JPH0646472U - 釣 具 - Google Patents

釣 具

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JPH0646472U
JPH0646472U JP9119892U JP9119892U JPH0646472U JP H0646472 U JPH0646472 U JP H0646472U JP 9119892 U JP9119892 U JP 9119892U JP 9119892 U JP9119892 U JP 9119892U JP H0646472 U JPH0646472 U JP H0646472U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ふぐでも、さわら、たちうお等でも釣り上げ
可能な釣具を提供する。 【構成】 端部に環状部を有する単線のピアノ線からな
る複数本の鉤素10、12、14を、環状部を介して一
連に接続し、かつその一端側に第1の環付ふぐ釣針16
を連結すると共に鉤素12、14の継目によりもどし2
2を介して餌止用補助釣針24を連結し、しかもこの両
釣針16、24の距離は餌止用補助釣針24により取付
けられたいわし等の餌の端部に第1の環付ふぐ釣針16
が掛かり得るようにされ、さらに第1の環付ふぐ釣針1
6と餌止用補助釣針24との間に位置する鉤素継目に第
2の環付ふぐ釣針20をよりもどし18を介して連結す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は釣具に関するものであり、特にピアノ線の複数本の鉤素を一連に連結 すると共に、その端部および鉤素の継目に釣針を連結するようにした釣具に関す るものである。本考案の釣具は例えば浮縄釣漁法や沈縄釣漁法においてふぐと共 にさわら、たちうお、えそ、かれい等いわし類を餌とする複数の魚種を釣り上げ ることが可能であり、これらの漁法に好適に使用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来より浮縄釣漁法や沈縄釣漁法等において、ふぐを釣る場合とさわらや、た ちうお等を釣る場合とでは釣具等を異にするのが通例である。例えば、ふぐの場 合は軸の長いふぐ釣針を使用し、餌として魚の切身等を用いるのに対し、さわら やたちうお等の場合は丸形の釣針に鉤素として細いワイヤを3本程度撚り合わせ たものを結びかつその途中に餌止用補助釣針を取付けたものを使用し、餌として 頭を落としたいわしを用いるなどのようなことが行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、浮縄釣漁法や沈縄釣漁法においてはふぐを釣る場合とさわら、たち うお等を釣る場合とでは釣具等が異なるので、例えばふぐ釣用の釣具を仕掛けた 場合には、その付近にさわら、たちうお等がいたとしても釣り上げることができ ず、逆にさわら、たちうお等用の釣具を仕掛けたときには付近にふぐがいても釣 り上げることができないという問題点があった。
【0004】 かといって、従来のさわら、たちうお等の釣具において、単に釣針をふぐ釣針 に置き換えたとしてもふぐを釣り上げることは困難であり、また従来の両者の釣 具を折衷したとしても満足の行く結果は得られないという問題点があった。本願 考案者はこのような問題点を解決するために長年研究を続けているうちに、本願 考案を完成したものである。 すなわち、本考案はこのような事情を背景としてなされたものであり、本考案 の目的はふぐでも、さわら、たちうお等のような魚種でも使用することができる 釣具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような目的を達成するためになされたものであり、本考案は下記 のように構成される。 A 端部に環状部を有するピアノ線の鉤素複数本を環状部を介して一連に連結 すると共に一連に連結された鉤素の一端側の環状部には、第1の環付ふぐ釣針を その環部により連結し、かついずれかの鉤素の継目もしくは一連に連結された鉤 素の他端側には餌止用補助釣針をよりもどしを介して連結し、さらに餌止用補助 釣針と第1の環付ふぐ釣針との間の鉤素の継目には第2の環付ふぐ釣針をよりも どしを介して連結し、しかも餌止用補助釣針と第1の環付ふぐ釣針との距離は餌 止用補助釣針により吊下げ方向に取付けられたいわし等の餌の下端部付近に第1 の環付ふぐ釣針を掛け得るようにした釣具。 B 前記A項記載の釣具において、前記第1の環付ふぐ釣針と第2の環付ふぐ 釣針は釣針の高さが針先の高さの2.5〜3倍となるように軸の長さを短くした 釣具。 C 前記A項またはB項記載の釣具において、餌止用補助釣針はピアノ線の1 つの鉤素上を移動可能に取付けられ、第1の環付ふぐ釣針と餌止用補助釣針との 間隔を調節可能とし、かつこの鉤素は細ピアノ線を撚り合せて柔軟性をもつよう にした釣具。 ここで「ピアノ線」とは通常のピアノ線(JIS ピアノ線材)に限らず他の ばね鋼線も含むものであり、「釣針の高さ」とは釣針下方の湾曲部における接線 に対する法線が釣針のちもと(かえし)を通過する位置における法線方向の高さ であり、「針先の高さ」とは前記法線と同方向の針先までの高さを意味する。ま た「環付ふぐ釣針」とは軸の端を曲げて環部を設けた場合に限らず、これに代え て孔を設けた場合も含むものである。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1において10、12、14はそれぞれピアノ線の単線からなる鉤素であり 、その両端に形成された環状部同士を互いに連結させて一連とされている。一連 に連結された鉤素の一端側の環状部には、第1の環付ふぐ釣針としての釣針16 が釣針端部に形成された環部により連結されると共に、鉤素10、12間の継目 にはよりもどし18を介して第2の環付ふぐ釣針としての釣針20が連結され、 さらに鉤素12、14間の継目にはよりもどし22を介して餌止用補助釣針24 が取付けられている。なお、鉤素14の他端部はよりもどし26を介して釣糸2 7に連結される。
【0007】 上記実施例の釣具は、図2に示すように餌止用補助釣針24を、頭を落とした いわし30の尾部付近に引掛け、いわし30の先端部付近に釣針16が掛かるよ うにして餌を取付けて使用するものであり、餌止用補助釣針24と釣針16との 間隔は上述のような餌の取付けができるように魚体の大きさに合わせたものが使 用される。なお、餌であるいわしの魚体に合わせて上記間隔の異なる釣具を何種 類か準備することが望ましい。
【0008】 釣針16は従来のふぐ釣針と同様に針先付近の断面が3角形の鋭利なもので、 針先の高さも従来と同じであるが、軸の部分が短く全体の高さが従来より小さく されている。すなわち、図3に示すように釣針16下方湾曲部の接線上の接点か ら直角に引いた線いわゆる法線がちもと(かえし)31を通る位置における法線 方向の高さAが釣針の高さであり、同方向の針先端までの高さBが針先の高さで あるが、針先の高さに対する釣針の高さの比A/Bは約2.5〜3.0の範囲内 におさまるようにされている。従来品のこの比A/Bは約3.2以上であるのに 対し、かなり軸が短くされている。この数値は本願考案者が実験を繰り返して行 い、好結果の得られる範囲を求めたものであり、この範囲から若干外れても一応 使用は可能である。なお、釣針20は前記釣針16と同じものである。また、鉤 素10、12、14は直径が0.3〜0.5ミリ程度のピアノ線で作られるが、 これより多少太くしたり、細くしたりすることも可能である。要するに通常の使 用状態や保存状態でキンクしたり、折れたり、切れたりしない程度の剛性と強度 があればよい。餌止用補助釣針24は餌付け等に差し支えなければ、形状寸法等 は特に留意しなくてもよい。なお、鉤素の環状部は、鉤素を構成するピアノ線の 端部を環状に曲げ、かつその端をねじって止めることにより形成される。
【0009】 本願考案者は本実施例の釣具について、浮縄釣漁法と沈縄釣漁法の両方を漁場 で繰り返し試験を行なったところ、ふぐとさわら、たちうお、えそ、ひらめ、か れい等複数の魚種について使用することが可能であり、かつ漁獲も多く充分満足 できる結果を得た。なお、このほかいわしを餌とする魚種ならどのような魚でも 使用可能と考えられる。前記結果の理由については、必ずしもすべてが明確では ないが、次のように考えられる。 ピアノ線の鉤素を使用しているので、歯の丈夫な魚によって鉤素が噛みき られることがなく、しかも鉤素は複数本が、その端部に形成された環状部を介し て連結され、さらに各釣針は鉤素端部や継目の環状部に環部やよりもどしを介し て連結されているので、一連の鉤素全体が自由に屈折すると共に、釣針を左右方 向に動かす力が働いても鉤素に伝わらないことから、魚が餌に喰い付こうとする 際違和感を与えることがすくないこと。 ピアノ線からなる一連の鉤素は、水流との関係で餌に微妙な動きを与え、 魚の採餌意欲をそそること。 頭は落としているものの一匹のいわしを餌として使用するので、従来の魚 の切身を使用する釣具の場合に比し、ふぐの採餌活動を盛んにすること。 ふぐ釣針を使用し針先が鋭利であるので、あごの硬いふぐをはじめさわら 、たちうお等でもよく口辺に突き刺さること。また釣先の方向が、従来のさわら 、たちうお等に使用する丸針よりも外を向いているので、魚の口辺に掛かり易い こと。 釣針と餌止用補助釣針との距離を餌の大きさに合わせるので、採餌の際魚 の口辺に釣針が掛かり易いこと。また上記両釣針の中間に第2の釣針を設けてい るので、採餌の際魚の掛かる率が高くなること。 釣針の高さ(軸の長さ)を小さくしているので、餌に引っかけた釣針の軸 が外に出にくく、魚に感づかれることが少ないこと。
【0010】 以上のように構成された実施例においては、例えば図4、図5に示すように浮 縄釣漁法や沈縄釣漁法に使用される。浮子40、42間に張設されたロープ44 や浮子46、沈子48間に張設されたロープ50には、それぞれ釣糸が所定間隔 で必要数取付けられ、この釣糸には上記本実施例の釣具52が取付けられている 。従来のふぐ専用の釣具では例えば中層以下にふぐがおり、上層にさわら等がい る場合には上層の釣具には何も喰い付かず、逆にさわら等専用の釣具を仕掛けた 場合には、中層以下の釣具には何も喰い付かないことになり、漁獲が少なく効率 がよくないが、本実施例では上層の釣具にはさわら等が喰い付き、中層以下の釣 具にはふぐが喰い付くことになり、漁獲が多く効率がよいという利点がある。 なお、本実施例の釣具は、浮縄釣や沈縄釣に限らず、竿釣や手釣に使用するこ とも可能である。
【0011】 図6は本考案の他の実施例を示すものであるが、変更を要しない部分は同一番 号を付して説明を省略する。鉤素12に連結された鉤素62上に餌止用補助釣針 64が、その釣針64の軸部と鉤素62とを取り囲むようにした取付環66によ り移動可能に取付けられ、釣針16と餌止用補助釣針64との間隔を調節可能と されている。この間隔を変えることにより、大きさの異なる餌を使用できる利点 がある。なお、鉤素62は細いピアノ線を撚り合わせたものが使用され、しなや かに曲がり易くして魚が喰い付く直前の抵抗感が少なくなるようにされている。
【0012】 図1に示す実施例において、鉤素14を廃止し代わりに鉤素12の端部に釣糸 を連結することも可能である。この場合、餌止用補助釣針24は鉤素12の環状 部に取付ける。また一連となるべき鉤素の数を適宜増加したり、釣針20を取付 ける継目の位置を変えたりすることも可能である。 以上本考案のいくつかの実施例について説明したが、本考案はこのような実施 例に何等限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々 なる態様で実施し得ることはもちろんである。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。 前述のように本考案の釣具はふぐやさわら、たちうお等いわし類を餌として摂 食する多くの魚種を釣り上げることができるので、これらの魚種を対象とする場 合には1種類の釣具を用意すればよく、釣の能率が向上する。また例えば浮縄釣 や沈縄釣のように同種の釣具を複数個仕掛け、かつその深さ位置が異なる場合に は、上層、中層、深層で遊泳している魚種がたとえ異なっていても、これらの魚 を釣り上げることができ、漁獲高が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】同実施例の使用説明図である。
【図3】同実施例に使用する部品の拡大図である。
【図4】本考案の実施例の使用状態を示す説明図であ
る。
【図5】本考案の実施例の他の使用状態を示す説明図で
ある。
【図6】本考案の他の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 鉤素 12 鉤素 14 鉤素 16 釣針 18 よりもどし 20 釣針 22 よりもどし 24 餌止用補助釣針 62 鉤素 64 餌止用補助釣針

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に環状部を有するピアノ線の鉤素複
    数本を環状部を介して一連に連結すると共に一連に連結
    された鉤素の一端側の環状部には、第1の環付ふぐ釣針
    をその環部により連結し、かついずれかの鉤素の継目も
    しくは一連に連結された鉤素の他端側には餌止用補助釣
    針をよりもどしを介して連結し、さらに餌止用補助釣針
    と第1の環付ふぐ釣針との間の鉤素の継目には第2の環
    付ふぐ釣針をよりもどしを介して連結し、しかも餌止用
    補助釣針と第1の環付ふぐ釣針との距離は餌止用補助釣
    針により吊下げ方向に取付けられたいわし等の餌の下端
    部付近に第1の環付ふぐ釣針を掛け得るようにした釣
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の釣具において、前記第1
    の環付ふぐ釣針と第2の環付ふぐ釣針は釣針の高さが針
    先の高さの2.5〜3倍となるように軸の長さを短くし
    た釣具。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の釣具にお
    いて、餌止用補助釣針はピアノ線の1つの鉤素上を移動
    可能に取付けられ、第1の環付ふぐ釣針と餌止用補助釣
    針との間隔を調節可能とし、かつこの鉤素は細ピアノ線
    を撚り合せて柔軟性をもつようにした釣具。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61160657U (ja) * 1985-03-27 1986-10-04
JPH02127169U (ja) * 1989-03-29 1990-10-19

Patent Citations (2)

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JPS61160657U (ja) * 1985-03-27 1986-10-04
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