JPH0641253U - カード型通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 Ｉ／Ｏモデムカード基板がデータ端末装置か
ら簡単に抜けないようにしたものである。 【構成】 モデム機能用又はＩＳＤＮインターフェイス
機能用の回路部品が搭載されたＩ／Ｏモデムカード基板
１１の一方の端部にはデータ端末装置と接続するための
コネクタ部を設け、その他方の端部には回路部品装着部
を設ける。前記Ｉ／Ｏモデムカード基板１１にはその基
板１１がデータ端末装置に接続される方向と直交する方
向のＩ／Ｏモデムカード基板１１の端辺にＩ／Ｏモデム
カード基板抜け防止用切欠部１４ａ、１４ｂを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はカード型通信装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

コンピュータを用いて通信を行うときにはコンピュータとアナログ回線との間 にはモデム装置が設けられる。図２はその概略構成図で、図２において、２１は コンピュータ等からなるデータ端末装置（以下ＤＴＥと称す）で、このＤＴＥ２ １はＲＳ−２３２Ｃ２２を用いてモデム装置２３と接続される。モデム装置２３ はアナログ回線２４に接続される。前記モデム装置２３はＤＴＥ２１の外付けで あるため、設置スペースを必要としたりする関係から、近年モデム装置２３をＤ ＴＥ２１内に収納する手段が採られている。このタイプのものは図３，図４，図 ５に示すようにボードタイプと称されるもので大略すると次の３つに別けること ができる。

【０００３】 図３はＤＴＥ２１本体内のプリント基板２１ａ上にモデム回路機能部２１ｂを 搭載したものである。図４はモデム回路機能部２１ｂを搭載した専用ボード２１ ｃを設け、この専用ボード２１ｃとプリント基板２１ａとを基板渡しコネクタ２ １ｄで接続したものである。図５はＤＴＥ２１にスロット２１ｅを設け、そのス ロット２１ｅの内部に基板コネクタ２１ｆを配設し、スロット２１ｅからエッヂ コネクタ端子２１ｇを有するモデム専用プリント基板２１ｈを差し込むようにし たものである。

【０００４】 上述した図３〜図５においてはそれぞれ特長があり、適宜選択される。図３の タイプは最も小形化が可能であるが、モデム部をＤＴＥ本体と同時に設計しなけ ればならないため、互換性を得ることができない欠点がある。図５は小形化は図 ３のものより劣るけれども標準化が可能で、モデムボードが独立的に設計される ために各種のＤＴＥに共通適用できる。なお、図４は図３と図５の中間的存在の ものである。ＩＳＤＮインターフェイス機能を有する通信装置については、モデ ム装置２３を呼びかえ、更にアナログ回線２４をデイジタル回線（ＩＮＳ６４、 ＩＮＳ１５００）と呼びかえれば同様である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

図６はモデム機能を実現する技術を述べるための説明図で、図６において、３ １はインターフェイス部で、このインターフェイス部３１はバスインターフェイ ス回路、変調、復調、ダイヤリングなどのモデムの基本回路、コマンド解析など のインテリジェント機能、データの誤り制御、圧縮機能などを実現するＣＰＵと その周辺回路および上記回路を接続するグルーロジック回路である。このインタ ーフェイス部３１にはＤＴＥ２１と接続するコネクタ（Ｉ／Ｏモデムカードコネ クタ）３２が設けられている。３３はデータ・アクセス・アレンジメント（ＤＡ Ａ）機能回路で、この回路３３には例えば電話回線へ接続するためのモジュラー コネクタ３４が設けられる。

【０００６】 前記インターフェイス部３１の各回路はＬＳＩ（高集積回路素子）、トランジ スタ、ダイオード、抵抗、コンデンサ等から構成され、これらはほとんど３ｍｍ 以下のＳＭＤ（表面実装部品）で実現される。また、データ・アクセス・アレン ジメント機能回路３３はコネクタ３４を始めとしてライントランスフォーマ、サ ージアブソーバー、バイファイラーチョークなど５ｍｍ以上のリード部品である 。このような部品を用いるのは電話回線に直接接続されて所定のサージ耐圧と特 性を持たねばならないため、それを実現するピン間距離と構造寸法が必要なため である。

【０００７】 上記技術により構成されたモデム装置をＩ／Ｏモデムカード型に形成してＤＴ Ｅ２１に接続させて使用させていると、そのＩ／Ｏモデムカードには電話回線が 接続されているため、この電話回線を何かでひかっけてしまうと、Ｉ／Ｏモデム カードがＤＴＥ２１から抜けてしまう恐れがある。

【０００８】 この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、データ端末装置から簡単に抜 けないようにしたカード型通信装置を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

この考案は上記の目的を達成するために、モデム機能又はＩＳＤＮインターフ ェース機能が搭載されたＩ／Ｏモデムカード基板の一方の端部にデータ端末装置 と接続されるコネクタ部を設けるとともに、他方の端部に回路部品装着部を設け 、かつ前記Ｉ／Ｏモデムカード基板が前記データ端末装置に接続される方向と直 交する方向のＩ／Ｏモデムカード基板の端辺にＩ／Ｏモデムカード基板抜け防止 用切欠部を設けたことを特徴とするものである。

【００１０】

【作用】

Ｉ／Ｏモデムカード基板の端辺に切欠部を形成し、その切欠部をデータ端末装 置に設けられた例えば係合片に係合される。

【００１１】

【実施例】

以下この発明の実施例を図面に基づいて説明する図２から図６と同一部分には 同一符号を付して示す。図１において、１１は図６で述べたイターフェイス部２ １の回路のほとんどが収納されたモデム機能用又はＩＳＤＮインターフェイス機 能用の回路部品が搭載されたプリント基板（図示省略）をモールドして形成され たＩ／Ｏモデムカード基板で、このＩ／Ｏモデムカード基板１１の一方の端部に はデータ端末装置と接続するためのコネクタ部１２が設けられる。また、Ｉ／Ｏ モデムカード基板１１の他方の端部には図６で述べたＤＡＡ機能回路３３を構成 する回路部品装着部１３が設けられる。

【００１２】 前記Ｉ／Ｏモデムカード基板１１にはその基板１１がデータ端末装置に接続さ れる方向と直交する方向のＩ／Ｏモデムカード基板１１の端辺にＩ／Ｏモデムカ ード基板抜け防止用切欠部１４ａ、１４ｂを設ける。この切欠部１４ａ、１４ｂ はＩ／Ｏモデムカード基板１１をデータ端末装置に装着する際、その端末装置に 係合片を突出させておくと、その係合片に係合される。

【００１３】

【考案の効果】

以上述べたように、この考案によれば、Ｉ／Ｏモデムカード基板の一方の端部 にはコネクタ部を設け、他方の端部には回路部品装着部が設けられ、かつＩ／Ｏ モデムカード基板にはＩ／Ｏモデムカード基板抜け防止用切欠部を設けたので、 Ｉ／Ｏモデムカード基板がデータ端末装置から簡単に抜けることがなくなる利点 がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例を示すもので、Ａは平面
図、Ｂは側面図である。

【図２】データ端末装置とモデムとの接続を示す説明図
で出ある。

【図３】ボードタイプのモデム機能搭載例を示す説明図
である。

【図４】図３の別の例を示す説明図である。

【図５】エッヂコネクタ付モデムボードの説明図であ
る。

【図６】モデム機能を実現するための手段を示す説明図
である。

【符号の説明】

１１…Ｉ／Ｏモデムカード基板 １２…コネクタ部 １３…回路部品装着部 １４ａ、１４ｂ…Ｉ／Ｏモデムカード基板抜け防止用切
欠部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩木 哲也 東京都品川区大崎２丁目１番17号 株式会 社明電舎内 (72)考案者 澤田 八郎 東京都港区芝５丁目７番１号 日本電気株 式会社内 (72)考案者 大河 一由 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日本 電気株式会社内 (72)考案者 吉田 真一 神奈川県横浜市港北区新横浜３−24−５ 新横浜ユニオンビルＡＮＮＥＸ７Ｆ ロー ム・カードシステム株式会社内 (72)考案者 永田 正勝 神奈川県横浜市港北区新横浜３−24−５ 新横浜ユニオンビルＡＮＮＥＸ７Ｆ ロー ム・カードシステム株式会社内

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 モデム機能用又はＩＳＤＮインターフェ
   ース機能が搭載されたＩ／Ｏモデムカード基板の一方の
   端部にデータ端末装置と接続されるコネクタ部を設ける
   とともに、他方の端部に回路部品装着部を設け、かつ前
   記Ｉ／Ｏモデムカード基板が前記データ端末装置に接続
   される方向と直交する方向のＩ／Ｏモデムカード基板の
   端辺にＩ／Ｏモデムカード基板抜け防止用切欠部を設け
   たことを特徴とするカード型通信装置。