JPH0643158A - 血液成分測定装置 - Google Patents

血液成分測定装置

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JPH0643158A
JPH0643158A JP12536191A JP12536191A JPH0643158A JP H0643158 A JPH0643158 A JP H0643158A JP 12536191 A JP12536191 A JP 12536191A JP 12536191 A JP12536191 A JP 12536191A JP H0643158 A JPH0643158 A JP H0643158A
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JP
Japan
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light
slit
rotor
rotar
transmitted
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Pending
Application number
JP12536191A
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English (en)
Inventor
Takehiko Arima
毅彦 有馬
Hiroo Kimura
宏朗 木村
Nobuo Mochida
信夫 持田
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Mochida Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Mochida Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血液中のヘマトクリット値を測定する装置を
提供する。 【構成】 ロータのスリット上に載置されて回転により
遠心分離される検体に投光し、スリットの透過光を受光
素子からなる光センサで受け、透過光の明暗の境界を検
出してヘマトクリット値を算出する処理部を有してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血液成分測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、毛細管を使用して血清成分の濃度
を測定するには、まず、全血を封入した毛細管を遠心分
離機のロータに固定して該ロータを回転し、遠心力によ
り毛細管内の全血を血清部分と血球部分に分離して、こ
れをロータから取り出し、毛細管用のセルホルダを有す
る分光光度計にセットして該血清部分から血液成分濃度
を測定するものであった。しかしながら、上記の操作は
至って繁雑であって、特に遠心分離の目的でロータを用
い、次に、遠心分離終了後これを取出し、いちいち、分
光光度計にセットし直すものであるから手間がかかり、
しかも一旦遠心分離処理したものを移動するために分離
状態を撹乱する等のことも起こり、このため更に測定能
率を高め、かつ、可及的原状の分離状態を維持して正確
な値が得られるが如き方策が強く要望されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる実情に
鑑みてなされたもので、従来方法に比較して格段に操作
が簡便であり、特に、遠心分離された検体を全く動かす
ことなくして、分離処理終了時の血清,血球分離状態を
撹乱するようなことのない理想的な血液成分測定装置を
提供することをその目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロータの中心
から放射状に該ロータを貫通して単数本又は複数本のス
リットを穿設し該スリットの上側に検体となる全血を封
入した毛細管を載置してロータを回転し遠心分離したの
ち、該スリットをそのままの状態でロータの上方から検
体に投光し、該検体を透過する光をスリットを介してロ
ータの下方で列設される複数の受光素子からなる光セン
サで受光し、さらに夫々の受光素子の受光量を光電変換
せしめて得られた電気量に基づき血液のヘマトクリット
値の測定を行う装置を提供するものである。
【0005】
【実施例】図1は本発明装量のロータを示す平面図、図
2は図1のA−A縦断面図、図3はスリットと毛細管と
の関係を示す拡大断面図、図4は本発明の透過式装置の
説明図、図5は同じく反射式装置の説明図である。
【0006】ロータ1は円盤状に形成されて、その中心
にはロータ1を回転するモータ等の駆動体2の回転軸3
を嵌入する孔4が穿設される。このロータ1には、中心
から外周に向ってスリット5がロータを貫通して設けら
れる(本例では4本)。スリット5は、溝幅が0.5mm
程度で、図3に拡大して示す如く、ロータの上面1a側
には面取り部5aを有し、後述する毛細管6(外径1.
5〜1.7mm程度)が転動せずその上方に載置できるよ
うになっている。また、ロータ1の外周縁には壁1bが
環設され、ロータの回転時載置された毛細管6が外部に
放出されることのないようになっている。図2には、毛
細管6が壁1bにその終端部を接して、スリット5上に
載置されている状態及びモータ2の回転軸3が孔4を貫
通して嵌入されている状態が示される、図示しないがロ
ータ1に対する回転軸3の係止手段を設け、また、スリ
ット上側に載置される毛細管6の終端部を直接壁1bに
接触させない為のゴム緩衝物の介在等必要により設けら
れる。また、回転軸3の先端に図示の如くネジ3aを設
けてロータの上面を覆う蓋7を螺入して取付けることも
できる。毛細管には、血液成分を測定するために必要な
全血が両端を栓どめして検体として封入されている。封
入の方法等については従来の遠心分離方式で行っていた
ものと同様であり周知の事柄であるので詳しくは述べな
い。前述の如く外径1.5〜1.7mm、内径1.0mm前
後、長さ75mm程度の市販のものが好ましく使用され
る。さらに図1中に点線で示す如くスリット5及び該ス
リット上側に載置される毛細管(図示せず)を覆って適
宜のカバー8を設けスリット上に毛細管を固定すること
も好ましい。以上本発明における最も重要な特徴部分で
あるスリットを有するロータについて説明した。
【0007】次に、実施例では、スリットの上側に載置
して回転され遠心分離により区分された毛細管の血清及
び血球部分に対しそのままの状態で成分測定技術が適用
される。本発明装置は概略的に図4に示す如き透過式で
行うが、図5に示す如き反射式でも可能である。まず、
図4の透過式は、遠心分離後の毛細管11がスリット1
2上に載置されたままの状態で、毛細管内の検体に対し
該毛細管を載置するロータ上面側にある光源13から光
が投射され、該投射光がスリット12を介してロータ下
面側に透過されるものである。この透過光は以下の測定
手段により処理される。透過光は受光器14により検出
されその光量が電流に変換されたのちプリアンプ15で
該電流を電圧に変換し、さらに対数アンプ16で対数圧
縮し、演算回路17で演算を施したのち、ディスプレイ
18に表示又はプリンタ19からプリントアウトするよ
うになっている。本発明では、プリアンプ〜プリンタ
(符号15〜19)を処理部と略称する。本実施例では
ヘマトクリット値を自動検出するため上記受光器14を
CCD又はリニヤイメージセンサとしている。
【0008】一般にヘマトクリット値とは血球量/全血
量の100分率(%)をもってあらわされる数字であ
り、特に新生児の黄疸を総合的に診察するうえでビリル
ビン値の測定と併用して極めて大事な数値である。胎児
は母体から僅量の酸素を採取しているためその赤血球数
は極端に多く、血球の割合が全血量の約60%即ちヘマ
トクリット値は約60位ともいわれているが、新生児に
あっては、上記の血球の一部が出生とともに溶血し、代
謝されてビリルビン等に変化し、健常な新生児の場合に
は約40〜45となるのが普通である。黄疸の程度はビ
リルビン値により代表されるが、ビリルビン値が正常値
であってもヘマトクリット値が高い場合には、それ以降
ビリルビン値が急激に上昇する可能性があり、新生児
は、未だ危険な状態にある為該値の経時変化を迅速に測
定することは極めて重要である。また、その他の血液疾
患又はその疑いのある場合等でも、この測定値は重要な
検査項目となっている。
【0009】以下本実施例装置を使用して行うヘマトク
リット値の測定要領について説明する。まず光源にはラ
インフィラメントランプ等を使用して平行光又は殆んど
平行光に近い光束を投射せしめるが、受光器には毛細管
内の血清部と血球部との合計横幅長以上に渉って透過光
を受光しうる光センサとしてCCD又はリニヤイメージ
センサが配置される。これらの受光器は受光素子が横一
列に連接しているもので、各素子が夫々独立して対応す
る毛細管の各部の明度を拾うことができ、血清部に対応
する受光素子又は血球部に対応する受光素子において、
前者は明部、後者は暗部を受信し、夫々処理部の演算回
路によりヘマトクリット値を算出し、必要に応じ表示又
はプリントアウトしうるものである。また、本実施例の
処理部の測定機能を変更又は付加することにより、血中
のビリルビン、尿素等の測定が可能となる。透過方式に
ついては、受光器14をCCDやリニヤイメージセンサ
にする必要がないだけで、図4の構成で容易に実施可能
なことがわかる。
【0010】一方図5の反射方式の場合には、スリット
12を介して毛細管11の反対側即ちロータの下面で検
体に対して光源13から投光がなされ、また、同じ側の
受光器14で反射光を受光するようになっている。受光
された光量が光電変換されて処理されたのち表示又はプ
リントアウトされるのは前述の透過方式の場合と同様で
ある。いずれの場合であっても、受光器の前方にはフィ
ルタ20が夫々配置される。このフィルタは測定の対象
である血清成分に係る特定の吸収波長のみを透過するも
ので例えばビリルビン、尿素、アミノ酸等であれば、夫
々の吸収波長と同一の波長を有する単色光のみを通過せ
しめるものである。なお、フィルタを使用せず、光源と
して特定波長と同一の波長を有する単色光を限定使用す
ることも差支えない。以上の如く、図4,図5の装置で
は、透過式又は反射式が使用されているが、夫々一長一
短がある。即ち透過式は、受光される光量においてロス
がなく信頼性の極めて高い測定値が得られるが、光源と
受光器とはロータを挟んで互に反対側に位置せしめねば
ならないので、装置が比較的に大となる。しかし、検体
の透明度が上るとともに反射方式に比較し精度が上り、
良好な測定ができる。一方、反射方式は、光源及び受光
器がロータについて同じ側に配置されるので装置がコン
パクトに形成せしめうる利点があるが、反射されたのち
の受光された光量が少ないため精度的には透過方式に較
べやや低い。
【0011】次に、かかる構成に基づく本発明装置は血
液成分測定に極めて有用なるものであるが、以下その代
表的なる例について説明する。まず、血液成分測定で最
も重要であり、広く行われているのは、血液中の総ビリ
ルビン濃度に関するものである。即ち本発明装置により
得られた遠心分離後の検体は、血清部分と血球部分とに
分離されている。ビリルビン値を測定するには通常透過
方式のものが多く使用される。この場合ロータと受光器
との間にビリルビンの吸収波長光のみを通過するフィル
タを配し、該波長光のみを受光して全血中のビリルビン
濃度のみを調べることができるのは前述のとおりであ
る。フィルタを用いることにより受光器14で受光され
た光量は30〜50%に減少するため、ビリルビン濃度
が高い場合、該光量が極端に少なくなる。毛細管に封入
された検体を透過した光量を多く受光器で受光できる透
過方式は反射方式に比較して精度よく測定できる。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の如き構成に基づくもので
あって、ロータには、検体を封入する毛細管が載置され
るスリット部を貫通しているので、ロータの回転による
全血の遠心分離により形成された血清部及び又は血球部
に対してヘマトクリット値の測定を行うため投光及び受
光は、前記毛細管を全く又は殆んど移動せしめることな
く行いうるものである。かくして、ロータに載置されて
いる状態でヘマトクリット値の測定が可能であるから、
測定時間が著しく短縮され、取扱作業も簡略化され、更
に、遠心分離後の血清と血球との分離状態を攪乱するよ
うなことがなく測定の結果が極めて信頼性の高いものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のロータを示す平面図である。
【図2】図1のA−A縦断面図である。
【図3】スリットと毛細管の関係を示す拡大断面図であ
る。
【図4】本発明の透過式装置の説明図である。
【図5】本発明の反射式装置の説明図である。
【符号の説明】 1 ロータ 2 駆動体 3 駆動体の回転軸 4 孔 5 スリット 5a スリットの面取り部 6 毛細管 11 毛細管 12 スリット 13 光源 14 受光器 15 プリアンプ 16 対数アンプ 17 演算回路 18 ディスプレイ 19 プリンタ 20 フィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状に形成されて中心から外周に向っ
    て放射状に貫設されるスリットを有するロータと、検体
    となる全血を封入した毛細管を前記スリットの上側に載
    置して前記ロータを回転する駆動体と、該回転によりそ
    の成分が遠心分離された検体を透過する光を投射する光
    源と、前記スリットが前記光源下にきたときに前記透過
    する光を受けるべく前記ロータ下に列設される複数の受
    光素子からなる光センサと、該光センサが透過光を光電
    変換した電気量に基づき透過光の明暗の境界を検出して
    ヘマトクリット値を算出する処理部とを備えて構成され
    ることを特徴とする血液成分測定装置。
JP12536191A 1991-04-26 1991-04-26 血液成分測定装置 Pending JPH0643158A (ja)

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