JPH064502A - 神経回路網型非線形フロー同定装置 - Google Patents

神経回路網型非線形フロー同定装置

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JPH064502A
JPH064502A JP4156796A JP15679692A JPH064502A JP H064502 A JPH064502 A JP H064502A JP 4156796 A JP4156796 A JP 4156796A JP 15679692 A JP15679692 A JP 15679692A JP H064502 A JPH064502 A JP H064502A
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JP
Japan
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flow
network
calculation means
branch
value
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Application number
JP4156796A
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English (en)
Inventor
Tadashi Uchiyama
匡 内山
Noboru Sonehara
曽根原  登
Yukio Tokunaga
幸生 徳永
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 層状神経回路網を用いた神経回路網型非線形
フロー同定装置において、トポロジーに部分的な変更が
あっても結合の値を新たに決定し直す必要ない装置を得
ることを目的とする。 【構成】 ネットワークの節点間を分割する複数の分割
点におけるフローと密度の関係を計算するフロー計算手
段によりネットワークのトポロジーに即した処理を行
い、また隣接するフロー計算手段間に局所的な結合を介
在した通信機能を設けて神経回路網を分割して学習する
ことを可能とし、さらに学習の結果よりネットワーク上
の非観測点におけるすい込みやわき出し等のネットワー
クのダイナミクスを規定するパラメータを推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワーク上の非線
形フローを同定する非線形フロー同定装置に関し、ネッ
トワークの節点間を分割する複数の分割点におけるフロ
ーと密度の関係を計算するフロー計算手段によりネット
ワークのトポロジーに即した処理を行い、また隣接する
フロー計算手段間に局所的な結合を介在した通信機能を
設けることにより神経回路網を分割して学習することを
可能とし、さらに学習の結果よりネットワーク上の非観
測点におけるすい込みやわき出し等、ネットワークのダ
イナミクスを規定するパラメータを推定することができ
る神経回路網型非線形フロー同定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の技術を説明する参考文献を
以下に説明する。〔1〕甘利 俊一:「神経回路網の数
理」 産業図書(1978)、〔2〕ディー・イー・ルメル
ハート(D. E. Rumelhart)、ジー・イー・ヒントン(G.
E. Hinton) 、アール・ジェー・ウィリアムス(R. J.
Williams)、「逆伝播誤差による学習表現(Learning r
epresentations by back-propagating errors)」ネーチ
ャー(Nature) 、323 号, 頁533-536 、1986年、〔3〕
ディー・シー・ガジス(D. C. Gazis) (編集) 、トラヒ
ック科学(Traffic Science)、ジョン・ウイレイ・アン
ド・サンズ(John Wiley & Sons )、1974年。
【0003】従来の神経回路網型非線形フロー同定装置
は、ユニットを層状に結合して構成される神経回路網に
より実現されている。先ずこのような層状神経回路網の
構造について説明する。
【0004】神経回路網を構成するユニットは、他のユ
ニットからの出力を受ける部分、これに応じて内部状態
を決定する部分、内部状態を非線形変換して出力する部
分より構成される。ユニットiは、ユニット1,2,
3,--- , Nから出力z1,2, , 3,---,zN を受け、
各出力はそれぞれ値ωi1, ωi2, ωi3,---, ωiNによっ
て重みづけ総和される。離散時間- 連続情報モデル(図
1および参考文献1参照)では、この総和をユニットi
の内部状態ui とする。
【数1】 ユニットiの出力zi はこの内部状態ui を非線形関数
fによって変換したもので、
【数2】 である。連続時間−連続情報モデル(図2および参考文
献1参照)では、ユニットの内部状態が微分方程式、
【数3】 に従って変化するものとされる。ユニットの出力は、前
記非線形変換と同じ変換によって決定される。
【0005】図3は入力層に3個、中間層に2個、出力
層に2個のユニットを持つ3層神経回路網で、3次元ベ
クトルである入力と2次元ベクトルである出力との対応
づけに用いられる。神経回路網では結合の値ωij(i, j
=1,---,N)が異なるだけであって、ユニット内部で
は全く同様な処理が行なわれるが、入力に対して望まし
い出力を得ることができるように適当な結合の値を与え
る必要がある。
【0006】層状神経回路網の結合の値を決定するアル
ゴリズムとして従来広く用いられている誤差逆伝播法
(参考文献2参照)は、入力に対する望ましい出力と神
経回路網によって計算される実際の出力との誤差を極小
にするよう、結合の値を最急降下法によって決定する学
習アルゴリズムである。次にこの学習アルゴリズムにつ
いて説明する。
【0007】誤差逆伝播法では、ユニットとして前記離
散時間- 連続情報モデル(図1)が用いられる。入力
(ベクトル)Xに対する望ましい出力(ベクトル)をY
(X) 、神経回路網によって計算される実際の出力(ベク
トル)をZ(X) とする。誤差逆伝播法では、目的関数
を、各入力X(ベクトル)に対する望ましい出力(ベク
トルY(X) と神経回路網によって計算される実際の出力
(ベクトル)Z(X) との自乗誤差の総和として、
【数4】 で定義する。結合の値ωijはEを最小にするよう、ωij
(s) に関する微分方程式、
【数5】 の収束点ωij(∞)として求められる。
【0008】最後に、以上のような層状神経回路網を用
いた、N本の有向枝から構成される図4のようなネット
ワークの非線形フローの同定を例に説明する。各有向枝
に番号i(i=1,---,N)をふる(図4ではN=1
2)、時刻tにおいて枝iの終点において観測されるフ
ローをQi (t) (i=1,---,N)とする。時刻tにお
いて枝i(i=1,---,M)の終点において観測される
フローを、Lを自然数、△tを正の実定数として、時刻
t−L△tから時刻tまでのフローの履歴Qi (t-L△
t),--- Qi (t- △t) ,Qi (t) (i=M+1,---,
N)から決定する。
【0009】従来の神経回路網型非線形フロー同定装置
では、入力層に(N−M)(L+1)個、出力層にM
個、中間層に適当な数だけのユニットをもつ3層神経回
路網によって、フローの履歴と当該時刻におけるフロー
との対応づけが行なわれる。
【0010】図5はこのような対応づけを行う3層神経
回路網の例で、L=3、N=12、M=6、中間層のユニ
ット数を8としたものである。図5には示されていない
が、中間層の全ユニットはそれぞれ入力層の全ユニット
と、出力層の全ユニットはそれぞれ中間層の全ユニット
とに結合されている。
【0011】この場合、結合の値は、時刻t−L△tか
ら時刻tまでのフロー履歴Qj (t-L△t),---,Qj (t-
△t), Qj (t) (i=M+1,---,N)を入力X(t) 、
j(t) (i=1,---,M)をX(t) に対する望ましい
出力Y(X(t))として、目的関数、
【数6】 を最小にするよう前記の微分方程式に従って決定され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の層状神経回路網
を用いた神経回路網型非線形フロー同定装置は、ネット
ワークのトポロジーとは無関係に装置が設計されている
ために、トポロジーに部分的な変更があった場合には、
結合の値を前記の微分方程式に従って新たに決定し直す
必要がある。
【0013】また、大規模なネットワークについて同定
を行う場合、すなわち入出力のベクトルの次元数が大き
い場合には、中間層にもそれだけ多数のユニットが必要
とされるために装置を構成する神経回路網も大規模なも
のにならざるをえないが、大規模な神経回路網の学習に
おいては、目的関数の最小値ではない極小値に収束する
可能性が高い。
【0014】さらに、従来の神経回路網型非線形フロー
同定装置は入出力の対応づけを行うだけであって、学習
によって得られた結合の値からは、ネットワーク上の非
観測点におけるすい込みやわき出し等、ネットワークの
ダイナミクスを規定するパラメータを知ることはできな
い。
【0015】本発明の目的はこのような問題点を解決す
るために、ネットワークの節点間を分割する複数の分割
点におけるフローと密度の関係を計算するフロー計算手
段によりネットワークのトポロジーに即した処理を行
い、また隣接するフロー計算手段間に局所的な結合を介
在した通信機能を設けることにより神経回路網を分割し
て学習することを可能とし、さらに学習の結果よりネッ
トワーク上の非観測点におけるすい込みやわき出し等、
ネットワークのダイナミクスを規定するパラメータを推
定することができる神経回路網型非線形フロー同定装置
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の学習型非線形フロー同定装置は、(1) ネッ
トワークの節点間を分割する複数の分割点におけるフロ
ーのダイナミクスを計算するフロー計算手段と、(2) 隣
接するフロー計算手段間に設けられる局所的な結合を介
在した通信手段と、(3) ネットワークのトポロジーに応
じ、前記通信手段を介してフロー計算手段間を結合する
手段と、(4) 実際に観測されるフローのダイナミクス
と、フロー計算手段によって計算されるフローのダイナ
ミクスとの整合がとれるよう、フローと密度の関係、分
岐における結合の値、フロー計算手段の自己再帰結合の
値、フロー計算手段の閾値を実際に観測されるフローに
適応的に決定する手段と、(5) 前記手段によって決定さ
れたフローと密度の関係、節点における結合の値、フロ
ー計算手段の自己再帰結合の値、フロー計算手段の閾値
から、それぞれ各分割点におけるフローのダイナミク
ス、節点におけるフローの分岐確率、各分割点における
フローのすい込みやわき出しを決定する手段、を有する
ことに特徴がある。
【0017】
【作用】ネットワークの節点間を分割する複数の分割点
におけるフローと密度の関係を計算するフロー計算手段
によりネットワークのトポロジーに即した処理を行い、
また隣接するフロー計算手段間に局所的な結合を介した
通信機能を設けることにより神経回路網を分割して学習
することを可能とし、さらに学習の結果よりネットワー
ク上の非観測点におけるすい込みやわき出し等、ネット
ワークのダイナミクスを規定するパラメータを推定する
ことができる点で従来の技術とは大きく異なる。
【0018】
【実施例】本発明の詳細について、有向枝から構成され
る図4のネットワークの非線形フローの同定を例に説明
する。フローq(x,t)と密度k(x,t)との間
に、次の形の非線形関係を仮定する。
【数7】 ここでfは非線形関数、A(x) は点xにおける非線形関
数fの形を定めるパラメータである。ネットワークにす
い込みやわき出しがあるものとすれば、次の連続の方程
式が満足されなければならない。
【数8】 ここでg(x) は点xにおけるすい込み、h(x) はわき出
しに対応するパラメータである。
【0019】図4の各有向枝に番号i(i=1,---, 1
2)をふる。枝iをN(i) 個の小区間に分割し、始点、各
分割点、終点の座標をそれぞれxi,0,---,i,N(i)、始
点、各分割点、終点におけるフローをqi,0,---,
i,N(i)、各分割点、終点における密度をki,1 ---,
i,N(i)とする。A(x) 、g(x) およびh(x) に期待され
る空間周波数をΩ、枝iの長さをLi とするとき、分割
区間数N(i) は
【数9】 で与えられる。
【0020】図6は図4のネットワークの分割の例であ
る。例えば、節点Cを始点とし節点Dを終点とする枝2
はN(2) =3であり、始点(63)の座標がx2,0 、終点(6
6)の座標がx2,3 、2つの分割点(64),(65) の座標がそ
れぞれx2,1 、x2.2 というように分割される、この枝
2を例にして説明を進めることにする。
【0021】枝2の始点におけるフローq2,0 は、この
節点に流入する枝3の終点(62)におけるフローq3,2
および枝4の終点(61)におけるフローq4,2 に、枝3お
よび枝4から枝2へ分岐する確率p23、p24をそれぞれ
掛けて総和したものとして
【数10】 とする。またq2.1 、q2.2 、q2.3 については前記の
非線形関係
【数11】 が満足される。
【0022】前記の偏微分方程式を、分割点(64),(65)
については空間微分を中心差分で置き換えて、
【数12】 を、また、終点については後退差分で置き換えて、
【数13】 とする。
【0023】図7は、ネットワークの非線形フローの同
定を行う神経回路網型非線形フロー同定装置の構成図で
ある。フロー計算装置71は、ネットワークの節点間を分
割する複数の分割点におけるフローと密度の関係を計算
するフロー計算手段である。通信装置72は、隣接するフ
ロー計算装置間に設けられる局所的な結合を介在した通
信手段である。学習装置73は、実際に観測されるフロー
と、フロー計算装置によって計算されるフローとの整合
がとれるよう、フローと密度の関係、および局所的な結
合の値を実際に観測されるフローに適応的に決定する手
段を与える。
【0024】一対のフロー計算装置・通信装置74は、図
5における、ネットワークの節点間を分割する複数の分
割点(64),(65) 、および終点(66)に対応して設置され
る。図6の枝2に対応する部分を図8として、フロー計
算装置71および通信装置72を詳細に説明する。
【0025】(61),(62) 、(64)-(68) はフロー計算装置
および通信装置で、各枝の分割点および終点に対応して
いる。(81)-(89) は隣接する通信装置間の結合、自己再
帰結合、閾値である。このうち(81)は枝4から枝2へ分
岐する確率、(82)は枝3から枝2へ分岐する確率に対応
するもので、結合の値はそれぞれp24、p23であるがこ
れは学習によって定められる。(83)は前記中心差分の係
数に対応するもので結合の値は-1/(x2.2-x2.0)である。
(84),(85) も同様に前記中心差分の係数に対応するもの
で結合の値はそれぞれ+1/(x2.3-x2.1) および-1/(x2.3
-x2.1)である。(86),(87) は前記後退差分の係数に対応
するもので、結合の値はそれぞれ+1/(x2 .3-x2.2)および
-1/(x2.3-x2.2)である。このうち(87)は自己再帰結合に
なっている。自己再帰結合(88)の値および閾値(89)は、
それぞれ当該点におけるすい込み-g2,1 およびわき出し
2,2 であるが、これらは学習によって定められる。
【0026】通信装置は、隣接するフロー計算装置の出
力にそれぞれの結合の値を乗じ総和する。フロー計算装
置は、この総和から前記微分方程式に従って密度を計算
し、さらにこれに対して前記非線形変換を施しそれを出
力とする。フロー計算装置は前記連続時間- 連続情報モ
デル(図2参照)を用いて実現される。
【0027】次に、学習装置73について、前記h
2,n (n=1,2,3)の決定を例に説明する。学習に
際しては、まず入力とこれに対応する望ましい出力の組
を用意するために、各枝の終点(61),(62),(66)に対応す
るネットワーク上の位置で時刻t=t1 からt=t2
で実際のフローを観測し、それぞれをQ4,2(t)、Q
3,2(t)、Q2,3(t)とする。またQ4,2(t)、Q3,2(t)を(6
1),(62) の出力とした場合の、(66)におけるフロー計算
装置の出力をq2,3(t)とする。
【0028】目的関数Eを
【数14】 とする。h2,n はEを最小にするよう、h2,n (s) に関
する微分方程式、
【数15】 の収束点h2,n (∞)として求められる。この右辺の微
分は、
【数16】 と書き直すことができるが、ここで∂q2,3/∂k2,3
非線形関数fから求めることが可能であり、また∂k
2,3/∂h2,n は∂k2,m / ∂h2,n (n,m=1,2,
3)に関する連立微分方程式、
【数17】 を数値的に解くことによって得ることができる。
【0029】g2,n (n=1,2,3)あるいはA2,n
(n=1,2,3)も全く同様の手順によって決定する
ことができる。他の枝に関するパラメータも全く同様の
手順によって決定することができる。
【0030】このようにして求められたh2,n およびg
2,n は、それぞれ枝の当該位置におけるわき出し、すい
込みの大きさに等しく、またA2,n は当該位置における
フローと密度の非線形関係を規定するパラメータを与え
る。これらによって、ネットワーク上の障害、ボトルネ
ック等の位置を推定することができる。
【0031】本装置は、N次元空間の座標x=(x1,--
-,xN )におけるフローq(x,t)と密度k(x,
t)との間に、次の形の非線形関係、
【数18】 があり、さらにxおよびtに関する次のM階偏微分方程
式、
【数19】 によってそのダイナミクスが記述される一般の非線形フ
ローの同定に適用することが可能である。
【0032】以上を交通流のダイナミクス同定を例にし
て具体的に説明する。交通流q(x,t)と車両密度k
(x,t)との間には次の形の非線形関係がある(参考
文献3参照)。
【数20】 ここでU(x) は位置xにおける自由走行速度、K(x) は
位置xにおける飽和車両密度である。さらに前記連続の
方程式が満足される。
【数21】 ここでg(x) は点xにおけるすい込み、h(x) はわき出
しに対応するパラメータである。
【0033】同定の対象とする道路網のトポロジーに応
じて、前記方法により図7に示すような神経回路網型非
線形フロー同定装置を構成する。道路網を構成する各枝
の終点にはフロー測定装置を設置し実際の交通流を測定
する。各枝の終点における実際の交通流とこの枝の終点
に対応するフロー計算装置の出力とが一致するよう、各
枝毎に分割点および終点におけるU(x) 、K(x) 、g
(x) 、h(x) を前記学習によって決定する。それぞれは
道路網上の各点における自由走行速度、飽和車両密度、
すい込み、わき出しの推定値を与えるが、これにより道
路網上のボトルネック等の位置を推定することができ
る。
【0034】
【発明の効果】ネットワークの節点間を分割する複数の
分割点におけるフローと密度の関係を計算するフロー計
算手段によりネットワークのトポロジーに即した処理が
可能になった。また、隣接するフロー計算手段間に局所
的な結合を介在した通信機能を設けることにより神経回
路網を分割して学習することも可能になった。さらに学
習の結果よりネットワーク上の非観測点におけるすい込
みやわき出し等、ネットワークのダイナミクスを規定す
るパラメータを推定することができる。
【0035】ネットワーク上の非線形フロー同定の分
野、さらにこの同定に基ずく制御に関する分野、例え
ば、 a.道路網における交通流同定・信号機制御、 b.通信網の同定・制御、 等への幅広い応用が考えられる。本発明は、とくに大規
模なネットワーク上の非線形フロー同定に対して著しい
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は神経回路網モデルを構成するユニットの
概念図である。
【図2】図2は神経回路網モデルを構成するユニットの
別の概念図である。
【図3】図3は層状神経回路網を示す図である。
【図4】図4はネットワークの一例を示す図である。
【図5】図5は従来の神経回路網型非線形フロー同定装
置に用いられる層状神経回路網の一例を示す図である。
【図6】図6はネットワークの枝分割の一例を示す図で
ある。
【図7】図7は本発明の実施例の構成図である。
【図8】図8はひとつの枝に対応する神経回路網を示す
図である。
【符号の説明】
1 有向枝 2 有向枝 3 有向枝 4 有向枝 5 有向枝 6 有向枝 7 有向枝 8 有向枝 9 有向枝 10 有向枝 11 有向枝 12 有向枝 71 フロー計算装置 72 通信装置 73 学習装置 74 フロー計算装置+通信装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上の非線形フローを同定す
    る非線形フロー同定装置において、(1) ネットワークの
    節点間を分割する複数の分割点におけるフローのダイナ
    ミクスを計算するフロー計算手段と、(2) 隣接するフロ
    ー計算手段間に設けられる局所的な結合を介在した通信
    手段と、(3) ネットワークのトポロジーに応じ、前記通
    信手段を介してフロー計算手段間を結合する手段と、
    (4) 実際に観測されるフローのダイナミクスと、フロー
    計算手段とによって計算されるフローのダイナミクスと
    の整合がとれるよう、フローと密度の関係、分岐におけ
    る結合の値、フロー計算手段の自己再帰結合の値、フロ
    ー計算手段の閾値を実際に観測されるフローに適応的に
    決定する手段と、(5) 前記手段によって決定されたフロ
    ーと密度の関係、節点における結合の値、フロー計算手
    段の自己再帰結合の値、フロー計算手段の閾値から、そ
    れぞれ各分割点におけるフローのダイナミクス、節点に
    おけるフローの分岐確率、各分割点におけるフローのす
    い込みやわき出しを決定する手段、を備えることを特徴
    とする神経回路網型非線形フロー同定装置。
JP4156796A 1992-06-16 1992-06-16 神経回路網型非線形フロー同定装置 Pending JPH064502A (ja)

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US08/048,793 US5404423A (en) 1992-06-16 1993-04-16 Method and apparatus for indetification, forecast, and control of a non-linear flow on a physical system network using a neural network

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230150753A (ko) 2022-04-22 2023-10-31 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 증착 마스크 곤포체 및 증착 마스크 곤포 방법

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