JPH0640947Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0640947Y2
JPH0640947Y2 JP1565688U JP1565688U JPH0640947Y2 JP H0640947 Y2 JPH0640947 Y2 JP H0640947Y2 JP 1565688 U JP1565688 U JP 1565688U JP 1565688 U JP1565688 U JP 1565688U JP H0640947 Y2 JPH0640947 Y2 JP H0640947Y2
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oil
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、室内の冷暖房等の空気調和を行なう空気調
和機に係り、特に室外ユニット内に収容される複数台の
コンプレッサ間の均油管接続構造を改良した空気調和機
に関する。
(従来の技術) 室内の冷房、暖房あるいは冷暖房等を行なう空気調和機
は、コンプレッサ、室外側熱交換器、膨脹機構および室
内側熱交換器等を順次接続して構成される冷凍サイクル
を備えている。この空気調和機の中には、室外ユニット
内の冷凍サイクルに2台のコンプレッサを並列接続状態
で組み込んだものがある。
室外ユニット組み込まれる2台のコンプレッサは下部同
士が均油管で接続され、この均油管内にオイルを流通さ
せることにより、均油運転時に各コンプレッサ内の油面
レベルを調節制御している。均油運転は空気調和運転と
並行して行なわれ、コンプレッサの運転周波数を所定時
間交互に上昇あるいは下降させることにより行なわれ
る。
(考案が解決しようとする課題) この種の空気調和機では、室外ユニット内に収容される
2台のコンプレッサはその下部に接続パイプを水平に取
付け、この接続パイプの先端に水平方向に延びる均油管
を結合させて2台のコンプレッサ同士を接続している。
しかし、この均油管接続構造では、接続パイプに均油管
を接続するとき、オイル流出の恐れがあり、このオイル
流出を防止するためには特殊なオイル流出防止対策が必
要であったり、また、コンプレッサを傾斜させた状態で
接続しなければならず、作業性が悪かった。また、コン
プレッサの保守、点検等により部品交換などのサービス
を必要とする場合が生じるが、このサービス時にコンプ
レッサ内のオイルが流出して引火し、火災を発生させる
恐れがあった。
また、ツインタイプのコンプレッサから1台のコンプレ
ッサの交換を行なう場合、オイル劣化や炭化の問題から
オイル交換が行なわれるが、このオイル交換時には、正
常側のコンプレッサを室外ユニットから取り出してコン
プレッサ内に収容されたオイルを抜く必要があった。
この考案は上述した事情を考慮してなされたもので、均
油管接続時にオイル流出の恐れがなく、均油管接続作業
の作業性を向上させた空気調和機を提供することを目的
とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) この考案に係る空気調和機は上述した目的を達成するた
めに、冷凍サイクル内に複数台のコンプレッサを並列接
続状態で組み込んだ空気調和機において、前記コンプレ
ッサの下部に取付けられる接続パイプをコンプレッサ内
の油面レベル以上に立上げ、この接続パイプの先端に均
油管を接続して各コンプレッサ同士を接続したものであ
る。
(作用) この空気調和機は冷凍サイクルに並列接続状態で組み込
まれる複数台のコンプレッサの下部に取付けられた接続
パイプを、コンプレッサ内の油面レベル以上に上方に立
上げ、その先端に均油管を接続したから、均油管を接続
パイプに接合させるとき、コンプレッサ内のオイルが接
続パイプを通って流出することがなく、均油管接続作業
の作業性を大幅に改善することができる。
(実施例) 以下、この考案に係る空気調和機の一実施例について添
付図面を参照して説明する。
第2図は室内の冷房・暖房あるいは除湿等の空気調和を
行なうヒートポンプ式空気調和機の一例を示すもので、
この空気調和機は、室外ユニット10および室内ユニット
11内に冷媒を循環させる冷凍サイクル12を備えている。
冷凍サイクル12はコンプレッサ13、四方弁14、室外側熱
交換器15、膨脹機構16、リキッドタンク17、室内側熱交
換器18を順次接続し、四方弁14からアキュムレータ19を
経てコンプレッサ13に戻る冷媒循環回路構成を有する。
膨脹機構16は例えば暖房用温度式膨脹弁16aおよび冷房
用温度式膨脹弁16bを組み合わせたものである。
上記冷凍サイクル12に組み込まれるコンプレッサ13は2
台13a,13bが互いに並列接続されており、各コンプレッ
サ13a,13bの吐出側はオイルセパレータ20a,20bを経て吐
出管21に合流せしめられる。吐出冷媒は冷房運転時には
四方弁14を経て室外側熱交換器15に、暖房運転時には室
内側熱交換器18に案内されるようになっている。
一方、オイルセパレータ20a,20bは各コンプレッサ13a,1
3bの吐出分岐配管21a,21bに設けられ、上記オイルセパ
レータ20a,20bにて回収されたオイルは、各オイル戻し
管22a,22bを通ってコンプレッサ13a,13bの吸込側に案内
され、各吸込分岐配管24a,24bからコンプレッサ13a,13b
内に戻される。オイルセパレータ20a,20bにて回収でき
なかったオイルは冷凍サイクル12内を一巡して冷媒吸込
管24から各吸込分岐配管24a,24bに分流されて、各コン
プレッサ13a,13bに戻される。
また、各コンプレッサ13a,13bはインバータ装置25a,25b
により運転周波数制御されて駆動され、能力可変構造に
構成される。インバータ装置25a,25bは室外マイコン等
のコントローラ26からの出力信号により運転制御され
る。
他方、2台のコンプレッサ13a,13bを収容した室外ユニ
ット10は第3図に示される構造を有する。室外ユニット
10のユニットケーシング30内は仕切板31および送風機ベ
ース32により上部、中間および下部のチャンバ33,34,35
に区画される。下部チャンバ35には2台のコンプレッサ
13a,13bやリキッドタンク17、アキュムレータ19が収容
されるとともに、上記コンプレッサ13a,13bの運転周波
数制御を行なうインバータ装置25a,25bやインバータ装
置25a,25bの駆動制御を行なう室外マイコン等のコント
ーラ26が収容される。コントローラ26はその出力によ
り、インバータ装置25a,25bやコンプレッサ13a,13b、四
方弁14および室外側送風機36の駆動を制御している。
上記室外側送風機36は、上部チャンバ33内送風機ベース
32上に複数台、例えば4台設置されるとともに、ユニッ
トケーシング30内の中間チャンバ34には、W型配置の室
外側熱交換器15a,15bが収容される。
ところで、ユニットケーシング30の下部チャンバ35内に
収容される2台のコンプレッサ13a,13bは、第1図に示
すように、サブ底板38上に硬質ゴム等の高めの硬度を有
する防振装置39を介してそれぞれ支持される。サブ底板
38はユニットケーシング30の底板30aにスプリングを用
いたばね防振等の防振装置40を介して支持される。この
結果、各コンプレッサ13a,13bはユニットケーシング30
の底板30aに2重防振構造を介して支持され、コンプレ
ッサ運転時に底板30aへの影響を極力抑制している。
一方、各コンプレッサ13a,13bの下部には接続パイプ42
a,42bが固着される。接続パイプ42a,42bは、その先端の
自由端側が上方に折曲され、コンプレッサ13a,13bの油
面レベルOL、例えば、基準油面レベルより上方に立上っ
ている。接続パイプ42a,42bの自由端にほぼ水平方向に
延びる均油管43が接続される。均油管43の両端部は下方
に折曲されて接続パイプ42a,42bに溶接等により接合せ
しめられるが、均油管43の両端部を折曲させる代りに、
接続パイプ42a,42bの先端部を水平方向に折曲させても
よい。
均油管43を接続パイプ42a,42bに上述した方法で接続す
ることにより、均油管43はコンプレッサ13a,13b内の油
面レベルOLより上方に高さHの位置にセットされる。こ
のため、均油管43を接続パイプ42a,42bに接続させると
き、コンプレッサ13a,13bからのオイルの流出を確実に
防止できる。
コンプレッサ13a,13b同士が均油管43で接続されるの
で、コンプレッサ13a,13b間で振動の影響を受け易い
が、両コンプレッサ13a,13bはユニットケーシング30の
底板30a上に2重防振構造を介して支持されるため、各
コンプレッサ13a,13b間の振動の影響を極力抑制しつつ
底板30aへの振動伝達を少なくしている。
また、コンプレッサ13a,13bのケース45下部、例えば下
方湾曲部や底部に、第4図に示すようにオイル孔46が形
成され、このオイル孔46に端栓47がねじ結合等により着
脱自在に取付けられる。オイル孔46は端栓47により閉塞
される。
次に、空気調和機の作用を説明する。
この空気調和機にて冷房運転を行なう場合には、コンプ
レッサ13a,13bを起動させることにより冷凍サイクル12
の運転が開始され、コンプレッサ13a,13bから吐出され
た冷媒は実線矢印aで示すように案内され、室内側熱交
換器18で室内空気を冷却して室内を冷房する。
暖房運転時には、四方弁14を暖房運転側に切り換える。
これにより、コンプレッサ13a,13bからの吐出冷媒は破
線矢印bで示すように案内され、室内側熱交換器18で室
内空気をあたため、室内を暖房する。
また、前記空気調和機で室外ユニット10内に2台のコン
プレッサ13a,13bを収納させる場合、各コンプレッサ13
a,13bは均油管43で接続されるが、このとき、均油管43
はその接続口部がコンプレッサ13a,13bの油面レベルOL
からほぼ高さHのヘッド差を有する。このため、均油管
43を接続パイプ42a,42bに接続するとき、コンプレッサ1
3a,13b内のオイルが接続パイプ42a,42bから流出するこ
とがないので、オイル流出対策が不要となり、均油管接
続作業を簡単かつ容易に行なうことができる。
さらに、保守・点検等により並設された2台のコンプレ
ッサ13a,13bのうち1台を交換させる場合には、オイル
の劣化や炭化の問題からオイル交換が行なわれるが、こ
のオイル交換はオイル孔46から端栓47を取り除くことに
より容易に行なうことができる。
なお、一実施例では室外ユニット内に2台のコンプレッ
サを収納した例を示したが、収納されるコンプレッサは
3台以上であってもよい。
〔考案の効果〕
以上に述べたようにこの考案に係る空気調和機において
は、コンプレッサ下部に取付けられる接続パイプをコン
プレッサ内の油面レベル以上に立上げ、この接続パイプ
の先端に均油管を接続してコンプレッサ同士を接続した
から、均油管の接続時にコンプレッサ内のオイル流出対
策が不要となり、均油管の接続作業を簡単かつ容易に行
なうことができ、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る空気調和機の室外ユニット内に
組み込まれるコンプレッサの配置構造を示す側面図、第
2図はこの考案に係る空気調和機の一実施例を示す冷凍
サイクル図、第3図は上記空気調和機に用いられる室外
ユニットの分解斜視図、第4図は前記コンプレッサに設
けられるオイル孔を示す図である。 10……室外ユニット、11……室内ユニット、12……冷凍
サイクル、13,13a,13b……コンプレッサ、14……四方
弁、15,15a,15b……室外側熱交換器、16……膨脹機構、
17……リキッドタンク、18……室内側熱交換器、20a,20
b……オイルセパレータ、21……冷媒吐出管、24……冷
媒吸込管、25a,25b……インバータ装置、26……コント
ローラ、30……ユニットケーシング、30a……底板、33,
34,35……チャンバ、38……サブ底板、39,40……防振装
置、45……コンプレッサケース、46……オイル孔、47…
…端栓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍サイクル内に複数台のコンプレッサを
    並列接続状態で組み込んだ空気調和機において、前記コ
    ンプレッサの下部に取付けられる接続パイプをコンプレ
    ッサ内の油面レベル以上に立上げ、この接続パイプの先
    端に均油管を接続して各コンプレッサ同士を接続したこ
    とを特徴とする空気調和機。
JP1565688U 1988-02-10 1988-02-10 空気調和機 Expired - Lifetime JPH0640947Y2 (ja)

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JP1565688U JPH0640947Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10 空気調和機

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JP1565688U JPH0640947Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10 空気調和機

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JPH01119887U JPH01119887U (ja) 1989-08-14
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JP2552278Y2 (ja) * 1990-05-21 1997-10-29 三菱重工業株式会社 冷凍装置

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