JPH0642676A - 船用弁開度遠隔指示装置 - Google Patents
船用弁開度遠隔指示装置Info
- Publication number
- JPH0642676A JPH0642676A JP21570692A JP21570692A JPH0642676A JP H0642676 A JPH0642676 A JP H0642676A JP 21570692 A JP21570692 A JP 21570692A JP 21570692 A JP21570692 A JP 21570692A JP H0642676 A JPH0642676 A JP H0642676A
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- Japan
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- valves
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本質安全防爆設備の危険区域側に設置される
発信機付きの流量計式弁開度計の数を少なくし、しかも
対象とする全ての弁の開度をコントロールルーム等の遠
隔点で数値表示できるような船用弁開度遠隔指示装置を
提供する。 【構成】 船に設けられた複数の弁を電磁弁による圧油
の方向切換により遠隔開閉操作するシステムにおいて個
々弁の開度を遠隔指示する船用弁開度遠隔指示装置。こ
の装置は、各電磁弁からの戻り油の共通管路中での流量
に応じたデジタル信号内容の流量検出情報を出力する共
通流量検出手段と、個々の弁に附属する電磁弁の識別信
号とその開閉作動信号とを生じる指令情報発生手段と、
流量検出情報と識別信号及び開閉作動信号の信号内容と
から個々の弁の開度を演算する演算手段と、演算手段の
演算結果を表示する表示手段とを備えている。
発信機付きの流量計式弁開度計の数を少なくし、しかも
対象とする全ての弁の開度をコントロールルーム等の遠
隔点で数値表示できるような船用弁開度遠隔指示装置を
提供する。 【構成】 船に設けられた複数の弁を電磁弁による圧油
の方向切換により遠隔開閉操作するシステムにおいて個
々弁の開度を遠隔指示する船用弁開度遠隔指示装置。こ
の装置は、各電磁弁からの戻り油の共通管路中での流量
に応じたデジタル信号内容の流量検出情報を出力する共
通流量検出手段と、個々の弁に附属する電磁弁の識別信
号とその開閉作動信号とを生じる指令情報発生手段と、
流量検出情報と識別信号及び開閉作動信号の信号内容と
から個々の弁の開度を演算する演算手段と、演算手段の
演算結果を表示する表示手段とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にタンカーなどのカ
ーゴ弁或いはバラスト弁など、船用の弁の開度を遠隔指
示する装置に関するものである。
ーゴ弁或いはバラスト弁など、船用の弁の開度を遠隔指
示する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タンカーなどのカーゴ弁或いはバラスト
弁には主にバタフライバルブが使用され、船のカーゴエ
リア等に設けられたこれらの複数の弁を夫々電磁弁によ
る圧油の方向切換によって油圧アクチュエータを介して
遠隔開閉操作するシステムがとられている。即ち、船の
居住区に設けられたコントロールルームの操作盤から複
数の弁のうち特定のものの電磁弁に対して開指令または
閉指令を与えると、対応する電磁弁が開または閉ファン
クションに切り換わり、油圧源からの圧油が圧油供給配
管から該電磁弁を介してそれに附属する油圧アクチュエ
ータに供給されることにより前記特定の弁が開または閉
操作される。この場合の油圧アクチュエータからの戻り
油は、同じ電磁弁を通って戻り配管を介して油圧源のタ
ンクへ還流される。
弁には主にバタフライバルブが使用され、船のカーゴエ
リア等に設けられたこれらの複数の弁を夫々電磁弁によ
る圧油の方向切換によって油圧アクチュエータを介して
遠隔開閉操作するシステムがとられている。即ち、船の
居住区に設けられたコントロールルームの操作盤から複
数の弁のうち特定のものの電磁弁に対して開指令または
閉指令を与えると、対応する電磁弁が開または閉ファン
クションに切り換わり、油圧源からの圧油が圧油供給配
管から該電磁弁を介してそれに附属する油圧アクチュエ
ータに供給されることにより前記特定の弁が開または閉
操作される。この場合の油圧アクチュエータからの戻り
油は、同じ電磁弁を通って戻り配管を介して油圧源のタ
ンクへ還流される。
【0003】このようなシステムにおける個々の弁の開
度を油圧アクチュエータに流れる圧油の流量に基づいて
遠隔指示する装置は、例えば実公昭55−31332
号、実公昭55−48851号、実公昭55−1207
1号などの各公報によって既に周知である。
度を油圧アクチュエータに流れる圧油の流量に基づいて
遠隔指示する装置は、例えば実公昭55−31332
号、実公昭55−48851号、実公昭55−1207
1号などの各公報によって既に周知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の船用弁開度遠隔
指示装置では、いずれも個々の弁に附属する各油圧アク
チュエータ毎にリミットスイッチやポテンショメータ等
の発信機の付いた流量計式弁開度計を組込み、遠隔点へ
計測信号をケーブル伝送して指示させているものばかり
である。ところが前記システムは原則的に本質安全防爆
設備の使用を要求されており、複数の弁の夫々に設置さ
れた流量計式弁開度計からの多数本のケーブルの個々に
本質安全防爆対策のバリヤを施さなければならないた
め、その構造が複雑となり、設置工事や保守に多大な煩
雑さを与えている。
指示装置では、いずれも個々の弁に附属する各油圧アク
チュエータ毎にリミットスイッチやポテンショメータ等
の発信機の付いた流量計式弁開度計を組込み、遠隔点へ
計測信号をケーブル伝送して指示させているものばかり
である。ところが前記システムは原則的に本質安全防爆
設備の使用を要求されており、複数の弁の夫々に設置さ
れた流量計式弁開度計からの多数本のケーブルの個々に
本質安全防爆対策のバリヤを施さなければならないた
め、その構造が複雑となり、設置工事や保守に多大な煩
雑さを与えている。
【0005】本発明は上記従来技術の問題点を解決して
本質安全防爆設備の危険区域側に設置される発信機付き
の流量計式弁開度計の数を少なくし、しかも対象とする
全ての弁の開度をコントロールルーム等の遠隔点で数値
表示できるような船用弁開度遠隔指示装置を提供しよう
とするものである。
本質安全防爆設備の危険区域側に設置される発信機付き
の流量計式弁開度計の数を少なくし、しかも対象とする
全ての弁の開度をコントロールルーム等の遠隔点で数値
表示できるような船用弁開度遠隔指示装置を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、船のカーゴエ
リア等に設けられた複数の弁を電磁弁による圧油の方向
切換によって油圧アクチュエータを介して遠隔開閉操作
するシステムにおける前記複数の弁の個々の開度を船の
コントロールルーム側で遠隔指示する船用弁開度遠隔指
示装置を提供するものであり、この装置は、各電磁弁か
らの戻り油の共通管路中での流量を測定して該流量に応
じたデジタル信号内容の流量検出情報を出力する共通流
量検出手段と、個々の弁に附属する電磁弁の識別信号と
その開閉作動信号とを生じる指令情報発生手段と、前記
流量検出情報と前記識別信号及び開閉作動信号の信号内
容とから個々の弁の開度を演算する演算手段と、演算手
段の演算結果を表示する表示手段とを備えたことを特徴
とするものである。
リア等に設けられた複数の弁を電磁弁による圧油の方向
切換によって油圧アクチュエータを介して遠隔開閉操作
するシステムにおける前記複数の弁の個々の開度を船の
コントロールルーム側で遠隔指示する船用弁開度遠隔指
示装置を提供するものであり、この装置は、各電磁弁か
らの戻り油の共通管路中での流量を測定して該流量に応
じたデジタル信号内容の流量検出情報を出力する共通流
量検出手段と、個々の弁に附属する電磁弁の識別信号と
その開閉作動信号とを生じる指令情報発生手段と、前記
流量検出情報と前記識別信号及び開閉作動信号の信号内
容とから個々の弁の開度を演算する演算手段と、演算手
段の演算結果を表示する表示手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】本発明の船用弁開度遠隔指示装置では、一つの
共通流量検出手段が複数の電磁弁からの戻り油の共通管
路中で圧油流量を測定し、測定流量に応じたデジタル信
号内容の流量検出情報を出力する。ここで戻り油の流量
を測定するのは、これが実際に弁を駆動する油圧アクチ
ュエータが動作したストロークに直接対応する流量だか
らである。また、例えば前記複数の電磁弁に対する油圧
リモートコントロールシステムが複数のバルブスタンド
に分けられ、各スタンドに複数の電磁弁が所属するよう
な群管理システムの場合は、前記共通流量検出手段は各
群のバルブスタンド毎に一つずつ設けられる。
共通流量検出手段が複数の電磁弁からの戻り油の共通管
路中で圧油流量を測定し、測定流量に応じたデジタル信
号内容の流量検出情報を出力する。ここで戻り油の流量
を測定するのは、これが実際に弁を駆動する油圧アクチ
ュエータが動作したストロークに直接対応する流量だか
らである。また、例えば前記複数の電磁弁に対する油圧
リモートコントロールシステムが複数のバルブスタンド
に分けられ、各スタンドに複数の電磁弁が所属するよう
な群管理システムの場合は、前記共通流量検出手段は各
群のバルブスタンド毎に一つずつ設けられる。
【0008】一方、指令信号発生手段は、個々の弁に附
属する電磁弁の識別信号とその開閉作動信号とを生じ、
どの電磁弁が開指令または閉指令を受けたかの情報を提
供する。この指令信号発生手段は、前記油圧リモートコ
ントロールシステムの開閉操作指令盤内の開閉操作指令
部の一部を利用して構成することができる。
属する電磁弁の識別信号とその開閉作動信号とを生じ、
どの電磁弁が開指令または閉指令を受けたかの情報を提
供する。この指令信号発生手段は、前記油圧リモートコ
ントロールシステムの開閉操作指令盤内の開閉操作指令
部の一部を利用して構成することができる。
【0009】演算手段は、前記流量検出情報と前記識別
信号及び開閉作動信号の信号内容とから個々の弁の開度
を演算する。即ち、或る電磁弁が例えば開指令信号を受
けて前記弁を開操作する方向に油圧アクチュエータを作
動させる場合、演算手段はその電磁弁の識別情報(例え
ば番号)と指令内容の開閉の別とを指令信号発生手段か
ら受取り、内部メモリから特定された電磁弁に所属する
油圧アクチュエータに固有の演算情報、例えば油圧アク
チュエータのシリンダ容積と内部ピストンロッド断面積
を考慮に入れた開または閉動作時の単位流量当りの出力
ストローク(開度)や、以前の実績記憶値に基づく作動
前開度などの情報を読出し、また前記共通流量検出手段
からの流量検出情報のカウント結果から前記指令信号に
基づく電磁弁の作動前後のカウント値の差を求め、これ
ら両者からどの弁が開または閉どちらの方向へどんな開
度からどれだけ開度を変えてどんな開度になったかを演
算する。
信号及び開閉作動信号の信号内容とから個々の弁の開度
を演算する。即ち、或る電磁弁が例えば開指令信号を受
けて前記弁を開操作する方向に油圧アクチュエータを作
動させる場合、演算手段はその電磁弁の識別情報(例え
ば番号)と指令内容の開閉の別とを指令信号発生手段か
ら受取り、内部メモリから特定された電磁弁に所属する
油圧アクチュエータに固有の演算情報、例えば油圧アク
チュエータのシリンダ容積と内部ピストンロッド断面積
を考慮に入れた開または閉動作時の単位流量当りの出力
ストローク(開度)や、以前の実績記憶値に基づく作動
前開度などの情報を読出し、また前記共通流量検出手段
からの流量検出情報のカウント結果から前記指令信号に
基づく電磁弁の作動前後のカウント値の差を求め、これ
ら両者からどの弁が開または閉どちらの方向へどんな開
度からどれだけ開度を変えてどんな開度になったかを演
算する。
【0010】この演算結果は、表示手段により例えばデ
ジタル数値表示器またビデオディスプレイ画面上に表示
される。これにより表示手段の表示上には油圧リモート
コントロールシステムで指令した弁が実際にどの方向へ
どれだけの開度をとったかが表示されることになる。こ
の指示開度は過去の履歴と共に演算手段内のメモリに格
納され、当該弁の次の操作の開度指示の演算に備えると
共に、随時履歴をプリントアウトするのにも利用され
る。
ジタル数値表示器またビデオディスプレイ画面上に表示
される。これにより表示手段の表示上には油圧リモート
コントロールシステムで指令した弁が実際にどの方向へ
どれだけの開度をとったかが表示されることになる。こ
の指示開度は過去の履歴と共に演算手段内のメモリに格
納され、当該弁の次の操作の開度指示の演算に備えると
共に、随時履歴をプリントアウトするのにも利用され
る。
【0011】演算手段内のメモリに格納された情報は表
示手段によって随時呼出して表示でき、これにより電磁
弁が指令信号を受けずに中立状態に留まっているときで
も対応する弁の開度を随時表示させることが可能であ
る。
示手段によって随時呼出して表示でき、これにより電磁
弁が指令信号を受けずに中立状態に留まっているときで
も対応する弁の開度を随時表示させることが可能であ
る。
【0012】ここで複数の弁が同時に操作されると前記
共通流量検出手段からの検出情報がどの弁に対してのも
のか見分けがつかなくなるが、一般にこの主の油圧リモ
ートコントロールシステムでは油圧源の吐出容量が最大
でも二つの弁の同時作動を可能とする程度のものであ
り、従って例えば前記群管理システムでは同一バルブス
タンドで同時に複数の弁が作動されない条件で群内制御
シーケンスを組むことにより係る不都合は生じることが
なく、また群管理システムを採用しない場合でも電磁弁
のリモートコントロールシステムに運用上または制御シ
ーケンスとして同様の条件を与えることにより係る不都
合は回避され得るので問題はない。
共通流量検出手段からの検出情報がどの弁に対してのも
のか見分けがつかなくなるが、一般にこの主の油圧リモ
ートコントロールシステムでは油圧源の吐出容量が最大
でも二つの弁の同時作動を可能とする程度のものであ
り、従って例えば前記群管理システムでは同一バルブス
タンドで同時に複数の弁が作動されない条件で群内制御
シーケンスを組むことにより係る不都合は生じることが
なく、また群管理システムを採用しない場合でも電磁弁
のリモートコントロールシステムに運用上または制御シ
ーケンスとして同様の条件を与えることにより係る不都
合は回避され得るので問題はない。
【0013】また、共通戻り管路における油温変化等に
基づくドリフト流量の影響については、例えば共通流量
検出手段を構成する流量計に緩慢な流れに対する不感特
性を与えたり、前記流量計に電磁開閉弁で側路を設けて
非計測時はこの側路を連通させてドリフト流量をバイパ
スさせ、前記指令信号の発生時だけこの電磁開閉弁を遮
断して流量計に流れを通すようにするなど、種々の対策
のいずれによってもドリフト流量の影響を受けないよう
にすることが可能である。
基づくドリフト流量の影響については、例えば共通流量
検出手段を構成する流量計に緩慢な流れに対する不感特
性を与えたり、前記流量計に電磁開閉弁で側路を設けて
非計測時はこの側路を連通させてドリフト流量をバイパ
スさせ、前記指令信号の発生時だけこの電磁開閉弁を遮
断して流量計に流れを通すようにするなど、種々の対策
のいずれによってもドリフト流量の影響を受けないよう
にすることが可能である。
【0014】本発明では個々の弁毎に流量検出手段を設
ける必要がなく、少なくとも群管理システムの場合の各
バルブスタンド毎に一つの共通流量検出手段を設ければ
よいから、本質安全防爆対策のバリヤの配置個所が船全
体で大幅に低減可能であり、弁付近の機器配置構成が簡
素になる。尚、本発明によれば原則的に各弁の油圧アク
チュエータ毎に流量計式開度計を付設する必要はない
が、例えば弁の手動開閉操作時の開度指示のために発信
機のない流量計式開度計を個々の弁に付設することを妨
げるものではない。
ける必要がなく、少なくとも群管理システムの場合の各
バルブスタンド毎に一つの共通流量検出手段を設ければ
よいから、本質安全防爆対策のバリヤの配置個所が船全
体で大幅に低減可能であり、弁付近の機器配置構成が簡
素になる。尚、本発明によれば原則的に各弁の油圧アク
チュエータ毎に流量計式開度計を付設する必要はない
が、例えば弁の手動開閉操作時の開度指示のために発信
機のない流量計式開度計を個々の弁に付設することを妨
げるものではない。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面と共に説明すれば、図
1において船のカーゴエリアなどの区域Aにはバタフラ
イバルブa,bが油圧シリンダ装置11a,11bによ
り開閉駆動されるように設けられており、各油圧シリン
ダ装置は一つのバルブスタンド10に所属する電磁弁1
2a,12bにより作動圧油の油路を切換えられ、各々
のバタフライバルブa,bを開または閉方向へ操作する
ようになっている。図中には一つのバルブスタンド10
のみを示すが、船全体ではこのようなバルブスタンドを
複数設けて多数のバタフライバルブを群管理する油圧リ
モートコントロールシステムが構築されている。各バル
ブスタンドに対する圧油の供給は個々の共通供給管路1
3を介して油圧源5のポンプ6から行なわれ、また戻り
油も個々の共通戻り管路14を介して油圧源5のタンク
7に環流する。
1において船のカーゴエリアなどの区域Aにはバタフラ
イバルブa,bが油圧シリンダ装置11a,11bによ
り開閉駆動されるように設けられており、各油圧シリン
ダ装置は一つのバルブスタンド10に所属する電磁弁1
2a,12bにより作動圧油の油路を切換えられ、各々
のバタフライバルブa,bを開または閉方向へ操作する
ようになっている。図中には一つのバルブスタンド10
のみを示すが、船全体ではこのようなバルブスタンドを
複数設けて多数のバタフライバルブを群管理する油圧リ
モートコントロールシステムが構築されている。各バル
ブスタンドに対する圧油の供給は個々の共通供給管路1
3を介して油圧源5のポンプ6から行なわれ、また戻り
油も個々の共通戻り管路14を介して油圧源5のタンク
7に環流する。
【0016】バルブスタンド10の共通戻り管路14の
基部には、共通流量検出手段としてのデジタル発信機付
きの流量計15が挿入されており、この流量計15の両
端は電磁開閉弁16によってバイパス可能となってい
る。流量計15のデジタル発信機17は流量計15の計
測値をデジタルデータに変換して出力するものである。
また前記電磁開閉弁は開度指示動作に際してバイパス路
を遮断し、それ以外のときは図示のようにバイパス路を
連通させている。
基部には、共通流量検出手段としてのデジタル発信機付
きの流量計15が挿入されており、この流量計15の両
端は電磁開閉弁16によってバイパス可能となってい
る。流量計15のデジタル発信機17は流量計15の計
測値をデジタルデータに変換して出力するものである。
また前記電磁開閉弁は開度指示動作に際してバイパス路
を遮断し、それ以外のときは図示のようにバイパス路を
連通させている。
【0017】バルブスタンド10の電磁弁12a,12
bは他のバルブスタンドの電磁弁と共に指令信号発生手
段としての指令装置1による作動制御を受け、この指令
装置1はまたどのバルブスタンドのどの電磁弁に指令信
号を発したかの識別信号と、その指令信号が開指令か閉
指令かの区別を内容に含む開閉作動信号とを演算手段と
しての演算装置2に与える。
bは他のバルブスタンドの電磁弁と共に指令信号発生手
段としての指令装置1による作動制御を受け、この指令
装置1はまたどのバルブスタンドのどの電磁弁に指令信
号を発したかの識別信号と、その指令信号が開指令か閉
指令かの区別を内容に含む開閉作動信号とを演算手段と
しての演算装置2に与える。
【0018】演算装置2はデジタル発信機17からの情
報も受けとるようになされており、指令装置1から指令
された電磁弁の識別情報(例えば番号)と指令内容の開
閉の別とを含む情報を受取ると、メモリ3内に予め格納
された情報の中から、指令された電磁弁に所属する油圧
シリンダ装置に固有の演算情報、例えばシリンダ容積と
内部ピストンロッド断面積を考慮に入れた開または閉動
作時の単位流量当りの出力ストローク(開度)や、以前
の実績記憶値に基づく該当バタフライバルブの作動前開
度などの情報を読出し、また前記デジタル発信機17か
らの流量検出情報をカウントしてこのカウント結果から
前記指令信号に基づく電磁弁の作動前後のカウント値の
差を求め、これら両者からどの該当バタフライバルブが
開または閉どちらの方向へどんな開度からどれだけ開度
を変えてどんな開度になったかを演算して表示装置4へ
出力する。
報も受けとるようになされており、指令装置1から指令
された電磁弁の識別情報(例えば番号)と指令内容の開
閉の別とを含む情報を受取ると、メモリ3内に予め格納
された情報の中から、指令された電磁弁に所属する油圧
シリンダ装置に固有の演算情報、例えばシリンダ容積と
内部ピストンロッド断面積を考慮に入れた開または閉動
作時の単位流量当りの出力ストローク(開度)や、以前
の実績記憶値に基づく該当バタフライバルブの作動前開
度などの情報を読出し、また前記デジタル発信機17か
らの流量検出情報をカウントしてこのカウント結果から
前記指令信号に基づく電磁弁の作動前後のカウント値の
差を求め、これら両者からどの該当バタフライバルブが
開または閉どちらの方向へどんな開度からどれだけ開度
を変えてどんな開度になったかを演算して表示装置4へ
出力する。
【0019】表示装置4はこの演算結果を例えばデジタ
ル数値表示器またビデオディスプレイ画面上に表示し、
これにより表示装置4の表示上には指令装置1で指令し
たバタフライバルブが実際にどの方向へどれだけの開度
をとったかが表示されることになる。この指示開度情報
は過去の履歴と共に演算装置2を介してメモリ3内に格
納され、当該バタフライバルブのの次の操作の開度指示
の演算に備える。勿論このメモリ内容は随時表示または
プリントアウトするのにも利用される。
ル数値表示器またビデオディスプレイ画面上に表示し、
これにより表示装置4の表示上には指令装置1で指令し
たバタフライバルブが実際にどの方向へどれだけの開度
をとったかが表示されることになる。この指示開度情報
は過去の履歴と共に演算装置2を介してメモリ3内に格
納され、当該バタフライバルブのの次の操作の開度指示
の演算に備える。勿論このメモリ内容は随時表示または
プリントアウトするのにも利用される。
【0020】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
個々の弁毎に流量検出手段を設ける必要がなく、少なく
とも群管理システムの場合の各バルブスタンド毎に一つ
の共通流量検出手段を設ければよいから、本質安全防爆
対策のバリヤの配置個所が船全体で大幅に低減可能であ
り、弁付近の機器配置構成が簡素になると共に、その設
置作業や保守作業が著しく容易となり、また得られる開
度情報をメモリから随時読出して利用できるという効果
もある。
個々の弁毎に流量検出手段を設ける必要がなく、少なく
とも群管理システムの場合の各バルブスタンド毎に一つ
の共通流量検出手段を設ければよいから、本質安全防爆
対策のバリヤの配置個所が船全体で大幅に低減可能であ
り、弁付近の機器配置構成が簡素になると共に、その設
置作業や保守作業が著しく容易となり、また得られる開
度情報をメモリから随時読出して利用できるという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る構成の概要を示す簡略回
路図である。
路図である。
1:指令装置(指令信号発生手段) 2:演算装置(演算手段) 3:メモリ 4:表示装置(表示手段) 5:油圧源 6:ポンプ 7:タンク 10:バルブスタンド 11a,11b:油圧シリンダ装置(油圧アクチュエー
タ) 12a,12b:電磁弁 13:共通供給管路 14:共通戻り管路 15:デジタル発信機付き流量計(共通流量検出手段) 16:電磁開閉弁 17:デジタル発信機 a,b:バタフライバルブ(弁)
タ) 12a,12b:電磁弁 13:共通供給管路 14:共通戻り管路 15:デジタル発信機付き流量計(共通流量検出手段) 16:電磁開閉弁 17:デジタル発信機 a,b:バタフライバルブ(弁)
Claims (1)
- 【請求項1】 船のカーゴエリア等に設けられた複数の
弁を電磁弁による圧油の方向切換によって油圧アクチュ
エータを介して遠隔開閉操作するシステムにおける前記
複数の弁の個々の開度を船のコントロールルーム側で遠
隔指示する船用弁開度遠隔指示装置において、各電磁弁
からの戻り油の共通管路中での圧油流量を測定して該流
量に応じたデジタル信号内容の流量検出情報を出力する
共通流量検出手段と、個々の弁に附属する電磁弁の識別
信号とその開閉作動信号とを生じる指令情報発生手段
と、前記流量検出情報と前記識別信号及び開閉作動信号
の信号内容とから個々の弁の開度を演算する演算手段
と、演算手段の演算結果を表示する表示手段とを備えた
ことを特徴とする船用弁開度遠隔指示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21570692A JPH0642676A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 船用弁開度遠隔指示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21570692A JPH0642676A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 船用弁開度遠隔指示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642676A true JPH0642676A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16676818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21570692A Pending JPH0642676A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 船用弁開度遠隔指示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642676A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113638928A (zh) * | 2021-07-21 | 2021-11-12 | 上海外高桥造船有限公司 | 船舶压载水系统 |
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1992
- 1992-07-22 JP JP21570692A patent/JPH0642676A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113638928A (zh) * | 2021-07-21 | 2021-11-12 | 上海外高桥造船有限公司 | 船舶压载水系统 |
CN113638928B (zh) * | 2021-07-21 | 2024-03-15 | 上海外高桥造船有限公司 | 船舶压载水系统 |
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