JPH0642260A - 防盗用壁板材の構造 - Google Patents

防盗用壁板材の構造

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JPH0642260A
JPH0642260A JP21555592A JP21555592A JPH0642260A JP H0642260 A JPH0642260 A JP H0642260A JP 21555592 A JP21555592 A JP 21555592A JP 21555592 A JP21555592 A JP 21555592A JP H0642260 A JPH0642260 A JP H0642260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alumina
base metal
sodium silicate
board material
cast iron
Prior art date
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Pending
Application number
JP21555592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Tsujii
一男 辻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUJII SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TSUJII SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 金庫をはじめとする貴重品の収納用装置や設
備の壁材を工具を使用した破壊に対して強いものとし、
破壊できるとしても長時間を要することとして未然に盗
難を防止することとする。 【構成】 母材1となる鋳鉄製板材の少なくとも一方側
にアルミナ2もしくは珪砂あるいは砂細粒を付設してあ
ることとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防盗用壁板材、特に金庫
をはじめとして、キャッシュカードボックスや景品買ユ
ニットハウス等の大量の現金や貴重品を収用する装置や
設備を構成する壁や扉等に使用される防盗用壁板材に関
する。
【0002】
【発明の背景】一般的に、金庫をはじめとする貴重品収
納装置あるいは設備はその壁材として鋼板、あるいはス
テンレスにコンクリートを積層したものが使用され、そ
れに耐熱材層が積層されて火災や地震等から防護するよ
うに設計されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来知
られている金庫等の壁材は火災や地震等による外的衝撃
に対しては耐性があるものの、カッター、ドリル等の工
具に対しては意外ともろく、錠機構等に万全を期したと
しても無意味となってしまうケースが多かったものであ
る。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明は上記した従来の実情に
着目してなされたもので、工具破壊に対して極めて強
く、また、破壊するとしても長時間を要せざるを得ない
こととして、未然に工具破壊を供なった盗難を防止する
ことができることとする防盗用壁板材の構造を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る防盗用壁板材の構造は母材となる鋳鉄
製板材の少なくとも一方側にアルミナもしくは珪砂ある
いは砂細粒を付設してあることを特徴としている。
【0006】
【作用】上記した構成としたことによって、鋳鉄とアル
ミナ等の併合によって硬度が増大してドリルやカッター
等の穿孔、切断工具、バーナー等に対しても耐性が向上
し、破壊されるまでに長時間を要することとなり、事実
上破壊を供なった窃盗行為は不可能となるのである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施の一例を図面を参照して
説明する。図1は本発明を実施した防盗用壁板材の縦断
面図である。
【0008】この図1にあって1は母材であり、この母
材1は鋳鉄、特に球状黒鉛鋳鉄あるいはねずみ鋳鉄で成
形された板材である。この母材1の少なくとも一方側の
壁面上にはアルミナ2・2…が熔着あるいは焼結されて
備えられている。なお、このアルミナ2・2…は粗目の
珪砂や一般的な砂細粒で代替えすることもできる。
【0009】また、母材1のアルミナ2・2…の付設さ
れた面側には、さらに珪酸ソーダ膜3がハケにより塗布
されて形成されたものとなっている。
【0010】本実施例に係る防盗用壁板材は上記のよう
に構成されている。母材1として鋳鉄を使用することは
一般的に考察すると鋼等に比べて強度が劣ると思われ
る。これは、炭素が結晶組織中に単体で遊離して現れ
る、いわゆる黒鉛のためであるが、この黒鉛特性が逆に
本実施例では目的達成にとって有利となる。即ち、黒鉛
存在による減衰能(振動吸収能力)と耐摩耗性であり、
工具を使用しての破壊に対して耐性がよく、さらに、表
面にアルミナ2・2…等が付設されていることで、硬度
が上がり耐熱性にも優れたものとなっている。また、珪
酸ソーダ膜3を形成すると、加熱された場合に、この珪
酸ソーダ膜3はその性質上膨らんで一層壁板材自体を防
護することとなるのである。
【0011】
【考案の効果】本発明に係る防盗用壁板材の構造は上述
のように構成されている。そのため、ドリルやカッター
による穿孔や切断、ハンマー等による衝打、バーナー等
による熔融、即ち、工具破壊に対して強く、完全に破壊
するまでには長時間を要することとなり、事実上、工具
を用いての窃盗行為は不可能となっているもので、ま
た、その構成上、素材や加工は簡易なもので済むため
に、価格は低廉なものとして需要者に供給することがで
きるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した防盗用壁板材の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 母材 2 アルミナ 3 珪酸ソーダ膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母材となる鋳鉄製板材の少なくとも一方
    側にアルミナもしくは珪砂あるいは砂細粒を付設してあ
    ることを特徴とする防盗用壁板材の構造。
  2. 【請求項2】 アルミナもしくは珪砂あるいは砂細粒を
    付設した面上に珪酸ソーダを塗布してあることを特徴と
    する請求項1に記載の防盗用壁板材の構造。
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