JPH0643156Y2 - コークス炉の炉温測定用計測車 - Google Patents

コークス炉の炉温測定用計測車

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Publication number
JPH0643156Y2
JPH0643156Y2 JP1984186204U JP18620484U JPH0643156Y2 JP H0643156 Y2 JPH0643156 Y2 JP H0643156Y2 JP 1984186204 U JP1984186204 U JP 1984186204U JP 18620484 U JP18620484 U JP 18620484U JP H0643156 Y2 JPH0643156 Y2 JP H0643156Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coke oven
pressurized gas
light receiving
measuring
receiving part
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1984186204U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61103449U (ja
Inventor
賢三 辻川
章治 中村
Original Assignee
三菱化成株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱化成株式会社 filed Critical 三菱化成株式会社
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  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Coke Industry (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコークス炉の炉温測定用計測車に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
コークス炉の炉温の測定は、通常作業者が光高温計を用
いて手作業で実施されている。
また最近はコークス炉の燃焼管理を強化するために、熱
電対によるフリュー上部空間での連続温度測定法や、仕
切壁上部又はヘアピン上部の耐火物内部での測定、或は
放射温度計を搭載した計測車を炉上で走行させて従来と
同じ測温箇所を測定する方法が採用されつつある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記のような手作業による光高温計を用いる方法は、作
業環境が厳しい上に個人差があり、測定にはかなりの熟
練度を要するなどの問題点があつた。
また熱電対による方法は、フリュー上部空間の場合、ド
ラフトの乱れやガス流速の乱れなどによつて測定値が変
動し、炉温を代表した値として把握するには問題があ
り、さらに耐火物内部での測定は測定値が燃焼室内部で
の温度変化に対し遅れを生ずる欠点があり、これら熱電
対を用いる方法はいずれも燃焼室内部の温度を正確に把
握するには未だ充分とは言えない。
一方、放射温度計を搭載した計測車によりフリューノズ
ルを通して計測する方法は上記の各手段の欠点が除かれ
た好ましい方法であるが、測温の際、降雨による水蒸気
やフリューでのガス洩れによる黒煙で異常測温値が出た
り、放射温度計受光部に汚れが生じ、測温に影響するな
どなお若干の問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記のような従来法における問題点をすべて解
決したものである。
すなわち本考案は、コークス炉の炉上を走行する計測車
本体上に、熱放射を利用した温度計を、コークス炉の炉
上に設けたフリューノズル開口部に対向するように、そ
の受光部を下方に向けて設置すると共に、該受光部の下
方には、上下両端が開放し、側壁には加圧気体導入孔を
有するフード状の保護筒を連設し、前記加圧気体導入孔
と計測車本体に設けられたブロワーとを加圧気体導入配
管により連結してなるコークス炉の炉温測定用計測車で
ある。
以下図面により具体的に実施態様を例示して説明する。
図面は本考案のコークス炉の炉温測定用計測車の実施例
を示す側面図である。1は計測車で、コークス炉7上を
走行するように配置されており、8は走行用レールであ
る。計測車1には熱放射を利用した温度計(以下放射温
度計という)2がその受光部2aをフリューノズルの開口
部に対向するように下方に向けて設置されている。3は
該受光部の下方に配置された保護筒でフード状をなし、
上下両端が開口した筒体であつて該保護筒本体の側壁に
は筒内に加圧気体が導入噴射されるように形成されてお
り、上端部を前記受光部2aに近接させて適宜手段で固定
されている。4は加圧気体の導入孔で5は加圧気体の導
入配管である。6はブロワーで計測車に搭載されてい
る。なお保護筒3の配置位置,方向等は測温に障害にな
らない範囲で自由に選定することができるが、調節自在
に設置することが望ましい。
なお、保護筒上端は受光部に光が到達する為に開口して
いることは当然であるが、受光部に近接して固定された
際、該受光部と保護筒間に若干の開放間隙があつても良
いが、該間隙が余りに大きいと加圧気体の使用効果が減
少する。従って、該保護筒上端は実質的気密に受光部に
連接されることが好ましい。そうすれば加圧気体の導入
孔を極端に下方に向けない限り、保護筒内に導入された
加圧気体は、受光部下方の雰囲気を吹き払うと共に受光
部のレンズ等の表面を払拭することとなり好適である。
9、9′は計測車1の走行によりフリュー開口部11の蓋
12に係合してこれを開くための部材であり、10,10′は
蓋12を閉じるための部材である。すなわち計測車1が左
方向(矢印)に走行する時は9,10′がそれぞれその作用
をなし、反対方向に移動する時は9′10が逆方向に蓋の
取付けられているフリュー開口部に対して作動するよう
になつている。
〔作用及び効果〕
このように構成されているので、使用に際し、図におい
て計測車1が矢印方向に進行すると、先ず蓋開け部材9
が円筒状フリュー開口部7の横を通過することにより、
蓋12を開く、次いで放射温度計2が開口したフリュー開
口部11の真上を通過し、フリュー温度が測定される。ブ
ロワー6から配管5を通して保護筒3内には加圧気体が
吹き込まれているので、該保護筒3の下方からフリュー
開口部11に向つて噴出する加圧気体によつて、放射温度
計の受光部2aとフリュー開口部11との間にある水蒸気や
黒煙等は吹き払われると共に受光部のレンズ表面も払拭
される。このような状態のもとで温度が測定されること
になる。なお、一般には加圧気体は計測車の走行時常に
噴出せしめておくことが現実的であるが、場合によつて
はこの計測時にのみ噴出される方式も可能である。引き
づづき計測車の移動により蓋閉じ用部材10′が通過する
と蓋12は閉じられる。かくして放射温度計の受光部とフ
リュー開口部の間の空間に何等異物が介在せず、かつレ
ンズ表面も清浄な状態でフリュー温度を測定することが
可能となる。
したがつて本考案によれば、降雨時炉上に水蒸気がはり
込めたり、或はフリュー内のガス漏れにより、蓋12が開
かれる際にフリュー開口部11から火焔や黒煙が発生した
状況下でも、保護筒から噴射される加圧気体により、受
光部2aとフリュー開口部11との間の空間に介在する上記
障害は確実に吹き払われるので、異常測温値が計測され
る惧れは全くなく、常に正確にコークス炉の温度を測定
することができる。また受光部下方すなわちフリュー開
口部に面した側は、保護筒により周囲が囲まれ、しかも
これにより下方に向つて加圧気体が噴出しているので、
黒煙や水蒸気等が受光部のレンズに付着する惧れがな
く、又仮に付着しても直ちに吹払われ、したがつてレン
ズの汚れが防止され清浄化の手数も省かれ、かつ正しい
測温値が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す側面図である。 1……計測車、2……放射温度計、2a……受光部、3…
…保護筒、4……加圧気体導入孔、5……加圧気体導入
配管、6……ブロワー、7……炉体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コークス炉の炉上を走行する計測車本体上
    に、熱放射を利用した温度計を、 コークス炉の炉上に設けたフリューノズル開口部に対向
    するように、その受光部を下方に向けて設置すると共
    に、 該受光部の下方には、 上下両端が開放し、側壁には加圧気体導入孔を有するフ
    ード状の保護筒を連設し、 前記加圧気体導入孔と計測車本体に設けられたブロワー
    とを加圧気体導入配管により連結してなる コークス炉の炉温測定用計測車。
JP1984186204U 1984-12-10 1984-12-10 コークス炉の炉温測定用計測車 Expired - Lifetime JPH0643156Y2 (ja)

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JPS61103449U JPS61103449U (ja) 1986-07-01
JPH0643156Y2 true JPH0643156Y2 (ja) 1994-11-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101009037B1 (ko) * 2008-10-31 2011-01-17 주식회사 포스코 코크스 오븐의 연소실 온도 자동 측정 장치

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JPS5258685U (ja) * 1975-10-25 1977-04-28

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