JPH0647015A - 線形増幅器と直流電源の組み合わせを用いる勾配増幅システム - Google Patents

線形増幅器と直流電源の組み合わせを用いる勾配増幅システム

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JPH0647015A
JPH0647015A JP5048824A JP4882493A JPH0647015A JP H0647015 A JPH0647015 A JP H0647015A JP 5048824 A JP5048824 A JP 5048824A JP 4882493 A JP4882493 A JP 4882493A JP H0647015 A JPH0647015 A JP H0647015A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気共鳴イメージング装置で使用するための
勾配増幅器を提供する。 【構成】 直流電源46と縦続接続された線形増幅器4
4を用いる。直流電源は高速勾配スイッチングのために
増大した電力を供給する役目を果たし、線形増幅器は所
望の連続出力を発生するために補正電流を供給する。直
流電源は勾配コイルの電流を選定するための勾配信号1
6により開ループ制御され、増幅器は勾配コイルからの
帰還信号56に応答して閉ループで動作する。直流電源
は複数の直流ユニットで構成して、これらを組み合わせ
て、線形増幅器による補正に先立って、細かくステップ
状に制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気共鳴イメージング装
置に関するものであり、更に詳しくはこのような装置で
使用するための高電流の勾配増幅システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング(MRI:mag
netic resonance imaging)は
診断医学の重要な道具として発達してきた。熟練した当
業者には理解されるように、MRIでは、イメージング
対象の物体がデカルト座標系のz軸に沿った方向に向け
られた一様な磁界の中に保持される。
【0003】物体の核のスピンが無線周波数(RF:r
adio frequency)パルスによって励起さ
れてz軸のまわりに歳差運動を行なう。これらの励起さ
れたスピンの減衰歳差運動によってNMR信号が作成さ
れる。NMR信号の振幅は、イメージング対象の物体の
中の単位体積当たりの歳差運動を行う核の数等によって
左右される。このスピンの数は「スピン密度」と呼ばれ
る。
【0004】NMR信号によって明らかにされるスピン
密度等の特性の画像は、x、yおよびz軸に沿って精密
に制御された勾配磁界Gx、GyおよびGzを印加する
ことによって作成することができる。勾配増幅システム
で駆動される勾配コイルが作成するこれらの勾配磁界に
より、異なる位置のスピンに対するNMR信号の位相シ
フトおよび周波数シフトを介して、位置情報が符号化さ
れてNMR信号となる。
【0005】図1に示すように、スピンワープ(spi
n warp)MRI技術の下でデータを取得するため
の代表的な「スピンエコー」パルス系列は、(1)z軸
で画像スライスを選択するために第一の90°RFパル
スの間に活性化されるz軸勾配Gz、(2)歳差運動し
ている核スピンをy方向に位相符号化するためのy軸勾
配磁界Gy、および(3)歳差運動している核スピンを
x方向に周波数符号化するためにNMR信号の取得の間
に活性化されるx軸勾配Gxを含む。このような二つの
NMR取得S1およびS1’は、後者が逆転されて、前
者と加算されるが、この系列下で単一のビュー”A”の
NMR信号を構成する。ここで注意すべきことは、ビュ
ー”A”と後続のビュー”B”との間でy勾配磁界Gy
が変化するということである。このパルス系列について
は、1984年4月17日発行の米国特許第4,44
3,760号に詳細に説明されている。
【0006】多数のビューから成る一組のNMR信号を
再構成することにより、周知の技術に従ってイメージン
グ対象の単一のスライスの画像を作成することができ
る。イメージング対象の三次元にわたる情報を生成する
ために多数のスライスが必要とされる。スライス画像が
得られる速度は、勾配磁界を変化させ得る速度で大分制
限される。勾配コイルはほぼ誘導性負荷であるので、勾
配磁界の高速スイッチングを行うためには、それに対応
した高電圧を作成し得る増幅器が必要となる。これらの
高電圧とともに、勾配コイルが必要とする高電流によ
り、極めて高い電力を出力し得る増幅器が必要とされ
る。
【0007】勾配増幅器は勾配コイルに与えられる勾配
電流を正確に制御することもできなければならず、また
現在および将来のイメージング技術のための任意の形状
の勾配波形の発生に最大限の柔軟性が得られるものでな
ければならない。このため、高電力の線形増幅器が最も
一般的に使用される。現在の線形増幅器は、勾配コイル
を駆動するのに適した電力を発生するため、各勾配に対
して80個ものパワートランジスタを使用している。こ
のようなパワートランジスタの個数を増加させたこと
で、このような増幅器の電力出力を増大させると、許容
できない程、増幅器のコストと複雑さが増大し、信頼度
が低下する。
【0008】
【発明の概要】本発明は、勾配コイルに与えられる有効
勾配電力を高めるために通常の線形勾配増幅器に直流電
源(DC power supply)を縦続接続した
勾配増幅システムに関するものである。詳しく述べる
と、勾配信号を受ける直流電源は勾配コイルに接続され
た出力を持ち、出力電圧の不連続な範囲から選択するこ
とができる第一の電圧成分を発生し、所望の勾配磁界を
近似する。帰還センサが勾配コイルに接続されていて、
帰還信号を発生し、この信号が増幅器の制御に使用され
る。増幅器は、やはり勾配コイルに接続された出力を持
ち、勾配コイルに第二の電圧成分を発生させるが、これ
は出力電圧の連続的な範囲にある。増幅器は帰還信号お
よび勾配信号を使用して第二の電圧成分を調整すること
により、第一の電圧成分と第二の電圧成分との和が所望
の勾配磁界を生じるようにする。
【0009】したがって本発明の一つの目的は、任意の
波形を精密に発生する能力をなお維持しつつ、勾配コイ
ルの駆動に直流電源を使用することによる電力効率と簡
単さを得ることにある。直流電源は比較的簡単な構成を
用いることができ、あるいは極めて低い電力消費で動作
することができる。増幅器は直流電源の階段状出力を
「埋める」ことにより、有効な線形制御を行う。増幅器
の行う補正により、直流電源の内部調節は比較的少なく
なる。実際、増幅器がそれらの変動する出力を補償する
範囲をそなえていれば、直流電源は単に充電されたコン
デンサとすることができる。
【0010】本発明のもう一つの目的は勾配コイルの間
欠的な電力需要を利用することである。直流電源はピー
ク需要に対する電力を供給する。また、直流電源は他の
時は蓄積コンデンサ等にエネルギーを累積することがで
きるので、必要な構成要素は低電力構成要素でよい。一
実施例では、直流電源は多数の直流電源で構成すること
ができる。各電源は勾配コイルに一緒に変分電圧を供給
することにより、数個の出力電圧レベルを提供する。各
直流電源からの電圧値は他の電源に対して二進法の関係
とすることができる。どちらの場合にも、直流電源の適
当な組み合わせを一緒にスイッチングすることにより、
勾配電流が作られる。
【0011】したがって、本発明のもう一つの目的は所
望の勾配電流を発生するために必要とされる電圧を共同
してより良く近似することにより、それに応じて増幅器
の電力出力を低下させることが可能な複数の直流電源を
提供することである。一実施例では、勾配磁界を小さく
したとき誘導性の勾配コイルからエネルギーを受けるこ
とができる大きな蓄積コンデンサを直流電源に含めるこ
とができる。
【0012】したがって本発明のもう一つの目的は、勾
配コイルの誘導性のエネルギーを蓄積する性質を利用す
ることである。勾配増幅器のピーク電力が要求されるの
は、勾配の強さを変えなければならない期間の間であ
る。これらの期間では、エネルギーが勾配コイルに蓄積
されたエネルギーに加算されるか、またはそれから減算
される。直流電源の出力にコンデンサを使用することに
より、この蓄積されたエネルギーは勾配コイルの強さを
下げている期間の間に勾配コイルから取り戻し、勾配信
号を大きくしている期間の間に再び加算することができ
る。
【0013】蓄積コンデンサによりすべてのエネルギー
を勾配コイルからうまく取り戻すことはできない。した
がって、すぐに補足的な再充電が必要となる。もう一つ
の実施例では、勾配レベルの変化の間に蓄積コンデンサ
を増幅器により再充電することができる。コンデンサ基
準電圧が、第一の勾配電流の流れに対応する所望のピー
クコンデンサ電圧を示すために使用される。コンデンサ
上のピーク電圧のサンプルを使用してピーク電圧信号を
作成し、このピーク電圧信号と基準電圧とにより誤差信
号を発生する。この誤差信号により、勾配コイルの第一
の電流および第二の電流に付加すべき電流を発生し、こ
れにより基準電圧の値に向かってピークコンデンサ電圧
を動かす。
【0014】したがって、本発明の更にもう一つの目的
は直流電源の補足的な再充電回路の必要性を無くすが、
直流電源コンデンサ内で失われた電荷を補う目的で増幅
器自体を使用することである。上記以外の目的および利
点は、以下の本発明の実施例の説明から当業者には明ら
かとなる筈である。説明では付図を参照するが、付図は
説明の一部を構成し、本発明の一例を示す。しかし、こ
のような例は本発明の種々の代替形式を網羅するもので
はない。したがって、本発明の範囲の判定に当たって
は、特許請求の範囲を参照すべきである。
【0015】
【実施例の記載】
[MRIシステムのハードウェア]図2を参照して説明
する。前にスピンワープイメージングに対して図1で示
したようなMRIパルス系列で使用されるRF信号およ
び勾配磁界信号をパルス制御モジュール12が発生す
る。パルス制御モジュール12はコンピュータ10の制
御下で正しくタイミングを取ったパルス系列を合成す
る。
【0016】パルス制御モジュール12はディジタル信
号20により、勾配波形前処理器14に連絡する。勾配
波形前処理器14はディジタル信号20を三つのアナロ
グ勾配信号16に変換する。各アナログ勾配信号は各勾
配軸に対応する。アナログ勾配信号16は三つの同じ勾
配増幅器の組42に伝えられる。これらの勾配増幅器は
勾配コイル22に接続されて、上記のような勾配Gx、
Gy、およびGzを形成する。
【0017】各勾配コイル22は銅の導線の多数ターン
で構成され、磁石集合体40の中の患者18に近接して
配置される。磁石集合体40には、分極磁界B0 を作る
ための超伝導磁石も入っている。この超伝導磁石につい
ては、1988年8月12日発行の米国特許第4,73
7,716号に一般的に述べられている。パルス制御モ
ジュール12は無線周波数シンセサイザ32の制御も行
う。無線周波数シンセサイザ32はブロック31として
囲まれたRFトランシーバシステムの一部である。パル
ス制御モジュール12は付加的にRF変調器30の制御
も行う。RF変調器30は無線周波数シンセサイザ32
の出力を変調する。結果として得られたRF信号は電力
増幅器28によって増幅され、送信/受信(T/R)ス
イッチ26を介してRFコイル24に印加され、イメー
ジング対象の患者18の核スピンの励起に使用される。
【0018】励起された核からのNMR信号は磁石集合
体40内のRFコイル24によってピックアップされ、
送信/受信スイッチ26を介して前置増幅器38に与え
られて増幅された後、直角位相検出器36によって処理
される。検出された信号は高速A/D変換器34によっ
てディジタル化され、コンピュータ10に与えられて処
理され、患者18の画像が作成される。
【0019】[勾配増幅器]図2および図3を参照して
説明する。三つの勾配軸Gx、GyおよびGzの特定の
勾配コイル22と結合された各勾配増幅器42は、線形
増幅器44と直流電源46を直列接続した回路を含む。
この直列接続回路は勾配コイル22の両端間に接続され
て、そのコイル22に電力を供給する。
【0020】各線形増幅器44の電圧出力はその入力4
3の信号を単に一定の割合で大きくしたものである。更
に、線形増幅器44の出力はほぼ連続である。すなわ
ち、出力は離散的なステップとして動くのではなくて、
その入力43の信号により、線形増幅器44の出力範囲
内の任意の値に制御することができる。各線形増幅器4
4はブリッジ構成で「浮動出力」を持つように設計され
る。すなわち、各線形増幅器44は二つの端子に対して
規定された出力電圧を発生し、この二つの端子のどちら
も、勾配増幅器42の他の回路要素と共通なアースを基
準としていない。浮動出力であるので、線形増幅器44
の電圧出力を他の電圧源に加算するためには、単にこの
ような他の電圧源と直列に線形増幅器44の電圧出力を
接続すればよい。線形増幅器44は当業者には知られて
おり、例えば米国特許第3,808,545号に説明さ
れている。
【0021】後で更に詳しく説明するように、直流電源
46は離散的なステップの出力電圧のみを供給する。出
力が入力値の連続的な関数でないという点で、線形増幅
器44と対照的である。最も簡単な実施例では、直流電
源46は三つの電圧出力、すなわち、零ボルト、および
予め定めた大きさを持つ正負二つの極性のどちらかの電
圧だけを発生することができる。
【0022】線形増幅器44と同様に、直流電源46は
浮動出力であり、第一の出力端子45と第二の出力端子
47との間で規定された電圧を生ずる。直流電源46に
は、線形増幅器44におけるような入力は無い。しか
し、直流電源46は作動および極性信号は受ける。この
作動および極性信号は、直流電源46の端子45と47
との間に発生される出力電圧の極性を決める。また、後
で述べる一実施例では、この作動および極性信号は数個
の離散的な出力電圧値から一つを選択する。
【0023】前述したように、線形増幅器44と直流電
源46は勾配コイル22の両端間に直列に接続される。
線形増幅器44および直流電源46はアース点48を中
心として対称な対も形成している。これにより、勾配コ
イル22はそのアース点48を中心として対称に駆動さ
れる。この構成により、勾配コイル22の駆動の間の、
勾配コイル22の任意の部分とアース48との間の電圧
の振動が最小になる。したがって、勾配コイル22と、
アース48に対して固定電圧になり得る患者18のよう
な対象との間の容量性結合の影響が小さくなる。この対
称性が得られるように、各直流電源46および線形増幅
器44は同じ入力43または作動および極性信号を受け
る。
【0024】一つの線形増幅器44とアース点48との
間に直列に、電流検知帰還抵抗50が挿入されている。
これにより、直列接続された直流電源46、線形増幅器
44、および勾配コイル22を通る電流を表す電圧降下
が得られる。帰還抵抗50の値は充分に小さいので、上
記のような勾配コイル22への電圧の対称的な印加は殆
ど影響を受けない。帰還抵抗50の目的は作成された実
際の勾配磁界の表示を得ることである。通常程度の当業
者には理解されるように、ホール効果変換器または直流
変圧器からの帰還信号のような他の帰還信号も使用する
ことができる。
【0025】上記のような直流電源46と線形増幅器4
4の直列接続は各電力源の利点を組み合わせたものであ
る。線形増幅器44は、特にNMRデータの収集の期間
の間に必要とされる勾配コイル22を通る電流の正確で
連続した調節を行う。一方、直流電源は勾配コイル22
の誘導性負荷に対して勾配電流を高速スイッチングする
ために必要な、比較的安価で信頼できる高電圧源を提供
する。後で説明するように線形増幅器44は直流電源4
6が供給する電圧値の間の電圧値を「埋める」役目を果
たし、また組合わされた電圧を有効に調節する役目を果
たす。
【0026】直流電源46と線形増幅器44の協同作用
は、開ループ直流制御器52と、加算接続点54を用い
る閉ループ電流帰還の組み合わせ動作によって行われ
る。勾配コイル22を通る所望の電流を反映するアナロ
グ勾配信号16を、直流制御器52と加算接続点54の
両方が受ける。後で更に詳しく説明するように勾配信号
に基づいて、直流制御器52は直流電源46の極性およ
び離散電圧を制御することにより、勾配コイル22を通
る所要電流を駆動するために必要とされる所要電圧の近
似を行う。
【0027】電流検知帰還抵抗50から得られた電流帰
還信号56を同じ勾配信号16から減算することによ
り、通常の帰還制御による誤差信号58が得られる。こ
の誤差信号58は勾配コイル22を通る電流と勾配信号
16で示される所望の電流との間の差を表す。この誤差
信号58は利得ブロック59を通過した後、線形増幅器
44に入力される。当業者には理解されるように、利得
ブロックは必要な信号増幅と、増幅器の安定性の基準を
満たすための補償を行う。線形増幅器44は、直流電源
46の電圧出力を補い、また誤差信号58を零にするよ
うに勾配コイル22を流れる電流を修正する電圧出力を
供給する。このように誤差信号58は、勾配コイル22
を通る電流を勾配信号16に表された所望の値とする。
【0028】したがって、直流電源46は勾配コイル2
2を通って流れる実際の電流に無関係に勾配信号16に
よって直接制御される。また、線形増幅器44は勾配コ
イル22を通って流れる実際の電流によって制御され、
その電流を適正なレベルとするために必要とされる差を
補う。線形増幅器44は帰還抵抗50を通る勾配コイル
電流を検知する。
【0029】二つの勾配電力源、すなわち直流電源46
および増幅器44が共同して有効に動作するように、各
直流電源46が勾配コイル22に印加し得る電圧の単位
は線形増幅器44の最大出力電圧より小さい値に制限さ
れる。これにより線形増幅器44と直流電源46の組み
合わせは、零ボルトから線形増幅器44と直流電源46
の最大出力電圧の和に等しい最大値までの範囲内で、連
続的に変化する制御された電圧を供給することができ
る。
【0030】次に図3および図4を参照して説明する。
第一の実施例では、各直流電源46はコンデンサバンク
64を含む。コンデンサバンク64は、正の端子63と
負の端子65との間に接続される低電力充電器(図示し
ない)によりコンデンサ待機電圧に予め充電される。こ
のコンデンサバンク64はスイッチング回路網66を介
して直流電源46の第一の端子45および第二の端子4
7に接続されている。
【0031】スイッチング回路網66は、4個のNチャ
ネルIGBT形パワートランジスタ68−74を含む。
パワートランジスタ68−74は、二つの極性のいずれ
かで勾配コイル22と直列にコンデンサバンク64を接
続するように、すなわち、直流電源46の第一の端子4
5が(1)第二の端子47より正(「正極性」)、もし
くは(2)第二の端子より負(「負極性」)となるよう
に配置されている。勾配コイル22からコンデンサバン
ク64を分離し、直流電源46の第一の端子45と第二
の端子47を一緒に接続して、零出力電圧(「短絡」状
態)を生じるように、スイッチング回路網66のトラン
ジスタ68−74を制御することも可能である。
【0032】詳しく述べると、トランジスタ68および
70はコンデンサバンク64の両端間に接続される。ト
ランジスタ68のコレクタはコンデンサバンク64の正
の端子63に接続され、トランジスタ68のエミッタは
トランジスタ70のコレクタに接続され、また直流電源
出力46の第一の端子45に接続されている。トランジ
スタ70のエミッタはコンデンサバンク64の負の端子
65に接続されている。同様に、トランジスタ74およ
び72もコンデンサバンク64の両端間に直列接続され
る。トランジスタ74のコレクタはコンデンサバンク6
4の正の端子63に接続され、トランジスタ74のエミ
ッタは直流電源46の第二の端子47に接続され、また
トランジスタ72のコレクタに接続されている。トラン
ジスタ72のエミッタはコンデンサバンク64の負の端
子65に接続されている。
【0033】トランジスタ68−74は各々、そのエミ
ッタからそのコレクタへ電流を流すように配置されたダ
イオード76をそなえている。この説明から理解される
ように、これらのダイオード76は全波整流ブリッジを
構成しており、ブリッジの各脚にはそれぞれ一つのトラ
ンジスタ68−74が設けられている。各トランジスタ
68−74のベースは「オン」または「オフ」にバイア
スすることにより、上記の負極性、正極性、および短絡
状態を生じることができる。このバイアス作用が表1に
示されている。表1で、文字AからDはそれぞれトラン
ジスタ68−74のベースを表している。
【0034】
【表1】
【0035】このようにスイッチング回路網66によ
り、コンデンサバンク64の電圧を勾配コイル22に選
択的に印加して、線形増幅器44の生じる電圧を増大さ
せることができる。主として完全なオン状態または完全
なオフ状態で動作するトランジスタ68−74は(線形
増幅器44のトランジスタと対照的に)電力を消費しな
いので、勾配コイル22に電力を供給する際、直流電源
46の自然の効率を維持する。
【0036】次に、図3、4および5を参照して説明す
る。図4の直流電源46は直流制御器52によって制御
される。直流制御器52は、表1に詳細に示されている
トランジスタ68−74に対するベース駆動信号を構成
する作動および極性信号49を発生する。直流制御器5
2は微分器78を用いる。微分器78は(勾配コイル2
2を通る所望の電流を示す)アナログ勾配信号16を受
けて、時間に対するそれの導関数を求める。この導関数
に勾配コイル22のインピーダンスを乗算することによ
り、加速電圧値80が得られる。この加速電圧値80
は、勾配信号16が指令する勾配コイル22を通る電流
の変化を得るため勾配コイル22に印加しなければなら
ない電圧を表す。上記のように勾配コイル22を簡単な
インダクタンスとして表したが、より複雑なモデルを容
易に用いることができることが理解されよう。このよう
なモデルは、抵抗性および容量性の作用、インピーダン
スの周波数依存性、および勾配コイル22と患者および
磁石構造との間の容量性および誘導性結合を含むもので
ある。
【0037】この加速電圧80を二段比較器82が受け
る。電圧80がコンデンサバンク64の予め充電された
全電圧と直流電源46の個数との積以上である場合に
は、比較器82は正極性信号84を発生する。電圧値8
0がコンデンサバンク64の予め充電された全電圧の負
数と直流電源46の個数との積以下である場合には、二
段比較器82は負極性信号86を発生する。他の電圧8
0の場合は、二段比較器82は信号84、信号86のど
ちらも発生しない。これは、直流電源46の短絡状態が
望ましいということを示している。
【0038】次に、スイッチ論理回路83は表1に従っ
て、スイッチング回路網66のトランジスタ68−74
に対するベース駆動信号を形成するように正極性信号8
4および負極性信号86を解釈する。これらのベース駆
動信号は作動および極性信号49である。したがって、
勾配コイル22の両端間の所要電圧が少なくとも直流電
源46により(最初に)供給される予充電電圧と同じ大
きさである場合には、直流電源46が勾配コイル22に
接続される。コンデンサバンクの予充電電圧より大きい
かまたは小さい変分電圧が線形増幅器44によって供給
される。
【0039】コンデンサバンク64は勾配コイル22に
電流を供給することも、勾配コイル22から電流を吸い
込むこともできる。したがって、勾配励起の終了時、す
なわち勾配コイル22を通る電流が零のとき、コンデン
サバンク64上の予充電電圧はたいして減少していな
い。予充電電圧が減少しないためには、勾配磁界の変化
に対して勾配電流の変化の傾斜の大きさが一定であると
いうことが厳しく要求される。しかし、これらの条件下
でも、電荷のある程度の減少は生じる。これは、勾配コ
イル22の抵抗性の構成要素および他の損失要素による
ものである。したがって、コンデンサバンク64の電荷
は、外部源からのコンデンサバンク64の再充電によっ
て増加させなければならない。この外部源は別個の電源
であってもよいが、直流電源46が勾配電流に変化を生
じさせるのに充分である場合には、線形増幅器44を使
用することが好ましい。コンデンサバンク64の電荷の
回復により、直流電源46を回路にスイッチ・インする
か否かを決定する際に二段比較器82が遂行する計算で
予充電電圧が一定であると仮定することができる。
【0040】図7に示すように勾配信号16は、一定勾
配強度(したがって一定電流)の期間A、DおよびG、
ならびに遷移期間すなわち勾配強度が変化する期間B/
CおよびE/Fに分割することができる。図5の微分器
78は、勾配信号16の微分により、図8に示される電
圧信号80を生じる。電圧信号80と勾配信号16との
関係は、次のように表される。すなわち、定数期間A、
DおよびGでは電圧信号80の値は零となり、遷移期間
B/CおよびE/Fでは有限の大きさとなる。遷移期間
B/CおよびE/Fの電圧80の値が充分であれば、直
流制御器52はコンデンサバンク64を勾配コイル22
に接続する。
【0041】図9に示すように、期間BまたはEの遷移
の開始時にコンデンサバンク64が勾配コイル22に接
続されたとき、コンデンサバンク64の電圧89はコン
デンサの予充電電圧Vpに向かって上昇する。これはコ
ンデンサバンク64が勾配コイル22の電圧と逆になる
ように接続され、勾配コイル22から電流を受けるから
である。次に、コンデンサバンク64の電圧89は、勾
配コイル22を通る電流が零に達したとき(勾配コイル
のエネルギーがコンデンサバンク64に実質的に移され
たとき)、ピーク電圧88となる。次に、期間Cおよび
Fに勾配コイル22を通る電流の向きが逆になり、コン
デンサバンク64から電荷が流出すると、コンデンサバ
ンク64の電圧89は再び下降し始める。次に、直流電
源46は分路されるので、出力電圧91は下降して零と
なるが、コンデンサバンク64の電圧89は単に待機レ
ベルで一定のままになる。勾配電流が零のときの、コン
デンサ予充電電圧Vpとピーク電圧88との電圧差は勾
配コイル22の抵抗および他の損失機構によるコンデン
サバンク64での電荷損失を表わす。直流電源46の電
圧が勾配磁界の変化を扱うのに充分であれば、遷移期間
B/CおよびE/Fの間に図10に示すような補正信号
90を線形増幅器44に与えることにより、線形増幅器
44がこの損失を補正することができる。
【0042】補正信号90は線形増幅器44の入力43
に印加される前に誤差信号58に加算されるので、コン
デンサバンク64の電圧89は期間CまたはFの間の下
降に比べて、期間BまたはEの間に、より速く、または
より遅く上昇する。詳しく述べると、補正信号90は三
角波で構成され、この三角波の振幅は期間BとC、また
はEとFとの間の最も最近の遷移の間の予充電電圧Vp
とピーク電圧88との差によって決まる。
【0043】図10および11に示すように、補正信号
90は誤差信号58と加算されると、遷移期間B/Cお
よびE/Fの間の実際の勾配電流93を少し変更する。
これにより、勾配電流93は勾配信号16により指示さ
れた値から修正される。しかし、遷移期間B/Cおよび
E/Fの間の勾配波形のこの若干の修正は作成されるN
MR画像の忠実度に及ぼす影響の点で許容でき、また一
定勾配値期間A、D、およびGの間だけNMRデータが
取得される多くのイメージング技術には影響しないこと
がわかった。
【0044】図9に示すように、ピーク電圧88がコン
デンサバンク64の所望の予充電電圧Vpに近づくにつ
れて、補正信号90の三角波の振幅が小さくなるので、
コンデンサピーク電圧88が漸近的に所望の予充電電圧
Vpに近づく。上記のようにコンデンサ予充電電圧Vp
により、二段比較器82の制御下での直流電源46の回
路内への適正なスイッチングが影響を受ける。しかし、
線形増幅器44の帰還ループの固有の補正動作により、
コンデンサピーク電圧を精密に調節して所望の予充電電
圧Vpに等しくすることの重要さが軽減される。
【0045】図6に示すように、補正信号90は三角発
生器92により発生される。三角発生器92は遷移期間
B/CおよびE/Fの間、上記の三角波形を発生する。
コンデンサ電圧89は勾配電流93の遷移期間の間にサ
ンプリングされ、コンデンサ予充電電圧Vpの所望のレ
ベルを示す基準電源99と比較される。零交差信号97
も三角発生器92に与えられる。この零交差信号97に
より、図7および8に示されるように勾配信号16に対
応する三角波の適正な極性が得られる。
【0046】三角発生器92の発生する補正信号90は
誤差信号58と加算され、その和が線形増幅器44の入
力43に与えられる。次に、図12に示す第二の実施例
では、コンデンサバンク64の代わりに、直列接続され
た直流源94−98が設けられて、端子63と64の間
に電圧を供給する。端子63と64の中で、端子63の
方が正側の端子である。直流源94−98は各々、二進
重み方式に従って重み付けされた正の電圧、または零電
圧の短絡状態を供給する。短絡状態では、直流源94−
98はそれらの端子間の抵抗が零となり、直列接続され
た他の直流源の電圧を通す。このような正の電圧値また
は短絡状態にある直流源94−98の組み合わせによ
り、零からそれらの正電圧の和まで等ステップの電圧の
範囲が得られる。直流源94−98は、短絡状態にある
とき電源から出力を切り離し、出力を短絡するトランジ
スタをそなえた通常の「四象限」浮動電源である。
【0047】直流源94−98の重み付けは、直流源9
6の電圧が直流源94の電圧の二倍となり、直流源98
の電圧が直流源94の電圧の四倍となるように行われて
いる。したがって、直流電源46は一つではなくて、八
つの等間隔の離散電圧レベルを発生することができ、ま
たスイッチング回路網66により二つの極性を発生する
ことができる。それでも、直流源94−98を使用する
直流電源46はまだ不連続な出力を発生する。この不連
続な出力は線形増幅器44が精密な勾配信号16に合致
するように補正しなければならない。
【0048】図13では、図12の直流源94−98の
制御は、アナログ勾配信号16を受ける変形された直流
制御器52によって行われる。勾配信号16は再び微分
器78によって微分され、勾配コイル22のインダクタ
ンスと乗算されることにより、加速電圧値80が得られ
る。加速電圧80は、所望の勾配電流を得るために勾配
コイル22の両端間に印加されなければならない電圧に
等しい。この加速電圧値80を3ビットのアナログ−デ
ィジタル変換器100が受ける。アナログ−ディジタル
変換器100は電圧値80を3ビットのディジタルワー
ド102に変換する。ディジタルワード102の1ビッ
トが直流源94−98の各々を制御する。詳しく述べる
と、3ビットのワード102の1ビットが3個の直流源
94−98の一つに接続され、3ビットのワード102
の最上位ビットが直流源98を制御する。ワード102
の対応するビットが「偽」状態にあるとき、直流源94
−98の各々は分路された零ボルト出力を発生する。ま
た、ワード102の対応するビットが「真」状態にある
とき、直流源94−98の各々は正電圧出力を発生す
る。
【0049】アナログ−ディジタル変換器100はスイ
ッチング回路網66を制御するために極性信号84およ
び85も発生する。この極性信号84および85は電圧
値が零ボルトより大きいか、小さいかを示す。前と同
様、このような極性信号はスイッチ論理回路83を駆動
することにより、直流電源46のスイッチング回路網6
6を制御する。
【0050】上記の説明は本発明の好ましい実施例につ
いての説明であった。本発明の趣旨と範囲を逸脱するこ
となく多数の変形を行い得ることは当業者には明らかで
あろう。たとえば、上記の説明から理解されるように、
勾配コイル22の対称駆動は本発明に必須のものではな
く、非対称構成を用いてもよい。このような非対称構成
では、単一の線形増幅器および直流電源を使用してもよ
い。あるいは、多数の電源および増幅器を使用して、異
なる信号で制御することにより、勾配コイルの非対称駆
動を行ってもよい。また、直流源94−98の各々に別
個のコンデンサバンク64を含めて、勾配電流の発生と
受取りの両方を行ってもよい。本発明の範囲内に入る種
々の実施例を包含するように、特許請求の範囲は記述し
てある。
【図面の簡単な説明】
【図1】勾配磁界波形Gx、GyおよびGzを含むMR
Iパルス系列をグラフ的に表した時間線図である。
【図2】本発明の増幅器を組み入れたMRI装置のブロ
ック図である。
【図3】増幅器と直流電源との間の相互接続を示す、図
2の一つの勾配増幅器の概略ブロック図である。
【図4】エネルギー蓄積コンデンサバンクの配置を示
す、図3の直流電源の第一の実施例の概略回路図であ
る。
【図5】勾配信号に応答して図4の直流電源をスイッチ
ングするための制御器のブロック図である。
【図6】図3の増幅器を制御することにより図4の直流
電源のコンデンサを再充電するために使用されるコンデ
ンサ電圧補正回路のブロック図である。
【図7】図4の勾配増幅器の仮想勾配信号入力のグラフ
である。
【図8】図4の直流電源を制御するために使用されるよ
うな図7の勾配信号の導関数のグラフである。
【図9】図7の勾配信号に対する図4の直流電源のコン
デンサバンク上の電圧のグラフである。
【図10】抵抗性等の損失によって生じる図4の直流電
源のコンデンサバンクの電荷を取り戻すために使用され
る電流補正信号のグラフである。
【図11】図7の勾配信号および図10の補正信号が作
成する勾配コイル電流のグラフである。
【図12】出力が二進重み付けされた多重直流電源の使
用を示す、図3の直流電源の第二の実施例の概略回路図
である。
【図13】勾配信号に応動して図12の直流電源をスイ
ッチングするための制御器のブロック図である。
【符号の説明】
16 勾配信号 22 勾配コイル 42 勾配増幅器 44 線形増幅器 46 直流電源 50 電流検知帰還抵抗 64 コンデンサバンク 78 微分器 82 二段比較器 100 アナログ−ディジタル変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・フレデリック・ワース アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、サリ バン、インディアン・ポイント・ロード、 エヌ4768番 (72)発明者 ロバート・マイケル・バブレック アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ウォ ーケシャ、キスドン・ヒル・ドライブ、 3002番

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気共鳴イメージングシステムの勾配コ
    イル用に設けられ、勾配信号を受けて、所望の勾配磁界
    を形成する勾配電流を勾配コイルに生じさせるための電
    圧を発生する勾配増幅器に於いて、 勾配信号を受けるための入力、ならびに出力電圧の不連
    続な範囲から選択可能であって、勾配電流を発生するた
    めに必要な電圧を近似する第一の電圧成分を勾配コイル
    両端間に印加するために勾配コイルに接続された出力を
    そなえた直流電源、 勾配コイルに接続され、勾配コイルが生じる勾配磁界を
    表す帰還信号を発生する帰還センサ、および勾配コイル
    両端間に出力電圧の連続した範囲内にある第二の電圧成
    分を印加するために勾配コイルに接続された出力をそな
    えた増幅器であって、第一の電圧成分と第二の電圧成分
    との和が所望の勾配磁界を形成する勾配電流を勾配コイ
    ルに生じさせるように第二の電圧成分を調整するため
    に、帰還信号および勾配信号を受ける入力をそなえた増
    幅器を含むことを特徴とする勾配増幅器。
  2. 【請求項2】 直流電源が二つ以上の直流源で構成さ
    れ、このような直流源の各々は、変分電圧または零電圧
    を発生するようにスイッチングすることができ、更に、
    変分電圧の和が出力電圧の不連続な範囲を規定するよう
    に、かつ直流電源から出力される第一の電圧成分が、変
    分電圧を発生するようにスイッチングされる上記直流源
    からの変分電圧のみの和となるように上記直流源が接続
    されている請求項1記載の勾配増幅器。
  3. 【請求項3】 各直流源の変分電圧の値は直流源毎に二
    進値の関係に従って異なっている請求項2記載の勾配増
    幅器。
  4. 【請求項4】 帰還センサが、勾配電流したがって勾配
    磁界に比例した電圧を発生するために勾配コイルと直列
    接続された抵抗である請求項1記載の勾配増幅器。
  5. 【請求項5】 直流電源が、第一の電圧成分または零電
    圧のいずれかを発生するために勾配コイルに接続した
    り、勾配コイルから切り離したりできる予め充電された
    コンデンサである請求項1記載の勾配増幅器。
  6. 【請求項6】 コンデンサ上の電圧を決定して電圧信号
    を発生する第一の電流サンプル手段に対応して所望のピ
    ークコンデンサ電圧を示すコンデンサ基準電圧源、およ
    び基準電圧および電圧信号を受けるための入力をそな
    え、ピークコンデンサ電圧を基準電圧の値に向かって動
    かすために勾配コイル両端間で第一および第二の電圧成
    分に加算すべき第三の電圧成分を発生する誤差電圧発生
    器を含む請求項1記載の勾配増幅器。
  7. 【請求項7】 第一または第二の電圧成分の変化によっ
    て生じる勾配電流の変化の間だけ第三の電圧成分を発生
    するように誤差電圧発生器がゲート駆動される請求項7
    記載の勾配増幅器。
  8. 【請求項8】 磁気共鳴イメージングシステムの勾配コ
    イル用に設けられ、勾配電流信号を受けて、インピーダ
    ンスLを持つ勾配コイルに、所望の勾配磁界を形成する
    勾配電流を生じさせる勾配増幅器に於いて、 勾配電流信号を微分することにより駆動電圧信号を発生
    する微分器、 出力電圧の不連続な範囲から選択することができる第一
    の電圧成分を勾配コイル両端間に印加するために、勾配
    コイルに出力が接続された直流電源、 駆動電圧信号を受けるデジタル化装置であって、直流電
    源に接続され、勾配電流の発生に必要な電圧を近似する
    ように出力電圧の不連続な範囲から第一の電圧成分を選
    択するためのディジタルスイッチング信号を発生するデ
    ジタル化装置、 勾配電流を表す帰還信号を発生するために勾配コイルに
    接続された帰還センサ、および勾配コイル両端間に出力
    電圧の連続した範囲内にある第二の電圧成分を印加する
    ために勾配コイルに接続された出力をそなえた増幅器で
    あって、第一の電圧成分と第二の電圧成分との和が勾配
    コイルに所望の勾配磁界が形成する勾配電流を生じさせ
    るように第二の電圧成分を調整するために、帰還信号お
    よび勾配信号を受ける入力をそなえた増幅器を含むこと
    を特徴とする勾配増幅器。
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