JPH0644655U - シートベルト定着装置 - Google Patents
シートベルト定着装置Info
- Publication number
- JPH0644655U JPH0644655U JP8759492U JP8759492U JPH0644655U JP H0644655 U JPH0644655 U JP H0644655U JP 8759492 U JP8759492 U JP 8759492U JP 8759492 U JP8759492 U JP 8759492U JP H0644655 U JPH0644655 U JP H0644655U
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- JP
- Japan
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- seat belt
- seat
- abdomen
- belt
- buckle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】現行のシートベルトのようにベルトの一部が腹
部に回らないようにして腹部を締め付けることをなく
し、衝突時、例えば妊婦をはじめ腹部に疾患のある人が
着座した場合でも、腹部を圧迫されることがないように
する。 【構成】シートベルトリトラクター2からショルダーベ
ルトガイド3を介して伸長させるシートベルト1の先端
にシートベルトアンカレッジ6を装着し、これを車Cの
所定位置に定着する。このシートベルト1の途中に2つ
のシートベルトガイド付タングプレート4,7を装着す
る。2つのシートベルトガイド付タングプレート4,7
のうちの一方4を、座席Dの側方A側に位置させたシー
トベルトバックル5に差し込み、もう一方のシートベル
トガイド付タングプレート7を、座席Dの前方に設けた
シートベルトバックル8に差し込む。すると、このシー
トベルト1により、着座している乗員の肩、胸、腰及び
両大腿部を固定・支持することができる。
部に回らないようにして腹部を締め付けることをなく
し、衝突時、例えば妊婦をはじめ腹部に疾患のある人が
着座した場合でも、腹部を圧迫されることがないように
する。 【構成】シートベルトリトラクター2からショルダーベ
ルトガイド3を介して伸長させるシートベルト1の先端
にシートベルトアンカレッジ6を装着し、これを車Cの
所定位置に定着する。このシートベルト1の途中に2つ
のシートベルトガイド付タングプレート4,7を装着す
る。2つのシートベルトガイド付タングプレート4,7
のうちの一方4を、座席Dの側方A側に位置させたシー
トベルトバックル5に差し込み、もう一方のシートベル
トガイド付タングプレート7を、座席Dの前方に設けた
シートベルトバックル8に差し込む。すると、このシー
トベルト1により、着座している乗員の肩、胸、腰及び
両大腿部を固定・支持することができる。
Description
【0001】
本考案は、現行のシートベルト定着装置の改良に関するもので、シートベルト により乗員を座席に固定・支持する場合において、ベルトの一部が腹部に回らな いようにすることもできるものである。
【0002】
現行のシートベルト定着装置にあっては、シートベルトリトラクターからショ ルダーベルトガイドを介して伸長させたシートベルトが着座している乗員の肩、 胸、腰のみならず腹部をも支持するよう座席に対して定着されるようになってい る。
【0003】
乗車時、妊婦等も安全上、シートベルトを装着すべきであるが、現行のシート ベルト定着装置の機構では、シートベルトリトラクターからショルダーベルトガ イドを介して伸長させたベルトの一部が腹部に沿って回されるため、衝突時腹部 を圧迫し、かえって危険なためシートベルトの装着を避けざるを得なかった。 従って、軽い衝突時にも衝撃力に体を支え切れず、不必要な被害を被っている のが現状である。
【0004】 そこで、本考案は、現行のシートベルトのようにベルトの一部が腹部に回らな いようにして腹部を締め付けることをなくし、衝突時、例えば妊婦をはじめ腹部 に疾患のある人が着座した場合でも、腹部を圧迫されることがないようにし、そ の際の被害を積極的に防止し得るようにしたものである。
【0005】
上記目的を達成するため、本考案においては、シートベルトリトラクター2か らショルダーベルトガイド3を介して伸長させるシートベルトであって、その先 端にこれを車Cの所定位置に定着するためのシートベルトアンカレッジ6を装着 したシートベルト1に、2つのシートベルトガイド付タングプレート4,7を装 着するとともに、座席Dの前方に、該座席Dの側方A側の所定位置にシートベル ト1の途中を定着するために位置させたシートベルトバックル5とは別に、シー トベルトバックル8を設けたものである。
【0006】
本考案によるシートベルト定着装置によれば、図2,図3に示すように現行の 場合と同じようにシートベルトリトラクター2からショルダーベルトガイド3を 介してシートベルト1を伸長させ、その先端に装着されているシートベルトアン カレッジ6を利用してシートベルト1の先端を車Cの所定位置に定着する。
【0007】 そして、シートベルト1の途中に装着されているこの2つのシートベルトガイ ド付タングプレート4,7のうちの一方4を、座席Dの側方A側に位置させたシ ートベルトバックル5に係合させ、また、もう一方のシートベルトガイド付タン グプレート7を、座席Dの前方に設けたシートベルトバックル8に係合させる。
【0008】 すると、図2に示すように伸長せしめられているシートベルト1のうち、シー トベルトガイド付タングプレート4により位置決めされている部分とシートベル トアンカレッジ6により位置決めされている間を、座席Dの前部へ掛け渡すこと ができ、一旦ここに迂回させることができる。 従って、この掛け方をした場合には図4に示すように、着座している乗員Eの 肩、胸、腰及び両大腿部がこのシートベルト1により固定・支持され、その一部 が腹部を圧迫することはなく、結果的に腹部を保護することができる。
【0009】 一方、シートベルト1の途中に装着されている2つのシートベルトガイド付タ ングプレート4,7のうちいずれか一方をフリーにしておいて、もう一方のシー トベルトガイド付タングプレート(例えば、7)を座席Dの側方A側に位置させ たシートベルトバックル5に係合させる。
【0010】 すると、図3に示すように、伸長せしめられているシートベルト1のうちシー トベルトガイド付タングプレート7により位置決めされている部分より先側は、 座席Dの前側へ迂回せしめられることなく座席D上をまたがってそのまま座席D のB側に達し、現行形式そのままの掛け方をすることができる。
【0011】 このように、本考案のシートベルト定着装置によれば、着座している乗員Eの 腹部を保護することができるような掛け方と、現行方式と同じ掛け方をすること ができる。
【0012】
本考案の実施例を添付の図面に基いて説明する。
【0013】 図2〜図4に示すように、車C内には座席Dに対応してシートベルトリトラク ター2及びショルダーベルトガイド3が取り付けられており、シートベルトリト ラクター2からショルダーベルトガイド3を介してシートベルト1を伸長させる ことができるようになっている。 シートベルトリトラクター2はシートベルト1を収納することができるととも に、シートベルト1の長さを調節し得る機構を備えており、また、衝突時シート ベルト1が緩む方向へ伸びるのを防止する機構を備えている。 シートベルトリトラクター2から伸長せしめられたシートベルト1はショルダ ーベルトガイド3により後述するシートベルトバックル5の方へ方向を変えられ る。
【0014】 図1〜図4には、車Cの左側座席におけるシートベルト定着装置が示されてお り、以下、この場合を例に挙げてその機構等を説明する。 座席Dの右側に相当するA側の所定位置には、シートベルト1の途中を定着す るためのシートベルトバックル5が備えられている。 また、シートベルト1の先端には、これを座席Dの左側に相当するB側の所定 位置に定着するためのシートベルトアンカレッジ6が装着されている。
【0015】 以上説明した機構は現行のシートベルト定着装置と全く同じであり、図2,図 3に示すようにシートベルトリトラクター2からショルダーベルトガイド3を介 してシートベルト1を伸長させ、その先端に装着されているシートベルトアンカ レッジ6を利用してシートベルト1の先端を車Cの所定位置B側に定着すること も現行の場合と同じである。 このシートベルト1には2つのシートベルトガイド付タングプレート4,7が 装着されており、また、座席Dの前方に上記シートベルトバックル5とは別に、 シートベルトバックル8が設けられている点で、現行のものとは大きく異なって いる。
【0016】 そして、シートベルト1の途中に装着されているこの2つのシートベルトガイ ド付タングプレート4,7のうちの一方4を、座席Dの側方A側に位置させたシ ートベルトバックル5に差し込み、また、もう一方のシートベルトガイド付タン グプレート7を、座席Dの前方に設けたシートベルトバックル8に差し込む。
【0017】 すると、図2に示すように伸長せしめられているシートベルト1のうち、シー トベルトガイド付タングプレート4により位置決めされている部分とシートベル トアンカレッジ6により位置決めされている間を、座席Dの前部へ掛け渡すこと ができ、一旦ここに迂回させることができる。 従って、この掛け方をした場合には図4に示すように、着座している乗員Eの 肩、胸、腰及び両大腿部がこのシートベルト1により固定・支持され、その一部 が腹部を圧迫することはなく、結果的に腹部を保護することができる。
【0018】 なお、シートベルトリトラクター2から伸長せしめられたシートベルト1は、 一旦ショルダーベルトガイド3の所で反転せしめられ、シートベルトバックル5 に差し込まれているシートベルトガイド付タングプレート4の所で、さらに、シ ートベルトバックル8に差し込まれているシートベルトガイド付タングプレート 7の所でそれぞれ反転せしめられることになる。
【0019】 一方、シートベルト1の途中に装着されている2つのシートベルトガイド付タ ングプレート4,7のうちいずれか一方をフリーにしておいて、もう一方のシー トベルトガイド付タングプレート(例えば、7)を座席Dの側方A側に位置させ たシートベルトバックル5に差し込む。
【0020】 すると、図3に示すように、伸長せしめられているシートベルト1のうちシー トベルトガイド付タングプレート7により位置決めされている部分より先側は、 座席Dの前側へ迂回せしめられることなく座席D上をまたがってそのまま座席D のB側に達し、現行形式そのままの掛け方をすることができる。 なお、この場合のシートベルト1は図3に示すように、ショルダーベルトガイ ド3とシートベルトバックル5に差し込まれたシートベルトガイド付タングプレ ート7との間で一旦ねじられ、シートベルトガイド付タングプレート7の所でさ らに反転せしめられる。
【0021】 このように、実施例に示すシートベルト定着装置によれば、着座している乗員 Eの腹部を保護することができるような掛け方と、現行方式と同じ掛け方をする ことができる。
【0022】 なお、シートベルト1のねじれがすぐに分かるように、その表裏の色、模様等 を異ならしめる等の識別をシートベルト1に施しておくとよく、また、2つのシ ートベルトガイド付タングプレート4,7にもシートベルト1の場合と同じよう な表裏の識別を施しておくとよい。
【0023】
本考案によれば、例えば、妊婦をはじめ腹部に疾患のある人が着座した場合で もその乗員の腹部を締め付けることをなくすことができるから、衝突時において も腹部を圧迫することなく乗員を座席に固定・支持できる効果がある。
【図1】実施例であるシートベルト定着装置の要部のみ
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】着座している乗員の腹部を保護することができ
るようなシートベルトの掛け方を示す斜視図である。
るようなシートベルトの掛け方を示す斜視図である。
【図3】現行形式と同じシートベルトの掛け方を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】着座している乗員の腹部を保護することができ
るようなシートベルトの掛け方をした場合の使用状態を
示す斜視図である。
るようなシートベルトの掛け方をした場合の使用状態を
示す斜視図である。
1…シートベルト、 2…シートベルトリトラクター、
3…ショルダーベルトガイド、 4…シートベルトガ
イド付タングプレート、 5…シートベルトバックル、
6…シートベルトアンカレッジ、 7…シートベルト
ガイド付タングプレート、 8…シートベルトバック
ル、 C…車、 D…座席、 E…乗員。
3…ショルダーベルトガイド、 4…シートベルトガ
イド付タングプレート、 5…シートベルトバックル、
6…シートベルトアンカレッジ、 7…シートベルト
ガイド付タングプレート、 8…シートベルトバック
ル、 C…車、 D…座席、 E…乗員。
Claims (1)
- 【請求項1】シートベルトリトラクター2からショルダ
ーベルトガイド3を介して伸長させるシートベルトであ
って、その先端にこれを車Cの所定位置に定着するため
のシートベルトアンカレッジ6を装着したシートベルト
1に、2つのシートベルトガイド付タングプレート4,
7を装着するとともに、座席Dの前方に、該座席Dの側
方A側の所定位置にシートベルト1の途中を定着するた
めに位置させたシートベルトバックル5とは別に、シー
トベルトバックル8を設けたことを特徴とするシートベ
ルト定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8759492U JPH0644655U (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | シートベルト定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8759492U JPH0644655U (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | シートベルト定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644655U true JPH0644655U (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=13919327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8759492U Pending JPH0644655U (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | シートベルト定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644655U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014201206A (ja) * | 2013-04-04 | 2014-10-27 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用荷物固定具 |
JP2015049270A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | キヤノン株式会社 | 定着ベルト及びそれを備えた定着装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5663961A (en) * | 1979-10-05 | 1981-05-30 | Tsutomu Kameyama | Novel isoindoline derivative and its preparation |
JPS63222956A (ja) * | 1987-03-12 | 1988-09-16 | Ikeda Bussan Co Ltd | シ−トベルト補助具 |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP8759492U patent/JPH0644655U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5663961A (en) * | 1979-10-05 | 1981-05-30 | Tsutomu Kameyama | Novel isoindoline derivative and its preparation |
JPS63222956A (ja) * | 1987-03-12 | 1988-09-16 | Ikeda Bussan Co Ltd | シ−トベルト補助具 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014201206A (ja) * | 2013-04-04 | 2014-10-27 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用荷物固定具 |
JP2015049270A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | キヤノン株式会社 | 定着ベルト及びそれを備えた定着装置 |
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