JPH0642912B2 - スキーブーツの底部にかかる圧力測定装置 - Google Patents
スキーブーツの底部にかかる圧力測定装置Info
- Publication number
- JPH0642912B2 JPH0642912B2 JP1273572A JP27357289A JPH0642912B2 JP H0642912 B2 JPH0642912 B2 JP H0642912B2 JP 1273572 A JP1273572 A JP 1273572A JP 27357289 A JP27357289 A JP 27357289A JP H0642912 B2 JPH0642912 B2 JP H0642912B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- ski
- ski boot
- ski boots
- skier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スキーブーツを装着した際にスキーブーツの
底面にかかる圧力を測定するための装置に関するもので
あり、スキーブーツとスキーヤーの足との適合性や、ス
キーブーツとスキーとの適合性を判定するために用い
る。
底面にかかる圧力を測定するための装置に関するもので
あり、スキーブーツとスキーヤーの足との適合性や、ス
キーブーツとスキーとの適合性を判定するために用い
る。
スキーブーツとスキーヤーの足との適合性は、雪上を滑
走する際のスキー板の操作性に大きな影響を与えるもの
であり、特にスキーブーツの底面にかかる体重のかかり
具合が均一であるか否かが大きな要因となる。
走する際のスキー板の操作性に大きな影響を与えるもの
であり、特にスキーブーツの底面にかかる体重のかかり
具合が均一であるか否かが大きな要因となる。
力学的には、スキーヤーの体重がスキーブーツの底面全
体に平均してかかることが望ましく、この状態でスキー
板に装着することが理想とされている。
体に平均してかかることが望ましく、この状態でスキー
板に装着することが理想とされている。
従来技術 現在市販されているスキーブーツは、平均的な人間の足
の形あるいは、骨格の構造に合わせて設計，製作されて
いる。
の形あるいは、骨格の構造に合わせて設計，製作されて
いる。
そしてこの種のスキーブーツと足との適合性をチェック
する装置として、第５図から第７図に示すようなものが
知られている。
する装置として、第５図から第７図に示すようなものが
知られている。
基台１上に固定された軸受け２と、該軸受け２にベアリ
ング３を介して回転可能に支持された軸４，４′と、該
軸４，４′上に接合された足乗せ板５，５′とからな
り、前記軸４，４′の先端に足乗せ板５，５′に対して
垂直に針７が接続されたものにおいて、足乗せ板５，
５′上にスキーブーツ６を装着するように構成された装
置が知られている。
ング３を介して回転可能に支持された軸４，４′と、該
軸４，４′上に接合された足乗せ板５，５′とからな
り、前記軸４，４′の先端に足乗せ板５，５′に対して
垂直に針７が接続されたものにおいて、足乗せ板５，
５′上にスキーブーツ６を装着するように構成された装
置が知られている。
該装置では、足乗せ板５，５′上にスキーブーツ６を履
いたスキーヤーが乗ることにより、スキーヤー自身の骨
格の違い等によりスキーブーツ６への体重のかかり具合
の差が足乗せ板５，５′の傾きとなってあらわれる。こ
の傾きを先端に接合された針７で計測することにより、
スキーヤーのスキーブーツへの適合性をチェックしてい
る。
いたスキーヤーが乗ることにより、スキーヤー自身の骨
格の違い等によりスキーブーツ６への体重のかかり具合
の差が足乗せ板５，５′の傾きとなってあらわれる。こ
の傾きを先端に接合された針７で計測することにより、
スキーヤーのスキーブーツへの適合性をチェックしてい
る。
発明が解決しようとする課題 しかしながらかかる従来の装置の場合は、スキーヤーが
自然の状態で装置の上に乗った場合には正しい測定が可
能であるが、ある程度操作技術に熟練したスキーヤーが
乗った場合は自らのバランス感覚により本来傾くものを
本能的に補正してしまうので、正確な計測をすることが
できないといった不都合がある。
自然の状態で装置の上に乗った場合には正しい測定が可
能であるが、ある程度操作技術に熟練したスキーヤーが
乗った場合は自らのバランス感覚により本来傾くものを
本能的に補正してしまうので、正確な計測をすることが
できないといった不都合がある。
またこの装置の場合は内足と外足とのバランス状態を計
測することはできるが、爪先・踵間の前後方向のバラン
スを計測することが全くできないといった不都合があ
る。
測することはできるが、爪先・踵間の前後方向のバラン
スを計測することが全くできないといった不都合があ
る。
この為スキーヤー自身の足に適合したスキーブーツを選
定することは非常に難しく、特に日本人の足形，骨格の
構造では外国製のスキーブーツは合わない等の問題がし
ばしば発生している。
定することは非常に難しく、特に日本人の足形，骨格の
構造では外国製のスキーブーツは合わない等の問題がし
ばしば発生している。
そこで本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、スキーヤ
ーがスキーブーツを履いた状態におけるスキーブーツの
底面の前後左右にかかる圧力を測定することにより、本
人に最も適したバランスの良いスキーブーツを選定でき
るようにすることを目的とする。
ーがスキーブーツを履いた状態におけるスキーブーツの
底面の前後左右にかかる圧力を測定することにより、本
人に最も適したバランスの良いスキーブーツを選定でき
るようにすることを目的とする。
またスキーヤーがデザイン，ブランドの好みにより選択
したスキーブーツが本人の足に適合しない場合でも、ス
キーブーツをスキーヤーに適合できるように補正するた
めのデータを取ることを目的とする。
したスキーブーツが本人の足に適合しない場合でも、ス
キーブーツをスキーヤーに適合できるように補正するた
めのデータを取ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 すなわち本発明は、水平に設置される固定板と、該固定
板上にそれぞれ揺動可能に載置された複数の可動板とか
らなり、各可動板と固定板との間に少なくとも２個以上
の圧力センサーを設置したスキーブーツの底部にかかる
圧力測定装置により本目的を達成する。
板上にそれぞれ揺動可能に載置された複数の可動板とか
らなり、各可動板と固定板との間に少なくとも２個以上
の圧力センサーを設置したスキーブーツの底部にかかる
圧力測定装置により本目的を達成する。
一般に、ｎ箇所で計測された圧力の重心は、各計測地点
の圧力をｍｉとし、圧力の重心の座標を（ｘＧ，ｙＧ，
ｚＧ）とし、ｘｉ，ｙｉ，ｚｉを個々の圧力の座標とす
ると、 mxG＝Σmixi，myG＝Σmiyi，mzG＝Σmizi で表わされる。
の圧力をｍｉとし、圧力の重心の座標を（ｘＧ，ｙＧ，
ｚＧ）とし、ｘｉ，ｙｉ，ｚｉを個々の圧力の座標とす
ると、 mxG＝Σmixi，myG＝Σmiyi，mzG＝Σmizi で表わされる。
本発明は、これらの式より圧力の重心を測定すると共
に、重心のずれを検出するものである。
に、重心のずれを検出するものである。
作用 本発明にかかる装置の可動板上にスキーヤーがスキーブ
ーツを履いた状態にて乗ると、例えば各可動板の下方に
爪先側に１つ、踵側に二つの圧力センサーを設置した場
合には、スキーヤーの体重による圧力が三箇所にて測定
される。
ーツを履いた状態にて乗ると、例えば各可動板の下方に
爪先側に１つ、踵側に二つの圧力センサーを設置した場
合には、スキーヤーの体重による圧力が三箇所にて測定
される。
そして測定された圧力から左右のバランス及び前後のバ
ランス並びに重心の位置が測定される。
ランス並びに重心の位置が測定される。
従って、左右のバランスが著しく片寄っている場合に
は、そのデータに基づいてスキーブーツを矯正すれば良
い。
は、そのデータに基づいてスキーブーツを矯正すれば良
い。
矯正した状態において再度バランスを測定し、正しく矯
正されたかを確認する。
正されたかを確認する。
矯正された後はスキーブーツの重心とスキー板の重心と
が一致するようにスキー板における最適なスキーブーツ
の装着位置を選定する。
が一致するようにスキー板における最適なスキーブーツ
の装着位置を選定する。
実施例 以下に本発明を図面に示された実施例に従って詳細に説
明する。
明する。
第１図は本発明にかかる装置の一部を破断した側面図で
あり、水平な基台10上には固定板12が固着されており、
該固定板12には固定板12にねじ止めされストッパーボル
ト13により離脱を制止された二枚の可動板14a，14bが上
下，前後，左右揺動自在に載置されている。
あり、水平な基台10上には固定板12が固着されており、
該固定板12には固定板12にねじ止めされストッパーボル
ト13により離脱を制止された二枚の可動板14a，14bが上
下，前後，左右揺動自在に載置されている。
ストッパーボルト13による可動板14a，14bの支持は、可
動板14a，14bの４隅に穿孔された孔にストッパーボルト
13を貫通させて固定板12にねじ止めすることにより行な
っているが、ストッパーボルト13のねじ部の径より孔の
径が大きいので、揺動自在となっており、ボルト13の頭
の径が可動板14a，14bの孔の径よりも大きく形成されて
いるので可動板14a，14bの揺動範囲が制限されている。
動板14a，14bの４隅に穿孔された孔にストッパーボルト
13を貫通させて固定板12にねじ止めすることにより行な
っているが、ストッパーボルト13のねじ部の径より孔の
径が大きいので、揺動自在となっており、ボルト13の頭
の径が可動板14a，14bの孔の径よりも大きく形成されて
いるので可動板14a，14bの揺動範囲が制限されている。
各可動板14a，14bの下方の固定板12には、爪先側に１箇
所，踵側に２箇所の計３箇所に圧力センサー15L1，1
5L2，15L3，15R1，15R2，15R3が組込まれており、該圧
力センサー15の先端部15aは可動板14の裏面に当接し、
固定板12と各可動板14a，14bとの間の隙間を保持してい
る関係で、可動板14の揺動を可能としている。
所，踵側に２箇所の計３箇所に圧力センサー15L1，1
5L2，15L3，15R1，15R2，15R3が組込まれており、該圧
力センサー15の先端部15aは可動板14の裏面に当接し、
固定板12と各可動板14a，14bとの間の隙間を保持してい
る関係で、可動板14の揺動を可能としている。
各可動板14a，14bの上面には、スキービンディング16
a，16bが装着されている。
a，16bが装着されている。
第４図に示すものは、本実施例にかかる装置の全体を示
すもので、固定板12に装着された圧力センサー15で検知
された圧力信号は、信号値を圧力に変換する変換装置17
にて圧力値に変換され、さらに変換装置17で変換された
圧力値が、圧力の前後，左右のバランスの算出すると共
に圧力の重心を測定するコンピュータ18に送信され、そ
こで解析される。
すもので、固定板12に装着された圧力センサー15で検知
された圧力信号は、信号値を圧力に変換する変換装置17
にて圧力値に変換され、さらに変換装置17で変換された
圧力値が、圧力の前後，左右のバランスの算出すると共
に圧力の重心を測定するコンピュータ18に送信され、そ
こで解析される。
尚本実施例では、センサー15を各３箇所に設置するよう
に構成したがこれに限定されるものではなく、センサー
15の数は最低２個以上あれば良いが、数が多ければ多い
程良い。
に構成したがこれに限定されるものではなく、センサー
15の数は最低２個以上あれば良いが、数が多ければ多い
程良い。
但し２個の場合は左右のみのバランスを計測するのに用
いる。
いる。
又圧力センサーは、本実施例では突起型のものを採用し
たが、これに限定されるものではなく、板状に形成され
たシートセンサー等の様々なセンサーを用いることもで
きる。
たが、これに限定されるものではなく、板状に形成され
たシートセンサー等の様々なセンサーを用いることもで
きる。
以上述べた構成において、本実施例にかかる装置の作用
について説明する。
について説明する。
尚、簡単の為に圧力センサー15L1，15L2，15L3，15R1，
15R2，15R3の座標位置を（４，０），（−４，０），
（０，２５）というように設定する（単位はcm）。
15R2，15R3の座標位置を（４，０），（−４，０），
（０，２５）というように設定する（単位はcm）。
コンピュータ18には予めこの座標位置を、入力してお
き、スキーヤーにスキーブーツを履いた状態にて可動板
14a，14bに乗ってもらい各位置における圧力を測定す
る。
き、スキーヤーにスキーブーツを履いた状態にて可動板
14a，14bに乗ってもらい各位置における圧力を測定す
る。
靴を履いたスキーヤーの重量を80kgとした場合に、圧力
センサー15L1，15L2，15L3の理想的な検知圧力は、20k
g，10kg，10kgである。
センサー15L1，15L2，15L3の理想的な検知圧力は、20k
g，10kg，10kgである。
その場合の重心位置は、（０，12.5）となる。
そこで、Ａ〜Ｃ（重量80kg）スキーヤーについて圧力の
分布状況を測定してみた結果は以下の表−１の通りとな
った。
分布状況を測定してみた結果は以下の表−１の通りとな
った。
測定結果から重心の位置をコンピュータ18により算出す
ると以下のようになる。
ると以下のようになる。
この結果から、測定対象者の重心の位置のｘ座標が０と
なるようにスキーブーツを調整する。
なるようにスキーブーツを調整する。
また、ｙ座標が12.5に近くなるように、スキーブーツの
前後のバランスを調整すると良い。
前後のバランスを調整すると良い。
効果 以上述べたように本発明にかかる装置は、板を傾けるの
ではなく可動板にかかる圧力分布を測定することにより
前後，左右間のバランスを判定することができるので、
最適なスキーブーツを選定することができる。
ではなく可動板にかかる圧力分布を測定することにより
前後，左右間のバランスを判定することができるので、
最適なスキーブーツを選定することができる。
又装置で測定することにより既に所有のブーツを最適な
状態に調整することができる。
状態に調整することができる。
さらにスキーブーツをスキーに装着すべき最適を位置で
ある重心の位置を測定することができるので、スキーの
操作性等が良くなる。
ある重心の位置を測定することができるので、スキーの
操作性等が良くなる。
第１図から第４図は本発明にかかる装置を示すもので、
第１図は圧力検出部の一部を破断した側面図，第２図は
装置の一部を透視した正面図，第３図は装置の一部を透
視した平面図，第４図は装置の概略図，第５図から第７
図は従来技術を示すもので、第５図は装置の一部を破断
した側面図，第６図は測定している状態を示す装置の正
面図，第７図は装置の測定部分の正面図である。 １……基台、２……軸受け、３……ベアリング ４，４′……軸、５，５′……足乗せ板 ６……スキーブーツ、７……針、10……基台 12……固定板、13……ストッパーボルト 14a，14b……可動板、15a……先端部 15L1，15L2，15L3，15R1，15R2，15R3……圧力センサー 16a，16b……スキービンディング 17……変換装置、18……コンピュータ
第１図は圧力検出部の一部を破断した側面図，第２図は
装置の一部を透視した正面図，第３図は装置の一部を透
視した平面図，第４図は装置の概略図，第５図から第７
図は従来技術を示すもので、第５図は装置の一部を破断
した側面図，第６図は測定している状態を示す装置の正
面図，第７図は装置の測定部分の正面図である。 １……基台、２……軸受け、３……ベアリング ４，４′……軸、５，５′……足乗せ板 ６……スキーブーツ、７……針、10……基台 12……固定板、13……ストッパーボルト 14a，14b……可動板、15a……先端部 15L1，15L2，15L3，15R1，15R2，15R3……圧力センサー 16a，16b……スキービンディング 17……変換装置、18……コンピュータ
Claims (2)
- 【請求項１】水平に設置される固定板と、該固定板上に
それぞれ揺動可能に載置された複数の可動板とからな
り、各可動板と固定板との間に少なくとも２個以上の圧
力センサーを設置したことを特徴とするスキーブーツの
底部にかかる圧力測定装置。 - 【請求項２】圧力センサーで検出した圧力信号を、圧力
値に変換すると共に、該数箇所で検出した圧力値からス
キーブーツの重心位置を解析するコンピュータを有する
請求項１記載のスキーブーツの底部にかかる圧力測定装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1273572A JPH0642912B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | スキーブーツの底部にかかる圧力測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1273572A JPH0642912B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | スキーブーツの底部にかかる圧力測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03136602A JPH03136602A (ja) | 1991-06-11 |
| JPH0642912B2 true JPH0642912B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=17529673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1273572A Expired - Lifetime JPH0642912B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | スキーブーツの底部にかかる圧力測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642912B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0190585U (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-14 |
-
1989
- 1989-10-20 JP JP1273572A patent/JPH0642912B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03136602A (ja) | 1991-06-11 |
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