JPH0641568U - 花 器 - Google Patents

花 器

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JPH0641568U
JPH0641568U JP8626492U JP8626492U JPH0641568U JP H0641568 U JPH0641568 U JP H0641568U JP 8626492 U JP8626492 U JP 8626492U JP 8626492 U JP8626492 U JP 8626492U JP H0641568 U JPH0641568 U JP H0641568U
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JP
Japan
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vase
carbon material
materials
flowers
coating
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JP8626492U
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浩二 黒田
英一 石井
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Toyo Tanso Co Ltd
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Toyo Tanso Co Ltd
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】独特の風合と趣を有し、しかも一般消費者が容
易に、しかも簡単に所望の形状のものを製作出来、しか
もかなり軽量で、花や植物の寿命が著しく長くなる花器
を開発すること。 【構成】花器本体の全部又は一部分を炭素材で構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は花器に関する。
【0002】
【従来の技術】
花器や花瓶としては、各種のものが存在し、その形状や材質についても、各種 のものがある。材質としては一般的には、陶磁器やガラス製のものが代表的であ り、また金属製のものも存在する。そしてその材質の特徴と形状、あるいは更に 模様が加わって、独特の趣を醸し出すものである。
【0003】 而して従来の花器については、その趣を主としており、花や植物の寿命を長く しようとする試みは殆ど行われていない。
【0004】 またその大部分は、一般消費者が自由に、自分の望む形状のものを製作するこ とは困難である。
【0005】 たとえば陶磁器製やガラス製の花器については、一般消費者が、これを製作し ようとしても、その技術が難しく、また高温焼成の装置も必要となり、到底自由 に、しかも簡単に製作出来るものではない。
【0006】 更には、金属製のものを除いては、陶磁器やガラス製のものは極めて割れやす く、どこか一か所に傷が入ると、その傷が全体に極めて容易に進行し(所謂ヒビ が入り)、しかも割れた後は、極めて鋭利な刃物と化し、容易に指等を傷つける 。
【0007】 一方金属製のものは、上記の如き欠点がないが、極めて重く、しかも一般消費 者がこれを自由に簡単に製作することは殆ど不可能に近い。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、上記従来の各種花器の上記欠点のない花器 を開発することである。更に詳しくは独特の風合と趣を有し、しかも一般消費者 が容易に、しかも簡単に所望の形状のものを製作出来、しかもかなり軽量で、花 や植物の寿命が著しく長くなる花器を開発することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題は、花器の本体の材質として炭素質の材料を用いることにより、解決 出来る。
【0010】 本考案者の研究に依れば、次のことが明らかとなった。即ち炭素材料たとえば そのブロックは切削することにより、容易に花器の形状に加工出来、しかも通常 黒色であり、独特の深みを有するため、独特の風合と趣をもった花器が得られる 。また炭素材は通常20%前後のポアーを有するため、このポアーに、花や植物 の鮮度保持剤を予め担持せしめることにより、花や植物の寿命を長くすることが 出来る。また、炭素材はポアーを有するため、たとえ一部に傷が生じても、その 傷が他の部分に波及し難く、しかもかなり軽量である。
【0011】 更に本考案者は次の新しい事実も研究により見出した。 即ち、炭素材はポアーを有するため、その表面に耐水性のコーティングを施す ことが望ましく、またこれに触れると、手等を汚染する恐れがあるが、これも上 記コーティングで充分にカバー出来ることも判明した。
【0012】
【考案の作用】
本考案の炭素材としては、無定形の炭素材をはじめ、黒鉛材も有効に使用出来 、その他炭素材として知られている各種のものが包含される。更に若干以下に説 明を追加する。
【0013】 素材は炭素材や黒鉛材等のブロック形状のものを用いる。これらは一般的には 電極材料等、工業用途に広く用いられている種類のものであるが、カッティング の結果生じた剰余材或いは廃材等を利用してブロック材とすれば更に有効である 。
【0014】 ブロック体を所望の形状に加工する。加工自体は簡単な施盤や加工道具で加工 出来る。加工後、その表面に耐水性コーティングを施す。このコーティングは、 代表的には樹脂やその溶液を塗布することで達成される。この際炭素材のもつ本 来の風合を残そうと思えば透明樹脂コーティングを施せば良い。コーティングの 厚みは、水がもれない程度で良い。
【0015】 更に必要に応じ、鮮度保持剤を水や適宜の溶剤に溶解して内部に注入し、炭素 材のポアー中に保持させる。ここで使用する鮮度保持剤としては従来から知られ ているものがすべて使用出来、たとえば抗エチレン剤(たとえばチオ硫酸銀イオ ンを有する化合物)等を代表例として例示出来る。更にこの際、その他の殺菌剤 、防腐剤等と併用することも出来る。また界面活性剤を併用すれば炭素材のポア ー中への薬剤の浸透が更に助長される。
【0016】
【実施例】
【0017】
【実施例1】 黒鉛ブロック(ポアー率20%)を図1に示す花器の形状に加工した。加工物 の外側の表面に透明で耐水性を有するアクリル系合成樹脂のコーティング(厚み 50μm)を全面に施した。次いでコーティングが充分形成された後、チオ硫酸 銀水溶液(2ミリモル濃度)に全体を一昼夜浸漬した。
【0018】
【実施例2】 図1に示す形状の花瓶を実施例1と同様に加工し、以後同様に処理して花瓶を 製作した。
【0019】
【比較例1】 上記実施例2に於いてチオ硫酸銀を全く使用せず、その他は実施例2と同じ様 に処理した。
【0020】
【比較例2】 実施例2とほぼ同じ形状のガラス製市販の花瓶を準備した。
【0021】 上記実施例2、比較例1及び2のそれぞれの花瓶にカーネーション切花を生け 、変化を観察し、表1に示す結果を得た。温度は20℃である。また9日経過後 の残留水の全有機物量を測定した。
【0022】
【表1】
【0023】 但し表1中のSTSとはシリコンチオサルフェートを示す。
【0024】
【効果】
本考案の黒鉛製の花器は水の腐敗抑制の効果があり、切花の日もちは長くなり 、また内面ポア部分への薬剤類の含浸処理が簡単にできるため、老化防止ととも に殺菌、水あげ促進等の相乗効果を伴い、切花のいっそうの長寿命化が期待でき る。
【0025】
【提出日】平成5年2月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 但し表1中のSTSとはシルバーチオサルフェートを示す。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】
【0027】花器の一例の斜視図である。
【0028】
【図2】
【0029】花瓶の一例の斜視図の例である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の全部又は一部分を炭素材で構成した
    ことを特徴とする花器。
  2. 【請求項2】その表面が耐水性処理された請求項1に記
    載の花器。
JP1992086264U 1992-11-19 1992-11-19 生花(いけばな)用花器 Expired - Lifetime JP2604981Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63133161U (ja) * 1987-02-23 1988-08-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63133161U (ja) * 1987-02-23 1988-08-31

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