JPH0644111B2 - 眼鏡保持具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、眼鏡その他同様のものを、競技運動中に、使
用者の頭の所定位置に確実に保持するための装置、特
に、眼鏡から保持装置を外すことなしに使用者の頭から
眼鏡を外すことを可能とする調整可能の保持装置に関す
るものである。

背景技術 従来、眼鏡その他の眼保護具を眼鏡の彎曲つる部分だけ
によって通常保持されるよりも一層確実に所定位置に保
持するために種々の装置が用いられている。

例えば、エンゴーファーの米国特許第４４７９７０３号
は彎曲つる部分の後端からそれぞれ延長される弾性紐を
設けた眼鏡フレームを開示している。これらの弾性紐は
それぞれの露出端を互に連結する装置を有する。しかし
ながら、エンゴーファーの装置は既存の眼鏡フレームに
容易に適用することができない。

他の既知の装置で帯を有するものがあり、帯の両端部が
普通の眼鏡フレームのつるに取付けられて眼鏡を使用者
の頭に保持するようになっている。この種の装置の大部
分がその前端を眼鏡フレームのつるに沿って適当な位置
にまで摺動させることによって調整可能としている。こ
のような調整方法では、特に確実な調整を行なうことが
できず、また、このような装置では眼鏡を使用者の頭か
ら容易に外すことができない。

このような装置の１例として、フラーの米国特許第４１
３３６０４号は弾性帯の端部における両側端を互に縫い
合わせることによって形成された管状端部を有する弾性
帯を具える眼鏡保持具を開示している。これらの管状端
部は、眼鏡の彎曲つる部分の端から滑り嵌めされて外見
が特に目立たない直線水平つる部分上にまで取付けら
れ、この結果眼鏡のつるの部分の体積を増大し、使用者
の頭に対し押し力を作用する可能性がある。この装置は
管状部分を眼鏡のつるに沿って適当な位置にまで摺動さ
せることによって調整しなければならない。管状部分を
眼鏡のつるに沿って後方に摺動させることなしに使用者
の頭から眼鏡を取り外し得るようには構成されていな
い。眼鏡の彎曲つる部分から装置の一部を取り外さない
限り、使用者が眼鏡を外すためには、帽子を脱ぐことが
必要である。

したがって、眼鏡を確実に保持し得るとともに使用心地
が良く、使用者の頭に頂度合わせるように調整可能であ
り、使用者の頭から眼鏡を外すために使用者が眼鏡から
装置を外したり、帽子を脱いだりする必要がなく、ま
た、従来既知の普通の眼鏡等に取付けて用い得るよう改
良した眼鏡保持装置が希望されている。

発明の開示 本発明は上述した眼鏡を使用者の頭に保持するための従
来既知の装置の欠点を除去し、無理なく取付け得るとと
もに使用心地の良い眼鏡保持具を提供しようとするもの
である。本発明によれば、外科手術用チューブに用いら
れている形式のゴムまたは潜水ダイバーのウエットスー
ツにしばしば用いられている形式の布被覆ネオプレンフ
ォームのような丈夫で柔らかい材料の弾性帯がそれぞれ
の端をこの帯の長さ方向に対して鋭角で配向された同じ
弾性材料で造られた彎曲管に取付けられている。この彎
曲管は帯のそれぞれの端の下方および後方に延長して眼
鏡の彎曲つる部分の端を弾性的に把持している。帯は２
個の重なり合う部分を有し、これらの部分は登録商標ベ
ルクロの名称で市販の形式のフックとループとによるフ
ァスナー材料の掛合片によって互に調整可能に保持され
る。ファスナー材料の掛合片は容易に掛脱されるから、
眼鏡を無理なく使用心地良く保持するよう本発明の眼鏡
保持具を調整することが極めて容易である。帯部分を分
離することによって帽子または保護帽を脱ぐことなしに
眼鏡を外すことができる。また、所要に応じ、眼鏡を使
用者の頸から吊すことができる充分な長さで帯部分を掛
合させて連結することもできる。

本発明の好適実施例では、気泡材料の幅狭の矩形または
梯形片の一対の対向側縁を接着剤で接合することによっ
て彎曲管を造ることができる。これらの彎曲管はそれぞ
れの帯に同様に接着剤により接着して取付けられる。好
ましくは、管はそれぞれの長さに沿って孤状に彎曲さ
れ、各帯部分の前端もまた孤状に彎曲されて前方および
下方に向いた凹面の接合表面を設けるようにする。

帯および管の材料としては、例えば、ナイロンメリヤス
編布のような布層が被覆されたネオプレンフォームが好
ましい。本発明の好適実施例では、各管の後端近くの短
い部分で内側面にネオプレンフォームを露出させること
により眼鏡の彎曲つる部分を把持する能力を向上させる
のがよい。

好ましくは、帯を各管状部分に適当な角度で取付けて、
管が下方に向け彎曲している彎曲つる部分の周りに取つ
けられる際に、弛緩した状態で、眼鏡の直線水平つる部
分と全体として同一線上にあって後方に延在するように
するのがよい。管状部分は使用者の耳と頭の側面との間
の空間内で彎曲つる部分にクッション作用を与えるが、
眼鏡の直線状のほぼ水平に延びるつる部分上にあまり大
きく延長しないようにする。

したがって、本発明の主な目的は、従来得られる保持具
によるよりも一層使用心地良く眼鏡を保持し得る改良し
た眼鏡保持具を提供しようとするものである。

本発明の他の重要な目的は、使用心地良く取付かるよう
容易に調整可能であり、帽子をかぶっている場合でも、
眼鏡を使用者の頭から外すために、眼鏡から外す必要の
ない眼鏡保持具を提供しようとするものである。

本発明の他の目的は、眼鏡に容易に、しかも確実に取付
けられる眼鏡保持具を提供しようとするものである。

本発明の主な特徴は、保持具の弾性帯部分の前端に、所
定の角度で取付けられた彎曲管状部分を具え、管状部分
が眼鏡の下方に彎曲した彎曲つる部分上に挿入によって
取付け得るよう構成され、他方、帯は彎曲つる部分を越
えて後方に延在して、彎曲つる部にクッション作用層を
設け、これにより滑りばめにより、確実に、使用心地の
良い状態に取付けられるよう構成されている。

本発明の１実施例による他の重要な特徴として、各彎曲
管状部分が少なくとも短い露出ゴム状材料を彎曲管状部
分の下方、後端部の内側表面として有し、これにより眼
鏡の彎曲つる部分上の所望位置に管状部分が保持される
よう構成されている。

本発明の他の特徴は帯部分を互に調整可能に掛合させ得
るとともに容易に分離し得て使用者の頭から眼鏡を外し
得るよう構成されている点にある。

本発明による眼鏡保持具の主な利点は、従来既知の眼鏡
保持具に比べてより便利に使用される点にある。

本発明の他の利点は、従来既知の眼鏡保持具に比べて、
使用心地の一層優れた眼鏡保持具を提供する点にある。

本発明の前述および他の目的、特徴および利点は添付図
面についての本発明の以下の詳細な説明から一層容易に
理解されるであろう。

図面の簡単な説明 第１図は本発明による眼鏡保持具を備える眼鏡の斜視図
である。

第２図は第１図に示す眼鏡保持具の一方の片側部分の側
面図である。

第３図は第１図に示す眼鏡保持具の他方の片側部分の側
面図である。

第４図は第２図に示す眼鏡保持具の片側部分の４−４線
上で矢の方向に見た平面図である。

第５図は第２図に示す眼鏡保持具の一部の５−５線上の
断面図である。

第６図は第２図に示す眼鏡保持具の管状部材の他の実施
例を示す第２図の側面図と同様の側面図である。

第７図は第６図に示す眼鏡保持具の管状部材の７−７線
上の断面図である。

発明を実施するための最良の形態 図面を参照して、第１図には、眼鏡保持具１０が眼鏡１
２に取付けられた状態で示されている。眼鏡保持具１０
は第１帯部分１４および第２帯部材１６を含む２個の分
離した部品を具えている。第１帯部材１４は眼鏡１２の
フレームの右側の下方に彎曲している後端部分、すなわ
ち、彎曲つる部分１８に眼鏡保持具１０の管状部材２２
によって取付けられ、他方、第２帯部材１６は眼鏡１２
のフレームの左側の下方に彎曲している後端、すなわち
彎曲つる部分２０に眼鏡保持具１０の管状部材２４によ
って取付けられている。管状部材２２および２４は約２
〜３インチの長さを有し、眼鏡１２の水平の実質的に直
線のつる部分２６および２８の後方に延在するそれぞれ
の彎曲つる部分上に取付けられる。

第１および第２帯部材１４および１６のそれぞれの後端
部３０および３２において、登録商標ベルクロの名称で
市販されているようなフックとループとによるファスナ
ー材料の掛合片３４および３６が帯部材に固着されてい
て後端部３０および３２を重ならせて掛止することによ
り眼鏡１２の彎曲つる部１８および２０の後方に所望の
長さの保持具１０を設けることができる。

眼鏡１２の各水平つる部分２６および２８はそれぞれつ
る軸線３８または４０を一般的に限定している。第２お
よび３図に示すように、各帯部材１４および１６はそれ
ぞれの上端縁４２または４４とそれぞれの下端縁４６ま
たは４８を有する。保持具１０が眼鏡に取付けられる
際、それぞれの帯部材１４または１６は、弛緩した状態
で、それぞれのつる軸線３８または４０の後方への延長
線上にほぼ延長しているが、しかし、使用者の頭の後部
形状に合わせるため、帯部材を、第２および３図に破線
で示すように、それぞれの彎曲つる部分１８または２０
から幾らか離れた点で、つる軸線より幾らか下方の位置
に弾性的に引張るのがよい。

好ましくは、第２および３図に示すように、管状部材２
２および２４を孤状に彎曲させ、帯部材１４および１６
の前端５０および５２に対してほぼ傾め方向に延長し、
それぞれの大体の軸線５４および５６が、第２および３
図に示すように、帯部材１４および１６に対して前方お
よび上方に斜め方向に延長するようにする。帯部材１４
および１６の中心に位置する長さ方向軸線５８および６
０は管軸線５４および５６とそれぞれ２０〜６０゜好ま
しくは約３５〜５０゜の角度６２で交差している。

保持具１０が眼鏡１２に取付けられる際、帯部材の約１
／２以上がそれぞれのつる軸線３８または４０より上方
になる位置で各帯部材１４および１６がそれぞれの管状
部材に連結されている。これがため、各管状部材内に形
成されている孔はそれぞれの帯部材の長さ方向中心軸線
５８または６０より上方にまで拡がっていない。このよ
うな位置関係で帯部材と管状部材とを連結することによ
って、帯部材に作用する引張力によって眼鏡に後方に向
け加えられ得る力を最小にするとともに、帯部材に作用
する後方への引張力に応じて管状部材２２および２４を
彎曲つる部分１８および２０に沿って滑らす傾向を生じ
させる下向き分力を最小にすることができる。このよう
な下向き分力は、眼鏡保持具１０の使用時に、管状部材
２２および２４を彎曲つる部分１８および２０に沿って
下方に摺動させる惧れがあるので望ましくない。しか
し、帯部材１４および１６は弾性的に伸張して下方に曲
がって第２および３図に破線で示すように使用者の頭の
後部に適合する。このようにして生じる小さな力は使用
者の鼻にかかる眼鏡の下向き圧力を低減する傾向がある
とともに眼鏡保持具１０の使用心地を良くする。

本発明による保持具１０は眼鏡の下向き彎曲つる部分１
８および２０に弾性的に滑りばめされるよう構成されて
いる。帯部材１４および１６と管状部材２２および２４
は同じ材料で造られている。この材料としては、ダイバ
ーのウエットスーツの材料としてアメリカ合衆国、バー
ジニア州、ベッドフォードのラバテックスコーポレーシ
ョンにより製造されているような気泡寸法の小さい弾性
閉気泡ネオプレンフォームのシート６３が好適である。
好ましくは、メリヤス編ナイロントリコット材料のよう
な布カバーを、第５図に示すように、上述したフォーム
シート材料の両面にそれぞれ層７０および７２で示すよ
うに接着するのがよい。このような材料の矩形片の両側
縁を巻き込んでロール形状とし、両側縁を接着剤によっ
て互に接着することによって内面および外面が布カバー
で被覆された管状部材２２および２４が形成される。接
着剤としては前述したような材料を接着するために市販
されているトルエン系のものが一般に好適である。他の
方法として、前述した材料を糸で縫い合せて管状部材２
２および２４を形成し、これらの管状部材およびファス
ナー材料３４および３６を帯部材１４および１６に取付
けてもよい。

好ましくは、前側の帯部材１４および１６の前端部５０
および５２に隣接する下端縁４６および４８を凹円弧形
状に形成して管状部材とそれぞれの前端部５０および５
２とが互に結合して管状部材２２および２４を円弧形状
に彎曲させるのが良い。ネオプレンの一部を管状部材の
外側に通常露出させたままとし、管状部材をそれぞれの
帯部材１４および１６に接着剤によって取付け、例え
ば、管状部材２２および２４を帯部材１４および１６に
接着する接着剤の硬化中に管状部材２２および２４の内
側に彎曲した針金（図示せず）を挿入しておくことによ
って所望の曲率を得ることができる。

各管状部材２２および２４の下部または後端部分６４お
よび６６は下端縁４６または４８の下側で後方および下
方に延長して眼鏡１２の彎曲つる部分１８および２０の
下方に彎曲した後端部を弾性的に把持している。このた
め、各管状部材２２および２４の内径は、例えば、弛緩
状態時に、約１／８インチとするが、彎曲つる部分１８
および２０の後端にかぶせて挿入させるために容易に拡
張することができる。保持具１０を取付けようとする眼
鏡の彎曲つる部分の寸法に合わせて、内径６８を３／８
インチのように大きくすることもできるし、１／１６イ
ンチのように小さくすることもできる。

眼鏡の彎曲つる部分１８および２０は、その後端部で最
大寸法を有するよう通常拡大され、また偏平に形成され
ているから、管状部材２２および２４を所定位置に保持
するために管状部材の後端部６４および６６に作用する
引張力が彎曲つる部分１８および２０の後端部の形状に
よって増大される。管状部材の前端または上端４７およ
び６９を彎曲つる部分１８および２０の上端にまで延長
するのが好ましいが、しかし、直線つる部分２６および
２８上にまで延長させる必要はない。

彎曲つる部分１８および２０は、通常、使用者の耳のま
わりに位置するから、眼鏡１２の重量は管状部材２２お
よび２４を所定位置に保持する助けとなる。管状部材２
２および２４は耳と彎曲つる部分１８および２０との間
にパッドを介挿したと同様の機能を有し、使用者の耳の
背後と頭の側面とのつながり部分の形状に一致する。こ
れにより彎曲つる部分１８および２０と、管状部材２２
および２４と、使用者の頭との間が無理なく柔軟に結合
されることと帯部材１４および１６によって加えられる
後方への引張力とによって眼鏡１２は単に彎曲つる部分
の形状および重量の作用だけによるよりも遥かに確実に
使用者の頭に保持される。帯部材１４および１６は丈夫
で柔らかい弾性材料で造られているから、強い引張力に
耐えることができ、しかも、使用者の頭にしっくり合う
ことができる。

管状部材２２および２４と同様ではあるが、外側だけに
布層を設けたネオプレンフォームその他同様の気泡材料
の後端部片７６を有する管状部材７４（第６および７
図）を用いることによって眼鏡１２の彎曲つる部分１８
および２０をさらに確実に保持することができる。これ
がため、管状部材の後端部片７６の内側表面７８を形成
している気泡材料の側面は露出されている。この露出し
たネオプレンフォーム表面７８は管状部材２２および２
４の内側の布表面７２および第６図に示す管状部材７４
の前方部分の内即の布層に比べて摩擦係数が高い。これ
がため、このネオプレンフォーム表面７８は管状部材７
４が眼鏡の彎曲つる部から後方に抜けないよう附加的抵
抗を与えている。好ましくは、後端部片７６は管状部材
７４の長さの僅かな部分、例えば、管状部材７４の全長
が約２〜３インチである場合に、後端部分７６の長さは
１／８インチ〜１／２インチとするのがよい。また、管
状部材の全長の内側表面にゴム状材料を露出させてもよ
いが、適当に異なる管内径寸法を用いることが望まし
く、あるいは、眼鏡の彎曲つる部分への取付けを容易に
するために管状部材の内側を潤滑するようタルカムパウ
ダーのような材料を用いるのが望ましい。

眼鏡１２の彎曲つる部分１８および２０の端が外方に拡
開した形状であるために、後端部片７６の内径は管状部
材２２および２４の内径より僅かに大きくするのがよ
く、管状部材７４を眼鏡の拡開彎曲つる部分上によりよ
く取付けられるよう対応テーパー付形状とするのがよ
い。

明らかなように、本発明の眼鏡保持具の材料として他の
柔らかい弾性材料を用いることもできる。例えば、管状
部材および帯部材を外科手術用チューブに用いられるよ
うな適当なゴムで一体に成形することができるが、しか
し、このような材料ではネオプレンフォームによる浮力
は得られない。

また、フックとループとによるファスナーの代りに他の
ファスナーを用いることもできる。例えば、プラスチッ
ク成形体の側方解放型バックルその他同様のバックル
（図示せず）で、可撓性プラスチック掛止片を有する適
当な小型のものを十分用いることができる。このような
バックルは、アメリカ合衆国、イリノイ州、デスプレイ
ンズのイリノイツールワークスインコーポレーテッド社
から市販されている。

上述の明細書の記載において用いられた用語および表現
は説明上用いられているにすぎず、本発明はこれらに制
限されるものではなく、本発明の範囲は請求の範囲によ
ってのみ限定されるものである。

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】一対の側方部材を具えて各側方部材の後端
   に彎曲つる部分を有する眼鏡を人の頭の所定位置に確実
   に保持するための眼鏡保持具において、 (a) 第１および第２の細長い弾性帯部材を具え、各帯
   部材が前端、後端、上端縁および下端縁を有し、それぞ
   れの長さ方向軸線を限定しており、また、 (b) 一対の弾性管状部材を具え、各管状部材が前記眼
   鏡のそれぞれの彎曲つる部分に沿ってその周りを囲んで
   延在し得るよう構成され、各管状部材が管軸線を限定
   し、前記帯部材のそれぞれの前記前端にそれぞれ取付け
   られ、各管状部材のそれぞれの管軸線が前記帯部材のそ
   れぞれの長さ方向軸線に対して予定の鋭角をなし、各管
   状部材が前記帯部材のそれぞれの前記下端縁の下側で後
   方および下方に延びる下端を有し、また、 (c) フックとループとによるファスナー材料の第１お
   よび第２掛合片を具え、各掛合片が前記帯部材のそれぞ
   れの後端に取付けられてこれらの後端を互に適当な重な
   り量で互に選択的かつ調整可能に保持して眼鏡を保持す
   るための所望の張力を前記帯部材に生ぜしめ得るよう構
   成されていることを特徴とする人間の頭の所定位置に眼
   鏡を保持するための眼鏡保持具。
2. 【請求項２】前記管状部材のそれぞれが孤状に彎曲され
   ている請求の範囲第１項に記載の眼鏡保持具。
3. 【請求項３】前記管状部材のそれぞれの内側面の少なく
   とも一部がゴム状材料で形成されている請求の範囲第２
   項に記載の眼鏡保持具。
4. 【請求項４】前記管状部材のそれぞれの内側表面の大部
   分が弾性ゴム状気泡質材料に取付けられた繊維布層で形
   成され、前記管状部材の後端部片の内側表面に予定長さ
   にわたり布が取付けられていない請求の範囲第２項に記
   載の眼鏡保持具。
5. 【請求項５】前記予定長さが１／８インチ〜１／２イン
   チである請求の範囲第４項に記載の眼鏡保持具。
6. 【請求項６】前記管状部材が弾性気泡質シート材料で管
   形状に形成されており、シート材料の両側縁が互に接着
   され、各管状部材がそれぞれの帯部材に接着して連結さ
   れている請求の範囲第１項に記載の眼鏡保持具。
7. 【請求項７】前記予定角度が２０゜〜６０゜である請求
   の範囲第１項に記載の眼鏡保持具。
8. 【請求項８】保持すべき眼鏡の彎曲つる部分の後端部上
   に前記管状部材を摺動させるために前記管状部材を弾性
   的に伸張させることを必要するほど十分に前記管状部材
   の内径が小さい請求の範囲第１項に記載の眼鏡保持具。
9. 【請求項９】各管状部材の弛緩時における内径が少なく
   とも１／１６インチで、３／８インチより大でない請求
   の範囲第１項に記載の眼鏡保持具。
10. 【請求項１０】前記管状部材の内側にその大部分の長さ
    にわたって繊維布が内張りされており、管状部材の後端
    部ではフォームラバー状材料の内側表面が露出されてい
    る請求の範囲第１項に記載の眼鏡保持具。
11. 【請求項１１】前記帯部材のそれぞれの前記長さ方向軸
    線が帯部材の上端縁と下端縁との間の中心に位置され、
    各管状部材が内側孔を有し、この孔が前記長さ方向軸線
    より上方に位置しないよう各帯状部材がそれぞれの管状
    部材に取付けられている請求の範囲第１項に記載の眼鏡
    保持具。