。なお、ここで硫酸塩
とはオキシ硫酸塩をも含む意味で用いている。
本発明の新規な触媒である化学式SO4で表わされる原子
団を含む化合物は上述のHClやHBrの様なプロトン酸や、
AlCl3の様なルイス酸と本質的に異なることがわかっ
た。即ちこれら触媒を使用することにより重合が容易に
起り、ゲルの生成が殆んどないため、高い転化率でホス
ファゼン重合体を得ることが出来るという特徴が見ら
れ、更にその使用条件を変えることによって、例えば当
該触媒の種類、その使用量、重合時間、重合温度等の条
件を変えることによって、得られる重合体の分子量およ
び分子量分布も容易に制御できるという利点も併せて有
していることが明らかになった。
本発明の新規触媒の1例である硫酸と含窒素化合物との
錯体を構成する含窒素化合物としてはアミン、アミド、
イミド、ヒドロキシルアミン、オキシム、ヒドラジン、
ヒドラジド、ヒドラゾン、ニトロソアミン、ニトロアミ
ン、アミジン、アミドキシム、グアニジン、尿素、セミ
カルバジド、アミノカルボン酸、アミド酸、スルファミ
ド酸、含窒素チオカルボン酸、含窒素チオ尿素、アラル
キルアミン、ベンゾキノンイミン、アニル、アニリド、
イミド酸、ヒドロオキサム酸等アンモニア誘導体、含窒
素脂肪族および芳香族化合物、およびピロール、ピロリ
ン、ピロリジン、インドール、インドリン、イソインド
ール、カルバゾール、インジゴ、ポルフィリン等窒素1
原子含有5員環化合物、ピリジン、ヒドロピリジン、ピ
ペリジン、キノリン、ヒドロキノリン、イソキノリン、
アクリジン、ベンゾキノリン、ナフトキノリン、フェナ
ントロリン等窒素1原子含有6員環化合物、ピラゾー
ル、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、ベ
ンゾイミダゾール等窒素2原子含有5員環化合物、ジア
ジン、ヒドロピリミジン、ピペラジン、ベンゾジアジ
ン、ジベンゾジアジン等窒素2原子含有6員環化合物、
トリアゾール、ベンゾトリアゾール、トリアジン等窒素
3原子含有5員環化合部、オキサゾール、イソオキサゾ
ール、オキサジン等窒素1原子および酸素1原子含有複
素環化合物、チアゾール、ベンゾチアゾール、イソチア
ゾール、チアジン等窒素1原子および硫黄1原子含有複
素環化合物、オキサジアゾール、オキサジアジン等窒素
2原子および酸素1原子含有複素環化合物、チアンジア
ゾール、チアンジアジン等窒素2原子および硫黄1原子
含有複素環化合物等の含窒素環状化合物等があげられ
る。
本発明の新規触媒の他の例である硫酸塩を構成する陽イ
オンとしてはCu、Mg、Zn、Al、Tl、Ti、Zr、Th、Sb、B
i、V、Ta、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、La、Ce、U等元素周
期律表のIa(アルカリ金属)を除くIb〜VIII族元素およ
びランタニド族、アクチニド族元素等の金属陽イオンが
あげられ、さらにはN2H5 +、N2H6 2+、NH3OH+等の陽イオ
ンもあげられる。また硫酸水素塩、硫酸塩または硫酸水
素塩と硫酸との錯体等の触媒系の成分である硫酸塩およ
び硫酸水素塩を構成する陽イオンとしては上記金属イオ
ンの他にIa族元素、NH4 +、NR4 +、NO+、N2H5 +、N2H6 2+
NH3OH+、C6H5N≡N+およびPH4 +等の陽イオンも含まれ
る。但し、ここでRは置換または無置換芳香族基、また
は直鎖または分枝鎖アルキル、アルケニル基を表わし、
それらの炭素数は1〜8が適当である。
本発明の新規触媒の他の例である硫酸エステル等とは、
一般式 R1−O−SO2−O−R2 で表わされる一連の化
合物である。ここでR1はアルカリ金属、水素、置換また
は無置換芳香族基、または炭素数1〜10の直鎖または
分枝鎖アルキル、アルケニル基あるいは脂環式基を表わ
し、R2は置換または無置換芳香族基、または炭素数1〜
10の直鎖または分枝鎖アルキル、アルケニル基、脂環
式基またはアミノ基(NH2)を表わす。
本発明方法に於て、この様な化学式SO4で表わされる原
子団を含む化合物の使用量は特に限定されず広い範囲内
で適宜選択すれば良いが、反応系内の仕込みモノマーに
対して通常0.01ないし20重量%、好ましくは0.
05ないし10重量%共存させるのが良い。
重合触媒の使用量が少ないとホスファゼン重合体を高収
率で得ることが困難であり、また使用量が多いと重合体
収率が高くなるが、その分子量は低下する傾向がある。
重合反応は無溶媒または適当な溶媒の存在下で通常行な
われる。溶媒は原料モノマー、生成重合体および触媒と
反応しない様なものから適宜選択されるが、例えばベン
ゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン、ジクロル
ベンゼン、トリクロルベンゼン、テトラクロルベンゼ
ン、ニトロベンゼン、ベンゼンスルホニルクロリド、ジ
ヒドロナフタレン、テトラヒドロナフタレン、ビフェニ
ル等芳香族系溶媒、および四塩化炭素、パークロルエチ
レン、トリクロルエチレン、テトラクロルエタン、ジク
ロルエタン、塩素化パラフィン等脂肪族系溶媒があげら
れる。本発明では上記重合反応を密閉系で行なっても良
いし、開放系で行なっても良い。重合温度としては通常
150ないし300℃、好ましくは150ないし260
℃、さらに好ましくは180ないし250℃が採用され
る。重合温度が低過ぎると重合反応が起り難い傾向とな
り、また逆に重合温度が高過ぎると生成するホスファゼ
ン重合体の解重合及びゲル化が起る傾向となる。
重合時間は一般に0.5ないし50時間程度である。
この様にして生成したホスファゼン重合体は通常公知の
単離手段例えば再沈澱法等によって容易に単離、精製さ
れる。
(発明の効果) 本発明方法によれば、重合反応が容易に起り、またゲル
の生成が殆んどないので、高い転化率で可溶性のホスフ
ァゼン重合体が容易に得られ、また触媒の種類、使用
量、重合時間、重合温度等の重合条件を適宜選択するこ
とによって目的物のホスファゼン重合体の分子量および
分子量分布を希望に応じ容易に変化させることができ
る。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を示すが、本発明の範囲はこれ
らの実施例によって限定されるものではない。
実施例1 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、3PNCに対し1.7モル%相当の硫酸
および1,2,4−トリクロルベンゼン3.5mlを仕込んだ
後、それを真空ポンプで引きながら減圧封管した。次に
それを220℃のウッド合金浴につけて3.5時間静置
し、重合させた。
重合後、内容物を10mlのトルエンに注いで不溶分(ゲ
ルおよび触媒残渣)と可溶分(未反応原料および可溶性
重合体等)にそれぞれ分別した。
可溶分は更に30mlのヘプタンに注いで重合体を沈澱と
して分離した。
得られた重合体を再び10mlのトルエンに溶解し、p−
クレゾールNa塩のジグライム溶液(1モル/)50ml
中に、50〜60℃で撹拌下、ゆっくり滴加した。
撹拌下、40時間還流を続けて反応させた後、内容物を
大量のメタノールに注ぎp−クレゾール置換重合体を分
離した。収量は2.19gで、それは原料3PNCに換算
した収率で28%に相当する。
尚、この置換重合体のGPC分析の結果、数平均分子量
は5.5万で、また重量平均分子量は54.6万であっ
た。3PNCの重合の際、ゲルの生成は認められなかっ
た。
実施例2〜5 実施例1に於て、触媒に使用する硫酸の量を変える以外
は実施例1と同様の条件で重合させ、1部のものについ
ては更にp−クレゾール置換体を合成したところ表1の
様な結果が得られた。
尚、何れの場合も、重合中にはゲルの生成は殆んど認め
られなかった。
実施例6 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、3PNCに対し、1.5モル%相当の硫
酸および1,2,4−トリクロルベンゼン3.5mlを仕込ん
だ後、それを真空ポンプで引きながら減圧封管した。次
に、それを220℃のウッド合金浴につけて5時間静置
し重合させたところ58.6%の収率で重合体が得られ
た。
尚、重合の際、ゲルの生成は殆んど認められなかった。
実施例7 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、3PNCに対し0.7モル%相当の硫酸
ヒドロキシルアミンおよび1,2,4−トリクロルベンゼン
3.5mlを仕込んだ後、それを真空ポンプで引きながら
減圧封管した。次にそれを220℃のウッド合金浴につ
けて3.5時間静置重合させた。重合後、実施例1と同
様の後処理をしてp−クレゾール置換重合体を得た。収
量は1.78gで、それは原料3PNCに換算した収率
で22.8%に相当する。尚、この置換重合体のGPC
分析の結果、数平均分子量は10.2万で、また重量平均分
子量は66.0万であった。重合の際のゲルの生成は殆
んどなかった。
実施例8〜11 実施例7に於て、触媒に使用する硫酸ヒドロキシルアミ
ンの量を変化させ、重合時間を3.5時間の代りに3時
間にする以外は実施例7と同様の条件で重合させ、1部
のものについては更にp−クレゾール置換体を合成した
ところ表2の様な結果が得られた。
尚、何れの場合も、重合の際のゲルの生成は殆んど認め
られなかった。
参考例1 実施例10に於て、0.72モル%の硫酸ヒドロキシルア
ミンの代りに0.72モル%の塩酸ヒドロキシルアミン
を使用する以外は実施例10と同様の条件で重合を試み
たが重合体は生成しなかった。
実施例12〜21 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、所定量の各種含窒素化合物と硫酸との錯
体および1,2,4−トリクロルベンゼン3.5mlを仕込ん
だ後、それを真空ポンプで引きながら減圧封管した。次
にそれを220℃のウッド合金浴につけて所定時間静置
重合した。重合後の内容物の後処理は実施例1に準じて
実施した。その結果、表3に示す結果が得られた。
実施例22 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、ニトロシル硫酸の43%硫酸溶液20.
1mgおよび1,2,4−トリクロルベンゼン3.5mlを仕込
んだ後、それを真空ポンプで引きながら減圧封管した。
次にそれを220℃のウッド合金浴につけて8時間静置
重合した後、実施例1と同様の後処理をしたところ可溶
性重合体が47%の収率で得られた。
実施例23〜28 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、所定量の各種含窒素化合物と硫酸との錯
体およびテトラリン3.5mlを仕込んだ後、それを真空
ポンプで引きながら減圧封管した。
次にそれを220℃のウッド合金浴につけて所定時間静
置重合した。重合後の内容物の後処理は実施例1に準じ
て実施したところ表4に示す様な結果が得られた。
実施例29 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、無水硫酸銅80mgおよび1,2,4−トリク
ロルベンゼン3.5mlを仕込んだ後、それを真空ポンプ
で引きながら減圧封管した。
次にそれをウッド合金浴につけて220℃で2時間静置
重合した後、実施例1と同様の後処理をしたところ可溶
性重合体が27%の収率で得られ、そのp−クレゾール
置換体の数平均および重量平均分子量はそれぞれ21万
および159万であった。尚、重合の際ゲルの生成は殆
んど認められなかった。
実施例30 実施例29に於て無水硫酸銅80mgの代りに無水硫酸ア
ルミニウム171.4mgを使用する以外は実施例29と
全く同様の重合および後処理を行なったところ、可溶性
重合体が19%の収率で得られ、そのp−クレゾール置
換体の数平均および重量平均分子量はそれぞれ25万お
よび143万であった。尚、重合の際ゲルの生成は殆ん
ど認められなかった。
実施例31〜41 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、所定量の各種硫酸塩の無水物および1,2,
4−トリクロルベンゼン3.5mlを仕込んだ後、それを
真空ポンプで引きながら減圧封管した。
次にそれを220℃のウッド合金浴につけ所定時間静置
重合した後、実施例1と同様の後処理を実施したところ
表5に示す結果が得られた。
実施例42 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、無水硫酸銅115.1mgおよびテトラリ
ン3.5mlを仕込んだ後、それを真空ポンプで引きなが
ら減圧封管した。
次にそれを220℃のウッド合金浴につけて24時間重
合した後、実施例1と同様の後処理を実施したところ可
溶性重合体が51%の収率で得られた。
尚、重合の際、ゲルの生成は認められなかった。
実施例43 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、硫酸ニッケルと硫酸との錯体35mgおよ
び1,2,4−トリクロルベンゼン3.5mlを仕込んだ後、
それを真空ポンプで引きながら減圧封管した。
次にそれをウッド合金浴につけて220℃で3時間重合
した後、実施例1と同様の後処理をしたところ可溶性重
合体が31%の収率で得られ、そのp−クレゾール置換
体の数平均および重量平均分子量はそれぞれ15万およ
び88万であった。重合の際のゲルの生成は3%であっ
た。
尚、硫酸ニッケルと硫酸との錯体は次の様にして合成し
た。
内容積100mlの三角フラスコに微粉砕した硫酸ニッケ
ル・六水和物(NiSO4・6H2O)2gを仕込み、これに撹拌
しながら30mlの濃硫酸をゆっくり加えた。80℃で3
時間撹拌を続けた後16時間室温に放置した。
次に、冷却・撹拌しながら乾燥したエーテル60mlをゆ
っくり加えた。更に30分間撹拌を続けた後静置し、分
離した沈澱の上澄液を除去した。沈澱に乾燥したエーテ
ルを加えて撹拌・分離する上記の操作を繰り返して余剰
の硫酸を除去した後、ガラスフィルターで沈澱をロ別
し、真空下室温で30時間乾燥したところ淡黄色の粉末
が得られた。
この錯体は硫酸ニッケル・六水和物中の水分子が、硫酸
分子で置換された構造を有していると考えられている。
実施例44〜51 実施例43に於て、硫酸ニッケルと硫酸との錯体の代り
に実施例43に記載したと同様の方法で合成した各種硫
酸塩と硫酸との錯体の所定量を使用し、220℃で3時
間重合する代りに所定時間重合する以外は実施例43と
全く同様の重合および後処理を行なったところ、表6に
示す様な結果が得られた。
実施例53 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、硫酸第2鉄・硫酸錯体35mgおよびテト
ラリン3.5mlを仕込んだ後、それを真空ポンプで引き
ながら減圧封管した。
次にそれをウッド合金浴につけて、220℃で24時間
重合した後、実施例1と同様の後処理をしたとこ可溶性
重合体が43%の収率で得られた。尚、重合の際、ゲル
の生成は認められなかった。
実施例54 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、硫酸銅・硫酸錯体16mgおよび1,2,4−
トリクロルベンゼン7mlを仕込んだ後、それを真空ポン
プで引きながら減圧封管した。
次にそれをウッド合金浴につけて、220℃で24時間
重合した後、実施例1と同様の後処理をしたところ可溶
性重合体が30%の収率で得られた。
実施例55 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、硫酸水素アンモニウム11.5mgおよび
1,2,4−トリクロルベンゼン3.5mlを仕込んだ後、そ
れを真空ポンプで引きながら減圧封管した。
次にそれをウッド合金浴につけて、220℃で4時間重
合した後、実施例1と同様の後処理をしたところ可溶性
重合体が24%の収率で得られ、そのp−クレゾール置
換体の数平均および重量平均分子量はそれぞれ21万お
よび220万であった。
実施例56〜58 実施例55に於て硫酸水素アンモニウムの代りに無水の
各種硫酸水素化合物の所定量を使用し、重合時間4時間
の代りに所定時間重合する以外は実施例55と全く同様
の操作を実施したところ表7に示す様な結果が得られ
た。
実施例59 窒素置換した内容積物20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、硫酸水素テトラブチルアンモニウム3
4.1mgおよび1,2,4−トリクロルベンゼン3.5mlを
仕込んだ後、それを真空ポンプで引きながら減圧封管し
た。
次にそれをウッド合金浴につけて250℃で5.5時間
重合した後、実施例1と同様の後処理をしたところ可溶
性重合体が50%の収率で得られた。尚、重合の際ゲル
の生成は2%であった。
実施例60 実施例59に於て硫酸水素テトラブチルアンモニウム3
4.1mgの代りに硫酸水素アミノアセトニトリル15.
5mgを使用し、重合時間5.5時間の代りに7時間重合
する以外は実施例59と全く同様の操作を実施したとこ
ろ可溶性重合体が18%の収率で得られた。尚、重合の
際ゲルの生成は2%であった。
実施例61 窒素置換した内容積物20mlのガラス製重合管に3PN
C3.5g、3PNCに対して1.4モル%相当の硫酸
ジエチルおよび1,2,4−トリクロルベンゼン3.5mlを
仕込んだ後、それを真空ポンプで引きながら減圧封管し
た。
次にそれをウッド合金浴につけて220℃で6時間重合
した後、実施例1と同様の後処理をしたところ可溶性重
合体が38%の収率で得られ、そのp−クレゾール置換
体の数平均および重量平均分子量はそれぞれ5.2万お
よび107万であった。尚、重合の際ゲルの生成は1.
5%であった。
実施例62 実施例61に於て、3PNCに対して1.4モル%相当
の硫酸ジエチルを使用する代りに、0.6モル%相当の硫
酸ジエチルを使用し、重合時間6時間の代りに5時間重
合する以外は実施例61と全く同様の操作を実施したとこ
ろ、可溶性重合体が42%の収率で得られた。
実施例63〜67 実施例61に於て、3PNCに対して1.4モル%相当
の硫酸ジエチルを使用する代りに、スルホニルジオキシ
基を含む各種化合物の所定量を使用し、220℃で6時
間重合する代りに所定温度で所定時間重合する以外は実
施例61と全く同様の操作を実施したところ表8に示す
様な結果が得られた。
実施例68 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管に3PN
C 3.5g、3PNCに対し0.37モル%相当の硫
酸水素ヒドラジニウム硫酸錯体(N2H5HSO4・H2SO4)およ
び1,2,4−トリクロルベンゼン3.5mlを仕込んだ後、
それを真空ポンプで引きながら減圧封管した。
次にそれを220℃のウッド合金浴につけて1時間20
分重合した後、実施例1と同様の後処理を行なったとこ
ろ可溶性重合体が29%の収率で得られた。
実施例69 窒素置換した内容積約20mlのガラス製重合管にオクタ
クロロシクロテトラホスファゼン(4PNC)3.5
g、4PNCに対し1.8モル%相当の硫酸および1,2,
4−トリクロルベンゼン3.5mlを仕込んだ後、それを
真空ポンプで引きながら減圧封管した。
次にそれを220℃のウッド合金浴につけて4時間重合
した後、実施例1と同様の後処理をしたところ可溶性重
合体が13%の収率が得られた。
参考例2 実施例55に於て硫酸水素アンモニウム11.5mgの代りに
硫酸アンモニウム13.2mgを使用する以外は実施例5
5と同様の条件で重合を試みたが重合体の生成は認めら
れなかった。
参考例3 実施例58に於て、硫酸水素ナトリウム12.1mgの代りに
硫酸ナトリウム14.3mgを使用し、重合時間を2時間
の代りに7時間にする以外は実施例58と同様の条件で
重合を試みたが重合体の生成は認められなかった。
比較例1 実施例42に於いて、無水硫酸銅115.1mgの代りに
p−トルエンスルホン酸メチル12.2mgを使用した以
外は実施例42と同様の条件で重合を行ったところ、可
溶性重合体が12.3%の収率で得られた。尚、重合の
際のゲルの生成は2.3%であった。
比較例2 比較例1に於いて、p−トルエンスルホン酸メチルの使
用量を150.2mgに増量した以外は比較例1と同様の
条件で重合を行ったところ、ゲル状の重合体が69.7
%の収率で得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 正之 埼玉県南埼玉郡宮代町和戸4−11−8 (56)参考文献 特開 昭55−136107(JP,A)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(NPCl2(但しyは3および/または
    4)で表わされる環状ホスファゼン化合物を原子団SO4
    を含む化合物の存在下で加熱して重合することを特徴と
    するホスファゼン重合体の製造法。
  2. 【請求項2】原子団SO4を含む化合物が硫酸または硫酸
    と含窒素化合物との錯体である特許請求の範囲第1項に
    記載の製造法。
  3. 【請求項3】含窒素化合物がヒドロキシルアミン、ヒド
    ラジンまたはオキシム化合物である特許請求の範囲第2
    項に記載の製造法。
  4. 【請求項4】原子団SO4を含む化合物が元素周期律表I
    bないしVIII族の金属元素およびランタニド族、アクチ
    ニド族元素の硫酸塩無水物である特許請求の範囲第1項
    に記載の製造法。
  5. 【請求項5】元素周期律表IbないしVIII族の金属元素
    およびランタニド族、アクチニド族元素がCu、Mg、Zn、
    Al、Ti、Zr、Th、Bi、V、Mn、Fe、NiおよびCeである特
    許請求の範囲第4項に記載の製造法。
  6. 【請求項6】原子団SO4を含む化合物が元素周期律表Ia
    ないしVIII族の金属元素およびランタニド族、アクチニ
    ド族元素の硫酸水素塩無水物である特許請求の範囲第1
    項に記載の製造法。
  7. 【請求項7】原子団SO4を含む化合物がNH4 +、NR4 +(R
    は置換または無置換芳香族基、または直鎖または分枝鎖
    アルキルもしくはアルケニル基を表わす)、NO+、N
    2H5 +、N2H6 2+、NH3OH+、C6H5N≡N+およびPH4 +の群から
    選ばれた陽イオンと硫酸水素陰イオンとからなる硫酸水
    素塩無水物である特許請求の範囲第1項に記載の製造
    法。
  8. 【請求項8】原子団SO4を含む化合物がN2H5 +、N2H6 2+
    よびNH3OH+の陽イオンと硫酸陰イオンとからなる硫酸塩
    無水物である特許請求の範囲第1項に記載の製造法。
  9. 【請求項9】原子団SO4を含む化合物が元素周期律表Ia
    ないしVIII族の金属元素およびランタニド族、アクチニ
    ド族元素の硫酸塩または硫酸水素塩と硫酸との錯体であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の製造法。
  10. 【請求項10】原子団SO4を含む化合物がNH4 +、NR
    4 +(Rは置換または無置換芳香族基、または直鎖または
    分枝鎖アルキルもしくはアルケニル基を表わす)、N
    O+、N2H5 +、N2H6 2+、NH3OH+、C6H5N≡N+およびPH4 +の群
    から選ばれた陽イオンの硫酸塩無水物または硫酸水素塩
    無水物と硫酸との錯体である特許請求の範囲第1項に記
    載の製造法。
  11. 【請求項11】原子団SO4を含む化合物が、一般式R1
    O−SO2−O−R2(ここでR1はアルカリ金属、水素、C1
    〜C10の直鎖、分枝鎖または環状の脂肪族炭化水素基、
    または芳香族基を表わし、R2はC1〜C10の直鎖、分枝
    鎖または環状の脂肪族炭化水素基、芳香族基、またはア
    ミノ基を表わす)で表わされる化合物である特許請求の
    範囲第1項に記載の製造法。
  12. 【請求項12】元素周期律表IaないしVIII族の金属元素
    およびランタニド族、アクチニド族元素がNa、Cu、Mg、
    Zn、Al、Ti、Zr、Th、Bi、V、Mn、Fe、NiおよびCeであ
    る特許請求の範囲第6項または第9項記載の製造法。
  13. 【請求項13】環状ホスファゼン化合物がヘキサクロロ
    シクロトリホスファゼンである特許請求の範囲第1項な
    いし第12項のいずれかに記載の製造法。
  14. 【請求項14】ヘキサクロロシクロトリホスファゼンを
    不活性雰囲気下、150℃ないし300℃の温度で0.
    01ないし20重量%の原子団SO4を含む化合物と共
    に、0.5ないし50時間反応させることからなる特許
    請求の範囲第1ないし第12項のいずれかに記載の製造
    法。
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